JPH07245708A - 黒孤立点除去装置 - Google Patents
黒孤立点除去装置Info
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- JPH07245708A JPH07245708A JP6062087A JP6208794A JPH07245708A JP H07245708 A JPH07245708 A JP H07245708A JP 6062087 A JP6062087 A JP 6062087A JP 6208794 A JP6208794 A JP 6208794A JP H07245708 A JPH07245708 A JP H07245708A
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Abstract
取の解像度に左右されることのない画像読取装置等にお
ける黒孤立点除去装置を提供することを目的としてい
る。 【構成】 画像データの所要領域の画素をマトリックス
状に配置し、その注目領域内の黒孤立点の有無を判定す
ると共に、判定された黒孤立点を白または他の色に変換
する黒孤立点除去装置において、上記注目領域の範囲を
変更する手段と、上記注目領域内の黒画素数を計数する
カウント手段を備え、注目領域内の黒画素数が所定数以
下の場合黒孤立点と判断する。
Description
し、詳細には画像読取装置等において、画像中の汚れ等
の黒孤立点を除去する装置に関するものである。
の画像読取装置においては、画像中に点在する汚れ等の
黒孤立点を画像処理において除去するフィルタ手段が備
えられている。従来の黒孤立点除去フィルタは例えば図
3に示すように処理対象画像の注目黒点画素を中心とし
て5×5のマトリックスにて表し、周囲の黒点との関係
を分析することによって、その黒点が孤立点であるか否
かを判定した上で、孤立点と判定した場合は、それを
白、あるいはカラ−の場合は周囲の色に変換することに
よって、黒孤立点の除去を行っている。
スにより処理する場合の、黒点の配置パタ−ンのいくつ
かの例を図示したもので、例えば、同図に示したパタ−
ンをメモリに記憶しておき、処理対象画像中に同一パタ
−ンが検出されると、それを黒孤立点と判断し、上述し
たように5×5の領域の黒点を他の色に変換する。この
ような処理は一般にパタ−ンマッチング法と呼ばれ、格
納しておくパタ−ン数が多い程処理精度が向上する。
黒孤立点除去フィルタを行うための装置の構成例を示し
た図であって、第一乃至第四の4ラインバッファ1と、
5×5のマトリクス生成部2と、パタ−ンマッチングデ
ータ格納部3と、注目領域処理部4とから構成されてい
る。この例では、5×5のマトリックスのうち、中心部
のg、h、i、l、m、n、q、r、sの九つの画素を
注目領域として処理し、画像のラインデータを順次マト
リックスの最下位ラインに当てはめ、その前の画像ライ
ンデータを順番に上記四つのラインバッファメモリに移
行しながら、5×5のマトリックスを構成する。ライン
データを入力し、新たな5×5マトリックスを構成する
毎に、パタ−ンマッチングデータ格納部に送り、そこに
格納された黒孤立点パタ−ンデータと比較する。このと
き、注目領域の黒点の配置が格納されたパタ−ンの少な
くとも一つと一致すれば、注目領域処理部においてその
領域の黒点を白に変換し、処理対象ラインデータは次段
の処理部へ送り、その他のデータは上記マトリックス生
成部に送る。
法では、黒孤立点除去フィルタとしての精度を向上させ
るためには、上記図4に示したパタ−ンをより多く格納
しておく必要があるが、この数が多くなると格納するた
めのメモリ容量が大きくなり、装置が高価になるのみな
らず、全てのパタ−ンと比較するために処理時間が長く
なるという欠点があった。
れば、この他にも多くのパタ−ンが考えられる。例え
ば、図4の(B)については2画素が黒点の例である
が、この他にも、図4(J)〜(P)に示すように、マ
トリクス真中のmを中心に45度づつ360度回転した
場合の7つのパタ−ンが考えられる。しかも、このよう
な変形パタ−ンは他の(C)や(D)についても存在す
るから、その全てを格納する場合を考えると、格納すべ
きパタ−ン数は膨大なものとなる。また、全てのパタ−
ンを格納したとしても、画像読取の解像度によっては、
比較処理の精度が低い場合、誤認識が発生し、かえって
画質低下を生ずる恐れがあった。
装置における黒孤立点除去装置の問題点を除去し、回路
構成が簡単であり、しかも読取の解像度に左右されるこ
とのない黒孤立点除去フィルタを備えた画像読取装置を
提供することを目的としている。
発明では、画像データの所要領域の画素をマトリックス
状に配置し、その注目領域内の黒孤立点の有無を判定す
ると共に、判定された黒孤立点を白または他の色に変換
する黒孤立点除去装置において、上記注目領域の範囲を
変更する手段を備えたことを特徴とする。第2の発明で
は、画像データの所要領域の画素をマトリックス状に配
置し、その注目領域内の黒孤立点の有無を判定すると共
に、判定された黒孤立点を白または他の色に変換する黒
孤立点除去装置において、上記注目領域の範囲を変更す
る手段と、上記注目領域内の黒画素数を計数するカウン
ト手段を備え、注目領域内の黒画素数が所定数以下の場
合黒孤立点と判断することを特徴とする。第3の発明で
は、画像データの所要領域の画素をマトリックス状に配
置し、その注目領域内の黒孤立点の有無を判定すると共
に、判定された黒孤立点を白または他の色に変換する黒
孤立点除去装置において、上記マトリックスの周囲の画
素領域を設定することによって注目領域を変更する手段
と、設定された注目領域内の黒画素数を計数する手段
と、係数結果に基づいて黒孤立点の有無を判定する手段
とを備えたことを特徴とする。
詳細に説明する。図1は、本発明を説明するためのパタ
−ンマトリックスを示す図である。この例ではマトリッ
クスを縦方向にN画素、横方向にM画素のN×Mのマト
リックスを考え、同図中に斜線にて示した注目領域を、
X1 、X2 、Y1 、Y2 なるパラメ−タによって表す。
即ち、同図に示すように、マトリックスの縦方向につい
ては上端部画素からX1 +1画素〜下端部画素からX2
+1画素、また横方向についてはマトリックスの左端画
素からY1 +1〜右端画素からY2 +1によって決定さ
れる画素領域を注目領域とする。このようにパラメ−タ
X1 、X2 、Y1 、Y2 を設定すれば、注目領域を任意
自在に設定することができるから、画像読取における解
像度に応じて、上記パラメ−タの値を設定すれば、読取
の解像度に左右されず、正確な黒孤立点除去処理を行う
ことが可能となる。
の解像度に応じて設定した注目画素領域について、黒点
画素数を計数する手段を備え、その係数結果に基づいて
黒孤立点であるか否かを判定する。この方法によれば、
従来のように数多くのパタ−ンを格納する必要がなく、
しかも、格納したぱパタ−ンとの比較処理も不要となる
