JPH07247848A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
内燃機関の吸気装置Info
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- JPH07247848A JPH07247848A JP6040091A JP4009194A JPH07247848A JP H07247848 A JPH07247848 A JP H07247848A JP 6040091 A JP6040091 A JP 6040091A JP 4009194 A JP4009194 A JP 4009194A JP H07247848 A JPH07247848 A JP H07247848A
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- swirl control
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- intake
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内燃機関の吸気装置において、スワールコン
トロールバルブによる吸気流の制御性を改善する。 【構成】 吸気通路２の内壁面２１からスワールコント
ロールバルブ５の閉時にスワールコントロールバルブ５
の外周縁部１０を当接させるストッパー突起部３を凸状
に隆起させる。
トロールバルブによる吸気流の制御性を改善する。 【構成】 吸気通路２の内壁面２１からスワールコント
ロールバルブ５の閉時にスワールコントロールバルブ５
の外周縁部１０を当接させるストッパー突起部３を凸状
に隆起させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸気装置の
改良に関するものである。
改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】混合気の空燃比をリーン化しても安定し
た燃焼を得る方法として、燃焼室に適度なスワールない
しタンブルの旋回流を生起することが有効である。
た燃焼を得る方法として、燃焼室に適度なスワールない
しタンブルの旋回流を生起することが有効である。
【０００３】スワールないしタンブルを生起する装置と
して、例えば実開平４−１４７３５号公報にも見られる
ように、燃焼室に吸入される吸気を運転条件に応じて絞
るスワールコントロールバルブを備えるものがある。
して、例えば実開平４−１４７３５号公報にも見られる
ように、燃焼室に吸入される吸気を運転条件に応じて絞
るスワールコントロールバルブを備えるものがある。
【０００４】従来例えば図４に示すように、スワールコ
ントロールバル５は吸気通路２に回転軸６を介して回動
可能に支持され、その閉時に吸気を通す切欠き部８が形
成されている。
ントロールバル５は吸気通路２に回転軸６を介して回動
可能に支持され、その閉時に吸気を通す切欠き部８が形
成されている。
【０００５】低速時等の運転条件で、スワールコントロ
ールバルブ５が閉弁すると、吸気の大部分が切欠き部８
を通って導かれることにより、燃焼室１に流入する吸気
流速を高めて、燃焼室１にスワールないしタンブルの旋
回流を生起するようになっている。
ールバルブ５が閉弁すると、吸気の大部分が切欠き部８
を通って導かれることにより、燃焼室１に流入する吸気
流速を高めて、燃焼室１にスワールないしタンブルの旋
回流を生起するようになっている。
【０００６】スワールコントロールバルブ５が閉弁した
状態では、スワールコントロールバルブ５の外周縁部１
０は吸気通路２の内壁面２１に対して間隙２０を持ち、
各部の寸法公差や取付公差を確保するとともに、あるい
はデポジットの付着によるカジリ等を防止するために、
所定の寸法に設定される。
状態では、スワールコントロールバルブ５の外周縁部１
０は吸気通路２の内壁面２１に対して間隙２０を持ち、
各部の寸法公差や取付公差を確保するとともに、あるい
はデポジットの付着によるカジリ等を防止するために、
所定の寸法に設定される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の吸気装置は、スワールコントロールバルブ５
が閉弁した状態において、吸気の一部が間隙２０を通っ
て流れるため、間隙２０のクリアランスが大きくなると
切欠き部８を通って流れる吸気流量が減り、燃焼室１に
生起されるスワールないしタンブルの勢力が低下する。
