JPH07244900A - ヘリカル走査型の記録再生装置 - Google Patents

ヘリカル走査型の記録再生装置

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JPH07244900A
JPH07244900A JP6034401A JP3440194A JPH07244900A JP H07244900 A JPH07244900 A JP H07244900A JP 6034401 A JP6034401 A JP 6034401A JP 3440194 A JP3440194 A JP 3440194A JP H07244900 A JPH07244900 A JP H07244900A
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Hirochika Abe
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晃史 三辺
Hitoaki Owashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】伝送路を介して供給される時間軸圧縮されたデ
ィジタル情報信号の記録再生において、大規模なバッフ
ァメモリを必要とせず時間軸を所望の状態に伸長して連
続的に再生することができるヘリカル走査型の記録再生
装置を実現する。 【構成】上記の目的を達成するために、本発明はヘリカ
ル走査型の記録再生装置において、記録ディジタル情報
信号の時間軸圧縮率に対応したテープ走行速度で再生す
る手段と、磁気テープからディジタル情報信号を再生す
る手段と、再生されたディジタル情報信号を一時的に記
憶するメモリ手段と、メモリ手段に記憶された再生ディ
ジタル信号を所定の伝送レートで読み出す手段と、メモ
リ手段に記憶された再生ディジタル情報信号のデータ量
を検出する手段と、データ量検出手段の検出情報を用い
て再生テープ走行速度を補正する手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカル走査型の記録
再生装置に関し、伝送路を介して供給される時間軸圧縮
率されたディジタル情報信号を記録し、再生時に上記デ
ィジタル情報信号を所望の伝送レートに時間軸伸長して
再生することが可能なヘリカル走査型の記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】映像および音声情報の符号化(ディジタ
ル化)技術およびその圧縮技術の進歩や、マイクロプロ
セッサやディジタルシグナルプロセッサなどに代表され
るディジタル信号処理LSIの進歩に伴い、AVシステ
ムと通信システムおよびコンピュータシステムの融合が
可能になりつつあり、マルチメディアと呼ばれるシステ
ムが注目されてきた。このマルチメディアの1分野に、
例えば、ケーブルテレビ(CATV)がある。このCA
TVは現在アナログ伝送であるが将来的にはディジタル
伝送へと移行して行くものと思われる。その場合、供給
される情報(テレビ信号)は、現行のアナログNTSC
信号のような画一的な情報だけでなく、映像および音声
の品質(情報圧縮率)とデーターの伝送レートを、視聴
者の要求に応じてある程度自由に設定できるようにな
り、さらに伝送情報自身もテレビ信号だけでなく広くそ
の他のディジタル情報の伝送も可能になるものと思われ
る。なお、CATVに関する技術情報は、例えばテレビ
ジョン学会誌,Vol.47,No.8 1993の
「小特集:ケーブルテレビの技術動向」P1048〜P
1087に記載されている。
【0003】また、現在映像(動画像)情報のディジタ
ル信号処理による圧縮方法として動き補償とDCT(離
散コサイン変換)を用いたMPEG(Moving Picture I
mageCoding Expert Group)方式等が開発され、大幅な
圧縮が可能になりつつある。一般に映像情報等において
圧縮率と品質は相反するが、これらは用途・目的に応じ
て使いわけられ、例えば、現行テレビ(NTSC)信号
の場合に、圧縮後の品質をVTR録画レベル相当の品質
にする場合は、音声信号を含めて1.5Mbps程度で
伝送可能との報告がある。以下、1.5Mbps伝送程
度のテレビ信号を圧縮テレビ信号と呼ぶ。なお映像情報
の圧縮技術に関しては、例えば、テレビジョン学会誌,
Vol.47,No.6 1993の「小特集:ディジ
タル記録技術とその応用,1−2:ディジタル映像技術
の動向とディジタル記録技術」P801〜P806や同
誌,Vol.47,No.10 1993の「ディジタ
ル映像伝送技術の動向」P1269〜P1276等に記
載されている。上記のような低伝送レートの情報を、例
えば1チャンネル当たり6MHz程度の帯域を有するC
ATV等の伝送路を用いて伝送する場合は、20〜25
Mbps程度の伝送レートが可能になり、上記のような
圧縮テレビ信号であれば冗長データを含めても12チャ
ンネル程の情報が伝送可能になる。
【0004】一方上記CATV等の伝送路に対して、デ
ィジタル情報を記録再生するVTRにおいても、例えば
日経エレクトロニクス,1993.7.19(no.5
86)P66に記載されているように、記録再生におけ
る伝送レートは高記録密度技術の発達や磁気ヘッドとテ
ープの相対速度の増加により、民生品レベルでもシング
ルヘッド構成で25Mbps程度、マルチヘッド(2チ
ャンネル)構成で50Mbps程度の記録再生伝送レー
トのディジタルVTRが技術的には実現可能の状況にあ
る。したがって、この25Mbps程度の記録再生伝送
レートを有するディジタルVTRを用いれば、冗長デー
タ等を含めて上記の圧縮テレビ信号を12チャンネルも
の記録が可能になる。なお、上記の品質とデーター伝送
レートは1具体例を示したものである。
【0005】また、映像情報あるいは音声情報をディジ
タル信号として扱う場合、そのディジタル情報は、映
像、音声、コンピュータで扱われるプログラムおよびデ
ータその他のあらゆるディジタル情報と区別無く伝送あ
るいは記録することができる。すなわち、ディジタル情
報の伝送および記録に関しては、その対象となる情報の
種類を問わずに処理できることになり、将来的にはCA
TV等の伝送路を用いて、テレビ信号だけでなくコンピ
ュータで扱われるプログラムやそのデータ等のあらゆる
ディジタル情報を供給することが可能になる。
【0006】しかしながら上記の技術では、同時に複数
チャンネル分が伝送される圧縮テレビ信号を記録する場
合は、視聴者(VTRユーザー)がすべてのチャンネル
を同時に記録したい場合を除いては、伝送路とVTR
(記録媒体)の有効かつ効率の良い使用ができなくな
る。すなわち、圧縮テレビ信号の所望の1チャンネル分
を記録する場合は、不必要のチャンネル情報も一緒に伝
送および記録されることになり、伝送路とVTR(記録
媒体)の利用効率は10%以下(上記の伝送レートの場
合において)になってしまう。これは、仮に必要とする
チャンネルのみを伝送および記録するようにしても伝送
路とVTR(記録媒体)の利用効率は同様に10%以下
となる。さらに、伝送レートの低いコンピュータ機器で
扱われるプログラムやそのデータ等の伝送および記録に
際しては、益々の効率低下を招くことになる。
【0007】そこでこれらの問題を解決するために、デ
ィジタル信号の特徴を活かし、情報の種類にかかわらず
時間軸圧縮等の手段により、データー伝送レートを伝送
可能なレートまで高め同一伝送レートにて伝送すること
が考えられる。これは、伝送レートの低い情報は時間軸
圧縮により伝送レートを高くし、その分伝送時間を短縮
するものである。例えば、上記の圧縮テレビ信号(1.
