JP2513585B2 - 廃棄野菜等脱水処理装置 - Google Patents
廃棄野菜等脱水処理装置Info
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- JP2513585B2 JP2513585B2 JP6017034A JP1703494A JP2513585B2 JP 2513585 B2 JP2513585 B2 JP 2513585B2 JP 6017034 A JP6017034 A JP 6017034A JP 1703494 A JP1703494 A JP 1703494A JP 2513585 B2 JP2513585 B2 JP 2513585B2
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- plate
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- rolling
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- Treatment Of Sludge (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は廃棄野菜等脱水処理装
置、より詳細には、食品工場等において大量に廃棄処分
されるもやし等の野菜、おから、魚介類等の水分を多く
含んだ廃棄物を焼却に先立って圧搾して脱水処理する廃
棄野菜等脱水処理装置に関するものである。
置、より詳細には、食品工場等において大量に廃棄処分
されるもやし等の野菜、おから、魚介類等の水分を多く
含んだ廃棄物を焼却に先立って圧搾して脱水処理する廃
棄野菜等脱水処理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】食品工場、殊に、野菜、魚介類等の生鮮
食料品を扱う工場等においては、多い所で１日に１０ト
ンもの廃棄処分すべきもやし等の野菜類、魚介類等が出
る。これら廃棄野菜等は従来家畜の飼料に利用されるこ
ともあったが、最近はそのように利用されることなく焼
却処分されている。廃棄野菜等は含水量が大であるの
で、焼却に先立って脱水処理が行なわれる。従来の脱水
処理機としては、廃棄野菜を細断破砕するクラッシャ−
と、スクリュウ式脱水機を備えたものが知られている。
食料品を扱う工場等においては、多い所で１日に１０ト
ンもの廃棄処分すべきもやし等の野菜類、魚介類等が出
る。これら廃棄野菜等は従来家畜の飼料に利用されるこ
ともあったが、最近はそのように利用されることなく焼
却処分されている。廃棄野菜等は含水量が大であるの
で、焼却に先立って脱水処理が行なわれる。従来の脱水
処理機としては、廃棄野菜を細断破砕するクラッシャ−
と、スクリュウ式脱水機を備えたものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の脱水処理機
の場合、脱水機能が十分とはいえず、処理後も廃棄物が
嵩張り、非生産的行為である焼却処理のために多くの無
駄な時間とコストを費やしていた。そこで本発明は、簡
易な構成で低廉にて供給でき、しかも優れた圧搾脱水機
能を有していて、少ないエネルギ−にて焼却を可能なら
しめ、以て廃棄野菜等の処理時間とコストとを大幅にダ
ウンさせることができる廃棄野菜等脱水処理装置を提供
することを課題とする。
の場合、脱水機能が十分とはいえず、処理後も廃棄物が
嵩張り、非生産的行為である焼却処理のために多くの無
駄な時間とコストを費やしていた。そこで本発明は、簡
易な構成で低廉にて供給でき、しかも優れた圧搾脱水機
能を有していて、少ないエネルギ−にて焼却を可能なら
しめ、以て廃棄野菜等の処理時間とコストとを大幅にダ
ウンさせることができる廃棄野菜等脱水処理装置を提供
することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、架台上にモ−
タ−により回転駆動される通水可能な回転板を設置し、
前記回転板上に、断面が半円形の膨出部と浅い窪みとを
交互に形成した形状の一対の異形ロ−ルを、一方のロ−
ルの膨出部が他方のロ−ルの窪みに対向し且つ両ロ−ル
が内方向に同速回転するようにして対置して成る圧搾ロ
−ルと、前記回転板との間に所定間隙を保持して自由回
転する圧延ロ−ルと、前記回転板上を搬送されてくる被