このため、間隙２０のクリアランスが大きくなると、安
定した燃焼性が得られるリーン限界空燃比が低下して、
燃費の悪化を招く。
うな従来の吸気装置は、スワールコントロールバルブ５
が閉弁した状態において、吸気の一部が間隙２０を通っ
て流れるため、間隙２０のクリアランスが大きくなると
切欠き部８を通って流れる吸気流量が減り、燃焼室１に
生起されるスワールないしタンブルの勢力が低下する。
このため、間隙２０のクリアランスが大きくなると、安
定した燃焼性が得られるリーン限界空燃比が低下して、
燃費の悪化を招く。
【０００８】これに対処して間隙２０のクリアランスを
小さくすると、スワールコントロールバルブ５や吸気通
路２に要求される加工精度や組付け精度が高まり、生産
性が悪化したり、あるいはデポジットの付着によるカジ
リ等を起こす可能性がある。また、間隙２０のクリアラ
ンスを小さくすると、燃料噴射弁４から噴射された燃料
がスワールコントロールバルブ５と吸気通路２の内壁面
２１の間に溜まり、スワールコントロールバルブ５の開
弁作動に伴って燃焼室１に供給される燃料量が過剰とな
り、燃焼室１から排出される未燃焼ＨＣの排出量が増加
するという問題点が生じる。
小さくすると、スワールコントロールバルブ５や吸気通
路２に要求される加工精度や組付け精度が高まり、生産
性が悪化したり、あるいはデポジットの付着によるカジ
リ等を起こす可能性がある。また、間隙２０のクリアラ
ンスを小さくすると、燃料噴射弁４から噴射された燃料
がスワールコントロールバルブ５と吸気通路２の内壁面
２１の間に溜まり、スワールコントロールバルブ５の開
弁作動に伴って燃焼室１に供給される燃料量が過剰とな
り、燃焼室１から排出される未燃焼ＨＣの排出量が増加
するという問題点が生じる。
【０００９】本発明は上記の問題点に着目し、内燃機関
の吸気装置において、スワールコントロールバルブによ
る吸気流の制御性を改善することを目的とする。
の吸気装置において、スワールコントロールバルブによ
る吸気流の制御性を改善することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
吸気通路に回転軸を介して回動可能に支持されるスワー
ルコントロールバルブを備え、スワールコントロールバ
ルブにその閉時に吸気を通す切欠き部と、吸気通路の内
壁面に間隙を持って対峙する外周縁部を形成する内燃機
関の吸気装置において、吸気通路の内壁面からスワール
コントロールバルブの閉時にスワールコントロールバル
ブの外周縁部を当接させるストッパー突起部を凸状に隆
起させる。
吸気通路に回転軸を介して回動可能に支持されるスワー
ルコントロールバルブを備え、スワールコントロールバ
ルブにその閉時に吸気を通す切欠き部と、吸気通路の内
壁面に間隙を持って対峙する外周縁部を形成する内燃機
関の吸気装置において、吸気通路の内壁面からスワール
コントロールバルブの閉時にスワールコントロールバル
ブの外周縁部を当接させるストッパー突起部を凸状に隆
起させる。
【００１１】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、ストッパー突起部を吸気通路中心について
スワールコントロールバルブの切欠き部と対称的に配置
する。
明において、ストッパー突起部を吸気通路中心について
スワールコントロールバルブの切欠き部と対称的に配置
する。
【００１２】請求項３記載の発明は、請求項１または２
のいずれかに記載の発明において、ストッパー突起部
に、スワールコントロールバルブの外周縁部に対する接
合部から吸気通路の上流側に向けて傾斜して延びるスロ
ープ部を形成する。
のいずれかに記載の発明において、ストッパー突起部
に、スワールコントロールバルブの外周縁部に対する接
合部から吸気通路の上流側に向けて傾斜して延びるスロ
ープ部を形成する。
【００１３】
【作用】請求項１記載の発明において、吸気通路の内壁
面から凸状に隆起したストッパー突起部は、スワールコ
ントロールバルブの全閉時にスワールコントロールバル
ブの外周縁部を当接させて、間隙を通過する吸気流を止
めることにより、切欠き部を通過する吸気流量を増や
す。これにより、燃焼室に生起されるスワールないしタ
ンブルの勢力を高めて、希薄混合気を供給しても安定し
た燃焼性が得られる。
面から凸状に隆起したストッパー突起部は、スワールコ
ントロールバルブの全閉時にスワールコントロールバル
ブの外周縁部を当接させて、間隙を通過する吸気流を止
めることにより、切欠き部を通過する吸気流量を増や
