JPH07241717A - フライスカッタにおけるシート固定構造 - Google Patents

フライスカッタにおけるシート固定構造

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JPH07241717A
JPH07241717A JP3396394A JP3396394A JPH07241717A JP H07241717 A JPH07241717 A JP H07241717A JP 3396394 A JP3396394 A JP 3396394A JP 3396394 A JP3396394 A JP 3396394A JP H07241717 A JPH07241717 A JP H07241717A
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JP
Japan
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seat
bolt
milling cutter
cutter body
female screw
Prior art date
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Withdrawn
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JP3396394A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nakayama
正彰 中山
Shoichiro Watanabe
彰一郎 渡辺
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Publication of JPH07241717A publication Critical patent/JPH07241717A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シートの剛性および強度を向上させるととも
に、シートおよびカッタ本体を容易に製造することがで
ようにする。 【構成】本発明のフライスカッタにおけるシート固定構
造においては、シート30をフライスカッタのカッタ本
体20に設けられている着座面21・22に密着させた
後、カッタ本体20に設けられているボルト挿通孔27
にシート固定ボルト35を挿通し、シート30に設けら
れている雌ねじ31に螺合させて締め付けることによ
り、シート30をカッタ本体20に固定する。これによ
り、カッタ本体20にボルト挿通孔27とボルト頭部収
納凹部28とを設け、またシート30には雌ねじ31を
設けるだけで良いから、シートの剛性および強度を向上
するとともに、カッタ本体20およびシート30の加工
を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フライスカッタのカッ
タ本体に着脱自在に取り付けられるチップを支持するシ
ートを、ボルトを用いてカッタ本体に固定する構造に関
し、より詳しくはシートおよびカッタ本体を容易に製造
できるように改良する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、従来のフライスカッ
タにおけるシート固定構造1においては、フライスカッ
タのカッタ本体2に着脱自在に取り付けられるスローア
ウェイチップ3は、カッタ本体2にそれぞれボルト6お
よび13により螺着されるシート4およびクサビ5によ
り挟持されて固定されている。
【0003】前記シート4には、このシート4をカッタ
本体2に螺着するボルト6の頭部6aを受け入れる凹部
7、およびネジ部6bを受け入れるボルト挿通孔8がそ
れぞれ設けられているとともに、前記凹部7の前記ボル
ト挿通孔8側の端部には前記ボルト6の首部に設けられ
ているテーパ面6cに密着するテーパ面9が設けられて
いる。そして、前記凹部7およびテーパ面9の軸線は、
前記ボルト挿通孔8の軸線に対してシート4の下面4b
側から離れる方向に偏心するように設けられている。
【0004】これにより、シート4に前記ボルト6を挿
通し、そのネジ部6bをカッタ本体2に設けられている
シート取り付け座面10に対して垂直に延びるように螺
設された雌ねじ11に螺合させて締め付けると、シート
4はその底面4aがシート取り付け座面10に密着させ
られると同時に、前記テーパ面9に嵌合するボルト6の
テーパ面6cにより、シート4はその前記下面4bがシ
ート取り付け座面10に連設されているシート取り付け
座面12に密着するように付勢される。したがって、シ
ート4はその底面4aおよび下面4bが、カッタ本体2
に設けられているシート取り付け座面10・12に密着
するようにカッタ本体2に固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のシー
ト固定構造1においては、シート4にボルト6の頭部6
aを収納する内径の大きい凹部7を凹設しなければなら
ないから、シート4の剛性および強度が低下するばかり
でなく、チップ3とシート4とが密着する面積が減少し
てチップ支持の安定性が低下する傾向にある。したがっ
て、前記ボルト6の頭部6aを小さくしようとすると、
今度はボルト6のネジ部6bのネジ径が細くなるから、
このボルト6に螺合するカッタ本体2の雌ねじ11を螺
設する際に使用するドリルおよびタップ等の工具も細い
ものとなって、加工時に切損するなど工具を消耗する度
合いが高くなってしまう。また、シート4に設けられる
凹部7およびテーパ面9の軸線とボルト挿通孔8の軸線
とが所定距離だけ偏心するように、シート4の加工精度
を高めなければならないから、シート4の製造コストが
高いものとなってしまう。さらには、カッタ本体2に設
ける前記雌ねじ11も、前記シート取り付け座面12に
対する位置精度を高めなければならないから、カッタ本
体2の製造コストが高いものとなってしまう。
【0006】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、シート
の剛性および強度を向上させることができるとともに、
シートおよびカッタ本体を容易に製造することができる
フライスカッタにおけるシートの固定構造を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明
の、フライスカッタに着脱自在に取り付けられるチップ
に密着して支持するシートを、前記フライスカッタのカ
ッタ本体に設けられたシート取り付け座面にボルトを用
いて固定する構造であって、前記シートには前記ボルト
と螺合する雌ねじを螺設するとともに、前記シート取り
付け座面には前記ボルトを挿通する挿通孔を貫設し、か
つ前記挿通孔に前記シート取り付け座面とは反対側から
挿通した前記ボルトを前記シートの雌ねじに螺合させ締
め付け固定することを特徴とするフライスカッタにおけ
るシート固定構造、によって達成することができる。
【0008】
【作用】本発明のフライスカッタにおけるシート固定構
造においては、シートにはシート取り付けボルトに螺合
する雌ねじを螺設するだけで良く、従来のシートのよう
にシート取り付けボルトの頭部を収納する内径の大きな
凹部やテーパー部を設ける必要が無いから、シートの加
工を容易に行うことができる。また、シート取り付けボ
ルトのネジ径を、従来のシートに設けられているシート
取り付けボルトの頭部を収納する凹部の内径を超えない
範囲で大きくすることができるから、シートに設ける雌
ねじを加工するドリルおよびタップ等の工具の外径寸法
を大きくして、加工時に切損する等消耗の度合いを低下
させることができる。同様に、カッタ本体にはシート取
り付けボルトを挿通する挿通孔を設けるだけで良いか
