JPH07243819A - 透明樹脂板の歪み検査方法及びその装置 - Google Patents

透明樹脂板の歪み検査方法及びその装置

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JPH07243819A
JPH07243819A JP5523094A JP5523094A JPH07243819A JP H07243819 A JPH07243819 A JP H07243819A JP 5523094 A JP5523094 A JP 5523094A JP 5523094 A JP5523094 A JP 5523094A JP H07243819 A JPH07243819 A JP H07243819A
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screen
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projector
projected
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JP5523094A
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Masayoshi Yamakido
正義 山木戸
Takaaki Kato
隆明 加藤
Toshiaki Shoji
敏秋 庄司
Chiyuki Hamada
千幸 濱田
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Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検査を省力化するだけでなく、任意の状態で
正確な検査を行うことができるようになる透明樹脂板の
歪み検査方法及びその装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 投影機1とスクリーン2との間に樹脂板支持
台3で支持された透明樹脂板6を配置すると共に、スク
リーン2の背後にCCDカメラ4を配置し、多数の円形
パターンを投影して各円形パターンの径を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリ塩化ビニル、ポリ
カーボネート、アクリル、ポリサルフォン等の透明樹脂
板の歪みを検査する歪み検査方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の透明樹脂板は、押出成形法や、
注型成形法、プレス成形法等で製造されており、用途に
よってはその表面に機能性を付与するために塗装などの
表面処理を行うことがある。しかし、この製造時や表面
処理時には歪みが生じ易く、特に透明樹脂板を押出成形
法で製造した場合には、押出方向やこれに直交する幅方
向に歪みが生じ易いために、成形後にこの歪みの程度を
検査する必要がある。また、複数の透明樹脂板を貼り合
わせた複合板の場合も同様である。
【0003】ところで、上記の透明樹脂板とは異なる
が、透明な自動車用の安全ガラスについての歪みの試験
方法がJISに「自動車用安全ガラス試験方法」(JI
S R3212)として規定されている。
【0004】この試験方法は、図9に示すように、まず
前方の投影機11と後方のスクリーン12との間の所定
の距離に自動車用安全ガラスの供試体13を配置し、こ
の投影機11からスクリーン12に照射される光の光軸
に対して、供試体13の水平方向の接線を直交させると
共に、供試体13の鉛直方向の接線を実車取付状態とほ
ぼ同じ角度に傾斜させる。そして、径の等しい多数の円
形パターンを有するスライドを投影機11にセットし、
この投影機11からの光を供試体13を透過させてスク
リーン12に投影させ、スクリーン12上の投影像の各
円形パターンの変形量を測定する。この際、供試体13
が配置されていなければ、スクリーン12上の投影像
は、図10に示すように、等間隔に配置された径の等し
い円形パターン14が黒地に白抜きで投影される。しか
し、供試体13が配置された場合には、この供試体13
の歪みに応じて各円形パターン14が楕円形に変形する
ので、この変形量を測定することになる。この供試体1
3は、水平方向に回転させたり、鉛直方向に平行移動さ
せて、そのときの最大変形量を測定する。
【0005】また、上記以外の板ガラスの試験方法とし
ては、例えば特開昭60−119404号公報に記載の
発明がある。
【0006】この試験方法は、図11に示すように、前
方に配置したゼブラパターン等の明暗模様面15を板ガ
ラス16を通してCCDカメラ17で撮像し、このCC
Dカメラ17が出力したビットイメージデータの明部又
は暗部のビット数が基準値からどの程度ずれているかに
