JPH07235934A - 通信システムおよびセル多重化装置 - Google Patents

通信システムおよびセル多重化装置

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JPH07235934A
JPH07235934A JP31011194A JP31011194A JPH07235934A JP H07235934 A JPH07235934 A JP H07235934A JP 31011194 A JP31011194 A JP 31011194A JP 31011194 A JP31011194 A JP 31011194A JP H07235934 A JPH07235934 A JP H07235934A
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JP
Japan
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service control
cell
control means
input
class
Prior art date
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Application number
JP31011194A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Yasuda
力 安田
Yoshimitsu Shimojo
義満 下條
Yutaka Seki
豊 関
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サービス制御手段増/減設のための一連の作
業を保守者が対処することなく自動的に行う通信システ
ムを提供する。 【構成】 サービス制御手段2をユーザからのサービス
要求に応じて選択して通信サービスを実現する通信シス
テムにおいて、サービス制御手段の状態を取得する状態
取得手段7、取得した状態に基づいてサービス制御手段
の増/減設を判断する判断手段8、増設すべきと判定さ
れた場合には増設先のサービス制御手段を決定し、減設
すべきと判定された場合には代行先サービス制御手段を
決定する増設/代行先決定手段13、サービス制御手段
にサービス制御プログラムを転送する転送手段9、転送
先のサービス制御手段を起動する起動手段10、起動さ
れたサービス制御手段のサービス制御プログラムの実行
を停止させる停止手段11、選択すべきサービス制御手
段を変更または削除する設定手段12を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
(1)本発明は、各種の通信サービスを提供する通信シ
ステムに関する。 (2)本発明は、ATMネットワークにおいてセルをセ
ル毎に定められたクラスの優先順位に従って多重化する
セル多重化装置に関する。クラスとは、より具体的には
例えばATMスイッチの入力ポート番号や品質クラスで
ある。
【0002】
【従来の技術】
(1)各種の通信サービスを提供する通信システムにお
いては、交換処理を行う交換手段を変更することなく新
たなサービスを追加できるようにするなどの理由から、
交換手段とは別にサービス制御手段を設け、サービス制
御手段がユーザの要求するサービスに応じて交換手段を
制御することにより、所望の通信サービスを実現してい
る。
【0003】このような通信システムにおいては、様々
な新サービスの導入にしたがってサービス制御手段の処
理負荷が高くなることが考えられる。この問題に対して
は、あるサービス制御手段に対するサービス要求が多く
なって、そのサービス制御手段の処理負荷が高くなった
場合には、サービス制御手段を増設することにより負荷
を分散させ、特定のサービス制御手段の処理負荷が高く
なり過ぎることを防いでいる。
【0004】(2)従来より、高度で多様なサービスを
提供すべく様々な情報通信システムが提案されている。
とりわけ、情報をセルと呼ばれる固定長パケットの形で
交換するATM(Asynchronous Transfer Mode: 非同期
転送モード)通信システムは、次世代通信システムの本
命とされ、盛んに研究が進められている。
【0005】ATM通信システムでは、情報を送信する
端末から出力されたセルが、交換システムを経由して、
情報を受信する端末へと転送される。ATM通信システ
ムのセル交換システムにおいて、複数の入力伝送路から
の各セルを一つの出力伝送路へ多重する場合、瞬時的に
セル交換システム内の多重化装置にてセルの出力待ちが
生じ得る。これは、セルを1セル出力する時間に、一つ
の出力伝送路に向けて複数の入力伝送路から同時にセル
が到着する場合があるからである。この出力待ちを行っ
ている時間内にセルが消失しないように、多重化装置に
はバッファが用いられる。しかし、バッファの容量は有
限にならざるを得ないため、ある確率でバッファ溢れに
よるセル廃棄が発生する可能性がある。
【0006】ところで、ATM通信システムで伝送され
る情報には様々な性質の情報が存在する。例えば、実時
間動画像情報は大きな遅延が許されないが、コンピュー
タ間で転送されるファイル情報などは多少の遅延が許さ
れるという性質の違いがある。これら各種の情報の伝送
に要求される品質は、セル伝送遅延時間やセル廃棄率な
どのパラメータで表すことができる。これらの要求品質
の異なった情報を同一の優先度で多重化し、なおかつ、
全ての情報について要求品質を満たすためには、最も厳
しい要求品質の情報に合わせてATM通信システムを構
築すればよい。しかし、この方法では要求水準の低い性
質の伝送情報に対しては過剰品質を提供することにな
り、非経済的になる場合が有り得る。
【0007】そこで、ATM通信システムを経済的に構
築するため、これらの様々な要求品質を持つ情報の伝送
に、優先度の異なった品質クラスを提供するための制
御、いわゆる品質制御を行うことが試みられている。前
述したように、セルの多重化装置ではバッファにおいて
待ちが生じるため、バッファへのセル書き込み制御また
は読み出し制御において、この品質制御を行う。例え
ば、大きな遅延時間を許容できるセルがバッファに多量
に蓄積されているときに、小さな遅延時間を要求するセ
ルが到着した場合、先にバッファに到着していた、遅延
を許容できるセルよりも、後から到着した、遅延を許容
できないセルを先に出力させるなどの制御を行う。0図
12は、このような品質制御を行う複数の品質を提供す
るためのセル多重化装置の従来の一例である。クラス毎
入力伝送路は、各品質クラス毎に割り当てられている。
各クラス毎入力伝送路から入力されたセルは、縦続接続
された複数のセル多重化装置により順次多重化され、最
終的に一つの多重化伝送路へ出力される。セル多重化装
置は、クラス毎入力伝送路と多重化入力伝送路に対応し