ら、カッタ本体の加工をも容易に行うことができる。
【0009】
【実施例】本発明のフライスカッタにおけるシート固定
構造の1実施例を、以下に図1に基づいて詳細に説明す
る。まず図1についてその概略を説明すると、図中に符
号20で示されるものは正面フライスカッタのカッタ本
体であり、このカッタ本体20にシート30がボルト3
5により、またクサビ40がボルト45によりそれぞれ
螺着されている。そして、前記シート30と前記クサビ
40とでチップ50を挟持することにより、チップ50
をカッタ本体20に固定するようにされている。
【0010】前記シート30は、超硬合金製の厚板を所
定の形状に成形したものに、雌ねじ31を螺設したもの
である。そして、この雌ねじ31のネジ径は、図2に示
す従来のシート固定構造1においてシート4をカッタ本
体2に螺着するボルト6のネジ径よりは大きく、かつシ
ート4に凹設されている前記ボルト6の頭部6aを収納
する凹部7の内径よりは小さい範囲で設定することがで
きる。
【0011】これにより、本実施例のシート30は、図
2に示す従来のシート4の様にシート取り付けボルト6
の頭部を収納する凹部7を設ける必要がないから、その
剛性および強度が向上させることができるばかりでな
く、チップ50との密着面積を増加させて、チップ50
を支持する安定性を向上させることができる。また、本
実施例のシート30は、従来のシート4の様に凹部7と
テーパ面9とをその軸線がボルト挿通孔8の軸線に対し
て偏心するように加工すると言った複雑な加工を行う必
要がないから、容易に加工することができてその製造コ
ストを低減させることができる。また、本実施例のシー
ト30に雌ねじ31を加工する際に使用するドリルやタ
ップは、図2に示す従来のシート固定構造1においてカ
ッタ本体2に雌ねじ11を加工する際に使用するドリル
やタップよりも太いものとすることができるから、雌ね
じ31を加工する際にドリルやタップを切損する恐れを
低減して、その消耗の度合いを低下させることができ
る。
【0012】前記カッタ本体20には、前記シート30
が着座する面21・22、および前記クサビ40が取り
付けられる凹部23および密着面24、またチップ50
が着座する面25が形成されている。さらには前記クサ
ビ40を固定するボルト45が螺合する雌ねじ26、お
よびシート30を固定するボルト35が挿通されるボル
ト挿通孔27およびボルト35の頭部35aを収納する
凹部28がそれぞれ設けられている。すなわち、本実施
例においては、カッタ本体20のシート取り付け部には
シート30を固定するボルト35を挿通するボルト挿通
孔27および凹部28を加工するだけで良く、図2に示
す従来のシート固定構造1のようにカッタ本体20には
雌ねじを加工する必要が無い。また、このボルト挿通孔
27のカッタ本体20のシート着座面22に対する位置
精度をそれほど向上させる必要が無いから、カッタ本体
20を容易に製造することができる。さらに、上述した
ように、前記ボルト35のネジ径が従来のシート固定構
造1におけるシート固定ボルト6のネジ径よりも大きく
されているので、ボルト挿通孔27の内径も大きくなっ
て、このボルト挿通孔27の加工に用いるドリルの外径
を大きくすることができる。したがって、ボルト挿通孔
27を加工する際に使用するドリルを誤って切損する恐
れを低下させて、ドリルの消耗の度合いを低下させるこ
とができる。
【0013】次に、本実施例のシート固定構造100に
おける、シート30を固定する手順について説明する。
シート30を固定するには、まずシート30をその底面
32および下面33がそれぞれカッタ本体20のシート
着座面21・22に密着するように着座させる。そし
て、シート固定ボルト35をボルト挿通孔27のシート
取り付け側とは反対側から挿通し、その雄ねじ35bを
シート30の雌ねじ31に螺合させる。次に、シート3
0の下面33がカッタ本体20の着座面22に密着する
ように付勢した状態でボルト35を締め付けることによ
り、シート30のカッタ本体20への固定が完了する。
【0014】シート30の固定が完了した後には、チッ
プ50をその図示右側の側面51がシート30に、かつ
その下面52がカッタ本体20の着座面25にそれぞれ
密着するように取り付ける。そしてクサビ40を、チッ
プ50の図示左側の側面53とカッタ本体20のクサビ
密着面24との間に介装するとともに、クサビ固定ボル
ト45をカッタ本体の雌ねじ26に螺合し締め付ける
と、チップ50はシート30とクサビ40により挟持さ
れ、もってその固定を完了することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明のフライスカッタにおけるシート
固定構造は上述のように構成したので、以下のような優
れた効果を得ることができた。すなわち、本発明のフラ
イスカッタにおけるシート固定構造においては、シート
にはシート取り付けボルトに螺合する雌ねじを螺設する
だけで良いから、従来のシートのようにシート取り付け
ボルトの頭部を収納する内径の大きな凹部を設ける必要
が無く、シートの剛性および強度を向上させることがで
きるばかりでなく、チップとシートとが密着する面積を
増大させてチップ支持の安定性を向上させることができ
る。また、従来のシートのように、ボルトの頭部を収納
する凹部とテーパ部の軸線をボルト挿通孔に対して所定
距離だけ偏心するように加工する必要が無いから、シー
トの加工を容易に行うことができる。さらには、シート
に雌ねじを加工する際に使用するタップは、従来のシー
ト固定構造においてカッタ本体に雌ねじを加工する際に
使用するタップよりも太いものとすることができるか
ら、雌ねじを加工する際にタップを切損する恐れを低減
させて、タップを消耗する度合いを低下させることがで
きる。同様に、カッタ本体にはシート取り付けボルトを
挿通する挿通孔を設けるだけで良いから、カッタ本体の
加工を容易に行うことができる。また、ボルト挿通孔の
内径を、従来のシート固定構造においてシートに設けら
れているボルト挿通孔の内径より大きくすることができ
るから、このボルト挿通孔を加工するドリルを太いもの
とすることができて、ボルト挿通孔を加工する際にボル
トを切損する恐れを低減させて、ボルトを消耗する割合
を低下させることができる。したがって、本発明によれ
ば、シートの剛性および強度を向上させることができる
ばかりでなく、シートおよびカッタ本体を容易に製造す
ることができるシートの固定構造を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフライスカッタにおけるシート固
定構造の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来のフライスカッタにおけるシート固定構造
の断面図である。
【符号の説明】
1 従来のシート固定構造 2 カッタ本体 3 チップ 4 シート 4a シート底面 4b シート下面 5 クサビ 6 シート固定ボルト 6a ボルト頭部 6b 雄ねじ部分 6c 首下テーパ部 7 ボルトの頭部を収納する凹部 8 ボルト挿通孔 9 テーパ面 10 シート着座面 11 雌ねじ 12 シート着座面 13 クサビ固定ボルト 20 フライスのカッタ本体 21 シート着座面 22 シート着座面 23 クサビを収納する凹部 24 クサビ密着面 25 チップ着座面 26 クサビ固定ボルト用雌ねじ 27 シート固定ボルト挿通孔 28 シート固定ボルト頭部収納凹部 30 シート 31 雌ねじ 32 側面 33 下面 35 ボルト 35a ボルト頭部 35b ボルトネジ部 40 クサビ 41 側面 42 側面 43 クサビ固定ボルト挿通孔 45 クサビ固定ボルト 50 チップ 51 側面 52 下面 53 側面 100 本発明に係るフライスカッタのシート固定構
造の1実施例

