JPH072440Y2 - ヒンジキャップ - Google Patents
ヒンジキャップInfo
- Publication number
- JPH072440Y2 JPH072440Y2 JP1989033400U JP3340089U JPH072440Y2 JP H072440 Y2 JPH072440 Y2 JP H072440Y2 JP 1989033400 U JP1989033400 U JP 1989033400U JP 3340089 U JP3340089 U JP 3340089U JP H072440 Y2 JPH072440 Y2 JP H072440Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- outer lid
- inner lid
- hinge
- closed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば壜などの容器に被着されるヒンジキャ
ップに関する。
ップに関する。
従来のヒンジキャップとして、例えば実公昭57-14205号
公報に示すものがある。このヒンジキャップは、第5図
および第6図に示すように、中蓋51と外蓋52との間を連
結片53で連結するとともに、連結片53の長さ方向のほぼ
中央に、長さ方向に沿って適宜数のスリット54…が穿設
された湾曲片55と、湾曲片55の幅方向両側縁に設けられ
た一対の垂直片56,56とからなる長さ方向断面ほぼ円弧
状で幅方向断面コ字状の隆部57を、閉蓋時に内側へ突出
されるように形成したものである。
公報に示すものがある。このヒンジキャップは、第5図
および第6図に示すように、中蓋51と外蓋52との間を連
結片53で連結するとともに、連結片53の長さ方向のほぼ
中央に、長さ方向に沿って適宜数のスリット54…が穿設
された湾曲片55と、湾曲片55の幅方向両側縁に設けられ
た一対の垂直片56,56とからなる長さ方向断面ほぼ円弧
状で幅方向断面コ字状の隆部57を、閉蓋時に内側へ突出
されるように形成したものである。
しかしながら、このヒンジキャップは、第5図に示すよ
うに、外蓋52を閉じた状態において、連結片53が中蓋51
や外蓋52の外縁から大きく突出しており、この突出部分
に手などが触れると怪我をしたり、あるいは、フィルム
などでキャップシールする際にシールが破壊されるとい
った不都合がある。そして、このように構成されたヒン
ジキャップにおいては、中蓋51に対する外蓋52の密着性
が悪く、不用意に外蓋52が開くことがあった。
うに、外蓋52を閉じた状態において、連結片53が中蓋51
や外蓋52の外縁から大きく突出しており、この突出部分
に手などが触れると怪我をしたり、あるいは、フィルム
などでキャップシールする際にシールが破壊されるとい
った不都合がある。そして、このように構成されたヒン
ジキャップにおいては、中蓋51に対する外蓋52の密着性
が悪く、不用意に外蓋52が開くことがあった。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その
目的とするところは、外蓋の閉止状態においてヒンジ部
が突出することがなく、しかも、閉蓋時における外蓋と
中蓋との密着性がよいヒンジキャップを得ることにあ
る。
目的とするところは、外蓋の閉止状態においてヒンジ部
が突出することがなく、しかも、閉蓋時における外蓋と
中蓋との密着性がよいヒンジキャップを得ることにあ
る。
上述の目的を達成するため、本考案に係るヒンジキャッ
プは、ヒンジ部の中蓋と外蓋との連結部を、中蓋と外蓋
のそれぞれの弦となるように、中蓋および外蓋の外縁か
ら内側に位置させるとともに、外蓋によって中蓋を閉じ
たとき、前記ヒンジ部が外蓋および中蓋の外縁よりも突
出しないように内側に湾曲し、そのときの曲率半径が外
蓋を開いたときの通常の曲率半径よりも大きくなるよう
にしてある。
プは、ヒンジ部の中蓋と外蓋との連結部を、中蓋と外蓋
のそれぞれの弦となるように、中蓋および外蓋の外縁か
ら内側に位置させるとともに、外蓋によって中蓋を閉じ
たとき、前記ヒンジ部が外蓋および中蓋の外縁よりも突
出しないように内側に湾曲し、そのときの曲率半径が外
蓋を開いたときの通常の曲率半径よりも大きくなるよう
にしてある。
上記構成によれば、外蓋を閉じたときヒンジ部が外蓋の
外縁よりも内側に位置するので突出部分がほとんどなく
なる。そして、外蓋を閉じたときのヒンジ部の曲率半径
が外蓋を開いたときの曲率半径よりも大きくしてあるの
で、外蓋を閉じた状態において、ヒンジ部のばね作用に
より外蓋と中蓋とがより強く密着し、特に、ヒンジ部近
傍における外蓋と中蓋との間に隙間が生じなくなるとと
もに、不用意に外蓋が開くことがない。
外縁よりも内側に位置するので突出部分がほとんどなく
なる。そして、外蓋を閉じたときのヒンジ部の曲率半径
