JPH07237589A - 荒天航法援助装置 - Google Patents

荒天航法援助装置

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JPH07237589A
JPH07237589A JP2415777A JP41577790A JPH07237589A JP H07237589 A JPH07237589 A JP H07237589A JP 2415777 A JP2415777 A JP 2415777A JP 41577790 A JP41577790 A JP 41577790A JP H07237589 A JPH07237589 A JP H07237589A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 航海中に自動的に荒天状態を検出して、船舶
の安全を守るために主機遠隔操縦装置やオートパイロッ
トを制御する。 【構成】 船舶の対水速度を検出する電磁ログ(1)及
びプロペラのプロペラ回転数を検出タコジェネレータ
(2)が接続される荒天航法援助装置にあって、演算処
理手段(10)を具備し、該演算処理手段で、入力する
前記対水速度V及び前記プロペラ回転数Nと設定されて
いる前記プロペラのプロペラピッチPとに基づいて、演
算式Sl=[1−30.9×{Va/(Na・P)}]
×100[%](但し、Vaは対水速度の平均値、Na
はプロペラ回転数の平均値)を用いて見掛スリップSl
を演算し、さらに該見掛スリップSlと設定される平穏
時における見掛スリップSoとの差“Sl−So”を演
算した上でこの差が規定値を越えたときに荒天状態と判
断し、該判断に基づいて減速指令、天候調整モード切換
指令及び警報信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、船舶が荒天中を航海中に自動的にその荒天
状態を検出し、船舶の安全を守るために主機遠隔操縦装
置やオートパイロットを制御するための荒天航法援助装
置に関する。従来このような援助装置は存在せず、人間
の経験と勘により行っていた。以下にこの発明を説明す
る。この発明は第1図に示すように、電磁ログ1により
船舶の対水速度Vを検出すると共に、タコジェネレータ
2によりプロペラ回転数Nを検出し、これら検出された
対水速度V及びプロペラ回転数N並びにプロペラのプロ
ペラピッチPに基づいて見掛スリップSをマイクロコ
ンピュータ11で演算し、見掛スリップSが平穏時に
おける値Sよりもキーボード4で予め設定された所定
値を越えたときに荒天状態と判断し、荒天状態と判断さ
れた場合に、船舶の主機遠隔操縦装置に減速指令DS
を、オートパイロットに天候調整モード切換指令WRを
与えると共に、操船者に警報信号ALを出力するように
した荒天航法援助装置10である。ところで、この発明
では荒天状態を検出する手段として船舶の見掛スリップ
をパラメータとし、現在の対水速度の平均値V[kt]
及びプロペラ回転数の平均値N[rpm]を用いて、船
舶の見掛スリップSを次式で求めるようにしている。
=[1−30.9×{V/(N・P)}]×100
[%]…(1)ただし、Pはプロペラピッチ[m]であ
る。ところで、プロペラが水中で回転するときは、1回
転してもプロペラピッチPだけ進まないから、船舶の速
力はプロペラの速力よりも小さい。この両者の差をここ
ではスリップと称する。したがって、船舶の速度をV
[kt]、プロペラ速度をVp[kt]とすると、見掛
スリップSは次のようになる。
S={(Vp−v)/Vp}×100[%] …(2) また、1kt=1852[m/H]であるから、プロペ
ラ速度Vpは次のようになる。
Vp={(PN×60)/1852}[m/H] …(3) しかして、一般的に1〜2万トン級の船舶が荒天に遭遇
したとき、船舶の速力は平穏時(風力3以下)比べてか
なり低下していることは、経験上良く知られていること
である。この低下率は波高の増加に伴って大きくなって
おり、実績は第2図に示すとおりであり、このときの見
掛スリップの増加SIは第3図のようになっている。な
お、第2図の横軸は波高[m]であり、縦軸は荒天遭遇
