JPH0724663Y2 - 油圧クラッチ - Google Patents

油圧クラッチ

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Publication number
JPH0724663Y2
JPH0724663Y2 JP10865089U JP10865089U JPH0724663Y2 JP H0724663 Y2 JPH0724663 Y2 JP H0724663Y2 JP 10865089 U JP10865089 U JP 10865089U JP 10865089 U JP10865089 U JP 10865089U JP H0724663 Y2 JPH0724663 Y2 JP H0724663Y2
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JP
Japan
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clutch
hydraulic
clutch cover
piston
cover
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Expired - Lifetime
Application number
JP10865089U
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English (en)
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JPH0348133U (ja
Inventor
冨士男 籾山
謙一 大森
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車の油圧クラッチ関するものである。
〈従来の技術〉 エンジンのクランクシャフトに固設されたフライホィー
ルに入力軸上に設けられているクラッチディスクを、そ
の背面に設けた油圧作動のピストンにてクラッチ接続方
向に押圧し、スプリング力によりクラッチディスクをク
ラッチ切離し方向に押圧付勢した油圧クラッチは、例え
ば実開昭59-88524号により公知である。
上記の油圧クラッチは、クラッチの接続作動には油圧作
動ピストンで行われるが、クラッチ切離し作動はスプリ
ングによるものであるため、クラッチ離接の応答性に難
点がある。
また、上記油圧クラッチは、いわゆる乾式であり、油圧
ピストンで繰返苛酷に押圧されるクラッチディスクの耐
摩耗対策を必要とする。
これらの問題点を改善するために、クラッチディスク並
びに油圧作動ピストンが内設されているクラッチカバー
内を密封状態とし、この密封空間内にオイルポンプから
供給される所定圧のオイルを循環させ、この圧油により
常に油圧作動ピストンをクラッチが切離される後退方向
に作用し、前記密封空間内の油圧より高い油圧を油圧作
動ピストンに作用してクラッチを接続するようにした油
圧クラッチが提供されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記のようなクラッチカバー内に圧油が充満された湿式
の油圧クラッチにおいては、圧油によるクラッチディス
クの潤滑作用と、クラッチの離接の応答性は向上してい
るが、エンジンの回転低下時間で入力軸の回転低下が決
ってしまうため、変速時間の短縮には限度があった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記のような問題点を改善するためになされ
たもので、エンジンのクランクシャフトに固着したフレ
ックスプレートにリングギヤを設け、クラッチカバーに
前記リングギヤと噛合するリングギヤを有し、前記クラ
ッチカバー内にクラッチディスクと、このクラッチディ
スクをクラッチ接続方向に押圧する油圧ピストンとを備
え、クラッチカバー内に前記油圧ピストンをクラッチ切
離し方向に押圧する圧油を常時循環供給している油圧ク
ラッチにおいて、前記クラッチカバーにブレーキコーン
を突設し、このブレーキコーンに接触する摩擦部材と、
この摩擦部材を変速信号に基づいて進退作動する油圧シ
リンダとを備えたものである。
〈作用〉 上記の構成により、変速時に摩擦部材がブレーキコーン
に圧接してブレーキ作用を行い、入力軸の回転を早く落
とし、変速時間を短縮するものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図は油
圧クラッチの全体構成を示し、1はエンジンのクランク
シャフト、2は入力軸であり、この入力軸2上にはクラ
ッチディスク3がスプライン結合されている。6は入力
軸2上に密封的に配置されているクラッチカバーであ
る。このクラッチカバー6内に前記クラッチディスク3
が配置され、このクラッチディスク3をクラッチカバー
6に押圧するピストン11が設けられている。10は前記ピ
ストン11を摺動可能に保持するシリンダ、12は前記ピス
トン11の摺動を許容し、回転方向を規制する廻り止め部
材である。
4はクランクシャフト1に固着されたフレックスプレー
トであり、,その外径端にはスタータモータと連結され
るリングギヤ5が取付けられている。このフレックスプ
レート4には動力伝達用のリングギヤ7が固定され、ク
ラッチカバー6の外側面には前記リングギヤ7と噛合す
るリングギヤ8が固定されている。
13はオイルポンプ、14はコントローバルブである。この
コントロールバルブ14はピストン11の背面室に油路15を
