JPH07242547A - 糖尿病性単純網膜症の進行阻止剤乃至治療剤 - Google Patents

糖尿病性単純網膜症の進行阻止剤乃至治療剤

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JPH07242547A
JPH07242547A JP3230494A JP3230494A JPH07242547A JP H07242547 A JPH07242547 A JP H07242547A JP 3230494 A JP3230494 A JP 3230494A JP 3230494 A JP3230494 A JP 3230494A JP H07242547 A JPH07242547 A JP H07242547A
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JP
Japan
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diabetic
agent
group
snk
stz
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JP3230494A
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Masahiko Akita
昌彦 秋田
Kuniharu Mizuno
邦治 水野
Akira Matsubara
旭 松原
Kazumasa Nakano
万正 中野
Masatsune Kurono
昌庸 黒野
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Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糖尿病性単純網膜症の進行阻止剤乃至治療剤
を提供する。 【構成】 この剤は有効成分として (2S,4S)-6-フルオ
ロ-2',5'-ジオキソスピロ[クロマン-4,4'-イミダゾリジ
ン]-2-カルボキサミドを含有している。 【効果】 糖尿病に伴う血漿グルコース・レベルを有意
に低下させ、合併症として発症する糖尿病性単純網膜症
に伴う網膜の浮腫及び病理的波状構造の形成、網膜の毛
細血管壁における基底膜の肥厚や毛細血管周皮細胞の消
失、微小血管瘤の形成を阻害し、斯くて網膜症の進行、
即ち単純網膜症から増殖性網膜症への移行を大幅に遅延
させ、又は阻止し、更には重篤な白内障の併発を阻止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糖尿病性単純網膜症の進
行阻止剤乃至治療剤に係る。
【0002】
【従来の技術】我国における糖尿病患者は潜在的に約 6
00 万人と称されており、食生活文化の進展に伴い今後
も益々増加するものと予測されている。糖尿病は、それ
自体には余り問題はないが、難治性の且つ慢性的な合併
疾患を伴い易いことに課題がある。本発明が関与する糖
尿病性網膜症は糖尿病の発症から 10 年余りで糖尿病性
単純網膜症を併発し、次いで増殖性網膜症に進行して網
膜剥離を生じ失明をもたらすことがある。この糖尿病性
網膜症に対する有効な治療剤は現在までの処存在せず、
血糖のコントロールが唯一の治療法であるが、完全な血
糖コントロールは極めて困難と云うよりも不可能に近
く、かなりコントロールしたとしても眼底所見では 1 -
2年間で確実に症状の進行が認められる等非常に厄介で
あり、有効な治療剤の開発が強く望まれていた。
【0003】尚、外科的な療法であって唯一有効とされ
る光凝固術は前増殖・増殖性網膜症を対象とする治療法
であるが、網膜症の進展は阻止できず、最終的には網膜
剥離、失明に至ることがある。従って、糖尿病性網膜症
は患者の増加もさることながら、医療費、福祉、クオリ
ティー・オブ・ライフの面で近い将来、社会問題化する
と考えられており、その対策が切に望まれている。
【0004】処で、本発明者を含む本出願人会社の研究
者は、従来から糖尿病合併症の予防乃至治療剤に関する
研究を鋭意行ってきており、或る種のヒダントイン誘導
体がアルドース還元酵素に対する阻害作用を有してお
り、生体内においてアルドース、例えばグルコースやガ
ラクトースが上記の酵素により還元されて対応するポリ
オール、例えばソルビトールやガラクチトールとなり、
これらのポリオールが局所に蓄積されて発症するものと
されている糖尿病合併症の予防や治療に有望であること
を既に見い出している (特公平 3 - 72226 及び同 3 -
72227 公報)。殊に、式
【化1】 にて示される (2S,4S)-6-フルオロ-2',5'-ジオキソスピ