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フライスカッタに着脱自在に取り付けられ
    るチップに密着して支持するシートを、前記フライスカ
    ッタのカッタ本体に設けられたシート取り付け座面にボ
    ルトを用いて固定する構造であって、前記シートには前
    記ボルトと螺合する雌ねじを螺設するとともに、前記シ
    ート取り付け座面には前記ボルトを挿通する挿通孔を貫
    設し、かつ前記挿通孔に前記シート取り付け座面とは反
    対側から挿通した前記ボルトを前記シートの雌ねじに螺
    合させ締め付け固定することを特徴とするフライスカッ
    タにおけるシート固定構造。
JP3396394A 1994-03-03 1994-03-03 フライスカッタにおけるシート固定構造 Withdrawn JPH07241717A (ja)

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JP3396394A JPH07241717A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 フライスカッタにおけるシート固定構造

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JP3396394A JPH07241717A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 フライスカッタにおけるシート固定構造

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JPH07241717A true JPH07241717A (ja) 1995-09-19

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3396394A Withdrawn JPH07241717A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 フライスカッタにおけるシート固定構造

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JP (1) JPH07241717A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018501117A (ja) * 2014-11-28 2018-01-18 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ フライスインサートおよびフライス工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018501117A (ja) * 2014-11-28 2018-01-18 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ フライスインサートおよびフライス工具

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508