JPH0724481U - 洗浄用スプレーガン - Google Patents

洗浄用スプレーガン

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JPH0724481U
JPH0724481U JP5743593U JP5743593U JPH0724481U JP H0724481 U JPH0724481 U JP H0724481U JP 5743593 U JP5743593 U JP 5743593U JP 5743593 U JP5743593 U JP 5743593U JP H0724481 U JPH0724481 U JP H0724481U
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JP
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piston
spray gun
cleaning liquid
drain
magnet
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JP5743593U
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和夫 山口
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和夫 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取扱を便利にする為にドレーンホースを備え
ることなく、また静かに作動し、更には噴射ノズルから
噴射する洗浄液の量及び粒子の大きさを自由にコントロ
ール可能なスプレーガンの提供。 【構成】 ピストンポンプ1の先端に噴射ノズル2を有
し、ピストン3の往復直線移動にて洗浄液を噴射するス
プレーガンであって、ドレーンホース7の代わりにドレ
ーン回収容器14を備え、上記ピストン3の端をリニア
モータ20の可動磁石22と直結して構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はピストンポンプのピストンによって洗浄液を噴射させ、該洗浄液によ って繊維製品や機器等を洗浄するためのスプレーガンであって、ドレンの回収技 術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スプレーガンにはピストンポンプを備えた型式のものが使われているが、ピス トンの往復動によって噴射する洗浄液は断続的となり、該洗浄液は霧状を成して 繊維製品や機器等にかけられる。図2は従来型式のスプレーガンを示し、ピスト ンポンプ1と噴射ノズル2を有し、該ピストンポンプ1はピストン3とシリンダ ー4から成り、ケーシング5内に設けられている。上記噴射ノズル2はピストン ポンプ1のシリンダー4先端に接続され、洗浄液の供給ホース6がシリンダー4 に連通し、洩れた洗浄液を排出するドレーンホース7がケーシング5に接続して いる。そしてこのピストン3は電磁石により作動するよう構成され、そのためマ グネット8及び可動鉄心9を有し、可動鉄心9の先端がピストン3から延びるロ ッド10に係合する。更にスプリング11が上記ピストン3及びロッド10にそ のバネ力を付勢し、マグネット8はスイッチ12及び交流電源に接続している。
【0003】 このように構成した従来のマグネット式スプレーガンは、50Hz 又は60H z の周波数の交流電流が、上記マグネット8に供給されて、1サイクル毎に2回 ずつマグネット8が励磁され、上記可動鉄心9が吸引される。そして可動鉄心9 はロッド10を押圧してピストン3を推進させ、磁力が低下したところで、スプ リング11のバネ力の作用でピストン3及びロッド10、更に可動鉄心9が押し 戻される。この運動が高速で繰り返されてピストン3がシリンダー4内で往復直 線移動し、その結果、往復直線移動毎にピストン3によって洗浄液がシリンダー 4に吸入・吐出される。すなわち、洗浄液は供給ホース6からシリンダー4内に 吸入され、噴射ノズル2から噴射する訳であるが、洗浄液の噴射は可動鉄心9の サイクル数に対応し、交流電流の周波数に依存する。
【0004】 電流の周波数に依存する為に、洗浄液の噴出量や噴出粒子の大きさをコントロ ールすることが出来ず、洗浄される物品によっては非常に不都合なことが多い。 またこのスプレーガンの構造では、上記可動鉄心9がマグネット8に吸引され、 スプリング11によって押し戻されるといった運動が高速で繰り返される為に、 騒音や振動が発生する。
【0005】 ところで、同図に示すようなスプレーガンには、洗浄液の供給ホース6とドレ ーンホース7がケーシング5に接続されている。ピストン3の往復動により洗浄 液を供給ホース6から吸い上げて噴射ノズル2から噴出し、噴出しないでシリン ダー4から漏れた洗浄液(ドレーン)はドレーンホース7に戻される。該ドレー ンはドレーンホース7を通過して洗浄液の貯蔵タンクへ回収されることになるが 、ドレーン中には微細な不純物が混入しており、該不純物によって洗浄液が汚れ てしまう。
