JPH07239883A - 見積積算装置 - Google Patents

見積積算装置

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JPH07239883A
JPH07239883A JP2846594A JP2846594A JPH07239883A JP H07239883 A JPH07239883 A JP H07239883A JP 2846594 A JP2846594 A JP 2846594A JP 2846594 A JP2846594 A JP 2846594A JP H07239883 A JPH07239883 A JP H07239883A
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JP
Japan
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unit price
cost
product
construction
construction cost
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Application number
JP2846594A
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English (en)
Inventor
Takuro Iwamura
拓朗 岩村
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CADシステムにおいて、設計される製品の
見積りを行う際に、データのメンテナンス等の省力化を
図る。 【構成】 設計された住宅に割り付けられた部材の部材
コードに基づいて、検索手段bが第一の記憶手段a1か
らその部材の単価を検索する。次に、施工費演算手段d
が、上記部材コードに基づいて第一の記憶手段a1から
のべ作業時間を検索する。そして、施工費演算手段dが
上記のべ作業時間に第二の記憶手段a2に記憶された単
位時間当たりの作業費を乗算して、施工費を求める。そ
して、積算手段cが、上述のように求められた各部材の
単価と施工費とを積算して見積りを求める。上記施工費
の実際の値の変動に対しては、上記第二の記憶手段a2
の単位時間当たりの作業費を更新することにより容易に
対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品を設計するに際
し、上記製品に使用される部材が決定した段階で、上記
部材の材料費及び施工費を積算して見積りを行うための
見積積算装置に係わり、特に、住宅のように構成する部
材点数が多く、個々の住宅毎に異なる部材が要求される
ことが多い製品に好適に用いられる見積積算装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の設計においては、設計作業
を省力化するために、いわゆるCAD(computer aided
design) システムが用いられるようになっている。従
来の住宅用のCADシステムにおいては、オペレータの
支持により、予め記憶された各種のデータに基づいて住
宅の構造が決定され、該住宅の構造が間取り図、斜視
図、設計図等の図面として出力されるようになってい
る。また、CADシステムによっては、予め記憶された
外装や内装の色や部材を選択することにより、外装や内
装を決定するものある。さらに、上記CADシステムに
は、決定された住宅の構造、内装、外装に基づいて、簡
単な見積りを求めるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、住宅等の建
築物は、発注者の意向に基づいて個々に設計されて建築
されるので、各建築物は、基本的に互いに異なるものと
なっているとともに、建築物は、その躯体を構成する
柱、梁、壁、床等の部材の他に、外装や内装に用いられ
る多数の部材が存在する。
【0004】そこで、CADシステムにより、できるだ
け正確な見積りを求めようとした場合には、多数の部材
の製品番号や単価等を記憶したデータベースを必要とし
ている。そして、見積りを求めるためには、個々の部材
の単価だけではなく、上記部材をとりつける際にかかる
施工費用も必要となる。すなわち、住宅に使用される部
材に基づいて、住宅を構築するための費用を求めようと
した場合には、少なくとも各部材の単価と、各部材の施
工費とのデータが必要となり、見積りを求める際に、部
材毎に単価と施工費のデータを、たとえば、それぞれ異
なるコードNo.により検索することになる。
【0005】また、部材の単価は、固定のものではな
く、需要と供給のバランスや、その他の要因により変動
するものであり、また、施工費も人件費や、その他の要
因により変動するものであり、正確な見積りを行うため
には、上記単価と施工費のデータは、常に最新のデータ
に変換する必要がある。
【0006】しかし、上述のように単価と施工費との二
つのデータを、頻繁に変更する作業は煩雑なものであ
り、データのメンテナンスに大きな労力を必要とすると
いう問題があった。特に、人件費が大きな変動要因とな
る施工費は、比較的短期間のうちに変動する可能性が高
く、施工費のデータのメンテナンスの煩雑さが大きな問
題となる可能性がある。また、住宅などにおいては、見
積りを出した時と、実際の施工を行う時との間に長い期
間のずれがある場合があり、見積りでだされた住宅の施
工費用と、実際に住宅を建築した際の施工費用との間に
大きな差が生じる可能性があり、見積りの正確さを損な
う要因となっている。
【0007】以上のように、正確な見積りを行うには、
各部材の単価や施工費のデータをメンテナンスするため
に煩雑な作業を必要とするとともに、実際に住宅を構築
する時期に対して見積りをいつ行うかによっても見積り
の正確さに影響がでるといった問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、比較的簡単なデータのメンテナンスにより、常
時正確に、多くの部材からなる製品の見積りを出力する
ことができる見積積算装置を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の本発
明の見積積算装置は、図1に示すように、多種の部材か
ら構築される製品の構築に必要な費用を積算するための
ものであり、上記各部材を示す部材コードと各部材の単
価と各部材を上記製品に取り付けるのに必要な施工費と
を対応させたデータテーブルatを記憶した記憶手段a
と、上記製品の構築に必要な部材の単価と施工費とを上
記部材コードに基づいて検索する検索手段bと、上記検
索手段bにより求められた単価及び施工費と、上記製品