た二つのFIFO(First In First Out: 先入れ先出
し)バッファと、出力セル選択部により構成されてい
る。
【0008】出力セル選択部は、二つのFIFOバッフ
ァに蓄積されたセルのいずれを出力するかを選択する。
この出力セル選択部での選択アルゴリズムとしては、例
えばそのセル多重化装置のクラス毎入力伝送路からのセ
ルがFIFOバッファに蓄積されていれば、そのセルを
優先して選択し、そのセル多重化装置のクラス毎入力伝
送路からのセルがFIFOバッファに蓄積されておら
ず、かつ、そのセル多重化装置の多重化入力伝送路から
のセルがFIFOバッファに蓄積されている時には、多
重化入力伝送路からのセルを出力する方法が試みられて
いる。このアルゴリズムを用いれば、クラス毎入力伝送
路1より入力されたセルが最も高い優先度を持ち、次に
クラス毎入力伝送路2、さらにその次にクラス毎入力伝
送路3という順に優先度を低くすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
(1)従来の通信システムにおいては、システムの運用
開始後に処理負荷等の問題からサービス制御手段を増設
する必要が生じた場合は、保守者がサービス制御手段の
増設作業を行う必要があった。
【0010】また、あるサービス制御手段の処理負荷が
他のサービス制御手段の処理負荷に比べて高いといった
負荷の偏りが生じた場合には、負荷の高いサービス制御
手段へのサービス制御要求を他のサービス制御手段へ振
り分けることにより、各サービス制御手段の負荷を均一
化することができるが、この場合も従来の通信システム
においては保守者が対応する必要があった。
【0011】従って、本発明の第1の目的は、サービス
制御手段の増設あるいは減設のための一連の作業を保守
者が対処することなく自動的に行うことができる通信シ
ステムを提供することにある。
【0012】(2)図12に示した従来の多重化装置で
は、以下の問題点がある。第1の問題点は、品質クラス
の追加を行う場合、柔軟に対応できないということであ
る。すなわち、最も優先度の低い品質クラスを追加する
場合には、図12においてセル多重化装置3の左側に新
たにセル多重化装置を付加するだけで容易に品質クラス
を追加できるのであるが、例えばクラス1とクラス2の
中間の優先度の品質クラスを追加しようとすると、一度
セル多重化装置1とセル多重化装置2の結合を切り離し
て、その間に新しいセル多重化装置を追加しなければな
らない。そのため、呼の接続を維持しながら新たな優先
クラスを追加することが容易ではなかった。換言すれ
ば、セル多重化装置の物理的な位置関係により一義的に
優先度が決定されてしまい、物理的な位置関係によらず
自由に優先度を決定できないという欠点があった。
【0013】第2の問題点は、優先度の低い品質クラス
はより高い優先度を持つ全ての品質クラスのセルが出力
されてからでないと、出力されることがないため、品質
クラス数が多くなるほど、優先度の低いクラスのセルが
選択される割合が低下し、実用的ではなくなるという点
である。しかも、実際にはこのような単純な多重化アル
ゴリズムではなく、情報源毎に種々異なる要求品質にき
め細かく適合した多様な優先アルゴリズムが必要になる
が、これを実現することが難しいという欠点もあった。
【0014】従って、本発明の第2の目的は、セル多重
の優先度を物理的な位置関係とは独立に決定することに
より新たな品質クラスを容易に追加することができ、さ
らに多様な多重化アルゴリズムを実現することができる
セル多重化装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の目的を達成するため、第1の発明に係る通
信システムは、通信情報の交換処理を行う少なくとも一
つの交換手段と、この交換手段に対して通信サービスに
応じたサービス制御を行うための少なくとも一つのサー
ビス制御手段と、前記交換手段およびサービス制御手段
を相互に接続する通信手段とを具備し、前記交換手段が
加入者端末からのサービス要求に応じて前記サービス制
御を依頼すべきサービス制御手段を前記少なくとも一つ
のサービス制御手段から選択し、選択されたサービス制
御手段が前記交換手段を制御することにより所望の通信
サービスを実現する通信システムにおいて、前記少なく
とも一つのサービス制御手段の状態を取得する状態取得
手段と、この状態取得手段により取得された状態に基づ
いて前記サービス制御手段を増設すべきか減設すべきか
を判断する判断手段と、この判断手段により増設すべき
と判定された場合には増設先のサービス制御手段を決定
し、減設すべきと判定された場合には減設対象のサービ
ス制御手段に代わってサービス制御を行う代行先サービ
ス制御手段を所定の条件に従って決定する増設/代行先
決定手段と、この増設/代行先決定手段により決定され
たサービス制御手段にサービス制御手順情報を転送する
転送手段と、この転送手段により転送された前記サービ
ス制御手順情報を転送先のサービス制御手段に実行させ
るための起動手段と、前記サービス制御手段による前記
サービス制御手順情報の実行を停止させる停止手段と、
前記交換手段が選択すべきサービス制御手段を変更また
は削除する変更/削除設定手段とを有するサービス管理
手段を備えたことを特徴とする。
【0016】また、第1の発明に係る他の通信システム
は、上記サービス管理手段の機能をサービス制御手段に
設けるものである。すなわち、サービス制御手段は、自
らの状態に基づきサービス制御手段を増設すべきか自サ
ービス制御手段を減設すべきか、または増減設しないか
を判断する判断手段と、この判断手段により増設すべき
と判定された場合には増設先のサービス制御手段を決定
し、減設すべきと判定された場合には減設対象のサービ
ス制御手段に代わってサービス制御を行う代行先サービ
ス制御手段を所定の条件に従って決定する増設/代行先
決定手段と、この増設/代行先決定手段により決定され
たサービス制御手段にサービス制御手順情報を転送する
転送手段と、この転送手段により転送された前記サービ
ス制御手順情報を転送先のサービス制御手段に実行させ
るための起動手段と、前記サービス制御手段による前記
サービス制御手順情報の実行を停止させる停止手段と、
前記交換手段が選択すべきサービス制御手段を変更また
は削除する変更/削除設定手段とを有することを特徴と
する。
【0017】(2)第2の目的を達成するため、第2の
発明に係るセル多重化装置は、多重化入力伝送路に接続
されたセル送信装置からのセルを入力セルとし、この入
力セルが属するクラス毎に該入力セルを蓄積する蓄積手
段と、前記入力セルが属するクラスを判定するととも
に、前記蓄積手段が溢れないようにするためのクラス毎
のフロー制御信号出力を前記セル送信装置へ出力するク
ラス判定手段と、外部からの品質クラス毎のフロー制御
信号入力と前記蓄積手段のセル蓄積情報に基づき、該蓄
積手段に蓄積されているセルの中から所定のセルを選択
