JPH0724102Y2 - 液温表示機能付哺乳瓶 - Google Patents

液温表示機能付哺乳瓶

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JPH0724102Y2
JPH0724102Y2 JP9623891U JP9623891U JPH0724102Y2 JP H0724102 Y2 JPH0724102 Y2 JP H0724102Y2 JP 9623891 U JP9623891 U JP 9623891U JP 9623891 U JP9623891 U JP 9623891U JP H0724102 Y2 JPH0724102 Y2 JP H0724102Y2
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明喜男 矢田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は哺乳瓶に関し、詳しく
は、当該哺乳瓶内部の液体の温度を表示できる機能のつ
いた哺乳瓶に関する。
【0002】
【従来の技術】哺乳瓶を用いて乳幼児に授乳するに、適
正な温度のミルクを与える必要がある。液温が高過ぎる
ときには乳幼児がやけどすることがあるし、液温が低過
ぎると乳幼児が下痢をしたりし、なによりも液温が高過
ぎたり低過ぎたりすると乳幼児がむずがってミルクを飲
まないことが多い。一般に、粉ミルクによる乳幼児への
人工授乳の方法は、哺乳瓶にお湯を入れ、粉ミルクを良
く溶かし込み、適正な温度範囲(通常36±2℃位)に
冷やし液温を調節し授乳させるという方法がとられてい
る。適正な温度範囲を知るということで、瓶を手等で触
わったりあるいは手にミルクを垂らしてその感触で判断
するとかの官能的な方法もあるが、授乳者の手が温かっ
たりするなどにより狂いを生じ易い。その為、様々な形
で、上記の如き官能的手段によらずに温度を知り得るよ
うにした哺乳瓶が提案されている。
【0003】その一の提案は、温度変化を示す示温塗料
などを塗布するとかサーモラベルを貼着するなどの温度
を色の変化により知ろうとするものである(実開昭55
−19609,同60−106634,同55−453
87,同61−173038,同62−1627号公報
など)。
【0004】哺乳瓶内部の液温を知るに、アナログ式の
アルコールなどの入った棒状温度計を、瓶内部に挿入す
れば知ることができるが、これは、その出し入れが煩瑣
であり、また、温度計が瓶内部液体と触れることになる
ので衛生的に好ましくなく、かかる温度計を瓶内部に予
め付設しておくことも同様に非衛生的である。そこで、
同様の温度計を瓶本体材料内部に埋設させたり、瓶外部
側面などに温度計を入れる部分(ポケット部)を設けそ
こに温度計を入れるなどにより、外部から液温を検出し
ようとする試みが各種なされており、バイメタル温度計
や液晶デジタル温度計を瓶の外部に密着させることも提
案されている(実開昭54−169078、63−38
529,同56−116044,同62−14823
5,同57−5235,同57−113142,同61
−171974,同59−69738,同60−184
544号公報など)。
【0005】実開昭62−117537号公報には、液
温をデジタル表示する哺乳瓶として、図3に示すよう
に、瓶本体11に、良熱伝導性薄膜12と密封キャップ
13を取付けし、この密着キャップ13に、棒状温度セ
ンサー14と温度検出部15と温度計本体16とを有す
るホールドキャップ17を圧挿弾着して、前記薄膜12
を前記棒状温度センサー14により伸長させ、当該薄膜
12を介してこの温度センサー14によりミルクの温度
を検出するようにした哺乳瓶が提案されている。
【0006】さらに、実開昭62−6831号公報には
図6および図7に示すように、哺乳瓶本体11の底部に
信号処理部18を設置し、瓶本体11の底部に同心円状
に熱電素子19を配設し、瓶本体11上部に温度表示盤
20とブザー21とを配設し、これらを配線22により
前記信号処理部18と結線してなる哺乳瓶が記載されて
いる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