す。これにより、燃焼室に生起されるスワールないしタ
ンブルの勢力を高めて、希薄混合気を供給しても安定し
た燃焼性が得られる。
【００１４】ストッパー突起部を設けることにより、間
隙のクリアランスをある程度大きくしても、所期の吸気
流速が得られるため、スワールコントロールバルブおよ
びその周辺各部の寸法公差や取付公差を十分に確保して
生産性を高められるとともに、デポジットの付着による
カジリ等を防止することができる。
隙のクリアランスをある程度大きくしても、所期の吸気
流速が得られるため、スワールコントロールバルブおよ
びその周辺各部の寸法公差や取付公差を十分に確保して
生産性を高められるとともに、デポジットの付着による
カジリ等を防止することができる。
【００１５】また、ストッパー突起部をスワールコント
ロールバルブ５の外周縁部に対して部分的に接合させる
ことにより、スワールコントロールバルブの全閉時に燃
料がスワールコントロールバルブとストッパー突起部の
間に溜まることを防止し、スワールコントロールバルブ
の開弁作動に伴って燃焼室に供給される燃料量が過剰と
なることを回避し、燃焼室から排出される未燃焼ＨＣの
排出量が増加することを抑えられる。
ロールバルブ５の外周縁部に対して部分的に接合させる
ことにより、スワールコントロールバルブの全閉時に燃
料がスワールコントロールバルブとストッパー突起部の
間に溜まることを防止し、スワールコントロールバルブ
の開弁作動に伴って燃焼室に供給される燃料量が過剰と
なることを回避し、燃焼室から排出される未燃焼ＨＣの
排出量が増加することを抑えられる。
【００１６】請求項２記載の発明において、吸気通路中
心についてスワールコントロールバルブの切欠き部と対
称的に配置されたストッパー突起部は、間隙を通過する
吸気流のうち燃焼室に生起されるスワールないしタンブ
ルに対向して流れようとする吸気流を止めて、燃焼室に
生起されるスワールないしタンブルの勢力を有効に高め
ることができる。
心についてスワールコントロールバルブの切欠き部と対
称的に配置されたストッパー突起部は、間隙を通過する
吸気流のうち燃焼室に生起されるスワールないしタンブ
ルに対向して流れようとする吸気流を止めて、燃焼室に
生起されるスワールないしタンブルの勢力を有効に高め
ることができる。
【００１７】請求項３記載の発明において、ストッパー
突起部は、スワールコントロールバルブの外周縁部に接
合する接合部から吸気通路の上流側に向けて傾斜して延
びるスロープ部は、スワールコントロールバルブの開時
における吸気の流れを円滑にし、吸気充填効率を高めら
れる。
突起部は、スワールコントロールバルブの外周縁部に接
合する接合部から吸気通路の上流側に向けて傾斜して延
びるスロープ部は、スワールコントロールバルブの開時
における吸気の流れを円滑にし、吸気充填効率を高めら
れる。
【００１８】
【実施例】以下、本発明を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
【００１９】図１において、５はスワールコントロール
バルブ、２は機関の吸気通路、１は燃焼室である。吸気
通路２は１つの気筒の燃焼室１に開口する２本の吸気ポ
ートに分岐しており、各吸気ポートの燃焼室１に対する
開口部を機関回転に同期して開閉する吸気弁がそれぞれ
設けられている。
バルブ、２は機関の吸気通路、１は燃焼室である。吸気
通路２は１つの気筒の燃焼室１に開口する２本の吸気ポ
ートに分岐しており、各吸気ポートの燃焼室１に対する
開口部を機関回転に同期して開閉する吸気弁がそれぞれ
設けられている。
【００２０】吸気通路２のスワールコントロールバルブ
５の上方に燃料噴射弁４が設置される。吸気通路２の内
壁面２１に燃料噴射弁４が臨む凹部７が形成される。燃
料噴射弁４の燃料噴射方向は吸気弁の傘裏部に向けられ
ている。
５の上方に燃料噴射弁４が設置される。吸気通路２の内
壁面２１に燃料噴射弁４が臨む凹部７が形成される。燃
料噴射弁４の燃料噴射方向は吸気弁の傘裏部に向けられ
ている。
【００２１】図２に示すように、スワールコントロール
バルブ５は回転軸６を介して回動可能に支持されてい
る。回転軸６はダイヤフラム式アクチュエータ１１によ
って、吸気通路２の通路中心線と略平行な全開位置か
ら、吸気通路２の通路中心線に対して略直交する全閉位
置にわたって回転駆動される。制御装置は機関の運転状
態に応じて予め設定されたマップの内容にしたがってス
ワールコントロールバルブ５の開度を制御する。
バルブ５は回転軸６を介して回動可能に支持されてい
