JPH07236878A - 廃棄茹で麺等乾燥処理装置 - Google Patents

廃棄茹で麺等乾燥処理装置

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JPH07236878A
JPH07236878A JP6054588A JP5458894A JPH07236878A JP H07236878 A JPH07236878 A JP H07236878A JP 6054588 A JP6054588 A JP 6054588A JP 5458894 A JP5458894 A JP 5458894A JP H07236878 A JPH07236878 A JP H07236878A
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JP
Japan
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rotary drum
box
shaped body
slitter
cutting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6054588A
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English (en)
Inventor
Mamoru Nakai
護 中井
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TOOKIYOO MENKI KK
Original Assignee
TOOKIYOO MENKI KK
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Publication date
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Publication of JPH07236878A publication Critical patent/JPH07236878A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 茹で麺やそばのように糊状に固まってしまう
ようなものについても優れた乾燥脱水機能を有し、省エ
ネ効果にすぐれた廃棄茹で麺等乾燥処理装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 箱状体1の一端部上に、スリッタ−5を内蔵
した裁断部2を設け、箱状体1内上半部に、内周面にフ
ィ−ドスパイラル12を形成すると共に外周面複数個所
に突条13を周設した多孔性の回転ドラム11を配し、
裁断部2の底面に被処理物を前記回転ドラム内に導き入
れるシュ−ト4を設け、回転ドラム11を、突条13を
嵌合させて回転する複数の支持ロ−ラ−15にて支持さ
せ、支持ロ−ラ−の一方の側を回転駆動することにより
回転ドラム11を回転駆動可能となし、箱状体1下部
に、回転ドラム11の下方に熱風を供給する手段21を
設置して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は廃棄茹で麺等乾燥処理装
置、より詳細には、賞味期限切れ等の理由でス−パ−等
から返品される茹で麺やそば、あるいは、野菜、おか
ら、魚介類等の水分を多く含んだ廃棄物を、焼却を容易
にするために、焼却に先立って乾燥処理する廃棄茹で麺
等乾燥処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】茹で麺やそば等には賞味期限があるた
め、ス−パ−マ−ケット等において売れ残って期限切れ
となったものは製麺工場等に返品されるが、それがトン
単位となることも少なくない。これら返品されてくる茹
で麺やそばは焼却処理することになるが、これらは水分
が多いだけでなく、古くなると糊状に固まって、一層焼
却しにくい状態となるので、焼却に先立って十分に乾燥
脱水処理する必要がある。
【0003】食品工場、殊に、野菜、魚介類等の生鮮食
料品を扱う工場等においても、返品等によって多い所で
1日に10トンもの廃棄処分すべきもやし等の野菜類、
魚介類等が出る。これら廃棄野菜等は従来家畜の飼料に
利用されることもあったが、最近はそのように利用され
ることもなく焼却処分されている。廃棄野菜等も含水量
が非常に多いので、焼却に先立って脱水処理が行なわれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の脱水処理機とし
ては、廃棄野菜等を細断破砕するクラッシャ−と、スク
リュウ式脱水機を備えたものが知られているが、その場
合脱水機能が十分とはいえず、非生産的行為である焼却
処理のために多くの無駄な時間とコストを費やす結果と
なっていた。また、その装置は、特に茹で麺やそばのよ
うに糊状に固まってしまうものについては不向きで、利
用することはできなかった。
【0005】そこで本発明は、簡易な構成で低廉にて供
給でき、茹で麺やそばのように糊状に固まってしまうよ
うなものについても優れた乾燥脱水機能を有し、少ない
エネルギ−にての焼却を可能ならしめ、以て廃棄茹で
麺、野菜等の焼却処理時間とコストとを大幅にダウンさ