ごとく、アナログ式の棒状温度計を、瓶本体材料内部に
埋設するとか瓶本体外部側面などに入れて外部から液温
を検出する場合、その温度計の目盛が確認し難く、夜中
に授乳する際などには見にくいという欠点がある。デジ
タル温度表示によれば数値が刻々と表示され判り易い
が、一般に、液晶デジタル温度計などを瓶の外部に密着
させて検温する場合、瓶本体はガラスやプラスチック材
料などからなりその熱伝導度が低く、適確な温度検出を
し難いし、瓶外部表面は通気により放熱されており、瓶
の表面温度と内部液温とは一般に一致しないことが多
い。
【0008】実開昭62−117537号公報の薄膜1
2を介して温度センサー14により検出する場合には、
図4に示すように、その検出に際し、瓶本体11を常に
倒立させ瓶内の液体を当該薄膜12側に下降させると
か、瓶を振って薄膜12に液体を触れさせるとかしなけ
れば、正確な瓶内液体の温度を検出し難いし、またこの
場合、一旦放置すると、液体が薄膜12から離れ温度誤
差が生じてしまうおそれもある。また、この哺乳瓶で
は、上記のように瓶本体11の開口部に取付けた密封キ
ャップ13や温度センサー14を有するホールドキャッ
プ17などを、図5に示すように、液温確認後に、取脱
し、代りに、瓶本体11の開口部に、乳首23および乳
首用キャップ24を取着するという交換動作が授乳者に
要求されるという不便があり、さらに、交換作業後のこ
れら密封キャップ13や乳首23や乳首用キャップ24
などの一時的な保管上の管理に衛生上の問題がある。哺
乳瓶にあっては、上記のように、適確(正確)に瓶内液
体の温度を測温できることが必要であることの他に、乳
幼児の保険衛生上洗浄煮沸消毒が必要で、乳幼児の口に
触れる乳首や乳首蓋や瓶本体などを熱湯などで煮沸消毒
しなければならない。実開昭62−6831号公報で
は、温度表示盤20やブザ−21や信号処理部18や配
線22が、瓶本体11に一体化されており、上記煮沸消
毒に際し問題がある。本考案はかかる従来技術の有する
欠点を解消し、液温を正確に表示検知することができる
とともに、煮沸消毒に支障を生じないようにした哺乳瓶
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案は、哺乳瓶本体内の液温を検出する温度セン
サ−と該温度センサ−の検出した前記液温をデジタル表
示する液晶デジタル温度表示部とを有する液晶デジタル
温度表示装置を備えたケ−スを、底部に窪みを設けた哺
乳瓶本体の当該底部に装着し、当該ケ−スの前記温度セ
ンサ−の先端部を哺乳瓶本体の前記窪みに密着させ、ケ
−スの前記液晶デジタル温度表示部に哺乳瓶本体内の液
温をデジタル表示する哺乳瓶であって、当該ケ−スは哺
乳瓶本体の底部において脱着自在に付設され、一方、哺
乳瓶本体開口部には乳首および蓋を備えて成ることを特
徴とする液温表示機能付哺乳瓶に存する。そして、好ま
しい実施態様として、上記液晶デジタル温度表示装置
が、液晶デジタル温度表示部と基盤と温度センサーと該
温度センサーを支持し上方向に押し上げる弾性体とから
成ること、哺乳瓶本体底部に設けた窪みに、ケ−スの温
度センサ−の先端部を密着させるに当該弾性体により上
方向に押し上げ密着させるようにしたこと、当該ケース
を、哺乳瓶本体底部に取着けたときに、当該ケースと当
該哺乳瓶本体底部との間に、これらケースと哺乳瓶本体
底部とにより密閉された空間部を生じさせるように構成
したこと、ケース側に突起部を設け、哺乳瓶本体底部側
に溝部を設け、当該ケースの突起部を当該哺乳瓶本体底
部の溝部に嵌合させることにより、ケースを哺乳瓶本体
底部に脱着可能となしたことを特徴としたものである。
【0010】
【作用】本考案では、上記した手段に示すように、ケー
スに、哺乳瓶本体内の液体温度を表示する液晶デジタル
温度表示装置を内蔵させ、当該ケースを、哺乳瓶本体底
部に脱着可能に配設するとともに、哺乳瓶本体開口部に
乳首および蓋を備設した。すなわち、本考案哺乳瓶で
は、哺乳瓶本体の開口部には、乳首および蓋を備えさ
せ、哺乳瓶本体の底部には、液体温度を表示する液晶デ
ジタル温度表示装置を内蔵したケースを、脱着可能に配