る。回転軸６はダイヤフラム式アクチュエータ１１によ
って、吸気通路２の通路中心線と略平行な全開位置か
ら、吸気通路２の通路中心線に対して略直交する全閉位
置にわたって回転駆動される。制御装置は機関の運転状
態に応じて予め設定されたマップの内容にしたがってス
ワールコントロールバルブ５の開度を制御する。
【００２２】薄板状のスワールコントロールバルブ５
は、その全閉位置にある状態において、吸気通路２の内
壁面２１に所定の間隙２０をもって対峙する長円形の外
周縁部１０と、吸気通路２の内壁面２１から大きく離れ
て吸気を通す切欠き部８とを有する。
は、その全閉位置にある状態において、吸気通路２の内
壁面２１に所定の間隙２０をもって対峙する長円形の外
周縁部１０と、吸気通路２の内壁面２１から大きく離れ
て吸気を通す切欠き部８とを有する。
【００２３】スワールコントロールバルブ５が全閉位置
にある状態で、切欠き部８は吸気通路２の通路中心に対
してオフセットして開口し、図３の（ｂ）図において、
吸気通路中心に対して中央上方１と右上斜め側方７およ
び右側方４にかけて形成される。
にある状態で、切欠き部８は吸気通路２の通路中心に対
してオフセットして開口し、図３の（ｂ）図において、
吸気通路中心に対して中央上方１と右上斜め側方７およ
び右側方４にかけて形成される。
【００２４】スワールコントロールバルブ５の外周縁部
１０と吸気通路２の間隙２０は、各部の寸法公差や取付
公差を確保するとともに、あるいはデポジットの付着に
よるカジリ等を防止するために、所定の寸法に設定され
る。
１０と吸気通路２の間隙２０は、各部の寸法公差や取付
公差を確保するとともに、あるいはデポジットの付着に
よるカジリ等を防止するために、所定の寸法に設定され
る。
【００２５】間隙２０を通る吸気流を止めるために、吸
気通路２の内壁面２１から凸状に隆起したストッパー突
起部３が形成される。スワールコントロールバルブ５が
全閉位置にある状態において、ストッパー突起部３はス
ワールコントロールバルブ５の外周縁部１０を当接させ
るように配置される。
気通路２の内壁面２１から凸状に隆起したストッパー突
起部３が形成される。スワールコントロールバルブ５が
全閉位置にある状態において、ストッパー突起部３はス
ワールコントロールバルブ５の外周縁部１０を当接させ
るように配置される。
【００２６】ストッパー突起部３は吸気通路中心につい
てスワールコントロールバルブ５の切欠き部８と対称的
に配置される。すなわち、ストッパー突起部３は、図３
の（ｂ）図において、中央下方２と左下斜め側方８およ
び左側方３にかけて形成される。
てスワールコントロールバルブ５の切欠き部８と対称的
に配置される。すなわち、ストッパー突起部３は、図３
の（ｂ）図において、中央下方２と左下斜め側方８およ
び左側方３にかけて形成される。
【００２７】ストッパー突起部３の断面形は、スワール
コントロールバルブ５の外周縁部１０に接合する接合部
１２と、接合部１２から吸気通路２の上流側に向けて傾
斜して延びるスロープ部１３とを有する。
コントロールバルブ５の外周縁部１０に接合する接合部
１２と、接合部１２から吸気通路２の上流側に向けて傾
斜して延びるスロープ部１３とを有する。
【００２８】接合部１２の突出高さは、スワールコント
ロールバルブ５の外周縁部１０と吸気通路２の間隙２０
より任意の比率で大きく設定され、各部の寸法公差や取
付公差の範囲内でスワールコントロールバルブ５に対し
てある程度の接合巾を確保するようになっている。
ロールバルブ５の外周縁部１０と吸気通路２の間隙２０
より任意の比率で大きく設定され、各部の寸法公差や取
付公差の範囲内でスワールコントロールバルブ５に対し
てある程度の接合巾を確保するようになっている。
【００２９】スロープ部１３は吸気通路２の内壁面２１
に対する突出高さが吸気通路２の上流側から下流側にか
けて漸次大きくなるように形成される。
に対する突出高さが吸気通路２の上流側から下流側にか
けて漸次大きくなるように形成される。
【００３０】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【００３１】低速時等の運転条件で、スワールコントロ
ールバルブ５が閉弁すると、吸気の大部分が切欠き部８
を通って一方の吸気ポートに導かれ、吸気通路２から燃
焼室１に流入する吸気流速を高めて、燃焼室１にスワー
ルないしタンブルを生起する。スワールないしタンブル
により燃料噴霧と空気の混合が促進され、良好な燃焼性
が得られる。
ールバルブ５が閉弁すると、吸気の大部分が切欠き部８
