JPH07244885A - 光磁気記録方法及び光磁気記録装置 - Google Patents

光磁気記録方法及び光磁気記録装置

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JPH07244885A
JPH07244885A JP3572894A JP3572894A JPH07244885A JP H07244885 A JPH07244885 A JP H07244885A JP 3572894 A JP3572894 A JP 3572894A JP 3572894 A JP3572894 A JP 3572894A JP H07244885 A JPH07244885 A JP H07244885A
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recording
magneto
laser
optical
signal
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JP3572894A
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Yasuyuki Miyaoka
康之 宮岡
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2値化情報において、“0”が多く続くパタ
ーンの後の磁区マークを正確に記録可能とすることによ
って、ランダムなパターン列である実際のデータ記録を
正確に行う光磁気記録方法及び装置を提供する。 【構成】 記録信号に応じてレーザ光を記録膜を有する
光磁気記録媒体に照射し、該照射部分の記録膜の温度を
記録しきい値以上に上昇させ、バイアス磁界を印加する
ことにより前記記録信号に対応した磁区パターンを記録
膜に形成して情報の記録を行う光変調マークポジション
記録方法による光磁気記録方法において、記録信号を検
知してレーザ光照射条件を最適化してレーザ光照射部位
の記録膜の温度を記録信号の種類にかかわらず常にしき
い値以上に上昇させることにより、均一な大きさの磁区
マークからなる磁区パターンを形成することを特徴とす
る光磁気記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録方法及び装置
に関し、更に詳しくは光磁気記録媒体にレーザ光を選択
的に照射し複数の磁区マークからなる磁区パターンを形
成し、磁区マークと磁区マークとの間隔により情報を記
録する光変調マークポジション記録方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光変調マークポジション記録方式
の光磁気記録装置の構成例を図9に示す。図中、1はガ
ラスあるいはプラスチックを素材とした基板2に光磁気
記録媒体3を被着し、さらに保護膜4を形成した光磁気
ディスクである。この光磁気ディスク1はマグネットチ
ャッキング等でスピンドルモータに支持され、回転軸に
対して回転自在の構造となっている。5〜12は光磁気
ディスク1にレーザ光を照射し、さらに反射光から情報
を得る光ヘッドを構成する個々の部品の概略図であり、
5はアクチュエータ、6は半導体レーザ、7は集光レン
ズ、8はビーム整形レンズ、9はビームスプリッタ、1
0はλ/2板、11は偏光ビームスプリッタ、13はフ
ォトセンサである。半導体レーザ6から出射されたレー
ザ光はビーム整形レンズ8、ビームスプリッタ9、集光
レンズ7を介して、光磁気ディスク1に照射される。こ
のとき集光レンズ7はアクチュエータ5の制御によって
フォーカシング方向、及び、トラッキング方向に移動し
てレーザ光が光磁気記録媒体3上に逐次焦点を結ぶよう
に制御され、かつ、光磁気ディスク上に刻まれた案内溝
に沿ってトラッキングする構成になっている。光磁気デ
ィスク1で反射されたレーザ光はビームスプリッタ9に
より、偏光ビームスプリッタ11の方向に光路が変えら
れ、λ/2板10、偏光ビームスプリッタ11を介し
て、光磁気記録媒体の磁化の極性によって、それぞれセ
ンサ13にレンズ12によって集められる。それぞれの
センサの出力は14により差動増幅され、光磁気信号を
出力する構成となっている。コントローラ17は温度セ
ンサ16の出力、光磁気ディスクの回転数、及び、記録
半径を入力情報として、半導体レーザ6を駆動するため
のLDドライバ18及び、下記バイアスマグネットドラ
イバ20に制御情報を提供するものである。
【0003】19は消去、または記録動作時にそれぞれ
逆方向の所定の磁界を印加するバイアスマグネットであ
り、移動することなく記録領域全てにおいて磁界を印加
することができる。20はこのバイアスマグネットを記
録、消去動作時にコントローラ17から制御情報を受け
てバイアスマグネット駆動するマグネットドライバであ
る。
【0004】このような構成において、記録動作を行な
う場合、コントローラ17は記録動作を行なう半径位
置、回転数から記録に要するレーザ光強度(以下、記録
レーザパワーと称する)を算出し、さらに温度センサ1
6から光磁気ディスク1の近傍の温度を検出して雰囲気
温度による記録感度の変化を考慮して最終的に所望の記
録レーザパワーを決定する。図10に示すような、2−
7変調符号を用いた記録信号(a)を記録する場合、バ
イアスマグネットドライバ20はコントローラ17から
指令、情報を得て、バイアスマグネット19が記録方向
の磁界を発生するように電流を供給、制御する。ここで
磁界強度が所定の大きさに到達した時点で、所定の記録
領域に対して記録動作が行なわれる。レーザ光は記録信
号に応じて磁区マークの位置間隔が記録情報を持つよう
な磁区パターンを形成するように照射される。2−7変
調符号を用いた場合には記録信号“1”に相当する部分
で所定の記録パワーpp を所定の時間、例えば、0.7
5T(T:1チャネルビット)に相当する時間レーザ光
を照射する。レーザ光が照射されて記録しきい値温度以
上に上昇した記録膜は、印加されている記録バイアス磁
界により、記録パターン(d)に示すような磁区パター
ンが形成され記録が行なわれる。さらに、この記録され
た磁区パターンを再生すると光磁気信号として再生波形
信号(e)が読み出される。この再生波形信号(e)
を、例えば微分回路により微分を行ない、ゼロクロスコ
ンパレータ等により2値化を行なうことにより、記録し
た2値情報を再生することができる。
【0005】
【発明が解決しようとている課題】しかしながら、上記
従来例においては、レーザ波長及び集光レンズの性能に
よって決定されるビームサイズよりも実際に記録される
磁区マークが小さくなることがあるため、磁区マークと
磁区マークとの間隔が狭い記録信号を記録する場合は、
磁区パターン形成時の温度領域はレーザ光のビームスポ
ットの光量分布(エネルギー分布)のごく先端域を利用
した、所謂筆先記録で記録することが必要となる。この
場合、磁区パターン形成に必要な記録しきい値温度と最
高到達温度との差は磁区マークが十分大きな例えば0.
