JPH0723916A - 心拍検知装置 - Google Patents

心拍検知装置

Info

Publication number
JPH0723916A
JPH0723916A JP15517993A JP15517993A JPH0723916A JP H0723916 A JPH0723916 A JP H0723916A JP 15517993 A JP15517993 A JP 15517993A JP 15517993 A JP15517993 A JP 15517993A JP H0723916 A JPH0723916 A JP H0723916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heartbeat
waveform
action potential
waveform pattern
heart rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15517993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemitsu Sato
英充 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP15517993A priority Critical patent/JPH0723916A/ja
Publication of JPH0723916A publication Critical patent/JPH0723916A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、運転中のドライバの覚醒度低下の
判定を行なう場合に用いて好適な心拍検知装置に関し、
ハンドル操作や車の振動によるノイズの影響を取り除く
ことで誤検出を抑制し、心拍パルスの計測精度を向上さ
せることを目的とする。 【構成】 車両のハンドルに装着して、ドライバの両手
間の電位から心筋活動電位を計測する心筋活動電位計測
手段6と、該心筋活動電位計測手段6で抽出された心筋
活動電位に基づいて心拍情報を出力する心拍情報出力手
段9とをそなえて構成された心拍検知装置において、該
心拍情報出力手段9が、該心筋活動電位の波形パターン
に基づいて、心拍によって生成される固有の波形パター
ンであるがどうかを判定する判定手段7と、該判定手段
7で、心拍によって生成される固有の波形パターンであ
ると判定された場合に、心拍情報を出力する手段8とを
そなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転中のドライバの覚
醒度低下の判定を行なう場合に用いて好適な心拍検知装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の心拍検知装置を示すブロッ
ク図であるが、この図4において、1a,1bはそれぞ
れ、ハンドル20の左右に装着された電極であり、この
電極1a,1bは、ドライバの心拍数を検知するため
の、両手間の心筋活動電位を計測するものである。
【0003】すなわち、ドライバがハンドル20におけ
る電極1a,1bを、両手で握ることにより、両手間の
心筋活動電位が計測できるようになっている。また、2
は電極1a,1bからの電位差信号を増幅するための増
幅部であり、3は増幅部2からの増幅電位差信号につい
て雑音成分を排除するためのローパスフィルタであり、
4はローパスフィルタ3にてフィルタ処理の施された信
号を更に増幅させるための増幅部である。
【0004】10は比較器であり、この比較器10は、
増幅部4からの心筋電位差信号と所定の基準電圧とを入
力し、心筋電位差信号の電位が所定の基準電圧よりも大
きい波形部分を検出し、これ一回の心拍により現れる特
有の波形として判断して、心拍パルスとして出力するも
のである。このような構成により、従来の心拍検知装置
では、心筋活動電位をハンドル20の左右に装着された
2つの電極1a,1bにより計測し、この電位の大きい
波形部分を検出して心拍パルスとして出力している。
【0005】なお、特開昭63−84517号公報にて
公開された提案によれば、ハンドル部に複数の心拍検出
手段を設けて、これらの心拍検出手段からの心拍信号の
レベルの最大値を選択して心拍数の計測をすることによ
り、計測精度を向上させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4で
示したような従来の心拍検知装置では、2つの電極によ
る心筋活動電位の測定において、ハンドル操作中に、心
筋活動電位が他の筋電位又は手と電極1a,1bとの接
触抵抗変化により大きく変動するため、コンパレータ1
0がこれを検出して、心拍以外の点でも心拍パルスが出
力されるおそれがあり、これにより、計測精度を低下さ
せるという課題がある。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ハンドル操作や車の振動によるノイズの影響
を取り除くことにより誤検出を抑制し、心拍パルスの計
