JPH072470U - 紡糸巻取機 - Google Patents

紡糸巻取機

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Publication number
JPH072470U
JPH072470U JP3844493U JP3844493U JPH072470U JP H072470 U JPH072470 U JP H072470U JP 3844493 U JP3844493 U JP 3844493U JP 3844493 U JP3844493 U JP 3844493U JP H072470 U JPH072470 U JP H072470U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
yarn
oiling
quench box
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP3844493U
Other languages
English (en)
Inventor
健治 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH072470U publication Critical patent/JPH072470U/ja
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クエンチボックスにメッシュ筒を用いた装置
においても、円滑に糸掛けを行うことができるようにし
た紡糸巻取機を提供する。 【構成】 メッシュ筒21を備えたクエンチボックス1
3の下部にクエンチボックス13と同一中心線上にオイ
リングノズル15を配置した紡糸巻取機において、メッ
シュ筒21からオイリングノズルへの糸条に対して、片
側から空気を吹きつけるエアノズル37を設けたもので
あり、それにより糸掛け時にオイリングノズル上に糸条
が塊状となることなく円滑に糸掛けを行うことができる
ようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スピニングヘッドからの多数の溶融糸条をクエンチボックスで冷却 してパッケージに巻取る紡糸巻取機に関する。
【0002】
【従来の技術】
紡糸原料チップを溶融し、多数のスピニングヘッド孔から引き出してフィラメ ントを紡糸する溶融紡糸機においては、スピニングヘッドからの多数の溶融糸条 をクエンチボックスで冷却処理し、オイリングジェットで処理した後、ゴデッド ローラに多数に掛けられ、テイクアップワインダーに多数並設したパッケージに 糸条を巻取っている。
【0003】 このような溶融紡糸機のクエンチボックスにおいては、垂直下方に通過する糸 条に対し、側方から冷却空気を当てて冷却することが行われており、通常の紡糸 工場では、このクエンチボックスで冷却した後の糸条をオイリングする工程まで は2階で行い、その糸条を1階に設けたゴデットローラに導き、同じく1階に設 けたテイクアップワインダーでパッケージを形成している。
【0004】 一方、糸切れ等に際しては、オペレータが1階において長いエアサッカーに糸 条を保持し、各々の糸道に沿って糸通しを行う作業を行っており、その糸通しを 円滑に行うため、クエンチボックスは、内部を通過する糸条に沿って側面を開放 したものも用いられている。
【0005】 しかしながら、クエンチボックスの側面が開放しているものにおいては、その クエンチボックス内を通過する多数の糸条に対して全面から冷却空気を吹きつけ ることができず、片側からのみとなるため、冷却空気の多く当たった糸条とあま り当たらなかった糸条ができ、均一な冷却が行われなく、各糸条の物性が不均一 となる。そのためこれらの糸条を合糸して製造される糸の物性も不均一となる欠 点があった。
【0006】 その対策として、クエンチボックス内に合糸される糸条の束毎に、全周に小孔 を設けたメッシュ筒内を通過させ、メッシュ筒の外周に導入した空気を、メッシ ュを通して糸条の全周に吹きつけ、均一に冷却する筒形クエンチボックスを用い たラウンドタイプを用いることも行われている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記筒形クエンチボックスを用いるものにおいては、糸掛け作業に際しては、 メッシュ筒の上方から多数の糸条を各筒に垂下させて通すことになるが、このメ ッシュ筒の下方には、オイリング装置のオイリングノズルが設けられており、メ ッシュ筒の中心線とオイリングノズルの中心線を一致させているので、メッシュ 筒を垂下して通した糸条を、直ちにオイリングノズルに通さないと、オイリング ノズルの入口部分において糸条が塊状となってしまい、オイリングノズル以降の 糸通しや糸掛けを行うことが困難となっていまう欠点があった。
【0008】 したがって、本考案は、クエンチボックスにメッシュ筒を用いた装置において も、円滑に糸掛けを行うことができるようにした紡糸巻取機を提供することを目 的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため、メッシュ筒を備えたクエンチボックスの 下部に該クエンチボックスと同一中心線上にオイリングノズルを配置した紡糸巻 取機において、メッシュ筒からオイリングノズルへの糸条に対して、片側から空 気を吹きつけるエアノズルを設けたものであり、それにより糸掛け時にオイリン グノズル上に糸条が塊状となることなく円滑に糸掛けを行うことができるように したものである。
【0010】
【作用】 本考案は、上記のように構成したので、溶融紡糸された糸条は、クエンチボッ クスのメッシュ筒を通過する際、メッシュ筒の外周全域から空気を吹きつけられ 、均等に冷却されてクエンチボックスを通過し、その下方のオイリングノズルに 入り、オイリング処理されて巻取られる。糸掛け時においては、クエンチボック スのメッシュ筒を垂下して通過した糸条は、オイリングノズルに入る前に、エア ノズルからの空気により側方に寄せられ、オイリングノズルに塊状となることが ない。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を図面に沿って説明する。溶融紡糸機1においては、紡糸原料 のチップをチップホッパー2に投下し、押出機3で加熱溶融して押し出し、プレ フィルター4で不純物を取り除いた後、スピニングヘッド5に供給する。スピニ ングヘッド5では、ヒータ6を備えた熱媒加熱器7で適温に加熱された熱媒の供 給により温度調節され、減速機8を介してモータ9で駆動されるドライブシャフ ト10で駆動されながら紡糸を行い、これらはスピニングヘッド用制御盤11、 モータ用制御盤12で制御されている。