を通って一方の吸気ポートに導かれ、吸気通路２から燃
焼室１に流入する吸気流速を高めて、燃焼室１にスワー
ルないしタンブルを生起する。スワールないしタンブル
により燃料噴霧と空気の混合が促進され、良好な燃焼性
が得られる。
【００３２】スワールコントロールバルブ５が閉弁した
状態において、吸気の一部は間隙２０を通って流れるた
め、間隙２０が大きくなると切欠き部８を通って一方の
吸気ポートに導かれる吸気流量が減り、燃焼室１に生起
されるスワールないしタンブルの勢力が低下する。
状態において、吸気の一部は間隙２０を通って流れるた
め、間隙２０が大きくなると切欠き部８を通って一方の
吸気ポートに導かれる吸気流量が減り、燃焼室１に生起
されるスワールないしタンブルの勢力が低下する。
【００３３】これに対処して本発明は、スワールコント
ロールバルブ５の外周縁部１０を当接させるストッパー
突起部３が吸気通路２の内壁面２１から凸状に隆起して
形成したため、スワールコントロールバルブ５の全閉時
にストッパー突起部３を介して間隙２０を通過する吸気
流を止めて、切欠き部８を通過する吸気流量を増やすこ
とにより、燃焼室１に生起されるスワールないしタンブ
ルの勢力を高めることができる。
ロールバルブ５の外周縁部１０を当接させるストッパー
突起部３が吸気通路２の内壁面２１から凸状に隆起して
形成したため、スワールコントロールバルブ５の全閉時
にストッパー突起部３を介して間隙２０を通過する吸気
流を止めて、切欠き部８を通過する吸気流量を増やすこ
とにより、燃焼室１に生起されるスワールないしタンブ
ルの勢力を高めることができる。
【００３４】このようにストッパー突起部３を設けるこ
とにより、間隙２０のクリアランスを大きくしても、所
期の吸気流速が得られるため、スワールコントロールバ
ルブ５およびその周辺各部の寸法公差や取付公差を十分
に確保して生産性を高められるとともに、デポジットの
付着によるカジリ等を防止することができる。
とにより、間隙２０のクリアランスを大きくしても、所
期の吸気流速が得られるため、スワールコントロールバ
ルブ５およびその周辺各部の寸法公差や取付公差を十分
に確保して生産性を高められるとともに、デポジットの
付着によるカジリ等を防止することができる。
【００３５】ストッパー突起部３を吸気通路中心につい
てスワールコントロールバルブ５の切欠き部８と対称的
に配置したため、間隙２０を通過する吸気流のうち燃焼
室１に生起されるスワールないしタンブルに対向して流
れようとする吸気流を止めて、燃焼室１に生起されるス
ワールないしタンブルの勢力を有効に高めることがで
き、希薄混合気を供給しても安定した燃焼性が得られ
る。
てスワールコントロールバルブ５の切欠き部８と対称的
に配置したため、間隙２０を通過する吸気流のうち燃焼
室１に生起されるスワールないしタンブルに対向して流
れようとする吸気流を止めて、燃焼室１に生起されるス
ワールないしタンブルの勢力を有効に高めることがで
き、希薄混合気を供給しても安定した燃焼性が得られ
る。
【００３６】図３の（ａ）図は、ストッパー突起部３を
を図３の（ｂ）図に示す１〜８の各位置に形成した場合
に、安定した燃焼性が得られるリーン限界空燃比を測定
した結果を示している。この実験結果から、この実施例
においてストッパー突起部３配置された吸気通路中心に
ついて切欠き部８と対向する中央下方２と左下斜め側方
８および左側方３においてリーン限界空燃比を高められ
ることがわかる。なお、図中０の特性は、前記図１に示
した従来装置もので、リーン限界空燃比が低下すること
がわかる。
を図３の（ｂ）図に示す１〜８の各位置に形成した場合
に、安定した燃焼性が得られるリーン限界空燃比を測定
した結果を示している。この実験結果から、この実施例
においてストッパー突起部３配置された吸気通路中心に
ついて切欠き部８と対向する中央下方２と左下斜め側方
８および左側方３においてリーン限界空燃比を高められ
ることがわかる。なお、図中０の特性は、前記図１に示
した従来装置もので、リーン限界空燃比が低下すること
がわかる。
【００３７】また、ストッパー突起部３をスワールコン
トロールバルブ５の外周縁部１０の全周にわたって形成
することも考えられるが、その場合、燃料噴射弁４から
噴射された燃料がスワールコントロールバルブ５とスト
ッパー突起部３の間に溜まり、スワールコントロールバ
ルブ５の開弁作動に伴って燃焼室１に供給される燃料量
が過剰となり、燃焼室１から排出される未燃焼ＨＣの排
出量が増加する。
トロールバルブ５の外周縁部１０の全周にわたって形成