ロ[クロマン-4,4'-イミダゾリン]-2-カルボキサミド ("
S" は本来「イタリック体」にて表示すべきではある
が、外字となるので、英文字の --S-- を以って表示す
る) は糖尿病性神経疾患、即ち糖尿病に起因して脊髄の
後根、後柱を侵される疾患及び神経炎の治療剤として製
造承認を受けるための治験の最終段階にある (治験薬番
号 : SNK-860)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は上記の
(2S,4S)-6-フルオロ-2',5'-ジオキソスピロ[クロマン-
4,4'-イミダゾリン]-2-カルボキサミド (以下「SNK-86
0」と称することもある) に関する研究を種々の面から
更に重ねた。これらの研究の内で、ヒトの糖尿病性網膜
症の病態、症状の進行状況等を良好に反映する動物実験
モデル系を構築して検討を行った結果、この SNK-860
は、従来のアルドース還元酵素阻害剤からでは到底考え
られない薬理作用を有すること、即ちストレプトゾトシ
ン(Streptozotocin, 以下「STZ」と称する) をラットに
投与して糖尿病性単純網膜症を誘起させ、次いで上記の
化合物を 12 ケ 月間にわたり連日投与した処、網膜にお
ける病変、即ち網膜の外層における波状構造及び浮腫の
形成、網膜毛細血管壁における周皮細胞の消失、網膜毛
細血管における基底膜の肥厚、網膜内顆粒層における微
小血管瘤の発生を顕著に抑制するとの眼底所見が得ら
れ、従って SNK-860 は糖尿病性単純網膜症に対して進
行遅延乃至阻止作用を有し、以って単純網膜症から増殖
性網膜症への移行を遅延乃至阻止し、延いては網膜剥離
・失明を遅延乃至阻止する作用を有していることが判明
し、斯くて本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】従って、本発明
の要旨は、(2S,4S)-6-フルオロ-2',5'-ジオキソスピロ
[クロマン-4,4'-イミダゾリン]-2-カルボキサミドを有
効成分とする糖尿病性単純網膜症の進行阻止剤乃至治療
剤にある。
【0007】本発明による剤は通常の製剤技術により、
例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、液剤、シロッ
プ剤として経口的に、或いは注射剤、坐剤等として非経
口的に投与することができ、固形剤の場合には製剤化に
際して薬理学的に認容し得る賦形剤、例えば澱粉、乳
糖、精製白糖、グルコース、結晶セルロース、カルボキ
シセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキ
シエチルセルロース、燐酸カルシウム、ステアリン酸マ
グネシウム、アラビアゴム等を用いることができ、必要
であれば滑沢剤、結合剤、崩壊剤、被覆剤、着色剤等を
配合することができ、又液剤の場合には安定剤、溶解助
剤、懸濁化剤、乳化剤、緩衝剤、保存剤等を用いること
ができるが、精製白糖を配合した経口剤が好ましい。投
与量は症状、年齢、投与法、剤型等により異なるが、通
常の場合には、成人に対し上記の化合物として 0.125 -
100mg/day を 1 日当たり 1 回又は数回に分けて連日
投与するのが好ましい。尚、糖尿病合併症の治療のため
には比較的長期にわたる連投が必要であるが、上記の S
NK-860 は安全性において極めて高いことが既に認めら
れている。
【0008】
【実施例等】次に、実施例としての製剤例、薬効薬理試
験例 (動物実験) 及び臨床試験例により、本発明を更に
詳細に且つ具体的に説明する。製剤例 (錠剤) 下記の諸成分を配合し、常法により打錠して 1000 錠の
錠剤を得た (各錠剤は有効成分である SNK-860 を 1mg
宛含有)。
【0009】薬効薬理試験例 (1) 試験目的 STZ の投与により誘起された糖尿病ラットに合併症とし
て発症する単純網膜症に対する SNK-860 の効果を調べ
る。
【0010】(2) 実験動物、試験方法等 (A) 実験動物 7 週齢であって、平均体重約 200g の SD 系雄性ラッ
ト。 (B) 糖尿病誘起薬 STZ (米国、Sigma 社製)。 (C) SNK-860 本出願人会社製の化合物を 5% アラブアゴム溶液に懸濁
させたもの。 (D) 投与方法 実験動物に CRF-1 (神奈川県在、チャールズ・リバー・
ジャパン社から市販のもの) を給餌し且つ水は自由摂取
として、12 時間サイクルで点灯と消灯を繰り返しなが
ら 1 週間飼育して馴化させた (馴化期間以降の給餌及
び給水は上記の条件と同様)。次いで、実験動物を 1 群
