JPH07242047A - 印鑑及び印鑑ケース - Google Patents

印鑑及び印鑑ケース

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JPH07242047A
JPH07242047A JP5685394A JP5685394A JPH07242047A JP H07242047 A JPH07242047 A JP H07242047A JP 5685394 A JP5685394 A JP 5685394A JP 5685394 A JP5685394 A JP 5685394A JP H07242047 A JPH07242047 A JP H07242047A
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JP
Japan
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JP5685394A
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Haruo Hayakawa
春雄 早川
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TOWARIE KK
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TOWARIE KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 印鑑本体1の途中位置に係止部を形成し、こ
の係止部に水晶等の貴石で形成したリング部材5を固定
して印鑑を構成する。一方、ケース部材16の内面に略
十文字形状の窪み部19を形成して印鑑ケースを構成す
る。 【効果】 リング部材5を受ける係止部を多段状又は段
状に形成したので、印鑑本体1とリング部材5が温度や
湿度等の変化で異なる膨張率を示しても、両部材1,5
は適切な位置で固定され、締りばめ嵌合状態に陥らず損
傷することがない。リング部材5により押印の押圧力を
印影面2全体に伝えることができ、大径の印鑑でも奇麗
で鮮明に押印できる。印鑑の収納は、印鑑本体1にリン
グ部材5を設けたままの状態で行うことができ、印鑑本
体1は窪み部19の長手方向に、リング部材5は窪み部
19の幅方向にそれぞれ収納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印鑑本体に別体のリン
グ部材を装着した印鑑と、この印鑑を収納するための印
鑑ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、印鑑本体の後端部より水
晶等の貴石からなるリング部材を挿通して、印鑑本体の
適宜位置で係止して使用に供されるものを提案してい
る。このような印鑑は、その素材の持つ高級感のみなら
ず、押印する際にリング部材が押印のための押圧力を全
体で受け止めるので、印鑑本体の印影面には均等な押圧
力を掛けることができ、印鑑が滑って印影が欠けたりブ
レたりすることなく、奇麗で鮮明な印影を簡単に得るこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た印鑑の印鑑本体に装着するリング部材に貴石等を用い
た場合、印鑑本体とリング部材の両部材は締りばめ嵌合
状態で係止している。印鑑の使用環境(温度、湿度等)
の変化により両部材は膨張や収縮をするが、例えば象牙
等からなる印鑑本体と水晶等の貴石からなるリング部材
は異なった膨張率を示し、しかも、使用に際して印鑑本
体とリング部材の両者は締りばめ嵌合状態となる場合が
あるため、リング部材がひび割れを起したり、損傷する
可能性がある。
【0004】このように、使用中に印鑑本体或は印鑑に
付属するリング部材が損傷するということは回避される
べきで、印鑑本体とリング部材の固定手段についてさら
に改良することが望まれていた。また、上記たようなリ
ング部材を有する印鑑を収納する印鑑ケースの開発も望
まれていた。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
開発されたものであり、その目的とするところは、印鑑
本体にリング部材を装着した印鑑においてリング部材の
保護を図り、さらに、このような印鑑に好適な印鑑ケー
