JP3841781B2 - 含水物質の乾燥装置および生ゴミ乾燥装置 - Google Patents

含水物質の乾燥装置および生ゴミ乾燥装置 Download PDF

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Description

本発明は、含水物質の乾燥装置および生ゴミ乾燥装置に関し、例えばホテルやレストランにおいて、食品の調理時や食事後や賞味期限後に出る生ゴミ、または食品・医薬品・健康食品などのメーカーにおいて、食品・医薬品・健康食品の製造時に出る含水物質の廃棄物などを乾燥させるのに用いる装置に関する。
従来では、この種の含水物質の乾燥装置として、例えば次に掲げるものがある。
○ 従来技術1. 特開2000−81280号公報. 特許文献1.
[構成] 横型の乾燥ドラムを水平軸心回りに回転させて、乾燥ドラム内に投入・収容された生ゴミを混ぜ合わせる。これと同時に、この乾燥ドラム内でこれと同心状で高速回転する撹拌ブレードによって生ゴミを粉砕しながら撹拌する。この生ゴミの粉砕・撹拌物を、乾燥ドラムを内包する加熱チャンバーで発生する熱によって加熱・乾燥させるものである。
[問題点] 横型の乾燥ドラム内で、生ゴミが重力により横型の乾燥ドラム内の下部に落下して来て集まる事、および、生ゴミが撹拌ブレードで打撃されて乾燥ドラムの内周面に膠着し易い事から、生ゴミは比表面積が大きくなりにくいうえ、広く展開され難いため、均質に速やかに乾燥させていくことができない。
○ 従来技術2. 特開2003−71263号公報. 特許文献2.
[構成] 縦型の逆円錐状の処理槽内に具備した回転翼によって、処理槽内の処理物を処理槽の内周壁に沿って上昇させる。この上昇された処理物を渦流ブレーカによって処理槽の中央部付近に移動させて、処理物を再度下方に落下させる。この処理物の処理槽の内周壁に沿う上昇と中央部付近での落下を繰り返し行いながら、処理物の混合・破砕・乾燥を行う。前記渦流ブレーカは、処理槽の複数高さ位置に設けたものである。
[問題点] 縦型の逆円錐状の処理槽内で、処理物が回転翼で処理槽の内周壁に沿って上昇されるときにこの内周壁に圧し固められて膠着し易い事、および、処理物が処理槽の内周壁付近と中央部とに集まり易い事から、処理物は比表面積が大きくなりにくいうえ、広く展開され難いため、均質に速やかに乾燥させていくことができない。
特開2000−81280号公報. 特開2003−71263号公報.
本発明の主な課題は、次のようにすることにある。
(1). 被乾燥物は、拡散用載せ板上および収束用載せ板上の両方のほぼ全面に亙ってほぐしながら広く展開させて行くことにより、比表面積も展開表面積も大きくして、均質にしかも速やかに乾燥させていく。
(2). 拡散用載せ板上および集束用載せ板上で、被乾燥物を近似渦巻き条材状に形成しながら拡散移動または集束移動させて行くことにより、この近似渦巻き条材状の被乾燥物の広い水分蒸発表面積からの乾燥速度も、肉厚の浅い内部中心部分からの乾燥速度も共に速めて、乾燥性能をさらに高める。
(3). 拡散羽根支持具も収束羽根支持具も共に、放射方向にのびる2本以上の拡散羽根支持腕同士または収束羽根支持腕同士を一体に形成したもので構成することにより、これらを円板で形成する場合と比べて、軽量で安価に製造する。
(4). 拡散用載せ板上または集束用載せ板上において、被乾燥物の近似渦巻き条材状の条材状肉幅のうちの乾燥されにくくて含水量の多い内部を切り開いて新たに露出せ、この新たな露出面から水分を速やかに蒸発させて行くことにより、被乾燥物の乾燥速度を速める。
(5). 拡散用載せ板上または集束用載せ板上において、被乾燥物の近似渦巻き条材状の条材状肉幅の内部を切り開いてできる切り開き空間を大きくすることにより、この広い切り開き空間に臨む被乾燥物の近似渦巻き条材状の新たな両露出面からの蒸発速度を速めて、被乾燥物の乾燥性能を更に向上する。
(6). 被乾燥物は、拡散用載せ板上または集束用載せ板上のほぼ全面に亙って、ほぼ均等ないし近似した高さに整えることにより、ムラ無くほぼ均等に乾燥できるうえ、被乾燥物の上面上のムダ空間を小さくできる分だけ、単位容積当たりの被乾燥物の乾燥処理量を増大させる。
(7). 被乾燥物の押出し速度が速くなり過ぎないようにして、被乾燥物の飛び散りや圧し固めを無くして、被乾燥物を全体に亙って均質に能率よく乾燥させる。
(8). 回転中心に近い側の収束操作羽根が被乾燥物を速やかに押し込むことにより、被乾燥物を全体に亙って均質に能率よく乾燥させる。
(9). 被乾燥物は、拡散用載せ板または集束用載せ板からの固体の伝導熱と空気の対流熱とにより効率よく加熱することにより、乾燥速度を速くする。
(10). 被乾燥物の各部を、拡散用載せ板または集束用載せ板上で、遠赤外線発生層からの固体の伝導熱と空気の対流熱とに加えて、固体内への浸透性の高い遠赤外線熱によっても強力に加熱することにより、この被乾燥物の乾燥能力を一層高める。
(11). 拡散用載せ板または集束用載せ板の下面の遠赤外線発生層から放射される遠赤外線により、このすぐ下側に位置する集束用載せ板または拡散用載せ板上で集束移動または拡散移動させられて行く被乾燥物の各部を、その内部深くに亙って強力に加熱して、この被乾燥物の乾燥速度を更に向上させる。
(12). 乾燥用載せ板上のほぼ全面に広がって拡散移動される被乾燥物も、収束用載せ板上のほぼ全面に広がって収束移動される被乾燥物(5)も、求心状または放射状にほぼ均等に流れる乾燥用空気とほぼ均等に接触させることにより、均等に速やかに能率よく乾燥していく。
(13). 乾燥用空気は低湿度領域内にある状態では、よく乾燥していて乾燥能力が充分に高い状態になっている性質を利用して、空気加熱器を停止させるか加熱温度を低下させるかすることにより、乾燥室容器内での乾燥性能は充分高く保持しながらも、空気加熱用電力の消費を少なくして、省エネルギーに寄与する。
本発明の含水物質の乾燥装置は、上記課題を達成するために、次のように構成したことを特徴とする。
○ 請求項1の発明
含水物質の乾燥装置は、縦型の乾燥室容器(1)、遠心方向拡散移送装置(2)、求心方向集束移送装置(3)、および移送駆動装置(4)を備える。この縦型の乾燥室容器(1)内に遠心方向拡散移送装置(2)と求心方向集束移送装置(3)とを、互いに上下に間隔を空けて同心状に設ける。前記乾燥室容器(1)は、容器上部に被乾燥物(5)の投入口(6)を設け、容器下部に被乾燥物(5)の排出口(7)を設ける。
前記遠心方向拡散移送装置(2)は、被乾燥物(5)を載せる拡散用載せ板(8)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部へ拡散移動させて行く拡散操作手段(9)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)の外周部から落下させるための外周部落下口(10)とを備える。この拡散用載せ板(8)と拡散操作手段(9)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成する。
これにより、拡散用載せ板(8)上で、その板中央部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板中央部から板周辺部に向かって拡散操作手段(9)で拡散移動させて行って、外周部落下口(10)から落下させて行くように構成する。
前記求心方向集束移送装置(3)は、被乾燥物(5)を載せる集束用載せ板(11)と、被乾燥物(5)を集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部へ集束移動させて行く集束操作手段(12)と、乾燥物(5)を集束用載せ板(11)の板中央部から落下させるための中央部落下口(13)とを備える。この集束用載せ板(11)と集束操作手段(12)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成する。
これにより、集束用載せ板(11)上で、その板周辺部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板周辺部から板中央部に向かって集束操作手段(12)で集束移動させて行って、中央部落下口(13)から落下させて行くように構成する。
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)は、複数枚の拡散操作羽根(14)…と、これらの拡散操作羽根(14)…を支持する拡散羽根支持具(15)とを備える。これら複数枚の拡散操作羽根(14)…は互いに、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転周方向および回転半径方向へ順にずらせて配置する。
これにより、被乾燥物(5)は拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部に向かって、各拡散操作羽根(14)…で遠心方向へ順に押し出されて行くことにより、近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行って、外周部落下口(10)から落下して行くように構成する。
前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)は、複数枚の集束操作羽根(16)…と、これらの集束操作羽根(16)…を支持する集束羽根支持具(17)とを備える。これら複数枚の集束操作羽根(16)…は互いに、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転周方向および回転半径方向に順にずらせて配置する。
これにより、被乾燥物(5)は集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部に向かって、各集束操作羽根(16)…で求心側へ順に押し込まれて行くことにより、近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行って、中央部落下口(13)から落下して行くように構成する。
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散用載せ板(8)上で、被乾燥物(5)が近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行く途上において、前記複数枚の拡散操作羽根(14)…の少なくとも一部は、前記被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(20)の条材状肉幅(22)のうちの一部の肉幅部分(23)を残して、残部の肉幅部分(24)のみを切り分けて遠心側へ押し出していくように配置した、 ことを特徴とする。
○ 請求項2の発明
この請求項2の発明は、以下のように構成したことを特徴とする。
含水物質の乾燥装置は、縦型の乾燥室容器(1)、遠心方向拡散移送装置(2)、求心方向集束移送装置(3)、および移送駆動装置(4)を備える。この縦型の乾燥室容器(1)内に遠心方向拡散移送装置(2)と求心方向集束移送装置(3)とを、互いに上下に間隔を空けて同心状に設ける。前記乾燥室容器(1)は、容器上部に被乾燥物(5)の投入口(6)を設け、容器下部に被乾燥物(5)の排出口(7)を設ける。
前記遠心方向拡散移送装置(2)は、被乾燥物(5)を載せる拡散用載せ板(8)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部へ拡散移動させて行く拡散操作手段(9)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)の外周部から落下させるための外周部落下口(10)とを備える。この拡散用載せ板(8)と拡散操作手段(9)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成する。
これにより、拡散用載せ板(8)上で、その板中央部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板中央部から板周辺部に向かって拡散操作手段(9)で拡散移動させて行って、外周部落下口(10)から落下させて行くように構成する。
前記求心方向集束移送装置(3)は、被乾燥物(5)を載せる集束用載せ板(11)と、被乾燥物(5)を集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部へ集束移動させて行く集束操作手段(12)と、乾燥物(5)を集束用載せ板(11)の板中央部から落下させるための中央部落下口(13)とを備える。この集束用載せ板(11)と集束操作手段(12)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成する。
これにより、集束用載せ板(11)上で、その板周辺部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板周辺部から板中央部に向かって集束操作手段(12)で集束移動させて行って、中央部落下口(13)から落下させて行くように構成する。
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)は、複数枚の拡散操作羽根(14)…と、これらの拡散操作羽根(14)…を支持する拡散羽根支持具(15)とを備える。これら複数枚の拡散操作羽根(14)…は互いに、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転周方向および回転半径方向へ順にずらせて配置する。
これにより、被乾燥物(5)は拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部に向かって、各拡散操作羽根(14)…で遠心方向へ順に押し出されて行くことにより、近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行って、外周部落下口(10)から落下して行くように構成する。
前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)は、複数枚の集束操作羽根(16)…と、これらの集束操作羽根(16)…を支持する集束羽根支持具(17)とを備える。これら複数枚の集束操作羽根(16)…は互いに、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転周方向および回転半径方向に順にずらせて配置する。
これにより、被乾燥物(5)は集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部に向かって、各集束操作羽根(16)…で求心側へ順に押し込まれて行くことにより、近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行って、中央部落下口(13)から落下して行くように構成する。
前記求心方向集束移送装置(3)の集束用載せ板(11)上で、被乾燥物(5)が近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行く途上において、前記複数枚の集束操作羽根(16)…の少なくとも一部は、前記被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(21)の条材状肉幅(25)のうちの一部の肉幅部分(26)を置き残して、残部の肉幅部分(27)のみを切り分けて求心側へ押し込んでいくように配置した、 ことを特徴とする。
○ 請求項3の発明
この請求項3の発明は、上記請求項1または2の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)の拡散羽根支持具(15)は、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転中心部から放射方向にのびる2本以上の拡散羽根支持腕(18)…同士を一体に連結したものから成る。この2本以上の各拡散羽根支持腕(18)…の腕長さ方向の複数箇所にそれぞれ前記各拡散操作羽根(14)…を固定する。各拡散羽根支持腕(18)…同士間では各拡散操作羽根(14)…を固定する各腕長さ位置を互いに順にずらせていくように構成する。
前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)の集束羽根支持具(17)は、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転中心部から放射方向にのびる2本以上の集束羽根支持腕(19)…同士を一体に連結したものから成る。この2本以上の各集束羽根支持腕(19)…の腕長さ方向の複数箇所にそれぞれ前記各集束操作羽根(16)…を固定する。各集束羽根支持腕(19)…同士間では各集束操作羽根(16)…を固定する各腕長さ位置を互いに順にずらせていくように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項の発明
この請求項の発明は、上記請求項の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記拡散用載せ板(8)上で、前記近似渦巻き条材状(20)の条材状肉幅(22)のうちの残部の肉幅部分(24)のみを遠心側へ押し出して行く拡散操作羽根(14)は、これを複数枚断続させて排列する。
この排列された複数枚の拡散操作羽根(14)…のうちの、拡散用載せ板(8)の板中央部側に位置する拡散操作羽根(14)で遠心側へ押し出された近似渦巻き条材状(20)の前記残部の肉幅部分(24)が、これよりも板周辺部側に位置する拡散操作羽根(14)で遠心側へは押し出されずに置き残された近似渦巻き条材状(20)の前記一部の肉幅部分(23)に接当して合体するように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項の発明
この請求項の発明は、上記請求項の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)の羽根支持具(15)は、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転中心部から放射方向にのびる4本以上の偶数本の拡散羽根支持腕(18)…同士を一体に連結したものから成る。この4本以上の偶数本の各拡散羽根支持腕(18)…の腕長さ方向の複数箇所にそれぞれ前記拡散操作羽根(14)…を固定する。各拡散羽根支持腕(18)…同士間では各拡散操作羽根(14)を固定する各腕長さ位置を互いに順にずらせていくように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項の発明
この請求項の発明は、上記請求項の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記集束用載せ板(11)上で、前記近似渦巻き条材状(21)の条材状肉幅(25)のうちの残部の肉幅部分(27)のみを求心側へ押し出して行く集束操作羽根(16)は、これを複数枚断続させて排列する。この排列された複数枚の拡散操作羽根(16)…のうちの、集束用載せ板(11)の板周辺部側に位置する集束操作羽根(16)で求心側へ押し込まれた近似渦巻き条材状(21)の前記残部の肉幅部分(27)が、これよりも板中央部側に位置する集束操作羽根(16)で求心側へは押し出されずに置き残された近似渦巻き条材状(21)の前記一部の肉幅部分(26)に接当して合体するように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項の発明
この請求項の発明は、上記請求項の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記求心方向拡散移送装置(3)の集束操作手段(12)の集束羽根支持具(17)は、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転中心部から放射方向にのびる4本以上の偶数本の集束羽根支持腕(19)…同士を一体に連結したものから成る。この4本以上の偶数本の各集束羽根支持腕(19)…の腕長さ方向の複数箇所にそれぞれ前記集束操作羽根(16)…を固定しする。集束羽根支持腕(19)…同士間では各集束操作羽根(16)を固定する各腕長さ位置を互いに順にずらせていくように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項の発明
この請求項の発明は、上記請求項1−7の発明のうちのどれか1つの発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)の複数枚の拡散操作羽根(14)…のうち、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転中心に近いものから遠いものに移行するにつれて、各拡散操作羽根(14)…の遠心方向への押出し寸法(31)を次第に小さくなる寸法に設定するとともに、各拡散操作羽根(14)…の回転円の接線に対する押出し用傾斜角度(32)を次第に小さくなる角度に設定した、 ことを特徴とする。
○ 請求項9の発明.