5Mbps)の伝送に際しては12倍の時間軸圧縮を行
い、冗長データを含めて伝送レートを20〜25Mbp
sに変換し、例えば1時間の番組を1/12の5分間で
伝送および記録するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
時間軸圧縮による伝送レート変換による情報伝送では、
視聴者(情報受信者)サイドにおいて上記の時間軸圧縮
と逆の時間軸伸長処理が必要となる。この時間軸伸長処
理を、バッファメモリ(一時的にデータを蓄えておくメ
モリ)等を用いて行う場合は、膨大なメモリ容量を必要
とする。例えば、伝送レートが1.5Mbpsの60分
番組を1/12時間軸圧縮し18Mbpsの伝送レート
で5分間かけて伝送した場合、最低でも1.5Mbps
の伝送レートで55分間に相当するデータ量(約5Gビ
ット)のバッファメモリが必要となり、大規模かつ高価
なシステムとなる。さらに番組の長時間化に応じてバッ
ファメモリを増加する必要が生じる。また、上記時間軸
圧縮による同一伝送レートの情報を、視聴者サイドでV
TRに記録することは、上記のディジタルVTRを用い
れば容易に実現できるが、再生時の時間軸伸長では上記
同様の膨大なバッファメモリを必要とする。
【0009】そこで本発明の目的は、時間軸圧縮率を行
ったディジタル情報の記録再生に際して、膨大なバッフ
ァメモリを必要とせず時間軸を元の状態に伸長して再生
することが可能なヘリカル走査型の記録再生装置を提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ヘリカル走査型の記録再生装置におい
て、まず記録系に、記録時に供給されるディジタル信号
の入力手段と、入力ディジタル信号を所定の単位ごとで
第1のエラー検出訂正符号(外部検査符号)を付加する
手段と、上記エラー検出訂正符号を付加されたディジタ
ル信号を所定のブロックに分割しアドレス信号を付加す
る手段と、アドレス信号を付加されたディジタル信号に
第2のエラー検出訂正符号(内部検査符号)を付加する
手段と、上記のディジタル処理を施されたディジタル信
号を磁気記録再生に適した信号形態に変換する変調手段
と、変調されたディジタル信号を磁気テープに記録する
記録手段とを有し、再生系に、記録ディジタル信号の時
間軸圧縮率に応じて再生テープ走行速度を記録時のテー
プ走行速度に比べて減少するテープ走行手段と、磁気テ
ープから再生信号を検出する手段と、記録時に変調され
た再生信号を元のディジタル信号形態に戻す復調手段
と、第2のエラー検出訂正符号により正しい再生ディジ
タル信号を抽出する手段と、アドレス信号を検出する手
段と、正しい再生ディジタル信号をアドレス信号に応じ
てメモリ上の所定の領域に記憶するメモリ手段と、メモ
リ手段に記憶された所定の単位ごとの再生ディジタル信
号を第1のエラー検出訂正符号を用いてエラー訂正する
手段と、エラー訂正の終了した再生ディジタル信号を所
定の伝送レートで読み出す時間軸伸長手段とを有する構
成にしている。
【0011】また、上記の目的を達成する為のその他の
手段として、メモリ手段に記憶されている再生ディジタ
ル信号のデータ量を検出するデータ量検出手段と、上記
データ量検出手段のデータ量検出情報に応じて再生テー
プ走行速度を制御するようにしたテープ走行手段とを有
する構成にしている。
【0012】
【作用】上記の目的を実現する手段の作用として、ディ
ジタル信号の入力手段は、伝送路を介して供給されるデ
ィジタル情報信号から必要とする情報のみを選択的に入
力する。第1および第2のエラー検出訂正符号付加手段
は、記録再生過程で生じるディジタル信号の符号誤り
(エラー)を検出すると共にエラーデータを正しく訂正
するためのエラー検出訂正符号を発生する。アドレス信
号付加手段は、再生されたディジタル信号の時系列を明
確するアドレス信号を発生する。変調手段は、記録ディ
ジタル信号を磁気記録再生に適した例えば8−10変換
等の変調を行う。記録手段は、変調された記録ディジタ
ル信号を磁気記録に適したレベルに増幅すると共に磁気
ヘッドにより磁気テープ上に記録する。そして再生系の
テープ走行手段は、記録ディジタル信号の時間軸圧縮率
に応じて再生テープ走行速度を記録時のテープ走行速度
に比べて減少することにより概略の時間軸伸長を行う。
再生信号検出手段は、磁気テープに記録されている信号
を磁気ヘッドをもちいて検出する。復調手段は、記録時
に変調されたディジタル信号を元の信号形態に変換す
る。再生ディジタル信号抽出手段は、記録時に付加され
たエラー検出訂正符号を用いてエラーを検出し正しいデ
ィジタル信号のみを検出する。アドレス信号検出手段
は、アドレス信号を検出し再生されたディジタル信号の
時間軸上における順番を明確にする。メモリ手段は、再
生ディジタル信号をアドレス信号に応じて順次記憶して
いく。エラー訂正する手段は、メモリ手段に記憶された
所定の単位ごとの再生ディジタル信号をエラー検出訂正
符号を用いてエラー訂正する。時間軸伸長手段は、エラ
ー訂正の終了した再生ディジタル信号を所定の伝送レー
トで読み出す。
【0013】そして、データ量検出手段は、上記メモリ
手段に記憶されている再生ディジタル信号のデータ量を
検出する。テープ走行手段は、上記データ量検出手段の
データ量検出情報に応じて再生テープ走行速度を制御す
ることにより再生時に所望の伝送レートでディジタル信
号出力する場合に小容量のメモリによりデータの過不足
なく連続的にディジタル信号の出力を可能にする。
【0014】以上の手段と作用により、時間軸圧縮率さ
れたディジタル情報の記録し、再生する場合において、
膨大なバッファメモリを必要とせず時間軸を元の状態に
伸長した所望の伝送レートでの再生が可能になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。まず、本発明のヘリカル走査型の記録再生装
置の詳細な説明の前に、本装置の使用環境について図2
により簡単に説明しておく。図2は本ヘリカル走査型の
記録再生装置の使用環境を示したものである。図2にお
いて、破線部30がディジタル情報信号を供給する送信
局系を示し、31がディジタル情報信号の伝送路、そし
て破線部32が本ヘリカル走査型の記録再生装置を有す
る視聴者(ユーザー)装置系を示している。送信局30
は、例えば、ディジタルVTR33やディスク装置3
4、あるいは大容量メモリを用いた半導体記録再生装置
35等を用いて、ディジタル情報信号の時間軸圧縮を行
い、情報の種類にかかわらず伝送レートを同じにして、
PCMエンコーダ36に供給する。PCMエンコーダ3
6では、上記ディジタル情報信号の伝送過程における符
号誤り(エラー)発生による悪影響を防ぐためエラー検
