JPH07239160A - 圧力緩衝装置 - Google Patents

圧力緩衝装置

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Publication number
JPH07239160A
JPH07239160A JP6030331A JP3033194A JPH07239160A JP H07239160 A JPH07239160 A JP H07239160A JP 6030331 A JP6030331 A JP 6030331A JP 3033194 A JP3033194 A JP 3033194A JP H07239160 A JPH07239160 A JP H07239160A
Authority
JP
Japan
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housing
fluid
pressure
heater
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP6030331A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Kato
昇三 加藤
Katsuyuki Tsuno
勝之 津野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP6030331A priority Critical patent/JPH07239160A/ja
Publication of JPH07239160A publication Critical patent/JPH07239160A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/04Devices damping pulsations or vibrations in fluids

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 緩衝能力を確実に維持することができ、且つ
寿命の長い圧力緩衝装置を提供する。 【構成】 本発明の圧力緩衝装置15は、流体の流路に
接続された接続口15aから流体の一部が導入される筐
体17と、筐体17内を加熱するヒータ19とを備え、
ヒータ19の加熱により流体の一部を気化させて筐体1
7内に圧力緩衝用のガス室を形成する。筐体17内に封
じ込まれたガスBは、流体に作用する圧力に応じてガス
室が体積変化することによって流体の圧力を緩衝する。
本発明では隔壁を必要としないので、隔壁の損傷や寿命
による緩衝能力の低下がなく、緩衝能力を確実に維持す
ることができ、且つ寿命が長い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力緩衝装置に関し、
特に、ポンプにより流体を圧送する際に管路内に生じる
圧力変動を緩衝する圧力緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公平2ー43014号公報、
実公昭55ー46939号公報に記載のように、冷媒回
路(流体回路)内の冷媒を圧縮機により圧送して、減圧
器、室内熱交換器、室外熱交換器を循環させる構成が知
られている。
【0003】このような冷媒回路等の循環回路において
は、圧縮機の吐出時等にピーク的な圧力変動(脈動)が
生じることが知られている。
【0004】かかる脈動は振動及び騒音の原因になるこ
とから、この脈動を防止するため圧縮機の吐出側の管路
に圧力緩衝器(圧力緩衝装置)を設ける場合がある。
【0005】従来の圧力緩衝装置は、図5に示すよう
に、流路の接続口41から流体Aの一部が導入される筐
体43内にゴム、ベローズやダイヤフラムからなる隔壁
45から構成されており、筐体43内において隔壁45
の一側にガス(空気)Eを封入する構成としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、隔壁は圧力を受けて伸縮や変形するものであるから
その寿命が短く、また、対象とする流体によっては化学
反応による劣化が生じやすい。特に、圧力緩衝装置の中
は外から見えないため、隔壁の損傷に気が付かない場合
がある。
【0007】即ち、従来の圧力緩衝装置は、その緩衝能
力の低下が生じ易く且つ寿命が短いという問題点があ
る。
【0008】従って、本発明の目的は、緩衝能力を確実
に維持することができ且つ寿命の長い圧力緩衝装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の圧力緩衝装置は、流体の流路に接続された
接続口から流体の一部が導入される筐体と、この筐体内
を加熱するヒータとを備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明の圧力緩衝装置は、流体の流
路に接続された接続口から流体の一部が導入される筐体
と、この筐体内を一定の温度に加熱するPTCサーミス
タとを備えることを特徴とする。
【0011】尚、PTCサーミスタとは、正特性サーミ
スタのことをいい、チタン酸バリウム等を主成分とする
半導体セラミックスで、所定の温度以上になるとその抵
抗値が急激に上昇する性質を持っているものをいう。
【0012】更に、もう一つの本発明の圧力緩衝装置
は、流体の流路に接続された接続口から流体の一部が導
