JPH07236696A - 多方活栓 - Google Patents

多方活栓

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Publication number
JPH07236696A
JPH07236696A JP6052506A JP5250694A JPH07236696A JP H07236696 A JPH07236696 A JP H07236696A JP 6052506 A JP6052506 A JP 6052506A JP 5250694 A JP5250694 A JP 5250694A JP H07236696 A JPH07236696 A JP H07236696A
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JP
Japan
Prior art keywords
stopcock
flange
cylindrical
fitting
cylindrical portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP6052506A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Nakamura
尚生 中村
Shigemi Hirono
茂美 廣野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP6052506A priority Critical patent/JPH07236696A/ja
Publication of JPH07236696A publication Critical patent/JPH07236696A/ja
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  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】医療用等に用いられる三方活栓が、所望の管路
と確実容易に、かつ目視によらなくても接続できるよう
にする。 【構成】 三方活栓の活栓本体1の上部にフランジ7を
設けて円筒部15の上端面に接するようにし、フランジ
裏面に中心角90度の間隔で凸部11,12,13,1
4を設け、円筒部15の上端面に中心角90度の間隔で
凹部21,22,23,24を刻設した構成である。レ
バー操作で活栓本体のフランジを回転し前記凹部に凸部
を嵌着させて所望の管路が導通される。管路導通が凹凸
嵌合方式で行われ、嵌合及び嵌合解除に要する力が異な
り、確実に、かつ目視しなくても操作できる。凸部が円
筒部上端面を摺動するときに生じる栓体を上方に押し上
げる力は薄手の合成樹脂フランジの弾性変形により抑え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療分野の輸液セット
等に用いられる多方活栓、特に三方活栓及び二方活栓に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用チューブ、例えば輸液セット、輸
血セット、ドレーンチューブ、栄養チューブなどに1個
または数個の三方活栓を使って流路変更、流路分配、合
流を行わせたり、循環器、一般外科、泌尿器科関係一般
にチューブ類の流路ストッパーとして二方活栓を使った
りしており、用途は極めて広い。三方活栓は、弁体円柱
部のレバーを回動させて分岐管を設けた円筒部との位置
関係を希望位置にセットするものであるが、従来、希望
関係位置にセットする簡単な方法がなかった。三方活栓
例として、実公昭51−50385が開示されている。
このものは分岐管の方向と一致してレバーを位置させる
ことにより、所望の薬液の導通路を形成させるものであ
り、レバーが正しく位置されないと薬液の供給が不十分
になる虞がある。このため、レバーの操作を慎重に行う
必要があり、操作者に負担を強い、且つ能率的でない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者等は、上記レバ
ーの操作が、目視によらず、レバーが正しくセットされ
薬液導通路が形成されるためには、正しくセットされた
位置で、弁体と弁体の当接する円筒部分を脱着可能に相
互に係合すればよい点に想到し、試験を重ね本発明を完
成するに到った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、高分子物質製の少なくとも一端が開放された円筒部
と該円筒部の外周部に所定角度で設けられた複数の枝管
とを備えた活栓本体と、前記円筒部内に摺動回転自在に
嵌合され内部に複数の通路を有する円柱部と、該円柱部
の上端部に設けられたレバーとを備えた弁体からなり、
前記円柱部の通路を介して所定の枝管どうしを連絡させ
る多方活栓であって、前記円筒上下端部の片方又は両方
の端面に一箇所以上の凸部又は凹部を設け、前記円筒部
端面と当接摺動するように設けられた前記円柱上下端部
の片方又は両方の端面フランジ部に前記円筒部の凸部又
は凹部と嵌合する凹部又は凸部を設け、前記凹部と凸部
の嵌合位置で所望の活栓枝管どうしが導通するようにし
たことを特徴とする多方活栓が提供される。
【0005】本発明の1実施例を図面に基いて説明す
る。図1は三方活栓の正面図で、活栓は活栓本体1、活
栓本体が嵌着する円筒部15及び活栓本体の底部に内填
めされる底部蓋体25からなる。図2(A)は栓体の斜
視図で、(B)は中心を通る縦断面図、図3(A)は円