よって板ガラス16の歪みを検出するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、JIS
の「自動車用安全ガラス試験方法」を例えば押出成形さ
れた透明樹脂板の歪み検査方法に用いる場合には、原則
的には目視によって検査を行うために検査に長い時間を
要し、製品全部を検査することは困難であり抜き取り検
査によらなければならないという問題があった。
【0008】また、上記スクリーン12に投影された円
形パターン14をカメラで撮像し電気信号に変換して画
像処理を行おうとする場合には、カメラを投影機11と
スクリーン12との間の光軸上に配置することができな
いので、斜め方向からスクリーン12を撮像しなければ
ならず、カメラが撮像した画像自体が斜めになるために
正確に歪みを測定することができないという問題もあっ
た。
【0009】さらに、上記供試体13は、水平方向の接
線の光軸に対する角度は変更可能であるが、鉛直方向の
接線の光軸に対する角度が実車取付状態に固定されるた
め、透明樹脂板を任意の角度で検査することができず、
例えば押出成形された透明樹脂板の場合には、押出し方
向の歪み(ヨコメラ)又は押出し方向と直交する方向の
歪み(タテメラ)のいずれか一方しか検査を行うことが
できないという問題があった。
【0010】また、特開昭60−119404号公報に
記載の検査方法の場合には、明暗模様面15の明部と暗
部をCCDカメラ17の走査線が横切る際のビット数の
みを判断基準とするため、基準値に対する歪みの検出は
可能であるが、どのような種類の歪みが発生し、この歪
み部分がどのように分布しているかというような詳細な
検査を行うことができず、板ガラス16におけるある特
定の一部領域のみを取り出して局所的な歪みがあるかど
うかを検出するというようなこともできないという問題
があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の透明樹脂板の歪み検査方法は、前方に投影
機を配置すると共に、この投影機からの投影像が背面側
にも映し出されるスクリーンを後方に配置し、これら投
影機とスクリーンとの間の適当な位置に、この投影機か
らスクリーンに照射される光の光軸に対して少なくとも
一方が直交し、かつ、双方が互いに直交する2方向の回
転軸を中心にそれぞれ回転可能に透明樹脂板を支持する
第1工程と、無パターンの光を投影機から透明樹脂板を
透過させてスクリーンに投影させておき、透明樹脂板を
2方向の回転軸のいずれか一方又は双方を中心に回転さ
せて、スクリーン上の投影像に適当な明度ムラが現れる
角度に固定する第2工程と、径の等しい多数の円形パタ
ーンを有する光を投影機から透明樹脂板を透過させてス
クリーンに投影させ、このスクリーン上の投影像をカメ
ラで撮像し電気信号に変換する第3工程と、上記カメラ
が電気信号に変換した投影像における各円形パターンの
径を測定する第4工程と、測定した各円形パターンの径
のバラツキの程度を検出する第5工程とからなることを
特徴とするものである。そして、望ましくは、上記の第
5工程が、測定した各円形パターンの径を等間隔の複数
の長さ範囲のいずれかに分類し、各長さ間隔に分類され
た径の数をヒストグラムに表すことによりバラツキの程
度を検出するものであるか、又は測定した各円形パター
ンの径の標準偏差を計算することによりバラツキの程度
を検出するものである。
【0012】また、本発明の透明樹脂板の歪み検査装置
は、無パターンと径の等しい多数の円形パターンの光
を、投影像が背面側にも映し出されるスクリーンに投影
する投影機と、上記投影機とスクリーンとの間の適当な
位置に配置され、この投影機からスクリーンに照射され
る光の光軸に対して少なくとも一方が直交し、かつ、双
方が互いに直交する2方向の回転軸を中心にそれぞれ回
転可能に透明樹脂板を支持する透明樹脂板支持台と、上
記スクリーンの背後に配置され、このスクリーン上の投
影像を裏面側から撮像して電気信号に変換するカメラ
と、上記カメラが変換した電気信号から投影像の各円形
パターンの径を測定する画像処理手段と、上記画像処理
手段が測定した各円形パターンの径のバラツキの程度を
検出する検査手段とを備えたことを特徴とするものであ
って、望ましくは、上記の検査手段が、測定した各円形
パターンの径を等間隔の複数の長さ範囲のいずれかに分
類し、各長さ間隔に分類された径の数をヒストグラムに
表すことによりバラツキの程度を検出するものである
か、又は、測定した各円形パターンの径の標準偏差を計
算することによりバラツキの程度を検出するものであ
る。
【0013】
【作用】本発明の検査方法及びその装置は、スクリーン
上に投影された投影像をカメラで撮像し電気信号に変換
して画像処理を行うことにより、楕円形に変形した円形
パターンの径を測定するので、検査時間を短縮すると共
に、検査員による個人差をなくすことができるようにな
る。また、カメラがスクリーンの背後の光軸に沿った位