【0006】 また、供給ホース6とドレーンホース7を対にして貯蔵タンクから導く場合、 両ホース6、7が互いに絡まって洗浄液の流れを遮断し、噴出不能になる場合が 発生する。それに上記供給ホース6はケーシング5の下方に接続されているが、 洗浄液をシリンダー4に導く為には、上方に接続して洗浄液を流下するようにし た方が好ましいが、このような接続形態とするならば、ケーシング5の上下に両 ホースが接続されることになり、作業する場合に障害となる。
【0007】
【本考案が解決しようとする課題】
このように、従来型式のスプレーガンには上記のごとき問題がある。本考案が 解決しようとする課題はこれら問題点であって、1つにはドレーンホースをなく したスプレーガンの提供であり、2つには電流の周波数並びに振幅をコントロー ルしてピストンのストローク数及びストローク長さを調整することの出来るスプ レーガンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のスプレーガンはピストンポンプを備え、該ピストンポンプにより噴射 ノズルから洗浄液を噴射するようにした構造は従来と同じである。そしてピスト ンポンプのシリンダーには洗浄液の供給ホースを接続しているが、ケーシングに ドレーンホースを接続してはいない。したがってドレーンホースの代わりにドレ ーン回収容器をケーシング下方に取着していて、回収容器内にはドレーン吸収材 を収納する。ドレーンの量は僅かである為に上記吸収材に吸収され、吸収材は定 期的に交換される。
【0009】 一方、本考案ではピストンポンプのピストンを作動させる手段としてリニアモ ータを用い、該ピストンはリニアモータの可動磁石に連結して往復直線移動を行 うよう構成する。上記リニアモータはフレミングの左手の法則を利用したもので あり、永久磁石を所定の間隔をおいて配置し、両永久磁石の間にピストン端部に 取着したヘッドを介在させる。そしてこのヘッドにはコイルが巻かれて可動磁石 を構成し、該コイルに電流を流すならば、可動磁石は両磁石の磁力線を横切って 移動する。電流はその向きを周期的に変えるならば、上記可動磁石は往復動する ことになる。また周波数変換電流制御器を備え、コイルへ導く電流の周波数並び に振幅をコントロールし、上記ピストンのストローク数及びピストンのストロー ク長さを調整する。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する 。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の洗浄用スプレーガンの実施例を示す。該スプレーガンの先端に 備えるピストンポンプ1及び噴射ノズル2等の基本構造は、前記図2に示したも のと同一である。シリンダー4の先端に噴射ノズル2が取着され、シリンダー4 にはピストン3が摺動可能に嵌合し、また該シリンダー4には供給ホース6が連 結されて洗浄液の供給口13を形成している。供給口13からシリンダー4に入 った洗浄液はピストン3が前進することで噴射ノズル2から噴出するが、僅かの 洗浄液は噴出することなくドレンとして流出する。ケーシング5の下方には回収 容器14を備え、排出口15からドレーンは該回収容器14に流入する。
【0011】 回収容器14には吸収材16が収納されていて、回収容器14に入ったドレー ンは吸収材16に吸収される。本考案は従来のドレーン排出用ホースを接続せず 、上記吸収材16にてドレーンを吸収する為に、一定期間毎に吸収材16を新し い物に取り替える。そこで、ピストン3がシリンダー4内を往復直線移動すれば 、上記供給ホース6を通して供給口13から洗浄液を吸い込み、噴射ノズル2か ら噴射させる。ピストン3が後退する場合、シリンダー4へ洗浄液を導き入れる ために、該シリンダー4の先端にはバルブ17が設けられてスプリング18にて 押圧され、吐出口19が閉じられ、該シリンダー4内は真空状態となる。
【0012】 ところで、このピストン3を往復直線移動させるのがリニアモータ20である 。リニアモータ20は固定磁石21と可動磁石22から成り、可動磁石22には コイル23が巻かれてヘッド24を構成する。そして該ヘッド24には上記ピス トン3が連結している。上記固定磁石21aはN極となり、他の固定磁石21b はS極となって分極し、両極の間に形成した空間25に、上記可動磁石22、2 2が存在している。そこで、可動磁石22に電流を流すならば、フレミング左手 の法則によって可動磁石22は移動してピストン3を推進させる。また上記電流 の流れを逆にすれば可動磁石22は反対方向へ移動し、ピストン3は後退する。
