JPH0724251Y2 - 車両用ウインドモールディング - Google Patents

車両用ウインドモールディング

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JPH0724251Y2
JPH0724251Y2 JP1990035918U JP3591890U JPH0724251Y2 JP H0724251 Y2 JPH0724251 Y2 JP H0724251Y2 JP 1990035918 U JP1990035918 U JP 1990035918U JP 3591890 U JP3591890 U JP 3591890U JP H0724251 Y2 JPH0724251 Y2 JP H0724251Y2
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JP
Japan
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molding
wind
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draining
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幸彦 矢田
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Honda Motor Co Ltd
Tokai Kogyo Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Tokai Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両用ウインドモールディングに関するもの
である。
[従来の技術] 車両の雨天走行時において、その車両のウインドガラス
に付着した雨水はサイドガラスに横流れして視界を悪く
する。
このため、従来、ウインドモールディングは、アッパモ
ールと左右の両サイドモールと、これらを接合するコー
ナモールとの計5部品によって構成される。そして、サ
イドモールには水切り用のせきをなす案内溝が形成さ
れ、ウインドガラスの側縁に向けて流れる雨水を前記案
内溝によってウインドガラスの上方又は下方へ向けて案
内するようになっているのが一般的であった。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記した従来の車両用ウインドモールディン
グにおいては、部品点数や組付け工数が多くなるばかり
でなく、アッパモールと左右の両サイドモールとは断面
形状が異なるため、それぞれ別個の押出し成形型にて成
形しなければならない。さらに、コーナモールにおいて
は通常、プレス成形によって成形しなければならない。
このため、ウインドモールディングの製作や組付けコス
トが高くなる等の問題点があった。
この考案の目的は、上記した従来の問題点に鑑み、構成
部品の点数を減少して製作・組付けのコスト低減を図る
ことができる車両用ウインドモールディングを提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、請求項1の考案に係る車両
用ウインドモールディングは、車体パネルの窓開口部周
縁と、前記窓開口部に組付けられるウインドガラスの周
縁との隙間に嵌装されてその隙間を覆う車両用ウインド
モールディングであって、 前記隙間に嵌込まれる支持脚と、前記支持脚からウイン
ドガラス面に向けて張出されたリップ片とをそれぞれ有
する同一断面のアッパモール部及び両サイドモール部を
連続して一体に備えたモール本体を形成し、前記サイド
モール部のリップ片の背面側には前記モール本体とは別
体の水切部材がそれぞれ配設され、 前記水切部材は、前記リップ片の外方へ突出することな
く同リップ片の背面を支持してウインドガラス面から所
定高さ突出させることで水切り用の案内溝を構成するせ
き部と、該せき部から延出されかつ前記支持脚に止着さ
れる係止片とを一体に備えている。
また、請求項2の考案に係る車両用ウインドモールディ
ングは、請求項1に記載の車両用ウインドモールディン
グにおいて、水切部材のせき部は、ウインドガラス面か
らの高さにおいて、上部付近から上縁に向かって逐次に
低くされた傾斜状をなしている。
請求項3の考案に係る車両用ウインドモールディング
は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ウインドモー
ルディングにおいて、水切部材のせき部にはモール本体
の支持脚に止着される係止片が上下方向に所定間隔をも
って複数個配設されている。
(作用) 上記したように構成される車両用ウインドモールディン
グにおいて、モール本体の両サイドモール部の支持脚に
