JPH07235730A - 歪多重量子井戸構造およびその製造方法ならびに半導体レーザ - Google Patents

歪多重量子井戸構造およびその製造方法ならびに半導体レーザ

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JPH07235730A
JPH07235730A JP2393794A JP2393794A JPH07235730A JP H07235730 A JPH07235730 A JP H07235730A JP 2393794 A JP2393794 A JP 2393794A JP 2393794 A JP2393794 A JP 2393794A JP H07235730 A JPH07235730 A JP H07235730A
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strain
barrier layer
layer
well
strained
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JP2393794A
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Masahiro Kito
雅弘 鬼頭
Nobuyuki Otsuka
信之 大塚
Masato Ishino
正人 石野
Yasushi Matsui
康 松井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光特性の良い歪多重量子井戸構造を提供す
る。 【構成】 InP基板601上に層厚100nmのIn
0.83Ga0.17As0.38P0.62(λg=1.15μm)6
02にはさまれた10周期の障壁層603と層厚8nm
で引張り歪量1.38%のIn0.46Ga0.54As0.75P
0.25歪井戸層604からなる超格子層605が形成され
ている。超格子層605の上にはInP層606が積層
されている。障壁層603が層厚3nmのIn0.83Ga
0.17As0.38P0.62(λg=1.15μm)無歪障壁層
607にはさまれた層厚10nmで圧縮歪1.23%の
InAs0.38P0.62608で構成されている。この様な
構成にすることにより、発光特性を損なうことなく歪多
重量子井戸活性層に導入できる引張り歪量を大きくで
き、かつ井戸層数を多くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信あるいは光ディス
クなどの光源として用いられる半導体レ−ザの活性層に
用いられる歪量子井戸構造、およびその構造を用いた半
導体レーザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、量子井戸構造において井戸層のバ
ルク状態での格子定数を基板の格子定数に比べて大き
く、もしくは小さくすることによって臨界膜厚(格子不
整合を緩和するために結晶内に転移が発生する膜厚)以
下に設定された井戸層内部に圧縮もしくは引っ張り歪を
加える技術が盛んに研究されている。この理由は井戸層
内部に歪を加えることにより量子井戸のエネルギーバン
ド構造を自由に設計可能となるためである。特に半導体
レーザの活性層に前述の歪を導入した量子井戸を用いる
と、格子整合系では実現不可能な波長帯のレーザが実現
可能となる。
【0003】また、格子整合系においても実現されてい
る波長帯のレーザにおいても特性の向上が期待できる。
井戸層に引張り歪を導入した場合、Γ点近傍では軽い正
孔の準位が重い正孔の準位よりも高エネルギー側に位置
するようになり、レーザ発振は電子ー軽い正孔間の遷移
で生じる。電子ー軽い正孔間の遷移は運動量行列要素が
電子ー重い正孔間の遷移よりも大きいため、大きな微分
利得が得られることが理論的に予測されている(IEEE P
HOTONICS TECHNOLOGY LETTERS VOL.5,NO.5 P.500)。
【0004】しかしながら引っ張り歪導入の効果を得る
ためには引っ張り歪量(ーΔa/a0)を1%以上にす
る必要がある。更に、光閉じ込め係数を大きくするため
には井戸層数を多くする必要がある。比較的大きな歪量
の井戸層を多く積層する場合、量子井戸構造全体の歪量
が格子緩和を生じる臨界値を容易に越えてしまうため、
この様な構造を作製するためには井戸層の引っ張り歪を
補償するために障壁層に井戸層とは逆方向の歪、この場
合には圧縮歪を導入して、量子井戸構造全体の歪量をで
きるだけ小さくする必要がある。
【0005】従来は図1に示す様に引っ張り歪を導入し
た井戸層101と圧縮歪を導入した障壁層102が隣接
するような構造になっていた。図2(a)に0.7%の引
っ張り歪InGaAsP井戸層(6.5nm厚)と無歪