出訂正符号や、同期信号および情報の種類や時間軸圧縮
率情報等のインデックス信号(識別信号)などの冗長デ
ータを付加してディジタル情報信号を変調回路37に供
給する。変調回路37は、ディジタル情報信号を次段の
伝送路32の特性に適した効率の良い信号形態、例えば
多値QAM等に変換し出力する。伝送路31を介して供
給されるディジタル情報信号は、本ヘリカル走査型の記
録再生装置38にて元の時間軸に伸長され、伝送情報が
映像および音声信号の場合はさらにアナログ信号に変換
されてテレビモニター装置39に出力され視聴可能とな
る。一方伝送情報信号がコンピュータ機器等に用いられ
るプログラムやデータの場合は、外部からの命令(制御
信号)により外部機器に適した伝送レートで再生され、
コンピュータ等のディジタル情報機器40に供給され
る。なお、伝送されるディジタル情報信号が映像信号で
あるのかあるいはおよび音声信号であるのか、またプロ
グラムおよびデータ等の信号であるのかは、上記PCM
エンコーダ36にて付加されたインデックス信号を検出
することで容易に判別可能である。
【0016】本発明のヘリカル走査型の記録再生装置の
詳細な説明を図1を用いて行う。図1は本発明を適用し
たヘリカル走査型の記録再生装置の構成を示すブロック
図である。図1において、1は磁気テープ、2はドラム
(ドラムモーターを含む)、3a,3bは磁気ヘッド、
4はキャプスタン、5はキャプスタンモータ、6はCT
Lヘッド、7〜12は信号の入力あるいは出力端子、1
3はチャンネルセレクタ(チューナー)、14は復調回
路、15はPCMデコーダ、16はディジタルシグナル
プロセッサ(以下DSPと記す。)、17は変調回路、
18は記録アンプ、19はシステムコントローラ、20
はドラムサーボ回路、21はCTL発生・検出回路、2
2はキャプスタンサーボ回路、23は再生アンプ、24
は復調回路、25はDSP、26はメモリ、27はイン
デックス信号検出回路、28はMPEGデコーダ(情報
伸長回路)、29はDAコンバータである。以下、記録
時および再生時の動作を信号の流れに沿って説明する。
【0017】図1において、入力端子7を介して供給さ
れた入力情報信号は、チャンネルセレクタ13に供給さ
れる。チャンネルセレクタ13は、システムコントロー
ラ19から供給されるチャンネル指定信号CHに従い所
望のチャンネルの情報信号を選択し、復調回路14に供
給する。なお、チャンネル指定信号CHは、入力端子8
を介して供給されるユーザー命令信号にて設定される。
復調回路14は、先の伝送路32に適した信号形態に変
調されている入力情報信号を復調し、元のディジタル信
号に変換しPCMデコーダ15に供給する。PCMデコ
ーダ15は、入力されたディジタル情報信号のエラー検
出および訂正を行い次段のDSP16にディジタル情報
信号を供給すると共に、インデックス信号を検出しシス
テムコントローラ19に供給する。さらに、データのブ
ロック構成を検出する同期信号を分離しドラムサーボ回
路20に供給する。インデックス信号を供給されたシス
テムコントローラ19は、インデックス信号の中から例
えば時間軸圧縮率の情報や記録情報信号の種類を示す情
報等の再生時に必要となるデータを選抜しDSP16に
供給すると共に、出力端子9を介して図示していないが
表示系に供給し、ユーザーにインデックス信号の情報を
表示する。DSP16は、PCMデコーダ15から供給
されるディジタル情報信号とシステムコントローラ19
から供給される再生時に必要なインデックス信号とを磁
気記録再生に適した信号形態に変換する。すなわち、磁
気記録再生における符号誤りに対応するために、データ
のブロック化とアドレスデータの付加、インターリーブ
およびリードソロモン符号等の強力なエラー検出訂正符
号の付加が施される。図3に記録情報信号のブロック構
造の一例を示す。DSP16に入力されたディジタル情
報およびインデックス信号は、例えば1トラック(磁気
ヘッドが一回の走査で形成するトラック)に記録される
情報を単位として図3の下部に示すように配置される。
そして縦の方向で外検査符号が付加された後に、横の方
向で内検査符号が付加される。なお、この内検査符号の
発生では、図3の上部に示すようにデータAとアドレス
情報に対しての発生とデータBに対して発生している。
以上のようにエラー検出訂正符号を付加された記録情報
信号は、アドレス情報の手前にブロックの先頭を示すブ
ロック同期信号(以下、SYNCと記す。)を付加され
変調回路17に供給される。変調回路17は、記録情報
信号を磁気記録に適した例えば8−10変換あるいは8
−12変換等のディジタル信号に変調し、シリアル信号
として記録アンプ18に供給する。記録アンプ18は、
記録ディジタル信号を磁気記録に適したレベルに増幅
し、最適な記録電流で磁気ヘッド3aおよび3bを介し
て磁気テープ上に記録する。
【0018】なお、一般に上記のように1トラックに記
録される情報を単位としてエラー検出訂正符号を発生す
る場合は、各SYNCブロックに付加されるアドレス信
号も、1トラックに記録される情報を単位にアドレス値
を発生をされるが、本実施例では4トラックに記録され
る情報を単位にアドレス値を発生するようにしている。
具体的には、一般に1トラックを構成するM個のSYN
Cブロックに0からM−1のアドレス値を割り付けるの
に対し、本実施例では4トラックを単位として、第1ト
ラックのブロックには0からM−1を、第2トラックの
ブロックにはMから2M−1を、第3トラックのブロッ
クには2Mから3M−1を、第4トラックのブロックに
は3Mから4M−1のアドレス値を割り付けるようにし
ている。これは、1トラック単位で発生するアドレスに
2ビット分を付加し、その2ビットを00、01、1
0、11、00、……とトラック周期でカウントする2
ビットカウンタとして用いることにより容易に実現でき
る。図4に、上記の付加した2ビットの値と記録される
トラックパターンの模式図を示す。上記4トラック周期
のアドレス発生は、再生時のテープ走行速度を記録時に
比べ遅くして再生するする場合に再生データを正しく検
出するためのものであり、詳細な説明は後述の再生時の
DSP25の動作のところで行う。なお、本実施例では
記録ディジタル情報の時間軸圧縮率が1/12の場合を
設定している。
【0019】ではここで、記録時のドラム2およびキャ
プスタン4のサーボについて説明する。本実施例では、
アジマスヘッドを用いた180度対向2ヘッドヘリカル
走査の場合を例にしており、ドラムの回転周波数は25
〜30Mbps程度の記録伝送レートを確保するために
テレビ信号におけるフレーム周波数の3倍(約5400
rpm:一般の家庭用VTRの3倍の回転周波数)に設
定している。したがって、テレビ信号のフィールド周期