含水物質の乾燥装置は、縦型の乾燥室容器(1)、遠心方向拡散移送装置(2)、求心方向集束移送装置(3)、および移送駆動装置(4)を備え、この縦型の乾燥室容器(1)内に遠心方向拡散移送装置(2)と求心方向集束移送装置(3)とを、互いに上下に間隔を空けて同心状に設け、
前記乾燥室容器(1)は、容器上部に被乾燥物(5)の投入口(6)を設け、容器下部に被乾燥物(5)の排出口(7)を設け、
前記遠心方向拡散移送装置(2)は、被乾燥物(5)を載せる拡散用載せ板(8)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部へ拡散移動させて行く拡散操作手段(9)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)の外周部から落下させるための外周部落下口(10)とを備え、
この拡散用載せ板(8)と拡散操作手段(9)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
これにより、拡散用載せ板(8)上で、その板中央部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板中央部から板周辺部に向かって拡散操作手段(9)で拡散移動させて行って、外周部落下口(10)から落下させて行くように構成し、
前記求心方向集束移送装置(3)は、被乾燥物(5)を載せる集束用載せ板(11)と、被乾燥物(5)を集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部へ集束移動させて行く集束操作手段(12)と、乾燥物(5)を集束用載せ板(11)の板中央部から落下させるための中央部落下口(13)とを備え、
この集束用載せ板(11)と集束操作手段(12)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
これにより、集束用載せ板(11)上で、その板周辺部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板周辺部から板中央部に向かって集束操作手段(12)で集束移動させて行って、中央部落下口(13)から落下させて行くように構成し、
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)は、複数枚の拡散操作羽根(14)…と、これらの拡散操作羽根(14)…を支持する拡散羽根支持具(15)とを備え、これら複数枚の拡散操作羽根(14)…は互いに、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転周方向および回転半径方向へ順にずらせて配置し、
これにより、被乾燥物(5)は拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部に向かって、各拡散操作羽根(14)…で遠心方向へ順に押し出されて行くことにより、近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行って、外周部落下口(10)から落下して行くように構成し、
前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)は、複数枚の集束操作羽根(16)…と、これらの集束操作羽根(16)…を支持する集束羽根支持具(17)とを備え、これら複数枚の集束操作羽根(16)…は互いに、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転周方向および回転半径方向に順にずらせて配置し、
これにより、被乾燥物(5)は集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部に向かって、各集束操作羽根(16)…で求心側へ順に押し込まれて行くことにより、近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行って、中央部落下口(13)から落下して行くように構成し、
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)の複数枚の拡散操作羽根(14)…のうち、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転中心に近いものから遠いものに移行するにつれて、各拡散操作羽根(14)…の遠心方向への押出し寸法(31)を次第に小さくなる寸法に設定するとともに、各拡散操作羽根(14)…の回転円の接線に対する押出し用傾斜角度(32)を次第に小さくなる角度に設定した、 ことを特徴とする。
○ 請求項10の発明
この請求項10の発明は、上記請求項1−9の発明のうちのどれか1つの発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)の複数枚の集束操作羽根(16)…のうち、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転中心から遠いものから近いものに移行するにつれて、各集束操作羽根(16)…の求心方向への押込み寸法(33)を次第に大きくなる寸法に設定するとともに、各収束操作羽根(16)…の回転円の接線に対する押込み用傾斜角度(34)を次第に大きくなる角度に設定した、 ことを特徴とする。
○ 請求項11の発明.
含水物質の乾燥装置は、縦型の乾燥室容器(1)、遠心方向拡散移送装置(2)、求心方向集束移送装置(3)、および移送駆動装置(4)を備え、この縦型の乾燥室容器(1)内に遠心方向拡散移送装置(2)と求心方向集束移送装置(3)とを、互いに上下に間隔を空けて同心状に設け、
前記乾燥室容器(1)は、容器上部に被乾燥物(5)の投入口(6)を設け、容器下部に被乾燥物(5)の排出口(7)を設け、
前記遠心方向拡散移送装置(2)は、被乾燥物(5)を載せる拡散用載せ板(8)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部へ拡散移動させて行く拡散操作手段(9)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)の外周部から落下させるための外周部落下口(10)とを備え、
この拡散用載せ板(8)と拡散操作手段(9)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
これにより、拡散用載せ板(8)上で、その板中央部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板中央部から板周辺部に向かって拡散操作手段(9)で拡散移動させて行って、外周部落下口(10)から落下させて行くように構成し、
前記求心方向集束移送装置(3)は、被乾燥物(5)を載せる集束用載せ板(11)と、被乾燥物(5)を集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部へ集束移動させて行く集束操作手段(12)と、乾燥物(5)を集束用載せ板(11)の板中央部から落下させるための中央部落下口(13)とを備え、
この集束用載せ板(11)と集束操作手段(12)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
これにより、集束用載せ板(11)上で、その板周辺部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板周辺部から板中央部に向かって集束操作手段(12)で集束移動させて行って、中央部落下口(13)から落下させて行くように構成し、
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)は、複数枚の拡散操作羽根(14)…と、これらの拡散操作羽根(14)…を支持する拡散羽根支持具(15)とを備え、これら複数枚の拡散操作羽根(14)…は互いに、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転周方向および回転半径方向へ順にずらせて配置し、
これにより、被乾燥物(5)は拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部に向かって、各拡散操作羽根(14)…で遠心方向へ順に押し出されて行くことにより、近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行って、外周部落下口(10)から落下して行くように構成し、
前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)は、複数枚の集束操作羽根(16)…と、これらの集束操作羽根(16)…を支持する集束羽根支持具(17)とを備え、これら複数枚の集束操作羽根(16)…は互いに、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転周方向および回転半径方向に順にずらせて配置し、
これにより、被乾燥物(5)は集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部に向かって、各集束操作羽根(16)…で求心側へ順に押し込まれて行くことにより、近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行って、中央部落下口(13)から落下して行くように構成し、
前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)の複数枚の集束操作羽根(16)…のうち、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転中心から遠いものから近いものに移行するにつれて、各集束操作羽根(16)…の求心方向への押込み寸法(33)を次第に大きくなる寸法に設定するとともに、各収束操作羽根(16)…の回転円の接線に対する押込み用傾斜角度(34)を次第に大きくなる角度に設定した、 ことを特徴とする。
○ 請求項12の発明
この請求項12の発明は、上記請求項1−11の発明のうちのどれか1つの発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散用載せ板(8)を加熱する発熱体(36)をこの拡散用載せ板(8)に設ける。この拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、拡散用載せ板(8)との接触部を通じて、その発熱体(36)から発する熱で加熱されるように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項13の発明
この請求項13の発明は、上記請求項12の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散用載せ板(8)の上面に遠赤外線発生層(37)を設ける。この拡散用載せ板(8)に設けた前記発熱体(36)から発する熱がこの遠赤外線発生層(37)で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項14の発明
この請求項14の発明は、上記請求項12または13の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散用載せ板(8)の下面に遠赤外線発生層(38)を設ける。この拡散用載せ板(8)に設けた前記発熱体(36)から発する熱がこの遠赤外線発生層(38)で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの拡散用載せ板(8)のすぐ下側に位置する前記求心方向集束移送装置(3)の集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項15の発明
この請求項15の発明は、上記請求項1−14の発明のうちのどれか1つの発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記求心方向集束移送装置(3)の集束用載せ板(11)を加熱する発熱体(40)をこの集束用載せ板(11)に設ける。この集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、収束用載せ板(11)との接触部を通じて、その発熱体(40)から発する熱で加熱されるように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項16の発明
この請求項16の発明は、上記請求項15の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記求心方向集束移送装置(3)の集束用載せ板(11)の上面に遠赤外線発生層(41)を設ける。この集束用載せ板(11)に設けた前記発熱体(40)から発する熱がこの赤外線発生層(41)で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項17の発明
この請求項17の発明は、上記請求項15または16の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記求心方向集束移送装置(3)の集束用載せ板(11)の下面に遠赤外線発生層(42)を設ける。この集束用載せ板(11)に設けた前記発熱体(40)から発する熱がこの赤外線発生層(42)で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの集束用載せ板(11)のすぐ下側に位置する前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項18の発明
この請求項18の発明は、上記請求項1−17の発明のうちのどれか1つの発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記乾燥室容器(1)に空気除湿器(44)・空気加熱器(45)・および送風器(46)を空気循環可能に連通させる。この送風器(46)で送風される乾燥用空気は、まず空気除湿器(44)で除湿したのち、空気加熱器(45)で温度上昇させて相対湿度を低下させておく。
次いで乾燥室容器(1)内で遠心方向拡散移送装置(2)および求心方向集束移送装置(3)を通過する段階で、拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられて行く被乾燥物(5)と、集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられて行く被乾燥物(5)とから水分を吸収して、これらの被乾燥物(5)(5)を乾燥させて行く。 そして再び空気除湿器(44)で除湿したのち、空気加熱器(45)に戻して温度上昇させてから、乾燥室容器(1)に循環させるように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項19の発明