のInGaAsP障壁層(9nm厚)を10周期積層し
た膜からの77Kでのフォトルミネッセンススペクトル
と、(b)に0.7%の引っ張り歪InGaAsP井戸層
(6.5nm厚)と0.7%の圧縮歪InGaAsP障
壁層(9nm厚)を10周期積層した膜からの77Kで
のフォトルミネッセンススペクトルを示す。どちらのス
ペクトルにおいてもほぼ同一の波長にピーク1が見られ
るが(b)のスペクトルには(a)のスペクトルには無
いピーク2が見られる。このピーク2は障壁層内あるい
は井戸層と障壁層の界面に導入された格子欠陥による発
光と考えられ、引っ張り歪を導入した井戸層と圧縮歪を
導入した障壁層が隣接する構造では良好な発光特性が得
られなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例の引っ張り歪を
導入した井戸層と圧縮歪を導入した障壁層が隣接する構
造において、良好な発光特性が得られなかった理由とし
ては、次の2つが主に考えられる。
【0007】(1)図3に示す様に成長中に引っ張り歪
InGaAsP井戸層301と圧縮歪InGaAsP障
壁層302の間でAsとPの相互拡散が生じ、井戸層と
障壁層のAsとPの比率が設定値からずれてしまい、歪
量子井戸構造全体の歪のバランスがくずれる。
【0008】(2)引っ張り歪InGaAsP井戸層と
圧縮歪InGaAsP障壁層の界面には逆方向の歪が加
わることになり、格子欠陥が生じる。
【0009】本発明ではかかる点に鑑み、良好な発光特
性が得られる引っ張り歪多重量子井戸構造およびその製
造方法を提供することを目的とする。またこの歪多重量
子井戸構造を用いた半導体レーザも提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】障壁層に井戸層と逆方向
の歪を加える場合、歪障壁層と歪井戸層の間に無歪In
GaAsP障壁層を挿入することにより前章の問題
(2)は解決可能である。また、AsとPの相互拡散の
問題(1)は歪井戸層、歪障壁層、無歪障壁層の全ての
Asの混晶比(AsとPの比率)を同一とすることによ
り解決可能であるが、引っ張り歪井戸層と圧縮歪障壁層
の組合せではAsの混晶比を同一にすることが不可能で
ある。これはAsの混晶比を一定にしてInを多くして
圧縮歪を加えた場合、図9(a)に示すようにエネルギー
バンドギャップは狭くなり、Inを少なくして引っ張り
歪を加えた場合、(b)に示すようにエネルギーバンドギ
ャップは広くなる。すなわち引っ張り歪層は圧縮歪層よ
りもエネルギーバンドギャップは広くなり、井戸層とし
て用いることは出来ない。
【0011】しかしながら、図4の様に圧縮歪障壁層4
03と無歪障壁層402の組成をそれぞれIn(1ーx
b2)Ga(xb2)As(yb1)P(1ーyb1)
とIn(1ーxb1)Ga(xb1)As(yb1)P
(1ーyb1)にしてAsの混晶比を同一にすることは
可能であり、この場合は圧縮歪障壁層と無歪障壁層間で
のAsとPの相互拡散による組成の変化は無く、従来例
と比べると歪量子井戸構造全体の歪のバランスはくずれ
にくい。この結果、良好な発光特性が期待できる。
【0012】この様な構造にすることは結晶を作製する
際における利点がある。無歪障壁層、圧縮歪障壁層、無
歪障壁層の順に連続して結晶成長を行う際にAsの原料
であるAsP3とPの原料であるPH3の供給量を変化さ
せる必要がなく、III族元素のGaとInの原料(例え
ばGaに対してはTEGa(トリエチルカ゛リウム)、Inに対し
てはTMIn(トリメチルカ゛リウム))の流量のみを変化させれ
ばよい。図5(a)にIII族元素比(InとGaの比)
とV族元素比(AsとPの比)の異なる膜の通常(従
来)の成長シーケンスを示す。この場合は、無歪In
(1ーxb1)Ga(xb1)As(yb1)P(1ー
yb1)障壁層501と圧縮歪In(1ーxb2)Ga
(xb2)As(yb2)P(1ーyb2)障壁層50
2でTEGa、AsH3の流量を変化させている。
【0013】しかしながら無歪障壁層と圧縮歪障壁層で
V族元素比を同じにした場合では図5(b)に示した成
長シーケンスの様に、特に制御が困難なV族原料(As
3とPH3)の流量切り替えが無歪In(1ーxb1)
Ga(xb1)As(yb1)P(1ーyb1)障壁層
501と圧縮歪In(1ーxb2)Ga(xb2)As
(yb1)P(1ーyb1)障壁層503の間で不要で
あり、成長方向に対して均一な混晶組成を有する結晶膜
を作製することが可能である。特に圧縮歪障壁層をGa
を含まないInAs(yb1)P(1ーyb1)504
にした場合(例えば無歪障壁層を1.15μm組成In
0.83Ga0.17As0.38P0.62、圧縮歪障壁層をInAs
0.38P0.62)は、図5(c)に示す成長シーケンスの様