筒部の斜視図で、(B)は中心をとおる縦断面図、図4
(A)は底部蓋体の斜視図で、(B)は中心を通る縦断
面図である。活栓本体1は合成樹脂から成形され、図2
(A),(B)に示すように円柱部2、レバー3、角度
表示部4、5、6、フランジ部7、円筒嵌合部8及び蓋
体嵌着部9から構成され、レバー及びそれぞれの角度表
示部は中心角90度となるように配設されている。ま
た、円柱部にはレバー側と反対位置を幹部としT字状に
互いに導通した導通孔10が穿設されている。栓体の材
質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン、フッ素樹脂または、ポリカーボネート樹脂が
適している。 フランジ部7はレバーの下方位置に円盤
状に突設して配設され、厚さは1mm、フランジ外径は
円筒部外径に等しく、活栓を組み立てたときに、円筒部
15の円筒壁上端面に密接するように設けられている。
フランジ部7の厚さは0.5〜2mmの範囲で、0.5m
m以下では剛性が乏しく、後述の凹部と凸部の嵌着拘束
性が劣り、2mmを超えると剛性が大きすぎ、円筒部か
ら円柱部が浮き上がる可能性があり、好ましくない。
【0006】フランジ部7の裏面には、凸部11、1
2、13及び14(図示せず)が、中心角90度の間隔
で、それぞれレバー3、角度表示部4,5,6の各中心
真下の対応した位置に凸設されている。フランジ部の各
凸部は本実施例では半径0.2mmの半円形に膨出した
形状である。なお、この凸部は、上記実施例では4個凸
設されているが、例えばレバー3の真下に1個設け、そ
の他の凸部はフランジ部の材質による弾性の強さ等によ
り、後述する円筒部15の円筒壁上端面に設けた凹部と
の嵌着の強弱の度合いを考慮して、適切な嵌合度合いと
なるように1〜3個を角度表示部の下の位置に追加する
ことが望ましい。凸部の大きさは直径0.2〜1.0m
m、高さ0.1〜2.0mmの範囲で、直径、高さが前記
範囲未満では後述する凹部との嵌合が弱く、また前記範
囲以上では嵌合が強すぎ、円筒部が円柱部から浮き上が
ったりして操作性が悪くなる。凸部の大きさは後述する
凹部と同等またはそれより小さくすることが望ましい。
なるべくフランジ側と本体円筒部側との栓体回転操作時
の押し合いを少なくし、両者間のシールが悪くならない
ようにするためである。円筒嵌合部8は円筒部栓体の円
柱部2を円筒部15に装着したとき、抜けないように対
応する円筒部15の環形凹凸面と嵌合する。また、円筒
嵌合部8に対応する円柱部2の内腔には環形凹凸面を設
けた蓋体嵌着部9が設けられ、符合する外壁面形状を有
する底部蓋体25が嵌着するようになっている。
【0007】円筒部15は幾分の弾性と、高い剛性を有
する合成樹脂から成形され、例えばポリプロピレン、ポ
リカーボネート樹脂が好適に用いられる。図3(A)斜
視図,(B)中心を通る縦断面図に示すように、活栓本
体1を気密に嵌合させ摺動回転させるもので、各90度
の角度で、枝管16、枝管17、及び枝管18が3方に
突設され、各枝管は栓体の回動に応じ前記活栓本体の導
通孔と接続する。円筒部下部内壁には円柱部2の円筒嵌
合部8が嵌合する環状凸面を有する栓体嵌着部19が設
けられている。枝管の形状は、本実施例ではそれぞれ異
なるが、用途に応じて適宜の形状のものを選定すればよ
い。円筒部の上端面20には、それぞれ3本の枝管の中
心線上の位置に凹部21、22、23及び凹部22の向
い側位置に凹部24が刻設されている。各凹部は半径
0.4mmの半円形断面に形成されている。円筒体の壁
面厚みは1〜3mmで1mm以下の厚みでは、凹部を設
けることが困難で、3mm以上では円筒強度保持上必要
でなく、また、凹部は直径0.2〜1.5mm、深さ0.
1〜0.5mmで直径、深さがこれ以下では前記凸部と
の嵌着拘束力が弱く、またこの範囲以上では嵌着拘束力
が強すぎ、操作性が悪くなる。底部蓋体25は、図4
(A)斜視図,(B)中心を通る縦断面図に示すよう
に、栓体1の底部に嵌着し、底部を塞ぐとともに栓体、
円筒部を摺動可能で且つ強固に結合するもので、栓体1
の蓋体嵌着部9に対応した形状の栓体結合部26が形成
されている。底部蓋体の材質としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリカーボネート等が用いられる。
【0008】活栓の組立は、円筒部に活栓本体を嵌合さ
せ、フランジ凸部と円筒端面凹部を嵌合するようにし、
活栓本体底部に底部蓋体を嵌着させて行う。栓体円柱部
の外径は、円筒部内径よりやや大に、また、底部蓋体胴
部外形は活栓本体の蓋体嵌部の内径よりやや大に作ら
れ、かつそれぞれの凹凸面の組合せで結合しているの
で、合成樹脂の弾性により、気密に結合し、かつ栓体が
円筒から抜け出す虞はない。なお、上記実施例では、円
筒部栓体のフランジ部はレバー下部に1箇所設け、円筒
部上端面と嵌合させるように構成したが、フランジ部を
栓体円柱部底部に設け、円筒部下端面と嵌合させるよう
にしてもよく、また、活栓本体の上下両方にフランジ部
を設け嵌合させるようにしてもよい。また、本実施例で
は、フランジ部に凸部を設け、円筒部端面に凹部を刻設
したが、逆にフランジ部に凹部を、円筒部端面に1個以
上の凸部を設けて相互に嵌合させてもよい。なお、多方
活栓としては、二方活栓、四方活栓、枝管の開き中心角
を120度とした3方活栓などがあるが、これらの場
合、前記三方活栓の実施例で説明したと同様にフランジ
部を設け、一時的に嵌着固定したい場所が中心角90度
毎であれば、90度毎に、120度又は180度毎であ