の構築に必要な部材の量とから上記製品の構築に必要な
費用を積算する積算手段cと、を具備してなることを上
記課題の解決手段とした。
【0010】また、上記請求項2記載の本発明の見積積
算装置は、多種の部材から構築される製品の構築に必要
な費用を積算するためのものであり、上記各部材を示す
部材コードと各部材の単価と各部材を上記製品に取り付
けるのに必要なのべ作業時間とを対応させたデータテー
ブルatを記憶した第一の記憶手段a1と、上記部材を
取り付けるのに必要な単位時間当たりの作業費を記憶し
た第二の記憶手段a2と、上記製品の構築に必要な部材
の単価とのべ作業時間とを上記部材コードに基づいて検
索する検索手段bと、上記検索手段bに検索されたのべ
作業時間と上記第二の記憶手段a2に記憶された単位時
間当たりの作業費とから上記部材を上記製品に取り付け
るのに必要な施工費を求める施工費演算手段dと、上記
検索手段bにより求められた単価と、上記施工費演算手
段dにより求められた施工費と、上記製品の構築に必要
な部材の量とに基づいて上記製品の構築に必要な費用を
積算する積算手段cと、を具備してなることを上記課題
の解決手段とした。
【0011】上記請求項3記載の本発明の見積積算装置
は、上記請求項1記載の構成に加えて、上記記憶手段a
に、上記単価及び施工費が複数の異なる時期毎に記憶さ
れ、上記検索手段bが、上記製品の構築に必要な部材の
単価と施工費とを上記部材コードと上記時期とに基づい
て検索することを上記課題の解決手段とした。
【0012】上記請求項4記載の本発明の見積積算装置
は、上記請求項2記載の構成に加えて、上記第一の記憶
手段a1に、上記単価が複数の異なる時期毎に記憶さ
れ、上記第二の記憶手段a2に、上記作業費が複数の異
なる時期毎に記憶され、上記検索手段bが、上記製品の
構築に必要な部材の単価を上記部材コードと上記時期に
基づいて検索し、上記施工費演算手段dが、上記検索手
段bに検索されたのべ作業時間と上記第二の記憶手段a
2から上記時期に基づいて検索した単位時間当たりの作
業費とを用いて上記製品に取り付けるのに必要な施工費
を求めることを上記課題の解決手段とした。
【0013】本発明の上記請求項5記載の本発明の見積
積算装置は、上記請求項2または4記載の構成に加え
て、上記第一の記憶手段a1に記憶されたデータテーブ
ルatにおいて、各部材が複数の区分に区分けされて記
憶され、上記第二の記憶手段a2に、上記区分毎に単位
時間当たりの作業費が記憶され、上記施工費演算手段d
が、上記検索手段bに検索されたのべ作業時間と、上記
第二の記憶手段a2に記憶され、かつ、上記のべ作業時
間に対応する部材の区分における単位時間あたりの作業
費とから上記部材を上記製品に取り付けるのに必要な施
工費を求めることを上記課題の解決手段とした。
【0014】上記請求項6記載の本発明の見積積算装置
は、上記請求項1ないし5記載の構成に加えて、上記デ
ータテーブルatに、各部材に対応して経費率が登録さ
れ、上記積算手段cが、上記経費率と、上記単価と、上
記施工費と、上記製品の構築に必要な部材の量とに基づ
いて上記製品の構築に必要な費用を積算することを上記
課題を解決する手段とした。
【0015】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、製品に使用
される部材が確定した段階で、上記記憶手段aに記憶さ
れたデータテーブルatから上記確定した部材の部材コ
ードに基づいて、検索手段bにより部材の単価と施工費
を検索することができる。そして、積算手段cが、上記
検索手段bにより検索された部材の単価と施工費とを積
算していくことにより、上記製品の構築に必要な費用を
見積もることが可能となる。
【0016】すなわち、上記部材コードに対応するデー
タとして、部材の単価と該部材を上記製品に取り付ける
ための費用とが上記データテーブルatに登録されてい
るので、上記製品に使用する部材が確定し、確定した各
部材の部材コードが求められれば、上記部材コードによ
り単価と施工費とが同時に求められ、一つ一つの部材の
単価と施工費を積算していくことにより、容易に上記製
品の構築に必要な費用を見積もることができる。
【0017】また、上記請求項2記載の構成によれば、
製品に使用される部材が確定した段階で、上記第一の記
憶手段a1に記憶されたデータテーブルatから上記確
定した部材の部材コードに基づいて、検索手段bにより
部材の単価と該部材を製品に取り付けるためののべ作業
時間を検索することができる。そして、上記施工費演算
手段dが、上記検索手段bにより検索された上記のべ作
業時間と、上記第二の記憶手段a2に記憶された単位時
間当たりの作業費とから上記部材を上記製品に取り付け
るの必要な施工費を演算することができる。そして、積
算手段cが、上記検索手段bにより検索された部材の単
価と上記施工費演算手段dにより求められた施工費とを
積算していくことにより、上記製品の構築に必要な費用
を見積もることが可能となる。
【0018】すなわち、上記請求項1記載の構成と同様
に、上記製品に使用する部材が確定し、確定した各部材
の部材コードが求められれば、一つの上記部材コードに
より検索手段bにより部材の単価が求められ、施工費演
算手段dにより部材の施工費が求められ、これら単価及
び施工費を積算していくことにより、容易に上記製品の
構築に必要な費用を見積もることができる。また、上述
のように第一の記憶手段a1のデータテーブルatに、
施工費に代えて上記部品を上記製品に取り付けるのに必
要なのべ作業時間を登録し、第二の記憶手段a2に単位
時間当たりの作業費を登録し、上記施工費演算手段dに
より、上記のべ作業時間と単位時間当たりの作業費とか
ら上記部材を上記製品に取り付けるの必要な施工費を求
めるようにしているので、人件費の変化により上記施工
費が変化する場合には、上記第一の記憶手段a1のデー
タテーブルatの各部材のデータを変更せずに、第二の
記憶手段a2の単位時間当たりの作業費を変更するだけ
で対応することができる。
【0019】すなわち、第2の記憶手段a2の作業費を
変更するだけで、人件費の変動に対応することができ、
上記データテーブルatの各部材の施工費のデータを個
々に変更するのに比較して、データのメンテナンスを極
めて容易なものとすることができる。また、上記請求項
1記載の構成に加えて上記請求項3記載の構成によれ
ば、記憶手段aに、上記単価及び施工費が複数の異なる
時期毎に記憶され、かつ、上記検索手段bは、上記部材
の単価及び施工費を求める際に、上記部材の部材コード
に基づいて検索するとともに、上記時期に基づいて検索
することになる。
【0020】従って、上記時期によって異なる値の見積
りを算出することが可能となる。上述のように時期によ
って異なる値の見積りを算出することが可能となること
