JPH07241403A - 高粘性物質真空脱泡押出し装置 - Google Patents

高粘性物質真空脱泡押出し装置

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JPH07241403A
JPH07241403A JP6056598A JP5659894A JPH07241403A JP H07241403 A JPH07241403 A JP H07241403A JP 6056598 A JP6056598 A JP 6056598A JP 5659894 A JP5659894 A JP 5659894A JP H07241403 A JPH07241403 A JP H07241403A
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JP
Japan
Prior art keywords
inner cylinder
piston
cylinder
extruder
clay
Prior art date
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Pending
Application number
JP6056598A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Koyatani
凱男 小屋谷
Takami Shinohara
孝美 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトで真空脱泡操作の早い高粘性物質
真空脱泡押出し装置を提供する。 【構成】 頭部15を有するピストン1と、上記頭部1
5を挿入することのできる内径を有しかつ下端部に分割
プレート3を設けたインナーシリンダ2と、上記インナ
ーシリンダ2を挿入することのできる内径を有しかつ下
端部にダイス5を設けた成形シリンダ4とからなり、イ
ンナーシリンダ2にはピン8が挿入可能な貫通孔13お
よびロックブロック7が嵌合可能な凹部9が設けられて
おり、さらに上記成形シリンダ4の側壁には真空引きの
ための排気口11が設けられている高粘性物質真空脱泡
押出し装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、食品加工、化学工
業、窯業、その他の分野で使用することのできる高粘性
物質を真空脱泡し押出す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高粘性物質を真空脱泡し、押出し成形す
る装置はすでに知られている(特開昭57−15943
号公報参照)。
【0003】この装置は、図11で示されるように、押
出成形用ピストン21、押出成形用シリンダ22、ダイ
ス23、真空減圧にするための排気口24からなる真空
脱泡押出部分25、並びに上記真空脱泡押出部分25
直角に取付けられた混練体供給部分29からなり、この
混練体供給部分29は補助ピストン21′、補助シリン
ダ22′、分割プレート26からなるものである。
【0004】この装置の保持シリンダ22′内に混練体
20を入れ、補助ピストン21′によって混練体20を
分割プレート26のスリット27を通過せしめる。スリ
ット27を通過した混練体20は糸状または帯状に分割
されて落下し、押出成形用シリンダ22に入る。このシ
リンダ22には排気口24が設けられており、この排気
口24から真空引きすることによりシリンダ22内を真
空雰囲気とし、分割された混練体20′に内蔵されてい
る気泡を真空脱泡することができる。このようにして真
空脱泡され分割された混練体20′はピストン21によ
って押出し成形加工される。ダイス23には盲プレート
28が着脱自在に取付けられており、空間23を真空雰
囲気に保持する時には盲プレート28を装着し、押出し
成形加工する時には取り去るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の高
粘性物質真空脱泡押出し装置には、真空脱泡押出部分
および混練体供給部分29にそれぞれピストンが設け
られており、このピストンを作動させるためには複数の
大型の油圧機構を必要とし、特に高粘性物質を押出すた
めには高出力の大きな油圧機構を必要とするところから
高粘性物質真空脱泡押出し装置が大型化しかつ複雑化す
ることは避けられず、さらに一方の補助ピストン21′
を作動させたのち停止し、ついで押出成形用ピストン2
1を作動させるために、不連続な2工程の作動を行なう
必要があり、作業スピードが遅くなるなどの欠点もあっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
かかる観点から1個のピストンで高粘性物質の混練、細
分化および押出し成形を行うことができ、従来よりも小
型で操作のしやすい装置を開発し、この発明に至ったの
である。
【0007】この発明は、図1に示されるように、ピス
トン1と、内部に分割プレート3を収納し、ピンを挿入
することのできる貫通孔13およびロックブロック7を
嵌合することのできる凹部9が設けられているインナー
シリンダ2と、端部にダイス5が設けられており、さら
に側壁に排気口が設けられている成形シリンダ4とを有
し、上記ピストン1はインナーシリンダ2に挿入可能と
なっており、インナーシリンダ2は成形シリンダ4に挿
入されている高粘性物質真空脱泡押出し装置に特徴を有
するものである。
【0008】
【作用】この発明の高粘性物質真空脱泡押出し装置の動
作を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1に示されるこの発明の高粘性物質真空
脱泡押出し装置のインナーシリンダ2に、金粘土のよう
な高粘性物質10を図2に示されるように充填する。こ
の時、ロックブロック7はインナーシリンダ2の外周側
壁に設けられている凹部9に嵌合させておく。かかる状
態でピストン1を降下させ、図3に示されるように、高
粘性物質10を押圧すると共に高粘性物質10を分割プ
レート3のスリット12を通過させて糸状または帯状に
分離させ、同時に排気口11から真空引きし、成形シリ
ンダ4の内部を真空にして上記糸状または帯状に分離し
た高粘性物質10の脱泡を行なう。さらにピストン1を
降下させ、図4に示されるように、インナーシリンダ2
内の高粘性物質10をインナーシリンダ2から完全に排
出する。高粘性物質10がインナーシリンダ2から完全
に排出されたのち、図5に示されるようにロックブロッ
ク7を油圧装置14により引込めて凹部9から離し、イ
