JPH07243932A - 横型バランシング装置 - Google Patents

横型バランシング装置

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JPH07243932A
JPH07243932A JP3465594A JP3465594A JPH07243932A JP H07243932 A JPH07243932 A JP H07243932A JP 3465594 A JP3465594 A JP 3465594A JP 3465594 A JP3465594 A JP 3465594A JP H07243932 A JPH07243932 A JP H07243932A
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bearings
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Hirotomo Kamiyama
拓知 上山
Atsushi Kubo
厚 久保
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ロータ1を支持する支持装置A1にアキシャ
ル規制手段A5を設ける。このアキシャル規制手段A5
は、ロータ1の軸方向Zの移動を、磁気軸受A71によ
って非接触状態で規制するものである。 【効果】 アキシャル規制手段A5がロータ1と非接触
状態を維持しながら、ロータ1が軸方向Zに変位するの
を規制するので、不釣合い情報の検出が安定する。この
結果、精度の高い不釣合い位置を特定することが可能に
なる。従って、精度の高い修正を施すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は横型バランシング装置に
関し、より詳細には、タービン羽根車、クランクシャフ
ト、プロペラシャフト等のロータを水平軸回りに、一方
向に回転駆動または双方向に回動(以下、単に「回動」
という)させて、当該ロータの不釣合いを検出するため
の横型バランシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にロータを回動させて振動や遠心力
等を検出することにより、当該ロータの不釣合いを検出
する技術が広く知られている(例えば特開昭60−48
39号公報、特開平3−59432号参照)。従来の一
般的なバランシング装置は、ロータを水平軸回りに回動
可能に支持する支持装置、支持装置に支持されたロータ
を駆動する駆動装置、駆動されたロータの不釣合い情報
(ロータの振動や遠心力)を、支持装置を介して検出す
る検出装置、検出装置が検出した不釣合い情報に基づい
て、当該ロータの不釣合い位置を特定する演算装置を備
えたものである。
【0003】上記支持装置は、ロータの軸方向の変位を
規制する転がり軸受を備えている。この転がり軸受は、
ロータの軸方向に対向してロータを挟み込み、弾性部材
を介して支持装置の基台に固定されている。そして、ロ
ータに対して弾性的に接触することにより、ロータの軸
方向の移動を規制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の横型バランシ
ング装置において近年要請されているのは、高い測定精
度である。そのような高い測定精度を得るためには、ロ
ータの回動速度を速く設定する等して、支持装置から検
出される不釣合い情報の精度を高める必要があった。
【0005】しかるに、従来の構成では、ロータの軸方
向の移動を規制するに当たり、当該ロータに対して軸方
向に接触する転がり軸受が採用されていたので、ロータ
と転がり軸受が接触した際に、不釣合い情報の検出が不
安定になっていた。このため、精度の高い不釣合い位置
を特定することも困難になり、結果として、精度の高い
修正を施すことが困難になっていた。
【0006】本発明は、上記不具合に鑑みてなされたも
のであり、不釣合い情報の検出を安定させ、もって、精
度の高い修正を施すことのできる横型バランシング装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の構成は、ロータを水平軸回
りに回動可能に支持する支持装置、支持装置に支持され
たロータを回動させる駆動装置、回動されたロータの不
釣合い情報を、支持装置を介して検出する検出装置、検
出装置が検出した不釣合い情報に基づいて、当該ロータ
の不釣合い位置を特定する演算装置、および支持装置に
取り付けられ、ロータの軸方向の移動を、磁気軸受によ
って非接触状態で規制するアキシャル規制手段を備えて
いることを特徴とする横型バランシング装置である。