スを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、先端面に文字・模様等を施した印影面を有する印鑑
本体の途中位置にリング部材を係止した印鑑において、
印鑑本体の途中位置に多段状または段状の係止部を形成
し、適宜形状のリング部材を印鑑本体の後端側より挿通
して係止部で固定したことを特徴とする構成を採用し
た。この場合、印鑑本体の係止部に環状の補強線材を固
定し、上記したリング部材を補強線材で係止しすること
もできる。また、リング部材の外周部に凹部を形成し、
印影の天地を示す目印部を設け、さらに、補強線材を
金、プラチナ、真鍮等で形成するのが好ましい。
【0007】また、上記した構成の印鑑を収納するため
に、ケース部材に蓋部材を開閉自在に設けた印鑑ケース
において、ケース部材の内面に略十文字形状の窪み部を
形成し、一方、印鑑本体の途中位置にリング部材を挿通
した状態で印鑑本体を長手方向の窪み部に収納し、且つ
リング部材を幅方向の窪み部にそれぞれ収納したことを
特徴とする構成を採用した。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成されたので、印鑑本
体の後端部よりリング部材を挿通すると、印鑑本体の途
中位置に形成された係止部で固定される。この場合、リ
ング部材を受ける係止部は多段状または段状に形成され
ているので、印鑑本体とリング部材が温度や湿度等の使
用環境の変化により異なる膨張率を示しても、両部材は
適切な位置で固定することができ締りばめ嵌合状態に陥
ることがなく、印鑑本体やリング部材を損傷させること
がない。このように構成された印鑑は、押印する際の押
圧力を印影面全体に伝えることができるので、実印等に
用いる大径の印影面を持つ印鑑でも奇麗で鮮明に押印す
ることができる。
【0009】上記した印鑑はリング部材によって印鑑の
スタンドとして作用する。つまり、印鑑本体の印影面の
縁部を机や書類等から離すことができ、印影面の縁部に
付着した朱肉で書類や机を汚すことがない。しかも、リ
ング部材の外周部を切削して載置面を形成すると、印鑑
を机等に置いた場合、印鑑がみだりに転がることがな
く、床上に落下して印影面の縁部や刻設された文字を欠
損させたり、リング部材を破損したりすることがない。
また、リング部材に目印部を設けておくと印影の天地が
容易に分かるので、押印の際に手間取ることがない。し
かも、目印部に宝石や貴石等を配したり、塗料や金箔で
着色することでさらに装飾性を向上させることができ
る。なお、上記したリング部材は印鑑本体の材質(象牙
や動物の角、黄楊等の木材、樹脂)にあわせて象牙、貴
金属、貴石、半貴石、樹脂、硝子、木材等で形成する
と、印鑑の商品価値を高めることができる。
【0010】さらに、印鑑本体にリング部材を装着する
際に環状の補強線材を介してリング部材を挿通すると補
強線材が緩衝部材として作用するので、印鑑を押印する
際に印鑑本体とリング部材の締りばめ嵌合状態を避ける
ことができるので、リング部材に割れ易い材料を用いる
こともできるようになる。なお、補強線材を金、プラチ
ナ、真鍮等で形成すると装飾性も高めることができる。
【0011】本発明の印鑑を収納するケースは上述のよ
うに構成されているので、ケース部材の内面に形成した
略十文字形状の窪み部に、印鑑本体の途中位置にリング
部材を係止した印鑑がそのまま収納することができ非常
に便利である。この場合、印鑑はリング部材を装着した
状態で印鑑ケースに収納されているので、この印鑑をケ
ース部材より取り出すときは、リング部材に指を掛ける
ことで印鑑の取り出しが容易になる。また、ケース部材
の内部に朱肉を設けておくと、印鑑ケースの実用性をよ
り高めることができる。なお、本発明の印鑑を印鑑ケー
スに収納するときは、リング部材は印鑑本体に対して緩
く嵌合した位置で収納されているのが好ましい。
【0012】
【実施例】これより、本発明を適用した印鑑及び印鑑ケ
ースの一実施例について、図面に従って詳細な説明を行
う。本実施例の印鑑は、図1に示されるように、先端面
に印影面2を設けた印鑑本体1の途中位置に多段状また
は段状の係止部3を形成し、この印鑑本体1の後端側よ
りリング部材5を挿通し、係止部3で固定した構成とな
っている。
【0013】この印鑑本体1の係止部3は図2に示され
るように、例えば∠a,∠b,∠c,∠dの4段階の連
続したテーパ形状からなっている。本実施例では、印鑑
本体1の係止部3より前方の大径部1aから係止部3よ
り後方の小径部1bにかけて∠a<∠b<∠c<∠dと