して出力セルとして出力する出力セル選択手段とを具備
することを特徴とする。
【0018】
【作用】
(1)第1の発明によると、サービス管理手段またはサ
ービス制御手段において例えば処理負荷などのサービス
制御手段の状態を状態取得手段により取得し、その取得
した状態に基づいて、サービス制御手段を新たに増設す
るか、減設するかを判断手段により判断する。
【0019】そして、サービス制御手段を増設する必要
があると判断した場合には、増設/代行先決定手段によ
り決定したサービス制御手段に対して転送手段によりサ
ービス制御手順情報(以下、サービス制御プログラムと
いう)を転送して、起動手段により転送先サービス制御
手段上のサービス制御プログラムを起動し、さらに増設
したサービス制御手段を変更/削除設定手段により追加
することにより、サービス制御手段の増設を行う。
【0020】一方、サービス制御手段を減設する必要が
あると判断した場合には、増設/代行先サービス制御手
段により必要に応じて代行先のサービス制御手段を決定
し、減設対象となるサービス制御手段へのサービス制御
要求の全てあるいは一部が代行先のサービス制御手段ま
たは他のサービス制御手段を選択するようにする。ま
た、減設対象となるサービス制御手段へのサービス制御
要求の全てを代行先サービス制御手段または他のサービ
ス制御手段が行うように設定した場合には、減設するサ
ービス制御手段を停止することにより、サービス制御手
段の減設を行う。
【0021】(2)第2の発明によると、セル多重化装
置内部の蓄積手段をクラス別に独立に管理し、さらにセ
ル多重化装置間においてクラス別に独立したフロー制御
を行うことができるため、多重化装置の物理的な位置関
係とは独立に優先度を設定することができ、またきめ細
かなセル多重化アルゴリズムを実現することが容易とな
る。
【0022】
【実施例】
(実施例1−1)図1に、第1の発明に係る一実施例の
通信システムを示す。通信情報の交換処理を行うn個の
交換手段1−1〜1−nと、種々の通信サービスに応じ
て交換手段1−1〜1−nを制御するm個のサービス制
御手段2−1〜2−mとが通信路3で結ばれている。こ
こでは、計算機上でサービス制御プログラムを実行する
ことによりサービス制御手段を実現しているものとす
る。
【0023】また、この通信システム内には交換手段が
サービス制御手段を選択する際に参照するために、ユー
ザからの要求サービス種別とサービス制御手段識別子と
の対応表4が備えられており、各交換手段1−1〜1−
nはこの対応表4を参照することができる。図8に、こ
の対応表4の例を示す。さらに、この通信システム内に
はサービス管理手段5と記憶手段6が備えられる。
【0024】各交換手段1−1〜1−nは、ユーザから
サービス要求を受け取ると、対応表4を参照して、要求
を受けたサービス種別から対応するサービス制御手段手
段識別番号を検索し、得られたサービス制御手段識別子
に対応するサービス制御手段(2−iとする)に対して
サービス制御を依頼する。このサービス制御を依頼され
たサービス制御手段2−iは、サービス種別に従って適
切に交換手段1−1〜1−nを制御し、通信サービスを
提供する。
【0025】図2に、サービス管理手段5の構成を示
す。このサービス管理手段5は状態取得手段7、判断手
段8、転送手段9、起動手段10、停止手段11、変更
/削除設定手段12および増設/代行先決定手段13を
有し、これらの各手段7〜13はそれぞれ次のような機
能を有する。
【0026】状態取得手段7は、各サービス制御手段2
−1〜2−mに対して定期的にサービス制御手段の状
態、例えば処理負荷を問い合わせて取得する。判断手段
8は、状態取得手段7により取得した各サービス制御手
段2−1〜2−mの処理負荷に従ってサービス制御手段
を増設すべきか、減設すべきか、あるいは増減設しない
かの判断を行う。転送手段9は、増設先または代行先サ
ービス制御手段にサービス制御プログラムを転送する。
起動手段10は、転送手段9が転送したサービス制御プ
ログラムを転送先のサービス制御手段に実行させる。停
止手段11は、サービス制御手段におけるサービス制御
プログラムの実行を停止させる。変更/削除設定手段1
2は、前記対応表4の変更または削除の設定を行う。増
設/代行先決定手段13は、サービス制御手段を増設す
る場合の増設先サービス制御手段として、交換手段1−
1〜1−nを制御可能な通信手段により交換手段と結ば
れた計算機を決定し、その計算機の識別子を記憶手段6
に記憶する。この識別子については、例えば増設先とな
るサービス制御手段の候補を複数個記憶して、増設が必
要になる毎にそれらの候補を順番に使用するようにして
もよい。また、識別子としては計算機との通信に用いる
アドレスを使用してもよい。
【0027】次に、図3を参照してサービス管理手段5
における処理手順を説明する。サービス管理手段5で
は、まず判断手段8が状態取得手段7によりサービス制
御手段2−iの処理負荷の値を取得する(S1)、次い
で、取得した処理負荷の値を3つの閾値max1,ma
x2(<max1),min(<max2)と比較する
(S2〜4)。この比較の結果、処理負荷がmax1以
上であれば、サービス制御手段を増設する必要があると
判断し、また処理負荷がmax2以上、max1未満で
あれば、このサービス制御手段2−iを減設(処理負荷
低減)する必要があると判断し、さらに処理負荷がmi
n未満であれば、このサービス制御手段2−iを減設
(削除)する必要があると判断する。この判断基準とな
る閾値max1,max2およびminは全サービス制
御手段2−1〜2−mに対して一律に定めてもよいし、
各サービス制御手段の処理能力に応じて個別に定めても
よい。
【0028】ステップS2でサービス制御手段を増設す
る必要があると判断した場合、増設/代行先決定手段1
3により、記憶手段6に増設先として記憶している識別
子に対応する計算機を決定する(S5)。そして、この
計算機に対して転送手段9によりサービス制御プログラ
ムを転送し(S6)、起動手段10により転送先のサー
ビス制御手段にそのサービス制御プログラムを起動させ
ることによりサービス制御手段を増設し(S7)、さら
に変更/削除設定手段12によりサービス種別とサービ
ス制御手段2−1〜2−mとの対応表4のうち、サービ
ス制御手段iに対応する部分の一部(例えば特定のサー
ビス種別)を増設したサービス制御手段のそれに書き換
える(S8)。
【0029】ステップS3でサービス制御手段iを減設
(処理負荷低減)する必要があると判断した場合には、
サービス種別とサービス制御手段2−1〜2−mとの対
応表4のうち、サービス制御手段iに対応する部分の一
部(例えば特定のサービス種別)を他のサービス制御手
段、例えば現在処理負荷が最も低いサービス制御手段で
書き換える。このとき、記憶手段6に記憶している増設
/代行先サービス制御手段としての計算機の識別子に対
