JPH0724227Y2 - スリッターナイフホルダー - Google Patents

スリッターナイフホルダー

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JPH0724227Y2
JPH0724227Y2 JP10872290U JP10872290U JPH0724227Y2 JP H0724227 Y2 JPH0724227 Y2 JP H0724227Y2 JP 10872290 U JP10872290 U JP 10872290U JP 10872290 U JP10872290 U JP 10872290U JP H0724227 Y2 JPH0724227 Y2 JP H0724227Y2
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slitter
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聖典 和田
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大阪利器製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、紙、フイルム、布、その他のシート状の長尺
物を一定幅に切断するスリッターマシンの内、上ナイフ
と下ナイフで挟み込み切断する、シャーカット式スリッ
ターの上ナイフを保持する為のホルダーに関するもので
あり、特に上ナイフと下ナイフの接触圧の計測器を有
し、上ナイフと下ナイフの接触圧の調整をはかる上記ス
リッターナイフホルダーに関するものである。
(従来の技術) シート状長尺物を一定幅に切断するスリッターは一般に
シャーカット方式のスリッターとも呼ばれ、モーターに
よって回転する断面コの字状の下ナイフと該下ナイフと
共動して回転する円盤式の上ナイフとによって構成され
るスリッターナイフを備えている。
そして上記上下ナイフのうち下ナイフは軸方向に固定さ
れ、上ナイフはスプリングを介して下ナイフにラップ接
触するよう設けられているが、上ナイフと下ナイフの接
触圧は、切断すべきシート状物の材質及び厚さに応じて
所定の値に維持する必要がある。
また、上記ナイフの接触圧は、切断寸法の変更や摩耗等
によるナイフの交換などによってもしばしば調整する必
要があり、従来はこの調整は作業者個人の経験と勘に頼
って行われていた。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記作業者個人の勘等に頼るナイフの接触圧
調整は、同じ作業者でも頻繁に行われる調整のその度に
適切な調整を行うことは困難であり、どうしても接触圧
のばらつきが生じてしまい、ナイフの寿命、切れ味に甚
だしい差を生じていた。
一方、この問題点の解決を図ったものとして、実開昭59
-32394号公報に記載のスリッターナイフホルダーが提案
されており、該ホルダーは上ナイフ及びホルダー本体を
垂直に保持するロッドに歪ゲージを貼着し、該歪ゲージ
により上下ナイフの接触圧を検知するようなしたもので
ある。
しかしながら、上記ナイフホルダーにおいては歪ゲージ
をホルダー本体から離れた上記垂直ロッドに貼着してな
るため、ナイフと垂直ロッドの間にはゴム等が介在して
歪の検知に時間差が生じ、また、同じ理由により応答性
が悪くなって、その明細書にも記載される通りロッドは
極めてわずかのたわみしか生じず、しかも、このたわみ
はロッドが丸いことから歪ゲージを貼着した側のみに表
れるとは限らないため、該たわみを上ナイフの回転振動
と区別して検知することは極めて困難であった。そし
て、ナイフが研磨により小径になるにつれ、ナイフの接
触圧接点と上記ロッドのゲージとの距離は漸次短くな
り、このことから支点が変化してゲージの歪はナイフが
大径であったときとは一致しない。
本考案は、叙上の如く実情に対処し、特に上ナイフを回
動自在に軸支するベアリング軸に新規な構成を見出すこ
とにより、スリッターナイフの接触圧を敏感かつ正確に
検知して作業者に適確に指示し、作業者がこの指示に基
づいて所望の接触圧を容易かつ正確に設定できるように
することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 即ち、上記目的に適合する本考案スリッターナイフホル
ダーの特徴は、先端に上ナイフが回動自在に取着され、
基端がホルダー本体に取着された略水平のベアリング軸
を有してなるスリッターナイフホルダーにおいて、前記
ベアリング軸の中間部を上下に薄く形成して受感部とな
し、該受感部に歪ゲージを貼付すると共に、該歪ゲージ
の抵抗変化を接触圧に変換する変換回路と、該変換回路
による変換値を表示するモニターとを設けたことにあ
る。
(作用) 上記構成を有する本考案スリッターナイフホルダーにあ
っては、ベアリング軸に該軸を上下に薄く形成して設け
た受感部が上ナイフと下ナイフの接触圧により敏感に、
しかも貼付した歪ゲージの方向において正確にたわむこ
とになり、作業者はこのたわみを、変換回路を介してモ
ニターにより上下ナイフの接触圧として正確に検知する
ことができ、該接触圧を容易かつ正確に調整することが
可能となる。
(実施例) 以下、更に添付図面を参照して本考案スリッターナイフ
ホルダーの実施例を説明する。
第1図は本考案スリッターナイフホルダーの一実施例を
示す断面図であり、図において、(1)はスリッター上
ナイフ、(2)はベアリング軸、(3)はホルダー本体
を夫々示している。
