JPH07240161A - プロジェクター用陰極線管 - Google Patents

プロジェクター用陰極線管

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Publication number
JPH07240161A
JPH07240161A JP5463194A JP5463194A JPH07240161A JP H07240161 A JPH07240161 A JP H07240161A JP 5463194 A JP5463194 A JP 5463194A JP 5463194 A JP5463194 A JP 5463194A JP H07240161 A JPH07240161 A JP H07240161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coupler
ray tube
cathode ray
face plate
front surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP5463194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoriaki Yoshizawa
頼明 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH07240161A publication Critical patent/JPH07240161A/ja
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カプラーの液冷層中に泡が混入しても画質の
低下を来さないプロジェクター用陰極線管を提供するこ
と。 【構成】 陰極線管1の全面に内部に冷却液からなる液
冷層3を形成したカプラー4を配置し、そのカプラー4
前面中央には凹レンズ5またはフェースプレート(図示
せず)を設けて、カプラー4への冷却液注入時に泡6が
凹レンズ5またはフェースプレート支持部側に移行する
のを防ぐ障害部をカプラーに設ける。この障害部はカプ
ラー4の前面の凹レンズ5またはフェースプレート支持
部周辺においてカプラー4内側に突出して設けられた突
起部7またはカプラー4前面の成す平面より内側に窪ま
せた凹レンズ5またはフェースプレート支持部で構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロジェクター用陰極線
管に関し、特にそのカプラーの液冷層中の泡対策用の液
冷型プロジェクター用陰極線管の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、明るい部屋で、高画質の投影画像
を鑑賞できるプロジェクションテレビが要求されるよう
になり、そのためプロジェクター用陰極線管も高輝度の
ものが用いられるようになって来ている。プロジェクタ
ー用陰極線管の輝度を高めるためには、該陰極線管への
電力の投入量を増加させる必要があるが、電力の投入量
が増加すると陰極線管の蛍光体の輝度特性の劣化が起こ
り、また陰極線管に機械的ひずみが生じる。そのため、
冷却液を注入したカプラーを陰極線管の前面に配置して
陰極線管を冷却する液冷型方式のプロジェクターが実用
化されている。上記液冷型のプロジェクターの一つであ
るリアプロジェクションタイプの陰極線管部分は図4の
ような陰極線管1と金属板ケース2の内部に冷却液を注
入して液冷層3としたカプラー4(一般にADCを用い
る)と凹レンズ5とを組み合わせたレンズ一体型の液冷
型の構成である。また、リアプロジェクションタイプの
プロジェクターでは画像の輝度とコントラスト比を向上
させるために、陰極線管1前面に投影レンズの一部とし
て凹レンズ5を配置するが、フロントプロジェクション
タイプのプロジェクターでは、光学的に余裕があるため
リアプロジェクションタイププロジェクターの前記凹レ
ンズ5の代わりに平面状ガラスからなるフェースプレー
ト(図示せず)を用いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記プロジェクター用
陰極線管のカプラー4の液冷層3に冷却液を注入する際
には、注入条件にもよるが、注入した冷却液中に泡が残
り、金属板ケース2内のスペースに100%冷却液を注
入できない場合がある。また、たとえ冷却液を金属板ケ
ース2内に100%注入できたとしても、その場合の冷
却液注入作業は金属板ケース2から冷却液がオーバーフ
ローするまで注入する方法で行うので、冷却液注入の作
業性が悪くなり、また、溢れ出た冷却液は無駄になる。
また、カプラー4の液冷層3内に泡が残ると、図5(図
5(a)はカプラー4前面から見た平面図、図5(b)
は陰極線管1部分の概略断面図)のように、泡6が光学
的に影響の出る凹レンズ5付近に集まることが多くな
り、画質低下の要因となる。特に液冷層3中の泡6によ
り、光散乱によるコントラスト低下が起こり易くなる。
本発明の目的は、カプラーの液冷層中に泡が混入しても
画質の低下を来さないプロジェクター用陰極線管を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、陰極線管と、該陰
極線管の前面に設けられた内部に冷却液からなる液冷層
を形成したカプラーと該カプラーの前面中央に支持させ
た投影レンズまたはフェースプレートとを備えたプロジ
ェクター用陰極線管において、カプラーの前面の投影レ
ンズまたはフェースプレート支持部近傍に冷却液注入時
に発生する泡が投影レンズまたはフェースプレート支持
部側に移行するのを防ぐ障害部を設けたプロジェクター
用陰極線管である。本発明の前記障害部はカプラーの前
面の投影レンズまたはフェースプレート支持部周辺にお
いてカプラー内側に突出して設けられた突起部またはカ
プラーの前面の成す平面より内側に窪ませた投影レンズ
またはフェースプレート支持部で構成することができ
る。
【0005】
【作用】本発明によれば、カプラーの前面に設けられた
障害部により、カプラーに冷却液を注入する時に発生す
る泡が投影レンズまたはフェースプレート側に移行する
のを防ぐことができる。障害部はカプラーの前面の投影
レンズまたはフェースプレート支持部周辺に設けられて
いるので、前記泡は光学的に影響のある液冷層領域であ
る投影レンズまたはフェースプレートに達することはな
い。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面と共に説明する。 実施例1 図1にリアプロジェクションタイプのプロジェクター用
陰極線管の要部の概略断面図を示す。金属板からなるボ
ックス状のケース2内に冷却液を図示しない箇所から注
入して液冷層3としたカプラー4の前面側、すなわち、
陰極線管1からの画像がカプラー4内部の液冷層3を経
由してスクリーン(図示せず)に向けて発せられるカプ
ラー4の側面には凹レンズ5が配置されている。該凹レ
ンズ5は、図示しないその他のレンズ群と共に画像の輝
度とコントラスト比を増加させるための投射レンズ群を
構成している。また、凹レンズ5はカプラー4の前面側
の金属板ケース2の円形の穴の端部に、その端部が重ね
合わさるように支持固定されている。
【0007】そして、本実施例の特徴はカプラー4の前
面側の金属板ケース2の内部の液冷層3側に向けて一対
の突起部7を設ける。この突起部7は図2(図1のA−
A線矢視図)に示すように、カプラー4前面の中央部に
配置される凹レンズ5の両側にそれぞれ直線状に形成さ
れる場合(図2(a))、またはリング状に設けられる
場合(図2(b))がある。そして、このプロジェクタ
ーはカプラー4前面が斜め上を向くようにして画像が陰
極線管1から発せられるので、カプラー4内部に冷却液
が注入された後、泡6が発生したとしても、その泡6は
突起部7で遮られて、カプラー4前面の中央部に配置さ
れた凹レンズ5の近傍に至ることはない。また、突起部
7はリング状のもの(図2(b))の方が凹レンズ5の
両側に直線状に形成されるもの(図2(a))より、カ
プラー4前面周辺部のいずれの方向からの泡6も凹レン
ズ5側への移行を防ぐ効果が大きい。本実施例によれ
ば、投射画像の進路には泡6が存在するおそれはなく、
画像に対して光学的な支障を与えることはない。特に、
凹レンズ5のコントラスト比の性能を低下させることを
防ぐことができる。また、カプラー4内への冷却液注入
時に多少の泡6の発生があっても良いので、カプラー4
内への冷却液注入作業を容易にし、同時に冷却液をカプ
ラー4から溢れるように注入する必要がないので冷却液
の無駄がなくなる。
【0008】実施例2 図3には、本発明の他の実施例のリアプロジェクシショ
ン方式のプロジェクター用陰極線管部分の要部断面概略
図を示す。この場合はカプラー4の前面の金属板ケース
2部分の中央部に設けられる円形の穴の端部の凹レンズ
5の支持部8は図3に示すように、カプラー4前面の成
す平面より一段下げた位置に設ける。このためカプラー
4の前面の金属板ケース2の凹レンズ5の支持部8には
段部が形成され、カプラー4内の液冷層3に泡6が発生
しても、この段部(支持部8)により泡6が凹レンズ5
近傍に到達することを防ぐことができる。こうして、本
実施例の場合も前記実施例1の場合と同様の作用効果が
ある。上記実施例では、カプラー前面に投影レンズを配
置したレンズ一体型の液冷型のプロジェクターを説明し
たが、該投影レンズに代えて、フェースプレートを用い
る場合も前記実施例と同様の効果がある。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、液冷層内に発生した泡
がカプラーの前面中央部に配置される投射レンズまたは
フェースプレート部分に到達する事ができないので、画
質低下を防ぎ、また、カプラー内への冷却液注入作業を
容易にする。また、液冷層内での泡の発生が多少あって
もよいことから、冷却液をカプラーからオーバーフロー
させるように注入する必要がなくなり、冷却液の節減に
もなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のプロジェクター用陰極線
管のカプラー部分の断面概略図である。
【図2】 図1のA−A線矢視図である。
【図3】 本発明の一実施例のプロジェクター用陰極線
管のカプラー部分の断面概略図である。
【図4】 プロジェクター用陰極線管の構成を説明する
図である。
【図5】 従来技術のプロジェクター用陰極線管のカプ
ラー部分の問題点を説明する概略図である。
【符号の説明】
1…陰極線管、2…金属板ケース、3…液冷層、4…カ
プラー、5…凹レンズ、6…泡、7…突起部、8…支持