によって、たとえば、上記製品の注文主が、上記製品の
施工者に対して、一年後ぐらいに、上記製品の構築を注
文したいので、仮の見積りを算出してほしいと頼んだ場
合などに、上記記憶手段aに、現在の各部材の単価及び
施工費と、一年後の価格や人件費の変動を予想して算出
した一年後の各部材の単価と施工費とを記憶しておくこ
とにより、一年後に予想される上記製品の見積りを得る
ことができる。
【0021】上記予想された見積りは、単に現在の各部
材の単価及び施工費で見積りを算出した場合に比較し
て、一年後に実際に製品を構築するのにかかる費用に近
くなる可能性が高い。従って、上記構成の見積積算装置
によれば、時期のずれによる見積りの変動を予測して、
より正確な見積りを得ることが可能となる。上記請求項
2記載の構成に加えて上記請求項4記載の構成によれ
ば、上述のように施工費のデータのメンテナンスを容易
にすることができるとともに、上記請求項3記載の構成
と同様な作用を得ることができる。
【0022】また、上記請求項2または4記載の構成に
加えて、上記請求項5記載の構成によれば、第1の記憶
手段a1に記憶されたデータテーブルatに登録された
各部材は、複数の区分に区分けされ、かつ、上記第二の
記憶手段a2に記憶された作業費も上記複数の区分に区
分けされているので、上記区分毎に異なる単位時間当た
りの作業費を登録することができる。したがって、たと
えば、上記製品を住宅とした場合に、各部材は、大工、
配管工、電気工など、多種の業者が、部材の取り付けを
行うことになり、各業者により(すなわち、施工の種類
により)作業にかかる費用が異なるものとなっている。
【0023】そして、第一の記憶手段a1に記憶された
データテーブルatにおいて、実際に施工を行う業者毎
に各部材を区分し、第二の記憶手段a2に上記区分毎に
上記業者に対応する単位時間当たりの作業費を登録して
おくことにより、各業者の作業費に対応した正確な見積
りを算出することが可能となる。上述の各構成に加えて
上記請求項6記載の構成によれば、上記データテーブル
atに、各部材に対応して経費率が登録され、上記積算
手段cは、上記経費率と、上記単価と、上記施工費と、
上記製品の構築に必要な部材の量と基づいて上記製品の
構築に必要な費用を積算するようになっているので、上
記構成において求められる見積りに施工者等の利益を含
むものとすることができる。
【0024】なお、前記「課題を解決するための手段」
及び「作用」の項において、図1に示す符号により本発
明を説明したが、本発明が図1に示す構成に限定される
趣旨でないことは勿論である。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の一実施例の見積積算装置を
図面を参照して説明する。なお、この実施例の見積積算
装置は、本発明の見積積算装置を、コンピュータシステ
ムにより構成されるCADシステムに応用したものであ
り、この実施例において、見積積算装置は、CADシス
テムの一部として機能するようになっている。そして、
CADシステムの一部である見積積算装置は、上記CA
Dシステムにより住宅が設計され、設計された住宅の各
部所に各部材(部品)を割り付けた後に、割り付けられ
た部材の部材コードから各部材の単価及び各部材を取り
付けるの必要な加工費(施工費)を検索し、これら単価
及び加工費を上記住宅に用いられる上記部材の量に基づ
いて積算して見積りを求めるものである。
【0026】また、上記CADシステムは、基本的に、
現場軸組による住宅ではなく、構築するに際し、予め、
工場で生産された床パネル、壁パネル、屋根パネルを建
築現場において組み付けることにより、床、壁、屋根等
を構築するパネル方式のプレハブ住宅の設計に用いられ
るものである。
【0027】次に、図2に示される見積積算装置を備え
たCADシステムの基本構成を参照して、見積積算装置
を説明する。図2に示す上記見積単価を備えたCADシ
ステムは、周知のように中央演算処理ユニットや内部記
憶装置となるRAM及びROM等のメモリなどを備えた
演算処理装置(いわゆるコンピュータ)1と、ハードデ
ィスク、光磁気ディスク等からなる補助記憶装置2と、
カラーディスプレイ等からなる表示装置3と、キーボー
ドや、マウス、タブレット、デジタイザー等のポインテ
ィングデバイスからなる入力装置4と、プリンター及び
プロッター等からなる出力装置5とを基本構成とするも
のである。
【0028】そして、上記補助記憶装置2には、少なく
とも部品情報マスタファイル2aと、加工費マスタファ
イル2bとのふたつのデータファイルが記憶されてい
る。上記部品情報マスタファイル2aは、上記各部材の
部材コード毎に対応して、図3に示す部材の名称
(A)、構成区分(B)、部材の規格寸法(C)、単位
区分(D)、材工区分(E)、施工費(F)、部材単価
(G)の7つの項目のデータがデータテーブルとして登
録されたものである。
【0029】なお、図3は、上記データテーブルの項目
を図示したものである。そして、上記部品情報マスタフ
ァイル2aは、上述のように各部材の部材コードに対応
して上記7つの項目のデータを呼び出すことが可能とな
っている。また、上記CADシステム上において、各部
材を上記部材コードにより処理しており、部材の割り付
け等も上記部材コードにより行われている。従って、上
記部材コードにより、各部材のデータを呼び出せるよう
にしておけば、上記CADシステム上の処理の全てが可
能となるようになっている。
【0030】そして、上記部材の名称(A)は、部材の
製品名が登録される項目である。上記構成区分(B)
は、後述する上記部品情報マスタファイル2aへの部材
のデータの登録のしかたにより発生したものである。す
なわち、上記部品情報マスタファイル2aに部材を登録
する際には、たとえば、システムキッチンセットのよう
に複数の部材から構成されるセットで登録できるととも
に、上記システムキッチンセットを構成する各部材を別
に登録できるようになっている。そして、上記セットで
一括登録されたものと、該セットを構成する部材を個別
に登録したものとを識別できるように構成区分により区
分けしており、たとえば、上記セットを構成する部材を
個別に登録した場合には、構成区分のコードを1とし、
セットで部材を一括登録した場合には、構成区分のコー
ドを2とするようになっている。
【0031】上記部材の規格寸法(C)は、部材のサイ
ズ及び仕様等が登録される項目である。また、単位区分
(D)は、部材を発注する際に、部材によって、長さ
(m単位)で発注するものや、面積(m×m単位)で発
注するものや、1セット単位で発注するものや、その他
の単位で発注するものがあり、その部材の発注用の単位
が登録される項目である。
【0032】上記材工区分(E)は、後述する上記部品