置に配置されるので、撮像した画面がゆがむようなこと
がなくなり、正確な測定を行うことができる。さらに、
透明樹脂板は、透明樹脂板支持台の直交する2方向の回
転軸に支持されて任意の向きの任意の角度に調整するこ
とができるので、所望の状態での検査が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を詳述する。
【0015】図1乃至図8は本発明の一実施例を示すも
のであって、図1は透明樹脂板の歪み検査装置の構成を
示す側面図、図2は投影機の縦断面図、図3は樹脂板支
持台の正面図、図4は画像処理の工程を示す工程図、図
5は透明樹脂板の押出し方向の歪みを測定する場合の調
整方向を示す斜視図、図6は透明樹脂板の押出し方向と
直交する方向の歪みを測定する場合の調整方向を示す斜
視図、図7は円形パターンが透明樹脂板の歪みによって
楕円形に変形する様子を示す図、図8はスライドの正面
図である。
【0016】本実施例は、押出成形された透明樹脂板の
歪み検査方法及び装置について説明する。透明樹脂板
は、主として押出成形の際の内部応力の不均一により屈
折率が変化し透視歪みが発生し易くなる。
【0017】この検査装置は、図1に示すように、投影
機1とスクリーン2との間に配置した樹脂板支持台3
と、スクリーン2の背後に配置したCCDカメラ4とで
構成されている。
【0018】投影機1は、図2に示すように、ハロゲン
ランプ等の光源1aとコリメータレンズ1bと対物レン
ズ1cとからなる光学装置であり、コリメータレンズ1
bと対物レンズ1cとの間にスライド5を配置すること
により、このスライド5のパターンをスクリーン2上に
投影することができるようになっている。また、この投
影機1には、必要に応じて絞り1dが設けられる。スク
リーン2上に投影されるパターンは、透明樹脂板6の歪
みを測定するのに最適な大きさに調整自在である。
【0019】スクリーン2は、白色やその他の色の平ら
なものであればなんでもよいが、投影機1からの投影像
が背面側にも映し出されるものでなければならない。こ
のようなスクリーン2としては、乳半透明樹脂板、或は
余り厚手ではない布生地や白濁した樹脂シート等を平ら
に張りつめたものが一般的である。ただし、本実施例で
は、スクリーン2として液晶調光材を用いている。この
液晶調光材は、樹脂分散型液晶シートの両面に透明電極
を設けたものであり、透明電極間に電圧を加えると樹脂
分散型液晶シートが透明になるが、電圧を加えない場合
には樹脂分散型液晶シートが白濁して投影機1からの投
影像を表面と背面に映し出すことができるようになる。
このような液晶調光材をスクリーン2として使用する
と、電圧を変えることによってスクリーンの白濁度を調
整し、投影像を鮮明にすることができるという利点があ
る。
【0020】樹脂板支持台3は、図3に示すように、透
明樹脂板6を取り付けて水平方向の回転軸3aを中心に
回転自在に支持する腕部3bと、この腕部3bを鉛直方
向の回転軸3cを中心に回転自在に支持する台座部3d
とからなる。この樹脂板支持台3は、回転軸3a,3c
を手動で回転させて締め付け具によって透明樹脂板6を
固定するものの他、ステッピングモータ等によって回転
駆動され、図1に示すようにコンピュータ等からなる制
御装置7によってこの回転駆動が制御されるようにした
ものであってもよい。
【0021】CCDカメラ4は、撮像素子にCCD[Cha
rge Coupled Device]を用いた固体撮像装置であり、ス
クリーン2上に映し出された投影像を電気信号に変換す
るものである。ただし、投影像を電気信号に変換するも
のであれば、CCD以外の固体撮像装置や電子管撮像装
置等であってもよい。このCCDカメラ4が出力する電
気信号は、上記制御装置7と画像処理装置8に送られ、
投影像やこの投影像を画像処理した結果がディスプレイ
9で表示されるようになっている。
【0022】上記構成の歪み検査装置を用いた検査方法
の手順について説明する。
【0023】まず、透明樹脂板6を樹脂板支持台3に支
持させて、投影機1にスライド5を入れずに無パターン
の光をこの透明樹脂板6を通してスクリーン2に投影す
る。すると、図4のステップS1に示すように、スクリ
ーン2には透明樹脂板6の歪みによる流れ模様が現れ
る。そこで、この流れ模様が最も明瞭になるように透明
樹脂板6を回転させて適当な角度で固定する。この際、
図5に示すように、透明樹脂板6の押出し方向に沿った
接線Bが光軸Aに対して傾斜するような角度で固定すれ
ば、押出し方向の歪み状態を見ることができ、図6に示
すように、押し出し方向に沿った接線Bに透明樹脂板6
上で直交する接線Cが光軸Aに対して傾斜するような角
度で固定すれば、押出し方向に直交する方向の歪み状態
をみることができる。また、両者を組合わせることもで
きる。
【0024】上記流れ模様は、スクリーン2上のものを
直接目視する他、CCDカメラ4が撮像した映像をディ