から、処理時間の大幅な短縮が可能となる。黒孤立点で
あるか否かの判定は、例えば注目画素領域中の黒点画素
数が4画素以下の場合は黒孤立点であるとみなし、黒点
画素を白、またはその他の必要な色に変換する。
を示した図であって、この例では、上記図1に示したマ
トリックスの縦方向の画素数Nに対応してN−1の画像
ラインを記憶するラインバッファ21と、注目画素領域
が変更可能なマトリックス生成部22と、パラメ−タX
1 、X2 、Y1 、Y2 の値を設定するX1 、X2 、Y
1 、Y2 設定部23と、注目領域内の黒画素数を計数す
る黒データカウント部24と、注目領域処理部25とを
備えている。この例では、まず読取装置等の解像度に応
じて予め上記パラメ−タの値がX1、X2 、Y1 、Y2
設定部23において設定される。この状態において順次
処理対象の画像データがマトリックス生成部22に入力
された後、N×Mのマトリックス中のうち上記パラメ−
タX1 、X2 、Y1 、Y2 によって決定された中心部の
注目領域中の黒画素数が黒データカウント部24によっ
て計数される。
合を、黒孤立点であると判定すると、上記図4に示した
パタ−ン例のうち、4以下のもの(A)〜(D)及びそ
れらを中心画素に対し回転した多くのパタ−ンの全てを
一括して黒孤立点と判定することができる。しかも、注
目領域のマトリックス画素数を可変にしたので、読取装
置等の解像度に応じて最適な範囲と画素数を設定できる
ことから、解像度の高低に左右されずに黒孤立点の判定
が可能となり、誤認による画像劣化を防止することがで
きる。
定に使用するマトリックスの画素数を任意に設定可能と
し、設定した画素範囲を注目領域とすると共に、注目領
域内の黒点画素数を計数することによって黒孤立点の判
定を行うようにしたので、従来の様に、多くのパタ−ン
を格納しておく必要がなく、従ってメモリ容量が少ない
構成となる、更に、多くのパタ−ンとの比較処理が不要
となり、処理時間の短縮が図られる。また、上記注目領
域画素数を画像読取装置等の解像度に対応して変更する
ように構成したので、解像度に左右されず正確な黒孤立
点の判定が可能となる。
例を示す図である。
ロック構成図である。
ある。
ックスの図であり、(J)〜(P)は黒点が二個の場合
の他の配置例を示す図である。
る。
生成分、3 パタ−ンマッチングデータ格納部、 4、
25 注目領域処理部、23 X1 、X2 、Y1 、Y2
設定部、 24 黒データカウント部。
Claims (3)
- 【請求項1】 画像データの所要領域の画素をマトリッ
クス状に配置し、その注目領域内の黒孤立点の有無を判
定すると共に、判定された黒孤立点を白または他の色に
変換する黒孤立点除去装置において、上記注目領域の範
囲を変更する手段を備えたことを特徴とする黒孤立点除
去装置。 - 【請求項2】 画像データの所要領域の画素をマトリッ
クス状に配置し、その注目領域内の黒孤立点の有無を判
定すると共に、判定された黒孤立点を白または他の色に
変換する黒孤立点除去装置において、上記注目領域の範
囲を変更する手段と、上記注目領域内の黒画素数を計数
するカウント手段を備え、注目領域内の黒画素数が所定
数以下の場合に黒孤立点と判断することを特徴とする黒
孤立点除去装置。 - 【請求項3】 画像データの所要領域の画素をマトリッ
クス状に配置し、その注目領域内の黒孤立点の有無を判
定すると共に、判定された黒孤立点を白または他の色に
変換する黒孤立点除去装置において、上記マトリックス
の周囲の画素領域を設定することによって注目領域を変
更する手段と、設定された注目領域内の黒画素数を計数
する手段と、係数結果に基づいて黒孤立点の有無を判定
する手段とを備えたことを特徴とする黒孤立点除去装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06208794A JP3512462B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 黒孤立点除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06208794A JP3512462B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 黒孤立点除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07245708A true JPH07245708A (ja) | 1995-09-19 |
JP3512462B2 JP3512462B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=13189933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06208794A Expired - Fee Related JP3512462B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 黒孤立点除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3512462B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004120562A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Minolta Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2010079846A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Kyocera Mita Corp | フィルタマトリクス生成装置およびこれを用いたフィルタ装置 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP06208794A patent/JP3512462B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004120562A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Minolta Co Ltd | 画像処理装置 |
JP2010079846A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Kyocera Mita Corp | フィルタマトリクス生成装置およびこれを用いたフィルタ装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3512462B2 (ja) | 2004-03-29 |
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