情報マスタファイル2aへの部材のデータの登録しかた
により発生したものである。すなわち、住宅を構成する
部材において、たとえば、内装用のクロスを発注する際
に、所定幅のクロスを長さで発注し、クロスを貼る作業
を発注する際に、壁の内面の面積で発注するようになっ
ていた場合に、一つの部材で上記単位区分(D)が異な
ることになるので、一つの部材コードに対応して、部材
の単価と部材の施工費との両方を登録することが困難な
場合があり、このような場合は、例外として部材単価
(G)と部材の施工費(F)を別々の部材コードで部品
情報マスタファイル2aに登録できるようになってい
る。
【0033】従って、部品情報マスタファイル2aに
は、上述のように一つの部材について、部材だけを登録
するものと、部材の施工だけを登録するものと、部材及
び施工の両方を登録するものとが存在することになるの
で、上記材工区分により、これらの違いを識別できるよ
うにしており、上記材工区分においては、部材だけ(施
工費のデータを含まない)を登録する「材料」のコード
と、部材の施工だけ(部材の材料単価のデータを含まな
い)を登録する「手間」と、部材及び施工の両方を登録
する「材工」の区分を示すコードとが登録されるように
なっている。
【0034】上記施工費(F)は、三つの施工工数区分
(Fa、Fb、Fc)に区分されるとともに、さらに各
施工工数区分は、工事区分(F1)、加工時間(F
2)、加工単価(F3)の三つの項目に分けられてい
る。上記三つの施工工数区分(Fa、Fb、Fc)は、
一つの部材を取り付けるにあたって、後述する工事区分
(F1)が異なる複数の工程が必要な場合に、一つの部
材に対して上記工事区分(F1)、加工時間(F2)、
加工単価(F3)の項目を工事区分が異なる工程毎に複
数登録できるように設けたものである。
【0035】従って、一つの部材の取り付け作業に異な
る工事区分の工程がある場合には、工事区分(F1)毎
に、加工時間(F2)、加工単価(F3)の項目を登録
できるようになっている。そして、上記工事区分(F
1)は、たとえば、基礎の構築は、型枠工や鉄筋工等の
コンクリート関係の業者が行い、空調関係の部材の取り
付け作業は空調関係の業者が行い、水回り関係の部材は
水道関係の業者が行い、電気の配線等の部材の取り付け
作業は電気関係の業者が行うというように、部材の種類
により、部材の取り付け作業を行う業者が異なるととも
に施工費も異なることから工事の種類毎に設けられた区
分である。
【0036】そして、上記工事区分(F1)には、たと
えば、基礎工事、空調工事、配管工事、電気工事、雑工
事(特に所定の業者でなくても良い作業)などがある。
また、部品情報マスタファイル2aの工事区分(F1)
は、後述する加工費マスタファイル2bの工事区分(F
1)と対応するようになっている。上記加工時間(F
2)(図4に図示)は、各部材を取り付けるのに要する
のべ作業時間である。すなわち、上記加工時間(F2)
は、作業時間×作業員の人数を示すものであり、上記加
工費マスタファイル2bの後述する単位時間当たりの見
積単価(H1)(図4に図示)を乗算して、加工単価
(F3)を求めるための数値である。
【0037】上記加工単価(F3)は、上記部品情報マ
スタファイル2a上において、空欄となったデータ項目
であり、演算処理装置1により、上記部品情報マスタフ
ァイル2aの施工費(F)の上記加工時間(F2)と、
上記加工費マスタファイル2bの単位時間当たりの見積
単価(H1)とを乗算することにより求められるもので
あり、上記加工費マスタファイル2bの単位時間当たり
の見積単価(H1)(図4に図示)とリンクした項目と
なっている。
【0038】そして、上記加工費マスタファイル2bの
単位時間当たりの見積単価(H1)が更新されると、上
記部品情報マスタファイル2aの加工単価(F3)の項
目が更新されるようになっている。なお、加工単価(F
3)の更新は、上記加工単価(F3)の項目を呼び出す
毎に行うようにしても良く、また、上記見積単価(H
1)の項目を更新する際に上記加工単価(F3)の項目
を更新するようにしても良い。
【0039】上記部材単価(G)の項目は、三つの世代
(Ga、Gb、Gc)に区分されている。この三つの世
代は、過去、現在、未来の各部材の単価を示すためのも
のである。上記部品情報マスタファイル2aに登録され
た部材の価格は、たとえば、部材の仕入先との契約等に
基づき、半年程度の期間毎に全面価格改定されるように
なっており、上記現在の世代(Gb)は、最も近い全面
価格改定の際の部材の単価を示すためのものである。
【0040】また、上記過去の世代(Ga)は、上記現
在の世代(Gb)の全面価格改定の一つ前の全面価格改
定の際に決定した部材の単価を示すものである。そし
て、上記未来の世代(Gc)は、次期の全面価格改定が
行われた際の各部材の予想単価を示すためのものであ
る。そして、各世代(Ga、Gb、Gc)は、また、有
効開始日(G1)、材料単価(G2)、施工経費率(G
3)、販売経費率(G4)、発注用単価(G5)に区分
けされ、さらに、発注用単価(G5)は、区分1(G5
1)から区分5(G55)に項目分けされている。
【0041】上記有効開始日(G1)は、上記全面価格
改定において、改定された価格の運用を開始する日付を
示すものである。また、全面価格改定ではなく、個別の
価格改定があった場合にも、上記有効開始日(G1)
に、価格の運用を開始する日付を登録し、かつ、以下の
材料単価(G2)等の項目を更新することにより対応で
きるようになっている。
【0042】上記材料単価(G2)は、後述する発注単
価(G5)の各区分(G51〜G55)を代表する値で
あり、基本的に見積りに使用される各部材の単価を示す
ものである。上記施工経費率(G3)は、施工者の経費
として、上記材料単価(G2)に示される値と上述のよ
うに求められる加工単価(F3)の値との和に対する施
工者のマージンの割合を示すものであり、見積りに際し
ては、上記材料単価(G2)と加工単価(F3)との和
に上記施工者のマージンが上乗せされることになる。
【0043】上記販売経費率(G4)は、住宅の販売者
の経費として、上記材料単価(G2)の値と上記加工単
価(F3)の値と上述のように求められた施工経費(施
工者のマージン)との和に対する販売者のマージンの割
合を示すものであり、見積りに際しては、上記材料単価
(G2)の値と加工単価(F3)の値と上記施工経費と
の和に上記販売者のマージンが上乗せされることにな
る。
【0044】上記発注用単価(G5)は、実際に部材を
発注する際の価格であり、同じ部材でも仕入先によって
異なる場合があるとともに、仕入先と受入先との位置関
係による輸送コストの違いなどによっても異なることが
あり、異なる価格を区分1(G51)から区分5(G5