スプレイ9に映して観察するようにしてもよい。CCD
カメラ4が撮像した流れ模様は、図4のステップS2に
示すように、必要に応じて制御装置7のメモリに保存す
る。そして、次に、投影機1に図8に示した径の等しい
多数の円形パターンを有するスライド5を装着し、この
光を透明樹脂板6を通してスクリーン2に投影する。す
ると、図4のステップS3に示すように、ディスプレイ
9上に多数の円形パターンが表示される。これらの各円
形パターンは、透明樹脂板6の歪みに応じて、図7に示
すような横長の楕円に変形したり縦長の楕円に変形す
る。また、この際、ディスプレイ9に流れ模様も重ねて
表示すれば、歪みの状態をより正確に把握することがで
きるようになる。
【0025】上記のようにしてディスプレイ9に多数の
円形パターンを表示しておき、図4のステップS4に示
すように、測定範囲をこの画面上で指示する。また、ス
テップS5に示すように、ディスプレイ9に表示された
円形パターンが見易くなるように、画面を反転させて白
地に黒い円形パターンに変換する。そして、この多数の
円形パターンをステップS6に示すように、画像処理装
置8で画像処理する。即ち、多数の円形パターンを領域
分割により1個の円形パターンごとに分類してそれぞれ
に番号を付加し、各番号の円形パターンについて直径を
測定する。すると、上記図7に示す楕円に変形した円形
パターンは、図示縦方向の直径を測定した場合、縦長楕
円の場合の直径が最も長くなり、横長楕円の場合の直径
が最も短くなる。
【0026】上記のようにして各円形パターンの直径が
測定されると、ステップS7に示すように、これを等間
隔の長さ範囲のいずれかに分類し、各長さ間隔に分類さ
れた直径の数を棒グラフで表したヒストグラムとしてデ
ィスプレイ9に表示する。すると、ヒストグラムの棒グ
ラフが1本に収束する場合には、円形パターンの直径が
ほとんどバラツキなく均一になり、歪みが少ないことが
分かる。また、ヒストグラムの棒グラフが多数本にわた
る場合には、円形パターンの直径のバラツキが大きく歪
みも大きいことが分かる。
【0027】なお、上記手順において、透明樹脂板6を
樹脂板支持台3に支持させることなくステップS3以降
の操作を行えば、透明樹脂板6の歪みの影響を受けない
ヒストグラムを作成することができる。従って、このヒ
ストグラムを基準として上記透明樹脂板6の歪みの程度
を判定することができる。
【0028】この結果、本実施例の検査方法及びその装
置によれば、透明樹脂板6の歪みの程度がヒストグラム
によって客観的に示されるので、検査員の個人差を排し
て正確な検査を行うことができるようになる。また、歪
みの程度を画像処理によって求めるので、検査時間の短
縮を図ることができ、全品検査も可能となる。しかも、
CCDカメラ4がスクリーン2の背後の光軸に沿った位
置に配置されるので、撮像した画面がゆがむようなこと
がなくなり、正確な測定を行うことができる。さらに、
透明樹脂板6は、樹脂板支持台3に支持されて任意の向
きの任意の角度に固定することができるので、例えば押
出し方向の歪みや押出し方向と直交する方向の歪みを区
別して検査したり、その他所望の角度の検査が可能とな
る。また、上記ステップS4に示すように、画像処理の
前に測定範囲をディスプレイ9の画面上で指示すること
ができるので、任意の範囲についての検査を自由に行う
ことができる。
【0029】なお、上記実施例では、各円形パターンの
直径のバラツキの程度をヒストグラムに表示して示した
が、これら計測した直径の標準偏差を計算することによ
り、バラツキの程度を数値で示すこともできる。標準偏
差は、各円形パターンの直径とこの直径の平均値との差
の自乗を加算し、測定した円形パターンの個数で除算す
ると共に、その平方根を取って計算するものであり、そ
の値が小さいほどバラツキの程度も小さいことを示す。
従って、予め標準偏差の基準値を定めておき、計算で求
めた標準偏差がこれより小さければ、透明樹脂板6の歪
みは小さいと判定することができる。
【0030】また、上記実施例では、押出成形による透
明樹脂板6について示したが、他の成形方法による透明
樹脂板や複数の透明樹脂板を貼り合わせた複合板の場合
も同様に実施することができる。また、上記実施例では
スクリーン上の投影像を背後からカメラで撮像するよう
にしているが、スクリーン上の投影像が鮮明で且つ画面
がゆがむことがなければ前方から撮像してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の透明樹脂板の歪み検査方法及びその装置によれば、検
査を省力化するだけでなく、任意の状態で正確な検査を
行うことができるようになるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、透明樹
脂板の歪み検査装置の構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであって、投影機