が外蓋を開いたときの曲率半径よりも大きくしてあるの
で、外蓋を閉じた状態において、ヒンジ部のばね作用に
より外蓋と中蓋とがより強く密着し、特に、ヒンジ部近
傍における外蓋と中蓋との間に隙間が生じなくなるとと
もに、不用意に外蓋が開くことがない。
以下、本考案の実施例を第1図〜第4図に基づいて説明
する。
する。
これらの図において、1はヒンジキャップで、容器(図
示する例においては壜)2の口部3に係着される中蓋4
と、この中蓋4に係合して口部開口を閉止する外蓋5
と、中蓋4と外蓋5とを連結しヒンジ作用を行うヒンジ
部6とからなり、例えばポリプロピレンやポリエチレン
などの熱可塑性合成樹脂よりなる。
示する例においては壜)2の口部3に係着される中蓋4
と、この中蓋4に係合して口部開口を閉止する外蓋5
と、中蓋4と外蓋5とを連結しヒンジ作用を行うヒンジ
部6とからなり、例えばポリプロピレンやポリエチレン
などの熱可塑性合成樹脂よりなる。
前記中蓋4は、平面視がほぼ円形を呈し、その上下両端
が開口した筒状体に形成してあり、7は注ぎ口、8は内
周壁である。また、9は中蓋4の天面10上に適宜の状態
で形成された係合部である。
が開口した筒状体に形成してあり、7は注ぎ口、8は内
周壁である。また、9は中蓋4の天面10上に適宜の状態
で形成された係合部である。
前記外蓋5は、平面視がほぼ円形を呈し、その天蓋部11
の内面には環状の凸条12と前記中蓋4側の係合部9と係
合する係合部13とが設けてあり、第2図に示すように、
外蓋5が中蓋4の開口を閉止したとき、中蓋4の係合部
9と外蓋5の係合部13とが係合するとともに、前記凸条
12が中蓋4の内周壁8に密着して、外蓋5が容易に開か
ないようにするとともに、液体などの内容物が外部に漏
れ出ないようにしてある。なお、14は開閉のためのつま
み部である。
の内面には環状の凸条12と前記中蓋4側の係合部9と係
合する係合部13とが設けてあり、第2図に示すように、
外蓋5が中蓋4の開口を閉止したとき、中蓋4の係合部
9と外蓋5の係合部13とが係合するとともに、前記凸条
12が中蓋4の内周壁8に密着して、外蓋5が容易に開か
ないようにするとともに、液体などの内容物が外部に漏
れ出ないようにしてある。なお、14は開閉のためのつま
み部である。
前記ヒンジ部6は、中蓋4と外蓋5との間を、外蓋5が
回動自在なように連結するもので、第3図に示すよう
に、比較的広幅で、その中蓋4および外蓋5との連結部
15,16を、中蓋4および外蓋5のそれぞれの弦となるよ
うに、中蓋4および外蓋5の外縁から内側に位置させる
とともに、第2図において実線で示すように、外蓋5で
中蓋4を閉じたとき、ヒンジ部6が外蓋5および中蓋4
の外縁よりも突出しないように内側に湾曲し、しかも、
そのときの曲率半径が、同図において仮想線で示すよう
に、外蓋5を開いたときのヒンジ部6の通常の曲率半径
よりも大きく引き伸ばされる。また、外蓋5を閉じたと
き、前記連結部15,16から折れ曲がるようにするため、
前記ヒンジ部6は連結部15,16間の長さ方向における中
央部6Aの厚みが最も大きく、連結部15,16にいくほど薄
くなるように形成してある。
回動自在なように連結するもので、第3図に示すよう
に、比較的広幅で、その中蓋4および外蓋5との連結部
15,16を、中蓋4および外蓋5のそれぞれの弦となるよ
うに、中蓋4および外蓋5の外縁から内側に位置させる
とともに、第2図において実線で示すように、外蓋5で
中蓋4を閉じたとき、ヒンジ部6が外蓋5および中蓋4
の外縁よりも突出しないように内側に湾曲し、しかも、
そのときの曲率半径が、同図において仮想線で示すよう
に、外蓋5を開いたときのヒンジ部6の通常の曲率半径
よりも大きく引き伸ばされる。また、外蓋5を閉じたと
き、前記連結部15,16から折れ曲がるようにするため、
前記ヒンジ部6は連結部15,16間の長さ方向における中
央部6Aの厚みが最も大きく、連結部15,16にいくほど薄
くなるように形成してある。
而して、上記構成のヒンジキャップ1において、外蓋5
を閉じたときヒンジ部6が外蓋5の外縁よりも内側に位
置するので突出部分がほとんどなくなる。従って、不用
意に手などが触れても怪我したりすることがなくなると
ともに、フィルムなどでキャップシールしてもシールが
破損されるといったことがなくなる。そして、外蓋5を
閉じたときのヒンジ部6の曲率半径が外蓋5を開いたと
きの曲率半径よりも大きく引き伸ばされ、外蓋5を閉じ
た状態においては、その復元力によって外蓋5と中蓋4
とがより強く密着し、不用意に外蓋5が開くことがない
のである。
を閉じたときヒンジ部6が外蓋5の外縁よりも内側に位
置するので突出部分がほとんどなくなる。従って、不用
意に手などが触れても怪我したりすることがなくなると
ともに、フィルムなどでキャップシールしてもシールが
破損されるといったことがなくなる。そして、外蓋5を
閉じたときのヒンジ部6の曲率半径が外蓋5を開いたと