いうようにテーパ形状が形成されている。また、印鑑本
体1の小径部1bは、後端部に向かって僅かにテーパ形
状としてもよく、係止部3は、大きな段差を有するテー
パ状の係止部であってもよい。本実施例において、印鑑
本体1には象牙、水牛の角、半貴石、黄楊等の木材、樹
脂、その他通常に用いられる印材を用いることができる
が、本実施例の印鑑本体1は象牙を用いて形成した。
【0014】一方、リング部材5は、図2や図3に示さ
れるように、印鑑本体1の係止部3との当たりがよくな
るように挿通部6のエッジを切削して面取り部7を形成
すると共に、補強のために挿通部6内周面に断面アーチ
状の円弧面8を形成している。この場合、リング部材5
の内周面はフラット面でもよい。また、リング部材5の
外周部に載置面9を形成している。この載置面9は、図
7乃至図11に示されるように、リング部材5の外周部
の少なくとも1箇所を平面状乃至円弧状またはその他の
形状に切削して形成される。この載置面9を多数設ける
ことで、任意の多角形状のリング部材5を得ることがで
き、例えば正八角形に形成することで八方位を表わすこ
ともできる。また、リング部材5は図示した形状以外の
形状に形成することも勿論可能であり、各種多角形を始
め幾何学的形状に形成してもよい。
【0015】さらに、本実施例では、リング部材5の外
周部に凹部を形成して印影の天地を示す目印部10を設
けている。このリング部材5の目印部10には宝石や貴
石等を配したり、適宜色の塗料で着色したり、金箔を配
したりすることができるが、本実施例では、より商品価
値を高めるために宝石(ダイヤモンド、ルビー、エメラ
ルド等)を配している。この場合、図3に示されるよう
に、宝石のリング部材5への取り付けを軟質性樹脂接着
剤で接着しておくと、周囲の温度や湿度の変化に伴う膨
張率の差異によるがたつきを軟質性樹脂の接着剤層11
が吸収するので、長期間に渡って外れることがない。本
実施例において、リング部材5には象牙、貴金属、貴
石、半貴石、樹脂、硝子、木材等を用いることができる
が、本実施例のリング部材5は水晶で形成した。
【0016】また、図1及び図2に示されるように、印
鑑本体1の後端側より環状の補強線材12を挿通してリ
ング部材5を挿通し、補強線材12を印鑑本体1の係止
部3で固定すると共にリング部材5を補強線材12で係
止するように構成することもできる。この場合、補強線
材12は金、プラチナ、真鍮等の軟質製の金属で形成す
るのが好ましい。また、樹脂製のリングでもよい。しか
しながら、この補強線材12の使用は任意であり、実施
に応じて適宜選択されるものである。
【0017】上記した印鑑は、例えば次に示すような印
鑑ケースに収納される。本実施例では、図4に示される
ように、例えば金属製の枠体15,15の閉側の側辺に
蝶番18を鑞付け等で設け、開側の側辺にロック部材2
6,27を鑞付け等で設け、各枠体15,15に、例え
ば樹脂製のケース部材16と蓋部材17を設け、ケース
部材16の内面には、印鑑本体1にリング部材5を装着
した印鑑と略同形状の、つまり、略十文字形状の窪み部
19が形成されている。なお、ケース部材16の窪み部
19の形状は楕円形状或は収納時において印鑑ががたつ
くことがないその他の形状としてもよい。また、図示は
していないが、蓋部材17の内面にもケース部材16と
同様の窪み部を形成してもよい。上記した印鑑を本実施
例の印鑑ケースに収納するときは、リング部材5は印鑑
本体1に対して緩く嵌合した位置で収納するのが好まし
い。このようにすることで、印鑑の保管時において、温
度や湿度の変化による印鑑本体1とリング部材5の膨張
率の差異による締りばめ嵌合状態を避けることができ
る。
【0018】本実施例の印鑑ケースは、ロック部材26
には凸部26aが形成されており、一方、ロック部材2
7には凹部27aが形成されているので、ケース部材1
6と蓋部材17を被蓋する際には両者26a,27aは
スナップ嵌合することができるように構成されている。
さらに、本実施例の印鑑ケースは、ケース部材16側に
ベルベット地の内張りを施すと共に蓋部材17側を錦織
で内張りし、ケース部材16及び蓋部材17の外面に牛
皮や蜥蜴皮等で外張りすることで高級感を出している。
また、ケース部材16には朱肉23を設けることで実用
性を高めている。本実施例では、朱肉皿22に朱肉23
を載置したものをケース部材16の内面端部に配設して
いる。朱肉皿22にはヒンジ部25を介して蓋部片24