78μmのマークサイズ時に比べて少なくなっている。
したがって、記録時の記録部位近傍の温度状態が記録感
度に大きく影響を及ぼすことになる。その結果、例え
ば、2−7変調符号を用いた場合のマークサイズを0.
5μm(1.5Tに相当:Tは1チャネルコード幅)と
して細密パターンである3Tの連続記録と最もマーク間
隔が長くなる8Tの連続記録において、記録パワーに対
するC/Nの変化を見ると図11のようになる。図中、
横軸は記録レーザーパワー、縦軸はC/Nであり、3T
の繰り返し記録の場合と8Tの繰り返し記録の場合とで
記録レーザ照射幅は等しく0.75Tとしている。3T
の繰り返し記録において記録パワーを上げ過ぎるとC/
Nが低下しているが、これは磁区マークが大きくなり過
ぎてしまうことが原因である。一般にデータ記録にはC
/Nが45dB以上必要といわれているが、この場合、
3Tの繰り返し記録、8Tの繰り返し記録において、共
にC/Nが45dBを越えると記録に要する記録レーザ
パワーの解が存在しなくなる。これは記録パターンの粗
密差により記録膜の残留熱蓄積量が異なり、次なる記録
部位における媒体温度が異なることが主原因である。こ
れを説明するための記録媒体の温度状態の模式図を図1
0に示す。図中、3Tパターンと5Tパターンと8Tパ
ターンが記録信号として(a)に示されており、これに
対応するレーザ照射が(b)に、さらに記録膜のビーム
中心位置での温度変化が(c)に示してある。これは、
磁区マーク直前での記録膜温度差、さらに、レーザ照射
による到達温度差が記録パターンにより発生しているこ
とを示している。したがって、(d)に示すように
“0”が多く続くパターンの後の磁区マークが形成され
ないという問題点があり、このような系において、ラン
ダムなパターン列である実際のデータ記録を行なった場
合では記録パターンによっては磁区マークが形成できな
いという現象が現れ大きな問題となっていた。
【0006】従って、本発明は2値化情報において
“0”が多く続くパターンの後の磁区マークを正確に記
録可能とすることによって、ランダムなパターン列であ
る実際のデータ記録を正確に行う光磁気記録方法及び装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、記録信号に応じてレーザ光を記録膜を有する光磁
気記録媒体に照射し、該照射部分の記録膜の温度を記録
しきい値以上に上昇させ、バイアス磁界を印加すること
により前記記録信号に対応した磁区パターンを記録膜に
形成して情報の記録を行う光変調マークポジション記録
方法による光磁気記録方法において、記録信号を検知し
てレーザ光照射条件を最適化してレーザ光照射部位の記
録膜の温度を記録信号の種類にかかわらず常にしきい値
以上に上昇させることにより、均一な大きさの磁区マー
クからなる磁区パターンを形成することを特徴とする光
磁気記録方法である。
【0008】また、本発明の光磁気記録方法は、記録信
号を検知して、照射するレーザ光のパルス幅及び位相を
記録信号に応じて変化させることによりレーザ光照射条
件を最適化することを含むものである。
【0009】また、本発明の光磁気記録方法は、記録信
号を検知して、照射するレーザ光のピークパワーを記録
信号に応じて変化させることによりレーザ光照射条件を
最適化することを含むものである。
【0010】また、本発明の光磁気記録方法は、記録信
号を検知して、照射するレーザ光のボトムパワーを記録
信号に応じて変化させることによりレーザ光照射条件を
最適化することを含むものである。
【0011】また、本発明の光磁気記録方法は、記録信
号に応じてボトムパワーの照射時間を制御することを含
むものである。
【0012】また、本発明は、記録信号に応じてレーザ
光を記録膜を有する光磁気記録媒体に照射し、該照射部
分の記録膜の温度を記録しきい値以上に上昇させ、バイ
アス磁界を印加することにより前記記録信号に対応した
磁区パターンを記録膜に形成して情報の記録を行う光変
調マークポジション記録方式の光磁気記録装置におい
て、記録信号を検知してレーザ光照射条件を最適化する
手段を有してなることを特徴とする光磁気記録装置であ
る。
【0013】また、本発明の光磁気記録装置は、記録信
号を検知してレーザ光照射条件を最適化する手段がパタ
ーン検出回路、パルス幅可変回路及び位相選択回路から
なることを含むものである。
【0014】また、本発明の光磁気記録装置は、記録信
号を検知してレーザ光照射条件を最適化する手段がパタ
ーン検出回路及びピークパワー選択回路からなることを
含むものである。
【0015】また、本発明の光磁気記録装置は、記録信
号を検知してレーザ光照射条件を最適化する手段がパタ
ーン検出回路及びボトムパワー選択回路からなることを
含むものである。
【0016】また、本発明の光磁気記録装置は、記録信
号を検知してレーザ光照射条件を最適化する手段がパタ
ーン検出回路及びプリヒート記録パワーON時間選択回
路からなることを含むものである。
【0017】