きの曲率半径よりも大きく引き伸ばされ、外蓋5を閉じ
た状態においては、その復元力によって外蓋5と中蓋4
とがより強く密着し、不用意に外蓋5が開くことがない
のである。
本考案によれば、外蓋の閉止状態においてヒンジ部が突
出することがなく、しかも、閉蓋時において外蓋と中蓋
との密着性がよく、極めて使い勝手がよいヒンジキャッ
プが得られる。また、外蓋を開くときには、ヒンジ部の
復元力が働いているので、つまみを軽く押し上げるだけ
で簡単に開けることができる。
出することがなく、しかも、閉蓋時において外蓋と中蓋
との密着性がよく、極めて使い勝手がよいヒンジキャッ
プが得られる。また、外蓋を開くときには、ヒンジ部の
復元力が働いているので、つまみを軽く押し上げるだけ
で簡単に開けることができる。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第1図はヒ
ンジキャップの斜視図、第2図は外蓋によって中蓋の上
部を閉止した状態を示す縦断面図、第3図は外蓋をほぼ
180°開いた状態を示す平面図、第4図は外蓋によって
中蓋の上部を閉止した状態を示す平面図である。 第5図および第6図は従来例を示し、第5図は外蓋によ
って中蓋の上部を閉止した状態を示す縦断面図、第6図
は連結片の断面図である。 1……ヒンジキャップ、3……容器口部、4……中蓋、
5……外蓋、6……ヒンジ部、15,16……連結部。
ンジキャップの斜視図、第2図は外蓋によって中蓋の上
部を閉止した状態を示す縦断面図、第3図は外蓋をほぼ
180°開いた状態を示す平面図、第4図は外蓋によって
中蓋の上部を閉止した状態を示す平面図である。 第5図および第6図は従来例を示し、第5図は外蓋によ
って中蓋の上部を閉止した状態を示す縦断面図、第6図
は連結片の断面図である。 1……ヒンジキャップ、3……容器口部、4……中蓋、
5……外蓋、6……ヒンジ部、15,16……連結部。
Claims (1)
- 【請求項1】容器口部に係着される中蓋と、この中蓋と
係合してその開口を閉止する外蓋と、前記中蓋と外蓋と
を連結するヒンジ部とからなるヒンジキャップにおい
て、前記ヒンジ部の前記中蓋と外蓋との連結部を、中蓋
と外蓋のそれぞれの弦となるように、中蓋および外蓋の
外縁から内側に位置させるとともに、外蓋によって中蓋
を閉じたとき、前記ヒンジ部が外蓋および中蓋の外縁よ
りも突出しないように内側に湾曲し、そのときの曲率半
径が外蓋を開いたときの通常の曲率半径よりも大きくな
るようにしたことを特徴とするヒンジキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989033400U JPH072440Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | ヒンジキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989033400U JPH072440Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | ヒンジキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124850U JPH02124850U (ja) | 1990-10-15 |
JPH072440Y2 true JPH072440Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31537023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989033400U Expired - Lifetime JPH072440Y2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | ヒンジキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072440Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52142003U (ja) * | 1976-04-19 | 1977-10-27 | ||
JPS592670U (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-09 | 日野自動車株式会社 | 圧縮空気式倍力装置付きオイルブレ−キ |
-
1989
- 1989-03-25 JP JP1989033400U patent/JPH072440Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02124850U (ja) | 1990-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |