JPH073648U - 液温表示機能付哺乳瓶 - Google Patents

液温表示機能付哺乳瓶

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JPH073648U
JPH073648U JP9623891U JP9623891U JPH073648U JP H073648 U JPH073648 U JP H073648U JP 9623891 U JP9623891 U JP 9623891U JP 9623891 U JP9623891 U JP 9623891U JP H073648 U JPH073648 U JP H073648U
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會田 くに子
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Abstract

(57)【要約】 【構成】哺乳瓶本体1内の液温を検出する温度センサ−
4と温度センサ−4の検出した液温をデジタル表示する
液晶デジタル温度表示部3とを有する液晶デジタル温度
表示装置を備えたケ−ス2を、底部に窪み9を設けた哺
乳瓶本体の当該底部に装着し、ケ−ス2の温度センサ−
4の先端部を哺乳瓶本体の窪み9に密着させ、ケ−ス2
の液晶デジタル温度表示部3に哺乳瓶本体内の液温をデ
ジタル表示する哺乳瓶であって、当該ケ−ス2は哺乳瓶
本体の底部において脱着自在に付設され、一方、哺乳瓶
本体開口部には乳首8および蓋7を備えて成る液温表示
機能付哺乳瓶。 【効果】乳首および蓋を取付けたままでも内部液温の検
出を可能とし、煮沸消毒に支障を生ぜず、温度誤差の少
ない正確な内部液温の検出を可能とすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は哺乳瓶に関し、詳しくは、当該哺乳瓶内部の液体の温度を表示できる 機能のついた哺乳瓶に関する。
【0002】
【従来の技術】
哺乳瓶を用いて乳幼児に授乳するに、適正な温度のミルクを与える必要がある 。液温が高過ぎるときには乳幼児がやけどすることがあるし、液温が低過ぎると 乳幼児が下痢をしたりし、なによりも液温が高過ぎたり低過ぎたりすると乳幼児 がむずがってミルクを飲まないことが多い。 一般に、粉ミルクによる乳幼児への人工授乳の方法は、哺乳瓶にお湯を入れ、 粉ミルクを良く溶かし込み、適正な温度範囲(通常36±2℃位)に冷やし液温 を調節し授乳させるという方法がとられている。 適正な温度範囲を知るということで、瓶を手等で触わったりあるいは手にミル クを垂らしてその感触で判断するとかの官能的な方法もあるが、授乳者の手が温 かったりするなどにより狂いを生じ易い。 その為、様々な形で、上記の如き官能的手段によらずに温度を知り得るように した哺乳瓶が提案されている。
【0003】 その一の提案は、温度変化を示す示温塗料などを塗布するとかサーモラベルを 貼着するなどの温度を色の変化により知ろうとするものである(実開昭55−1 9609,同60−106634,同55−45387,同61−173038 ,同62−1627号公報など)。
【0004】 哺乳瓶内部の液温を知るに、アナログ式のアルコールなどの入った棒状温度計 を、瓶内部に挿入すれば知ることができるが、これは、その出し入れが煩瑣であ り、また、温度計が瓶内部液体と触れることになるので衛生的に好ましくなく、 かかる温度計を瓶内部に予め付設しておくことも同様に非衛生的である。そこで 、同様の温度計を瓶本体材料内部に埋設させたり、瓶外部側面などに温度計を入 れる部分(ポケット部)を設けそこに温度計を入れるなどにより、外部から液温 を検出しようとする試みが各種なされており、バイメタル温度計や液晶デジタル 温度計を瓶の外部に密着させることも提案されている(実開昭54−16907 8、63−38529,同56−116044,同62−148235,同57 −5235,同57−113142,同61−171974,同59−6973 8,同60−184544号公報など)。
【0005】 実開昭62−117537号公報には、液温をデジタル表示する哺乳瓶として 、図3に示すように、瓶本体11に、良熱伝導性薄膜12と密封キャップ13を 取付けし、この密着キャップ13に、棒状温度センサー14と温度検出部15と 温度計本体16とを有するホールドキャップ17を圧挿弾着して、前記薄膜12 を前記棒状温度センサー14により伸長させ、当該薄膜12を介してこの温度セ ンサー14によりミルクの温度を検出するようにした哺乳瓶が提案されている。
【0006】 さらに、実開昭62−6831号公報には図6および図7に示すように、哺乳 瓶本体11の底部に信号処理部18を設置し、瓶本体11の底部に同心円状に熱 電素子19を配設し、瓶本体11上部に温度表示盤20とブザー21とを配設し 、これらを配線22により前記信号処理部18と結線してなる哺乳瓶が記載され ている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例のごとく、アナログ式の棒状温度計を、瓶本体材料内部に 埋設するとか瓶本体外部側面などに入れて外部から液温を検出する場合、その温 度計の目盛が確認し難く、夜中に授乳する際などには見にくいという欠点がある 。 デジタル温度表示によれば数値が刻々と表示され判り易いが、一般に、液晶デ ジタル温度計などを瓶の外部に密着させて検温する場合、瓶本体はガラスやプラ スチック材料などからなりその熱伝導度が低く、適確な温度検出をし難いし、瓶 外部表面は通気により放熱されており、瓶の表面温度と内部液温とは一般に一致 しないことが多い。
【0008】 実開昭62−117537号公報の薄膜12を介して温度センサー14により 検出する場合には、図4に示すように、その検出に際し、瓶本体11を常に倒立 させ瓶内の液体を当該薄膜12側に下降させるとか、瓶を振って薄膜12に液体 を触れさせるとかしなければ、正確な瓶内液体の温度を検出し難いし、またこの 場合、一旦放置すると、液体が薄膜12から離れ温度誤差が生じてしまうおそれ もある。 また、この哺乳瓶では、上記のように瓶本体11の開口部に取付けた密封キャ ップ13や温度センサー14を有するホールドキャップ17などを、図5に示す ように、液温確認後に、取脱し、代りに、瓶本体11の開口部に、乳首23およ び乳首用キャップ24を取着するという交換動作が授乳者に要求されるという不 便があり、さらに、交換作業後のこれら密封キャップ13や乳首23や乳首用キ ャップ24などの一時的な保管上の管理に衛生上の問題がある。 哺乳瓶にあっては、上記のように、適確(正確)に瓶内液体の温度を測温でき ることが必要であることの他に、乳幼児の保険衛生上洗浄煮沸消毒が必要で、乳 幼児の口に触れる乳首や乳首蓋や瓶本体などを熱湯などで煮沸消毒しなければな らない。 実開昭62−6831号公報では、温度表示盤20やブザ−21や信号処理部 18や配線22が、瓶本体11に一体化されており、上記煮沸消毒に際し問題が ある。 本考案はかかる従来技術の有する欠点を解消し、液温を正確に表示検知するこ とができるとともに、煮沸消毒に支障を生じないようにした哺乳瓶を提供するこ とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本考案は、哺乳瓶本体内の液温を検出する温度セ ンサ−と該温度センサ−の検出した前記液温をデジタル表示する液晶デジタル温 度表示部とを有する液晶デジタル温度表示装置を備えたケ−スを、底部に窪みを 設けた哺乳瓶本体の当該底部に装着し、当該ケ−スの前記温度センサ−の先端部 を哺乳瓶本体の前記窪みに密着させ、ケ−スの前記液晶デジタル温度表示部に哺 乳瓶本体内の液温をデジタル表示する哺乳瓶であって、当該ケ−スは哺乳瓶本体 の底部において脱着自在に付設され、一方、哺乳瓶本体開口部には乳首および蓋 を備えて成ることを特徴とする液温表示機能付哺乳瓶に存する。 そして、好ましい実施態様として、上記液晶デジタル温度表示装置が、液晶デ ジタル温度表示部と基盤と温度センサーと該温度センサーを支持し上方向に押し 上げる弾性体とから成ること、哺乳瓶本体底部に設けた窪みに、ケ−スの温度セ ンサ−の先端部を密着させるに当該弾性体により上方向に押し上げ密着させるよ うにしたこと、当該ケースを、哺乳瓶本体底部に取着けたときに、当該ケースと 当該哺乳瓶本体底部との間に、これらケースと哺乳瓶本体底部とにより密閉され た空間部を生じさせるように構成したこと、ケース側に突起部を設け、哺乳瓶本 体底部側に溝部を設け、当該ケースの突起部を当該哺乳瓶本体底部の溝部に嵌合 させることにより、ケースを哺乳瓶本体底部に脱着可能となしたことを特徴とし たものである。