処理物を遮止して前記回転板外へ導くべく前記回転板の
半径方向に対し角度を付けて配設される排出板とを設置
して成る廃棄野菜等脱水処理装置、を以て上記課題を解
決した。
タ−により回転駆動される通水可能な回転板を設置し、
前記回転板上に、断面が半円形の膨出部と浅い窪みとを
交互に形成した形状の一対の異形ロ−ルを、一方のロ−
ルの膨出部が他方のロ−ルの窪みに対向し且つ両ロ−ル
が内方向に同速回転するようにして対置して成る圧搾ロ
−ルと、前記回転板との間に所定間隙を保持して自由回
転する圧延ロ−ルと、前記回転板上を搬送されてくる被
処理物を遮止して前記回転板外へ導くべく前記回転板の
半径方向に対し角度を付けて配設される排出板とを設置
して成る廃棄野菜等脱水処理装置、を以て上記課題を解
決した。
【０００５】
【作 用】被処理物は先ず、圧搾ロ−ルを通過すること
により圧搾されて一次脱水されるが、その際被処理物の
一面は一方の異形ロ−ルの膨出部に当接し、他面は他方
の異形ロ−ルの窪みに当接する。膨出部と窪みは回転半
径が違うために周速度が異なるために、被処理物はその
表裏において進行にズレを生ずる結果、水分がもみ出さ
れ、良好な脱水が行なわれる。被処理物は回転板上に落
ちて搬送され、圧延ロ−ルの下を通過することにより二
次脱水された後、排出板に進行を邪魔され、回転板外へ
排出される。
により圧搾されて一次脱水されるが、その際被処理物の
一面は一方の異形ロ−ルの膨出部に当接し、他面は他方
の異形ロ−ルの窪みに当接する。膨出部と窪みは回転半
径が違うために周速度が異なるために、被処理物はその
表裏において進行にズレを生ずる結果、水分がもみ出さ
れ、良好な脱水が行なわれる。被処理物は回転板上に落
ちて搬送され、圧延ロ−ルの下を通過することにより二
次脱水された後、排出板に進行を邪魔され、回転板外へ
排出される。
【０００６】
【実施例】本発明の好ましい実施例を添付図面に依拠し
て説明する。図１は本装置の平面図、図２はその正面縦
断面図で、図中１は架台であり、４本の脚２にはキャス
タ−３が取り付けられる。架台１の底板１ａ上にはモ−
タ−４が配備され、また、架台１の中心において、被動
ギア５を備えた回転軸６が軸支される。被動ギア５は、
モ−タ−４の出力軸に固定された駆動ギア７に噛合して
おり、以て回転軸６は、モ−タ−４によって回転駆動さ
れる。
て説明する。図１は本装置の平面図、図２はその正面縦
断面図で、図中１は架台であり、４本の脚２にはキャス
タ−３が取り付けられる。架台１の底板１ａ上にはモ−
タ−４が配備され、また、架台１の中心において、被動
ギア５を備えた回転軸６が軸支される。被動ギア５は、
モ−タ−４の出力軸に固定された駆動ギア７に噛合して
おり、以て回転軸６は、モ−タ−４によって回転駆動さ
れる。
【０００７】回転軸６の上端には、全面に亘って水切孔
を設けた回転板８が固定される。回転板８の回転は、架
台１の天板１ｂ上に複数設置された自由回転する支持ロ
−ラ−９によって支持される。支持ロ−ラ−９は回転板
８の半径方向に延び、普通、９０度置きに４個配設され
る。更に架台１上には、回転板８上に位置するようにし
て圧搾ロ−ル１１、圧延ロ−ル１２、及び、排出板１３
が設置される。
を設けた回転板８が固定される。回転板８の回転は、架
台１の天板１ｂ上に複数設置された自由回転する支持ロ
−ラ−９によって支持される。支持ロ−ラ−９は回転板
８の半径方向に延び、普通、９０度置きに４個配設され
る。更に架台１上には、回転板８上に位置するようにし
て圧搾ロ−ル１１、圧延ロ−ル１２、及び、排出板１３
が設置される。
【０００８】圧搾ロ−ル１１は、断面が３つの半円形膨
出部１４を有し、各膨出部１４間が浅い窪み１５となっ
た異形ロ−ル１６を対置し、一方の異形ロ−ル１６の膨
出部１４が、所定の間隔を置いて他方の異形ロ−ル１６
の窪み１５に対向するようにしたものである。各異形ロ
−ル１６の軸端には互いに噛合するギア１７が固定さ
れ、以て両ロ−ルが常に内側方向に同速回転するように
なっている。１８はギヤ１７を介して異形ロ−ル１６を
回転駆動するモ−タ−である。異形ロ−ル１６は、上部
にホッパ−を形成したケ−ス１９内に収められる。
出部１４を有し、各膨出部１４間が浅い窪み１５となっ
た異形ロ−ル１６を対置し、一方の異形ロ−ル１６の膨
出部１４が、所定の間隔を置いて他方の異形ロ−ル１６
の窪み１５に対向するようにしたものである。各異形ロ
−ル１６の軸端には互いに噛合するギア１７が固定さ