に形成されるトラック数は3トラックである。ドラム2
およびキャプスタン4の制御は、システムコントローラ
19から供給されるドラムおよびキャプスタンの指令信
号DC,CCに応じてドラムサーボ回路20およびキャ
プスタンサーボ回路22にて行われる。図5にドラムサ
ーボ回路20およびキャプスタンサーボ回路22の内部
構成を表すブロック図を示す。図5において、破線部2
0がドラムサーボ回路であり、破線部22がキャプスタ
ンサーボ回路である。そして41〜44および56〜5
8は入力端子、45,46,59は出力端子であり、4
7,60は速度検出回路、48,61は速度目標設定回
路、49,52,62は減算回路、50は位相検出回
路、51は位相目標設定回路、53,65は加算&特性
補償回路、54,66はDAコンバータ、55,67は
モータードライバーアンプ(以下、MDAと記す。)、
63は積分回路、そして64はスイッチである。
【0020】まず、ドラムサーボについて説明する。図
5において入力端子44を介して供給されるDFG(Dr
am Frequency Generater)信号は速度検出回路47に供
給される。DFG信号の発生機構は図示していないがド
ラム2の回転周波数に比例して発生される周波数信号で
ある。速度検出回路47はDFG信号の周期を計測する
ことによりドラム2の回転速度を検出し、その速度検出
情報を減算回路49に供給する。システムコントローラ
19から入力端子41を介して供給されるドラム指令信
号DCは速度目標設定回路48および位相目標設定回路
51に供給される。速度目標設定回路48は、ドラム指
令信号DCに従いドラム2の回転速度目標をフレーム周
波数の3倍の速度目標を発生し、その速度目標情報を減
算回路49に供給する。減算回路49は、上記の速度検
出情報と速度目標情報との減算を行い、その差分である
速度エラー情報を加算&特性補償回路53に供給する。
一方、入力端子43を介して供給されるDPG(Dram P
hase Generater)信号は位相検出回路50に供給され
る。DPG信号は、図示していないがドラム2の回転に
同期し、磁気ヘッド3aあるいは3bの回転位相と所定
の位相関係となる位相信号である。位相検出回路50
は、DPG信号の位相を検出することによりドラム2の
回転位相を検出し、その位相検出情報を減算回路52に
供給する。位相目標設定回路51は、記録時はPCMデ
コーダ15から入力端子42を介して供給される入力情
報信号の同期信号から位相目標情報を発生し、その位相
目標情報を減算回路52に供給する。また、この位相目
標設定回路51は、ドラム2の回転位相に同期してドラ
ム2の回転周波数を逓倍した周波数のコントロール信号
(以下、CTL信号と記す。)を出力端子45を介して
CTL発生・検出回路21に供給する。なお、本実施例
では上記CTL信号の周波数逓倍率は、記録情報信号の
時間軸圧縮倍率に等しく設定しており、したがってその
周波数は1080Hz(30Hz×3×12)である。
減算回路52は、上記の位相検出情報と位相目標情報と
の減算を行い、その差分である位相エラー情報を加算&
特性補償回路53に供給する。加算&特性補償回路53
は、上記速度エラー情報と位相エラー情報とを加算する
と共に、所望のサーボ特性になるように位相遅れ補償等
の特性補償フィルタ処理を行いDAコンバータ54に供
給する。DAコンバータ54は、加算&特性補償回路5
3から供給されたドラム制御信号をアナログ信号に変換
しMDA55に供給する。MDA55はドラム制御信号
の電力増幅を行いドラム駆動信号として出力端子46を
介してドラム2に供給し、ドラム2を所定の速度で所定
の位相で回転させる。なお、上記の位相目標情報を入力
情報信号の同期信号を用いて発生しているが、これは入
力情報信号の伝送レートに応じてドラム2を回転制御す
ることにより、入力情報信号を過不足無く記録できるよ
うにしているものである。
【0021】次にキャプスタンサーボについて説明す
る。図5において入力端子57を介して供給されるCF
G(Capsutan Frequency Generater)信号は速度検出回
路60に供給される。CFG信号の発生機構は図示して
いないがDFG信号と同様にキャプスタン4の回転周波
数に比例して発生される周波数信号である。速度検出回
路60はCFG信号の周期を計測することによりキャプ
スタン4の回転速度を検出し、その速度検出情報を減算
回路62に供給する。システムコントローラ19から入
力端子56を介して供給されるキャプスタン指令信号C
Cは、速度目標設定回路61に供給される。速度目標設
定回路61は、キャプスタン指令信号CCに従いキャプ
スタン4の回転速度目標を発生し、その速度目標情報を
減算回路62に供給する。減算回路62は、上記の速度
検出情報と速度目標情報との減算を行い、その差分であ
る速度エラー情報を加算&特性補償回路65および積分
回路63に供給する。積分回路63は、減算回路62か
ら供給される速度エラー情報を順次累積することで速度
エラーの積分情報を発生し、この速度エラー積分情報を
スイッチ64に供給する。スイッチ64は、記録時はA
入力端子側に閉じており積分回路63の出力である速度
エラー積分情報を加算&特性補償回路65に供給する。
加算&特性補償回路65は、上記速度エラー情報と速度
エラー積分情報とを加算すると共に、所望のサーボ特性
になるように位相遅れ補償等の特性補償フィルタ処理を
行いDAコンバータ66に供給する。DAコンバータ6
6は、加算&特性補償回路65から供給されたキャプス
タン制御信号をアナログ信号に変換しMDA67に供給
する。MDA67はキャプスタン制御信号の電力増幅を
行いキャプスタン駆動信号として出力端子59を介して
キャプスタンモータ5に供給し、キャプスタン2を所定
の速度で回転し、磁気テープ1を所定の速度で走行させ
る。なお、上記の積分回路63は定常速度偏差がゼロに
なるように速度系(比例制御系)に加えて積分制御系を
設けたものである。
【0022】上記の記録時の動作において、ドラム系の
位相目標設定回路51から供給されたCTL信号は、図
1に示したCTL発生・検出回路21に供給され、ここ
で磁気記録に適した信号レベルに変換されCTLヘッド
6に供給され磁気テープ上のリニアトラックに記録され
る。以上が記録時における本装置の動作である。では次
に本発明で重要な再生時の動作について説明する。
【0023】図1において、磁気ヘッド3aあるいは3
bにて磁気テープ1から再生された再生信号は、再生ア
ンプ23において充分に増幅された後、復調回路24に
供給される。復調回路24は、供給された再生情報信号
を波形等化の後、クロック成分を抽出しこのクロックを
用いて再生データーのストローブを行いロジック信号に