にTEGaの入り切りのみの制御で無歪障壁層、圧縮歪
層、無歪障壁層を連続して成長可能である。この様な成
長方法ではGaを含んだ圧縮歪障壁層を用いた場合より
も更に成長方向に対して均一な混晶組成を有する結晶膜
を作製することが可能である。
【0014】
【作用】以上の構成により、InP基板と、前記InP
基板上に形成した、複数のIn(1ーxw)Ga(x
w)As(yw)P(1ーyw)井戸層と障壁層を備え
ており、前記井戸層の格子定数が前記InP基板の格子
定数に比べて小さく、引っ張り歪が加えられており、前
記障壁層は前記井戸層と接する部分であるIn(1ーx
b1)Ga(xb1)As(yb1)P(1ーyb1)
無歪障壁層とIn(1ーxb2)Ga(xb2)As
(yb1)P(1ーyb1)歪障壁層からなり、前記無
歪障壁層の格子定数は前記化合物半導体基板の格子定数
と一致しており、前記歪障壁層の格子定数は前記化合物
半導体基板の格子定数に比べて大きく、圧縮歪が加えら
れており前記無歪障壁層と前記歪障壁層のAsとPの比
率が同じであることを特徴とする歪多重量子井戸構造で
は、歪量子井戸構造全体の歪のバランスはくずれにく
く、良好な発光特性が得られる。
【0015】また、この構造の無歪障壁層、圧縮歪障壁
層、無歪障壁層の順に連続して結晶成長を行う際にAs
の原料であるAsP3とPの原料であるPH3の供給量を
変化させずに成長することにより、成長方向に対して均
一な混晶組成を有する結晶膜を作製することが可能であ
る。
【0016】
【実施例】
(実施例1)図6(a)は本発明における歪多重量子井
戸構造の構成を説明する図である。InP基板601上
に層厚100nmのIn0.83Ga0.17As0.38P0.62
(λg=1.15μm)602にはさまれた10周期の
障壁層603と層厚8nmで引っ張り歪量1.38%の
In0.46Ga0.54As0.75P0.25歪井戸層604からな
る超格子層605が形成されている。最上部にはInP
層606が積層されている。
【0017】本実施例の特徴は障壁層603が層厚3n
mのIn0.83Ga0.17As0.38P0.62(λg=1.15
μm)無歪障壁層607にはさまれた層厚10nmで圧
縮歪1.23%のInAs0.38P0.62608で構成され
ている点である。この障壁層603は図7に示したシー
ケンスの様に一定の流量のAsH3(10cc/mi
n)とPH3(100cc/min)を導入し、無歪障
壁層607ではTEGa(10cc/min)とTMI
n(200cc/min)を導入し、圧縮歪障壁層60
8ではTMInはそのままでTEGaの供給を停止する
ことにより作製する。
【0018】この実施例の歪多重量子井戸構造において
は、井戸層604の歪量、層厚をそれぞれSw、Lw、
井戸層数をNw、歪障壁層608の歪量、層厚をそれぞ
れSb、Lb、歪障壁層数をNbと表示した場合、Sw
×Lw×Nw=Sb×Lb×Nbの関係を満足してお
り、超格子層605の平均に歪量は零になっている。
【0019】引っ張り歪井戸層604と圧縮歪障壁層6
08が直接接していないため、引っ張りと圧縮の歪を同
時に受ける界面が存在せず、結晶欠陥が生じにくい。そ
して、無歪障壁層607と歪障壁層608のAsの比率
が同じであるため、圧縮歪障壁層608と無歪障壁層間
607でのAsとPの相互拡散による組成の変化は無
く、引っ張り歪を導入した井戸層と圧縮歪を導入した障
壁層が隣接するような構造の従来例(図1)と比べると
歪量子井戸構造全体の歪のバランスはくずれにくくなっ
ている。
【0020】また、本実施例の歪多重量子井戸構造の無
歪層と歪層からなる障壁層の成長はAsH3とPH3の流
量を一定にした状態で、なおかつTEGaの入り切りの
みでおこなっているため、成長方向に対して混晶組成が
均一である。この構造の77Kでのフォトルミネッセン
ススペクトルを図8に示す。スペクトルは単峯性であ
り、図2(b)に示した従来構造からスペクトルと比較
すると、井戸層の引っ張り歪量が約2倍になっているに
もかかわらず、欠陥からの発光は認められず、良質な歪
多重量子井戸構造が作製されていることがわかる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発光特性の優れた引っ張り歪多重量子井戸構造を得るこ
とが可能であり、この引っ張り歪多重量子井戸構造を活
性層に用いた半導体レーザでは大きな微分利得が期待で
き、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の構造図
【図2】従来構造からのフォトルミネッセンススペクト
ル図
【図3】AsとPの相互拡散を説明する図
【図4】本発明の構造図
【図5】(a)は圧縮歪InGaAsP障壁層と無歪I
nGaAsP障壁層のAsとPの比率が異なる場合の結