5)に五つまで登録できるようになっている。なお、上
記材料単価(G2)は、上記発注用単価(G5)に対応
して決められたものであり、主に見積りを求める際に使
用される値であり、仕入先等の違いにより見積りの値が
変動しないようにしている。
【0045】また、各発注用単価(G5)の区分(G5
1〜G55)は、発注書を出力するために用いられるも
のであり、上記発注用単価(G5)の区分(G51〜G
55)により発注先が指定できるようになっている。ま
た、見積書の出力に当たって、必ずしも上記材料単価
(G2)を用いる必要はなく、より実際の費用に近い発
注用単価(G5)の区分(G51〜G55)を用いるよ
うにしても良い。
【0046】上記加工費マスタファイル2bには、図4
に示すように工事区分(F1)と単位時間当たり単価を
示す施工費(H)との二つの項目がある。なお、図4
は、加工費マスタファイル2bにデータテーブルとして
記憶されたデータの項目を示す図面である。
【0047】そして、上記工事区分(F1)の項目は、
部品情報マスタファイル2aの施工費(F)の工事区分
(F1)に対応するものであり、実際の加工単価(F
3)を演算する際には、部材の部材コードに対応して検
索された工事区分(F1)に対応した加工費マスタファ
イル2bの工事区分(F1)の単位時間当たりの施工費
(H)が参照され、上述のように部品情報マスタファイ
ル2aの施工費(F)の加工時間(F2)と上記工事区
分(F1)に対応する単位時間当たり施工費(H)とが
乗算されて施工単価を算出するようになっている。
【0048】また、上記単位時間当たり施工費(H)
は、上記部品情報マスタファイルの上記単価(G)の項
目の三つの世代(Ga、Gb、Gc)に対応する三つの
世代(Ha、Hb、Hc)の区分があり、かつ、各世代
(Ha、Hb、Hc)には、見積単価(H1)、発注用
単価(H2)とがあり、さらに、発注用単価(H2)に
は、区分1(H21)から区分5(H25)の項目があ
る。
【0049】上記発注単価(H2)の区分1(H21)
から区分5(H25)は、上記部品情報マスタファイル
2aの部材単価(G)の発注用単価(G5)の区分1
(G51)から区分5(G55)と同様に発注先の違い
等により異なる作業費を登録するために用いられるもの
である。
【0050】また、見積単価(H1)は、上記部品情報
マスタファイル2aの部材単価(G)の材料単価(G
2)と同様に、発注単価(H2)の区分1(H21)か
ら区分5(H25)の値を統一するために設けられた値
でり、見積書の作成に当たっては、見積単価(H1)が
用いられ、発注に当たっては、発注先により区分1(H
21)から区分5(H25)のいずれか一つの値が用い
られるようになっている。なお、上記部品情報マスタフ
ァイル2aの場合と同様に見積書の出力に当たって、必
ずしも見積単価(H1)を参照する必要はなく、発注用
単価(H2)のいずれか一つの区分(H21〜H25)
を指定しても良い。
【0051】上記演算処理装置1は、基本的には、周知
の住宅用のCADシステムとしての機能を有するもので
ある。また、上記演算処理装置1は、住宅の構造として
用いられる上記各種パネルを壁、床、屋根等に割り付け
る機能と、上記パネル以外の部材を同様に割り付ける機
能と、住宅の内装や外装に用いられる部材を割り付ける
機能とを有する。
【0052】さらに、上記演算処理装置1は、見積積算
装置の機能として、以下のような機能を有する。まず、
演算処理装置1は、上記CAD システムにより、構築
すべき住宅に割り付けられた各部材の部材コードに基づ
いて、上記部品情報ファイル2aを参照して、割り付け
られた各部材の材料単価(G2)、工事区分(F1)、
加工時間(F2)等のデータを検索する機能を有する。
【0053】また、演算処理装置1は、上述のように検
索された各部材の工事区分をもとに上記加工費マスタフ
ァイル2aを参照して、割り付けられた各部材の単位時
間当たりの見積単価を検索する機能を有する。そして、
演算処理装置1は、上述のように検索された各部材の加
工時間と単位時間当たりの加工費を乗算して、加工単価
(F3)を算出する機能を有する。
【0054】また、演算処理装置1は、上記部品情報フ
ァイルから部材コードに基づいて検索される施工経費率
(G3)、販売経費率(G4)を用いて、上記材料単価
(G2)にマージンを加えた価格を算出する機能を有す
る。さらに、演算処理装置1は、上述のように算出され
たマージンを含む価格を積算して住宅に関する見積りを
算出する機能を有する。そして、演算処理装置1は、上
記見積り結果を所定のフォーマットで見積書や発注書と
して出力装置から出力する機能を有する。
【0055】以上のような構成の見積積算装置を備えた
住宅用のCADシステムを用いて構築すべき住宅の構築
費用についての見積りを行なう方法を説明する。まず、
CADシステムにおいて住宅を設計するとともに、住宅
の各部所に各部材の割り付けを行う。割り付けられた部
材は、その部材を示す部材コードとその量が補助記憶装
置2に記憶される。
【0056】そこで、入力装置4より見積りの算出を指
示すると、演算処理装置1は、部品情報マスタファイル
2aを上記補助記憶装置2に記憶された部材コードに基
づいて検索し、各部材コードに対応する部材単価(G)
と施工単価(F)との項目のデータを読み出す。なお、
この際には、見積りを開始するにあたって、オペレータ
に日付(単価採用日、上述の部材単価(G)及び施工費
(H)の世代(Ga、Gb、Gc、Ha、Hb、Hc)
のうちのどの世代の材料単価(G2)及び見積り単価
(H1)を用いるかを決定する日付)の入力を要求する
ようになっており、オペレータが日付を入力する。この
日付としては、例えば、これから算出する見積りが、発
注者と施工者との間で近日中に行われる契約の際に用い
られるものであれば、現在の日付もしくは契約予定日を
用いる。また、既に、発注者と施工者の間で契約が済
み、一度見積りが求めらた後に、設計変更等により再び
見積りを求め直すような場合には、契約日もしくは先に
求めた見積りの日付をオペレータが入力するようになっ
ている。また、住宅の施工開始日が、かなり先の場合
(例えば、契約日から半年以上後に施工するような場
合)や、半年から一年ぐらい後に、住宅を構築する予定
があり、仮の見積りを求めたい場合などには、施工開始
予定日をオペレータが入力するようになっている。
【0057】そして、演算処理装置1は、上記オペレー
タの入力した日付に基づいて、上記部材単価(G)及び
施工費(H)の世代(Ga、Gb、Gc、Ha、Hb、
Hc)を選択することになる。ここで演算処理装置1
は、上記部材単価(G)の各世代(Ga、Gb、Gc)
の有効開始日(G1)と、入力された上記日付を比較す
る。そして、演算処理装置1は、上記日付が過去の世代