することも考えられるが、その場合、燃料噴射弁４から
噴射された燃料がスワールコントロールバルブ５とスト
ッパー突起部３の間に溜まり、スワールコントロールバ
ルブ５の開弁作動に伴って燃焼室１に供給される燃料量
が過剰となり、燃焼室１から排出される未燃焼ＨＣの排
出量が増加する。
【００３８】これに対処して、ストッパー突起部３をス
ワールコントロールバルブ５の外周縁部１０に対して部
分的に形成しているため、スワールコントロールバルブ
５の全閉時に燃料がスワールコントロールバルブ５とス
トッパー突起部３の間に溜まることを防止できる。
ワールコントロールバルブ５の外周縁部１０に対して部
分的に形成しているため、スワールコントロールバルブ
５の全閉時に燃料がスワールコントロールバルブ５とス
トッパー突起部３の間に溜まることを防止できる。
【００３９】ストッパー突起部３は、スワールコントロ
ールバルブ５の外周縁部１０に接合する接合部１２から
吸気通路２の上流側に向けて傾斜して延びるスロープ部
１３を有するため、スワールコントロールバルブ５の開
時における吸気の流れを円滑にし、吸気充填効率を高め
られる。
ールバルブ５の外周縁部１０に接合する接合部１２から
吸気通路２の上流側に向けて傾斜して延びるスロープ部
１３を有するため、スワールコントロールバルブ５の開
時における吸気の流れを円滑にし、吸気充填効率を高め
られる。
【００４０】
【発明の効果】以上説明したように請求項１記載の発明
は、吸気通路に回転軸を介して回動可能に支持されるス
ワールコントロールバルブを備え、スワールコントロー
ルバルブにその閉時に吸気を通す切欠き部と、吸気通路
の内壁面に間隙を持って対峙する外周縁部を形成する内
燃機関の吸気装置において、吸気通路の内壁面からスワ
ールコントロールバルブの閉時にスワールコントロール
バルブの外周縁部を当接させるストッパー突起部を凸状
に隆起させたため、ストッパー突起部はスワールコント
ロールバルブの全閉時に間隙を通過する吸気流を止める
ことにより、切欠き部を通過する吸気流量を増やし、燃
焼室に生起されるスワールないしタンブルの勢力を高め
て、希薄混合気を供給しても安定した燃焼性が得られ
る。また、間隙のクリアランスを大きくすることが可能
となり、スワールコントロールバルブおよびその周辺各
部の寸法公差や取付公差を十分に確保して生産性を高め
られるとともに、デポジットの付着によるカジリ等を防
止することができる。
は、吸気通路に回転軸を介して回動可能に支持されるス
ワールコントロールバルブを備え、スワールコントロー
ルバルブにその閉時に吸気を通す切欠き部と、吸気通路
の内壁面に間隙を持って対峙する外周縁部を形成する内
燃機関の吸気装置において、吸気通路の内壁面からスワ
ールコントロールバルブの閉時にスワールコントロール
バルブの外周縁部を当接させるストッパー突起部を凸状
に隆起させたため、ストッパー突起部はスワールコント
ロールバルブの全閉時に間隙を通過する吸気流を止める
ことにより、切欠き部を通過する吸気流量を増やし、燃
焼室に生起されるスワールないしタンブルの勢力を高め
て、希薄混合気を供給しても安定した燃焼性が得られ
る。また、間隙のクリアランスを大きくすることが可能
となり、スワールコントロールバルブおよびその周辺各
部の寸法公差や取付公差を十分に確保して生産性を高め
られるとともに、デポジットの付着によるカジリ等を防
止することができる。
【００４１】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、ストッパー突起部を吸気通路中心について
スワールコントロールバルブの切欠き部と対称的に配置
したため、燃焼室に生起されるスワールないしタンブル
の勢力を有効に高めて、リーン限界空燃比を高めること
ができる。
明において、ストッパー突起部を吸気通路中心について
スワールコントロールバルブの切欠き部と対称的に配置
したため、燃焼室に生起されるスワールないしタンブル
の勢力を有効に高めて、リーン限界空燃比を高めること
ができる。
【００４２】請求項３記載の発明は、請求項１または２
のいずれかに記載の発明において、ストッパー突起部
に、スワールコントロールバルブの外周縁部に対する接
合部から吸気通路の上流側に向けて傾斜して延びるスロ
ープ部を形成したため、スロープ部を介してスワールコ
ントロールバルブの開時における吸気の流れを円滑に
し、吸気充填効率を高められる。
のいずれかに記載の発明において、ストッパー突起部
に、スワールコントロールバルブの外周縁部に対する接