この請求項19の発明は、上記請求項18の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記乾燥室容器(1)内の遠心方向拡散移送装置(2)で拡散移動させられていく被乾燥物(5)および求心方向集束移送装置(3)で集束移動させられていく被乾燥物(5)の水分を吸収した乾燥用空気の湿度を検出する空気湿度センサ(47)を、乾燥室容器(1)内の乾燥用空気流路の下流側部分から前記空気除湿器(44)に至るまでの間に設ける。
この空気湿度センサ(47)は、その湿度検出値が設定湿度値よりも高い高湿度領域内にあるときには、前記空気加熱器(45)を加熱作動させるのに対して、その湿度検出値が設定湿度値よりも低い低湿度領域内にあるときには、前記空気加熱器(45)を加熱停止させるように構成した、 ことを特徴とする。
○ 請求項20の発明
この請求項20の発明は、上記請求項18の発明において、次の特徴構成を追加したことを特徴とする。
前記乾燥室容器(1)内の遠心方向拡散移送装置(2)で拡散移動させられていく被乾燥物(5)および求心方向集束移送装置(3)で集束移動させられていく被乾燥物(5)の水分を吸収した乾燥用空気の湿度を検出する空気湿度センサ(47)を、乾燥室容器(1)内の乾燥用空気流路の下流側部分から前記空気除湿器(44)に至るまでの間に設ける。
この空気湿度センサ(47)は、その湿度検出値が高い高湿度領域の場合と比べて、その湿度検出値が低い低湿度領域の場合の方が、前記空気加熱器(45)の加熱温度を低下させるように構成した、 ことを特徴とする。
本発明の含水物質の乾燥装置は、つぎの効果を奏する。
○ 請求項1の発明
被乾燥物(5)は、拡散用載せ板(8)上および収束用載せ板(11)上の両方のほぼ全面に亙ってほぐされながら広く展開させられて行くので、ほぐされて比表面積が大きくなる事と、広く展開されて表面積が大きくなる事との相乗効果により、均質にしかも速やかに乾燥させていくことができる。 ]
(1).投入口(6)から乾燥室容器(1)内に供給された被乾燥物(5)は、遠心方向拡散移送装置(2)においては、拡散用載せ板(8)に載せられた状態で、その板中央部から板周辺部に向かって拡散操作手段(9)で拡散移動させられて行く。
このため、この被乾燥物(5)は、拡散用載せ板(8)上のほぼ全面に亙ってほぐされながら広く展開させられて行くので、ほぐされて比表面積が大きくなる事と、広く展開されて表面積が大きくなる事との相乗効果により、均質にしかも速やかに乾燥させていくことができる。
(2).また、この被乾燥物(5)は、求心方向収束移送装置(3)においては、収束用載せ板(11)上に載せられた状態で、その板周辺部から板中央部に向かって収束操作手段(12)で収束移動させられて行く。
このため、被乾燥物(5)は、収束用載せ板(11)上のほぼ全面に亙ってほぐされながら広く展開させられて行くので、ほぐされて比表面積が大きくなる事と、広く展開されて表面積が大きくなる事との相乗効果により、均質にしかも速やかに乾燥させていくことができる。
(3).このように、被乾燥物(5)は、拡散用載せ板(8)上および収束用載せ板(11)上の両方のほぼ全面に亙ってほぐされながら広く展開させられて行くので、ほぐされて比表面積が大きくなる事と、広く展開されて表面積が大きくなる事との相乗効果により、均質にしかも速やかに乾燥させていくことができる。
また、請求項1の発明は、つぎの効果を奏する。
被乾燥物(5)の上記両近似渦巻き条材状(20)(21)は共に、その広い水分蒸発表面積からの乾燥速度も、肉厚の浅い内部中心部分からの乾燥速度も共に速くなるので、その全体が均質に速やかに乾燥されて行き、乾燥性能がさらに高められる。 ]
(1).前記被乾燥物(5)は拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部に向かって、各拡散操作羽根(14)…で遠心方向へ順に押し出されて行くことにより、近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行く。
このため、被乾燥物(5)は、近似渦巻き条材状(20)の上面に加えてその内周面および外周面からも水分が蒸発する分だけ、水分蒸発表面積が広くなって、乾燥速度が速くなる。そのうえ、被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(20)の渦巻き直交断面の肉厚の浅い内部中心から表面までの水分移動距離が短くなる分だけ、その肉厚の浅い内部中心部分からの乾燥速度も速くなる。
これにより、被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(20)は、その広い水分蒸発表面積からの乾燥速度も、肉厚の浅い内部中心部分からの乾燥速度も共に速くなるので、その全体が均質に速やかに乾燥されて行き、乾燥性能がさらに高められる。
(2).また、被乾燥物(5)は集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部に向かって、各集束操作羽根(16)…で求心側へ順に押し込まれて行くことにより、近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行く。
このため、被乾燥物(5)は、近似渦巻き条材状(21)の上面に加えてその内周面および外周面からも水分が蒸発する分だけ、水分蒸発表面積が広くなって、乾燥速度が速くなる。そのうえ、被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(21)の渦巻き直交断面の肉厚の浅い内部中心から表面までの水分移動距離が短くなる分だけ、その肉厚の浅い内部中心部分からの乾燥速度も速くなる。
これにより、被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(21)は、その広い水分蒸発表面積からの乾燥速度も、肉厚の浅い内部中心部分からの乾燥速度も共に速くなるので、その全体が均質に速やかに乾燥されて行き、乾燥性能がさらに高められる。
(3).以上により、被乾燥物(5)の上記両近似渦巻き条材状(20)(21)は共に、その広い水分蒸発表面積からの乾燥速度も、肉厚の浅い内部中心部分からの乾燥速度も共に速くなるので、その全体が均質に速やかに乾燥されて行き、乾燥性能がさらに高められる。
さらに、請求項1の発明は、つぎの効果を奏する。
[ 近似渦巻き条材状(20)の条材状肉幅(22)のうちの乾燥されにくくて含水量の多い内部が、切り分けられて互いに離れていく内外両周面で新たに露出され、この新たな露出面から水分が速やかに蒸発されていくので、被乾燥物(5)の乾燥速度が速められる。 ]
前記被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(20)は、その条材状肉幅(22)のうちの一部の肉幅部分(23)を残して、残部の肉幅部分(24)のみが切り分けられて遠心側へ押し出される。
このため、その条材状肉幅(22)のうちの乾燥されにくくて含水量の多い内部が、上記の切り分けられて互いに離れていく内外両周面で新たに露出され、この新たな露出面から水分が速やかに蒸発されていくので、被乾燥物(5)の乾燥速度が速められる。
○ 請求項2の発明.
請求項2の発明は、つぎの効果を奏する。
[ 条材状肉幅(25)のうちの含水量の多い内部が、切り分けられて互いに離されて行く両面から速やかに蒸発されていくので、被乾燥物(5)の乾燥速度が速められ、被乾燥物(5)の乾燥性能が更に向上する。 ]
前記被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(21)は、その条材状肉幅(25)のうちの一部の肉壁部分(26)を残して、残部の肉壁部分(27)のみが切り分けられて、求心側へ押し込まれて行く。
このため、その条材状肉幅(25)のうちの含水量の多い内部が、上記の切り分けられて互いに離されて行く両面で新たに露出され、この新たな露出面から速やかに蒸発されていくので、被乾燥物(5)の乾燥速度が速められて、乾燥性能が向上する。
○ 請求項3の発明
この請求項3の発明は、つぎの効果を奏する。
拡散羽根支持具(15)も収束羽根支持具(17)も共に、放射方向にのびる2本以上の拡散羽根支持腕(18)…同士または収束羽根支持腕(19)…同士を一体に形成したものから成るので、これらを円板で形成する場合と比べて、軽量で安価に製造することができる。 ]
(1).前記拡散羽根支持具(15)は、放射方向にのびる2本以上の拡散羽根支持腕(18)…同士を一体に形成したものから成るので、これを円板で形成する場合と比べて、軽量で安価に製造することができる。
(2).また、前記収束羽根支持具(17)は、放射方向にのびる2本以上の収束羽根支持腕(19)…同士を一体に形成したものから成るので、これを円板で形成する場合と比べて、軽量で安価に製造することができる。
(3).このように、拡散羽根支持具(15)も収束羽根支持具(17)も共に、放射方向にのびる2本以上の拡散羽根支持腕(18)…同士または収束羽根支持腕(19)…同士を一体に形成したものから成るので、これらを円板で形成する場合と比べて、軽量で安価に製造することができる。
○ 請求項の発明
この請求項の発明は、つぎの効果を奏する。
近似渦巻き条材状(20)の条材状肉幅(22)の残部の肉幅部分(24)の押出し寸法が大きくなる分だけ、この残部の肉幅部分(24)の新たな露出面が臨む空間の幅(28)が広くなり、この広い空間(28)に臨む新たな両露出面からの蒸発速度が速められて、被乾燥物(5)の乾燥性能が更に向上する。 ]
前記近似渦巻き条材状(20)の条材状肉幅(22)のうちの遠心側へ押し出された残部の肉幅部分(24)が、これの外周側に位置して遠心側へは押し出されずに置き残された前記一部の肉幅部分(23)に接当して合体される。
このため、その残部の肉幅部分(24)の押出し寸法が大きくなる分だけ、この残部の肉幅部分(24)の新たな露出面が臨む空間(28)の幅が広くなり、この広い空間(28)に臨む新たな両露出面からの蒸発速度が速められて、被乾燥物(5)の乾燥性能が更に向上する。
○ 請求項の発明
この請求項の発明は、つぎの効果を奏する。
拡散羽根支持具(15)は、放射方向にのびる4本以上の偶数本の拡散羽根支持腕(18)…同士を一体に形成したものから成るので、これを円板で形成する場合と比べて、軽量で安価に製造することができる。 ]
前記拡散羽根支持具(15)は、放射方向にのびる4本以上の偶数本の拡散羽根支持腕(18)…同士を一体に形成したものから成るので、これを円板で形成する場合と比べて、軽量で安価に製造することができる。
○ 請求項の発明
この請求項の発明は、つぎの効果を奏する。
近似渦巻き条材状(21)の条材状肉幅(25)の残部の肉幅部分(27)の押出し寸法が大きくなる分だけ、この残部の肉幅部分(27)の新たな露出面が臨む空間(29)の幅が広くなり、この広い空間(29)に臨む新たな両露出面からの蒸発速度が速められて、被乾燥物(5)の乾燥性能が更に向上する。 ]
上記近似渦巻き条材状(21)の条材状肉幅(25)のうちの、求心側へ押し込まれた前記残部の肉幅部分(27)が、これの内側に位置して求心側へは押し込まれずに置き残された前記一部の肉幅部分(26)に接当して合体される。
このため、前記残部の肉幅部分(27)の押込み寸法が大きくなる分だけ、この残部の肉幅部分(27)の新たな露出面が臨む空間(29)の幅が広くなり、この広い空間(29)に臨む新たな両露出面からの蒸発速度が速められて、被乾燥物(5)の乾燥性能が更に向上する。
○ 請求項の発明
この請求項の発明は、つぎの効果を奏する。
拡散羽根支持具(17)は、放射方向にのびる4本以上の偶数本の拡散羽根支持腕(19)…同士を一体に形成したものから成るので、これを円板で形成する場合と比べて、軽量で安価に製造することができる。 ]
前記拡散羽根支持具(17)は、放射方向にのびる4本以上の偶数本の拡散羽根支持腕(19)…同士を一体に形成したものから成るので、これを円板で形成する場合と比べて、軽量で安価に製造することができる。
○ 請求項8または9の発明
この請求項8または9の発明は、つぎの効果を奏する。
被乾燥物(5)は、拡散用載せ板(8)上のほぼ全面に亙って、ほぼ均等ないし近似した高さに整えられるため、ムラ無くほぼ均等に乾燥できるうえ、被乾燥物(5)の上面上のムダ空間を小さくできる分だけ、単位容積当たりの被乾燥物(5)の乾燥処理量を増大させることができる。 ]
拡散用載せ板(8)上で、被乾燥物(5)が各拡散操作羽根(14)…で同量づつ、その板中央部から板周辺部へ向かって順に押し拡げられていく。このとき各拡散操作羽根(14)…が1回転当たりに被乾燥物(5)を遠心側へ送り出す量は、その羽根(14)が被乾燥物(5)を押し出す高さと、その羽根(14)の遠心方向への押出し寸法(31)と、1回転の周長さとを掛け算した積である。
各拡散操作羽根(14)…のうち、その回転中心に近い側の羽根(14)と比べてその回転中心から遠い側の羽根(14)は、1回転の周長さが長くなるのに対して、これに反比例させて押出し寸法(31)を小さくすることにより、この両者の積である単位送り出し平面積がほぼ均等ないし近似した平面積となるため、押出し高さもほぼ均等ないし近似した高さになる。
これにより、被乾燥物(5)は、拡散用載せ板(8)上のほぼ全面に亙って、ほぼ均等ないし近似した高さに整えられるため、ムラ無くほぼ均等に乾燥できる。そのうえ、被乾燥物(5)の上面上のムダ空間を小さくできる分だけ、単位容積当たりの被乾燥物(5)の乾燥処理量を増大させることができる。
被乾燥物(5)の押出し速度が速くなり過ぎないようにして、被乾燥物(5)の飛び散りや圧し固めを無くして、被乾燥物(5)を全体に亙って均質に能率よく乾燥させる。 ]
各拡散操作羽根(14)…のうち、その回転中心に近い側の羽根(14)と比べてその回転中心から遠い側の羽根(14)は、回転の周速度が速くなるのに対して、これに反比例させて押出し寸法(31)を小さくする事と、回転円の接線に対する押出し用傾斜角(32)を次第に小さくなる角度に設定する事との組合せにより、被乾燥物(5)の押出し速度が速くなり過ぎないようにして、被乾燥物(5)の飛び散りや圧し固めを無くして、被乾燥物(5)を全体に亙って均質に能率よく乾燥させることができる。
○ 請求項10または11の発明
この請求項10または11の発明は、つぎの効果を奏する。