変換する。そして記録時と逆の復調処理を行いDSP2
5に復調された再生ディジタル信号を供給する。DSP
25の概略動作は、再生ディジタル信号のエラー検出・
訂正を行うと共にアドレス情報を基にデインターリーブ
を行い元のデータ順列に戻し、メモリ回路に供給するこ
とである。DSP25の動作を図6〜図8を用いて詳細
に説明する。図6は、DSP25の具体的構成例を示す
ブロック図である。図6において、68は入力端子、6
9は出力端子、70はSYNC検出回路、71は内検査
符号デコーダ、72はアドレス検出回路、73はメモリ
切換え回路、74,75,79 80はスイッチ、76
77 メモリ、そして78は 外検査符号デコーダで
ある。図6において、入力端子68を介して供給される
再生ディジタル信号はSYNC検出回路70に供給され
る。SYNC検出回路70は、シリアルデータとして供
給される再生ディジタル信号からSYNC信号を検出
し、先の図3の上部に示したブロック構成を明確にす
る。ブロック化された再生ディジタル信号は内検査符号
デゴーダ71に供給される。内検査符号デゴーダ71
は、再生ディジタル信号をブロック単位で内検査符号を
用いてエラー検出および可能な場合はエラー訂正を行
う。内検査符号デゴーダ71で正しいと判断された再生
ディジタル信号はスイッチ74およびアドレス検出回路
72に供給される。スイッチ74は、再生ディジタル信
号をメモリ切換え回路73から供給される制御信号にし
たがって、メモリ76とメモリ77に振り分けて供給す
る。メモリ76およびメモリ77は、それぞれ外検査符
号によるエラー訂正の単位である1トラック相当の再生
ディジタル信号を記憶する容量を有する。アドレス検出
回路72は、再生ディジタル信号からアドレス信号を抽
出しアドレス情報をメモリ切換え回路73に供給する。
メモリ切換え回路73は、アドレス情報にしたがってス
イッチ74,75,79,80を切り換え制御する。
【0024】以下、上記メモリ切り換えについて実際の
再生状態における動作を図7および図8を用いて詳しく
説明する。図7は、1/12速度の再生時における磁気
ヘッド走査軌跡の一例を示す模式図である。図7におい
て、アルファベットを付けたマスが各トラックを表し、
トラック上の斜めの線が磁気ヘッドの走査軌跡を表す。
本図では磁気ヘッドの幅をトラックの幅と等しくしてお
り磁気ヘッドの走査軌跡は、T0(+),T1(−),
T2(+),……,T26(+),T27(−)の順番
に移動する。なお(+)と(−)は走査ヘッドのアジマ
スを示している。本実施例では、再生時のテープ走行速
度を記録時のテープ走行速度の1/12に設定している
ので12回のヘッド走査期間に1トラック相当のテープ
移動が行われている。図8は、上記図7に示した再生状
態における再生エンベロープ信号の波形を示す模式図で
ある。今、トラックaの情報をメモリ76に書き込み処
理する場合は、正しく再生されたブロック単位の再生デ
ィジタル信号の中のアドレス信号のトラック識別用2ビ
ットが00の再生ディジタル信号をメモリ76に供給す
るようにスイッチ74はA端子側に閉じられる。そし
て、図8に示したT2(+)期間でトラックaの下部か
ら再生される正しいディジタル信号がメモリ76に供給
され、順次T4(+)期間,T6(+)期間,T8
(+)期間でそれぞれトラックaの下部から上部に向か
って再生される正しいディジタル信号がメモリ76に供
給されていく。なお、上記の場合に同一のディジタル信
号が重複してメモリ76に供給されることになるが、こ
の供給されるディジタル信号がエラー信号でない限り、
重複書き込みを行っても問題は無く、むしろメモリの制
御を容易にする利点がある。そして、最終的に正しい再
生ディジタル信号を書き込まれなかったブロックがエラ
ーとして判断され、後の外検査符号によるエラー訂正が
行われる。上記のようにメモリ76にトラックaの情報
が書き込まれている状況で、もう一方のメモリ77は、
トラックzの情報の書き込みからトラックzの再生ディ
ジタル信号の外検査符号によるエラー訂正処理および1
図に示したメモリ26への再生ディジタル信号の一括転
送を経由してトラックbの情報の書き込みへと処理を移
行して行く。
【0025】上記の信号処理の移行で重要な点は、外検
査符号によるエラー訂正処理の開始タイミングである。
本実施例では、このタイミングを1トラック隔てた後行
トラックからの再生ディジタル信号が再生され、1ブロ
ックでも内検査符号によるエラー検出で正しいと判断さ
れた時点で再生ディジタル信号の更新を終了し、外検査
符号によるエラー訂正を開始するようにしている。上記
1トラック隔てた後行トラックからの再生ディジタル信
号を正しいと判断する手段は、トラック識別用の2ビッ
トのアドレス信号を検出することにより行っている。し
たがって、図8のT11(−)の期間に、はじめてトラ
ックbの正しい再生ディジタル信号が得られ、トラック
識別用2ビットアドレス信号の01が検出されると、図
6に示したスイッチ75およびスイッチ80はメモリ切
換え回路73から供給される制御信号にしたがってB端
子側に閉じられる。そして、外検査符号デコーダ78
は、メモリ77に接続され、メモリ77を用いてメモリ
77に書き込まれている信号、すなわちトラックzから
の再生ディジタル信号の外検査符号によるエラー訂正を
行う。外検査符号によるエラー訂正が終了すると終了信
号をメモリ切換え回路73に供給する。これによりメモ
リ切換え回路73は、スイッチ79をB端子側に閉じる
制御信号を発生し、スイッチ79に供給する。そして、
メモリ77に書き込まれているトラックzのエラー訂正
完了ディジタル信号は、スイッチ79および出力端子6
9を介して図1に示したメモリ回路26に供給される。
トラックzの再生ディジタル信号の転送が終了すると、
メモリ77には図8のT13(−)期間からトラックb
から再生される情報が順次書き込まれていく。同様に、
メモリ76に書き込まれているトラックaの再生ディジ
タル信号は、例えば図8におけるT22(+)期間でト
ラックcから再生されるトラック識別用の2ビットのア
ドレス信号「10」が検出されたタイミングで外検査符
号によるエラー訂正処理を開始する。この時、スイッチ
75およびスイッチ80はA端子側に閉じられる。以
降、順次1トラック隔てた後行トラックからの再生ディ
ジタル信号(トラック識別用2ビットアドレス信号)を
検出するタイミングで上記に説明してきた1トラック単
位のディジタル処理を行っていく。
【0026】以上のDSP25の処理によりエラー訂正
された再生ディジタル信号が供給されるメモリ回路26
は、システムコントローラ19から供給される出力伝送
レートの指定信号に従い、所定の伝送レート例えば1.