応するサービス制御手段識別子に書き換えるようにして
もよい。
【0030】ステップS4でサービス制御手段iを減設
(削除)する必要があると判断した場合には、サービス
種別とサービス制御手段2−1〜2−mとの対応表4の
うち、サービス制御手段iに対応する部分の全てを他の
サービス制御手段、例えば現在処理負荷が最も低いサー
ビス制御手段、あるいは記憶手段6に記憶している増設
/代行先サービス制御手段としての計算機の識別子に対
応するサービス制御手段識別子に書き換え(S10)、
次いで停止手段11によりサービス制御手段2−iのサ
ービス制御プログラムの実行を停止する(S11)。 (実施例1−2)図4に、第1の発明に係る他の実施例
の通信システムを示す。通信情報の交換処理を行うn個
の交換手段1−1〜1−nと、種々の通信サービスに応
じて交換手段1−1〜1−nを制御するm個のサービス
制御手段2−1〜2−mとが通信路3で結ばれている。
本実施例においても、計算機上でサービス制御プログラ
ムを実行することによりサービス制御手段を実現してい
るものとする。
【0031】また、この通信システム内にはユーザから
の要求サービス種別とサービス制御手段識別子との対応
表4が備えられており、各交換手段1−1〜1−nはこ
の対応表4を参照することができる。この対応表4の構
成は、先の実施例と同様である(図8参照)。
【0032】各交換手段1−1〜−nは、ユーザからサ
ービス要求を受け取ると、対応表4を参照して、要求を
受けたサービス種別から対応するサービス制御手段手段
識別番号を検索し、得られたサービス制御手段識別子に
対応するサービス制御手段(2−iとする)に対してサ
ービス制御を依頼する。このサービス制御を依頼された
サービス制御手段2−iは、サービス種別に従って適切
に交換手段1−1〜1−nを制御し、通信サービスを提
供する。
【0033】本実施例では、サービス制御手段2−1〜
2−mが先の実施例におけるサービス管理手段5と同等
の機能を持っている。図5に、サービス制御手段2−i
の構成を示す。このサービス制御手段2−iは、判断手
段8、転送手段9、起動手段10、停止手段11、変更
/削除設定手段12および増設/代行先決定手段13を
有し、これらの各手段8〜13はそれぞれ次のような機
能を有する。
【0034】判断手段8は、サービス制御手段自らの状
態(例えば処理負荷)に応じてサービス制御手段を増設
すべきか、減設すべきか、あるいは増減設しないかの判
断を行う。転送手段9は、増設先サービス制御手段にサ
ービス制御プログラムを転送する。起動手段10は、転
送手段9が転送したサービス制御プログラムを転送先の
サービス制御手段に実行させる。停止手段11は、起動
手段10により起動されたサービス制御手段におけるサ
ービス制御プログラムの実行を停止させる。変更・削除
設定手段12は、前記対応表4の変更または削除の設定
を行う。増設/代行先決定手段13は、サービス制御手
段を増設する場合の増設先サービス制御手段として、交
換手段1−1〜1−nを制御可能な通信手段により交換
手段と結ばれた計算機を決定し、その計算機の識別子を
記憶手段6に記憶する。この識別子については、例えば
増設先となるサービス制御手段の候補を複数個記憶し
て、増設が必要になる毎にそれらの候補を順番に使用す
るようにしてもよい。また、識別子としては計算機との
通信に用いるアドレスを使用してもよい。
【0035】次に、図6を参照してサービス制御手段5
の処理手順を説明する。サービス制御手段2では、まず
判断手段8がサービス制御手段自らの処理負荷を定期的
に評価すべく3つの閾値max1,max2(<max
1),min(<max2)と比較する(S21〜2
4)。この比較の結果、処理負荷がmax1以上であれ
ば、サービス制御手段を増設する必要があると判断し、
また処理負荷がmax2以上、max1未満であれば、
自サービス制御手段を減設(処理負荷低減)する必要が
あると判断し、さらに処理負荷がmin未満であれば、
自サービス制御手段を減設(削除)する必要があると判
断する。この判断基準となる閾値max1,max2お
よびminは全サービス制御手段2−1〜2−mで一律
に定めてもよいし、各サービス制御手段の処理能力に応
じて個別に定めてもよい。
【0036】ステップS2でサービス制御手段を増設す
る必要があると判断した場合、増設/代行先決定手段1
3により、記憶手段6に増設先として記憶している識別
子に対応する計算機を決定する(S25)。そして、こ
の計算機に対して転送手段9によりサービス制御プログ
ラムを転送し(2S6)、起動手段10により転送先の
サービス制御手段にそのサービス制御プログラムを起動
させることによりサービス制御手段を増設し(S2
7)、さらにサービス種別とサービス制御手段2−1〜
2−mとの対応表4のうち、自サービス制御手段に対応
する部分の一部(例えば特定のサービス種別)を増設し
たサービス制御手段に書き換える(S28)。なお、サ
ービス制御手段を増設した後、対応表4を書き換えず
に、以降自サービス制御手段へのサービス要求の一部
(例えば特定のサービス種別)を増設したサービス制御
手段へ再依頼するようにしてもよい。
【0037】ステップS23で自サービス制御手段を減
設(処理負荷低減)する必要があると判断した場合に
は、サービス種別とサービス制御手段2−1〜2−mと
の対応表4のうち、サービス制御手段iに対応する部分
の一部(例えば特定のサービス種別)を他のサービス制
御手段、例えば現在処理負荷が最も低いサービス制御手
段で書き換える。このとき、記憶手段6に記憶している
増設/代行先サービス制御手段としての計算機の識別子
に対応するサービス制御手段識別子に書き換えるように
してもよい。また、この場合も対応表4を書き換えず
に、以降自サービス制御手段へのサービス要求の一部
(例えば特定のサービス種別)を増設したサービス制御
手段へ再依頼するようにしてもよい。
【0038】ステップS24で自サービス制御手段を減
設(削除)する必要があると判断した場合には、サービ
ス種別とサービス制御手段2−1〜2−mとの対応表4
のうち、自サービス制御手段に対応する部分の全てを他
のサービス制御手段、例えば現在処理負荷が最も低いサ
ービス制御手段、あるいは記憶手段6に記憶している増
設/代行先サービス制御手段としての計算機の識別子に
対応するサービス制御手段識別子に書き換えた後、停止
手段11により自サービス制御手段のサービス制御プロ
グラムの実行を停止する。
【0039】なお、図6はサービス制御手段を増設ある
いは減設(処理負荷低減)する場合にサービス制御手段
の選択手段を書き換えずに、自サービス制御手段宛のサ
ービス制御要求を増設先あるいは他のサービス制御手段
へ再度依頼し直す方式における処理の流れを示してい
る。対応表を書き換える方式の場合は、図3と同じフロ
ーチャートとなる。 (実施例1−3)図7に、実施例1−1におけるサービ