【作用】本発明は、光磁気記録媒体にレーザ光を選択的
に照射し、該照射部位の記録膜を記録しきい値温度以上
に上昇させ、印加されたバイアス磁界により磁区を形成
し、前記磁区マークの間隔に情報を持たせた記録を行な
う、光変調マークポジション記録方式において、直前に
記録した記録パターンの検出手段、かつ、記録パルス幅
及び位相調整手段かつ、または記録ピークパワー変調手
段かつ、または記録ボトムパワー変調手段かつ、または
記録ボトムパワーOFF時間調整手段により、レーザ照
射パルス幅、記録ピークパワー、記録ボトムパワー、の
いずれかを直前に記録した記録パターンまたは記録する
パターンにより変化させることにより、磁区マーク形成
直前の記録膜温度差、または、レーザ照射による到達温
度差が記録パターンに関係なくほぼ等しくなり、形成さ
れた磁区マークが記録パターンに関係なくほぼ等しくな
るようにし、ランダムなパターン列である実際のデータ
記録を行なった場合でも記録パターンに関係なく、最適
な磁区マークを形成することを可能としたものである。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0019】実施例1 本発明による光変調マークポジション記録方式の第1の
実施例である光磁気記録再生装置の構成図を図1に示
す。図中、1はガラスあるいはプラスチックを素材とし
た基板2に光磁気記録媒体3を被着し、さらに保護膜4
を形成した光磁気ディスクである。この光磁気ディスク
1はマグネットチャッキング等でスピンドルモータに支
持され、回転軸に対して回転自在の構造となっている。
5〜12は光磁気ディスク1にレーザ光を照射し、さら
に反射光から情報を得る光ヘッドを構成する個々の部品
の概略図であり、5はアクチュエータ、6は半導体レー
ザ、7は集光レンズ、8はビーム整形レンズ、9はビー
ムスプリッタ、10はλ/2板、11は偏光ビームスプ
リッタ、13はフォトセンサである。半導体レーザ6か
ら出射されたレーザ光はビーム整形レンズ8、ビームス
プリッタ9、集光レンズ7を介して、光磁気ディスク1
に照射される。このとき集光レンズ7はアクチュエータ
5の制御によってフォーカシング方向、及び、トラッキ
ング方向に移動してレーザ光が光磁気記録媒体3上に逐
次焦点を結ぶように制御され、かつ、光磁気ディスク上
に刻まれた案内溝に沿ってトラッキングする構成になっ
ている。光磁気ディスク1で反射されたレーザ光はビー
ムスプリッタ9により、偏光ビームスプリッタ11の方
向に光路が変えられ、λ/2板10、偏光ビームスプリ
ッタ11を介して光磁気記録媒体の磁化の極性によっ
て、それぞれセンサ13にレンズ12によって集められ
る。それぞれのセンサの出力は14により差動増幅さ
れ、光磁気信号を出力する構成となっている。19は消
去、または記録動作時にそれぞれ逆方向の所定の磁界を
印加するバイアスマグネットであり、移動することなく
記録領域全てにおいて磁界を印加することができる。2
0はこのバイアスマグネットを記録、消去動作時にコン
トローラ17から制御情報を受けてバイアスマグネット
駆動するマグネットドライバ(以下、バイアスマグネッ
トドライバと記す)である。コントローラ17は温度セ
ンサ16の出力、光磁気ディスクの回転数、及び、記録
半径を入力情報として、半導体レーザ6を駆動するため
のLDドライバ18及び、バイアスマグネットドライバ
20に制御情報を提供するものである。さらにコントロ
ーラ17は記録動作を行なう半径位置、回転数から記録
チャネル周波数を決定し、かつ、記録、消去及び再生動
作時の磁界の切り換え命令等をバイアスマグネットドラ
イバに出力する役割を持つ。
【0020】本実施例において記録信号を検知してレー
ザ光照射条件を最適化する手段(以下、レーザ光最適化
手段と称する)21は記録信号の所定パターンを検出す
るためのパターン検出回路、パルス幅可変回路及び位相
選択回路の3回路からなる。このレーザ光最適化手段は
所定パターンを検出して、検出パターン毎にそれぞれの
パターンにあった所定の記録パルス幅及びレーザ照射タ
イミングを選択し、LD(レーザ)ドライバ18に記録
ディジタル信号を出力する手段である。
【0021】以上説明した構成において、本発明の動作
原理を説明する。図2は本発明の動作を示すタイミング
図であり、(a)は記録信号、(b)は記録レーザ照射
幅、(c)は記録媒体温度、(d)は記録磁区パター
ン、(e)は再生光磁気信号である。
【0022】(a)に示すような信号を記録する場合、
まず、コントローラ17からレーザ光最適化手段21に
記録信号が送られる。このとき、コントローラ17は記
録動作を行なう半径位置、回転数から基準となる記録レ
ーザパワーを算出し、さらに温度センサ16から光磁気
ディスク1の近傍の温度を検出して雰囲気温度による記
録感度の変化を考慮して最終的に基準となる記録パワー
情報をLDドライバ18に送る。さらに、コントローラ
17からはレーザ光最適化手段21及びLDドライバ1