5Mbpsの再生ディジタル信号をMPEGデコーダ2
8および出力端子10に供給する。MPEGデコーダ2
8は、システムコントローラ19から供給される再生デ
ィジタル信号の識別信号およびデコード方式の設定信号
に従い、再生信号がMPEG方式の圧縮信号である場合
には、デコードにより圧縮を解凍(伸長)し、ディジタ
ル映像信号およびディジタル音声信号をDAコンバータ
29に供給する。DAコンバータ29は、供給されるデ
ィジタル映像および音声信号をアナログ信号に変換し、
それぞれ出力端子11,12を介して出力される。な
お、再生ディジタル信号が、コンピュータ機器等に用い
るデータ信号の場合は、所定の伝送レートに変換された
後、出力端子10を介して出力される。
【0027】なお、上記システムコントローラ19から
メモリ回路26およびMPEGデコーダ28に供給され
る設定信号や識別信号は、再生ディジタル信号に含まれ
るインデックス信号を、インデックス信号検出回路27
で検出し、システムコントローラ19でデコードするこ
とにより発生している。
【0028】次に再生時におけるサーボ制御について図
5を用いて説明する。まず、ドラムサーボについて説明
する。図5においてドラム2の速度制御は、先に説明し
た記録時と同様の処理により速度検出回路47と速度目
標設定回路48および減算回路49とにより速度エラー
情報が発生されて行われる。位相制御は、再生時は入力
ディジタル情報信号の同期信号が供給されないので、図
5に示した位相目標設定回路51では、図示していない
が水晶発信器等で発生された安定なクロックを用いて、
テレビ信号におけるフレーム周波数の3倍の周波数の位
相基準信号を発生し、この位相基準信号により位相目標
信号を発生し、減算回路52に供給している。そして減
算回路52で、上記の位相検出情報と位相目標情報との
減算を行い、その差分である位相エラー情報を加算&特
性補償回路53に供給する。加算&特性補償回路53以
降の処理は、記録時と同様である。
【0029】再生時のテープ走行制御すなわちキャプス
タン制御は、テープ走行速度を記録されたディジタル情
報信号の時間軸圧縮率に合わせて減速制御する必要があ
る。
【0030】再生時のテープ走行制御すなわちキャプス
タン制御は、テープ走行速度を記録されたディジタル情
報信号の時間軸圧縮率に合わせて減速制御する必要があ
る。図5において速度検出回路60はCFG信号の周期
を計測することによりキャプスタン4の回転速度を検出
し、その速度検出情報を減算回路62に供給する。速度
目標設定回路61は、システムコントローラ19から入
力端子56を介して供給されるキャプスタン指令信号C
Cに従いキャプスタン4の回転速度目標を発生し、その
速度目標情報を減算回路62に供給する。システムコン
トローラ19は、再生インデックス信号から再生ディジ
タル信号の時間軸圧縮率情報を検出し、この情報からキ
ャプスタン4の速度目標を決定し、キャプスタン指令信
号CCとして速度目標設定回路61に供給する。したが
って、再生ディジタル信号の時間軸圧縮率が1/12の
場合には、再生時のテープ速度目標は記録時のテープ速
度の1/12に設定される。
【0031】記録時のテープ速度に対し再生時のテープ
速度を等しく1/12にするために速度の積分制御系を
構成する必要があるが、これは再生CTL信号を用いて
行っている。再生CTL信号による速度の積分制御は、
図1におけるCTL発生・検出回路21において、CT
Lヘッド6から検出される再生CTL信号と図5に示し
た位相目標設定回路51で安定なクロックを用いて発生
されたテレビ信号におけるフレーム周波数の3倍の周波
数の位相基準信号との位相比較を行い位相エラー信号を
発生している。この再生CTL信号による位相エラー信
号は、図5に示した入力端子58を介してスイッチ64
に供給される。スイッチ64は再生時にはB端子側に閉
じられており、上記再生CTL信号から生成された位相
エラー信号を加算&特性補償回路65に供給する。上記
動作により、再生CTL信号周波数を記録CTL信号周
波数に対し1/12になるようにテープ走行速度が制御
される。
【0032】以上説明したように本実施例に依れば、伝
送路を経由して供給される時間軸圧縮されたディジタル
情報信号を記録し、再生時に記録情報信号の時間軸圧縮
率に等しいテープ走行速度で再生すると共に、1トラッ
クに記録されている情報を単位としてディジタル処理を
行うようにし、間欠的に再生される1トラック単位のデ
ィジタル信号の検出完了タイミングを上記検出トラック
に対し1トラック隔てた後行トラックの再生ディジタル
信号の検出により判断することにより、必要とする1ト
ラック単位のディジタル信号を欠落無く検出でき、この
検出された1トラック単位のディジタル信号を所望の伝
送レートで出力することにより、大規模なバッファメモ
リを必要とせず時間軸を元の状態に伸長して再生するこ
とが可能になる。
【0033】なお、本実施例では入力(記録)ディジタ
ル情報信号の時間軸圧縮率を1/12の場合について説
明したが、この時間軸圧縮率は異なる値でも良い。ま
た、再生時のテープ速度の積分制御系を採用している
が、これは例えば8ミリビデオ等で用いられているパイ
ロット信号によるATF方式を用いても良い。
【0034】では次に第2の実施例について説明する。
本第2の実施例が先の実施例と大きく異なる点は、再生
時におけるテープ走行制御である。以下、図9を用いて
詳細に説明する。図9は本発明を適用したヘリカル走査
型の記録再生装置の構成を示すブロック図である。図9
において、先の図1に示したブロックと同一符号を付け
たブロックは、図1のブロックと同一あるいは同様の働
きをするものである。図9の装置が図1の装置と異なる
点は、図1におけるCTLヘッド6およびCTL発生・
検出回路21が削除されている反面、新たにデータ量検
出回路80が設けられていることである。以下、このデ
ータ量検出回路80が重要な働きをする再生時における
テープ走行制御について詳細に説明する。
【0035】先の実施例では、再生時のテープ走行制御
をCTL信号を用いて行っている。この場合、再生時の
テープ走行速度を記録時に対し正確に制御できる。具体
的には、例えば先の実施例の如く再生時のテープ走行速
度を記録時の1/12にする場合は、記録時のCTL信
号周波数に対し再生CTL信号周波数1/12の周波数
になるようにテープ走行速度を制御することにより実現
される。これに対し本第2の実施例では、CTL信号等
を使わずに、再生されるディジタル信号量と出力するデ
ィジタル信号量を平衡させるようにテープ走行制御を行
うものである。図9において、記録時の動作は、CTL
信号の記録系を削除しただけで、その他の動作は先の図
1に示した実施例と同様でありここでの説明は省略す
る。また、再生時における動作も、新たに設けたデータ
量検出回路80およびキャプスタンサーボ回路22を除
いては、先の図1に示した実施例と同様でありここでの
説明は省略する。以下、データ量検出回路80とキャプ
スタンサーボ回路22の動作について詳細に説明する。
【0036】図9において、再生時にDSP25にてエ
ラー訂正処理を施された再生ディジタル信号は、1トラ
ック相当の再生ディジタル信号を単位としてメモリ回路
26に供給される。この時、メモリ回路26に供給され
るディジタル信号のデータ量情報は、データ量検出回路
80に供給される。メモリ回路26は、DSP25から
供給された再生ディジタル信号を、システムコントロー
ラ19から供給される出力伝送レートの指定信号に従
い、所定の伝送レート例えば1.5Mbpsの再生ディ
ジタル信号としてMPEGデコーダ28および出力端子
10に供給する。この時、メモリ回路26から出力され
る時間軸伸長されたディジタル信号のデータ量情報は、
データ量検出回路80に供給される。上記のようにメモ
リ回路26に書き込まれるデータ量情報と読み出される
データ量情報が供給されているデータ量検出回路80
は、この二つのデータ量情報からテープ走行速度制御用
の補正信号を生成し、キャプスタンサーボ回路22に供