ス管理手段5の他の構成例を示す。これは、サービス管
理手段5に、保守端末としての状態表示手段兼増設代行
先決定手段設定手段14を追加している。この手段14
は、サービス管理手段5が取得した各サービス制御手段
2−1〜2−mの処理負荷を表示すると共に、保守者が
所望とするサービス制御手段が増設/代行先として選択
されるように増設/代行先決定手段を設定する機能を有
するものである。本実施例によれば、この手段14で表
示された各サービス制御手段の処理負荷に基づいて、保
守者が増設/代行先サービス制御手段を選択し、設定手
段12により増設/代行先決定手段13が所望の増設/
代行先のサービス制御手段を選択するように設定するこ
とができる。
【0040】なお、以上説明した実施例において、少な
くとも増設先サービス制御手段が他の先サービス制御手
段に対して独立したプロセッシング能力によって実現さ
れていれば、必ずしも全てのサービス制御手段がそれぞ
れ別々の計算機によって構成されていなくともよい。 (実施例2)まず、本発明によるセル多重化装置が適用
されるATM交換システムについて説明する。
【0041】ATM交換システムに使用されるセルスイ
ッチの1形態として、図11に示すような構成が知られ
ている。図11は、3×3のセル交換を行うATM交換
システムであり、品質クラスが3クラスの場合を示して
おり、自己ルーティングスイッチ301〜303、クラ
スフィルタ304およびセル多重化装置305からな
る。
【0042】図11において、例えば品質クラス2に属
するセルを入力ポート1から出力ポート3へ交換する場
合を例に説明する。入力ポート1から入力されたセル
は、自己ルーティングスイッチ301〜303の入力側
にそれぞれ設けられたクラスフィルタ304へ入力され
る。各クラスフィルタ304は、入力されたセルの品質
クラスが自身にそれぞれ設定された品質クラスと等しい
か否かを判定し、自身に設定された品質クラスであれ
ば、そのクラスの自己ルーティングスイッチへセルを入
力する。例えば、クラスフィルタ304に入力されたセ
ルが品質クラス2に属するセルであれば、そのセルはク
ラスフィルタ304から品質クラス2の自己ルーティン
グスイッチ302へ入力される。
【0043】自己ルーティングスイッチ301〜303
へ入力されたセルは、セルのヘッダ部に書き込まれてい
るあて先情報により自律的に出力路へルーティングされ
る。例えば、あて先情報に出力ポート3へのあて先情報
が書かれている場合には、セルは出力ポート3へ出力さ
れる。
【0044】自己ルーティングスイッチ301〜303
の出力側には、本発明に基づくセル多重化装置305が
それぞれ接続されており、これらの各セル多重化装置3
05は各クラスの自己ルーティングスイッチ301〜3
03からの同一出力ポートへの出力を多重化する。すな
わち、例えば品質クラス2の自己ルーティングスイッチ
302の出力3へ出力されたセルは、セル多重化装置3
05によって品質クラス3の自己ルーティングスイッチ
303の出力3へ出力されたセルと多重化される。この
後、品質クラス1の自己ルーティングスイッチ301に
接続されているセル多重化装置へ転送され、そのセル多
重化装置で品質クラス1の出力3行きのセルと多重化さ
れた後、出力ポート3へ出力される。
【0045】図9は、本発明によるセル多重化装置の一
実施例を示すブロック図である。このセル多重化装置
は、クラス判定部101と、入力セルの蓄積手段である
品質クラス別に設けられたFIFOバッファ102、お
よび出力セル選択部103からなる。
【0046】図9において、多重化入力伝送路に接続さ
れた図示しないセル送信装置から入力されたセルは、ま
ずクラス判定部101でその入力セルの属する品質クラ
スが判定され、品質クラス別にFIFOバッファ102
へ蓄積される。一方、クラス毎入力伝送路より入力され
たセルは、その品質クラス用のFIFOバッファ102
へ入力される。クラス判定部101は、品質クラス毎の
フロー制御信号出力を出力する機能も有する。
【0047】出力セル選択部103は、外部からの品質
クラス毎のフロー制御信号入力と、FIFOバッファ1
02のセル蓄積状態に基づき、品質クラス別のFIFO
バッファ102の中に蓄積されているセルのうちどのセ
ルを出力すべきかを選択し、そのセルを多重化出力伝送
路へ出力する。
【0048】図10に、同実施例のセル多重化装置の使
用態様例を示す。前述したように、クラス判定部101
より出力されるフロー制御信号出力は、品質クラス別に
管理されるFIFOバッファ102がオーバフローしな
いように、多重化入力伝送路に接続されたセル送信装置
へ送られる制御信号であり、この制御信号によってセル
送信装置から品質クラス別のFIFOバッファ102へ
の入力セルの転送を品質クラス毎に独立に許可したり、
停止させたりすることができる。
【0049】一方、出力セル選択部103へのフロー制
御信号入力は、多重化出力伝送路に接続されたセル多重
化装置のクラス別FIFOバッファが溢れないようにす
るための制御信号である。出力セル選択部103のセル
選択アルゴリズムは、入力されたフロー制御信号によ
り、セルの伝送を許可された品質クラスのFIFOバッ
ファ102の中で、セルが蓄積されているものを候補と
するようにする。
【0050】フロー制御信号は、品質クラス毎に対応し
た複数の信号線により伝送されてもよいが、1本の信号
線に品質クラス毎に時分割に多重されて伝送されても構
わない。品質クラス毎に時分割に伝送することにより、
フロー制御信号線が品質クラス数とは関係なく1本で済
むという利点がある。
【0051】次に、出力セル選択部103におけるFI
FOバッファ102の選択アルゴリズムの例を図10の
構成を例にとり、以下に述べる。まず、セル多重化の優
先順位を 「品質クラス2」>「品質クラス3」>「品質クラス
1」 とするアルゴリズムについて述べる。つまり、品質クラ
ス2のセルが最も優先して多重化され、品質クラス1の
セルが最も優先されない場合である。
【0052】FIFOバッファ102は品質クラス別に
管理されているため、品質クラス毎にセルが蓄積されて
いるかどうかを知ることができる。各品質クラスの出力
セル選択部103は、まず最も高い優先度を持つクラス
2用FIFOバッファの状態を検査する。クラス2用F
IFOバッファにセルが蓄積されている場合には、クラ
ス2用FIFOバッファ内のセルを優先して出力する。
クラス2用FIFOバッファにセルが蓄積されておら
ず、その次に高い優先度を持つクラス3用FIFOバッ
ファにセルが蓄積されている場合には、クラス3用FI
FOバッファ内のセルを出力する。クラス2用FIFO
バッファとクラス3用FIFOバッファのいずれにもセ
ルが蓄積されていない場合のみ、最も低い優先度のクラ
ス1用FIFOバッファ内のセルを出力することができ
る。
【0053】フロー制御信号入力により出力が許可され