の縦断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示すものであって、樹脂板
支持台の正面図である。
【図4】本発明の一実施例を示すものであって、画像処
理の工程を示す工程図である。
【図5】本発明の一実施例を示すものであって、透明樹
脂板の押出し方向の歪みを測定する場合の調整方向を示
す斜視図である。
【図6】本発明の一実施例を示すものであって、透明樹
脂板の押出し方向と直交する方向の歪みを測定する場合
の調整方向を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施例を示すものであって、円形パ
ターンが透明樹脂板の歪みによって楕円形に変形する様
子を示す図である。
【図8】本発明の一実施例を示すものであって、スライ
ドの正面図である。
【図9】従来例を示すものであって、自動車用安全ガラ
ス試験装置の構成を示す側面図である。
【図10】従来例を示すものであって、スクリーンに投
影された円形パターンを示す図である。
【図11】他の従来例を示すものであって、板ガラスの
試験装置の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 投影機 2 スクリーン 3 樹脂板支持台 4 CCDカメラ 5 スライド 6 透明樹脂板 8 画像処理装置
フロントページの続き (72)発明者 濱田 千幸 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方に投影機を配置すると共に、この投影
    機からの投影像が背面側にも映し出されるスクリーンを
    後方に配置し、これら投影機とスクリーンとの間の適当
    な位置に、この投影機からスクリーンに照射される光の
    光軸に対して少なくとも一方が直交し、かつ、双方が互
    いに直交する2方向の回転軸を中心にそれぞれ回転可能
    に透明樹脂板を支持する第1工程と、 無パターンの光を投影機から透明樹脂板を透過させてス
    クリーンに投影させておき、透明樹脂板を2方向の回転
    軸のいずれか一方又は双方を中心に回転させて、スクリ
    ーン上の投影像に適当な明度ムラが現れる角度に固定す
    る第2工程と、 径の等しい多数の円形パターンを有する光を投影機から
    透明樹脂板を透過させてスクリーンに投影させ、このス
    クリーン上の投影像をカメラで撮像し電気信号に変換す
    る第3工程と、 上記カメラが電気信号に変換した投影像における各円形
    パターンの径を測定する第4工程と、 測定した各円形パターンの径のバラツキの程度を検出す
    る第5工程とからなることを特徴とする透明樹脂板の歪
    み検査方法。
  2. 【請求項2】上記第5工程が、測定した各円形パターン
    の径を等間隔の複数の長さ範囲のいずれかに分類し、各
    長さ間隔に分類された径の数をヒストグラムに表すこと
    によりバラツキの程度を検出するものである請求項1に
    記載の透明樹脂板の歪み検査方法。
  3. 【請求項3】上記第5工程が、測定した各円形パターン
    の径の標準偏差を計算することによりバラツキの程度を
    検出するものである請求項1に記載の透明樹脂板の歪み
    検査方法。
  4. 【請求項4】無パターンの光と径の等しい多数の円形パ
    ターンの光を、投影像が背面側にも映し出されるスクリ
    ーンに投影する投影機と、 上記投影機とスクリーンとの間の適当な位置に配置さ
    れ、この投影機からスクリーンに照射される光の光軸に
    対して少なくとも一方が直交し、かつ、双方が互いに直
    交する2方向の回転軸を中心にそれぞれ回転可能に透明
    樹脂板を支持する透明樹脂板支持台と、 上記スクリーンの背後に配置され、このスクリーン上の
    投影像を裏面側から撮像して電気信号に変換するカメラ
    と、 上記カメラが変換した電気信号から投影像の各円形パタ
    ーンの径を測定する画像処理手段と、 上記画像処理手段が測定した各円形パターンの径のバラ
    ツキの程度を検出する検査手段とを備えたことを特徴と
    する透明樹脂板の歪み検査装置。
  5. 【請求項5】上記検査手段が、測定した各円形パターン
    の径を等間隔の複数の長さ範囲のいずれかに分類し、各
    長さ間隔に分類された径の数をヒストグラムに表すこと
    によりバラツキの程度を検出するものである請求項4に
    記載の透明樹脂板の歪み検査装置。
  6. 【請求項6】上記検査手段が、測定した各円形パターン
    の径の標準偏差を計算することによりバラツキの程度を
    検出するものである請求項4に記載の透明樹脂板の歪み
    検査装置。
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