時の船速と平穏時の船速の比を示しており、図示のδは
0.019である。また、第3図は大型専用船の見掛ス
リップ増と風力の関係を示す図であり、横軸Qは荒天遭
遇時の速力と平均時速力との比[%]を示し、縦軸SI
は見掛スリップの増加量[%]を示している。第2図か
ら明らかなように、ランバキャリヤなど甲板積みの船
(コンテナ船を除く)を除くと、大体まとまった傾向を
示しており、平均して波高6mで86%、波高10mで
78%程度の減速率である。このことから見掛スリップ
を求めることにより、荒天状態を識別することが分る。
そして、荒天回避の操船方法としては減速するか変針す
るかの方法があり、この回避動作をする時期を見掛スリ
ップで行なうようにしている。以上よりこの発明では、
上記(1)式で求められた見掛スリップSと平穏時に
おける見掛スリップSとの差が、予め設定した規定値
を越えたときに主機遠隔操縦装置に減速指令DSを与え
ると共に、オートパイロットの天候調整モード切換指令
WRを荒天状態にするようにし、さらに操船者に警報A
Lを出力するようにしている。このようにして、自動的
に荒天状態を検出し、船舶を安全側に制御するようにし
ている。第1図に示すように、この発明では電磁ログ1
で測定された対水速度Vはパルスカウンタ12で計数さ
れ、タコジェネレータ2で測定されたプロペラ回転数N
はAD変換器13でディジタル量に変換された後、それ
ぞれバスラインを経てマイクロコンピュータ11に逐次
入力される。なお、電磁ログ1はたとえば200パルス
/マイルの対水速度に比例したパルスを出力するように
なっており、マイクロコンピュータ11はパルスカウン
タ12及びAD変換器13を介して入力される対水速度
V及びプロペラ回転数Nの平均値を求めると共に前記
(1)式に従って見掛スリップSを計算する。プロペ
ラピッチPは予めキーボード4からインタフェース16
を介してメモリ14に記憶されており、マイクロコンピ
ュータ11はメモリ14に記憶されたプロペラピッチP
を用いて前記(1)式の計算を行なう。また、平穏時の
見掛スリップSをマイクロコンピュータ11に与える
ために、平穏時にキーボード4から入力操作して見掛ス
リップSをメモリ14に保持させている。さらに、荒
天航法を採用する見掛スリップの増加量の規定値IQを
設定しておくが、この規定値もキーボード4からインタ
フェイス16を介してメモリ14に記憶させている。こ
の規定値としては、たとえば25%程度である。マイク
ロコンピュータ11は前記(1)式に従って見掛スリッ
プSを計算し、平穏時の見掛スリップSとの差を求
め、その差がキーボード4で設定された規定値IQに比
べて大きいか否かを常時判定する。すなわち、 S−S≧IQ …(4) を判定し、S−Sが規定値IQより大きい場合には
荒天状態になったと判断し、インタフェース17を介し
て主機遠隔操縦装置に減速指令DSを、オートパイロッ
トに天候調整モード切換指令WRをそれぞれたとえば接
点信号で与えると共に、現在荒天航法を指令したことを
操船者に知らせるために警報信号ALを、たとえば接点
信号を出力する。このようにして自動的に荒天状態を検
出し、その回避方法の1つである減速を行ない、同時に
もう1つの回避方法である変針のタイミングを操船者に
知らせる。なお、電磁ログ1で測定された対水速度V、
タコジェネレータ2で測定されたプロペラ回転数N、キ
ーボード4で予め設定入力されたプロペラピッチP、平
穏時の見掛スリップS、荒天航法を採用する見掛スリ
ップ増の規定値IQ等は、インタフェース15を介して
表示器3に表示されるようになっている。以上のように
この発明の荒天航法援助装置によれば、人間の経験と勘
に頼っていた荒天回避の操船を自動的に行なうことがで
き、荒天時の安全運航が確実になるといった利点があ
る。なお、この発明の荒天航法援助装置は衛星航法受信
器やオートパイロット、主機遠隔操縦装置等に組込んで
利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す構成図、第2図及び
第3図はこの発明の動作を説明するための図である。 1…電磁ログ、2…タコジェネレータ、3…表示器、4