介して圧油pc1を供給するポート16と、クラッチカバー
6内の空間17に圧油pc2を供給するポート19と、前記空
間17内の圧油pc2をピストン11の前面とクラッチディス
ク3との隙間を通して油路18よりオイルポンプ13に戻す
ポート20とを有している。
本考案は上記のような油圧クラッチにおいて、前記クラ
ッチカバー6にブレーキコーン30を突設し、このブレー
キコーン30と対応する位置に油圧シリンダ50を設け、こ
の油圧シリンダ50にピストンを兼ねた摩擦部材40を前記
ブレーキコーン30に接触させた構成である。
前記油圧シリンダ50の制御は、変速を行う際に予めコン
ピュータに組み込まれてあるプログラムにより指令が発
信され前記コントロールバルブ14にて行うようになって
いる。
上記構成の油圧クラッチは、クランクシャフト1の回転
動力はフレックスプレート4、リングギヤ7、8を介し
てクラッチカバー6に伝達される。
一方、オイルポンプ13からの圧油pc2はポート19よりク
ラッチカバー6内の空間17に供給され、空間17内は所定
圧の圧油pc2で充満している。そしてピストン11の前面
とクラッチディスク3との隙間を通り油路18を介してポ
ート20に戻される循環作用を行っている。この圧油pc2
によりピストン11は常にクラッチディスク3より離れる
方向の後退方向へ押圧され、クラッチ切離し作用を行っ
ている。
この状態で、クラッチの接続には、ポート16から圧油pc
1を油路15を介してピストン11の背面に供給する。この
圧油pc1は前記圧油pc2よりも高い圧力であり、これによ
りピストン11は圧油pc2の押圧力に打ち勝って前進し、
クラッチディスク3をクラッチカバー6に押接してクラ
ッチカバー6まで伝達されているエンジンの回転動力を
クラッチディスク3を介して入力軸2に伝達する。
そこで、本考案では、変速動作を行っていない時には、
油圧シリンダ50に圧油は供給されず、摩擦部材40はブレ
ーキコーン30に圧接しないが、変速を検出すると、その
信号によりコントロールバルブ14は圧油を油圧シリンダ
50に供給し摩擦部材40をブレーキコーン30に圧接する。
これによりクラッチカバー6は制動され、エンジン回転
を早期に落とす。従って、クラッチカバー6内のオイル
の引きずりにより入力軸2の回転も早く落とし、変速時
間を短縮するのである。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、クラッチカバーにブレー
キコーンを突設し、このブレーキコーンに接触する摩擦
部材と、この摩擦部材を変速信号に基づいて進退作動す
る油圧シリンダとを備え、変速時にクラッチカバーの回
転を制動してエンジン回転を早期に落とすようにした構
成であるから、変速時間を短縮し、迅速な自動変速が得
られる効果を有している。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案による油圧クラッチ断面図である。 1……クランクシャフト、2……入力軸、3……クラッ
チディスク、4a、4b……フレックスプレート、6……ク
ラッチカバー、11……ピストン、13……オイルポンプ、
14……コントロールバルブ、30……ブレーキコーン、40
……摩擦部材、50……油圧シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランクシャフトに固着したフ
    レックスプレートにリングギヤを設け、クラッチカバー
    に前記リングギヤと噛合するリングギヤを有し、前記ク
    ラッチカバー内にクラッチディスクと、このクラッチデ
    ィスクをクラッチ接続方向に押圧する油圧ピストンとを
    備え、クラッチカバー内に前記油圧ピストンをクラッチ
    切離し方向に押圧する圧油を常時循環供給している油圧
    クラッチにおいて、前記クラッチカバーにブレーキコー
    ンを突設し、このブレーキコーンに接触する摩擦部材
    と、この摩擦部材を変速信号に基づいて進退作動する油
    圧シリンダとを備えたことを特徴とする油圧クラッチ。
JP10865089U 1989-09-19 1989-09-19 油圧クラッチ Expired - Lifetime JPH0724663Y2 (ja)

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JP10865089U JPH0724663Y2 (ja) 1989-09-19 1989-09-19 油圧クラッチ

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JP10865089U JPH0724663Y2 (ja) 1989-09-19 1989-09-19 油圧クラッチ

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Publication Number Publication Date
JPH0348133U JPH0348133U (ja) 1991-05-08
JPH0724663Y2 true JPH0724663Y2 (ja) 1995-06-05

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JP10865089U Expired - Lifetime JPH0724663Y2 (ja) 1989-09-19 1989-09-19 油圧クラッチ

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