ていない品質クラスが存在する場合には、その品質クラ
スが選択されても出力できないのであるから、その品質
クラスのFIFOバッファにはセルが蓄積されていない
ものとして扱う。
【0054】上述した本発明のセル多重化装置によれ
ば、セル多重化装置の物理的な位置関係、つまり接続順
とは異なった優先度を設定することが可能になる。ま
た、本発明のセル多重化装置によれば、きめ細かなセル
多重化アルゴリズムを実現することができる。一例とし
て、品質クラス別に異なったセル転送速度を保証するア
ルゴリズムについて述べる。ここでは、図10において
保証されたセル転送速度の比が 「品質クラス1」:「品質クラス2」:「品質クラス
3」=3:1:4 の場合を例にとって説明する。
【0055】出力選択部103では、クラス別FIFO
バッファ102のセル蓄積有無の状態により、選択判断
を切り替える。クラス別FIFOバッファの全てにセル
が蓄積されている場合の選択判断は、クラス毎のセルの
読み出し割合を3:1:4とすればよい。簡単には、F
IFOバッファからセルを読み出す際、まずクラス1の
FIFOバッファから3回続けて読み出し、次にクラス
2のFIFOバッファから1回読み出し、続いてクラス
3のFIFOバッファからを4回続けて読み出せばよ
い。このようにして読み出すことにより、いずれかのク
ラスのFIFOバッファにセルがなくなった場合には、
全てのFIFOバッファにセルが蓄積されている状態で
はなくなったため、現在どのクラスを何回読み出したか
を示す情報を記憶しておき、新しいFIFOバッファの
セル蓄積状態に合わせた選択判断を行う。新たなセルの
入力により、再び全ての品質クラスFIFOバッファに
セルが蓄積されている状態になった場合には、記憶して
いたどの品質クラスを何回読み出したところまで進んで
いたかという情報を基に、その次より読み出しを続行す
ればよい。
【0056】クラス別FIFOバッファ102のうち、
2つの品質クラスのFIFOバッファにセルが蓄積され
ている場合の選択判断は、蓄積されている品質クラスに
割り当てられた比を用いればよい。例えば、品質クラス
2と品質クラス3用FIFOバッファにセルが蓄積され
ている場合には、これらのバッファから1:4の割合で
セルを読み出せばよい。すなわち、クラス2用FIFO
バッファから1回読み出しを行った後、クラス3用FI
FOバッファから4回読み出せばよい。また、クラス別
FIFOのバッファのうち、1つの品質クラスのFIF
Oバッファにのみセルが蓄積されている場合には、単純
にその品質クラスのFIFOバッファから読み出しを行
えばよい。
【0057】上述したFIFOバッファ選択アルゴリズ
ムにより、品質クラス別に異なったセル転送速度を保証
することができる。例えば、多重化伝送路の伝送速度が
80Mビット毎秒あれば、各品質クラスのセル多重化装
置の到着トラヒックがいかなるものであっても、多重化
された後の各品質クラスの伝送速度はそれぞれ少なくと
も30Mビット毎秒、10Mビット毎秒、40Mビット
毎秒というスループットを保証することができる。この
アルゴリズムは、最低のスループットを保証するもので
あるから、ある品質クラスのセルの到着が少ない場合に
は、その空いたスループットを他の品質クラスで適切な
比で分割して使用することができるという利点がある。
【0058】きめ細かなセル多重化アルゴリズムの特殊
な場合として、セル転送速度の比を1:1:1…とする
場合を考えることができる。つまり、この時は各品質ク
ラスが同等の優先度で多重化される。従って、このセル
多重化装置は品質クラス毎に設定された入力セルよりの
セルを多重化するという用途の他に、例えばクロスポイ
ントバッファ型ATMスイッチのセルバッファ装置など
に用い、ATMスイッチの各入力ポートからのセルを多
重化するために用いることができる。
【0059】図13は、本発明のセル多重化装置を用い
て3×3クロスポイントバッファ型ATMスイッチを構
成した場合の構成図である。図中、出力ポートフィルタ
はセルのヘッダ情報により所定の出力ポート行きのセル
のみを通過させるためのフィルタである。
【0060】このように、本発明のセル多重化装置をA
TMスイッチのセルバッファ装置として用いることによ
り、スイッチの入出力ポート数を拡張、縮小することが
比較的容易になるという利点がある。
【0061】図14は、図9のセル多重化装置のバリエ
ーションのひとつである。図9と異なるところは、セル
多重化装置から出力されるフロー制御出力が、クラス毎
入力伝送路からのセル入力に対しての信号と、多重化入
力伝送路からのセル入力に対しての信号の二つになって
いるところである。クラス毎入力伝送路からのセル入力
に対してのフロー制御出力をここでは、フロー制御出力
A,多重化入力伝送路からのセル入力に対してのフロー
制御出力をフロー制御出力Bと呼ぶ。
【0062】フロー制御出力Aにより、クラス毎入力伝
送路からのセルを蓄積するセル多重化装置内のFIFO
よりセルが廃棄されないようにすることが可能となる。
これによりセル多重化装置内部のセルバッファ量は、セ
ル廃棄率の悪化やスループットの低下を引き起こすこと
なく小さな容量にすることが可能となる。例えば、図1
4のセル多重化装置を図11のATM交換システムのセ
ル多重化装置として使用すれば、セル多重化装置内のF
IFOが溢れそうになった場合には、フロー制御出力A
が作用して自己ルーティングスイッチからのセル出力が
抑制される。一般的に自己ルーティングスイッチ内部の
バッファは比較的大きな容量が確保してあるため、AT
M交換システム全体としてのセル廃棄率特性が向上する
という利点がある。
【0063】図15は、図9のセル多重化装置の別のバ
リエーションである。図9と異なるところは、クラス毎
入力伝送路がなく、多重化入力伝送路とフロー制御出力
が2組になっているところである。つまり、多重化入力
伝送路は、多重化入力伝送路1と2、それぞれに対応す
るフロー制御出力は、クラス判定部1と2よりフロー制
御出力1と2が出力される。
【0064】多重化入力伝送路1に接続された図示しな
いセル送信装置から入力されたセルは、クラス判定部1
でその入力セルの属する品質クラスが判定され、品質ク
ラス別にFIFOバッファ群1の適切なFIFOへ蓄積
される。一方、多重化入力伝送路2に接続された図示し
ないセル送信装置から入力されたセルは、クラス判定部
2でその入力セルの属する品質クラスが判定され、品質
クラス別にFIFOバッファ群2の適切なFIFOへ蓄
積される。クラス判定部1,2はそれぞれフロー制御信
号出力1,2を出力する機能も有する。
【0065】出力選択部は、図9のセル多重化装置と同
様に、外部からの品質クラス毎のフロー制御信号入力
と、FIFOバッファ群1および2のセル蓄積状態に基
づき、品質クラス別のFIFOバッファに蓄積されてい
るセルのうち、どのセルを出力すべきかを選択し、その
セルを多重化出力伝送路へ出力する。出力選択部は、ま