…キーボード、10…荒天航法援助装置、11…マイク
ロコンピュータ、12…パルスカウンタ、13…AD変
換器、14…メモリ、15〜17…インタフェース。
【手続補正書】
【提出日】平成2年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 荒天航法援助装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶に搭載される荒天
航法援助装置に係わり、さらにいえば、航海中に自動的
に荒天状態を検出して、船舶の安全を守るために主機遠
隔操縦装置やオ―トパイロットを制御するための荒天航
法援助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来このような荒天航法援助装置は存在
しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つまり、従来にあって
は、人間の経験と勘により荒天時航法に当たっていた。
本発明は、従来の技術の有するこのような状況に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、船舶が
荒天中を航海中に、自動的にその荒天状態を検出するこ
とができて、これに基づく減速指令を主機遠隔操縦装置
に与えたり、オ―トパイロットに天候調整モ―ド切換指
令を与えることができ、さらに操舵者に警報を発するこ
とができる荒天航法援助装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、船舶の対水速度を検出する電磁ログ及び
プロペラのプロペラ回転数を検出タコジェネレ―タが接
続される荒天航法援助装置にあって、演算処理手段を具
備し、該演算処理手段で、入力する前記対水速度及び前
記プロペラ回転数と設定されている前記プロペラのプロ
ペラピッチPとに基づいて、演算式 Sl =[1-30.9 ×{Va /(Na ・P)}]×100[%]
(但し、Va は対水速度の平均値、Na はプロペラ回転
数の平均値)を用いて見掛スリップSl を演算し、さら
に該見掛スリップSl と設定される平穏時における見掛
スリップS0 との差“Sl −S0 ”を演算した上でこの
差が規定値を越えたときに荒天状態と判断し、該判断に
基づいて減速指令、天候調整モ―ド切換指令及び警報信
号を得ることができる構成としたことを特徴とするもの
である。
【0005】
【作用】演算処理手段としてマイクロコンピュ―タを用
いた荒天航法援助装置の構成とし、この荒天航法援助装
置に、電磁ログ及びタコジェネレ―タにより検出された
対水速度V及びプロペラ回転数Nを導く。そして前記マ
イクロコンピュ―タで、キ―ボ―ドで設定されるプロペ
ラのプロペラピッチに基づいて、見掛スリップSl が演
算され、この演算される見掛スリップSl と平穏時にお
ける見掛スリップS0 との差(Sl −S0 )が、設定さ
れた規定値IQに比べて大きいか否かを常時判定し、S
l −S0 ≧IQ、すなわち、がSl −S0 IQより大き
い場合に荒天状態と判断する。そして、荒天状態と判断
された場合は、インタフェ―スから減速指令DS,天候
調整モ―ド切換指令WRを得ると共に、操船者に対して
警報するための警報信号を得ることができる。
【0006】
【実施例】本発明の具体的実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図、図2
及び図3は本発明の動作を説明するための図である。図
1において、1 は船舶の対水速度Vを検出する電磁ログ
であり、この電磁ログ1 は、例えば200 パルス/マイル
の対水速度に比例したパルスを出力するようになってい
る。2 はプロペラ回転数Nを検出するタコジェネレ―タ
(TG)である。3 は表示器である。4 はプロペラピッ
チPや平穏時の見掛スリップS=や荒天航法を採用する
見掛スリップの増加量の規定値IQ等を設定するキ―ボ
―ドである。10は荒天航法援助装置である。この荒天航
法援助装置10は、演算処理手段であるマイクロコンピュ
―タ11,電磁ログ1 の検出値が導かれるパルスカウンタ
12、タコジェネレ―タ2 の検出値が導かれるAD変換器