せることができる省エネ効果にすぐれた廃棄茹で麺等乾
燥処理装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、箱状体の一端
部上に、上面にホッパ−を配備し、内部に前記ホッパ−
の下に位置させてスリッタ−を設置した裁断部を設け、
前記箱状体内上半部に、多孔性であって、内周面にフィ
−ドスパイラルを形成すると共に外周面複数個所に突条
を周設した回転ドラムを配し、前記裁断部の底面に被処
理物を前記回転ドラム内に導き入れるシュ−トを設け、
前記回転ドラムを、その径方向両側下部において前記突
条を嵌合させて回転する複数の支持ロ−ラ−にて支持さ
せ、前記支持ロ−ラ−の一方の側又は双方の側を回転駆
動することにより前記回転ドラムを回転駆動可能とな
し、前記箱状体下部に、前記回転ドラムの下方に熱風を
供給する手段を設置して成る廃棄茹で麺等乾燥処理装
置、を以て上記課題を解決した。上記スリッタ−は、角
刃周面に被処理物を短く切断する切刃を設けたスリッタ
−ロ−ルを対置し、両スリッタ−ロ−ルの回転速度を異
ならしめたものであることが好ましい。
【0007】
【作 用】被処理物は先ず、スリッタ−を通過すること
により細長く裁断され、切刃がある場合には同時に短く
切断され、細く且つ短い状態にされる。その後シュ−ト
を通って回転する回転ドラム内に供給され、回転ドラム
の回転に伴って翻転されつつ回転ドラム内面のフィ−ド
スパイラルに沿って次第に前方に搬送される。その間被
処理物は、下方から送られる熱風によって乾燥処理され
る。
【0008】
【実施例】本発明の好適な実施例を添付図面に依拠して
説明する。図1は本装置の全体構成の縦断面図である。
図中1は箱状体で、その一端部上面に裁断部2を備え
る。裁断部2の上面にはホッパ−3が設置され、また、
その底面は開口され、そこに傾斜するシュ−ト4が連設
される。
【0009】裁断部2内には、好ましくは切断機能を兼
備したスリッタ−5が設置される。スリッタ−5は、図
3及び図4に示されるように、角刃7を有する一対のス
リッタ−ロ−ル6、6を対置して成る。好ましくはスリ
ッタ−ロ−ル6、6の角刃7、7の周面に、多数の切刃
8が設置される。切刃8は相対するスリッタ−ロ−ル6
の角刃7間の周面6aに接し、角刃7、7によってスリ
ットされた被処理物を短く寸断する。切刃8は、図示し
たように斜めに設けることが好ましい。その場合、切断
動作がスム−ズ且つ確実となる。
【0010】9はスリッタ−5を駆動するモ−タ−であ
る。スリッタ−ロ−ル6、6は共に内方向に回転させる
が、両者の回転速度は異ならしめることが好ましい。そ
のようにした場合、被処理物は表裏で進行にズレが生ず
るので、引きちぎられるような状態にて良好にカットさ
れるようになる。
【0011】11は箱状体1内上半部において回転可能
に支持された多孔性の回転ドラムで、内面にフィ−ドス
パイラル12が形成され、また、外周面数個所に突条1
3が周設される。回転ドラム11の全体に亘って形成さ
れる孔は、後述する熱風を通過させるためのもので、図
示したような小孔であってもよいし、細長孔等であって
もよい。なお、上記シュ−ト4の下端部は、この回転ド
ラム11の一端部内に臨むように配置される。
【0012】14、15は支持ロ−ラ−で、回転ドラム
11の径方向両側下部、即ち、図2において回転ドラム
11の下部左右に配置される。支持ロ−ラ−14、15
は滑車形状を呈していて、そこに突条13が嵌合し得る
ようにされる。この嵌合関係により、回転ドラム11が
回転に伴ってその長さ方向に移動することはない。
【0013】左右の支持ロ−ラ−14、15はそれぞれ
1本の軸16、17に軸支されており、通例、いずれか
一方の軸(図では軸17)がモ−タ−18によって駆動
される駆動軸となっている。各軸16、17は、立設さ
れた複数の支持脚19上に固定されたブラケット20に
よって軸支される。
【0014】21は箱状体1の下部に設置された熱風供
給源たるジェットヒ−タ−で、回転ドラム11の下側に
熱風を噴き出す。箱状体1の排出側端部(図1において
左端)には、搬出部が設置される。搬出部は、回転ドラ
ム11の端部の下方に、回転ドラム11の長さ方向と直
角の方向に配備された排出路22と、排出路22内に設
置されたフィ−ドスクリュウ23と、フィ−ドスクリュ
ウ23を回転駆動するモ−タ−24とで構成される。フ
ィ−ドスクリュウ23は、箱状体1外に延び、被処理物
を箱状体1外へ搬出する。
【0015】箱状体1の上面には、適宜エア抜き25が
設置される。また、必要に応じ、熱風の再利用のため
に、図示せぬ焼却装置、あるいは、箱状体1に熱風を供
給すべく熱風を回収する回収口26が設置される。
【0016】上記構成において、ホッパ−3内に投入さ
れた廃棄茹で麺等の被処理物は、先ずスリッタ−5を通
過することにより、角刃7、7によって縦にカットされ
ると同時に、切刃8によって短寸にカットされる。細く
且つ短くカットされた被処理物は、回転ドラム11内に
向かって傾斜するシュ−ト4内に落ちることにより、回
転する回転ドラム11内に供給される。回転ドラム11
内には、ジェットヒ−タ−21から供給される熱風が、
孔を通して通流し続けている。
【0017】回転ドラム11内に供給された被処理物