8に、この条件下においての所定パターンと記録レーザ
照射幅、レーザ照射位相との関係が情報として送られて
いる。レーザ光最適化手段21は、ここでは表1に示す
ように、直前に記録したパターンによりこれから記録し
ようとする記録レーザ照射パルス幅、レーザ照射位相を
決定する。
【0023】
【表1】 表中、Mは記録しようとしている情報“1”の前に位置
する“0”の数を表わしており、ここでは2−7変調符
号を仮定してMは2〜7となる。各Mに対応して位置す
る記号がレーザ照射パルス幅、レーザ照射位相に対応し
ている。理想的にはそれぞれのMに対応する全てのパタ
ーンにおいてレーザ照射パルス幅・レーザ照射位相を最
適に変えることが望ましいが、実際のシステムとしてみ
た場合、回路規模、制御負荷等の軽減も考えて、ここで
はMに関して3種類のレーザ照射パルス幅・レーザ照射
位相を設定する場合に関して説明する。
【0024】本発明はレーザ照射後の記録媒体の温度低
下の時間及び距離依存性に起因している。したがって、
直前の記録パターンが細密パターンである場合は次にレ
ーザ照射を行なうまでの時間、距離が短いために記録媒
体の温度低下が少なく、記録レーザ照射幅は同一記録レ
ーザパワーに対して最も短くてよい。これを基準に考え
ると直前の記録パターンの“0”の数が多いほど即ち、
磁区マーク間隔が長くなればなるほどレーザ照射後の時
間、距離とも長くなり、記録媒体の温度低下も大きくな
る。したがって、このようなパターンの直後は記録媒体
のしきい値温度以上に媒体の温度を上げ磁区形成を行な
うために記録レーザ照射幅を長くしなければならず、本
実施例においてはM=2の場合、照射幅をTa、M=
3,4の場合照射幅をTb、M=5,6,7の場合に照
射幅をTcとして、Ta<Tb<Tcなる関係が成り立
つようにレーザ照射パルス幅を決定する。また、記録レ
ーザ照射幅を広くして磁区マークを形成した場合磁区マ
ークの形状はM=2の場合とほぼ同様になるが、情報と
して重要である磁区マーク位置が記録しきい値に達する
時間の関係で後方にシフトする結果になる。したがっ
て、レーザ照射幅の拡大のみならず、レーザ照射位置を
前方にシフトさせる必要があり、ここでは照射幅Tbの
場合、位相シフトをPb、照射幅Tcの場合、位相シフ
トをPcとして、Pb<Pcなる関係が成り立つように
レーザ照射タイミングを決定する。また、このときのボ
トムパワーはフォーカシング及びトラッキングサーボを
かける都合により再生パワー程度にしておくことが望ま
しい。ボトムパワーとは記録媒体の温度を記録しきい値
温度まで上昇させないようなレーザの照射パワーを言
い、概念的には記録信号”0”に対応する記録動作中の
レーザ照射パワーのことである。
【0025】このようにして決定された記録レーザ照射
幅及び、タイミングの組み合わせで記録を行なった場
合、(c)に示す記録膜の温度変化の通り、不足なく記
録しきい値温度に到達し、磁区マーク形成位置のシフト
もなく、模式的に(d)に示すような記録ピットが形成
される。ここで、白抜き部は磁化の向きが下向きの磁区
が形成されている状態であり、ハッチング部は磁化の向
きが上向きの磁区が形成されている状態である。ここで
示すように本発明による記録を行なった場合、どのよう
な記録パターンにたいしても正確に磁区パターンを形成
して情報を記録することができる。
【0026】なお、本実施例においてはレーザ照射パル
ス幅、照射タイミングをそれぞれ3パターンとしたが、
理想的にはそれぞれのMに対応する全てのパターンにお
いてレーザ照射パルス幅、及びレーザ照射位相を最適に
変えることにより、より大きな効果を得ることができ
る。
【0027】実施例2 本発明による光変調マークポジション記録方式の第2の
実施例である光磁気記録再生装置の構成図を図3に示
す。ここでは主要部分は図1に示す実施例1と同じであ
り、異なる部分の構成のみを説明する。
【0028】パターン検出回路及び記録ピークパワー選
択回路からなるレーザ光最適化手段21は記録信号の所
定パターンを検出して、検出パターン毎にそれぞれのパ
ターンにあった所定の記録ピークパワーを出力するよう
にLD(レーザ)ドライバ18への記録信号線を選択
し、記録信号を出力する手段である。ピークパワーと
は、記録媒体の温度を記録しきい値温度以上に上昇させ
るためのレーザの照射パワーを言い、概念的には記録信
号”1”に対応する記録動作中のレーザ照射パワーのこ
とである。
【0029】以上の構成において、本発明の動作原理を
説明する。図4は本発明の動作を示すタイミング図であ
り、(a)は記録信号、(b)記録レーザピークパワ
ー、(c)は記録媒体温度、(d)は記録磁区パター
ン、(e)は再生光磁気信号である。
【0030】(a)に示すような信号を記録する場合、
まず、コントローラ17からレーザ光最適化手段21に
記録信号が送られる。このとき、コントローラ17は記
録動作を行なう半径位置、回転数から基準となる記録レ
ーザパワーを算出し、さらに温度センサ16から光磁気