給する。図10にデータ量検出回路81の具体的構成を
示す。図10において、82,83は入力端子、84は
出力端子、85,87は減算回路、86はラッチ回路、
88はオフセットデータ量発生回路、89はリミッタ回
路、そして90は極性反転回路である。図10におい
て、入力端子82および83を介して供給されるメモリ
回路26の書き込みデータ量信号と読みだしデータ量信
号は減算回路85で減算される。減算回路85の減算処
理にて発生されたデータ量の差分信号はラッチ回路86
に供給される。ラッチ回路86は、例えばDSP26か
ら供給されるディジタル信号のメモリ回路26への書き
込みタイミングから所定時間(Td)遅延したタイミン
グでデータ量の差分信号をラッチする。ラッチされたデ
ータ量の差分信号は、減算回路87でオフセットデータ
量発生回路88から供給されるオフセットデータ量信号
と減算処理されリミッタ回路89に供給される。リミッ
タ回路89は、オフセットデータ量を減算したデータ量
差分信号を所定の範囲内に制限して、極性反転回路90
に供給する。極性反転回路90は、データ量差分信号の
極性を反転し出力端子84を介して図9に示したキャプ
スタンサーボ回路22に供給する。図11に図10にお
ける減算回路85の出力であるデータ量差分信号の模式
的波形例を示す。図11において、(1)は再生時のテ
ープ走行速度が正しく制御されている場合を示し、
(2)はテープ走行速度が遅い場合を示し、(3)はテ
ープ走行速度が早い場合を示している。そして、図中の
矢印は、ラッチ回路86のラッチタイミングを示す。図
11から分かるように、データ量差分信号の値はテープ
走行速度に応じて変化するのでテープ走行速度制御用の
補正信号として用いることができる。なお、ラッチ回路
86は、減算回路85の出力であるデータ量差分信号が
そのままではノコギリ波状であり、これをテープ走行速
度制御用の補正信号とするとテープ走行が乱れるため、
平滑手段として用いている。また極性反転回路は、デー
タ量差分信号(テープ走行速度制御用の補正信号)を負
帰還信号とするものである。なお、この極性反転回路9
0は減算回路の極性を反対にする事により削減可能であ
る。また、ラッチ回路86を用いたサンプルホールド出
力によりテープ走行速度制御用の補正信号の平滑化を図
っているが、これは例えばLPF(低域通過フィルタ)
等を用いて差分データ量を平滑化しても良い。テープ走
行速度制御用の補正信号が供給されているキャプスタン
サーボ回路22は、先に説明したの図5に示した構成で
ある。キャプスタンサーボ回路22において、速度検出
回路60と速度目標設定回路61および減算回路62に
て発生される速度エラー信号は、先の実施例と同様であ
り、この速度エラー信号と再生時はB端子側に閉じてい
るスイッチ64を介してデータ量検出回路81から供給
されるテープ走行速度制御用の補正信号は、加算&特性
補償回路65に供給される。加算&特性補償回路65と
DAコンバータ66およびMDA67により生成された
キャプスタン制御信号は、キャプスタンモータ5に供給
されキャプスタン4を回転し磁気テープ1を所望の速
度、すなわち時間軸伸長した再生ディジタル信号を連続
的に過不足無く出力できるテープ速度で走行する。
【0037】メモリ回路26から所定の伝送レートで出
力される再生ディジタル信号は、MPEGデコーダ28
および出力端子10に供給され、以下先の実施例と同様
に処理されて出力される。
【0038】以上説明したように本実施例に依れば、伝
送路を経由して供給される時間軸圧縮されたディジタル
情報信号を記録し、再生時に記録情報信号の時間軸圧縮
率に応じたテープ走行速度で再生する場合に、磁気テー
プから再生されるディジタル信号のデータ量と所定の伝
送レートの出力ディジタル信号量のデータ量を比較し、
その二つのデータ量の差分が所定の量になるように再生
時のテープ走行速度を制御するようにしており、再生デ
ィジタル信号を所望の時間軸伸長率(伝送レート)で連
続的に過不足無く出力できるので、大規模なバッファメ
モリを必要とせず時間軸を元の状態に伸長して再生する
ことが可能になる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に依れば、伝
送路を経由して供給される時間軸圧縮されたディジタル
情報信号を記録し、再生時に大規模なバッファメモリを
必要とすることなく所望の時間軸伸長率、すなわち所望
の伝送レートでディジタル情報信号を再生することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘリカル走査型の記録再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明のヘリカル走査型の記録再生装置の使用
環境を示す構成図である。
【図3】記録情報信号のエラー検出訂正符号構造とブロ
ック構成を示す図である。
【図4】本装置により記録されるトラックパターンの一
例を示す図である。
【図5】ドラムサーボ回路およびキャプスタンサーボ回
路の構成を示すブロック図である。
【図6】再生信号処理系におけるディジタルシグナルプ
ロセッサの構成を示すブロック図である。
【図7】記録トラックパターンと1/12倍速テープ走
行時のヘッド走査軌跡を示した図である。
【図8】1/12倍速テープ走行再生時における再生エ
ンベロープ信号波形を示した図である。
【図9】本発明のヘリカル走査型の記録再生装置の構成
を示すブロック図である。
【図10】データ量検出回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図11】データ量検出回路におけるデータ量差分信号
波形を示した図である。
【符号の説明】
13…チャンネルセレクタ、 14,24…復調回路、 15…PCMデコーダ、 16,25…ディジタルシグナルプロセッサ、 17,37…変調回路、 19…システムコントローラ、 20…ドラムサーボ回路、 21…CTL発生・検出回路、 22…キャプスタンサーボ回路、 26,76,77…メモリ回路、 27…インデックス信号検出回路、 28…MPEGデコーダ、 29,54,66…DAコンバータ、 47,60…速度検出回路、 48,61…速度目標設定回路、 49,52,62,85,87…減算回路、 50…位相検出回路、 51…位相目標設定回路、 53,65…加算&特性補償回路、 55,67…モータードライバーアンプ、 63…積分回路、 64,74,75,79,80…スイッチ、 70…SYNC検出回路、 71…内検査符号デコーダ、 72…アドレス検出回路、 73…メモリ切換え回路、 78…外検査符号デコーダ、 81…データ量検出回路、 86…ラッチ回路、 88…オフセットデータ量発生回路、 89…リミット回路、 90…極性反転回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三辺 晃史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 尾鷲 仁朗 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路を介して供給される時間軸圧縮され
    たディジタル情報信号を記録し、記録時と異なるテープ
    走行速度で再生することにより再生時におけるディジタ
    ル情報信号の伝送レートを記録時と異なるようにしたヘ
    リカル走査型の記録再生装置において、 記録系に、伝送路を介して供給される入力ディジタル信
    号を所定の単位ごとに第1のエラー検出訂正符号を付加
    する第1のエラー検出訂正符号付加手段と、上記エラー
    検出訂正符号を付加されたディジタル信号を所定のブロ
    ックに分割しアドレス信号を付加するアドレス信号付加
    手段と、アドレス信号を付加されたディジタル信号に第
    2のエラー検出訂正符号を付加する第2のエラー検出訂
    正符号付加手段と、記録ディジタル信号を所定の信号形
    態に変換する変調手段と、上記変調されたディジタル信