ベアリング軸(2)はその先端に、ベアリング(4)を
介して上記スリッター上ナイフ(1)を回動自在に軸支
し、またその基端は後述するピストン(9)を介して上
記ホルダー本体(3)に取着されている。
そして、この略水平に設けられたベアリング軸(2)中
間部には、ベアリング軸(2)を上下に薄く形成した受
感部(5)が設けられており、該受感部(5)には夫々
歪ゲージ(6)が貼付されている。歪ゲージ(6)は第
2図に示すように、該ゲージの抵抗変化を接触圧に変換
する変換回路(7)に接続され、該回路(7)はこれに
よる変換値を表示するモニター(8)に接続されてい
る。
一方、ホルダー本体(3)は、第1図に示すように、前
記したピストン(9)と、これを摺動自在に嵌挿させた
シリンダ(10)とを有し、ピストン(9)はシリンダー
(10)を上方から保持するロッド(11)を通るエアによ
り、図示右方に後退しうるよう設けられている。そし
て、ピストン(9)の後方にはこれを前方に付勢するリ
ターンスプリング(12)と、ピストン(9)の位置決め
をなすアジャストボルト(13)が設けられている。な
お、図中(14)はアジャストボルト(13)に螺合された
ロックナット、(15)は前記ピストン(9)の回り止
め、(16)はホルダー本体(3)を昇降させるエア圧シ
リンダーである。
以上の構成を有する実施例スリッターナイフホルダーを
使用する際には、エア圧シリンダー(16)により上ナイ
フ(1)の高さ調整を行った後、アジャストボルト(1
3)を緩めてから、ロッド(11)からシリンダ(10)に
エアを送ってピストンを後退させ、上ナイフ(1)を一
点鎖線で示す下ナイフに強めに弾性接触させる。この下
ナイフとの接触圧により、上ナイフ(1)は上向きの力
を受け、ベアリング軸(2)の受感部(5)はうわぞる
ようにわたむ。このたわみを、歪ゲージ(6)が検知し
て変換回路(7)を介してモニター(8)に接触圧とし
て表示し、作業者はこれを見ながらアジャストボルト
(13)を締めてゆき、モニター(8)が適数値を示した
ところで締着を止め、のちロックナット(14)でこのア
ジャストボルト(13)の回動をロックする。
このように本考案実施例のスリッターナイフホルダー
は、ベアリング軸に設けた受感部が上ナイフと下ナイフ
の接触圧により、敏感に、しかも歪ゲージの方向にのみ
たわむため、作業者はこのたわみを、変換回路を介して
モニターにより上下ナイフの接触圧として正確に知るこ
とができ、ナイフの接触圧を上述の通り容易かつ正確に
調整しうるものである。
また、この実施例においては、最初の上ナイフと下ナイ
フの接触をエア圧により行うようにしているため、上下
ナイフを強めに接触させても、エアの弾性によりナイフ
の接触は弾性接触となり、機械的に接触させる場合に比
べ刃の損傷は少なくてすむ。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のスリッターナイフホルダ
ーは、先端に上ナイフが取着され、基端がホルダー本体
に取着された略水平のベアリング軸を有してなり、該ベ
アリング軸の中間部を上下に薄く設けて受感部となし、
該受感部に歪ゲージを貼付すると共に、該歪ゲージの抵
抗変化を接触圧に変換する変換回路と、該変換回路によ
る変換値を表示するモニターとを設けたものであり、ベ
アリング軸に該軸を上下に薄く形成して設けた受感部
が、上ナイフと下ナイフの接触圧によりダイレクトに、
またナイフの径にかかわらず、敏感かつ正確に、しかも
貼付したゲージの方向においてのみ正確にたわむことが
でき、このたわみが変換回路とモニターを介して正確な
上下ナイフの接触圧として表示される。即ち、この表示
により作業者は、頻繁に行わねばならない上ナイフと下
ナイフの接触圧の調整を容易かつ正確に行うことが可能
となり、作業者の作業負担が著しく軽減されると共にナ
イフの寿命向上を図れる等、その実用上の効果は極めて
大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案スリッターナイフホルダーの一実施例を
示す断面図、第2図は同実施例の回路図である。 (1)……スリッター上ナイフ、(2)……ベアリング
軸、(3)……ホルダー本体、(5)……受感部、
(6)……歪ゲージ、(7)……変換回路、(8)……
モニター、(9)……ピストン、(10)……シリンダ、
(13)……アジャストボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端にスリッター上ナイフが回動自在に取
    着され、基端がホルダー本体に取着された略水平のベア
    リング軸を有してなるスリッターナイフホルダーにおい
    て、前記ベアリング軸の中間部を上下に薄く形成して受
    感部となし、該受感部に歪ゲージを貼付すると共に、該
    歪ゲージの抵抗変化を接触圧に変換する変換回路と該変
    換回路による変換値を表示するモニターとを設けたこと
    を特徴とするスリッターナイフホルダー。
JP10872290U 1990-10-16 1990-10-16 スリッターナイフホルダー Expired - Fee Related JPH0724227Y2 (ja)

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JPH0467991U JPH0467991U (ja) 1992-06-16
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