設したので、従来例とは異なり、乳首および蓋と液温表
示装置を内蔵したケースとの交換作業は必要とせず、乳
首および蓋を取付けたままでも温度を表示できる。ま
た、上記液温表示装置を内蔵したケースを、哺乳瓶本体
の底部に取付けするようにしたので、哺乳瓶本体を倒立
させるとか振るとかの動作は必要なく、哺乳瓶本体内の
液体の温度を、哺乳瓶本体の底部を介して、当該底部に
配設したケースの液温表示装置により正確に検出するこ
とができる。このように、哺乳瓶本体の底部に当該ケー
スを取付け、温度を検出するようにしたので、哺乳瓶を
立てて放置していても、底部には液体がたまり、従っ
て、仮に瓶本体内の液体が少量であっても、温度誤差が
少なく正確な温度検出を可能とする。また、本考案で
は、当該ケースを、哺乳瓶本体に脱着可能となし、当該
ケースを取脱し、哺乳瓶本体や乳首や蓋を煮沸消毒すれ
ばよいので、従来例のごとく、温度表示部や信号処理部
や配線などを哺乳瓶本体に一体化されている場合と異な
り煮沸消毒に支障を生じない。
【0011】また、本考案では、上記に加えて、温度誤
差が少なく正確な内部液温の検出を可能とするような様
々の工夫を施している。一つには、哺乳瓶本体底部に窪
みを設けていることである。一般の哺乳瓶本体には、か
かる窪みは設けられていない。一般の哺乳瓶本体底部
は、平らな面に構成されており、従って、温度検出体を
その面に当接した場合、滑るし、瓶外部表面での通気に
よる放熱もあり、温度誤差の少ない正確な内部液温の検
出をし難い。しかるに、本考案のように哺乳瓶本体底部
に窪みを設けると、当該窪みが一つの温度室となり、温
度誤差の少ない正確な内部液温の検出を可能とすること
ができる。さらに、本考案では、液晶デジタル温度表示
装置を、液晶デジタル温度表示部と基盤と温度センサー
とを有して成るように構成して、瓶内液体温度をデジタ
ル表示させ、これにより、授乳者に液温が適温であるこ
となどを報知できるようにしてあるが、その際に、本考
案では、当該温度センサーを支持するのみでなくこれを
上方向に押し上げするような弾性体を、当がケ−スにお
ける当該液晶デジタル温度表示装置に設けるようにし
た。これにより、温度センサーの先端部は、当該弾性体
の反発力により、上方向に押し上げられ、瓶本体の底部
の上記窪みに良好に密着され、良好な感熱状態を得るこ
とができ、温度誤差の少ない正確な内部液温の検出を可
能とすることができるようになっている。また、本考案
では、当該ケースを、哺乳瓶本体底部に取付けたとき
に、当該ケースと当該哺乳瓶本体底部との間に、これら
ケースと哺乳瓶本体底部とにより密閉された空間部を生
じさせるように構成した。前記のように、瓶外部表面で
は通気により放熱があり、瓶の表面温度と内部液温とは
一般に一致させ難いが、本考案の如く上記のようにケー
スと哺乳瓶本体底部との間に空間部を設けるようにする
ことにより、通気を遮断して、内部液温を正確に表示検
出することができる。
【0012】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の一実施例を示す正面図、図2は図
1AーA′線断面図である。これら図に示すように、哺
乳瓶本体(以下、単に瓶本体ということもある)1の底
部には、ケース2が取付けられている。当該実施例で
は、ケース2は、瓶本体1の底部に設けられた溝部に、
当該ケース2の上部に内側に向って突設された突起部を
嵌合させることにより、取着されている例を示してあ
る。当該ケース2は、上記溝部からその突起部を脱すこ
とにより、瓶本体1の底部から取脱すことができる。す
なわち、当該ケース2は、この実施例で一例を示すよう
な形で、瓶本体1の底部に対し脱着可能に構成されてい
る。当該ケース2には、液晶デジタル温度表示部3と温
度センサー4と該温度センサーを支持しこれを上部方向
に押し上げる弾性体5と基盤6とにより成る液晶デジタ
ル温度表示装置Tが内蔵されている。瓶本体1の開口部
には、図示のように、蓋7と乳首8とが備えられてい
る。
【0013】瓶本体1の底部は、上げ底となっており、
当該上げ底の中央部には、窪み9が設けられ、当該窪み
9は、その厚みが他の上げ底の部分よりも薄くなってい