入される筐体と、この筐体内を加熱するヒータとを備え
るとともに、前記筐体は前記接続口を下にして配置され
且つ前記ヒータは接続口の上方に配置されることを特徴
とする。
【0013】
【作用】本発明の圧力緩衝装置は、ヒータを加熱するこ
とによって、筐体内に導入された流体の一部を気化し、
これによって筐体内にガス室を形成する。このガスは筐
体内に封じ込まれた状態となり、流体に作用する圧力に
応じてガス室が体積変化することによって流体の圧力を
緩衝する。
【0014】本発明では隔壁を備える必要がないので、
隔壁の損傷や寿命による緩衝能力の低下が生じない。従
って、本発明の圧力緩衝装置は、緩衝能力を確実に維持
することができ且つ寿命が長い。
【0015】また、ヒータとしてPTCサーミスタを用
いれば、過熱を生じるおそれがなく、しかも一定の温度
を保持できるから常に一定の緩衝力を得ることができ
る。
【0016】ヒータを筐体の上部に設ける構成とするこ
とにより、重力の関係から筐体内で気化された気体は筐
体の上方に集まりガス室を形成するので、ヒータが直接
流体に影響を与えるのを防止するとともに装置の構成が
簡易にできる。
【0017】
【実施例】以下に、添付図面を参照して本発明の実施例
を詳細に説明する。尚、以下の実施例では、空気調和機
を例に用いて説明する。
【0018】図1に示すように、本発明の実施例にかか
る空気調和機3は、室内熱交換器5、室外熱交換器7、
加熱バーナ9、循環ポンプ11が配置された回路(流
路)を備えており、循環ポンプ11により熱媒体を圧送
して回路内に循環させている。
【0019】この回路には、循環ポンプ11の吐出側に
本発明にかかる圧力緩衝装置15が配置されている。
【0020】圧力緩衝装置15は、図2に示すように、
流体の回路に接続された接続口15aから流体(熱媒
体)の一部が導入される筐体17と、筐体17内を加熱
するヒータ19とを備えている。ヒータ19の表面は絶
縁部材21により絶縁されており、熱媒体Aの影響を受
けないようになっている。
【0021】筐体17は断熱材から作られており、ヒー
タ19の効率的な加熱が図られている。
【0022】回路(流路)に接続された接続口15a
は、重力方向に対して下向きに取り付けられており、こ
の接続口15aから筐体17に流体が導入されるように
なっている。
【0023】また、ヒータ19は筐体17において、接
続口15aと反対側である重力方向に対して上側に設け
られている。このように接続口15aを下に設け、ヒー
タ19を筐体17の上部に設ける構成とすることによ
り、重力の関係から筐体17内で気化されたガスBは筐
体17内の上部に集まりガス室を形成できる。従ってヒ
ータ19が直接流体に接することがなく、且つ圧力緩衝
装置の構成を簡易にできる。
【0024】ヒータ19としては、自己温度調節機能を
有するPTCサーミスタが用いられており、ヒータ19
が過熱するのが防止されているとともに、筐体内を一定
の温度に保持するようになっている。
【0025】ヒータ19は、本実施例では筐体17内に
配置しているが、これに限らず、筐体17内に埋め込ん
だり、筐体17の周囲に巻いたりするものであってもよ
い。また、ヒータ19としては、PTCサーミスタに限
らず、通常の電熱ヒータやセラミックヒータ等であって
もよい。
【0026】次に、本実施例の作用について説明する。
【0027】本実施例の空気調和機3は、暖房装置とし
て用いられるもので、室外熱交換器7において、加熱バ
ーナー9により熱媒体Aが加熱された後、熱媒体Aは室
内熱交換器5で放熱して室内を加熱する。
【0028】かかる熱媒体Aの循環は、循環ポンプ11
の駆動によりおこなうが、循環ポンプ11の吐出側で
は、吐出時に急激な圧力の高まりが生じるので、このよ
うな圧力の変動を、吐出側に設けられた圧力緩衝装置1
5により緩和している。
【0029】圧力緩衝装置15では、導線19a、19
bに通電することによって、ヒータ19が発熱する。一
方、接続口15aからは、筐体17内に流路内の熱媒体
(流体)が導入される。
【0030】ヒータ19の加熱により、熱媒体が加熱さ
れると、筐体17内の熱媒体が気化してガスBとなり、
図2に示すように筐体17内にガス室が形成される。
【0031】このように、筐体17内にガス室を形成す
ることによって、一般にガスの伸縮性が高いことから、
このガスBの伸縮性を利用して液体である熱媒体の圧力
を緩衝する。
【0032】この場合、ガス室はヒータ19を加熱する
だけで形成することができ、しかも熱媒体Aを気化させ
てガスBを作るものであるから、予め緩衝用のガスを封
入する必要がなく、更に、ガスが抜けて緩衝能力の低下
した場合でも、再び熱媒体を加熱するだけで、容易にガ
スを補充し緩衝能力を回復させることができる。
【0033】しかも、ヒータ19の加熱温度を調節する
ことにより、気化させるガスの量が調節できるから緩衝
力の調整が容易にできる。
【0034】従って、本実施例による圧力緩衝装置は、
緩衝能力を確実に維持することができ且つ寿命を長くす
ることができる。
【0035】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0036】例えば、圧力緩衝装置15は、図3に示す
ように、循環ポンプ11の入口側と出口側とに連通する
構成とし、図4に示すように、筐体17内の緩衝室15
c内に隔壁23とコイルスプリング25を配置する構成
であってもよい。この場合には吐出側と吸入側との圧力