れ、以て両ロ−ルが常に内側方向に同速回転するように
なっている。１８はギヤ１７を介して異形ロ−ル１６を
回転駆動するモ−タ−である。異形ロ−ル１６は、上部
にホッパ−を形成したケ−ス１９内に収められる。
【０００９】圧延ロ−ル１２は、その周面と回転板８と
の間に適宜間隙を保持して自由回転するように軸支され
る。図示した例では圧延ロ−ル１２は、９０度の間隔を
置いて２個設置されている。好ましくは、上記間隙を調
整可能にする。排出板１３は搬送されてくる脱水処理物
に対し邪魔板となるもので、回転板８の半径方向に対し
傾斜させて設置され、以てそれに当たって進行を遮止さ
れた脱水処理物が回転板８の外方向に導かれるようにな
っている。なお、図示してないが、排出板１３の下部
に、脱水処理物を回収する容器、ないし、脱水処理物を
焼却処理部へ搬送するベルトコンベア等が配備される。
の間に適宜間隙を保持して自由回転するように軸支され
る。図示した例では圧延ロ−ル１２は、９０度の間隔を
置いて２個設置されている。好ましくは、上記間隙を調
整可能にする。排出板１３は搬送されてくる脱水処理物
に対し邪魔板となるもので、回転板８の半径方向に対し
傾斜させて設置され、以てそれに当たって進行を遮止さ
れた脱水処理物が回転板８の外方向に導かれるようにな
っている。なお、図示してないが、排出板１３の下部
に、脱水処理物を回収する容器、ないし、脱水処理物を
焼却処理部へ搬送するベルトコンベア等が配備される。
【００１０】上記構成において、ケ−ス１９のホッパ−
から投入された廃棄野菜等の被処理物は、共に内方向に
回転する異形ロ−ル１６、１６間に落ちて噛み込まれ、
押圧される。ところで、異形ロ−ル１６、１６は、必ず
一方のロ−ルの膨出部１４と他方のロ−ルの窪み１５と
が対向するように回転するが、膨出部１４と窪み１５の
軸からの距離が異なるため、両部表面の周速度も異なっ
たものとなる。即ち、上記距離の長い膨出部１４の表面
の方が周速度が速い。従って、一面が膨出部１４に接
し、他面が窪み１５に当接することになる被処理物の表
裏面において進行速度が異なることになり、被処理物は
単に押圧されるのではなく、表裏面において進行のズレ
が惹起され、組織が破壊される。そのため、被処理物の
容積を減少（５分の１〜１０分の１）させ得ると共に、
十分に脱水させることが可能となるのである。例えば、
もやしの場合当初の含水率約９０％から約２０％にな
る。
から投入された廃棄野菜等の被処理物は、共に内方向に
回転する異形ロ−ル１６、１６間に落ちて噛み込まれ、
押圧される。ところで、異形ロ−ル１６、１６は、必ず
一方のロ−ルの膨出部１４と他方のロ−ルの窪み１５と
が対向するように回転するが、膨出部１４と窪み１５の
軸からの距離が異なるため、両部表面の周速度も異なっ
たものとなる。即ち、上記距離の長い膨出部１４の表面
の方が周速度が速い。従って、一面が膨出部１４に接
し、他面が窪み１５に当接することになる被処理物の表
裏面において進行速度が異なることになり、被処理物は
単に押圧されるのではなく、表裏面において進行のズレ
が惹起され、組織が破壊される。そのため、被処理物の
容積を減少（５分の１〜１０分の１）させ得ると共に、
十分に脱水させることが可能となるのである。例えば、
もやしの場合当初の含水率約９０％から約２０％にな
る。
【００１１】圧搾ロ−ル１１で圧搾された被処理物は、
回転板８上に落ちて搬送されるが、途中圧延ロ−ル１２
の下を通ることにより、更に圧縮されて脱水される。そ
して、排出板１３に当接すると、排出板１３が回転板８
の半径方向に対し傾いているところから、排出板１３に
沿って回転板８の外周方向に移動させられ、そこから落
下して回収され、焼却工程へと搬送される。なお、被処
理物から出た水は、回転板８の通水孔を通って落ちる。
回転板８上に落ちて搬送されるが、途中圧延ロ−ル１２
の下を通ることにより、更に圧縮されて脱水される。そ
して、排出板１３に当接すると、排出板１３が回転板８
の半径方向に対し傾いているところから、排出板１３に
沿って回転板８の外周方向に移動させられ、そこから落
下して回収され、焼却工程へと搬送される。なお、被処
理物から出た水は、回転板８の通水孔を通って落ちる。
【００１２】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、異形ロ
−ルを介して被処理物の組織を破壊しつつ圧搾するので