ず品質クラス毎フロー制御入力により許可されている品
質クラスの中で、FIFOバッファ群1またはFIFO
バッファ群2のどちらかのFIFOにセルが蓄積されて
いる品質クラスを候補とする。複数の品質クラスが候補
である場合には、すでに説明した選択アルゴリズムなど
により一つの品質クラスを選択する。各品質クラスのF
IFOは、FIFO群1とFIFO群2の両方に存在す
る場合があり、セルが両FIFOに蓄積されている場合
には、例えばラウンドロビンと呼ばれる良く知られた方
法で選択すれば良い。
【0066】以上の動作により図15は、2本の多重化
入力伝送路にそれぞれ多重されて入力した複数の品質ク
ラスのセルを、所望の優先度または保証セル転送速度に
より多重することができる。これにより一つ以上の本発
明のセル多重化装置を経由しても複数の品質クラス間で
所望の優先度または保証セル転送速度により多重するこ
とができる。
【0067】ひとつのセル多重化装置に、多重化入力伝
送路、フロー制御出力、クラス判定部、FIFO群の組
をさらに多く用意すれば、より多くの多重化入力伝送路
からのセルを多重化するセル多重化装置に容易に拡張で
きる。
【0068】図16は、図15のセル多重化装置を3
段、計7個組み合わせて、8:1のセル多重化装置とし
た例である。8本の多重化入力伝送路からのセルを1本
の多重化出力伝送路へ多重化して出力する。
【0069】品質クラスとは、本発明の説明で使用して
いる品質クラスという言葉は、各セルに付された属性を
意味している。狭い意味の品質クラスは、セルの廃棄優
先度や遅延優先度を意味するが、ここでいう品質クラス
という言葉は、それらの他に、入力ポート番号、出力ポ
ート番号や、ある関係で同一に扱われるコネクションの
グループなどを含む。実際には、実装の形態に合わせて
これらの品質クラスの意味が決定される。本発明のセル
多重化装置は、これらの具体的な意味に合わせた選択ア
ルゴリズムを選ぶことにより、さまざまな用途に適用す
ることが可能である。
【0070】
【発明の効果】
(1)第1の発明によれば、通信システム内のサービス
管理手段もしくはサービス制御手段がサービス制御手段
の負荷状態などに応じてサービス制御手段の増/減設を
自動的に行うため、従来のようにサービス制御手段の負
荷状態を調べ、サービス制御手段を増設したり減設した
りする作業を保守者が行う必要がなく、保守者の負担が
著しく軽減される。
【0071】例えば、あるサービス制御手段の処理負荷
が高くなった場合に、サービス管理手段またはサービス
制御手段が自動的に高負荷状態であることを検知し、高
負荷状態のサービス制御手段の負荷を他のサービス制御
手段に振り分けたり、サービス制御手段の増設を行った
りすることを自動的に行い、負荷分散を図ることが可能
となる。
【0072】また、あるサービス制御手段の処理負荷が
極端に低い場合、そのサービス制御手段を停止し、他の
サービス制御手段によってサービス要求をまかなうこと
も、サービス管理手段またはサービス制御手段によって
自動的に行うことができるため、通信システム内にサー
ビス制御手段が不必要に存在し続けることを避け、サー
ビス制御手段として使用していた計算機等の処理能力を
他の目的に用いることができ、通信システム内の資源の
有効活用を図ることが可能となる。
【0073】(2)第2の本発明によれば、セル多重化
装置内部の蓄積手段を品質クラス別に独立に管理し、さ
らにセル多重化装置間において品質クラス別に独立した
フロー制御を行うことにより、従来のようにセル多重化
装置の接続関係により優先度が決定されてしまうことが
なく、セル多重化装置の接続関係とは自由に優先度を決
定することができる。加えて、セル多重化装置の接続関
係とは独立に、各品質クラス毎に異なったセル転送速度
を保証することができる。
【0074】また、従来のセル多重化装置では、新たな
品質クラスを追加するとき、それまでにあったどの品質
クラスよりも優先度が低い品質クラスしか追加すること
ができなかったが、本発明によれば互いに接続されてい
るセル多重化装置の最も上流に新たなセル多重化装置を
追加し、その優先度を自由に決定すれば良いため、容易
に新たな品質クラスの追加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る通信システムの一実施例を示
すブロック図
【図2】図1におけるサービス管理手段の構成を示すブ
ロック図
【図3】図2のサービス管理手段の処理の流れを示すフ
ローチャート
【図4】第1の発明に係る通信システムの他の実施例を
示すブロック図
【図5】図4におけるサービス管理手段の構成を示すブ
ロック図
【図6】図5のサービス管理手段の処理の流れを示すフ
ローチャート
【図7】図1におけるサービス管理手段の別の構成を示
すブロック図
【図8】図1および図4における対応表の構成図
【図9】第2の発明に係るセル多重化装置の一実施例を
示すブロック図
【図10】同セル多重化装置の接続図
【図11】セル交換システムのブロック図
【図12】従来のセル多重化装置の構成とその接続状態
を示す図
【図13】本発明のセル多重化装置を用いて構成した3
×3クロスポイントバッファ型ATMスイッチのブロッ
ク図
【図14】第2の本発明に係るセル多重化装置の別の実
施例を示すブロック図
【図15】セル多重化装置の別の実施例を示すブロック
【図16】同セル多重化装置の接続図
【符号の説明】
1,1−1〜1−n…交換手段 2,2−1〜2−m…サービス制御手段 3…通信路 4…対応表 5…サービス管理手段 6…記憶手段 7…状態取得手段 8…判断手段 9…転送手段 10…起動手段 11…停止手段 12…設定手段 13…増設/代行先決定手段 14…状態表示手段兼増設/代行先決定手段設定手段 101…クラス判定部 102…FIFOバッファ 103…出力セル選択部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信情報の交換処理を行う少なくとも一つ
    の交換手段と、この交換手段に対して通信サービスに応
    じたサービス制御を行うための少なくとも一つのサービ
    ス制御手段と、前記交換手段およびサービス制御手段を
    相互に接続する通信手段とを具備し、前記交換手段が加
    入者端末からのサービス要求に応じて前記サービス制御
    を依頼すべきサービス制御手段を前記少なくとも一つの
    サービス制御手段から選択し、選択されたサービス制御
    手段が前記交換手段を制御することにより所望の通信サ
    ービスを実現する通信システムにおいて、 前記少なくとも一つのサービス制御手段の状態を取得す
    る状態取得手段と、 この状態取得手段により取得された状態に基づいて前記
    サービス制御手段を増設すべきか減設すべきかを判断す
    る判断手段と、 この判断手段により増設すべきと判定された場合には増