ンナーシリンダ2を成形シリンダ4内を移動可能とす
る。
【0010】かかる状態で、さらにピストン1を降下さ
せると、インナーシリンダ2はピストン1と一体となっ
て降下し、成形シリンダ4内に充填され脱泡された高粘
性物質10は図6に示されるように盲プレート6を除去
した状態で押出し成形される。
【0011】インナーシリンダ2の下端がダイス5に到
達して脱泡された高粘性物質10が押出し成形されたの
ち、図7に示されるように、インナーシリンダ2の貫通
孔13にピン8を挿入する。
【0012】上記ピン8を貫通孔13に挿入したままピ
ストン1を上昇させると、図8に示されるように、ピス
トン1の頭部15の背がピン8に掛る。ピストン1をさ
らに上昇させると図9のようにピストン1はインナーシ
リンダ2と共に上昇し、インナーシリンダ2の凹部9が
ロックブロック7に嵌合する位置まで上昇した時に油圧
機構14によりロックブロック7を押出してロックブロ
ック7の先端を凹部9に嵌合させる。
【0013】上記ロックブロック7が凹部9に嵌合した
のち、図10に示されるようにピン8を貫通孔13から
はずし、さらにピストン1を上昇させると図1の状態に
戻り、再度同じ工程を繰り返すことができる。
【0014】
【実施例】いずれも平均粒径:20μmのAu粉末、A
g粉末およびPt粉末を用意し、これら粉末に対してセ
ルローズ系水溶性バインダー、界面活性剤、油脂および
水を用意し、これらを下記の組成割合となるように配合
し、30分間混合してAu粘土、Ag粘土およびPt粘
土を製造した。
【0015】(a) Au粘土の配合組成(以下、%は
重量%を示す)、 Au粘土:90%、 セルローズ系水溶性バインダー:2.0%、 界面活性剤:0.5%、 油脂:0.5%、 水:残部。
【0016】(b) Ag粘土の配合組成、 Ag粉末:80%、 セルローズ系水溶性バインダー:2.5%、 界面活性剤:0.2%、 油脂:0.2%、 水:残部。
【0017】(c) Pt粘土の配合組成、 Pt粉末:70%、 セルローズ系水溶性バインダー:2.5%、 界面活性剤:0.2%、 油脂:3.0%、 水:残部。
【0018】これらAu粘土、Ag粘土およびPt粘土
をそれぞれ図2に示されるようにインナーシリンダ2に
充填し、図3〜図5に示されるように、分割プレート3
のスリット12を通して分割しながら真空脱泡し、さら
に図6に示されるように押出し、Au脱泡粘土、Ag脱
泡粘土およびPt脱泡粘土を作製した。
【0019】これらAu脱泡粘土、Ag脱泡粘土および
Pt脱泡粘土をそれぞれスライスし、さらに手で直径方
向に延ばしてその表面を観察したがマイクロクラックは
見られなかった。
【0020】さらに上記Au脱泡粘土、Ag脱泡粘土お
よびPt脱泡粘土を所定の形状に成形し、乾燥し、焼成
してAu焼成体、Ag焼成体およびPt焼成体を作製
し、それら焼成体の表面を観察したが、ふくれ、割れな
どの欠陥は見られなかった。
【0021】
【発明の効果】この発明の高粘性物質脱泡押出し装置を
用いると貴金属粘土などの高粘性物質の真空脱泡を1ス
トロークのピストン運動で行なうことができ、真空脱泡
時間を大幅に短縮することができてコストを削減するこ
とができるなど産業上すぐれた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高粘性物質真空脱泡押出し装置の一
部断面図である。
【図2】この発明の高粘性物質真空脱泡押出し装置に高
粘性物質を充填した状態を示す一部断面図である。
【図3】この発明の高粘性物質真空脱泡押出し装置の高
粘性物質を押出している状態を示す一部断面図である。
【図4】インナーシリンダ内の高粘性物質を成形シリン
ダ内に完全に押出された状態を示す一部断面図である。
【図5】インナーシリンダの凹部からロックブロックを
離し、インナーシリンダの下降を可能とした状態を示す
一部断面図である。
【図6】成形シリンダ内の高粘性物質を押出している状
態を示す一部断面図である。
【図7】成形シリンダ内の高粘性物質を押出し終了後、
インナーシリンダの貫通孔にピンを挿入した状態を示す
一部断面図である。
【図8】ピストンを上昇させ、ピストンの頭部の背がピ
ンに掛っている状態を示す一部断面図である。
【図9】さらにピストンを上昇させ、インナーシリンダ
を上昇させた状態を示す一部断面図である。
【図10】ピンを貫通孔から引き抜き、さらにピストン
を上昇させて頭部をインナーシリンダから引き抜くと共
に、インナーシリンダの凹部にロックブロックを嵌合さ
せた状態を示す一部断面図である。
【図11】従来の高粘性物質真空脱泡押出し装置の断面
図である。
【符号の説明】
1 ピストン 2 インナーシリンダ 3 分割プレート 4 成形シリンダ 5 ダイス 6 盲プレート 7 ロックブロック 8 ピン 9 凹部 10 高粘性物質 11 排気口 12 スリット 13 貫通孔 14 油圧装置 15 頭部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部を有するピストンと、上記頭部を挿
    入することのできる内径を有しかつ下端部に分割プレー
    トを設けたインナーシリンダと、上記インナーシリンダ
    を挿入することのできる内径を有しかつ下端部にダイス
    を設けた成形シリンダからなり、上記インナシリンダに
    はピンが挿入可能な貫通孔およびロックブロックが嵌合
    可能な凹部が設けられており、さらに上記成形シリンダ
    側壁には真空引きのための排気口が設けられていること
    を特徴とする高粘性物質真空脱泡押出し装置。
JP6056598A 1994-03-02 1994-03-02 高粘性物質真空脱泡押出し装置 Pending JPH07241403A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010005244A (ko) * 1999-06-30 2001-01-15 장용균 기포 파괴용 오리피스
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RU198439U1 (ru) * 2020-03-10 2020-07-09 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Пензенский государственный технологический университет" Экструдер с вакуумной камерой
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010925