被乾燥物(5)は、収束用載せ板(11)上のほぼ全面に亙って、ほぼ均等ないし近似した高さに整えられるため、ムラ無くほぼ均等に乾燥できるうえ、被乾燥物(5)の上面上のムダ空間を小さくできる分だけ、単位容積当たりの被乾燥物(5)の乾燥処理量を増大させることができる。 ]
収束用載せ板(11)上で、被乾燥物(5)が各収束操作羽根(16)…で同量づつ、その板周辺部から板中央部へ向かって順に押し寄せられていく。このとき各収束操作羽根(16)…が1回転当たりに被乾燥物(5)を求心側へ押し込む量は、その羽根(16)が被乾燥物(5)を押し込む高さと、その羽根(16)の求心方向への押込み寸法(33)と、1回転の周長さとを掛け算した積である。
各収束操作羽根(16)…のうち、その回転中心から遠い側の羽根(16)と比べてその回転中心に近い側の羽根(16)は、1回転の周長さが短くなるのに対して、これに反比例させて押込み寸法(33)を大きくすることにより、この両者の積である単位押し込み平面積がほぼ均等ないし近似した平面積となるため、押し込み高さもほぼ均等ないし近似した高さになる。
これにより、被乾燥物(5)は、収束用載せ板(11)上のほぼ全面に亙って、ほぼ均等ないし近似した高さに整えられるため、ムラ無くほぼ均等に乾燥できる。そのうえ、被乾燥物(5)の上面上のムダ空間を小さくできる分だけ、単位容積当たりの被乾燥物(5)の乾燥処理量を増大させることができる。
回転中心に近い側の収束操作羽根(16)は、被乾燥物(5)を速やかに押し込んで、被乾燥物(5)を全体に亙って均質に能率よく乾燥させる。]
各収束操作羽根(16)…のうち、その回転中心から遠い側の羽根(16)と比べてその回転中心に近い側の羽根(16)は、回転の周速度が遅くなるのに対して、これに反比例させて押込み寸法(33)を大きくする事と、回転円の接線に対する押込み用傾斜角(34)を次第に大きくなる角度に設定する事との組合せにより、被乾燥物(5)を速やかに押し込んでゆくことができ、被乾燥物(5)を全体に亙って均質に能率よく乾燥させることができる。
○ 請求項12の発明
この請求項12の発明は、つぎの効果を奏する。
被乾燥物(5)は、拡散用載せ板(8)からの固体の伝導熱と空気の対流熱とにより効率よく加熱されるため、乾燥速度が速くなる。 ]
前記拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、拡散用載せ板(8)との接触部を通じて、発熱体(36)から発する熱で加熱される。
このため、この被乾燥物(5)は、拡散用載せ板(8)からの固体の伝導熱と空気の対流熱とにより効率よく加熱されるため、乾燥速度が速くなる。
○ 請求項13の発明
この請求項13の発明は、つぎの効果を奏する。
被乾燥物(5)の各部は、遠赤外線発生層(37)からの固体の伝導熱と空気の対流熱とに加えて、固体内への浸透性の高い遠赤外線熱によっても強力に加熱されるため、この被乾燥物(5)の乾燥能力が一層高められる。 ]
前記拡散用載せ板(8)の上面の遠赤外線発生層(37)から放射される遠赤外線により、この拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部は、遠赤外線発生層(37)からの固体の伝導熱と空気の対流熱とに加えて、固体内への浸透性の高い遠赤外線熱によっても強力に加熱されるため、この被乾燥物(5)の乾燥能力が一層高められる。
○ 請求項14の発明
この請求項14の発明は、つぎの効果を奏する。
拡散用載せ板(8)の下面の遠赤外線発生層(38)から放射される遠赤外線により、このすぐ下側に位置する集束用載せ板(11)上で集束移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、その内部深くに亙って強力に加熱されるため、この被乾燥物(5)の乾燥速度を更に向上させる。 ]
拡散用載せ板(8)の下面の遠赤外線発生層(38)から放射される固体内への浸透性の高い遠赤外線により、この拡散用載せ板(8)のすぐ下側に位置する集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、その内部深くに亙って強力に加熱されるため、この被乾燥物(5)の乾燥速度を更に向上させることができる。
○ 請求項15の発明
この請求項15の発明は、つぎの効果を奏する。
被乾燥物(5)は、集束用載せ板(11)からの固体の伝導熱と空気の対流熱とにより効率よく加熱されるため、乾燥速度が速くなる。 ]
前記集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、集束用載せ板(11)との接触部を通じて、発熱体(40)から発する熱で加熱される。
このため、この被乾燥物(5)は、集束用載せ板(11)からの固体の伝導熱と空気の対流熱とにより効率よく加熱されるため、乾燥速度が速くなる。
○ 請求項16の発明
この請求項16の発明は、つぎの効果を奏する。
被乾燥物(5)の各部は、遠赤外線発生層(41)からの固体の伝導熱と空気の対流熱とに加えて、固体内への浸透性の高い遠赤外線熱によっても強力に加熱されるため、この被乾燥物(5)の乾燥能力が一層高められる。 ]
前記集束用載せ板(11)の上面の遠赤外線発生層(41)から放射される遠赤外線により、この集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部は、遠赤外線発生層(41)からの固体の伝導熱と空気の対流熱とに加えて、固体内への浸透性の高い遠赤外線熱によっても強力に加熱されるため、この被乾燥物(5)の乾燥能力が一層高められる。
○ 請求項17の発明
この請求項17の発明は、つぎの効果を奏する。
集束用載せ板(11)の下面の遠赤外線発生層(42)から放射される遠赤外線により、このすぐ下側に位置する拡散用載せ板(8)上で拡散移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、その内部深くに亙って強力に加熱されるため、この被乾燥物(5)の乾燥速度を更に向上させる。 ]
集束用載せ板(11)の下面の遠赤外線発生層(42)から放射される固体内への浸透性の高い遠赤外線により、この集束用載せ板(11)のすぐ下側に位置する拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、その内部深くに亙って強力に加熱されるため、この被乾燥物(5)の乾燥速度を更に向上させることができる。
○ 請求項18の発明
この請求項18の発明は、つぎの効果を奏する。
乾燥用載せ板(8)上のほぼ全面に広がって拡散移動される被乾燥物(5)も、収束用載せ板(11)上のほぼ全面に広がって収束移動される被乾燥物(5)も、求心状または放射状にほぼ均等に流れる乾燥用空気とほぼ均等に接触して、均等に速やかに能率よく乾燥していくことができる。 ]
送風器(41)で送風・循環される乾燥用空気は、空気除湿器(44)で除湿して乾燥させ、空気加熱器(45)で温度上昇させて相対湿度を低下させてから、乾燥室容器(1)内で遠心方向拡散移送装置(2)および求心方向収束移送装置(3)を順に通過する。
(1).まず、この乾燥用空気は、遠心方向拡散移送装置(2)を通過するときには、乾燥用載せ板(8)の上側空間内で、この上側空間内の全周辺部から中央部へ求心状に、または中央部から全周辺部へ放射状に、ほぼ均等に流れる。 このため、乾燥用載せ板(8)上のほぼ全面に広がって拡散移動される被乾燥物(5)は、上記の求心状または放射状にほぼ均等に流れる乾燥用空気とほぼ均等に接触して、均等に速やかに能率よく乾燥させられて行く。
(2).つぎに、上記乾燥用空気は求心方向収束移送装置(3)を通過するときには、収束用載せ板(11)の上側空間内で、この上側空間の中央部から周辺部へ放射状に、または周辺部から中央部へ求心状にほぼ均等に流れる。 このため、収束用載せ板(11)上のほぼ全面に広がって収束移動される被乾燥物(5)は、上記の放射状または求心状のほぼ均等に流れる乾燥用空気とほぼ均等に接触して、均等に速やかに能率よく乾燥させられて行く。
(3).以上により、乾燥用載せ板(8)上のほぼ全面に広がって拡散移動される被乾燥物(5)も、収束用載せ板(11)上のほぼ全面に広がって収束移動される被乾燥物(5)も、上記の求心状または放射状にほぼ均等に流れる乾燥用空気とほぼ均等に接触して、均等に速やかに能率よく乾燥していくことができる。
○ 請求項19の発明
この請求項19の発明は、つぎの効果を奏する。
乾燥用空気は低湿度領域内にある状態では、よく乾燥していて乾燥能力が充分に高い状態になっている性質を利用して、空気加熱器(45)を停止させることにより、乾燥室容器(1)内での乾燥性能は充分高く保持されながらも、空気加熱用電力の消費をなくして、省エネルギーに寄与することができる。]
前記空気湿度センサ(42)は、乾燥室容器(1)内で被乾燥物(5)の水分を吸収した乾燥用空気の湿度を検出し、この湿度検出値が設定湿度よりも低い低湿度領域内にあるときには、空気加熱器(45)を加熱停止させるので、空気加熱用電力の消費をなくして、省エネルギーに寄与することができる。
しかも、乾燥用空気は低湿度領域内にある状態では、よく乾燥していて乾燥能力が充分に高い状態になっている性質を利用して、空気加熱器(45)を停止させることにより、乾燥室容器(1)内での乾燥性能は充分高く保持されながらも、空気加熱用電力の消費をなくして、省エネルギーに寄与することができる。
○ 請求項20の発明
この請求項20の発明は、つぎの効果を奏する。
乾燥用空気は低湿度領域内にある状態では、よく乾燥していて乾燥能力が充分に高い状態になっている性質を利用して、空気加熱器(45)の加熱温度を低下させることにより、乾燥室容器(1)内での乾燥性能は充分高く保持しながらも、空気加熱用電力の消費を少なくして、省エネルギーに寄与できる。]
前記空気湿度センサ(42)は、乾燥室容器(1)内で被乾燥物(5)の水分を吸収した乾燥用空気の湿度を検出し、この湿度検出値が設定湿度よりも低い低湿度領域内にあるときには、空気加熱器(45)の加熱温度を低下させるので、空気加熱用電力の消費を少なくして、省エネルギーに寄与することができる。
しかも、乾燥用空気は低湿度領域内にある状態では、よく乾燥していて乾燥能力が充分に高い状態になっている性質を利用して、空気加熱器(45)の加熱温度を低下させることにより、乾燥室容器(1)内での乾燥性能は充分高く保持しながらも、空気加熱用電力の消費を少なくして、省エネルギーに寄与することができるのである。
以下、本発明の含水物質の乾燥装置の実施の形態を、図面に基づき説明する。
○ 実施形態1図1−図16参照.
図2は含水物質の乾燥設備の乾燥処理系統図である。
この図2に示すように、乾燥処理しようとする生ゴミなどの含水物質(5)は、生ゴミホッパー(51)に投入され、ここからディスポーダー(52)・脱水機(53)および混合機(54)を順に通って、本発明の対象である含水物質の乾燥装置(55)に供給される。
上記含水物質(5)は、乾燥装置(55)内で乾燥されたのち、選別機(56)で未乾燥の物(5A)と乾燥した物(5B)と鉄片や石ころなどの不純物の重い物(5C)とに選別される。この未乾燥の物(5A)はダクトスクリュー式の搬送装置(57)で前記混合機(54)に戻され、ここで前記生ゴミと混合されて、乾燥装置(55)に循環される。前記乾燥した物(5B)と重い物(5C)は脱臭機(58)を経て、ロータリードラムまたはパッカー車(59)に蓄えられた後、産業廃棄物として廃棄処理される。
図1・図3・図4・図8および図9に基づき説明する。
図1は含水物質の乾燥装置の縦断正面図である。 図3は図1のIII線断面図。図4は図3における乾燥作動状態を示す平面図であって、拡散用載せ板(8)上で被乾燥物(5)を近似渦巻き条材状(20)に形成しながら拡散移動させていく状態を示す。 図8は図1のVIII−VIII線断面図。図9は図8における乾燥作動状態を示す平面図であって、集束用載せ板(11)上で被乾燥物(5)を近似渦巻き条材状(21)に形成しながら集束移動させていく状態を示す。
この図1・図3・図4・図8および図9に示すように、含水物質の乾燥装置(55)は、縦型の乾燥室容器(1)、上下多段の遠心方向拡散移送装置(2)…、上下多段の求心方向集束移送装置(3)…、および減速機付き電動モータから成る移送駆動装置(4)を備える。この縦型の乾燥室容器(1)内に、上下多段の各遠心方向拡散移送装置(2)…と、上下多段の各求心方向集束移送装置(3)…とを、上下方向に交互に配置して、互いに上下に間隔を空けて同心状に設ける。前記乾燥室容器(1)は、容器上部に被乾燥物(5)の投入口(6)を設け、容器下部に被乾燥物(5)の排出口(7)を設ける。
前記各遠心方向拡散移送装置(2)…は、被乾燥物(5)を載せるステンレス鋼板製の各拡散用載せ板(8)…と、被乾燥物(5)を各拡散用載せ板(8)…上でその板中央部から板周辺部へ拡散移動させて行く各拡散操作手段(9)…と、被乾燥物(5)を各拡散用載せ板(8)…の外周部から落下させるための各外周部落下口(10)…とを備える。この各拡散用載せ板(8)…を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、各拡散操作手段(9)…を乾燥室容器(1)内の中央の垂直駆動軸(61)を介して前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成する。
これにより、各拡散用載せ板(8)…上で、その板中央部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板中央部から板周辺部に向かって各拡散操作手段(9)…で拡散移動させて行って、各外周部落下口(10)…から落下させて行くように構成する。
前記各求心方向集束移送装置(3)…は、被乾燥物(5)を載せるステンレス鋼板製の各集束用載せ板(11)…と、被乾燥物(5)を各集束用載せ板(11)…上でその板周辺部から板中央部へ集束移動させて行く各集束操作手段(12)…と、乾燥物(5)を各集束用載せ板(11)…の板中央部から落下させるための各中央部落下口(13)…とを備える。この各集束用載せ板(11)…を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、各集束操作手段(12)…を前記垂直駆動軸(61)を介して前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成する。
これにより、各集束用載せ板(11)…上で、その板周辺部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板周辺部から板中央部に向かって各集束操作手段(12)…で集束移動させて行って、各中央部落下口(13)…から落下させて行くように構成した。
図3−図7に基づき説明する。