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管と、該陰極線管の前面に設けら
    れた内部に冷却液からなる液冷層を形成したカプラーと
    該カプラーの前面中央に支持させた投影レンズまたはフ
    ェースプレートとを備えたプロジェクター用陰極線管に
    おいて、 カプラーの前面の投影レンズまたはフェースプレート支
    持部近傍に冷却液注入時に発生する泡が投影レンズまた
    はフェースプレート支持部側に移行するのを防ぐ障害部
    を設けることを特徴とするプロジェクター用陰極線管。
  2. 【請求項2】 障害部はカプラーの前面の投影レンズま
    たはフェースプレート支持部周辺においてカプラー内側
    に突出して設けられた突起部で構成されることを特徴と
    する請求項1記載のプロジェクター用陰極線管。
  3. 【請求項3】 障害部はカプラーの前面の成す平面より
    内側に窪ませた投影レンズまたはフェースプレート支持
    部で構成されることを特徴とする請求項1記載のプロジ
    ェクター用陰極線管。
JP5463194A 1994-02-28 1994-02-28 プロジェクター用陰極線管 Pending JPH07240161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5463194A JPH07240161A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 プロジェクター用陰極線管

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JP5463194A JPH07240161A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 プロジェクター用陰極線管

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JPH07240161A true JPH07240161A (ja) 1995-09-12

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ID=12976112

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JP5463194A Pending JPH07240161A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 プロジェクター用陰極線管

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JP (1) JPH07240161A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297699A (ja) * 2000-04-17 2001-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液冷型陰極線管の製造方法と製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001297699A (ja) * 2000-04-17 2001-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液冷型陰極線管の製造方法と製造装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020702