【0010】
【作用】
本考案では、上記した手段に示すように、ケースに、哺乳瓶本体内の液体温度 を表示する液晶デジタル温度表示装置を内蔵させ、当該ケースを、哺乳瓶本体底 部に脱着可能に配設するとともに、哺乳瓶本体開口部に乳首および蓋を備設した 。 すなわち、本考案哺乳瓶では、哺乳瓶本体の開口部には、乳首および蓋を備え させ、哺乳瓶本体の底部には、液体温度を表示する液晶デジタル温度表示装置を 内蔵したケースを、脱着可能に配設したので、従来例とは異なり、乳首および蓋 と液温表示装置を内蔵したケースとの交換作業は必要とせず、乳首および蓋を取 付けたままでも温度を表示できる。 また、上記液温表示装置を内蔵したケースを、哺乳瓶本体の底部に取付けする ようにしたので、哺乳瓶本体を倒立させるとか振るとかの動作は必要なく、哺乳 瓶本体内の液体の温度を、哺乳瓶本体の底部を介して、当該底部に配設したケー スの液温表示装置により正確に検出することができる。 このように、哺乳瓶本体の底部に当該ケースを取付け、温度を検出するように したので、哺乳瓶を立てて放置していても、底部には液体がたまり、従って、仮 に瓶本体内の液体が少量であっても、温度誤差が少なく正確な温度検出を可能と する。 また、本考案では、当該ケースを、哺乳瓶本体に脱着可能となし、当該ケース を取脱し、哺乳瓶本体や乳首や蓋を煮沸消毒すればよいので、従来例のごとく、 温度表示部や信号処理部や配線などを哺乳瓶本体に一体化されている場合と異な り煮沸消毒に支障を生じない。
【0011】 また、本考案では、上記に加えて、温度誤差が少なく正確な内部液温の検出を 可能とするような様々の工夫を施している。 一つには、哺乳瓶本体底部に窪みを設けていることである。一般の哺乳瓶本体 には、かかる窪みは設けられていない。一般の哺乳瓶本体底部は、平らな面に構 成されており、従って、温度検出体をその面に当接した場合、滑るし、瓶外部表 面での通気による放熱もあり、温度誤差の少ない正確な内部液温の検出をし難い 。しかるに、本考案のように哺乳瓶本体底部に窪みを設けると、当該窪みが一つ の温度室となり、温度誤差の少ない正確な内部液温の検出を可能とすることがで きる。 さらに、本考案では、液晶デジタル温度表示装置を、液晶デジタル温度表示部 と基盤と温度センサーとを有して成るように構成して、瓶内液体温度をデジタル 表示させ、これにより、授乳者に液温が適温であることなどを報知できるように してあるが、その際に、本考案では、当該温度センサーを支持するのみでなくこ れを上方向に押し上げするような弾性体を、当がケ−スにおける当該液晶デジタ ル温度表示装置に設けるようにした。 これにより、温度センサーの先端部は、当該弾性体の反発力により、上方向に 押し上げられ、瓶本体の底部の上記窪みに良好に密着され、良好な感熱状態を得 ることができ、温度誤差の少ない正確な内部液温の検出を可能とすることができ るようになっている。 また、本考案では、当該ケースを、哺乳瓶本体底部に取付けたときに、当該ケ ースと当該哺乳瓶本体底部との間に、これらケースと哺乳瓶本体底部とにより密 閉された空間部を生じさせるように構成した。前記のように、瓶外部表面では通 気により放熱があり、瓶の表面温度と内部液温とは一般に一致させ難いが、本考 案の如く上記のようにケースと哺乳瓶本体底部との間に空間部を設けるようにす ることにより、通気を遮断して、内部液温を正確に表示検出することができる。
【0012】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例を示す正面図、図2は図1AーA′線断面図である。 これら図に示すように、哺乳瓶本体(以下、単に瓶本体ということもある)1 の底部には、ケース2が取付けられている。当該実施例では、ケース2は、瓶本 体1の底部に設けられた溝部に、当該ケース2の上部に内側に向って突設された 突起部を嵌合させることにより、取着されている例を示してある。当該ケース2 は、上記溝部からその突起部を脱すことにより、瓶本体1の底部から取脱すこと ができる。すなわち、当該ケース2は、この実施例で一例を示すような形で、瓶 本体1の底部に対し脱着可能に構成されている。当該ケース2には、液晶デジタ ル温度表示部3と温度センサー4と該温度センサーを支持しこれを上部方向に押 し上げる弾性体5と基盤6とにより成る液晶デジタル温度表示装置Tが内蔵され ている。 瓶本体1の開口部には、図示のように、蓋7と乳首8とが備えられている。