が開閉自在に設けられ、朱肉23の乾燥を防いでいる。
【0019】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例は上記のように構成されたので、印鑑本体1の後端部
よりリング部材5を挿通すると、印鑑本体1の途中位置
に形成された係止部3で固定される。この場合、リング
部材5を受ける係止部3は多段状または大きな段差有す
る段状に形成され、リング部材5は挿通部6のエッジに
面取り部7を形成しているので、印鑑本体1とリング部
材5が温度や湿度等の使用環境の変化により異なる膨張
率を示しても、両部材1,5は適切な位置で固定するこ
とができ締りばめ嵌合状態に陥ることがなく、印鑑本体
1やリング部材5を損傷させることがない。
【0020】一方、本実施例のリング部材5の挿通部6
内周面には断面アーチ状の円弧面8を形成しているの
で、印鑑を押印する際にリング部材5が受ける応力を円
弧面8で分散することができるので、リング部材5の強
度を向上させることができる。このように構成された印
鑑は、図5に示されるように、印鑑を押印する際は、印
鑑本体1は確実に把持され、リング部材5が押印のため
の押圧力を受け止めるので、印影面2には均等な押圧力
を掛けることができる。従って、押印の際に印鑑が滑っ
て印影が欠けたりブレたりすることなく、実印等に用い
る大径の印影面を持つ印鑑でも奇麗で鮮明な印影を簡単
に得ることができる。この場合、リング部材5の目印部
10は、印影面2の天位置に向くように係止するが、使
用者の好みに応じて目印部10の位置はずらすことがで
きる。
【0021】印鑑本体1に装着されたリング部材5は、
図6に示されるように、印鑑のスタンドとして作用す
る。つまり、印鑑本体1の印影面2の縁部2aを机や書
類等から離すことができ、印影面2の縁部2aに付着し
た朱肉で書類や机を汚すことがない。しかも、リング部
材5の外周部には載置面9が形成されているので、印鑑
を机や書類の上に置いたときに印鑑がみだりに転がるこ
とがなく、床上に落下して印影面2の縁部2aや刻設さ
れた文字を欠損させたり、リング部材5を破損したりす
ることがない。
【0022】上記したリング部材5に目印部10を設け
ておくと印影の天地が容易に分かるので、押印の際に手
間取ることがない。本実施例では、象牙からなる印鑑本
体1と水晶からなるリング部材5の組合わせによって高
い商品価値を創出しており、さらに目印部10に宝石を
配しているので、より高い装飾性を発揮させている。こ
のように、印鑑本体1の材質、太さ、用途(実印、銀行
印、認印等)にあわせてリング部材5を適宜選択するこ
とで、印鑑の商品価値を高めることができる。なお、こ
のリング部材5は印鑑本体1とは着脱自在であるから、
印鑑本体1から取外した際には、指輪としても使用する
こともできる。
【0023】さらに、印鑑本体1にリング部材5を装着
する際に環状の補強線材12を介してリング部材5を挿
通すると補強線材12が緩衝部材として作用するので、
印鑑を押印する際に印鑑本体1とリング部材5の締りば
め嵌合状態を避けることができるので、リング部材5に
割れ易い材料を用いることもできるようになる。なお、
補強線材12を金、プラチナ、真鍮等の軟質性の金属で
形成すると高い緩衝作用が得られると共に、その美しい
輝きにより装飾性も高めることができる。
【0024】上記したの印鑑を収納するケースは上述の
ように構成されているので、ケース部材16の内面に形
成した略十文字形状の窪み部19に、印鑑本体1の途中
位置にリング部材5を係止した印鑑がそのまま収納する
ことができ非常に便利である。印鑑を印鑑ケースに収納
するときは、リング部材5は印鑑本体1に対して緩く嵌
合した状態で収納することで、印鑑の保管時において、
温度や湿度の変化による印鑑本体1とリング部材5の膨
張率の差異による締りばめ嵌合状態を避けることができ
る。このように、印鑑はリング部材5を装着した状態で
印鑑ケースに収納されているので、この印鑑をケース部
材16より取り出すときは、リング部材5に指を掛ける
ことで印鑑の取り出しが容易になる。また、本実施例で
はケース部材16の内部に朱肉23を設けているので、
必要なときはいつでもどこでも印鑑を押印することがで
き等、印鑑ケースの実用性をより高いものとしている。
【0025】なお、この印鑑ケースのケース部材16と
蓋部材17は、それぞれに設けられたロック部材26の
凸部26aとロック部材27の凹部27aのスナップ嵌