測精度を向上させた心拍検知装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の心拍検知装置では、車両のハンドルに装着し
て、ドライバの両手間の電位から心筋活動電位を計測す
る心筋活動電位計測手段と、心筋活動電位計測手段で抽
出された心筋活動電位に基づいて心拍情報を出力する心
拍情報出力手段とをそなえて構成された心拍検知装置に
おいて、心拍情報出力手段が、心筋活動電位の波形パタ
ーンに基づいて、心拍によって生成される固有の波形パ
ターンであるがどうかを判定する判定手段と、判定手段
で、心拍によって生成される固有の波形パターンである
と判定された場合に、心拍情報を出力する手段とをそな
えたことを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の本発明によれば、判
定手段が、心筋活動電位の波形パターンにおける波形立
上り部と波形立下り部との振幅比率を用いて、心拍によ
って生成される固有の波形パターンであるがどうかを判
定するように構成されたことを特徴としている。
【0010】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の心拍検知装置で
は、車両のハンドルに装着された心筋活動電位計測手段
により、ドライバの両手間の電位から心筋活動電位を計
測する。また、心拍情報出力手段では、心筋活動電位計
測手段で抽出された心筋活動電位に基づいて心拍情報を
出力する。
【0011】すなわち、心拍情報出力手段においては、
判定手段によって、心筋活動電位の波形パターンに基づ
いて、心拍によって生成される固有の波形パターンであ
るがどうかを判定し、心拍によって生成される固有の波
形パターンであると判定された場合には、心拍情報を出
力する。また、請求項2記載の本発明によれば、判定手
段では、心筋活動電位の波形パターンにおける波形立上
り部と波形立下り部との振幅比率を用いて、心拍によっ
て生成される固有の波形パターンであるがどうかを判定
している。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図で、こ
の図1において、1a,1bはそれぞれハンドル20の
左右に装着された電極であり、この電極1a,1bは、
ドライバの心拍数を検知するための、両手間の心筋活動
電位を計測するものである。
【0013】すなわち、ドライバがハンドル20におけ
る電極1a,1bを両手で握ると、この両手間の電位を
心筋活動電位として計測するようになっているのであ
る。また、2は増幅部であり、この増幅部2は、電極1
a,1bからの電位差信号を増幅するものである。そし
て、3はローパスフィルタであり、このローパスフィル
タ3は、増幅部2からの増幅電位差信号について、雑音
成分を排除するものである。さらに、4は増幅部であ
り、この増幅部4は、ローパスフィルタ3においてフィ
ルタ処理の施された信号に増幅処理を施すものである。
【0014】5はA/D変換部であり、このA/D変換
部5は、増幅部4で増幅された心拍信号についてA/D
変換を行ない、ディジタル心筋活動電位データとして心
拍情報出力手段9に出力するものである。従って、上記
の電極1a,1bと増幅部2とローパスフィルタ3と増
幅部4とA/D変換部5とにより、心筋活動電位計測手
段6を構成する。
【0015】ところで、心拍情報出力手段9は、心筋活
動電位の波形パターンに基づいて、心拍情報を出力する
ものであって、判定手段7と心拍情報を出力する手段8
とをそなえて構成されている。ここで、判定手段7は、
心筋活動電位の波形パターンに基づいて、心拍によって
生成される固有の波形パターンであるかどうかを判定す
るものである。具体的には、心筋活動電位の波形パター
ンにおける立上り部と立下り部の振幅比率を用いて、心
拍によって生成される固有の波形パターンであるかどう
かを判定するようになっている。
【0016】心拍情報を出力する手段8は、上記の判定
手段7によって、心拍によって生成される固有の波形パ
ターンであると判定された場合に、心拍情報を出力する
ものである。たとえば、心筋活動電位として図3(a)
に示すような波形が得られた場合は、判定手段7では、
この波形をA/D変換したもの(以下、心筋活動電位デ
ータと記載する)を複数個用いることにより、例えば図
3(a)の(Q)点から(R)点に至る立上りの傾きと
(R)点から(S)点に至る立下りの傾きを算出し、こ
の傾きの比が心拍によって生成される固有のものである
と判定されると、心拍情報を出力する手段8では、図3
(b)の(U)点に示すようにパルス波形を出力するよ
うになっているのである。
【0017】上述の構成により、本発明の一実施例とし
ての心拍検知装置の動作を図2のフローチャートを用い
て説明する。すなわち、電極1a,1bにより、ドライ
バの両手間の電位差を連続的に測定し、この連続的に測
定されてできる電位差の波形を、増幅部2,ローパスフ
ィルタ3及び増幅部4における処理を通じて、心筋活動
電位の波形としてA/D変換部5に出力し、A/D変換
処理を行なう。
【0018】そして、A/D変換部5でA/D変換処理
の施された心筋活動電位は、ステップB1で、ディジタ
ル信号の心筋活動電位データki として、判定手段7に
所定時間毎(例えば5ms程度毎)に格納され、最も新
しい12個の値(k1 〜k12)が、最新のものから順番
に蓄積されている。そして、ステップA1では、12個
の心筋活動電位データのうちで、後に蓄積された6個の
値(k1 〜k6 )について、k1 〜k6 の値が連続的に
増加しているか否かにより、連続立上りかどうかを判断
する。
【0019】k1 〜k6 が連続的な立上りである場合
は、ステップA2で、先に蓄積された6個の心筋活動電
位データの値(k7 〜k12)について、k7 〜k12の値
が連続的に減少しているか否かにより、連続立下りかど
うかを判断する。したがって、上記のステップA1及び
ステップA2により、連続立上り及び連続立下りにおけ
る波長が心拍による固有のものかどうかを判断すること
ができる。
【0020】ステップA2で、k7 〜k12が連続的な立
下りである場合は、ステップA3で、k1 〜k6 による
連続的立上りの累積加算値とk7 〜k12の連続的立下り
の累積加算値とを測定する。この測定された累積加算値
の比(立上りの累積加算値/立下りの累積加算値、すな
わち立上り部と立下り部の振幅比率)が、所定の範囲に
ある場合(この場合においては1/10と7/10との
間)は、心筋活動電位データk1 〜k12が、心拍によっ
て生成された固有のものであると判定され、ステップA
4で、心拍情報を出力する手段8により心拍パルスを出
力する。
【0021】このようにして得られた心拍パルスは、そ
の後、例えば覚醒度の判定のための入力情報として使用
される。なお、ステップA1で、k1 〜k6 が連続的な
立上りでない場合,k7 〜k12が連続的な立下りでない
場合及び累積加算値の比が所定の範囲にない場合は、処
理はステップA1に戻り、新しいk1 〜k12の値につい
ての同様の判定が行なわれる。
【0022】従って、ドライバの心拍の検出において、
ハンドル操作や車の振動によるノイズの影響を取り除く
ことにより誤検出を抑制することができ、従って、心拍
検出の精度向上に寄与できる利点があり、ひいては覚醒
度の判定精度の向上にも寄与しうるのである。なお、本
実施例においては、判定手段7は、心筋活動電位の波形
パターンにおける立上りと立下りの振幅比率を用いて心
拍検出を行なったが、本発明においては、心筋活動電位
データk1 〜k12を用いて傾きを求め、この傾きにより
心拍により生成する固有の波形を検知してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の心拍検知
装置によれば、車両のハンドルに装着して、ドライバの
両手間の電位から心筋活動電位を計測する心筋活動電位
計測手段と、該心筋活動電位計測手段で抽出された心筋
活動電位に基づいて心拍情報を出力する心拍情報出力手
段とをそなえて構成された心拍検知装置において、該心
拍情報出力手段が、該心筋活動電位の波形パターンに基
づいて、心拍によって生成される固有の波形パターンで
あるがどうかを判定する判定手段と、該判定手段で、心
拍によって生成される固有の波形パターンであると判定
された場合に、心拍情報を出力する手段とをそなえたこ
とにより、ハンドル操作や車の振動によるノイズの影響
を取り除くことにより誤検出を抑制することができ、従
って、計測精度を向上させる利点があり、ひいては覚醒
度の判定精度の向上にも寄与しうるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての心拍検知装置を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】本発明の一実施例における心拍情報出力手段の
動作を説明するための図である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b 電極 2 増幅部 3 ローパスフィルタ 4 増幅部 5 A/D変換部 6 心筋活動電位計測手段 7 判定手段 8 心拍情報を出力する手段 9 心拍情報出力手段 10 比較器 20 ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のハンドルに装着して、ドライバの両
    手間の電位から心筋活動電位を計測する心筋活動電位計
    測手段と、 該心筋活動電位計測手段で抽出された心筋活動電位に基
    づいて心拍情報を出力する心拍情報出力手段とをそなえ
    て構成された心拍検知装置において、 該心拍情報出力手段が、 該心筋活動電位の波形パターンに基づいて、心拍によっ
    て生成される固有の波形パターンであるがどうかを判定
    する判定手段と、 該判定手段で、心拍によって生成される固有の波形パタ
    ーンであると判定された場合に、心拍情報を出力する手
    段とをそなえたことを特徴とする、心拍検知装置。
  2. 【請求項2】該判定手段が、該心筋活動電位の波形パタ