(Ga)の有効開始日(G1)より後で、現在の世代
(Gb)の有効開始日(G1)より前ならば過去の世代
を選択し、上記日付が現在の世代(Gb)の有効開始日
(G1)より後で、未来の世代(Gc)の有効開始日
(G1)より前ならば現在の世代を選択し、上記日付が
未来の世代(Gc)より後ならば未来の世代(Gc)を
選択する。なお、入力された日付が過去の世代(Ga)
の有効開始日(G1)より前の場合には、過去の世代
(Ga)を選択するようにしても、オペレータに上記日
付に対応するデータが無いことを警告するようにしても
良い。
【0058】そして、上記過去の世代(Ga)が選択さ
れた場合には、現在の一つ前の取引価格で見積りを算出
できるようになっているが、これは以下のような場合に
使用するものである。たとえば、数カ月後に住宅を構築
するということで、住宅を設計するとともに、その時の
部材の価格に基づいてこの実施例の見積積算装置を用い
て住宅の見積りを行い、価格を決定して施主と施工者と
の間で契約を行ったものとし、その後住宅を構築する前
に、上記部品情報マスタファイル2aの部材単価(G)
が全面改定されたものとする。
【0059】そして、上記全面改定後で、かつ、住宅を
構築する前に、設計の一部を変更することになり、再度
見積りを行うことになった場合に、上記全面改定後の価
格を用いた場合には、住宅に用いられる全ての部材の値
上がり分が新たにプラスされた見積りが算出されてしま
うことになり、契約時の価格との間にずれがでてしまう
ことなる。そこで、上記過去の世代(Ga)の材料価格
(G2)を用いることにより、契約時の価格との間にず
れを生じることなく、上記設計変更部分を含む住宅の再
見積りを行うことが可能となる。
【0060】また、上述のように選択される未来の世代
(Gc)のデータは、たとえば、住宅の構築が半年後か
ら一年後に行われることがわかっている場合に、上記未
来の世代(Gc)のデータを用いて見積りを行うことに
より、見積価格と実際に半年後から一年後に住宅を建築
した際の価格とに、大きなずれがでるのを防止するため
のものであり、特に仮の見積りを出す際などに有効なも
のとなる。
【0061】以上のように、部材単価(G)には、三つ
の世代が用意されているので、見積りに際して、日付
(上記単価採用日)を入力することにより、入力された
上記日付が現在の世代(Gb)の有効開始日(G1)よ
り以前ならば過去の世代(Ga)を用い、上記日付が現
在の世代(Gb)の有効開始日(G1)より後で、未来
の世代(Gc)の有効開始日(G1)より前ならば現在
の世代(Gb)を用い、上記日付が未来の世代(Gc)
の有効開始日(G1)より後ならば未来の世代(Gc)
を用いることによって、上述のような見積りを行うこと
ができる。そして、演算処理装置1は、各部材コードに
対応するデータ項目において、上記日付により選択され
た世代(Ga、Gb、Gc)のデータから上述のように
材料単価(G2)、施工経費率(G3)、販売経費率
(G4)を読み込む。
【0062】なお、上述のように部材単価(G)には、
材料単価(G2)以外に複数の区分(G51〜G55)
に分けられた発注用単価(G)が登録されている。発注
用単価(G)は、実際に発注先に支払う部材単価(G)
であり、上述のように発注先等により異なる場合がある
ものであるが、これを材料単価(G2)に代えて用いる
ようにしても良い。なお、材料単価(G2))に代えて
発注用単価(G5)を用いる場合には、発注先に対応し
て発注用単価(G5)の区分(G51〜G55)を指定
する。
【0063】次に演算処理装置1は、上記部材コードに
基づいて部品情報マスタファイル2aの施工費(F)の
加工単価(F3)を検索して呼び出す。この際に、上記
加工費(F)の加工単価(F3)の項目は、上記加工費
マスタファイル2bのデータとリンクしているので、ま
ず、上記部品情報マスタファイル2aの工事区分(F
1)を部材コードに対応して検索する。
【0064】次に、加工費マスタファイル2bの施工費
(H)を工事区分(F1)に基づいて検索する。この際
に、加工費マスタファイル2bの施工費(H)のデータ
も、上記部品情報マスタファイル2aの部材単価(G)
の項目と同様に三つの世代(Ha、Hb、Hc)を有す
るので、上記部材単価(G)の場合と同様に一つの世代
(Ha、Hb、Hc)を選択する。また、各世代(H
a、Hb、Hc)のデータには、上記部品情報マスタフ
ァイル2aの部材単価(G)の世代の項目と同様に見積
単価(H1)の他に発注用単価(H2)が五つの区分
(H21〜H25)に区分けされて登録されており、上
記部品情報マスタファイル2aを検索する場合と同様
に、見積単価(H1)に代えて発注用単価(H2)を用
いることができる。
【0065】そして、加工費マスタファイル2bから工
事区分(F1)に対応して検索された見積単価(H1)
もしくは発注用単価(H1)と、部品情報マスタファイ
ル2aの部材コードに基づいて検索された加工時間(F
2)とを乗算し、上記部品情報マスタファイル2aの施
工費(F)の加工単価(F3)を得ることができる。
【0066】なお、部品情報マスタファイル2aにおい
て、上記部材コードに対応する施工費(F)の項目の複
数の施工工数区分(Fa、Fb、Fc)にデータが登録
されている場合には、各施工工数区分(Fa、Fb、F
c)毎に上述の処理を行い、各施工工数区分毎に上記加
工単価を得る。
【0067】なお、部品情報マスタファイル2aの加工
単価(F3)の項目の値を加工費マスタファイル2bの
施工費(H)の項目のデータから求めるのは、演算処理
装置1による部材コードに基づいた加工単価(F3)の
検索時に行う必要はなく、たとえば、加工費マスタファ
イル2bのデータが更新された際に、全ての部材コード
に対応する加工単価(F3)の項目を上述のように求め
て更新登録するものとしても良い。
【0068】次に、上述のように演算処理装置1によ
り、設計された住宅に割り付けられた全ての部材の部材
コードに対応する材料単価(G2)(もしくは発注用単
価(G5))、施工経費率(G3)、販売経費率(G
4)、加工単価(F3)を求め、各材料単価(G2)と
加工単価(F3)の和に施工経費率(G3)乗算し、そ
の結果を材料単価(G2)と加工単価(F3)との和に
加算し、さらに、このように加算された値に販売経費率
(G4)を乗算し、その結果を材料単価(G2)と加工
単価(F3)と上述のようにように求められらた施工経
費との和に加算し、各部材の価格を決定する。
【0069】そして、設計された住宅に割り付けられた
各部材の上記価格を各部材の使用量に対応して積算する
ことにより、設計された上記住宅の見積りを算出する。
なお、実際の見積書として上記見積りを出力装置5から
出力する場合の書式は、特に限定されるものではなく、