る。図示のように、温度センサー5の先端部は、弾性体
5によりその中央部で支持されている。温度センサー5
の先端部と基盤6とは導線により電気的な導通がとられ
ている。ゴムやバネのような当該弾性体5の反発力で、
温度センサー5の先端部は窪み9方向に押し上げられ、
瓶本体1の底部の上げ底中央部に設けられた当該窪み9
に密着されている。基盤6と液晶デジタル温度表示部3
との間にも電気的な導通がとられている。
【0014】図1に示す実施例では、その一例として、
当該液晶デジタル温度表示部3に、瓶本体1内部液体の
温度が38.5℃であることを表示している。一般に、授乳
に適した標準温度は36±2℃であるので、当該温度は
高温域(HI)にあることを表示している。瓶本体1の
底部に密着した温度センサー4の先端部(感熱部)は温
度を検知すると、当該基盤6を介して、液晶デジタル温
度表示部3に上記のように、その温度をデジタル表示す
る。当該液晶デジタル温度表示部3では、38.5℃という
ような温度値を表示するだけでなく、上記標準温度に対
し、これより高温域ではHIなる文字を表示し、これよ
り低温域ではLOWというような文字表示を行うことも
可能である。これら温度範囲は、予め基盤6にインプッ
トすることにより設定が変えられる。当該基盤6はプリ
ント配線基板などの回路基盤より成り、ワンチップマイ
コンなどよりなる制御部などを備えている。図2に示す
ように、ケース(以下温度ケースという)2を、瓶本体
1の底部に取着けすると、当該温度ケース2と当該瓶本
体1の底部との間には、密閉された空間部10を生じる
ようになっている。
【0015】以上本考案によれば、温度ケース2に、哺
乳瓶本体内の液体温度を表示する液晶デジタル温度表示
装置Tを内蔵させ、当該温度ケース2を、哺乳瓶本体1
底部に脱着可能に配設するとともに、哺乳瓶本体1開口
部に乳首8および蓋7を備設した。すなわち、本考案哺
乳瓶では、哺乳瓶本体1の開口部には、乳首8および蓋
7を備えさせ、哺乳瓶本体1の底部には、液体温度を表
示する液晶デジタル温度表示装置Tを内蔵した温度ケー
ス2を、脱着可能に配設したので、、従来例とは異な
り、乳首8および蓋7と液温表示装置Tを内蔵した温度
ケース2との交換作業は必要とせず、乳首8および蓋7
を取付けたままで、温度を表示できる。また、哺乳瓶本
体1の底部に取付けするようにしたので、哺乳瓶本体1
を倒立させるとか振るとかの動作は必要なく、哺乳瓶本
体1内の液体の温度を、哺乳瓶本体1の底部を介して、
当該底部に配設した温度ケース2の液温表示装置Tによ
り正確に検知することができる。このように、哺乳瓶本
体1の底部に当該ケース2を取着け、温度を検知するよ
うにしたので、哺乳瓶本体1を立てて放置していても、
底部には液体がたまり、従って、温度誤差も少なく正確
な温度検出が可能である。また、本考案におよれば、当
該ケース2を、哺乳瓶本体1に脱着可能となしているの
で、当該ケース2を取脱し、哺乳瓶本体1や乳首8や蓋
7を煮沸消毒すればよいので、従来例のごとく、温度表
示部や信号処理部や配線などを哺乳瓶本体に一体化され
ている場合と異なり、煮沸消毒に支障を生じない。ま
た、本考案によれば、液晶デジタル温度表示装置Tを、
液晶デジタル温度表示部3と基盤6と温度センサー4と
を有して成るように構成して、温度をデジタル表示さ
せ、これにより、授乳者に、液温が適温であることなど
を報知できるようにしてあるが、さらに、本考案では、
当該装置Tに、当該温度センサー4を支持するだけでな
くこれを上方向に押し上げする弾性体5を設けるように
したので、温度センサー4の先端部は弾性体5により上
方向に押し上げられ、瓶本体1の底部に密着され、良好
な感熱状態が得られるようになった。その際、哺乳瓶本
体1底部に窪み9を設け、当該窪み9に、上記のごとく
弾性体5により上方向に押し上げられた温度センサー4
の先端部を密着させるようにすることにより、当該セン
サー4の感熱度をより一層良好にすることができた。ま
た、本考案によれば、当該ケース2を、哺乳瓶本体1底
部に取着けたときに、当該ケース2と当該哺乳瓶本体1
底部との間に、これらケース2と哺乳瓶本体1底部とに
より密閉された空間部10を生じさせるように構成し