ディスク1の近傍の温度を検出して雰囲気温度による記
録感度の変化を考慮して最終的に基準となる記録パワー
情報をLDドライバ18に送る。さらに、コントローラ
17からはレーザ光最適化手段21及びLDドライバ1
8に、この条件下においての所定パターンと記録ピーク
パワーとの関係が情報として送られている。レーザ光最
適化手段21は、ここでは表2に示すように、直前に記
録したパターンによりこれから記録しようとする記録ピ
ークパワーを決定する。
【0031】
【表2】 表中、Mは記録しようとしている情報“1”の前に位置
する“0”の数を表わしており、ここでは2−7変調符
号を仮定してMは2〜7となる。各Mに対応して位置す
る記号が記録ピークパワーに対応している。理想的には
それぞれのMに対応する全てのパターンにおいて記録ピ
ークパワー選択回路を最適に変えることが望ましいが、
実際のシステムとしてみた場合、回路規模、制御負荷等
の軽減も考えて、ここでは各Mに関して3種類の記録ピ
ークパワーを設定する場合に関して説明する。
【0032】レーザ光最適化手段21から多値変調LD
ドライバへの記録ディジタル信号線は最低各ピークパワ
ーのON/OFF数だけ必要となる。本発明はレーザ照
射後の記録媒体の温度低下の時間及び距離依存性に起因
している。したがって、直前の記録パターンが細密パタ
ーンである場合は次にレーザ照射を行なうまでの時間、
距離が短いために記録媒体の温度低下が少なく、記録ピ
ークパワーは最も小さくてよい。これを基準に考えると
直前の記録パワーの“0”の数が多いほど即ち、磁区マ
ーク間隔が長くなればなるほどレーザ照射後の時間、距
離共に長くなり、記録媒体の温度低下も大きくなる。し
たがって、このようなパターンの直後は記録媒体のしき
い値温度以上に媒体の温度を上げ磁区形成を行なうため
に記録ピークパワーを高くしなければならず、本実施例
においてはM=2の場合、記録ピークパワーをPp−
a、M=3,4の記録ピークパワーをPp−b、M=
5,6,7の場合に記録ピークパワーをPp−cとし
て、Pp−a<Pp−b<Pp−cなる関係が成り立つ
ように記録ピークパワーを決定する。また、このときの
ボトムパワーはフォーカシング及びトラッキングサーボ
をかける都合により再生パワー程度にしておくことが望
ましい。このようにして決定された記録ピークパワーの
組み合わせで記録を行なった場合、(c)に示す記録媒
体の温度変化の通り、不足なく記録しきい値温度に到達
し、模式的に(d)に示すような記録ピットが形成され
る。ここで、白抜き部は磁化の向きが下向きの磁区が形
成されている状態であり、ハッチング部は磁化の向きが
上向きの磁区が形成されている状態である。なお、磁区
マークが形成される位置は、レーザ光照射により記録膜
が記録しきい値を越えた領域であるため、ビーム中心位
置での記録しきい値を越えた温度変化の時間幅とは一致
しない。ここで示すように本発明による記録を行なった
場合、どのような記録パターンに対しても記録パワーの
不足なく磁区パターンを形成することができる。
【0033】なお、本実施例において記録ピークパワー
を3パターンとしたが、理想的にはそれぞれのMに対応
する全てのパターンにおいて記録ピークパワーを最適に
変えることにより、より大きな効果を得ることができ
る。
【0034】実施例3 本発明による光変調マークポジション記録方式の第3の
実施例である光磁気記録再生装置の構成図を図5に示
す。ここでは主要部分は図1で示される実施例1と同じ
であり、異なる部分の構成のみを説明する。
【0035】パターン検出回路及び記録ボトムパワー選
択回路からなるレーザ光最適化手段21は記録信号の所
定パターンを検出して、検出パターン毎にそれぞれのパ
ターンにあった所定の記録ボトムパワーを出力するよう
にLD(レーザ)ドライバ18への記録ディジタル信号
線を選択し、記録信号を出力する手段である。
【0036】以上の構成において、本発明の動作原理を
説明する。第6図は本発明の動作を示すタイミング図で
あり、(a)は記録信号、(b)記録に要する記録レー
ザパワー、(c)は記録媒体温度、(d)は記録磁区パ
ターン、(e)は再生光磁気信号である。
【0037】(a)に示すような信号を記録する場合、
まず、コントローラ17からレーザ光最適化手段21に
記録信号が送られる。このとき、コントローラ17は記
録動作を行なう半径位置、回転数から基準となる記録に
要する記録レーザパワーを算出し、さらに温度センサ1
6から光磁気ディスク1の近傍の温度を検出して雰囲気
温度による記録感度の変化を考慮して最終的に基準とな
る記録パワー情報をLDドライバ18に送る。さらに、
コントローラ17からはレーザ光最適化手段21及びL
Dドライバ18に、この条件下においての所定パターン
と記録ボトムパワーとの関係が情報として送られてい
る。レーザ光最適化手段21は、ここでは表3に示すよ
うに、記録しようとするパターンにより記録ボトムパワ
ーを決定する。
【0038】
【表3】 表中、Nは、記録しようとしている情報“1”の後に位