当り 10 匹の 3 群に分け、群 I 及び II の実験動物に
は、0.05M クエン酸緩衝液 (pH 4.5) に溶解させた STZ
を 40mg/kg (体重)の割合で尾静脈投与することにより
糖尿病を誘発させた。群 III の実験動物には、STZ を
含有しない上記のクエン酸緩衝液を尾静脈に投与し、コ
ントロールとした。STZ の投与から 4 日目に、ヘパリ
ン化採血器を使用し、左眼血管から血液を採取し、4℃
において 1700 x g で 10 分間遠心することにより血漿
を得た。この血漿をサンプルとし、グルコースオキシダ
ーゼとパーオキシダーゼとを使用する酵素法 (Glucose
B-test Wako) によりグルコース濃度を推定した。群I
及び II の実験動物であって、グルコース・レベルが 3
00mg/dl 以上の動物を糖尿病を発症した動物として選択
した処、最終的には両群共に、それぞれ 5 匹であっ
た。STZ 投与後 4 日目から、群 I の動物には SNK-860
を 2mg/kg (体重) の割合で 1 日 1 回強制的に経口投
与し始め、12 ケ 月にわたり連続投与した。SNK-860を投
与しなかった群 II の STZ 糖尿病動物群及び群 III の
コントロール群にはSNK-860 の代わりに 5% アラビアゴ
ム溶液を連続投与した。 (E) 標本の作成 12 ケ 月の飼育期間を経た後に、血液を抜くことにより
全実験動物を殺害し、各 実験動物の右眼球を直ちに取
り出し、0.1M カコジル酸緩衝液 (pH 7.4) に添加した
2.5% グルタールアルデヒドにより 4℃ において 60 分
間処理して固定した。この固定処理後に、前部セグメン
トの位置で切開し、4℃ で 24 時間インキュベーション
し、次いで 0.2% 蔗糖含有 0.05M カコジル酸緩衝液 (p
H 7.4)に移した。エタノール勾配法により組織の脱水を
行い、パラフィン中に埋入した。網膜層と直角となるよ
うに組織片を切り出し (厚み 3 - 5μm)、ヘマトキシリ
ン-エオシ ン (Hematoxylin-eosin, HE) と過沃素酸シ
ッフ反応 (periodicacid-Schiff reaction, PAS reacti
on) により染色を施した。アルブミンの免疫組織化学的
染色用に、抗ラット血清アルブミン ウサギ IgG を使用
する、標識化ストレプタビジン ビオチン 法 (labelled
streptaavidin biotin method、DACO社製、LSAB キッ
ト・システムを使用) を採用した。網膜の脈管構造に対
するSNK-860 の効果を評価するために、PAS 染色サンプ
ルの、次いでアルブミン染色サンプルの全網膜層につい
て、網膜毛細血管の周皮及び内皮細胞核の数を外網状層
から内核層 (内顆粒層) まで及び内網状層から神経線維
層まで計測した。
【0011】(3) 結果 (A) 血漿グルコース濃度と体重とに及ぼす SNK-860 の
影響 下記の表 1 に示される通りであり、群 I (SNK-860 に
ち処置された STZ 糖尿病群) の血漿グルコース・レベ
ルは、群 III (STZ 無投与のコントロール群) と比較す
る場合に約 2 倍であるが、群 II [SNK-860 にて処置し
なかった STZ 糖尿病群 (コントロール群の約 2.5 倍)]
よりも明らかに低かった。
【0012】
【表1】 コントロール群と比べて有意差あり、* : p < 0.05, **
: p < 0.01 (B) 浮腫及び病理的波状構造の形成 HE 染色組織を光学顕微鏡により検査した。群 II (SNK-
860 にて処置しなかった STZ 糖尿病群) の全例に網膜
浮腫乃至細胞の脱離に関連した病理的な波状構造が認め
られた。殊に 1 例は明白な病変であった。群 I (SNK-8
60 にて処置した STZ 糖尿病群) 及び群 III (STZ 無投
与のコントロール群) には網膜浮腫、波状構造及びその
他の関連病変が 1 例も見当たらなかった。群 II のラ
ットにおいて網膜における病的波状構造の形成に起因す
る網膜組織の歪曲は網膜の内層よりも外層において明白
であった。波状構造部の基部において、網膜は網膜色素
上皮組織から剥離しているのが度々観察され、又網膜色
素上皮組織に悪化乃至退化的変化は認められなかった
が、アルブミン染色に対して明確なポジティブ反応を示
した。網膜の全層に観察された浮腫は視束乳頭領域にお
いて顕著であった。STZ 糖尿病ラットにおいて認められ
たこれらの病変は、SNK-860 を投与した糖尿病ラット及
び STZ を投与しなかっ たコントロール・ラットには認
められなかった。従って、SNK-860 は、神経節細胞層及