た。従って、一般に、瓶外部表面では通気により放熱が
あり。瓶の表面温度と内部液温とは一致させ難いが、本
考案の如く上記のようにケース2と哺乳瓶本体1底部と
の間に空間部10を設けるようにすることにより、通気
を遮断して、瓶本体1底部での表面放熱が防止され、内
部液温を正確に表示検知することができた。
【0016】以上本考案者によってなされた考案を実施
例にもとづいて具体的に説明したが、本考案は上記実施
例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。本考案
の哺乳瓶は、乳児が離乳期に到達した時には流動食など
の容器にも用いることができる。固形食摂取期に到り哺
乳瓶が不用となれば、乳首付蓋の代りに密封蓋を用いる
と保存容器になるし、また、蓋を用いないで、液体用グ
ラスとして好みの温度にて各種飲料を喫飲することもで
きる。
【0017】
【考案の効果】以上本考案によれば、従来例における哺
乳瓶の欠点を解消し、液温を正確に表示検知することが
できるとともに、煮沸消毒に支障を生じないようにした
哺乳瓶を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図、
【図2】図1A−A′線縦断面図、
【図3】従来例を示す分解斜視図、
【図4】従来例の使用説明図、
【図5】従来例の使用説明図、
【図6】従来例を示す正面図、
【図7】従来例の底面図、
【符号の説明】
1・・・瓶本体 2・・・ケース 3・・・液晶デジタル温度表示部 4・・・温度センサー 5・・・弾性体 6・・・基 盤 7・・・蓋 8・・・乳 首 9・・・窪 み 10・・・空間部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】哺乳瓶本体内の液温を検出する温度センサ
    −と該温度センサ−の検出した前記液温をデジタル表示
    する液晶デジタル温度表示部とを有する液晶デジタル温
    度表示装置を備えたケ−スを、底部に窪みを設けた哺乳
    瓶本体の当該底部に装着し、当該ケ−スの前記温度セン
    サ−の先端部を哺乳瓶本体の前記窪みに密着させ、ケ−
    スの前記液晶デジタル温度表示部に哺乳瓶本体内の液温
    をデジタル表示する哺乳瓶であって、当該ケ−スは哺乳
    瓶本体の底部において脱着自在に付設され、一方、哺乳
    瓶本体開口部には乳首および蓋を備えて成ることを特徴
    とする液温表示機能付哺乳瓶。
  2. 【請求項2】液晶デジタル温度表示装置が、液晶デジタ
    ル温度表示部と基盤と温度センサーと該温度センサーを
    支持し上方向に押し上げる弾性体とから成る、請求項1
    に記載の液温表示機能付哺乳瓶。
  3. 【請求項3】哺乳瓶本体底部に設けた窪みに、ケ−スの
    温度センサ−の先端部を密着させるに、請求項2に記載
    の弾性体により上方向に押し上げ密着させるようにし
    た、請求項1または2に記載の液温表示機能付哺乳瓶。
  4. 【請求項4】ケースを、哺乳瓶本体底部に取着けたとき
    に、当該ケースと当該哺乳瓶本体底部との間に、これら
    ケースと哺乳瓶本体底部とにより密閉された空間部を生
    じさせるように構成した、請求項1に記載の液温表示機
    能付哺乳瓶。
  5. 【請求項5】ケース側に突起部を設け、哺乳瓶本体底部
    側に溝部を設け、当該ケースの突起部を当該哺乳瓶本体
    底部の溝部に嵌合させることにより、ケースを哺乳瓶本
    体底部に脱着可能となした、請求項1に記載の液温表示
    機能付哺乳瓶。
JP9623891U 1991-10-29 1991-10-29 液温表示機能付哺乳瓶 Expired - Lifetime JPH0724102Y2 (ja)

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WO2022009452A1 (ja) * 2020-07-04 2022-01-13 加藤博和 哺乳瓶用温度計

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