置する“0”の数を表わしており、ここでは2−7変調
符号を仮定してNは2〜7となる。各Nに対応して位置
する記号が記録ボトムパワーに対応している。理想的に
はそれぞれのNに対応する全てのパターンにおいて記録
ボトムパワー選択回路を最適に変えることが望ましい
が、実際のシステムとしてみた場合、回路規模、制御負
荷等の軽減も考えて、ここでは各Nに関して3種類の記
録ボトムパワーを設定する場合に関して説明する。した
がって、レーザ光最適化手段21から多値変調LDドラ
イバへの記録ディジタル信号線は少なくとも各ボトムパ
ワーのON/OFF、及びピークパワーのON/OFF
の数は必要となる。
【0039】本発明はレーザ光照射後の記録媒体の温度
低下の時間及び距離依存性に起因している。したがっ
て、記録する記録パターンが細密パターンである場合は
次にレーザ照射を行なうまでの時間、距離が短いために
記録媒体の温度低下が少なく、記録ボトムパワーは最も
小さくてよい。これを基準に考えると記録する記録パワ
ーの“0”の数が多いほど即ち、磁区マーク間隔が長く
なればなるほどレーザ照射後の時間、距離共に長くな
り、記録媒体の温度低下も大きくなる。したがって、こ
のようなパターンを記録する場合は、次に続くパターン
のレーザ光照射において記録媒体のしきい値温度以上に
媒体の温度を上げ磁区形成を行なうために、マーク形成
位置以外においても記録ボトムパワーを与え記録媒体を
プリヒートし、かつそのレーザパワーを高くしなければ
ならない。本実施例においてはN=2の場合、記録ボト
ムパワーをPb−a,N=3,4の記録ボトムパワーを
Pb−b、N=5,6,7の場合に記録ボトムパワーを
Pb−cとして、Pb−a<Pb−b<Pb−cなる関
係が成り立つように記録ボトムパワーを決定する。この
ようにして決定された記録ボトムパワーの組み合わせで
記録を行なった場合、(c)に示す記録媒体の温度変化
のように次に続く記録において不足なく記録しきい値温
度に到達し、模式的に(d)に示すような記録ピットが
形成される。ここで、白抜き部は磁化の向きが下向きの
磁区が形成されている状態であり、ハッチング部は磁化
の向きが上向きの磁区が形成されている状態である。な
お、磁区マークが形成される位置はレーザ光照射により
記録膜の温度が記録しきい値を越えた領域であるため、
ビーム中心位置での記録しきい値を越えた温度変化の時
間幅とは一致しない。ここで示すように本発明による記
録を行なった場合、どのような記録パターンに対しても
記録パワーの不足なく磁区パターンを形成することがで
きる。
【0040】なお、本実施例において記録ボトムパワー
を3パターンとしたが、理想的にはそれぞれのNに対応
する全てのパターンにおいて記録ボトムパワーを最適に
変えることにより、より大きな効果を得ることができ
る。
【0041】実施例4 本発明による光変調マークポジション記録方式の第4の
実施例である光磁気記録再生装置の構成図を図7に示
す。ここでは主要部分は図1に示される実施例1と同じ
であり、異なる部分の構成のみを説明する。
【0042】パターン検出回路及びプリヒート記録ボト
ムパワーON時間選択回路からなるレーザ光最適化手段
21は記録信号の所定パターンを検出して、検出パター
ン毎にそれぞれのパターンにあったレーザ照射直前の所
定のプリヒート記録ボトムパワーON時間を選択し、そ
れに対応したボトムパワー記録信号をLD(レーザ)ド
ライバ18へ出力する手段である。
【0043】以上の構成において、本発明の動作原理を
説明する。図8は本発明の動作を示すタイミング図であ
り、(a)は記録信号、(b)記録に要する記録レーザ
パワー、(c)は記録媒体温度、(d)は記録磁区パタ
ーン、(e)は再生光磁気信号である。
【0044】(a)に示すような信号を記録する場合、
まず、コントローラ17からレーザ光最適化手段21に
記録信号が送られる。このとき、コントローラ17は記
録動作を行なう半径位置、回転数から基準となる記録レ
ーザピークパワーを算出し、さらに温度センサ16から
光磁気ディスク1の近傍の温度を検出して雰囲気温度に
よる記録感度の変化を考慮して最終的に基準となる記録
ピークパワー情報をLDドライバ18に送る。さらに、
コントローラ17からはレーザ光最適化手段21に、こ
の条件下においての所定パターンとプリヒート記録ボト
ムパワーON時間との関係が情報として送られている。
レーザ光最適化手段21は、ここでは表4に示すよう
に、記録しようとする直前に記録したパターンによりプ
リヒート記録ボトムパワーON時間を決定する。
【0045】
【表4】 表中、Mは、記録しようとしている情報“1”の前に位
置する“0”の数を表わしており、ここでは2−7変調
符号を仮定してMは2〜7となる。各Mに対応して位置
する記号がプリヒート記録ボトムパワーON時間に対応
している。理想的にはそれぞれのMに対応する全てのパ
ターンにおいてプリヒート記録ボトムパワーON時間を
最適に変えることが望ましいが、実際のシステムとして