水切部材の係止片を係着することで、リップ片背面側に
水切部材が容易に組付けられる。そして、前記水切部材
のせき部によってリップ片をウインドガラス面から所定
高さ突出させて水切用の案内溝を構成することで、ウイ
ンドガラスの左右両側部に向けて流れる雨水は、前記案
内溝に案内されてウインドガラスの上方又は下方へ案内
されて流れる。このため、前記雨水がサイドガラスに横
流れすることが防止され、車両サイド部の視界が確保さ
れる。
特に、アッパモール部と両サイドモール部とを連続して
有するモール本体と、その両サイドモール部の支持脚に
止着される水切部材との計3つの部品によってウインド
モールディングが構成されているため、部品点数や組付
け工数が軽減される。
しかも、水切部材のせき部は、モール本体のリップ片の
外方へ突出することなく同リップ片の背面を支持してい
るから、前記せき部によって見栄えが損なわれることを
防止される。
また、水切部材のせき部は、ウインドガラス面からの高
さにおいて、上部付近から上縁に向かって逐次に低くさ
れた傾斜状にすることで、モール本体のリップ片に水切
部材のせき部による段差面が生じることが解消される。
また、水切部材のせき部にはモール本体の支持脚に止着
される係止片が上下方向に所定間隔をもって複数個配設
されることで、窓枠とウインドガラスとの間の隙間に設
けられた接着剤に対し、前記支持脚及び各係止片がそれ
ぞれ押込まれて固着される。
[実施例1] 以下、この考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図と第2図において、車体パネル1の窓開口部2周
縁の窓枠3にはダムラバー4に支持された状態でウイン
ドガラス5がコーキング材のような接着剤6によって固
定されている。
前記窓枠3の周壁とウインドガラス5の周縁部との間の
隙間Sにはウインドモールディング10が装着されてい
る。
ウインドモールディング10は、モール本体11と水切部材
21とを主体として構成されている。モール本体11は、軟
質樹脂、ゴム等の押出し成形によって一体成形されるも
ので前記隙間Sに嵌込まれる支持脚12と、その支持脚12
からウインドガラス5のガラス面に向けて張出された第
1リップ片13と、車体パネル1の外面に向けて張り出さ
れた第2リップ片14とをそれぞれ有する同一断面のアッ
パモール部11a及び左右の両サイドモール部11bを連続し
て一体に備えている。そして、アッパモール部11は、そ
の支持脚12が窓枠3の上側壁3aとフロントガラス5上縁
との間の隙間Saに嵌込まれ、その支持脚12の先端部が接
着剤6内に押込まれて固定されている。左右の両サイド
モール部11bは、その支持脚12が窓枠3の左右両側壁3b
とウインドガラス5の左右両側縁との間の隙間Sbに嵌込
まれ、その支持脚12の先端部が接着剤6内に押込まれて
固定されている。そして、アッパモール部11aにおいて
は、その第1リップ片13がウインドガラス5のガラス面
に密接し、第2リップ片14が窓枠3上縁の車体パネル1
の外面に密接している。
前記左右のサイドモール部11bにおいて、その各第1リ
ップ片13の背面側には、モール本体11とは別体でかつ硬
質又は軟質の合成樹脂材よりなる水切部材21が配設され
ている。
前記水切部材21は、第1図と第2図に示すように、サイ
ドモール部11bの下端から上端部付近にわたる長さを有
するせき部22と係止片26とを一体に備えている。水切部
材21のせき部22は、シール片22aと支持片22bとを備えて
断面逆L字状に形成されている。そして、せき部22は、
そのシール片22aの先端がウインドガラス5のガラス面
に接し、支持片22bが第1リップ片13の背面に接した状
態において、第1リップ片13をウインドガラス5のガラ
ス面外方へ所定高さ突出させて水切り用の案内溝28を構
成している。
また、せき部22のシール片22aの上部付近からその上縁
に向かって、ガラス面からその高さが逐次に低くされた
傾斜状をなしており、これによってサイドモール部11b
の第1リップ片13とアッパモール部11aの第1リップ片1
3とのコーナ部分の段差が解消されている。
前記水切部材21のせき部22の支持片22b先端面には、上
下方向に所定間隔をもって所定数の係止片26が一体に形
成されている。これら係止片26はサイドモール部11bの
支持脚12が嵌め込まれる止着溝を有するU字状に形成さ
れている。そして、水切部材21の各係止片26の係着溝
に、支持脚12が嵌め込まれた状態で、サイドモール部11
bの支持脚12に水切部材21が止着される。
この実施例は、上述したように構成される。従って、第
3図と第5図に示すように、モール本体11の左右の両サ
イドモール部11bの支持脚12に、水切部材21がその各係
止片26によって止着され、窓枠3とウインドガラス5と
の間の隙間Sbに前記支持脚12並びに各係止片26が接着剤