合部から吸気通路の上流側に向けて傾斜して延びるスロ
ープ部を形成したため、スロープ部を介してスワールコ
ントロールバルブの開時における吸気の流れを円滑に
し、吸気充填効率を高められる。
【図１】本発明の実施例を示す吸気通路等の断面図。
【図２】同じくスワールコントロールバルブ等の斜視
図。
図。
【図３】同じく切欠き部の配置とリーン限界空燃比の関
係を示す特性図。
係を示す特性図。
【図４】従来例を示す吸気通路等の断面図。
１ 燃焼室 ２ 吸気通路 ３ ストッパー突起部 ５ スワールコントロールバルブ ６ 回転軸 ８ 切欠き部 １０ 外周縁部 １３ スロープ部 ２０ 間隙 ２１ 吸気通路内壁面
Claims (3)
- 【請求項１】吸気通路に回転軸を介して回動可能に支持
されるスワールコントロールバルブを備え、スワールコ
ントロールバルブにその閉時に吸気を通す切欠き部と、
吸気通路の内壁面に間隙を持って対峙する外周縁部を形
成する内燃機関の吸気装置において、吸気通路の内壁面
からスワールコントロールバルブの閉時にスワールコン
トロールバルブの外周縁部を当接させるストッパー突起
部を凸状に隆起させたことを特徴とする内燃機関の吸気
装置。 - 【請求項２】ストッパー突起部を吸気通路中心について
スワールコントロールバルブの切欠き部と対称的に配置
したことを特徴とする請求項１記載の内燃機関の吸気装
置。 - 【請求項３】ストッパー突起部に、スワールコントロー
ルバルブの外周縁部に対する接合部から吸気通路の上流
側に向けて傾斜して延びるスロープ部を形成したことを
特徴とする請求項１または２のいずれかに記載の内燃機
関の吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6040091A JPH07247848A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 内燃機関の吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6040091A JPH07247848A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 内燃機関の吸気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07247848A true JPH07247848A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12571224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6040091A Pending JPH07247848A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 内燃機関の吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07247848A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10245478B4 (de) * | 2001-12-24 | 2006-03-23 | Hyundai Motor Co. | Aufladevorrichtung eines Verbrennungsmotors zur Änderung des Luftdurchsatzes |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP6040091A patent/JPH07247848A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10245478B4 (de) * | 2001-12-24 | 2006-03-23 | Hyundai Motor Co. | Aufladevorrichtung eines Verbrennungsmotors zur Änderung des Luftdurchsatzes |
| DE10245478B9 (de) * | 2001-12-24 | 2007-02-22 | Hyundai Motor Co. | Aufladevorrichtung eines Verbrennungsmotors zur Änderung des Luftdurchsatzes |
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