は、回転ドラム11の回転に伴って翻転され続け、且
つ、熱風を浴び続けるので、次第に乾燥していく。被処
理物は細く且つ短くカットされ、全体的に表面積が大き
くなっているので、乾燥効率がよい。また、被処理物
は、回転ドラム11内面のフィ−ドスパイラル12に沿
って、次第に排出側へ搬送され、回転ドラム11の排出
側端部から落下して排出路22内に落ち、フィ−ドスク
リュウ23によって箱状体1外へ排出される。被処理物
はその後焼却装置において焼却処分されるが、上記回転
ドラム11通過中(普通通過時間は30分程度)にかな
りの程度乾燥するので、その後短時間の内に焼却するこ
とが可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、茹で麺
等のように水分が多くて糊状に固まったものや、おか
ら、野菜等の廃棄物を焼却処理に先立って細断した上で
十分に乾燥処理できるので、非生産的行為である廃棄物
の焼却処理を無駄なエネルギ−を費やすことなく迅速に
行なうことを可能ならしめる、省エネ効果にすぐれた大
変に有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の全体構成を示す縦断面図で
ある。
【図2】 本発明の実施例の側面縦断面図である。
【図3】 本発明の実施例におけるスリッタ−の構成を
示す平面図である。
【図4】 本発明の実施例におけるスリッタ−の構成を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 箱状体 2 裁断部 3 ホッパ− 4 シュ−ト 5 スリッタ− 6 スリッタ−ロ−ル 6a 角刃間周面 7 角刃 8 切刃 11 回転ドラム 12 フィ−ドスパイラル 13 突条 14 支持ロ−ル 15 支持ロ−ル 21 ジェットヒ−タ−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状体の一端部上に、上面にホッパ−を
    配備し、内部に前記ホッパ−の下に位置させてスリッタ
    −を設置した裁断部を設け、前記箱状体内上半部に、多
    孔性であって、内周面にフィ−ドスパイラルを形成する
    と共に外周面複数個所に突条を周設した回転ドラムを配
    し、前記裁断部の底面に被処理物を前記回転ドラム内に
    導き入れるシュ−トを設け、前記回転ドラムを、その径
    方向両側下部において前記突条を嵌合させて回転する複
    数の支持ロ−ラ−にて支持させ、前記支持ロ−ラ−の一
    方の側又は双方の側を回転駆動することにより前記回転
    ドラムを回転駆動可能となし、前記箱状体下部に、前記
    回転ドラムの下方に熱風を供給する手段を設置して成る
    廃棄茹で麺等乾燥処理装置。
  2. 【請求項2】 前記スリッタ−が、角刃周面に被処理物
    を短く切断する切刃を設けたスリッタ−ロ−ルを対置
    し、両スリッタ−ロ−ルの回転速度を異ならしめたもの
    である請求項1記載の廃棄茹で麺等乾燥処理装置。
JP6054588A 1994-02-28 1994-02-28 廃棄茹で麺等乾燥処理装置 Pending JPH07236878A (ja)

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JP6054588A JPH07236878A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 廃棄茹で麺等乾燥処理装置

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JP6054588A JPH07236878A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 廃棄茹で麺等乾燥処理装置

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JPH07236878A true JPH07236878A (ja) 1995-09-12

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JP6054588A Pending JPH07236878A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 廃棄茹で麺等乾燥処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112648820A (zh) * 2020-12-25 2021-04-13 重庆巫峡粉丝有限公司 一种粉丝加工用节能型干燥装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55136597A (en) * 1979-04-10 1980-10-24 Tsubakimoto Chain Co Waste material treating device
JPS612462A (ja) * 1984-06-15 1986-01-08 Oki Electric Ind Co Ltd オ−トダイアル方式

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