図3は図1のIII線断面図。図4は図3における乾燥作動状態を示す平面図であって、拡散用載せ板(8)上で被乾燥物(5)を近似渦巻き条材状(20)に形成しながら拡散移動させていく状態を示す。図5は図4のV部拡大図。 図6(A)は図4のA−A線断面図。図6(B)は図4のB−B線断面図。図6(C)は図4のC−C線断面図。図6(D)は図4のD−D線断面図。図7は図4の乾燥作動状態を示す平面図の展開図である。
この図3−図7に示すように、前記各遠心方向拡散移送装置(2)…の拡散操作手段(9)…は、ステンレス鋼板製の多数枚の拡散操作羽根(14)…と、これらの拡散操作羽根(14)…を支持する拡散羽根支持具(15)とを備える。これら多数枚の拡散操作羽根(14)…は互いに、拡散操作手段(9)の回転周方向および回転半径方向へ順にずらせて配置する。
これにより、被乾燥物(5)は各拡散用載せ板(8)…上でその板中央部から板周辺部に向かって、各拡散操作羽根(14)…で遠心方向へ順に押し出されて行くことにより、近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行って、各外周部落下口(10)…から落下して行くように構成する。
図8−図12に基づき説明する。
図8は図1のVIII−VIII線断面図。図9は図8における乾燥作動状態を示す平面図であって、集束用載せ板(11)上で被乾燥物(5)を近似渦巻き条材状(21)に形成しながら集束移動させていく状態を示す。図10は図9のX部拡大図。 図11(A)は図9のA−A線断面図。図11(B)は図9のB−B線断面図。図11(C)は図9のC−C線断面図。図11(D)は図9のD−D線断面図。図12は図9の乾燥作動状態を示す平面図の展開図である。
この図8−図12に示すように、前記各求心方向集束移送装置(3)…の各集束操作手段(12)…は、ステンレス鋼板製の多数枚の集束操作羽根(16)…と、これらの集束操作羽根(16)…を支持する集束羽根支持具(17)とを備える。これら多数枚の集束操作羽根(16)…は互いに、集束操作手段(12)の回転周方向および回転半径方向に順にずらせて配置する。
これにより、被乾燥物(5)は各集束用載せ板(11)…上でその板周辺部から板中央部に向かって、各集束操作羽根(16)…で求心側へ順に押し込まれて行くことにより、近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行って、各中央部落下口(13)…から落下して行くように構成した。
図3に示すように、前記各遠心方向拡散移送装置(2)…の各拡散操作手段(9)…の各拡散羽根支持具(15)…は、拡散操作手段(9)の回転中心部から放射方向にのびる4本の拡散羽根支持腕(18)…同士を一体に連結したものから成る。この4本の各拡散羽根支持腕(18)…の腕長さ方向の複数箇所にそれぞれ前記各拡散操作羽根(14)…を固定する。各拡散羽根支持腕(18)…同士間では各拡散操作羽根(14)…を固定する各腕長さ位置を互いに順にずらせていくように構成する。
図8に示すように、前記各求心方向集束移送装置(3)…の各集束操作手段(12)…の各集束羽根支持具(17)…は、集束操作手段(12)の回転中心部から放射方向にのびる4本の集束羽根支持腕(19)…同士を一体に連結したものから成る。この4本の各集束羽根支持腕(19)…の腕長さ方向の複数箇所にそれぞれ前記各集束操作羽根(16)…を固定する。各集束羽根支持腕(19)…同士間では各集束操作羽根(16)…を固定する各腕長さ位置を互いに順にずらせていくように構成した。
図3−図7に示すように、前記各遠心方向拡散移送装置(2)…の各拡散用載せ板(8)…上で、被乾燥物(5)が近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行く途上において、前記複数枚の各拡散操作羽根(14)…は、前記被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(20)の条材状肉幅(22)のうちの一部の肉幅部分(23)を残して、残部の肉幅部分(24)のみを切り分けて遠心側へ押し出していくように配置した。
前記各拡散用載せ板(8)…上で、前記近似渦巻き条材状(20)の条材状肉幅(22)のうちの残部の肉幅部分(24)のみを遠心側へ押し出して行く拡散操作羽根(14)は、これを複数枚断続させて排列する。この排列された複数枚の拡散操作羽根(14)…のうちの、拡散用載せ板(8)の板中央部側に位置する拡散操作羽根(14)で遠心側へ押し出された近似渦巻き条材状(20)の前記残部の肉幅部分(24)が、これよりも板周辺部側に位置する拡散操作羽根(14)で遠心側へは押し出されずに置き残された近似渦巻き条材状(20)の前記一部の肉幅部分(23)に接当して合体するように構成した。
図8−図12に示すように、前記各求心方向集束移送装置(3)…の各集束用載せ板(11)…上で、被乾燥物(5)が近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行く途上において、前記複数枚の各集束操作羽根(16)…は、前記被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(21)の条材状肉幅(25)のうちの一部の肉幅部分(26)を置き残して、残部の肉幅部分(27)のみを切り分けて求心側へ押し込んでいくように配置した。
前記各集束用載せ板(11)…上で、前記近似渦巻き条材状(21)の条材状肉幅(25)のうちの残部の肉幅部分(27)のみを求心側へ押し出して行く集束操作羽根(16)は、これを多数枚断続させて排列する。この排列された多数枚の拡散操作羽根(16)…のうちの、集束用載せ板(11)の板周辺部側に位置する集束操作羽根(16)で求心側へ押し込まれた近似渦巻き条材状(21)の前記残部の肉幅部分(27)が、これよりも板中央部側に位置する集束操作羽根(16)で求心側へは押し出されずに置き残された近似渦巻き条材状(21)の前記一部の肉幅部分(26)に接当して合体するように構成した。
図13に示すように、前記各遠心方向拡散移送装置(2)…の各拡散操作手段(9)…の多数枚の拡散操作羽根(14)…のうち、拡散操作手段(9)の回転中心に近いものから遠いものに移行するにつれて、各拡散操作羽根(14)…の遠心方向への押出し寸法(31)を次第に小さくなる寸法に設定するとともに、各拡散操作羽根(14)…の回転円の接線に対する押出し用傾斜角度(32)を次第に小さくなる角度に設定した。
図14に示すように、前記各求心方向集束移送装置(3)…の各集束操作手段(12)…の多数枚の集束操作羽根(16)…のうち、集束操作手段(12)の回転中心から遠いものから近いものに移行するにつれて、各集束操作羽根(16)…の求心方向への押込み寸法(33)を次第に大きくなる寸法に設定するとともに、各収束操作羽根(16)…の回転円の接線に対する押込み用傾斜角度(34)を次第に大きくなる角度に設定した。
図15に示すように、前記各遠心方向拡散移送装置(2)…の各拡散用載せ板(8)…を加熱するカーボン式の各発熱体(36)…を、この各拡散用載せ板(8)…の下面に2重の円環状にして設ける。各拡散用載せ板(8)…上で各拡散操作手段(9)…により拡散移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、各拡散用載せ板(8)…との接触部を通じて、その各発熱体(36)…から発する熱で加熱されるように構成した。このカーボン式の発熱体(36)は、カーボン製の太い発熱線を雲母製の絶縁体を介して鉄管で被覆したものから成る。
前記各遠心方向拡散移送装置(2)…の各拡散用載せ板(8)…の上面に各遠赤外線発生層(37)…を設ける。この各拡散用載せ板(8)…に設けた前記各発熱体(36)…から発する熱が、この遠赤外線発生層(37)で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの各拡散用載せ板(8)…上で各拡散操作手段(9)…により拡散移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した。
前記各遠心方向拡散移送装置(2)…の各拡散用載せ板(8)…の下面に各遠赤外線発生層(38)…を設ける。この各拡散用載せ板(8)…に設けた前記各発熱体(36)…から発する熱が、この各遠赤外線発生層(38)…で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの各拡散用載せ板(8)…のすぐ下側に位置する前記各求心方向集束移送装置(3)…の各集束用載せ板(11)…上で各集束操作手段(12)…により集束移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した。
図16に示すように、前記各求心方向集束移送装置(3)…の各集束用載せ板(11)…を加熱するカーボン式の各発熱体(40)…をこの各集束用載せ板(11)…の下面に2重の円環状にして設ける。この各集束用載せ板(11)…上で各集束操作手段(12)…により集束移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、各収束用載せ板(11)…との接触部を通じて、その各発熱体(40)…から発する熱で加熱されるように構成した。このカーボン式の発熱体(40)は、カーボン製の太い発熱線を雲母製の絶縁体を介して鉄管で被覆したものから成る。
前記各求心方向集束移送装置(3)…の各集束用載せ板(11)…の上面に各遠赤外線発生層(41)…を設ける。この各集束用載せ板(11)…に設けた前記各発熱体(40)…から発する熱がこの各赤外線発生層(41)で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの各集束用載せ板(11)…上で各集束操作手段(12)…により集束移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した。
前記各求心方向集束移送装置(3)…の各集束用載せ板(11)…の下面に各遠赤外線発生層(42)…を設ける。この各集束用載せ板(11)…に設けた前記各発熱体(40)…から発する熱がこの各赤外線発生層(42)…で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの各集束用載せ板(11)…のすぐ下側に位置する前記各遠心方向拡散移送装置(2)…の各拡散用載せ板(8)…上で各拡散操作手段(9)…により拡散移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した。
図1に示すように、前記乾燥室容器(1)に送風器(46)・空気除湿器(44)・排水処理装置(62)・および空気加熱器(45)を空気循環可能に連通させる。この送風器(46)で送風される乾燥用空気は、まず空気除湿器(44)で除湿したのち、排水処理装置(62)で排水処理し、空気加熱器(45)で温度上昇させて相対湿度を低下させておく。
次いで、その乾燥用空気は、乾燥室容器(1)内で各遠心方向拡散移送装置(2)…および各求心方向集束移送装置(3)…を上向きに順に通過していく段階で、各拡散用載せ板(8)…上で各拡散操作手段(9)…により拡散移動させられて行く被乾燥物(5)と、各集束用載せ板(11)…上で各集束操作手段(12)…により集束移動させられて行く被乾燥物(5)とから水分を吸収して、これらの被乾燥物(5)(5)を乾燥させて行く。そして再び空気除湿器(44)で除湿したのち、排水処理装置(46)で排水処理し、空気加熱器(45)に戻して温度上昇させてから、乾燥室容器(1)に循環させるように構成した。
前記乾燥室容器(1)内の各遠心方向拡散移送装置(2)…で拡散移動させられていく被乾燥物(5)および各求心方向集束移送装置(3)…で集束移動させられていく被乾燥物(5)の水分を吸収した乾燥用空気の湿度を検出する空気湿度センサ(47)を、乾燥室容器(1)内の乾燥用空気流路の下流側部分である乾燥容器(1)内の上部に設ける。
この空気湿度センサ(47)は、その湿度検出値が設定湿度値(例えば20%)よりも高い高湿度領域内にあるときには、前記空気加熱器(45)を加熱作動させるのに対して、その湿度検出値が設定湿度値よりも低い低湿度領域内にあるときには、前記空気加熱器(45)を加熱停止させるように構成したものである。
○ 実施形態2 図17・図18参照.
この実施形態2は、上記実施形態1の含水物質の乾燥装置において、前記拡散用載せ板(8)および集束用載せ板(11)を図17・図18に示すように変更したものである。
図17は図1の拡散用載せ板(8)の縦断正面図であって、実施形態1の図15(A)に相当する図である。図18は図1の各集束用載せ板(11)の縦断正面図であって、実施形態1の図16(A)に相当する図である。
図17に示すように、拡散用載せ板(8)はステンレス鋼板製の上下一対の円板(8a)(8b)から成る。この両円板(8a)(8b)の間に前記2重の円環状のカーボン式の発熱体(36)を挟み込んで固定する。上側の円板(8a)の上面および下側の円板(8b)の下面に、それぞれ遠赤外線発生層(37)(38)を設ける。
図18に示すように、集束用載せ板(11)はステンレス鋼板製の上下一対の円板(11a)(11b)から成る。この両円板(11a)(11b)の間に前記2重の円環状のカーボン式の発熱体(40)を挟み込んで固定する。上側の円板(11a)の上面および下側の円板(11b)の下面に、それぞれ遠赤外線発生層(41)(42)を設けたものである。
○ 実施形態3 図19参照.
この実施形態3は、上記実施形態1の含水物質の乾燥装置において、前記拡散用載せ板(8)および集束用載せ板(11)を図19に示すように変更したものである。
図19は図1の拡散用載せ板(8)または集束用載せ板(11)の縦断正面図であって、実施形態1の図15(A)または図16(A)に相当する図である。
ステンレス鋼板製の前記拡散用載せ板(8)および集束用載せ板(11)の各発熱体(36)(40)は、カーボン式の発熱体から面状発熱体に変更する。この各面状発熱体(36)(40)は前記拡散用載せ板(8)および集束用載せ板(11)の上面および下面の全面を覆う状態に設ける。そして、上側の面状発熱体(36)(40)の上面および下側の面状発熱体(36)(40)の下面に、それぞれ遠赤外線発生層(37)(38)(41)(42)を設けたものである。
○ 実施形態4 図1参照.
この実施形態4は、上記実施形態1の含水物質の乾燥装置において、前記空気湿度センサ(47)による空気過熱器(45)の制御を、次のように変更したものである。
図1は含水物質の乾燥装置の縦断正面図である。
前記空気湿度センサ(47)は、その湿度検出値が設定温度(例えば20%)よりも高い高湿度領域の場合と比べて、その湿度検出値がその設定温度(例えば20%)よりも低い低湿度領域の場合のほうが、前記空気過熱器(45)の加熱温度を低下させるように構成したものである。
参考例. 図20−図23参照.