【0008】
【作用】本発明の構成では、ロータは、支持装置によっ
て回動可能に支持され、駆動される。これにより、検出
装置が不釣合い情報を検出し、演算装置が不釣合い位置
を特定する。この際、アキシャル規制手段は、ロータと
非接触状態を維持しながら、ロータが軸方向に変位する
のを規制する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は、本発明の一実施例
における横型バランシング装置Aの概略図である。同図
を参照して、本実施例の横型バランシング装置Aは、支
持装置A1、駆動装置A2、検出装置A3、演算装置A
4、制御装置A5、加工装置A6、およびアキシャル磁
気軸受装置A7を備えている。
【0010】先ず、支持装置A1は、タービン羽根車、
クランクシャフト、プロペラシャフト等のロータ1を水
平軸回りに回動可能に支持するためのものであり、弾性
支持体A11を介して載置面A12から振動可能に浮揚
された架台A13と、架台A13の上面に取り付けられ
た一対の転がり軸受装置A14とを備えている。各転が
り軸受装置A14は、それぞれロータ1の軸方向(以
下、この方向をZ方向という)と直交する水平方向(以
下、この方向をX方向という)に沿って並置された一対
の総玉軸受A141(図1に一方のみ図示)と、各総玉
軸受A141の内輪側部材を支持する支持部材A142
とを備えており、各総玉軸受A141の外周面にロータ
1の下部を転がり接触させることによりロータ1を回動
可能に支持している。
【0011】次に、駆動装置A2は、支持装置A1に支
持されたロータ1を駆動させるためのものであり、上記
載置面A12に載置されたモータA21と、上記架台A
13を貫通して、モータA21の回転軸A211とロー
タ1との間に巻回された無端ベルトA22とを備えたも
のである。この駆動装置A2は、後述する制御装置A5
によって、駆動制御される。
【0012】次に、検出装置A3は、駆動されたロータ
1の不釣合い情報を、支持装置A1の架台A13を介し
て検出するためのものであり、支持装置A1の架台A1
3に取り付けられた一対の振動ピックアップA31、A
32によって具体化されている。一方のピックアップA
31は、ロータ1のX方向における不釣合い振動を不釣
合い情報として検出し、検出信号を出力するものであ
る。また、他方のピックアップA32は、X方向と直交
する垂直方向(以下、この方向をY方向という)におけ
る不釣合い振動を不釣合い情報として検出し、検出信号
を出力するものである。
【0013】検出装置A3が検出した検出信号は、上記
演算装置A4に入力される。この演算装置A4は、検出
装置A3が検出した不釣合い情報に基づいて、当該ロー
タ1の不釣合い位置を特定するためのものであり、上記
ピックアップA31、A32の出力信号を増幅する増幅
回路A41、A42と、増幅回路A41、A42の出力
が与えられる掛け算回路A43、A44とを備えてい
る。さらに、演算装置A4は、ロータ1の回転位相を検
出するための位相検出装置A45を備えている。この位
相検出装置A45は、ロータリエンコーダやジェネレー
タ等で具体化されたものであり、その出力は、各掛け算
回路A43、A44に与えられるようになっている。そ
して、掛け算回路A43、A44では、入力された各ピ
ックアップA31、A32並びに位相検出装置A45の
出力に基づいて、X方向における不釣合い角度と不釣合
い量並びにY方向における不釣合い角度と不釣合い量を
演算し、制御装置A5に演算結果を出力する。
【0014】この制御装置A5は、マイクロコンピュー
タその他の電装品で構成されており、演算装置A4の演
算結果に基づいて、加工装置A6を駆動する。この加工
装置A6は、ロータ1の不釣合い位置をマーキナング装
置や、ロータ1の回転を制動して不釣合い位置を所定の
位置に位置決めする位置決め装置を含んでいる周知のも
のであり、ロータ1の種類に応じて適宜組み合わせられ
る。
【0015】次に、本実施例のアキシャル磁気軸受装置
A7について説明する。先ず、アキシャル磁気軸受装置
A7は、互いにロータ1の外周フランジ11を挟んで対
向することにより対をなす複数のアキシャル磁気軸受A
71を備えている。各アキシャル磁気軸受A71は、ロ
ータ1を引きつける駆動用電磁石A711を含むもので
あり、互いに相手方の電磁石A711との間でロータ1
を引き合うことにより、ロータ1のZ方向の移動を、非
接触状態で規制するためのものである。ロータ1の端部
には、ギャップセンサA72が配置されている。ギャッ
プセンサA72は、ロータ1のZ方向における変位を検
出して、その出力を電流制御回路A73に与えるもので
ある。他方、電流制御回路A73は、比較器や可変抵抗