び内網状層における浮腫の形成を有効に阻害することが
明らかとなった。 (C) 網膜毛細血管における病変 (毛細血管基底膜肥厚及
び毛細血管周皮細胞の消失) STZ 糖尿病ラット (群 II) は、網膜毛細血管基底膜及
び網膜の外層において顕著な肥厚を示し、又若干の例に
おいては、非糖尿病ラット (群 I 及び III)よりも強い
PAS 染色をもたらした。SNK-860 処置糖尿病ラット
(群 I) においては、コントロール・ラット (群 III)
と比較して、網膜毛細血管基底膜が一般に薄いように見
受けられた。内膜状層から神経線維層まで明確ではない
が、STZ糖尿病ラットの外網状層から内顆粒層までには
血管周皮細胞数 (P) と血管内皮細胞数 (E) との比 (P/
E 比) で示される血管周皮細胞数の明白な消失が認めら
れた。SNK-860 処置糖尿病ラットは、外網状層から内顆
粒層に至るまで血管周皮細胞層の消失が著しく少なく、
正常に近い P/E 比を示した。上記の結果は図 1 に示さ
れている。 (D) 微小血管瘤の有無 STZ 糖尿病ラット (群 II) には、網膜毛細血管に微小
血管瘤の形成が観察されたが、SNK-860 処置糖尿病ラッ
ト (群 I) 及びコントロール・ラット (群III) には認
められなかった。内顆粒層に認められる微小血管瘤
は、血管内のスペースに血球が満たされており、周囲は
内皮細胞で囲まれ、内径はおよそ静脈大であった。STZ
糖尿病ラットの外網状層には PAS 染色にポジティブな
顆粒が若干認められたが、SNK-860 処置糖尿病ラット及
びコントロール・ラットには、このような傾向が何等認
められなかった。 (E) 免疫組織化学的染色結果 STZ 糖尿病ラット (群 II) における波状構造部の下部
領域には、免疫組織化学的染色が生じ、網膜血管からア
ルブミンが漏洩したこと、即ち点状、しみ状及び線状出
血の生じたことを示した。 (F) 白内障併発の有無 STZ 糖尿病ラット (群 II) は全例において、STZ 投与
から 3 ケ 月以内に重篤な白内障を併発した。SNK-860
処置糖尿病ラット (群 I) においては、白内障の発症が
STZ 投与から 6 ケ 月後に遅延し且つ STZ 投与から 6
- 12 ケ 月の間に白内障に関する或る種の症候を示した
が、視覚的にザラザラと認められるような重篤な白内障
には移行しなかった。
【0013】臨床試験例 糖尿病性単純網膜症の患者を対象として、製剤例による
錠剤を1 日 1 回 1 錠宛、2 年間にわたり経口投与し、
主治医による定期的な眼底所見により SNK-860の効果を
検討した処、症状の悪化及びレーザーフレアーセルメ
ータにより測定された房水中へのフレアーの増加は認め
られず、SNK-860 は単純網膜症の進行を阻止乃至少なく
とも遅延させるものであることが明かとなった。
【0014】
【発明の効果】本発明による剤は糖尿病に伴う血漿グル
コース・レベルを有意に低下させることなく、網膜症、
殊に糖尿病性単純網膜症に伴う網膜の浮腫及び病理的波
状構造の形成、網膜の毛細血管壁における基底膜の肥厚
や毛細血管周皮細胞の消失、微小血管瘤の形成を阻止
し、出血を防止する。従って、本発明による剤は糖尿病
性網膜症の進行、即ち単純網膜症から増殖性網膜症への
移行を大幅に遅延させ、又は阻止し、更には重篤な白内
障の併発を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】SNK-860 処置糖尿病ラット (群 I) と、SNK-86
0 無処置糖尿病ラット (群 II)と、コントロールとして
の非糖尿病ラット (群 III) とに関して、網膜における
毛細血管の周皮細胞数と内皮細胞数とを計数し、その比
を示したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 万正 愛知県名古屋市東区東外堀町35番地 株式 会社三和化学研究所内 (72)発明者 黒野 昌庸 愛知県名古屋市東区東外堀町35番地 株式 会社三和化学研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(2S,4S)-6-フルオロ-2',5'-ジオキソスピ
    ロ[クロマン-4,4'-イミダゾリン]-2-カルボキサミドを
    有効成分とする、糖尿病性単純網膜症の進行阻止剤乃至
    治療剤。
JP3230494A 1994-03-02 1994-03-02 糖尿病性単純網膜症の進行阻止剤乃至治療剤 Pending JPH07242547A (ja)

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