たとえば、上記工事区分(F1)毎に、住宅に割り付け
られた部材を区分けし、各工事区分(F1)毎に上述の
ように求められた部材の価格を積算して、工事区分毎の
見積りを記載し、さらに全ての工事区分の見積りを積算
して住宅全体の見積りを記載するようにしても良い。ま
た、見積書に各部材の価格を全て羅列するようにしても
良い。
【0070】以上のように、この実施例の見積積算装置
によれば、一つの部材コードに基づいて部品情報マスタ
ファイル2aを検索することにより、部材自体の単価、
部材を取り付けるのに必要な施工費、部材の施工及び販
売の際のマージンの割合を求めることができ、容易に各
部材の価格を決定するとともに、決定された価格を積算
することにより、見積書を出力することができる。
【0071】また、上記見積積算装置によれば、部材単
価及び単位時間当たりの施工費の項目のデータが、過
去、現在、未来の三つの世代(Ga、Ha、Gb、H
b、Gc、Hc)で登録されているので、上述のように
部材の過去の価格で再び見積りを行いたい場合に、先に
行った見積りの日付を指定するだけで、過去の世代(G
a)に登録された部材の過去の価格による見積りを算出
することができ、また、住宅の構築開始時期がかなり先
になる場合に、施工開始日を指定することで、部材の未
来の予定価格により見積りを算出することができ、住宅
の構築開始時期がかなり先になる場合でも、実際の構築
の際の費用に対応した見積りと、極めて近い見積りを算
出することができる。
【0072】すなわち、この実施例の見積積算装置によ
れば、上述のように世代別のデータを登録しておくこと
により、見積りを行った時期と、住宅の構築を開始する
時期がづれても、極めて正確な見積りを行うことができ
る。
【0073】また、この実施例の見積積算装置によれ
ば、部材の取り付けにかかる施工費を部品情報マスタフ
ァイル2aに部材毎に固定した状態で登録せずに、部品
情報マスタファイル2aには、部材の工事区分(F1)
と、部材の取り付けにかかるのべ作業時間を示す加工時
間(F2)を登録し、部品情報マスタファイル2aとは
別の加工費マスタファイル2bに工事区分(F1)毎
に、単位時間当たりの施工費を示す見積価格(H1)を
登録しているので、部材の取り付けにかかる施工費を更
新する際には、部品情報マスタファイル2aの全ての部
材コードに対応するデータを更新する必要がなく、加工
費マスタファイル2bの工事区分(F1)毎の単位時間
当たりの施工費を更新するだけで良い。
【0074】すなわち、部品情報マスタファイル2aの
全ての部材コードに対応するデータに比較して、極めて
少ない数の加工費マスタファイル2bの工事区分(F
1)毎のデータを更新するだけで、部品情報マスタファ
イル2aの全ての部材コードに対応するデータを更新し
たことになり、施工費のデータのメンテナンスを極めて
容易なものとし、データメンテナンスの省力化を大幅に
達成することができる。
【0075】なお、上記部品情報マスタファイル2a及
び加工費マスタファイル2bにおいて、データテーブル
のデータ項目として、世代(Ga、Gb、Gc、Ha、
Hb、Hc)の項目数や発注用単価(G5、H2)の区
分(G51〜G55、H21〜H25)の項目数や施工
工数区分(Fa、Fb、Fc)の項目数は、上記図3及
び図4に示す項目数に限定されるものではなく、各項目
数を二つ以上の範囲で増減させても良い。たとえば、世
代数を過去と現在もしくは現在と未来の二つにしても良
く、逆に過去や未来の世代を二つ以上に増やしても良
い。
【0076】また、上記部品情報マスタファイル2a及
び加工費マスタファイル2bには、実際の発注先への発
注用単価(G5,H2)も価格の違いや発注先の違いに
より区分けして登録されており、見積書の出力以外に発
注書の出力も可能となっている。たとえば、上記部材コ
ード及び発注用単価(G5、H2)の区分(G51〜G
55、H21〜H25)を発注先に対応させておくこと
で、発注先を指定することにより、発注先に対応する部
材コードの名称(A)と発注用単価(G5、H2)の区
分(G51〜G55、H21〜H25)と、該区分の発
注用単価の値を検索することができ、発注先毎にまとめ
られた部材の名称と発注用単価を発注書として出力する
ことが可能となる。
【0077】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、上記請求
項1記載の見積積算装置によれば、上記部材の部材コー
ドに対応するデータとして、部材の単価と当該部材を上
記製品に取り付けるための費用とが上記データテーブル
に登録されているので、上記製品に使用する部材が確定
し、確定した各部材の部材コードが求められれば、一つ
一つの部材の単価と施工費を積算していくことにより、
容易に上記製品の構築に必要な費用を見積もることがで
きる。従って、部材の単価と当該部材を上記製品に取り
付けるための費用とを別々に検索する必要がなく、見積
りを算出する処理の省力化及び処理時間の短縮を図るこ
とができる。
【0078】また、上記請求項2記載の見積積算装置に
よれば、上記請求項1記載の構成と同様に、上記製品に
使用する部材が確定し、確定した各部材の部材コードが
求められれば、一つ一つの部材の単価と施工費演算手段
により求められた施工費を積算していくことにより、容
易に上記製品の構築に必要な費用を見積ることができ
る。
【0079】また、上述のように第一の記憶手段のデー
タテーブルに、施工費に代えて上記部品を上記製品に取
り付けるのに必要なのべ作業時間を登録し、第二の記憶
手段に単位時間当たりの作業費を登録し、上記施工費演
算手段により、上記のべ作業時間と単位時間当たりの作
業費とから上記部材を上記製品に取り付けるの必要な施
工費を求めるようにしているので、人件費の変化により
上記施工費が変化する場合には、上記第一の記憶手段の
データテーブルの各部材のデータを変更せずに、第二の
記憶手段の単位時間当たりの作業費を変更するだけで対
応することができる。
【0080】従って、第二の記憶手段の作業費を変更す
るだけで、人件費の変動に対応することができ、上記デ
ータテーブルの各部材のデータを個々に変更するのに比
較して、データのメンテナンスを容易なものとし、極め
て手間のかかるデータのメンテナンス作業を、大幅に省
力化することができる。
【0081】また、上記請求項1記載の構成に加えて上
記請求項3記載の構成によれば、記憶手段に、上記単価
及び施工費が複数の異なる時期毎に記憶され、かつ、上
記検索手段は、上記部材の単価及び施工費を求める際
に、上記部材の部材コードに基づいて検索するととも
に、上記時期に基づいて検索することになるので、上記
時期によって異なる値の見積りを算出することが可能と
なり、見積りの時期と住宅の構築開始時期とが大幅にず