十分な脱水処理と容積減少化処理ができ、焼却に無駄な
エネルギ−を費消することなく、焼却のためのコストと
時間を大幅に節減することができる効果がある。
−ルを介して被処理物の組織を破壊しつつ圧搾するので
十分な脱水処理と容積減少化処理ができ、焼却に無駄な
エネルギ−を費消することなく、焼却のためのコストと
時間を大幅に節減することができる効果がある。
【図１】 本発明の実施例の平面図である。
【図２】 本発明の実施例の部分断面正面図である。
１ 架台 ４ モ−タ− ６ 回転軸 ８ 回転板 11 圧搾ロ−ル 12 圧延ロ−ル 13 排出板 14 膨出板 15 窪み 16 異形ロ−ル
Claims (1)
- 【請求項１】 架台上にモ−タ−により回転駆動される
通水可能な回転板を設置し、前記回転板上に、断面が半
円形の膨出部と浅い窪みとを交互に形成した形状の一対
の異形ロ−ルを、一方のロ−ルの膨出部が他方のロ−ル
の窪みに対向し且つ両ロ−ルが内方向に同速回転するよ
うにして対置して成る圧搾ロ−ルと、前記回転板との間
に所定間隙を保持して自由回転する圧延ロ−ルと、前記
回転板上を搬送されてくる被処理物を遮止して前記回転
板外へ導くべく前記回転板の半径方向に対し角度を付け
て配設される排出板とを設置して成る廃棄野菜等脱水処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6017034A JP2513585B2 (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | 廃棄野菜等脱水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6017034A JP2513585B2 (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | 廃棄野菜等脱水処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07204896A JPH07204896A (ja) | 1995-08-08 |
| JP2513585B2 true JP2513585B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=11932726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6017034A Expired - Fee Related JP2513585B2 (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | 廃棄野菜等脱水処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2513585B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102921497A (zh) * | 2012-10-12 | 2013-02-13 | 王培洪 | 一种蔬菜垃圾处理机 |
| CN105479799B (zh) * | 2015-12-25 | 2017-08-01 | 合肥工业大学 | 一种双轴垃圾压缩预处理机 |
| CN111437917B (zh) * | 2020-04-27 | 2021-01-15 | 池州德特机电设备有限公司 | 一种除水且防堵塞的垃圾粉碎设备 |
| CN112139213B (zh) * | 2020-09-14 | 2021-11-30 | 安徽清扬水处理设备科技有限公司 | 一种垃圾渗滤液处理系统 |
| CN112808373B (zh) * | 2020-12-22 | 2022-03-11 | 河南交通职业技术学院 | 一种生活垃圾环保处理装置 |
-
1994
- 1994-01-17 JP JP6017034A patent/JP2513585B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07204896A (ja) | 1995-08-08 |
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Legal Events
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