【0012】 スピニングヘッド5からの紡糸は、内部にメッシュ筒21を多数並設したクエ ンチボックス13で冷却処理し、オイリングノズル15とオイリングローラ16 を経てオイル処理される。上記工程は紡糸工場の2階で行われ、オイル処理され た糸条は、1階に上下2個配置したゴデットローラ17に掛けられた後、図1に おいて6個並設したパッケージ18を支持しているテイクアップワインダー19 に導かれ、綾振りされ各パッケージ18に巻取られている。
【0013】 このような溶融紡糸機のクエンチボックス13は、図2に示すように、ケーシ ング20内に複数個のメッシュ筒21を備えており、メッシュ筒21には全周に 均等に孔22を設け、ケーシング20にはダクト23を連結している。ダクト2 3は送風機に連通しており、メッシュ筒21上方の紡糸ノズルから紡出される多 数の糸条24は、一つの束となってメッシュ筒21の上方開口25から下方開口 26へ通過する時、ダクト23からの高圧空気は、各メッシュ筒21の外周から 孔22を通って内方に吹き込み、糸条24の外周から均等に空気を吹きつけ、均 等な冷却を行う。
【0014】 メッシュ筒21の下方には、各メッシュ筒21の直下に各メッシュ筒21に対 応してオイリングノズル15を設けており、オイリングノズル15のガイド面3 1に通過する糸条24に対してノズル32からオイルを吹きつけオイリングを行 う。オイリングノズル15においては、糸条は上端開口33から導入され、下端 開口34から出てガイド35にガイドされ、工場の1階に設けたゴデッドローラ 17に導かれる。
【0015】 クエンチボックス13の下方開口26と、オイリングノズル15の上端開口3 3間の糸道の側部に、分配管36から分岐するエアノズル37を配置し、そのエ アノズル37を糸条24に向け、分配管36から高圧空気が供給される時、各エ アノズル37から糸条に対して高圧空気を吹きつけることを可能としている。
【0016】 上記紡糸巻取機の通常作動時には、エアノズル37からは高圧空気を供給する ことなく、従来のものと同様、クエンチボックス13で冷却された糸条24は、 そのままオイリングノズル15に入り、オイリング処理されて巻取られる。
【0017】 一方、糸継ぎに際しては、エアノズル37から高圧空気を供給しておき、クエ ンチボックス13の各メッシュ筒21を上方から下方に垂下して供給される糸条 は、オイリングノズル15に至る前にエアノズル37からの高圧空気に吹き飛ば され、オイリングノズル30の上端開口33に至る前に側方にそらされる。それ により、クエンチボックス13から出た糸条は、オイリングノズル上端に滞留し て塊条になることがなく、オペレーターのエアサッカーによって糸端を吸引保持 され、糸道に沿って糸通しが行われる。
【0018】
【考案の効果】 本考案は、上記のように構成し作用するので、クエンチボックスにおいてメッ シュ筒を用いて糸条の外周から均等に空気を吹きつけ、均等な冷却作用を行える ようにしたものにおいても、糸掛けに際しては、メッシユ筒からオイリングノズ ルに至る糸条は、オイリングノズル上端に滞留し塊状になることがなく、オペレ ータにより円滑に糸掛け操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による紡糸巻取機の実施例の全体概要を
示す斜視図である。
【図2】同エアノズル部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 溶融紡糸機 2 チップホッパー 3 押出機 4 プレフィルター 5 スピニングヘッド 6 ヒータ 7 熱媒加熱器 8 減速機 9 モータ 10 ドライブシャフト 11 スピニングヘッド用制御盤 12 モータ用制御盤 13 クエンチボックス 15 オイリングノズル 16 オイリングローラ 17 ゴデットローラ 18 パッケージ 19 テイクアップワインダー 20 ケーシング 21 メッシュ筒 22 孔 23 ダクト 24 糸条 31 ガイド面 32 ノズル 33 上端開口 34 下端開口 35 ガイド 36 分配管 37 エアノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッシュ筒を備えたクエンチボックスの
    下部に該クエンチボックスと同一中心線上にオイリング
    ノズルを配置した紡糸巻取機において、メッシュ筒から
    オイリングノズルへの糸条に対して片側から吹きつける
    エアノズルを設けたことを特徴とする紡糸巻取機。
JP3844493U 1993-06-22 1993-06-22 紡糸巻取機 Pending JPH072470U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3844493U JPH072470U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 紡糸巻取機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3844493U JPH072470U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 紡糸巻取機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH072470U true JPH072470U (ja) 1995-01-13

Family

ID=12525472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3844493U Pending JPH072470U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 紡糸巻取機

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JP (1) JPH072470U (ja)

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