変動により生じたエネルギを互いに打ち消しあうように
利用しているので、往復ポンプ11を高効率で運転がで
きる。尚、この実施例では隔壁23を使用することとな
るが、その場合においても、隔壁23としてはそれ自体
に復帰力が必要とされないために、隔壁23の材料の選
択範囲が広がり、従来にまして耐久性の高い材料を使用
することができる。図4中、符号15aはポンプの吐出
側の接続口であり、符号15bは吸入側の接続口であ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明の圧力緩衝装置によれば、ヒータ
加熱により流体の一部を気化させて筐体内に圧力緩衝用
のガス室を形成する構成であるから、緩衝能力を確実に
維持することができ且つ寿命が長い。しかも、筐体内に
ヒータのみを設けるという簡易な構成とすることができ
る。
【0038】更に、ヒータの加熱温度を変化させること
によって緩衝力を容易に調整することができる。
【0039】また、ガスは管路内の流体を気化して利用
するものであるから、ガス抜けが生じても流体を気化す
ることにより容易に補充することができる。
【0040】ヒータとしてPTCサーミスタを用いれ
ば、過熱を生じるおそれがなく、しかも一定の温度を保
持できるから安全で且つ一定の緩衝力を得ることができ
る。
【0041】ヒータを筐体の上部に設ける構成とするこ
とにより、重力の関係から筐体内で気化された気体は筐
体の上方に集まりガス室を形成する。従って、ヒータが
直接流体に接触して流体に悪影響を与えるのを防止でき
る。また、装置の構成を簡易にすることができる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる空気調和機における熱
媒体の回路図である。
【図2】図1に示す圧力緩衝装置の構成を概略的に示し
た断面図である。
【図3】他の実施例にかかる空気調和機における熱媒体
の回路図である。
【図4】図3に示す圧力緩衝装置の構成を概略的に示し
た断面図である。
【図5】従来の圧力緩衝装置の構成を概略的に示した断
面図である。
【符号の説明】
3 空気調和機 15 圧力緩衝装置 15a 接続口 17 筐体 19 ヒータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流路に接続された接続口から流体
    の一部が導入される筐体と、この筐体内を加熱するヒー
    タとを備えることを特徴とする圧力緩衝装置。
  2. 【請求項2】 流体の流路に接続された接続口から流体
    の一部が導入される筐体と、この筐体内を一定の温度に
    加熱するPTCサーミスタとを備えることを特徴とする
    圧力緩衝装置。
  3. 【請求項3】 流体の流路に接続された接続口から流体
    の一部が導入される筐体と、この筐体内を加熱するヒー
    タとを備えるとともに、前記筐体は前記接続口を下にし
    て配置され且つ前記ヒータは接続口の上方に配置される
    ことを特徴とする圧力緩衝装置。
JP6030331A 1994-02-28 1994-02-28 圧力緩衝装置 Pending JPH07239160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6030331A JPH07239160A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 圧力緩衝装置

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JP6030331A JPH07239160A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 圧力緩衝装置

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JPH07239160A true JPH07239160A (ja) 1995-09-12

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ID=12300837

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JP6030331A Pending JPH07239160A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 圧力緩衝装置

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JP (1) JPH07239160A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7665484B2 (en) 2004-06-01 2010-02-23 Nissan Motor Co., Ltd. Fluid coupling
JP2010077973A (ja) * 2009-12-25 2010-04-08 Nissan Motor Co Ltd 流体継手
WO2017221980A1 (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 日本電産トーソク株式会社 クラッチ制御装置

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