れば120度又は180度毎に、フランジまたは円筒部
端面の何れかに凸部を設け、これに対応して1個以上の
凹部を円筒部端面またはフランジ部に設ければよい。な
お、下端部に前記嵌合用凸部、凹部を設ける実施例とし
ては、前記底部蓋体26の下部フランジ27面上に凸部
又は凹部を設け、これらに対応して円柱部底端面部に凹
部又は凸部を形成し、これらを嵌合させる構造としても
よい。
【0009】
【作用】本発明によれば、活栓本体はレバー操作により
円筒部内で円周上を回転摺動するが、フランジ部は比較
的薄く、オレフィン樹脂等で形成されているので、その
弾性変形により、フランジ部の凸部は上方に押し上げら
れ円筒部端面と接して摺動回転させる。凹部と嵌合する
と、そこで、一時的に動き難い状態となり、更に動かす
時には、幾分大きな力を要し、山を越すと次の嵌合位置
までは軽く摺動するようになる。上記回転操作におい
て、栓体を上方に引き上げようとする力に対して上述の
比較的薄いフランジ部の弾性変形が対応するので、活栓
本体と円筒体間の気密性が保持される。
【0010】
【発明の効果】本発明多方活栓によれば、活栓の導通位
置を中途半端な位置でなく正しい位置に固定できるので
便利であり、軽い力では動かし難いので安心して使用で
きる。また、目視無しで指先の感触でも操作できるので
便利であり、輸液セット,ドレーンチュ−ブ等医療用等
に非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明三方活栓実施例の正面図である。
【図2】(A)は活栓本体の斜視図,(B)は同じく中
心を通る縦断面図である。
【図3】(A)は円筒部の斜視図,(B)は同じく中心
を通る縦断面図である。
【図4】(A)は底部蓋体の斜視図,(B)は同じく中
心を通る縦断面図である。
【符号の説明】
1 活栓本体 2 円柱部 3 レバー 4,5,6 角度表示部 7 フランジ部 8 円筒嵌合部 9,蓋体嵌着部 10 導通孔 11,12,13,14 凸部 15 円筒部 16,17,18 枝管 19 栓体嵌着部 21,22,23,24 凹部 25 底部蓋体 26 栓体結合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子物質製の少なくとも一端が開放さ
    れた円筒部と該円筒部の外周部に所定角度で設けられた
    複数の枝管とを備えた活栓本体と、前記円筒部内に摺動
    回転自在に嵌合され内部に複数の通路を有する円柱部
    と、該円柱部の上端部に設けられたレバーとを備えた弁
    体からなり、前記円柱部の通路を介して所定の枝管どう
    しを連絡させる多方活栓であって、前記円筒上下端部の
    片方又は両方の端面に一箇所以上の凸部又は凹部を設
    け、前記円筒部端面と当接摺動するように設けられた前
    記円柱上下端部の片方又は両方の端面フランジ部に前記
    円筒部の凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸部を設け、
    前記凹部と凸部の嵌合位置で所望の活栓枝管どうしが導
    通するようにしたことを特徴とする多方活栓。
JP6052506A 1994-02-28 1994-02-28 多方活栓 Pending JPH07236696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6052506A JPH07236696A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 多方活栓

Applications Claiming Priority (1)

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JP6052506A JPH07236696A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 多方活栓

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JPH07236696A true JPH07236696A (ja) 1995-09-12

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ID=12916625

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JP6052506A Pending JPH07236696A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 多方活栓

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JP (1) JPH07236696A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002541887A (ja) * 1999-04-06 2002-12-10 コロプラスト アクティーゼルスカブ タップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002541887A (ja) * 1999-04-06 2002-12-10 コロプラスト アクティーゼルスカブ タップ

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