図20−図23は本発明の生ゴミ乾燥装置の参考例を示す。図20は生ゴミ乾燥装置の縦断正面図である。図21は図20の生ゴミ乾燥装置の一部拡大図。図22は図20のXXII−XXII線拡大断面図。図23は図20のXXIII−XXIII線拡大断面図である。
図20−図23を参照して参考例を説明すると、この参考例の生ゴミ乾燥装置は、例えば残飯や食材の切れ端等の生ゴミをかなりの乾燥度合い(例えば含水率が20%程度)まで乾燥させるものである。
図20−図23に示す参考例の生ゴミ乾燥装置は、被乾燥物(生ゴミ)を実質的に乾燥させる部屋となる乾燥容器(101)と、乾燥容器(101)内の各棚板(114)(114)・・上にある被乾燥物(Y)を順次下段側に送り出す送出装置(102)と、乾燥容器(101)内に温風を供給する温風供給装置(104)と、乾燥容器(101)の取出口(113)から取り出される被乾燥物(Y)を乾燥容器(101)の上部(投入口(12))に戻す搬送装置(103)と、搬送装置(103)の一部となる貯留容器(105)と、該貯留容器(105)内に生ゴミを投入する生ゴミ投入容器(106)とを基本構成としている。
乾燥容器(101)は、縦型円筒状の容器本体(111)の上部に被乾燥物(Y)の投入口(112)を設け、該容器本体(111)の下部に被乾燥物(Y)の取出口(113)を設け、該容器本体(111)内に上下多段に配置した複数段の棚板(114)(114)・・を設けている。尚、容器本体(111)の底部は漏斗状に傾斜しており、その底部中心に取出口(113)を形成している。
乾燥容器(101)内の棚板(114)は、この参考例では上下にほぼ等間隔で合計5段設けている。尚、この棚板(114)の段数は、特に5段に限定するものではなく、適宜の段数に設定できることは勿論である。
各棚板(114)(114)・・には、当該棚板(114)上の被乾燥物(Y)を次段側に落下させるための通口(115)(116)が形成されている。この通口(115)(116)は、各棚板(114)における中心(符号115)に設けたものと、外周(符号116)に設けたものとがある。そして、この参考例では、上から第1段と第3段と第5段の各棚板(114)(114)(114)に中心通口(115)を形成し、第2段と第4段の各棚板(114)(114)に外周通口(116)を形成している。従って、この乾燥容器(101)では、上下に隣接する各棚板(114)(114)・・の通口が順次交互に棚板中心(符号115)と棚板外周(符号116)とに位置している。尚、棚板中心に通口(115)をもつ棚板(114)は、図23に示すように、その外周部分を容器本体(111)の内周面に接合させている。又、棚板外周に通口(116)をもつ棚板(114)は、図22に示すように、容器本体(111)の内面にステー(119)(119)・・を介して支持させている。
各棚板(114)(114)・・上の被乾燥物(Y)は、送出装置(102)によって各通口(115)(116)に送り出されるが、この送出装置(102)は、乾燥容器(101)の中心部に下向きに挿入された回転軸(122)と、回転軸(122)を回転させるモータ(121)と、回転軸(122)に取付けた上下5段の掃出し材(123)(123)・・とを有している。尚、回転軸(122)は、この参考例では、上方から見て左回転方向に回転せしめられる。
各段の掃出し材(123)(123)・・は、回転軸(122)を挟んでそれぞれ対向位置に水平姿勢で一対づつ設けている。この掃出し材(123)(123)・・には、1つの掃出し材につき小片からなる複数枚(図示例では4〜5枚)の掃出しプレート(124)(124)・・が取付けられている。この各掃出しプレート(124)(124)・・は、それぞれ該当する棚板(114)の上面に近接する位置で、乾燥容器(101)の半径方向に間隔をもって配置している。このように、各掃出しプレート(124)(124)・・間に間隔をもたせると、掃出し材(123)(123)が回転したときに、図21に示すように棚板(114)上の被乾燥物(Y)を各掃出しプレート(124)(124)・・で周方向の筋状に分断する機能を有し、それによって塊状の被乾燥物であっても小さくほぐすことができるとともに撹拌作用も大きくなる。
また、相互に対向する掃出し材(123)(123)・・において、各側の掃出しプレート(124)(124)・・は、相互に対向側の掃出しプレートの間隔部分に対応するように半径方向の位置決めがなされいてる。このようにすると、筋状に残した被乾燥物を対向側の掃出しプレート(124)(124)・・で確実に掃出すことができる。
又、中心通口(115)のある各棚板(上から奇数段目のもの)(114)(114)(114)上の各掃出し材(123)(123)・・の各掃出しプレート(124)(124)・・は、図23に示すように掃出し材(123)(123)・・が左回転したときに棚板(114)上の被乾燥物を中心方向に押し出し得るような角度を持たせている。他方、外周通口(116)のある各棚板(上方から偶数段目のもの)(114)(114)上の各掃出し材(123)(123)・・の各掃出しプレート(124)(124)・・は、図22に示すように掃出し材(123)(123)・・が左回転したときに、棚板(114)上の被乾燥物を外周方向に押し出し得るような角度を持たせている。
従って、この送出装置(102)を作動させると、各棚板(114)(114)・・上の被乾燥物(Y)が各掃出し材(123)(123)・・によって棚板(114)(114)上を回転方向及び内・外方向に移動せしめられながら(撹拌されながら)、図21に実線矢印(符号Y)で示すように各通口(115)(116)から順次下段側に落とされる。
各棚板(114)(114)・・の上面部には、それぞれ面状発熱体(117)(117)・・を取付けている。この面状発熱体(117)(117)・・は、各棚板上面のほぼ全面を被覆し得る大きさを有している。この面状発熱体(117)としては、例えばフイルム状基板に発熱材(カーボン)を1本の細幅線状で且つフイルム状基板の全面に分布させた状態で塗工したもの(図22、図23の発熱線117a)が使用されている。この面状発熱体(117)の発熱線(117a)は、発熱温度が60〜80℃程度の比較的低温度のものが使用されている。そして、各面状発熱体(117)(117)・・は、各棚板(114)(114)・・の上面に張設し、その上を熱伝導の良好な保護カバー(例えばステンレス鋼板製)(118)で被覆して設置している。各段の面状発熱体(117)(117)(発熱線117)には、容器本体(111)の側壁を貫通して給電される。尚、他の参考例では、乾燥容器(101)の容器本体内面にも上記の面状発熱体を設けてもよい。
温風供給装置(104)は、図20に示すように、温風発生器(141)と該温風発生器(141)で発生した温風を乾燥容器(101)内の底部に吹き込む送風機(142)と、乾燥容器(101)内の上部から空気を吸引する吸引機(143)と、吸引した空気から除湿をする除湿器(144)と、温風中の臭気成分を除去する脱臭器(145)とを有している。
温風発生器(141)は、電気ヒータを用いて例えば60〜80℃程度の比較的低温度の温風を発生させる。そして、送風機(142)で乾燥容器(101)内の底部に吹き込まれた温風は、図21に点線矢印(符号W)で示すように各通口(115)(116)を通って乾燥容器(101)内の全域をジグザグ状に移動し、吸引機(143)により乾燥容器(101)内の上部から除湿器(144)側に吸引され、脱臭器(145)を通って、順次循環するようになっている。尚、温風発生器(141)の電気ヒータは、乾燥容器(101)内を循環させる温風の温度を検知するサーミスタでON・OFF制御される。
被乾燥物を循環させるための搬送装置(103)は、図20に示すように、乾燥容器(101)の取出口(113)に連続する第1スクリューコンベア(131)と、該第1スクリューコンベア(131)の出口に連続する貯留容器(105)と、該貯留容器(105)の排出口(153)に連続する第2スクリューコンベア(132)と、該第2スクリューコンベア(132)の出口に連続するバケットコンベア(133)とを有している。即ち、第1スクリューコンベア(131)は、乾燥容器(101)の取出口(113)と貯留容器(105)の投入口(152)間に設けられ、第2スクリューコンベア(132)は、貯留容器(105)の排出口(153)とバケットコンベア(133)の始端部とを連続し、バケットコンベア(133)の終端部は、乾燥容器(101)の投入口(112)に連続させている。尚、この搬送装置(103)の詳細な機能については後述する。
搬送装置(103)の途中(図示例では第1スクリューコンベア(131))には、乾燥済み被乾燥物を外部へ排出するための扉(137)付きの排出口(136)が設けられている。尚、この扉(137)は手動で開閉される。又、この排出口(136)の下方にはシューター(138)が設けられている。そして、該排出口(136)を解放させた状態で第1スクリューコンベア(131)を作動させることにより、該第1スクリューコンベア(131)部分を搬送される乾燥済み被乾燥物が排出口(136)、シューター(138)を通って収容容器(139)に収容できるようになっている。
貯留容器(105)は、搬送装置(103)の一部となるものであるが、該貯留容器(105)内には被乾燥物を所定量だけ一時的に貯留し得る。又、この貯留容器(105)内には、撹拌装置(154)が設けられている。この撹拌装置(154)は、モータ(155)により撹拌羽根(156)を貯留容器(105)内で回転させることにより、貯留容器(105)内に貯留されている被乾燥物を撹拌するものである。
貯留容器(105)には、生ゴミ投入容器(106)が接続されている。即ち、生ゴミ投入容器(106)の底部の排出口(162)を貯留容器(105)の投入口(第1投入口)(151)に接続させている。
生ゴミ投入容器(106)内には、その投入口(161)から投入された生ゴミを細断するための細断装置(163)を設けている。そして、この生ゴミ投入容器(106)は、その投入口(161)から生ゴミを投入すると、細断装置(163)で細断して、その細断した生ゴミを底部の排出口(162)から貯留容器(105)の投入口(第1投入口)(151)に供給するようになっている。尚、この生ゴミ投入容器(106)への生ゴミ投入は、通常の乾燥運転中は行わない。
この参考例の生ゴミ乾燥装置は、次のように運転される。尚、最初の運転時には乾燥容器(101)内及び搬送装置(103)内に被乾燥物がない。そして、被乾燥物を移送させるための各装置(細断装置(163)、撹拌装置(154)、第2スクリューコンベア(132)、バケットコンベア(133)、送出装置(102)、第1スクリューコンベア(131)等)を作動させるとともに、温風供給装置(104)及び各面状発熱体(117)(117)・・により乾燥容器(101)内の空気及び各棚板(114)(114)・・を加熱しておく。尚、このとき第1スクリューコンベア(131)に設けた排出口(136)の扉(137)は閉じておく。
この状態で生ゴミ投入容器(106)の投入口(161)から被乾燥物(生ゴミ)を投入すると、その被乾燥物が細断装置(163)で細断されて貯留容器(105)内に投入され、該貯留容器(105)内の被乾燥物が順次第2スクリューコンベア(132)、バケットコンベア(133)を経て乾燥容器(101)の投入口(112)から乾燥容器(101)に投入される。尚、この生ゴミ乾燥装置による1回当たりの被乾燥物処理量は、乾燥容器(101)、搬送装置(103)、貯留容器(105)等の合計容量によって設定されるが、その許容処理量に達するはでは生ゴミ投入容器(106)から処理すべき生ゴミを順次連続して投入することができる。
乾燥容器(101)内に投入された被乾燥物は、まず最上段の棚板(114)に載せられるが、送出装置(102)の掃出し材(123)(123)が回転していることにより、最上段棚板(114)上の被乾燥物(Y)(図21)が各掃出しプレート(124)(124)・・で撹拌されながら順次中心通口(115)側に移動せしめられて、該中心通口(115)から第2段目棚板(114)上に落下する。又、第2段目棚板(114)で受けられた被乾燥物は、2段目の各掃出し材(123)(123)により該2段目棚板(114)上を外周通口(116)側に移動せしめられて、該外周通口(116)から3段目の棚板(114)上に落下し、順次同様に3段目棚板(114)から4段目棚板(114)、4段目棚板(114)から5段目棚板(114)、5段目棚板(114)から乾燥容器(101)の底部へと移動せしめられる。尚、各棚板(114)(114)・・上の被乾燥物がそれぞれ下段側に落下するのと併行して、当該棚板上には後の被乾燥物が順次供給されるので、各棚板(114)(114)・・上が空になることがない。
被乾燥物(Y)が乾燥容器(101)内を移動する際に、該被乾燥物が乾燥容器(101)内を流れる温風(W)(図2)と各棚板(114)(114)・・(面状発熱体(117))からの熱の両方で上下から加熱される。又、各棚板(114)(114)・・上では、被乾燥物(Y)が掃出しプレート(124)(124)・・によって撹拌され且つほぐされながら移動するので、被乾燥物における温風接触部分及び棚板接触部分が入れ替わり該被乾燥物全体が均一加熱される。尚、温風供給装置(104)及び面状発熱体(117)による加熱温度は60〜80℃程度の比較的低温に設定されている。
ところで、被乾燥物は、乾燥容器(101)内での滞留時間にもよるが該乾燥容器(101)内を1回通過させただけでは、所望の乾燥度合い(例えば含水率が20%程度)まで乾燥させることができない。そこで、乾燥容器(101)の底部まで移動した被乾燥物は、取出口(113)から第1スクリューコンベア(131)で貯留容器(105)側に搬送し、該貯留容器(105)から、第2スクリューコンベア(132)、バケットコンベア(133)を経て乾燥容器(101)の投入口(112)に戻して、該乾燥容器(101)内で再度加熱する。そして、被乾燥物を乾燥容器(101)と搬送装置(103)との間を所定時間循環させて、所望の乾燥度合いになるまで乾燥させる。尚、被乾燥物の乾燥度合いは、乾燥容器(101)内の湿度をチェックすることで知ることができる。
被乾燥物が所望の乾燥度合いまで乾燥されると、貯留容器(105)側の第2スクリューコンベア(132)のみを停止させて、該貯留容器(105)内に所定量の乾燥済み被乾燥物を貯留させ、その後に乾燥容器(101)側の第1スクリューコンベア(131)の扉(137)を図20に鎖線図示(符号37')するように解放させる。尚、貯留容器(105)内に貯留する乾燥済み被乾燥物は、次に乾燥処理する生ゴミと混合させるためのもので、該貯留容器(105)内に残す乾燥済み被乾燥物の量は、次の生ゴミ投入量によって適宜に調整することができる。
第1スクリューコンベア(131)の排出口(136)が開放され、該第1スクリューコンベア(131)とバケットコンベア(133)と送出装置(102)がそれぞれ作動している(第2スクリューコンベア(132)のみ停止)と、第1スクリューコンベア(131)の始端側から搬送されてくる乾燥済み被乾燥物が順次排出口(136)からシューター(138)を通って収容容器(139)内に落下・排出される。この乾燥済み被乾燥物の排出作業は、乾燥容器(101)内及びバケットコンベア(133)内の全量が排出されるまで行う。尚、このように十分に乾燥させた被乾燥物は、軽量化及び減容化させることができるとともに、腐敗の進行も緩和できる。
続いて、次の生ゴミを乾燥処理するには、貯留容器(105)内に乾燥済み被乾燥物を貯留させた状態(第2スクリューコンベア(132)は停止のまま)で、生ゴミ投入容器(106)の投入口(161)に高含水の生ゴミを投入し、その生ゴミを細断装置(163)で細断して貯留容器(105)内に投入する。そして、貯留容器(105)の撹拌装置(154)を作動させると、該貯留容器(105)内で乾燥済み被乾燥物と高含水の生ゴミとが撹拌・混合され、高含水の被乾燥物の表面に乾燥済み被乾燥物が接触して、高含水の被乾燥物の水分を乾燥済み被乾燥物で吸収したり高含水の被乾燥物に乾燥済み被乾燥物が付着するようになる。従って、新しい被乾燥物(生ゴミ)の粘着性やベタツキ性が軽減される。
このように、貯留容器(105)内で乾燥済み被乾燥物と高含水の生ゴミとを混合させた後、第2スクリューコンベア(132)、バケットコンベア(133)、送出装置(102)、第1スクリューコンベア(131)等を作動させて乾燥運転を再開させる。尚、乾燥運転をさせると、貯留容器(105)内で混合された被乾燥物が第2スクリューコンベア(132)及びバケットコンベア(133)内を経て乾燥容器(101)内に搬送され、該被乾燥物が順次乾燥容器(101)内及び搬送装置(103)内を循環して乾燥される。
本発明は、各種の含水物質を乾燥させる装置であり、例えば、ホテルやレストランなどにおいて、食品の調理時や食事後や賞味期限後に出る生ゴミ、または、食品・医薬品・健康食品などのメーカーにおいて、食品や医薬品や健康食品の製造時に出るその材料の含水物質の廃棄物などを、乾燥処理するのに好適である。
図1−図16は本発明の含水物質の乾燥装置の実施形態1を示す。図1は含水物質の乾燥装置の縦断正面図である。 含水物質の乾燥設備の乾燥処理系統図。
図1のIII−III線断面図。 図3における乾燥作動状態を示す平面図であって、拡散用載せ板(8)上で被乾燥物(5)を近似渦巻き条材状(20)に形成しながら拡散移動させていく状態を示す。 図4のV部拡大図。 図6(A)は図4のA−A線断面図。図6(B)は図4のB−B線断面図。図6(C)は図4のC−C線断面図。図6(D)は図4のD−D線断面図。 図4の乾燥作動状態を示す平面図の展開図。