    設先のサービス制御手段を決定し、減設すべきと判定さ
    れた場合には減設対象のサービス制御手段に代わってサ
    ービス制御を行う代行先サービス制御手段を所定の条件
    に従って決定する増設/代行先決定手段と、 この増設/代行先決定手段により決定されたサービス制
    御手段にサービス制御手段情報を転送する転送手段と、 この転送手段により転送された前記サービス制御手順情
    報を転送先のサービス制御手段に実行させるための起動
    手段と、 前記サービス制御手段による前記サービス制御手順情報
    の実行を停止させる停止手段と、 前記交換手段が選択すべきサービス制御手段を変更また
    は削除する変更/削除設定手段とを有するサービス管理
    手段を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】通信情報の交換処理を行う少なくとも一つ
    の交換手段と、この交換手段に対して通信サービスに応
    じたサービス制御を行うための少なくとも一つのサービ
    ス制御手段と、前記交換手段およびサービス制御手段を
    相互に接続する通信手段とを具備し、前記交換手段が加
    入者端末からのサービス要求に応じて前記サービス制御
    を依頼すべきサービス制御手段を前記少なくとも一つの
    サービス制御手段から選択し、選択されたサービス制御
    手段が前記交換手段を制御することにより所望の通信サ
    ービスを実現する通信システムにおいて、 前記サービス制御手段は、 自らの状態に基づきサービス制御手段を増設すべきか自
    サービス制御手段を減設すべきか、または増減設しない
    かを判断する判断手段と、 この判断手段により増設すべきと判定された場合には増
    設先のサービス制御手段を決定し、減設すべきと判定さ
    れた場合には減設対象のサービス制御手段に代わってサ
    ービス制御を行う代行先サービス制御手段を所定の条件
    に従って決定する増設/代行先決定手段と、 この増設/代行先決定手段により決定されたサービス制
    御手段にサービス制御手順情報を転送する転送手段と、 この転送手段により転送された前記サービス制御手順情
    報を転送先のサービス制御手段に実行させるための起動
    手段と、 前記サービス制御手段による前記サービス制御手順情報
    の実行を停止させる停止手段と、 前記交換手段が選択すべきサービス制御手段を変更また
    は削除する変更/削除設定手段とを有することを特徴と
    する通信システム。
  3. 【請求項3】多重化入力伝送路に接続されたセル送信装
    置からのセルを入力セルとし、この入力セルが属するク
    ラス毎に該入力セルを蓄積する蓄積手段と、 前記入力セルが属するクラスを判定するとともに、前記
    蓄積手段が溢れないようにするためのクラス毎のフロー
    制御信号出力を前記セル送信装置へ出力するクラス判定
    手段と、 外部からのクラス毎のフロー制御信号入力と前記蓄積手
    段のセル蓄積情報に基づき、該蓄積手段に蓄積されてい
    るセルの中から所定のセルを選択して出力セルとして出
    力する出力セル選択手段とを具備することを特徴とする
    セル多重化装置。
  4. 【請求項4】各クラスに属するセルを入力伝送路に接続
    されたセル送信装置からのセルを入力セルとし、該入力
    セルを蓄積するとともに、蓄積許容量を超えて入力セル
    が入力されないようにするために第1のフロー制御情報
    を前記セル送信装置に出力する第1の蓄積手段と、 多重化入力伝送路に接続された前記セル送信装置からの
    セルを入力セルとし、この入力セルが属するクラス毎に
    該入力セルを蓄積する複数の第2の蓄積手段と、 前記多重化入力伝送路から入力した入力セルが属するク
    ラスを判定するとともに、前記各第2の蓄積手段の蓄積
    許容量を超えて前記入力セルが入力されないようにする
    ためのクラス毎の第2のフロー制御出力を前記多重化入
    力伝送路に接続された前記セル送信装置へ出力するクラ
    ス判定手段と、 外部からのクラス毎のフロー制御信号入力と前記第1お
    よび各第2の蓄積手段の前記第1及び第2のフロー制御
    情報に基づき、これらの蓄積手段に蓄積されているセル
    の中から所定のセルを選択して出力セルとして出力する
    出力セル選択手段とを具備することを特徴とするセル多
    重化装置。
  5. 【請求項5】第1の多重化入力伝送路に接続されたセル
    送信装置からのセルを入力セルとし、この入力セルが属
    するクラス毎に該入力セルを蓄積する複数の第1の蓄積
    手段と、 前記第1の多重化入力伝送路から入力した入力セルが属
    するクラスを判定するとともに、前記各第1の蓄積手段
    の蓄積許容量を超えてセルが入力されないようにするた
    めのクラス毎の第1のフロー制御情報を前記第1の多重
    化入力伝送路に接続されたセル送信装置へ出力する第1
    のクラス判定手段と、 第2の多重化入力伝送路に接続された前記セル送信装置
    からのセルを入力セルとし、この入力セルが属するクラ
    ス毎に該入力セルを蓄積する複数の第2の蓄積手段と、 前記第2の多重化入力伝送路から入力した入力セルが属
    するクラスを判定するとともに、前記各第2の蓄積手段
    の蓄積許容量を超えてセルが入力されないようにするた
    めのクラス毎の第2のフロー制御情報を前記第2の多重
    化入力伝送路に接続されたセル送信装置へ出力する第2
    のクラス判定手段と、 外部からのクラス毎のフロー制御信号入力と前記第1お
    よび第2の蓄積手段それぞれの前記第1及び第2のフロ
    ー制御情報に基づき、これらの蓄積手段に蓄積されてい
    るセルの中から所定のセルを選択して出力セルとして出
    力する出力セル選択手段とを具備することを特徴とする
    セル多重化装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002065709A1 (fr) * 2001-02-14 2002-08-22 Kawasaki Microelectronics, Inc. Dispositif de commutation de reseau

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WO2002065709A1 (fr) * 2001-02-14 2002-08-22 Kawasaki Microelectronics, Inc. Dispositif de commutation de reseau

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