13、各種デ―タを記憶するメモリ14、表示器3 にデ―タ
を出力するインタフェ―ス15、キ―ボ―ド4 からのデ―
タを入力するインタフェ―ス16、減速指令DS,天候調
整モ―ド切換指令WR及び警報信号ALを得る(出力す
る)インタフェ―ス17等から成る。18は船舶の主機遠隔
操縦装置、19はオ―トパイロットである。
【0007】以下この図1について、図2及び図3を用
いながらさらに説明をする。 一般的に1〜2万トン級
の船舶が荒天に遭遇したとき、船舶の速力は平穏時(風
力3以下)比べてかなり低下していることは、経験上良
く知られていることである。この低下率は、波高の増加
に伴って大きくなっており、実績は図2に示すとおりで
ある。そして、このときの見掛スリップの増加SIは図
3のようになっている。図2は、横軸に波高[m]を、
縦軸に荒天遭遇時の船速と平穏時の船速の比をとったと
きの、前記低下率の実績を示す図である。これによれ
ば、ランバキャリヤなど甲板積みの船(コンテナ船を除
く)を除くと、大体まとまった傾向を示しており、平均
して、波高6mで86%,波高10mで78%程度の減速率で
あることが分る。
【0008】図3は、横軸Qに荒天遭遇時の速力と平穏
時の船速の比[%]を、縦軸SIに見掛スリップの増加
量[%]をとったときの大型専用船の見掛スリップ増と
風力の関係を示す図である。ところで、船舶において、
プロペラが水中で回転するとき、1回転してもプロペラ
ピッチP[m] だけは船舶は進まない。つまり、船舶
の速力はプロペラの速力よりも小さい(この両者の差を
ここではスリップと称する)。今、船舶速度をV[k
t]、プロペラ速度をVP [kt]とすると、船舶の見
掛スリップSは、 S={(VP −v)/VP }×100 [%] …(1) で表わすことができる。一方、1ktは1852[m/H]で
あるから、プロペラ速度VP は、 VP ={(P・N×60)/1852}[m/H] …(2) となる。
【0009】そこで、荒天状態を検出する手段として船
舶の見掛スリップをパラメ―タとし、現在の対水速度の
平均値Va [kt]、プロペラ回転数の平均値Na [r
pm]を用いて、船舶の見掛けスリップSl を、
(1),(2)式に基づいて得る。 Sl =[1-30.9 ×{Va /(Na ・P)}]×100[%] …(3) この見掛スリップSl を求めることにより、荒天状態を
識別することができる。ここで、荒天回避の操船方法と
しては、減速するか、変針するかの方法がある。そこ
で、この回避動作をする時期について、見掛スリップで
行なうようする。すなわち、本発明における荒天航法援
助装置にあっては、上記(3)式から求められる見掛ス
リップSl と、平穏時における見掛スリップS0 との差
を演算し、この差が予め設定した規定値IQを越えたと
きに、主機遠隔操縦装置18に減速指令DSを与えると共
に、オ―トパイロット19の天候調整モ―ド切換指令WR
を荒天状態にするようにし、さらに操船者に警報ALを
出力する。このようにして、自動的に荒天状態を検出
し、船舶を安全側に制御するようにしている。
【0010】具体的にこの荒天航法援助装置10について
見る。図1に示すように、電磁ログ1 で測定された対水
速度Vはパルスカウンタ12で計数される。コジェネレ―
タ2 で測定されたプロペラ回転数NはAD変換器13でデ
ィジタル量に変換される。その後に、それぞれが、バス
ラインを経てマイクロコンピュ―タ11に逐次入力され
る。マイクロコンピュ―タ11は、パルスカウンタ12及び
AD変換器13を介して入力される対水速度V及びプロペ
ラ回転数Nの平均値(Va ,Na )を求めると共に、前
記(3)式に従って見掛スリップSl を計算する。ここ
で、プロペラピッチPは予めキ―ボ―ド4 からインタフ
ェ―ス16を介してメモリ14に記憶されており、マイクロ
コンピュ―タ11はこのメモリ14に記憶されたプロペラピ
ッチPを用いて前記(3)式の計算を行なう。また、平
穏時の見掛スリップS0 をマイクロコンピュ―タ11に与
えるために、これも平穏時にキ―ボ−ド4 から入力操作
して見掛スリップS0 をメモリ14に保持させている。さ