【0013】 瓶本体1の底部は、上げ底となっており、当該上げ底の中央部には、窪み9が 設けられ、当該窪み9は、その厚みが他の上げ底の部分よりも薄くなっている。 図示のように、温度センサー5の先端部は、弾性体5によりその中央部で支持 されている。 温度センサー5の先端部と基盤6とは導線により電気的な導通がとられている 。 ゴムやバネのような当該弾性体5の反発力で、温度センサー5の先端部は窪み 9方向に押し上げられ、瓶本体1の底部の上げ底中央部に設けられた当該窪み9 に密着されている。 基盤6と液晶デジタル温度表示部3との間にも電気的な導通がとられている。
【0014】 図1に示す実施例では、その一例として、当該液晶デジタル温度表示部3に、 瓶本体1内部液体の温度が38.5℃であることを表示している。一般に、授乳に適 した標準温度は36±2℃であるので、当該温度は高温域(HI)にあることを 表示している。 瓶本体1の底部に密着した温度センサー4の先端部(感熱部)は温度を検知す ると、当該基盤6を介して、液晶デジタル温度表示部3に上記のように、その温 度をデジタル表示する。 当該液晶デジタル温度表示部3では、38.5℃というような温度値を表示するだ けでなく、上記標準温度に対し、これより高温域ではHIなる文字を表示し、こ れより低温域ではLOWというような文字表示を行うことも可能である。これら 温度範囲は、予め基盤6にインプットすることにより設定が変えられる。 当該基盤6はプリント配線基板などの回路基盤より成り、ワンチップマイコン などよりなる制御部などを備えている。 図2に示すように、ケース(以下温度ケースという)2を、瓶本体1の底部に 取着けすると、当該温度ケース2と当該瓶本体1の底部との間には、密閉された 空間部10を生じるようになっている。
【0015】 以上本考案によれば、温度ケース2に、哺乳瓶本体内の液体温度を表示する液 晶デジタル温度表示装置Tを内蔵させ、当該温度ケース2を、哺乳瓶本体1底部 に脱着可能に配設するとともに、哺乳瓶本体1開口部に乳首8および蓋7を備設 した。 すなわち、本考案哺乳瓶では、哺乳瓶本体1の開口部には、乳首8および蓋7 を備えさせ、哺乳瓶本体1の底部には、液体温度を表示する液晶デジタル温度表 示装置Tを内蔵した温度ケース2を、脱着可能に配設したので、、従来例とは異 なり、乳首8および蓋7と液温表示装置Tを内蔵した温度ケース2との交換作業 は必要とせず、乳首8および蓋7を取付けたままで、温度を表示できる。 また、哺乳瓶本体1の底部に取付けするようにしたので、哺乳瓶本体1を倒立 させるとか振るとかの動作は必要なく、哺乳瓶本体1内の液体の温度を、哺乳瓶 本体1の底部を介して、当該底部に配設した温度ケース2の液温表示装置Tによ り正確に検知することができる。 このように、哺乳瓶本体1の底部に当該ケース2を取着け、温度を検知するよ うにしたので、哺乳瓶本体1を立てて放置していても、底部には液体がたまり、 従って、温度誤差も少なく正確な温度検出が可能である。 また、本考案におよれば、当該ケース2を、哺乳瓶本体1に脱着可能となして いるので、当該ケース2を取脱し、哺乳瓶本体1や乳首8や蓋7を煮沸消毒すれ ばよいので、従来例のごとく、温度表示部や信号処理部や配線などを哺乳瓶本体 に一体化されている場合と異なり、煮沸消毒に支障を生じない。 また、本考案によれば、液晶デジタル温度表示装置Tを、液晶デジタル温度表 示部3と基盤6と温度センサー4とを有して成るように構成して、温度をデジタ ル表示させ、これにより、授乳者に、液温が適温であることなどを報知できるよ うにしてあるが、さらに、本考案では、当該装置Tに、当該温度センサー4を支 持するだけでなくこれを上方向に押し上げする弾性体5を設けるようにしたので 、温度センサー4の先端部は弾性体5により上方向に押し上げられ、瓶本体1の 底部に密着され、良好な感熱状態が得られるようになった。 その際、哺乳瓶本体1底部に窪み9を設け、当該窪み9に、上記のごとく弾性 体5により上方向に押し上げられた温度センサー4の先端部を密着させるように することにより、当該センサー4の感熱度をより一層良好にすることができた。 また、本考案によれば、当該ケース2を、哺乳瓶本体1底部に取着けたときに 、当該ケース2と当該哺乳瓶本体1底部との間に、これらケース2と哺乳瓶本体 1底部とにより密閉された空間部10を生じさせるように構成した。従って、一 般に、瓶外部表面では通気により放熱があり。瓶の表面温度と内部液温とは一致 させ難いが、本考案の如く上記のようにケース2と哺乳瓶本体1底部との間に空 間部10を設けるようにすることにより、通気を遮断して、瓶本体1底部での表 面放熱が防止され、内部液温を正確に表示検知することができた。