れた場合でも、正確な見積りを得ることができる。
【0082】さらに、上記請求項2記載の構成に加えて
上記請求項4記載の構成によれば、上述のように施工費
のデータのメンテナンスを容易にすることができるとと
もに、上記請求項3記載の構成と同様な効果を奏するこ
とができる。
【0083】また、上記請求項2記載の構成に加えて、
上記請求項5記載の構成によれば、第1の記憶手段に記
憶されたデータテーブルに登録された各部材は、複数の
区分に区分けされ、かつ、上記第二の記憶手段aに記憶
された作業費も上記複数の区分に区分けされているの
で、上記区分毎に異なる単位時間当たりの作業費を登録
することができる。
【0084】従って、たとえば、上記製品を住宅とした
場合に、各部材は、大工、配管工、電気工事者など、多
種の業者が、部材の取り付けを行うことになり、各業者
により作業にかかる費用が異なるものとなっていも、第
一の記憶手段に記憶されたデータテーブルにおいて、実
際に施工を行う業者(工事の種類)毎に各部材を区分
し、第二の記憶手段に上記区分毎に上記業者(工事の種
類)に対応する単位時間当たりの作業費を登録しておく
ことにより、各業者の作業費に対応した正確な見積りを
算出することが可能となる。
【0085】上述の構成に加えて上記請求項6記載の構
成によれば、上記データテーブルに、各部材に対応して
経費率が登録され、上記積算手段は、上記経費率と、上
記単価と、上記施工費と、上記製品の構築に必要な部材
の量とに基づいて上記製品の構築に必要な費用を積算す
るようになっているので、上記構成において求められる
見積りに施工者の利益を含むものとすることができる。
【0086】すなわち、部材コードを検索するだけで、
部材の単価、施工費、これら単価や施工費にかかるマー
ジンを算出することができ、上記部材の単価、施工費、
マージンを別々に検索した場合に比較して、見積りを算
出する処理を省力化し、処理時間を大幅に短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の見積積算装置の基本構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施例の見積積算装置を適用したC
ADシステムの基本構成を示すブロック図である。
【図3】上記実施例の見積積算装置において用いられる
データテーブルの各項目を説明するための図面である。
【図4】上記実施例の見積積算装置において用いられる
データテーブルの各項目を説明するための図面である。
【符号の説明】
1 演算処理装置(検索手段b、積算手段c、施工費
演算手段d) 2 補助記憶装置(記憶手段a、第一の記憶手段a
1、第二の記憶手段a2) 2a 部品情報マスタファイル(データテーブルat)
見積積算装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多種の部材から構築される製品の構築に
    必要な費用を積算するための見積積算装置であって、 上記各部材を示す部材コードと各部材の単価と各部材を
    上記製品に取り付けるのに必要な施工費とを対応させた
    データテーブルを記憶した記憶手段と、 上記製品の構築に必要な部材の単価と施工費とを上記部
    材コードに基づいて検索する検索手段と、 上記検索手段により求められた単価及び施工費と、上記
    製品の構築に必要な部材の量とから上記製品の構築に必
    要な費用を積算する積算手段と、 を具備してなることを特徴とする見積積算装置。
  2. 【請求項2】 多種の部材から構築される製品の構築に
    必要な費用を積算するための見積積算装置であって、 上記各部材を示す部材コードと各部材の単価と各部材を
    上記製品に取り付けるのに必要なのべ作業時間とを対応
    させたデータテーブルを記憶した第一の記憶手段と、 上記部材を取り付けるのに必要な単位時間当たりの作業
    費を記憶した第二の記憶手段と、 上記製品の構築に必要な部材の単価とのべ作業時間とを
    上記部材コードに基づいて検索する検索手段と、 上記検索手段に検索されたのべ作業時間と上記第二の記
    憶手段に記憶された単位時間当たりの作業費とから上記
    部材を上記製品に取り付けるのに必要な施工費を求める
    施工費演算手段と、 上記検索手段により求められた単価と、上記施工費演算
    手段により求められた施工費と、上記製品の構築に必要
    な部材の量とに基づいて上記製品の構築に必要な費用を
    積算する積算手段と、 を具備してなることを特徴とする見積積算装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段には、上記単価及び施工費
    が複数の異なる時期毎に記憶され、 上記検索手段は、上記製品の構築に必要な部材の単価と
    施工費とを上記部材コードと上記時期とに基づいて検索
    することを特徴とする請求項1記載の見積積算装置。
  4. 【請求項4】 上記第一の記憶手段には、上記単価が複
    数の異なる時期毎に記憶され、 上記第二の記憶手段には、上記作業費が複数の異なる時
    期毎に記憶され、 上記検索手段は、上記製品の構築に必要な部材の単価を
    上記部材コードと上記時期に基づいて検索し、 上記施工費演算手段は、上記検索手段に検索されたのべ
    作業時間と上記第二の記憶手段から上記時期に基づいて
    検索した単位時間当たりの作業費とを用いて上記製品に
    取り付けるのに必要な施工費を求めることを特徴とする
    請求項2記載の見積積算装置。
  5. 【請求項5】 上記第一の記憶手段に記憶されたデータ
    テーブルにおいて、各部材が複数の区分に区分けされて
    記憶され、 上記第二の記憶手段には、上記区分毎に単位時間当たり
    の作業費が記憶され、 上記施工費演算手段は、上記検索手段に検索されたのべ
    作業時間と、上記第二の記憶手段に記憶され、かつ、上
    記のべ作業時間に対応する部材の区分における単位時間
    あたりの作業費とから上記部材を上記製品に取り付ける
    のに必要な施工費を求めることを特徴とする請求項2ま
    たは4記載の見積積算装置。
  6. 【請求項6】 上記データテーブルには、各部材に対応
    して経費率が登録され、上記積算手段は、上記経費率
    と、上記単価と、上記施工費と、上記製品の構築に必要
    な部材の量とに基づいて上記製品の構築に必要な費用を
    積算することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    に記載の見積積算装置。
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