図1のVIII−VIII線断面図。 図8における乾燥作動状態を示す平面図であって、集束用載せ板(11)上で被乾燥物(5)を近似渦巻き条材状(21)に形成しながら集束移動させていく状態を示す。 図9のX部拡大図。 図11(A)は図9のA−A線断面図。図11(B)は図9のB−B線断面図。図11(C)は図9のC−C線断面図。図11(D)は図9のD−D線断面図。 図9の乾燥作動状態を示す平面図の展開図。
図3のXIII部の拡大図。 図8のXIV部の拡大図。 図15(A)は図1の各拡散用載せ板(8)の縦断正面図。図15(B)は図15(A)の底面図。 図16(A)は図1の各集束用載せ板(11)の縦断正面図。図16(B)は図16(A)の底面図。
図17・図18は本発明の含水物質の乾燥装置の実施形態2を示す。図17は図1の拡散用載せ板(8)の縦断正面図であって、実施形態1の図15(A)に相当する図である。 図1の各集束用載せ板(11)の縦断正面図であって、実施形態1の図16(A)に相当する図である 図19は、本発明の含水物質の乾燥装置の実施形態3を示し、図1の拡散用載せ板(8)(または集束用載せ板(11))の縦断正面図であって、実施形態1の図15(A)(または図16(A))に相当する図である。
図20−図23は本発明の生ゴミ乾燥装置の参考例を示す。図20は生ゴミ乾燥装置の縦断正面図である。 図20の生ゴミ乾燥装置の一部拡大図。 図20のXXII−XXII線拡大断面図。 図20のXXIII−XXIII線拡大断面図。
符号の説明
1…乾燥室容器、 2…遠心方向拡散移送装置、 3…求心方向集束移送装置、 4…移送駆動装置、 5…被乾燥物、 6…投入口、 7…排出口、 8…拡散用載せ板、 9…拡散操作手段、 10…外周部落下口、 11…集束用載せ板、 12…集束操作手段、 13…中央部落下口、 14…拡散操作羽根、 15…拡散羽根支持具、 16…集束操作羽根、 17…集束羽根支持具、 18…拡散羽根支持腕、 19…集束羽根支持腕、 20…近似渦巻き条材状、 21…近似渦巻き条材状、
22…条材状肉幅、 23…一部の肉幅部分、 24…残部の肉幅部分、 25…条材状肉幅、 26…一部の肉幅部分、 27…残部の肉幅部分、 31…遠心方向への押出し寸法、 32…押出し用傾斜角度、 33…求心方向への押込み寸法、 34…押込み用傾斜角度、 36…発熱体、 37…遠赤外線発生層、 38…遠赤外線発生層、 40…発熱体、 41…遠赤外線発生層、 42…遠赤外線発生層、 44…空気除湿器、
45…空気加熱器、 46…送風器、 47…空気湿度センサ、
101…乾燥容器、 103…被乾燥物の搬送装置、 104…温風供給装置、 105…貯留容器、 106…生ゴミ投入容器、 112…被乾燥物の投入口、 113…被乾燥物の取出口、 114…棚板、 117…面状発熱体、 136…排出口、 137…扉、 151…生ゴミ投入口、 163…細断装置。

Claims (20)

  1. 含水物質の乾燥装置は、縦型の乾燥室容器(1)、遠心方向拡散移送装置(2)、求心方向集束移送装置(3)、および移送駆動装置(4)を備え、この縦型の乾燥室容器(1)内に遠心方向拡散移送装置(2)と求心方向集束移送装置(3)とを、互いに上下に間隔を空けて同心状に設け、
    前記乾燥室容器(1)は、容器上部に被乾燥物(5)の投入口(6)を設け、容器下部に被乾燥物(5)の排出口(7)を設け、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)は、被乾燥物(5)を載せる拡散用載せ板(8)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部へ拡散移動させて行く拡散操作手段(9)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)の外周部から落下させるための外周部落下口(10)とを備え、
    この拡散用載せ板(8)と拡散操作手段(9)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
    これにより、拡散用載せ板(8)上で、その板中央部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板中央部から板周辺部に向かって拡散操作手段(9)で拡散移動させて行って、外周部落下口(10)から落下させて行くように構成し、
    前記求心方向集束移送装置(3)は、被乾燥物(5)を載せる集束用載せ板(11)と、被乾燥物(5)を集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部へ集束移動させて行く集束操作手段(12)と、乾燥物(5)を集束用載せ板(11)の板中央部から落下させるための中央部落下口(13)とを備え、
    この集束用載せ板(11)と集束操作手段(12)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
    これにより、集束用載せ板(11)上で、その板周辺部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板周辺部から板中央部に向かって集束操作手段(12)で集束移動させて行って、中央部落下口(13)から落下させて行くように構成し、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)は、複数枚の拡散操作羽根(14)…と、これらの拡散操作羽根(14)…を支持する拡散羽根支持具(15)とを備え、これら複数枚の拡散操作羽根(14)…は互いに、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転周方向および回転半径方向へ順にずらせて配置し、
    これにより、被乾燥物(5)は拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部に向かって、各拡散操作羽根(14)…で遠心方向へ順に押し出されて行くことにより、近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行って、外周部落下口(10)から落下して行くように構成し、
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)は、複数枚の集束操作羽根(16)…と、これらの集束操作羽根(16)…を支持する集束羽根支持具(17)とを備え、これら複数枚の集束操作羽根(16)…は互いに、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転周方向および回転半径方向に順にずらせて配置し、
    これにより、被乾燥物(5)は集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部に向かって、各集束操作羽根(16)…で求心側へ順に押し込まれて行くことにより、近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行って、中央部落下口(13)から落下して行くように構成し、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散用載せ板(8)上で、被乾燥物(5)が近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行く途上において、前記複数枚の拡散操作羽根(14)…の少なくとも一部は、前記被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(20)の条材状肉幅(22)のうちの一部の肉幅部分(23)を残して、残部の肉幅部分(24)のみを切り分けて遠心側へ押し出していくように配置した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  2. 含水物質の乾燥装置は、縦型の乾燥室容器(1)、遠心方向拡散移送装置(2)、求心方向集束移送装置(3)、および移送駆動装置(4)を備え、この縦型の乾燥室容器(1)内に遠心方向拡散移送装置(2)と求心方向集束移送装置(3)とを、互いに上下に間隔を空けて同心状に設け、
    前記乾燥室容器(1)は、容器上部に被乾燥物(5)の投入口(6)を設け、容器下部に被乾燥物(5)の排出口(7)を設け、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)は、被乾燥物(5)を載せる拡散用載せ板(8)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部へ拡散移動させて行く拡散操作手段(9)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)の外周部から落下させるための外周部落下口(10)とを備え、
    この拡散用載せ板(8)と拡散操作手段(9)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
    これにより、拡散用載せ板(8)上で、その板中央部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板中央部から板周辺部に向かって拡散操作手段(9)で拡散移動させて行って、外周部落下口(10)から落下させて行くように構成し、
    前記求心方向集束移送装置(3)は、被乾燥物(5)を載せる集束用載せ板(11)と、被乾燥物(5)を集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部へ集束移動させて行く集束操作手段(12)と、乾燥物(5)を集束用載せ板(11)の板中央部から落下させるための中央部落下口(13)とを備え、
    この集束用載せ板(11)と集束操作手段(12)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
    これにより、集束用載せ板(11)上で、その板周辺部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板周辺部から板中央部に向かって集束操作手段(12)で集束移動させて行って、中央部落下口(13)から落下させて行くように構成し、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)は、複数枚の拡散操作羽根(14)…と、これらの拡散操作羽根(14)…を支持する拡散羽根支持具(15)とを備え、これら複数枚の拡散操作羽根(14)…は互いに、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転周方向および回転半径方向へ順にずらせて配置し、
    これにより、被乾燥物(5)は拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部に向かって、各拡散操作羽根(14)…で遠心方向へ順に押し出されて行くことにより、近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行って、外周部落下口(10)から落下して行くように構成し、
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)は、複数枚の集束操作羽根(16)…と、これらの集束操作羽根(16)…を支持する集束羽根支持具(17)とを備え、これら複数枚の集束操作羽根(16)…は互いに、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転周方向および回転半径方向に順にずらせて配置し、
    これにより、被乾燥物(5)は集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部に向かって、各集束操作羽根(16)…で求心側へ順に押し込まれて行くことにより、近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行って、中央部落下口(13)から落下して行くように構成し
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束用載せ板(11)上で、被乾燥物(5)が近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行く途上において、前記複数枚の集束操作羽根(16)…の少なくとも一部は、前記被乾燥物(5)の近似渦巻き条材状(21)の条材状肉幅(25)のうちの一部の肉幅部分(26)を置き残して、残部の肉幅部分(27)のみを切り分けて求心側へ押し込んでいくように配置した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  3. 請求項1または2に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)の拡散羽根支持具(15)は、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転中心部から放射方向にのびる2本以上の拡散羽根支持腕(18)…同士を一体に連結したものから成り、
    この2本以上の各拡散羽根支持腕(18)…の腕長さ方向の複数箇所にそれぞれ前記各拡散操作羽根(14)…を固定し、各拡散羽根支持腕(18)…同士間では各拡散操作羽根(14)…を固定する各腕長さ位置を互いに順にずらせていくように構成し、
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)の集束羽根支持具(17)は、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転中心部から放射方向にのびる2本以上の集束羽根支持腕(19)…同士を一体に連結したものから成り、
    この2本以上の各集束羽根支持腕(19)…の腕長さ方向の複数箇所にそれぞれ前記各集束操作羽根(16)…を固定し、各集束羽根支持腕(19)…同士間では各集束操作羽根(16)…を固定する各腕長さ位置を互いに順にずらせていくように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  4. 請求項に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記拡散用載せ板(8)上で、前記近似渦巻き条材状(20)の条材状肉幅(22)のうちの残部の肉幅部分(24)のみを遠心側へ押し出して行く拡散操作羽根(14)は、これを複数枚断続させて排列し、
    この排列された複数枚の拡散操作羽根(14)…のうちの、拡散用載せ板(8)の板中央部側に位置する拡散操作羽根(14)で遠心側へ押し出された近似渦巻き条材状(20)の前記残部の肉幅部分(24)が、これよりも板周辺部側に位置する拡散操作羽根(14)で遠心側へは押し出されずに置き残された近似渦巻き条材状(20)の前記一部の肉幅部分(23)に接当して合体するように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  5. 請求項に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)の羽根支持具(15)は、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転中心部から放射方向にのびる4本以上の偶数本の拡散羽根支持腕(18)…同士を一体に連結したものから成り、
    この4本以上の偶数本の各拡散羽根支持腕(18)…の腕長さ方向の複数箇所にそれぞれ前記拡散操作羽根(14)…を固定し、各拡散羽根支持腕(18)…同士間では各拡散操作羽根(14)を固定する各腕長さ位置を互いに順にずらせていくように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  6. 請求項に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記集束用載せ板(11)上で、前記近似渦巻き条材状(21)の条材状肉幅(25)のうちの残部の肉幅部分(27)のみを求心側へ押し出して行く集束操作羽根(16)は、これを複数枚断続させて排列し、
    この排列された複数枚の拡散操作羽根(16)…のうちの、集束用載せ板(11)の板周辺部側に位置する集束操作羽根(16)で求心側へ押し込まれた近似渦巻き条材状(21)の前記残部の肉幅部分(27)が、これよりも板中央部側に位置する集束操作羽根(16)で求心側へは押し出されずに置き残された近似渦巻き条材状(21)の前記一部の肉幅部分(26)に接当して合体するように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  7. 請求項に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記求心方向拡散移送装置(3)の集束操作手段(12)の集束羽根支持具(17)は、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転中心部から放射方向にのびる4本以上の偶数本の集束羽根支持腕(19)…同士を一体に連結したものから成り、