【0016】 以上本考案者によってなされた考案を実施例にもとづいて具体的に説明したが 、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で 種々変更可能であることはいうまでもない。 本考案の哺乳瓶は、乳児が離乳期に到達した時には流動食などの容器にも用い ることができる。固形食摂取期に到り哺乳瓶が不用となれば、乳首付蓋の代りに 密封蓋を用いると保存容器になるし、また、蓋を用いないで、液体用グラスとし て好みの温度にて各種飲料を喫飲することもできる。
【0017】
【考案の効果】
以上本考案によれば、従来例における哺乳瓶の欠点を解消し、液温を正確に表 示検知することができるとともに、煮沸消毒に支障を生じないようにした哺乳瓶 を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図、
【図2】図1A−A′線縦断面図、
【図3】従来例を示す分解斜視図、
【図4】従来例の使用説明図、
【図5】従来例の使用説明図、
【図6】従来例を示す正面図、
【図7】従来例の底面図、
【符号の説明】
1・・・瓶本体 2・・・ケース 3・・・液晶デジタル温度表示部 4・・・温度センサー 5・・・弾性体 6・・・基 盤 7・・・蓋 8・・・乳 首 9・・・窪 み 10・・・空間部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】哺乳瓶本体内の液温を検出する温度センサ
    −と該温度センサ−の検出した前記液温をデジタル表示
    する液晶デジタル温度表示部とを有する液晶デジタル温
    度表示装置を備えたケ−スを、底部に窪みを設けた哺乳
    瓶本体の当該底部に装着し、当該ケ−スの前記温度セン
    サ−の先端部を哺乳瓶本体の前記窪みに密着させ、ケ−
    スの前記液晶デジタル温度表示部に哺乳瓶本体内の液温
    をデジタル表示する哺乳瓶であって、当該ケ−スは哺乳
    瓶本体の底部において脱着自在に付設され、一方、哺乳
    瓶本体開口部には乳首および蓋を備えて成ることを特徴
    とする液温表示機能付哺乳瓶。
  2. 【請求項2】液晶デジタル温度表示装置が、液晶デジタ
    ル温度表示部と基盤と温度センサーと該温度センサーを
    支持し上方向に押し上げる弾性体とから成る、請求項1
    に記載の液温表示機能付哺乳瓶。
  3. 【請求項3】哺乳瓶本体底部に設けた窪みに、ケ−スの
    温度センサ−の先端部を密着させるに、請求項2に記載
    の弾性体により上方向に押し上げ密着させるようにし
    た、請求項1または2に記載の液温表示機能付哺乳瓶。
  4. 【請求項4】ケースを、哺乳瓶本体底部に取着けたとき
    に、当該ケースと当該哺乳瓶本体底部との間に、これら
    ケースと哺乳瓶本体底部とにより密閉された空間部を生
    じさせるように構成した、請求項1に記載の液温表示機
    能付哺乳瓶。
  5. 【請求項5】ケース側に突起部を設け、哺乳瓶本体底部
    側に溝部を設け、当該ケースの突起部を当該哺乳瓶本体
    底部の溝部に嵌合させることにより、ケースを哺乳瓶本
    体底部に脱着可能となした、請求項1に記載の液温表示
    機能付哺乳瓶。
JP9623891U 1991-10-29 1991-10-29 液温表示機能付哺乳瓶 Expired - Lifetime JPH0724102Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015164483A (ja) * 2014-03-03 2015-09-17 三田理化工業株式会社 母乳殺菌装置
WO2022009452A1 (ja) * 2020-07-04 2022-01-13 加藤博和 哺乳瓶用温度計

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