    ーンにおける波形立上り部と波形立下り部との振幅比率
    を用いて、心拍によって生成される固有の波形パターン
    であるがどうかを判定するように構成されたことを特徴
    とする、請求項1記載の心拍検知装置。
JP15517993A 1993-06-25 1993-06-25 心拍検知装置 Withdrawn JPH0723916A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15517993A JPH0723916A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 心拍検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15517993A JPH0723916A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 心拍検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0723916A true JPH0723916A (ja) 1995-01-27

Family

ID=15600221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15517993A Withdrawn JPH0723916A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 心拍検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0723916A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007037100A1 (ja) * 2005-09-27 2009-04-02 シチズンホールディングス株式会社 心拍計および心拍検出方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007037100A1 (ja) * 2005-09-27 2009-04-02 シチズンホールディングス株式会社 心拍計および心拍検出方法
JP4657300B2 (ja) * 2005-09-27 2011-03-23 シチズンホールディングス株式会社 心拍計および心拍検出方法
US8655436B2 (en) 2005-09-27 2014-02-18 Citizen Holdings Co., Ltd. Heart rate meter and heart beat detecting method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6552013B2 (ja) マルチレートecg処理を使用するr−r間隔の測定
JP4289413B2 (ja) 生体情報測定装置
KR101406130B1 (ko) 박동 주기 산출장치 및 이것을 포함한 생체 센서
JP4458436B2 (ja) 心拍計および心拍波形のノイズ除去方法
US20150366473A1 (en) Pulse wave propagation time measurement device
JP2765602B2 (ja) 心電図解析装置のオートドリフトキャンセル回路
US20070142735A1 (en) Circuit and method for compensating for an electrode motion artifact
JP2007143623A (ja) 生体情報測定装置
JPH07284482A (ja) 心拍変動波形解析方法及び装置
JP5874367B2 (ja) 心拍信号処理装置、および心拍信号処理方法
JP5018569B2 (ja) 心電波形処理装置、心拍数測定装置
JPH0723916A (ja) 心拍検知装置
JP2000014653A (ja) 運転者心電信号計測装置
US5697378A (en) Method and apparatus for using multiple leads for QRS detection
JP2011200558A (ja) 生体情報取得装置
JPH05261071A (ja) 車載用心拍検出装置
JP2692733B2 (ja) 加速度心拍計
JP2923385B2 (ja) 路面形状計測装置
JP2727556B2 (ja) 前方路面凹凸検出装置
JP7382868B2 (ja) 車両用心電検出装置
JP4572536B2 (ja) サンプリング式測定装置
JP2002112973A (ja) 脈拍数測定装置
JP2849711B2 (ja) 加速度心拍計
JP5594105B2 (ja) 心肺機能測定装置及び心肺機能測定方法
JPH08126709A (ja) 心電計及び心電図解析装置の心電波形解析回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000905