【0013】 上記コイル23にはコード26が接続され、該コード26を通して導かれる電 流は周期的にその流れ方向が変化する。また本考案のスプレーガンではピストン 3のストローク数並びにストローク長さが調整出来るように構成されていて、そ のため上記コード26には周波数変換電流制御器27が接続されている。該電流 の周波数を変えることにより、可動磁石22及びピストン3のストローク数が調 整可能となり、また電流波形の振幅を変えるならば、上記ピストン3のストロー ク長さLが調整される。ストローク数が増大すれば噴射ノズル2から噴射される 霧状の洗浄液はその粒子が細かくなり、逆にストローク数を小さくすれば粒子は 大きくなり、洗浄する対象物に応じて適した粒子になるように調整することが出 来る。またストローク長さLは1ストローク当りに噴射される洗浄液の量を左右 する。
【0014】 上記固定磁石21a、21a、21bはスプレーガンのケースに取着されてい るが、各固定磁石21a、21a、21bを取着しているホルダー28は、ケー スから突出して設けた位置決め装置29を調節して、その位置を微調整すること が出来る。そして固定磁石21a、21a、21bの位置を変えることにより、 可動磁石22、22及びピストン3の位置調整を行い得る。ピストン3は後退す ることにより洗浄液を吸い上げ、そのため後退した下死点は供給口13が完全開 口する位置でなければならず、推進した上死点はバルブ17に近接した位置とな る。以上述べたように、本考案のスプレーガンはドレーンの回収容器を備えると 共に、ピストンが往復直線移動する手段としてリニアモータを用いたもので、次 のような効果を得ることが出来る。
【0015】
【考案の効果】
本考案のスプレーガンは、ドレーン回収容器を備えている為にドレーンホース を接続していない。したがって洗浄液の供給ホースとドレーンホースが互いに絡 み合うこともなく、作業する上で障害とならず便利である。一方、ポンプを構成 するピストンがリニアモータの可動磁石に直結して構成されるため、該スプレー ガンの構造はいたって簡単となり、コンパクト化したスプレーガンとなる。そし て該ピストンを往復直線移動させるリニアモータには摺動部は無く、そのため摩 耗や摩擦によるトラブルの発生は解消され、耐久性のあるスプレーガンを構成出 来る。それに静かであり効率も高い。一方、入力される電流は周波数変換電流制 御器を通して可動磁石へ導かれるため、該電流の周波数や振幅を調整して、噴射 ノズルから噴射する洗浄液の量並びに粒子の大きさを自由に選択可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスプレーガンを示す実施例。
【図2】従来型式のスプレーガン。
【符号の説明】
1 ピストンポンプ 2 噴射ノズル 3 ピストン 4 シリンダー 5 ケーシング 6 供給ホース 7 ドレーンホース 8 マグネット 9 可動鉄心 10 ロッド 11 スプリング 12 スイッチ 13 供給口 14 回収容器 15 排出口 16 吸収材 17 バルブ 18 スプリング 19 吐出口 20 リニアモータ 21 固定磁石 22 可動磁石 23 コイル 24 ヘッド 25 空間 26 コード 27 周波数変換電流制御器 28 ホルダー 29 位置決め装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンポンプの先端に噴射ノズルを有
    し、シリンダーには洗浄液の供給口を形成し、ピストン
    の往復直線移動にて該供給口から洗浄液を吸入して噴射
    ノズルから噴射するスプレーガンにおいて、ドレーンホ
    ースを接続することなくドレーン回収容器を備え、該回
    収容器には吸収材を充填したことを特徴とする洗浄用ス
    プレーガン。
  2. 【請求項2】 上記ピストンを往復直線移動させる手段
    としてリニアモータを用い、該リニアモータの固定磁石
    には位置決め装置を設けて該固定磁石をケースに取着
    し、そして上記ピストンの端を可動磁石に直結して構成
    した請求項1記載の洗浄用スプレーガン。
JP5743593U 1993-09-29 1993-09-29 洗浄用スプレーガン Pending JPH0724481U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002192025A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Kosumo Choonpa Kenkyusho:Kk 洗浄用スプレーガン
JP2009286414A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Mitani Valve Co Ltd 電動式内容物吐出機構および、電動式内容物吐出機構を備えた内容物吐出製品

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