6内に押込まれて固定された状態において、前記水切部
材21のせき部22によって第1リップ片13がウインドガラ
ス5面から所定高さ突出されて案内溝28が構成される。
従って、ウインドガラス5の左右両側部に向けて流れる
雨水は、前記案内溝28に案内されてウインドガラス5の
上方又は下方へ流れる。このため、前記雨水がサイドガ
ラスに横流れすることが防止され、車両サイド部の視界
が確保される。
[考案の効果] 以上述べたように、この考案によれば、アッパモール部
と両サイドモール部とを連続して有するモール本体と、
その両サイドモール部にそれぞれ組付けられる水切部材
との計3つの部品によってウインドモールディングが構
成されているため、部品点数や組付け工数を低減するこ
とができ、製作・組付けコストの低減を図ることができ
る。
また、前記サイドモール部に水切部材を組付けるときに
は、その水切部材の係止片をサイドモール部の支持脚に
止着することで容易に行うことができ、組付け性の向上
を一層図ることができる。
さらに、アッパモール部と両サイドモール部とは、同一
断面で一連に連続するとともに、これら各モール部にお
けるリップ片の幅も同幅であるから、継ぎ目のない外観
意匠美に優れたものとなり、見栄えの向上を図ることが
できる。
しかも、水切部材のせき部は、サイドモール部リップ片
の外方へ突出することなく同リップ片の背面を支持して
いるから、前記せき部によって見栄えが損なわれること
を防止することができ、前記外観意匠を良好に保持する
ことができる。
また、水切部材のせき部は、ウインドガラス面からの高
さにおいて、上部付近から上縁に向かって逐次に低くさ
れた傾斜状にすることで、モール本体のリップ片に水切
部材のせき部による段差面が生じることを解消すること
ができ、段差面による見栄えの悪化が生じない。
また、水切部材のせき部にはモール本体の支持脚に止着
される係止片が上下方向に所定間隔をもって複数個配設
されることで、窓枠とウインドガラスとの間の隙間に設
けられた接着剤に対し、前記支持脚及び各係止片をそれ
ぞれ押込んで固着することができるため、前記支持脚が
係止片から抜け出て外れる不具合が生じない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は車体パ
ネルの窓枠にウインドモールディングを嵌込む状態を示
す斜視図、第2図は車体パネルの窓枠にウインドモール
ディングを嵌装した状態を簡略化して示す斜視図、第3
図は第2図のIII−III線断面図、第4図は第3図のIV−
IV線断面図、第5図は第3図のV−V線断面図である。 1……車体パネル 2……開口窓 3……窓枠 5……ウインドガラス 10……ウインドモールディング 11……モール本体 11a……アッパモール部 11b……サイドモール部 13……第1リップ片 21……水切部材 22……せき部 22a……シール片 22b……支持片 28……案内溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体パネルの窓開口部周縁と、前記窓開口
    部に組付けられるウインドガラスの周縁との隙間に嵌装
    されてその隙間を覆う車両用ウインドモールディングで
    あって、 前記隙間に嵌込まれる支持脚と、前記支持脚からウイン
    ドガラス面に向けて張出されたリップ片とをそれぞれ有
    する同一断面のアッパモール部及び両サイドモール部を
    連続して一体に備えたモール本体を形成し、前記サイド
    モール部のリップ片の背面側には前記モール本体とは別
    体の水切部材がそれぞれ配設され、 前記水切部材は、前記リップ片の外方へ突出することな
    く同リップ片の背面を支持してウインドガラス面から所
    定高さ突出させることで水切り用の案内溝を構成するせ
    き部と、該せき部から延出されかつ前記支持脚に止着さ
    れる係止片とを一体に備えていることを特徴とする車両
    用ウインドモールディング。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用ウインドモールデ
    ィングにおいて、水切部材のせき部は、ウインドガラス
    面からの高さにおいて、上部付近から上縁に向かって逐
    次に低くされた傾斜状をなしていることを特徴とする車
    両用ウインドモールディング。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の車両用ウイ
    ンドモールディングにおいて、水切部材のせき部にはモ
    ール本体の支持脚に止着される係止片が上下方向に所定
    間隔をもって複数個配設されていることを特徴とする車
    両用ウインドモールディング。
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