    号を磁気テープに記録する記録手段と、磁気テープを第
    1の速度で走行させるテープ走行手段とを備え、 再生系に、磁気テープを入力ディジタル信号の時間軸圧
    縮率に応じた第2の速度で走行させるテープ走行手段
    と、磁気テープから再生信号を検出する再生信号検出手
    段と、変調されている再生信号を元のディジタル信号形
    態に戻す復調手段と、第2のエラー検出訂正符号により
    正しい再生ディジタル信号を抽出するエラー検出手段
    と、アドレス信号を検出するアドレス検出手段と、上記
    正しい再生ディジタル信号をアドレス信号に応じてメモ
    リ上の所定の領域に書き込むメモリ手段と、上記再生デ
    ィジタル信号が記録されていたトラックに対し1トラッ
    ク隔てた後行トラックからの再生ディジタル信号を検出
    する信号検出手段と、上記メモリ手段に書き込まれた所
    定の単位ごとの再生ディジタル信号を第1のエラー検出
    訂正符号を用いてエラー訂正するエラー訂正手段と、エ
    ラー訂正を施した再生ディジタル信号を所定の伝送レー
    トで読み出す時間軸伸長手段とを備え、 上記信号検出手段の検出信号にしたがって、上記メモリ
    手段への同一トラックから再生されるディジタル信号の
    更新を停止すると共に、上記エラー訂正手段における所
    定の単位ごとの再生ディジタル信号のエラー訂正処理を
    開始するようにしたことを特徴とするヘリカル走査型の
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】伝送路を介して供給される時間軸圧縮され
    たディジタル情報信号を記録し、記録時と異なるテープ
    走行速度で再生することにより再生時におけるディジタ
    ル情報信号の伝送レートを記録時と異なるようにしたヘ
    リカル走査型の記録再生装置において、 記録系に、伝送路を介して供給される入力ディジタル信
    号を所定の単位ごとに第1のエラー検出訂正符号を付加
    する第1のエラー検出訂正符号付加手段と、上記エラー
    検出訂正符号を付加されたディジタル信号を所定のブロ
    ックに分割しアドレス信号を付加するアドレス信号付加
    手段と、アドレス信号を付加されたディジタル信号に第
    2のエラー検出訂正符号を付加する第2のエラー検出訂
    正符号付加手段と、記録ディジタル信号を所定の信号形
    態に変換する変調手段と、上記変調されたディジタル信
    号を磁気テープに記録する記録手段と、磁気テープを第
    1の速度で走行させるテープ走行手段とを備え、 再生系に、磁気テープを入力ディジタル信号の時間軸圧
    縮率に応じた第2の速度で走行させるテープ走行手段
    と、磁気テープから再生信号を検出する再生信号検出手
    段と、変調されている再生信号を元のディジタル信号形
    態に戻す復調手段と、第2のエラー検出訂正符号により
    正しい再生ディジタル信号を抽出するエラー検出手段
    と、アドレス信号を検出するアドレス検出手段と、上記
    正しい再生ディジタル信号をアドレス信号に応じてメモ
    リ上の所定の領域に書き込むメモリ手段と、メモリ手段
    に書き込まれた所定の単位ごとの再生ディジタル信号を
    第1のエラー検出訂正符号を用いてエラー訂正するエラ
    ー訂正手段と、エラー訂正を施した再生ディジタル信号
    を所定の伝送レートで読み出す時間軸伸長手段とを備
    え、 磁気ヘッドが一回の走査で記録するディジタル信号を1
    トラック情報量とした時に4トラック情報量以上を単位
    として上記アドレス信号を発生するようにしたことを特
    徴とするヘリカル走査型の記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記第1のエラー検出訂正符号を付加する
    所定の単位が、上記1トラック情報に相当するディジタ
    ル信号であることを特徴とする請求項第1項又は第2項
    記載のヘリカル走査型の記録再生装置。
  4. 【請求項4】上記入力ディジタル信号の時間軸圧縮率を
    1/Nとした時に、上記テープ走行手段における第2の
    テープ走行速度を第1のテープ走行速度に対し1/Nの
    速度に設定するようにしたことを特徴とする請求項第1
    項又は第2項記載のヘリカル走査型の記録再生装置。
  5. 【請求項5】伝送路を介して供給される時間軸圧縮され
    たディジタル情報信号を記録し、記録時と異なるテープ
    走行速度で再生することにより再生時におけるディジタ
    ル情報信号の伝送レートを記録時と異なるようにしたヘ
    リカル走査型の記録再生装置において、 記録系に、伝送路を介して供給される入力ディジタル信
    号を所定の単位ごとに第1のエラー検出訂正符号を付加
    する第1のエラー検出訂正符号付加手段と、上記エラー
    検出訂正符号を付加されたディジタル信号を所定のブロ
    ックに分割しアドレス信号を付加するアドレス信号付加
    手段と、アドレス信号を付加されたディジタル信号に第
    2のエラー検出訂正符号を付加する第2のエラー検出訂
    正符号付加手段と、記録ディジタル信号を所定の信号形
    態に変換する変調手段と、上記変調されたディジタル信
    号を磁気テープに記録する記録手段と、磁気テープを第
    1の速度で走行させるテープ走行手段とを備え、 再生系に、磁気テープを入力ディジタル信号の時間軸圧
    縮率に応じた第2の速度で走行させるテープ走行手段
    と、磁気テープから再生信号を検出する再生信号検出手
    段と、変調されている再生信号を元のディジタル信号形
    態に戻す復調手段と、第2のエラー検出訂正符号により
    正しい再生ディジタル信号を抽出するエラー検出手段
    と、アドレス信号を検出するアドレス検出手段と、上記
    正しい再生ディジタル信号をアドレス信号に応じてメモ
    リ上の所定の領域に書き込むメモリ手段と、メモリ手段
    に記憶されている再生ディジタル信号のデータ量を検出
    するデータ量検出手段と、メモリ手段に記憶された所定
    の単位ごとの再生ディジタル信号を第1のエラー検出訂
    正符号を用いてエラー訂正するエラー訂正手段と、エラ
    ー訂正を施した再生ディジタル信号を所定の伝送レート
    で読み出す時間軸伸長手段とを備え、 上記再生系のテープ走行手段における第2の磁気テープ
    速度を上記データ量検出手段のデータ量検出情報に応じ
    て制御するようにしたことを特徴とするヘリカル走査型
    の記録再生装置。
  6. 【請求項6】伝送路を介して供給される時間軸圧縮され
    たディジタル情報信号を記録し、記録時と異なるテープ
    走行速度で再生することにより再生時におけるディジタ
    ル情報信号の伝送レートを記録時と異なるようにしたヘ
    リカル走査型の記録再生装置において、 伝送路を介して供給される入力ディジタル信号を記録す
    る記録手段と、磁気テープを記録時に第1の速度で走行
    させるテープ走行手段と、磁気テープを再生時に入力デ
    ィジタル信号の時間軸圧縮率に応じた第2の速度で走行
    させるテープ走行手段と、磁気テープから再生信号を検
    出する再生信号検出手段と、検出された再生ディジタル
    信号をメモリ上の所定の領域に書き込むメモリ手段と、
    メモリ手段に記憶されている再生ディジタル信号のデー
    タ量を検出するデータ量検出手段とを備え、 上記再生系のテープ走行手段における第2の磁気テープ
    速度を上記データ量検出手段のデータ量検出情報に応じ
    て制御するようにしたことを特徴とするヘリカル走査型
    の記録再生装置。
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