    この4本以上の偶数本の各集束羽根支持腕(19)…の腕長さ方向の複数箇所にそれぞれ前記集束操作羽根(16)…を固定し、各集束羽根支持腕(19)…同士間では各集束操作羽根(16)を固定する各腕長さ位置を互いに順にずらせていくように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  8. 請求項1−7のどれか1項に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)の複数枚の拡散操作羽根(14)…のうち、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転中心に近いものから遠いものに移行するにつれて、各拡散操作羽根(14)…の遠心方向への押出し寸法(31)を次第に小さくなる寸法に設定するとともに、各拡散操作羽根(14)…の回転円の接線に対する押出し用傾斜角度(32)を次第に小さくなる角度に設定した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  9. 含水物質の乾燥装置は、縦型の乾燥室容器(1)、遠心方向拡散移送装置(2)、求心方向集束移送装置(3)、および移送駆動装置(4)を備え、この縦型の乾燥室容器(1)内に遠心方向拡散移送装置(2)と求心方向集束移送装置(3)とを、互いに上下に間隔を空けて同心状に設け、
    前記乾燥室容器(1)は、容器上部に被乾燥物(5)の投入口(6)を設け、容器下部に被乾燥物(5)の排出口(7)を設け、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)は、被乾燥物(5)を載せる拡散用載せ板(8)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部へ拡散移動させて行く拡散操作手段(9)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)の外周部から落下させるための外周部落下口(10)とを備え、
    この拡散用載せ板(8)と拡散操作手段(9)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
    これにより、拡散用載せ板(8)上で、その板中央部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板中央部から板周辺部に向かって拡散操作手段(9)で拡散移動させて行って、外周部落下口(10)から落下させて行くように構成し、
    前記求心方向集束移送装置(3)は、被乾燥物(5)を載せる集束用載せ板(11)と、被乾燥物(5)を集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部へ集束移動させて行く集束操作手段(12)と、乾燥物(5)を集束用載せ板(11)の板中央部から落下させるための中央部落下口(13)とを備え、
    この集束用載せ板(11)と集束操作手段(12)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
    これにより、集束用載せ板(11)上で、その板周辺部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板周辺部から板中央部に向かって集束操作手段(12)で集束移動させて行って、中央部落下口(13)から落下させて行くように構成し、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)は、複数枚の拡散操作羽根(14)…と、これらの拡散操作羽根(14)…を支持する拡散羽根支持具(15)とを備え、これら複数枚の拡散操作羽根(14)…は互いに、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転周方向および回転半径方向へ順にずらせて配置し、
    これにより、被乾燥物(5)は拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部に向かって、各拡散操作羽根(14)…で遠心方向へ順に押し出されて行くことにより、近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行って、外周部落下口(10)から落下して行くように構成し、
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)は、複数枚の集束操作羽根(16)…と、これらの集束操作羽根(16)…を支持する集束羽根支持具(17)とを備え、これら複数枚の集束操作羽根(16)…は互いに、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転周方向および回転半径方向に順にずらせて配置し、
    これにより、被乾燥物(5)は集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部に向かって、各集束操作羽根(16)…で求心側へ順に押し込まれて行くことにより、近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行って、中央部落下口(13)から落下して行くように構成し、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)の複数枚の拡散操作羽根(14)…のうち、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転中心に近いものから遠いものに移行するにつれて、各拡散操作羽根(14)…の遠心方向への押出し寸法(31)を次第に小さくなる寸法に設定するとともに、各拡散操作羽根(14)…の回転円の接線に対する押出し用傾斜角度(32)を次第に小さくなる角度に設定した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  10. 請求項1−9のどれか1項に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)の複数枚の集束操作羽根(16)…のうち、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転中心から遠いものから近いものに移行するにつれて、各集束操作羽根(16)…の求心方向への押込み寸法(33)を次第に大きくなる寸法に設定するとともに、各収束操作羽根(16)…の回転円の接線に対する押込み用傾斜角度(34)を次第に大きくなる角度に設定した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  11. 含水物質の乾燥装置は、縦型の乾燥室容器(1)、遠心方向拡散移送装置(2)、求心方向集束移送装置(3)、および移送駆動装置(4)を備え、この縦型の乾燥室容器(1)内に遠心方向拡散移送装置(2)と求心方向集束移送装置(3)とを、互いに上下に間隔を空けて同心状に設け、
    前記乾燥室容器(1)は、容器上部に被乾燥物(5)の投入口(6)を設け、容器下部に被乾燥物(5)の排出口(7)を設け、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)は、被乾燥物(5)を載せる拡散用載せ板(8)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部へ拡散移動させて行く拡散操作手段(9)と、被乾燥物(5)を拡散用載せ板(8)の外周部から落下させるための外周部落下口(10)とを備え、
    この拡散用載せ板(8)と拡散操作手段(9)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
    これにより、拡散用載せ板(8)上で、その板中央部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板中央部から板周辺部に向かって拡散操作手段(9)で拡散移動させて行って、外周部落下口(10)から落下させて行くように構成し、
    前記求心方向集束移送装置(3)は、被乾燥物(5)を載せる集束用載せ板(11)と、被乾燥物(5)を集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部へ集束移動させて行く集束操作手段(12)と、乾燥物(5)を集束用載せ板(11)の板中央部から落下させるための中央部落下口(13)とを備え、
    この集束用載せ板(11)と集束操作手段(12)とのうちの、いずれか一方を乾燥室容器(1)に固定するのに対して、その他方を前記移送駆動装置(4)で水平方向に旋回駆動可能に構成し、
    これにより、集束用載せ板(11)上で、その板周辺部に上から落下してきた被乾燥物(5)を受け取って、この被乾燥物(5)をその板周辺部から板中央部に向かって集束操作手段(12)で集束移動させて行って、中央部落下口(13)から落下させて行くように構成し、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散操作手段(9)は、複数枚の拡散操作羽根(14)…と、これらの拡散操作羽根(14)…を支持する拡散羽根支持具(15)とを備え、これら複数枚の拡散操作羽根(14)…は互いに、拡散操作手段(9)と前記拡散用載せ板(8)との相対回転の回転周方向および回転半径方向へ順にずらせて配置し、
    これにより、被乾燥物(5)は拡散用載せ板(8)上でその板中央部から板周辺部に向かって、各拡散操作羽根(14)…で遠心方向へ順に押し出されて行くことにより、近似渦巻き条材状(20)に形成されながら拡散移動させられて行って、外周部落下口(10)から落下して行くように構成し、
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)は、複数枚の集束操作羽根(16)…と、これらの集束操作羽根(16)…を支持する集束羽根支持具(17)とを備え、これら複数枚の集束操作羽根(16)…は互いに、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転周方向および回転半径方向に順にずらせて配置し、
    これにより、被乾燥物(5)は集束用載せ板(11)上でその板周辺部から板中央部に向かって、各集束操作羽根(16)…で求心側へ順に押し込まれて行くことにより、近似渦巻き条材状(21)に形成されながら集束移動させられて行って、中央部落下口(13)から落下して行くように構成し、
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束操作手段(12)の複数枚の集束操作羽根(16)…のうち、集束操作手段(12)と前記集束用載せ板(11)との相対回転の回転中心から遠いものから近いものに移行するにつれて、各集束操作羽根(16)…の求心方向への押込み寸法(33)を次第に大きくなる寸法に設定するとともに、各収束操作羽根(16)…の回転円の接線に対する押込み用傾斜角度(34)を次第に大きくなる角度に設定した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  12. 請求項1−11のどれか1項に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散用載せ板(8)を加熱する発熱体(36)をこの拡散用載せ板(8)に設け、この拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、拡散用載せ板(8)との接触部を通じて、その発熱体(36)から発する熱で加熱されるように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  13. 請求項12に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散用載せ板(8)の上面に遠赤外線発生層(37)を設け、この拡散用載せ板(8)に設けた前記発熱体(36)から発する熱がこの遠赤外線発生層(37)で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  14. 請求項12または13に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散用載せ板(8)の下面に遠赤外線発生層(38)を設け、この拡散用載せ板(8)に設けた前記発熱体(36)から発する熱がこの遠赤外線発生層(38)で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの拡散用載せ板(8)のすぐ下側に位置する前記求心方向集束移送装置(3)の集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  15. 請求項1−14のどれか1項に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束用載せ板(11)を加熱する発熱体(40)をこの集束用載せ板(11)に設け、この集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられて行く前記被乾燥物(5)の各部が、収束用載せ板(11)との接触部を通じて、その発熱体(40)から発する熱で加熱されるように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  16. 請求項15に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束用載せ板(11)の上面に遠赤外線発生層(41)を設け、この集束用載せ板(11)に設けた前記発熱体(40)から発する熱がこの赤外線発生層(41)で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  17. 請求項15または16に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記求心方向集束移送装置(3)の集束用載せ板(11)の下面に遠赤外線発生層(42)を設け、この集束用載せ板(11)に設けた前記発熱体(40)から発する熱がこの赤外線発生層(42)で遠赤外線に変換され、この遠赤外線によりこの集束用載せ板(11)のすぐ下側に位置する前記遠心方向拡散移送装置(2)の拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられていく前記被乾燥物(5)の各部が加熱されるように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  18. 請求項1−17のどれか1項に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記乾燥室容器(1)に空気除湿器(44)・空気加熱器(45)・および送風器(46)を空気循環可能に連通させ、
    この送風器(46)で送風される乾燥用空気は、まず空気除湿器(44)で除湿したのち、空気加熱器(45)で温度上昇させて相対湿度を低下させておき、
    次いで乾燥室容器(1)内で遠心方向拡散移送装置(2)および求心方向集束移送装置(3)を通過する段階で、拡散用載せ板(8)上で拡散操作手段(9)により拡散移動させられて行く被乾燥物(5)と、集束用載せ板(11)上で集束操作手段(12)により集束移動させられて行く被乾燥物(5)とから水分を吸収して、これらの被乾燥物(5)(5)を乾燥させて行き、
    そして再び空気除湿器(44)で除湿したのち、空気加熱器(45)に戻して温度上昇させてから、乾燥室容器(1)に循環させるように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  19. 請求項18に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記乾燥室容器(1)内の遠心方向拡散移送装置(2)で拡散移動させられていく被乾燥物(5)および求心方向集束移送装置(3)で集束移動させられていく被乾燥物(5)の水分を吸収した乾燥用空気の湿度を検出する空気湿度センサ(47)を、乾燥室容器(1)内の乾燥用空気流路の下流側部分から前記空気除湿器(44)に至るまでの間に設け、
    この空気湿度センサ(47)は、その湿度検出値が設定湿度値よりも高い高湿度領域内にあるときには、前記空気加熱器(45)を加熱作動させるのに対して、その湿度検出値が設定湿度値よりも低い低湿度領域内にあるときには、前記空気加熱器(45)を加熱停止させるように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
  20. 請求項18に記載の含水物質の乾燥装置において、
    前記乾燥室容器(1)内の遠心方向拡散移送装置(2)で拡散移動させられていく被乾燥物(5)および求心方向集束移送装置(3)で集束移動させられていく被乾燥物(5)の水分を吸収した乾燥用空気の湿度を検出する空気湿度センサ(47)を、乾燥室容器(1)内の乾燥用空気流路の下流側部分から前記空気除湿器(44)に至るまでの間に設け、
    この空気湿度センサ(47)は、その湿度検出値が高い高湿度領域の場合と比べて、その湿度検出値が低い低湿度領域の場合の方が、前記空気加熱器(45)の加熱温度を低下させるように構成した、
    ことを特徴とする含水物質の乾燥装置。
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