みた場合、回路規模、制御負荷等の軽減も考えて、ここ
では各Mに関して3種類のプリヒート記録ボトムパワー
ON時間を設定する場合に関して説明する。したがっ
て、レーザ光最適化手段21から多値変調LDドライバ
への記録信号線は記録ピークパワーのON/OFF、記
録ボトムパワーのON/OFFと最低2本は必要とな
る。
【0046】本発明はレーザ照射後の記録媒体の温度低
下の時間及び距離依存性に起因している。したがって、
直前の記録パターンが細密パターンである場合は次にレ
ーザ照射を行なうまでの時間、距離が短いために記録媒
体の温度低下が少なく、プリヒート記録ボトムパワーO
N時間は最も小さくてよいか、あるいはプリヒートボト
ムパワーを照射しなくてよい。これを基準に考えると直
前の記録パワーの“0”の数が多いほど即ち、磁区マー
ク間隔が長くなればなるほどレーザ照射後の時間、距離
共に長くなり、記録媒体の温度低下も大きくなる。した
がって、このようなパターンの直後は記録媒体のしきい
値温度以上に媒体の温度を上げ磁区形成を行なうため
に、マーク形成位置以外においても記録ボトムパワーを
与え記録媒体をプリヒートし、かつプリヒート時間を調
整しなければならない。本実施例においてはM=2の場
合、プリヒート記録ボトムパワーON時間をTa、M=
3,4のプリヒート記録ボトムパワーON時間をTb、
M=5,6,7の場合にプリヒート記録ボトムパワーO
N時間Tcとして、Ta<Tb<Tcなる関係が成り立
つように記録ボトムパワーを決定する。このようにして
決定された記録ボトムパワーの組み合わせで記録を行な
った場合、(c)に示す記録媒体の温度変化の通り、不
足なく記録しきい値温度に到達し、模式的に(d)に示
すような記録ピットが形成される。ここで、白抜き部は
磁化の向きが下向きの磁区が形成されている状態であ
り、ハッチング部は磁化の向きが上向きの磁区が形成さ
れている状態である。なお、磁区マークが形成される位
置はレーザ光照射により記録膜の温度が記録しきい値を
越えた領域であるため、ビーム中心位置での記録しきい
値を越えた温度変化の時間幅とは一致しない。ここで示
すように本発明による記録を行なった場合、どのような
記録パターンに対しても記録パワーの不足なく磁区パタ
ーンを形成することができる。
【0047】なお、本実施例においては記録ボトムパワ
ーを3パターンとしたが、理想的にはそれぞれのMに対
応する全てのパターンにおいてプリヒート記録ボトムパ
ワーON時間を最適に変えることにより、より大きな効
果を得ることができる。
【0048】以上1〜4の実施例を示したが、これらは
独立して使用するに限らず、逆に選択して組み合わせて
実施することにより、より大きな効果を出すことができ
る。
【0049】なお、本発明は磁区マークが再生ビームス
ポット径に対し小さな場合でも、記録媒体の膜特性と再
生スポット温度分布を利用してアパーチャーを開き、再
生スポット内の一部分のみで再生可能とし、再生時の符
号間干渉を軽減し必要なS/Nを確保できる、所謂、超
解像光磁気記録媒体において、特に効果を発揮できるも
のである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、光磁気記録媒体に
レーザ光を選択的に照射し、該照射部位の記録膜の温度
を記録しきい値以上に上昇させ、バイアス磁界を印加す
ることにより磁区マークからなる磁区パターンを形成
し、前記磁区マークの間隔に情報を持たせた記録を行な
う、光変調マークポジション記録方式において、直前に
記録した記録パターンまたは記録するパターンの検出手
段、かつ、記録パルス幅及び位相調整手段かつ、または
記録ピークパワー変調手段かつ、または記録ボトムパワ
ー変調手段かつ、または記録ボトムパワーOFF調整手
段を備え、レーザ照射パルス幅、記録ピークパワー、記
録ボトムパワー、のいずれかを直前に記録した記録パタ
ーンまたは記録するパターンにより変化させることによ
り、磁区マーク形成直前の記録膜温度差、または、レー
ザ光照射による到達温度差が記録パターンに関係なくほ
ぼ等しくなり、形成された磁区マークが記録パターンに
関係なくほぼ等しくなるようにし、ランダムなパターン
列である実際のデータ記録を行なった場合でも記録パタ
ーンに関係なく、最適な磁区マークを形成することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の光磁気記録再生装置の構成
の概略を示す模式図である。
【図2】本発明の実施例1の動作原理を説明するタイミ
ング図である。
【図3】本発明の実施例2の光磁気記録再生装置の構成
の概略を示す模式図である。
【図4】本発明の実施例2の動作原理を説明するタイミ
ング図である。
【図5】本発明の実施例3の光磁気記録再生装置の構成
の概略を示す模式図である。
【図6】本発明の実施例3の動作原理を説明するタイミ
ング図である。
【図7】本発明の実施例4の光磁気記録再生装置の構成
の概略を示す模式図である。