器等の電装品で構成された論理回路であり、ギャップセ
ンサA72の出力に基づいて各アキシャル磁気軸受A7
1への電流値を制御し、上記非接触状態を維持しながら
ロータ1のZ方向の変位を規制するものである。このよ
うに本実施例では、上記電流制御回路A73とアキシャ
ル磁気軸受装置A7とが、アキシャル規制手段を構成し
ている。
【0016】次に、本実施例の作用について説明する。
先ず、支持装置A1にロータ1を図示の通り載置し、駆
動装置A2によって、ロータ1を回動させると、検出装
置A3の振動ピックアップA31、A32が支持装置A
1の架台A13を介してロータ1の不釣合い情報を検出
し、検出信号を演算装置A4の増幅回路A41、A42
に出力するとともに、位相検出装置A45の出力が演算
装置A4の掛け算回路A43、A44に与えられる。こ
れにより、演算装置A4の掛け算回路A43、A44か
らは、ロータ1の不釣合い量と不釣合い角度とがX方向
並びにY方向毎に出力され、制御装置A5に与えられる
ので、制御装置A5は、この出力に基づいて加工装置A
6を駆動するとともに、ディスプレイA51に不釣合い
量および不釣合い位置を表示する。
【0017】以上の動作中、ロータ1は、単に支持装置
A1の軸受装置A14の上に載せられているだけである
ので、Z方向へも変位しようとする。しかし、本実施例
においては、アキシャル磁気軸受装置A7の各電磁石A
711が、ロータ1との非接触状態を維持しながら、ロ
ータのZ方向への変位を規制する。この結果、振動ピッ
クアップA31、A32から出力される信号が安定する
ので、不釣合い情報の検出、ひいては、演算装置A4に
よる演算結果も安定することになり、精度の高い不釣合
い位置を特定することが可能になる。従って、本実施例
によれば、不釣合い情報の検出を安定させ、もって、精
度の高い修正を施すことができる。
【0018】なお、上述した実施例は、本発明の好まし
い具体例を例示したものに過ぎず、本発明は種々の設計
変更か可能である。例えば、アキシャル磁気軸受の形状
やレイアウト等を変更することにより、フランジ部のな
いロータ1をも非接触状態で支持してもよい。この場
合、ロータ1の軸方向の各端部に近接して、一対の電磁
石A711をそれぞれ配置することにする。なおロータ
1を水平面に対して斜めに配置することにすれば、単一
の電磁石をロータ1の何れか一端側に配置すればよいこ
とになる。
【0019】また、ロータ1を駆動する手段として、上
述した実施例では、ベルトを用いているが、ロータ1の
端部にドライブシャフトを連結し、このドライブシャフ
トを介してモータの回転力を伝達するようにしてもよ
い。或いは、電流制御回路A73を廃止して、ギャップ
センサA72の出力を制御装置A5に与え、制御装置A
5によって電磁石A711を流れる電流の値を制御する
ようにしてもよい。但し、本実施例のように、電流制御
回路A73を論理回路で構成した方が、電磁石A711
の応答性が高くなるという利点がある。
【0020】その他、本発明の要旨を変更しない範囲内
で、種々の設計変更が可能であることは、云うまでもな
い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成で
は、アキシャル規制手段がロータと非接触状態を維持し
ながら、ロータが軸方向に変位するのを規制するので、
不釣合い情報の検出が安定する結果、精度の高い不釣合
い位置を特定することが可能になる。従って、本発明に
よれば、不釣合い情報の検出を安定させ、もって、精度
の高い修正を施すことができるという顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における横型バランシング装
置の概略図である。
【符号の説明】
1 ロータ A1 支持装置 A2 駆動装置 A3 検出装置 A4 演算装置 A7 アキシャル磁気軸受装置(アキシャル規制手
段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータを水平軸回りに回動可能に支持する
    支持装置、 支持装置に支持されたロータを回動させる駆動装置、 回動されたロータの不釣合い情報を、支持装置を介して
    検出する検出装置、 検出装置が検出した不釣合い情報に基づいて、当該ロー
    タの不釣合い位置を特定する演算装置、および支持装置
    に取り付けられ、ロータの軸方向の移動を、磁気軸受に
    よって非接触状態で規制するアキシャル規制手段を備え
    ていることを特徴とする横型バランシング装置。
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