晶成長シーケンスを説明する図 (b)は本発明の圧縮歪InGaAsP障壁層と無歪I
nGaAsP障壁層のAsとPの比率が同一の場合の結
晶成長シーケンスを説明する図 (c)は本発明の圧縮歪InAsP障壁層と無歪InG
aAsP障壁層のAsとPの比率が同一の場合の結晶成
長シーケンスを説明する図
【図6】本発明の実施例1における歪多重量子井戸構造
の構成図
【図7】本発明の実施例1における歪多重量子井戸構造
の障壁層の成長シーケンスを示す図
【図8】本発明の実施例1における歪多重量子井戸構造
からフォトルミネッセンススペクトル図
【図9】(a)は圧縮歪を加えた場合のエネルギーバン
ド図 (b)は引っ張り歪を加えた場合のエネルギーバンド図
【符号の説明】
101 張り歪を導入した井戸層 102 圧縮歪を導入した障壁層 301 引っ張り歪InGaAsP井戸層 302 圧縮歪InGaAsP障壁層 401 引っ張り歪井戸層 402 無歪In(1ーxb1)Ga(xb1)As
(yb1)P(1ーyb1)障壁層 403 圧縮歪In(1ーxb1)Ga(xb1)As
(yb1)P(1ーyb1)障壁層 501 無歪In(1ーxb1)Ga(xb1)As
(yb1)P(1ーyb1)障壁層 502 圧縮歪In(1ーxb2)Ga(xb2)As
(yb2)P(1ーyb2)障壁層 503 圧縮歪In(1ーxb2)Ga(xb2)As
(yb1)P(1ーyb1)障壁層 504 圧縮歪InAs(yb1)P(1ーyb1)障
壁層 601 InP基板 602 層厚100nmのIn0.83Ga0.17As0.38P
0.62(λg=1.15μm)層 603 障壁層 604 層厚8nmで引っ張り歪量1.38%のIn0.
46Ga0.54As0.75P0.25歪井戸層 605 超格子層 606 InP層 ノンド−プの10ペアから成る歪多重量子井戸活性層 607 層厚3nmのIn0.83Ga0.17As0.38P0.62
(λg=1.15μm)無歪障壁層 608 層厚10nmで圧縮歪1.23%のInAs0.
38P0.62障壁層
フロントページの続き (72)発明者 松井 康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】In(1ーxw)Ga(xw)As(y
    w)P(1ーyw)井戸層と障壁層とを備え、 前記井戸層には引っ張り歪が加えられており、 前記障壁層は前記井戸層と接する部分であるIn(1ー
    xb1)Ga(xb1)As(yb1)P(1ーyb
    1)無歪障壁層と、前記無歪障壁層に接する部分にはI
    n(1ーxb2)Ga(xb2)As(yb1)P(1
    ーyb1)歪障壁層層とを有し、 前記歪障壁層には圧縮歪が加えられており、 前記無歪障壁層と前記歪障壁層のAsとPの比率が同じ
    であることを特徴とする歪多重量子井戸構造。
  2. 【請求項2】InP基板と、 前記InP基板上に形成した、複数のIn(1ーxw)
    Ga(xw)As(yw)P(1ーyw)井戸層と障壁
    層を備えており、 前記井戸層の格子定数が前記InP基板の格子定数に比
    べて小さく、引っ張り歪が加えられており、 前記障壁層は前記井戸層と接する部分であるIn(1ー
    xb1)Ga(xb1)As(yb1)P(1ーyb
    1)無歪障壁層と、In(1ーxb2)Ga(xb2)
    As(yb1)P(1ーyb1)歪障壁層層とを有し、 前記無歪障壁層の格子定数は前記化合物半導体基板の格
    子定数と一致しており、前記歪障壁層の格子定数は前記
    化合物半導体基板の格子定数に比べて大きく、圧縮歪が
    加えられており、 前記無歪障壁層と前記歪障壁層のAsとPの比率が同じ
    であることを特徴とする歪多重量子井戸構造。
  3. 【請求項3】請求項1記載の歪多重量子井戸構造を活性
    層とすることを特徴とする半導体レーザ。
  4. 【請求項4】レーザ共振器の少なくとも一部に回折格子
    を有することを特徴とする請求項3記載の半導体レー
    ザ。
  5. 【請求項5】InP基板上にIn(1ーxw)Ga(x
    w)As(yw)P(1ーyw)井戸層、In(1ーx
    b1)Ga(xb1)As(yb1)P(1ーyb1)
    無歪障壁層、In(1ーxb2)Ga(xb2)As
    (yb1)P(1ーyb1)歪障壁層、In(1ーxb
    1)Ga(xb1)As(yb1)P(1ーyb1)無
    歪障壁層の順でエピタキシャル成長し、これを複数回繰
    り返す際に、井戸層を成長する時以外はAsとPの原料
    の供給量を一定とすることを特徴とする歪多重量子井戸
    構造の製造方法。
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