合により確実に被蓋される。一方、印鑑ケースを開ける
ときは、ロック部材26,27をそれぞれ相対方向に軽
く捩じることで両者26a,27aのスナップ嵌合が解
除され、簡単に印鑑が取り出せる状態となる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかな通り、本発明の印
鑑によれば、以下にあげるような様々な効果を奏するこ
とができる。つまり、リング部材を受ける係止部は多段
状または段状に形成されているので、印鑑本体とリング
部材が温度や湿度等の使用環境の変化により異なる膨張
率を示しても、両部材は適切な位置で固定することがで
き締りばめ嵌合状態に陥ることがなく、印鑑本体やリン
グ部材を損傷させることがない。また、補強線材を併用
することで、リング部材を印鑑本体に確実に固定するこ
とができ、しかも、より高い装飾効果を得ることができ
る。
【0027】また、本発明の印鑑を押印する際は、印鑑
本体は確実に把持され、リング部材が押印のための押圧
力を受け止めることで、印影面に均等な押圧力を掛ける
ことができる。従って、押印の際に印鑑が滑って印影が
欠けたりブレたりすることなく、実印等に用いる大径の
印影面を持つ印鑑でも奇麗で鮮明な印影を簡単に得るこ
とができる。しかも、印鑑本体に装着したリング部材に
よって印鑑本体の印影面の縁部を机や書類等から離すこ
とができ、印影面の縁部に付着した朱肉で書類や机を汚
すことがない。また、リング部材に形成された載置面に
よって印鑑がみだりに転がることがない。さらに、リン
グ部材を貴石等の高い付加価値を有するもので形成すれ
ば、今迄にない、高い商品価値を有する印鑑を提供する
ことができる。
【0028】また、本発明の印鑑ケースによると、印鑑
にリング部材を装着した状態で印鑑ケースに収納するこ
とができ、この印鑑をケース部材より取り出すときは、
リング部材に指を掛けることで印鑑の取り出しが容易に
なる。また、ケース部材の内部に朱肉を設けているの
で、必要なときはいつでもどこでも印鑑を押印すること
ができ等、実用性に富んだ印鑑ケースを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の印鑑を示す図である。
【図2】図1のA部を示す拡大図である。
【図3】リング部材の形状を示す断面図である。
【図4】本実施例の印鑑ケースを示す図である。
【図5】本実施例の印鑑の押印状態を示す図である。
【図6】本実施例の印鑑の載置状態を示す図である。
【図7】リング部材の一実施例を示す図である。
【図8】リング部材の他例を示す図である。
【図9】リング部材の他例を示す図である。
【図10】リング部材の他例を示す図である。
【図11】リング部材の他例を示す図である。
【符号の説明】
1 印鑑本体 2 印影面 3 係止部 5 リング部材 10 目印部 12 補強線材 16 ケース部材 19 窪み部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端面に文字・模様等を施した印影面を
    有する印鑑本体の途中位置にリング部材を係止した印鑑
    において、印鑑本体の途中位置に多段状または段状の係
    止部を形成し、適宜形状のリング部材を印鑑本体の後端
    側より挿通して係止部で固定したことを特徴とする印
    鑑。
  2. 【請求項2】 印鑑本体の係止部に環状の補強線材を固
    定し、上記したリング部材を補強線材で係止した請求項
    1記載の印鑑。
  3. 【請求項3】 リング部材の外周部に凹部を形成し、印
    影の天地を示す目印部を設けた請求項1又は2記載の印
    鑑。
  4. 【請求項4】 補強線材を金、プラチナ、真鍮等で形成
    した請求項1乃至3の何れかに記載の印鑑。
  5. 【請求項5】 ケース部材に蓋部材を開閉自在に設けた
    印鑑ケースにおいて、ケース部材の内面に略十文字形状
    の窪み部を形成し、一方、印鑑本体の途中位置にリング
    部材を挿通した状態で印鑑本体を長手方向の窪み部に収
    納し、且つリング部材を幅方向の窪み部にそれぞれ収納
    したことを特徴とする印鑑ケース。
JP5685394A 1994-03-03 1994-03-03 印鑑及び印鑑ケース Pending JPH07242047A (ja)

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