らに、荒天航法を採用する見掛スリップの増加量の規定
値IQを設定しておくが、この規定値もキ―ボ―ド4 か
らインタフェイス16を介してメモリ14に記憶させてい
る。この規定値としては、たとえば25%程度である。
【0011】従って、マイクロコンピュ―タ11は、前記
(3)式に従って見掛スリップSlが計算できて、平穏
時の見掛スリップS0 との差を求め、その差がキ―ボ―
ド4で設定された規定値IQに比べて大きいか否かを常
時判定する。すなわち、 Sl −S0 ≧IQ …(4) を判定し、“Sl −S0 ”が規定値IQより大きい場合
に、荒天状態になったと判断し、インタフェ―ス17を介
して、主機遠隔操縦装置18に減速指令DSを、オ―トパ
イロット19に天候調整モ―ド切換指令WRを、それぞ
れ、例えば接点信号で与えると共に、現在荒天航法を指
令したことを操船者に知らせるために、警報信号AL
を、例えば接点信号出力する。このようにして荒天航法
援助装置10は、自動的に荒天状態を検出し、その回避方
法の1つである減速を行ない、同時にもう1つの回避方
法である変針のタイミングを操船者に知らせる。
【0012】なお、電磁ログ1 で測定された対水速度
V、タコジェネレ―タ2 で測定されたプロペラ回転数
N、キ―ボ―ド4 で予め設定入力されたプロペラピッチ
P、平穏時の見掛スリップS0 、荒天航法を採用する見
掛スリップ増の規定値IQ等は、インタフェ―ス15を介
して表示器3 に表示されるようになっている。ところ
で、本発明の荒天航法援助装置は、衛星航法受信器や、
オ―トパイロット(19),主機遠隔操縦装置(18)等に
組込んで利用することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。この発
明の荒天航法援助装置によれば、人間の経験と勘に頼っ
ていた荒天回避の操船を、自動的に行なうことができ、
荒天時の安全運航が確実になるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の動作を説明するための図である。
【図3】本発明の動作を説明するための他の図である。
【符号の説明】 1 電磁ログ 2 タコジェネレ―タ 3 表示器 4 キ―ボ―ド 10 荒天航法援助装置 11 マイクロコンピュ―タ 12 パルスカウンタ 13 AD変換器 14 メモリ 15〜17 インタフェ―ス 18 主機遠隔操縦装置 19 オ―トパイロット
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電磁ログにより船舶の対水速度Vを検出すると共に、タ
    コジェネレータによりプロペラのプロペラ回転数Nを検
    出し、前記検出された対水速度V,前記検出されたプロ
    ペラ回転数N及び前記プロペラのプロペラピッチPに基
    づいて下記式により見掛スリップSを演算し、前記見
    掛スリップSが平穏時における値よりも所定値を越え
    たときに荒天状態と判断し、前記荒天状態と判断された
    場合に、前記船舶の主機遠隔操縦装置に減速指令を、オ
    ートパイロットに天候調整モード切換指令を与えると共
    に、警報信号を出力するようにしたことを特徴とする荒
    天航法援助装置。 S=[1−30.9×{V/(N・P)}]×100
    [%]
JP2415777A 1990-12-12 1990-12-12 荒天航法援助装置 Expired - Lifetime JP2500234B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110259440A1 (en) * 2008-04-01 2011-10-27 Hideki Kawashima Frictional resistance reduction device for ship
JP2018095244A (ja) * 2016-11-14 2018-06-21 トルキード ゲーエムベーハー ボートのための駆動装置、及びボートのための駆動装置を作動させる方法

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