【図8】本発明の実施例4の動作原理を説明するタイミ
ング図である。
【図9】従来例の光磁気記録再生装置の構成の概略を示
す図である。
【図10】従来の実施例の動作原理、及び問題点を説明
するタイミング図である。
【図11】従来の実施例の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 3 記録膜 6 半導体レーザ 10 λ/2板 11 偏光ビームスプリッタ 13 フォトセンサ 17 コントローラ 18 LDドライバ 19 バイアスマグネットヘッド 20 バイアスマグネットドライバ 21 レーザ光最適化手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録信号に応じてレーザ光を記録膜を有
    する光磁気記録媒体に照射し、該照射部分の記録膜の温
    度を記録しきい値以上に上昇させ、バイアス磁界を印加
    することにより前記記録信号に対応した磁区パターンを
    記録膜に形成して情報の記録を行う光変調マークポジシ
    ョン記録方法による光磁気記録方法において、記録信号
    を検知してレーザ光照射条件を最適化してレーザ光照射
    部位の記録膜の温度を記録信号の種類にかかわらず常に
    しきい値以上に上昇させることにより、均一な大きさの
    磁区マークからなる磁区パターンを形成することを特徴
    とする光磁気記録方法。
  2. 【請求項2】 記録信号を検知して、照射するレーザ光
    のパルス幅及び位相を記録信号に応じて変化させること
    によりレーザ光照射条件を最適化する請求項1に記載の
    光磁気記録方法。
  3. 【請求項3】 記録信号を検知して、照射するレーザ光
    のピークパワーを記録信号に応じて変化させることによ
    りレーザ光照射条件を最適化する請求項1に記載の光磁
    気記録方法。
  4. 【請求項4】 記録信号を検知して、照射するレーザ光
    のボトムパワーを記録信号に応じて変化させることによ
    りレーザ光照射条件を最適化する請求項1に記載の光磁
    気記録方法。
  5. 【請求項5】 記録信号に応じてボトムパワーの照射時
    間を制御する請求項4に記載に光磁気記録方法。
  6. 【請求項6】 記録信号に応じてレーザ光を記録膜を有
    する光磁気記録媒体に照射し、該照射部分の記録膜の温
    度を記録しきい値以上に上昇させ、バイアス磁界を印加
    することにより前記記録信号に対応した磁区パターンを
    記録膜に形成して情報の記録を行う光変調マークポジシ
    ョン記録方式の光磁気記録装置において、記録信号を検
    知してレーザ光照射条件を最適化する手段を有してなる
    ことを特徴とする光磁気記録装置。
  7. 【請求項7】 記録信号を検知してレーザ光照射条件を
    最適化する手段がパターン検出回路、パルス幅可変回路
    及び位相選択回路からなる請求項6に記載の光磁気記録
    装置。
  8. 【請求項8】 記録信号を検知してレーザ光照射条件を
    最適化する手段がパターン検出回路及びピークパワー選
    択回路からなる請求項6に記載の光磁気記録装置。
  9. 【請求項9】 記録信号を検知してレーザ光照射条件を
    最適化する手段がパターン検出回路及びボトムパワー選
    択回路からなる請求項6に記載の光磁気記録装置。
  10. 【請求項10】 記録信号を検知してレーザ光照射条件
    を最適化する手段がパターン検出回路及びプリヒート記
    録パワーON時間選択回路からなる請求項6に記載の光
    磁気記録装置。
JP3572894A 1994-03-07 1994-03-07 光磁気記録方法及び光磁気記録装置 Pending JPH07244885A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5742566A (en) * 1995-11-27 1998-04-21 Sony Corporation Optical recording methods and apparatus using light modulation technique based on detecting temperature of the medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5742566A (en) * 1995-11-27 1998-04-21 Sony Corporation Optical recording methods and apparatus using light modulation technique based on detecting temperature of the medium

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