JPH0723571Y2 - ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ

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JPH0723571Y2
JPH0723571Y2 JP11665388U JP11665388U JPH0723571Y2 JP H0723571 Y2 JPH0723571 Y2 JP H0723571Y2 JP 11665388 U JP11665388 U JP 11665388U JP 11665388 U JP11665388 U JP 11665388U JP H0723571 Y2 JPH0723571 Y2 JP H0723571Y2
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JP
Japan
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valve
solenoid
valve body
fuel injection
pressure
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JP11665388U
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JPH0237260U (ja
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省五 三枝
俊一 青山
英二 相吉澤
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプに関
する。
(従来の技術) ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプとして、燃料噴射
時期や燃料噴射量等を電子制御するようにした分配型の
ポンプがある(参考文献…Society of Automotive Engi
neer 860145)。
これを第3図により説明すると、1はポンプハウジン
グ、2,3はドライブシャフト4により駆動される低圧側
フィードポンプと高圧側プランジャポンプで、図示しな
い燃料入口からフィードポンプ2により吸引された燃料
はハウジング1内の低圧室5に供給され、低圧室5に開
口する吸込通路6を介してプランジャポンプ3の加圧室
12に送られる。
プランジャポンプ3のプランジャ7は、先端にエンジン
のシリンダと同数の吸込溝8が形成されると共に、同じ
く同数のフェイスカムを有するカムディスク9に一体形
成され、カムディスク9はドライブシャフト4とともに
回転しながらローラリング10に配設されたローラ11を乗
り越えて所定のカムリフトだけ往復運動する。
したがって、プランジャ7は回転往復運動することにな
り、この回転往復運動に伴い吸込溝8から加圧室12に吸
引された燃料が、加圧室12に通じる図示しない分配ポー
トからデリバリバルブを通って噴射ノズルへと圧送され
る。
そして、燃料の噴射時期や噴射量を制御するために、低
圧室5と加圧室12とを連通する戻し通路13が形成され、
戻し通路13の途中に高速型の電磁弁14を介装している。
この電磁弁14は、開弁時に加圧室12を開放するもので、
図示しない駆動回路からの信号によりエンジンの運転条
件に応じて所定の時期に所定の期間閉じられる。
プランジャ7の圧送行程中に電磁弁14を閉じることで燃
料の噴射が開始され、さらに電磁弁14を開くことで噴射
が終了され、したがって電磁弁14の閉弁時期により燃料
の噴射時期が制御され、電磁弁14の閉弁期間により噴射
量が制御されるのである。
なお、15はエンジン停止時等に吸込通路6を遮断する燃
料カットバルブである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この従来の噴射ポンプに用いられる電磁弁14
は、第4図のように加圧室12内の高圧の燃料圧を開弁方
向に受ける弁体16と、弁体16を所定のバネ力で開弁方向
に付勢するリターンスプリング17と、弁体16をアーマチ
ュア18を介して引きよせ閉弁させるソレノイド19とから
構成されている。
このため、電磁弁14は、プランジャ7の圧送行程中にソ
レノイド19に通電されることで閉弁するのであるが、こ
のような構造だと、弁体16が受ける加圧室12内の高圧の
燃料圧とリターンスプリング17のバネ力とに打ち勝って
閉弁しなければならず、ソレノイド19にかなり強力な電
磁力が必要となっていた。したがって、ソレノイド19に
流す電流も多大となり、電力消費の増大が避けられない
という問題があった。
この考案は、このような問題点を解決することを目的と
している。
(課題を解決するための手段) この考案は、低圧室とプランジャ加圧室とを連通する燃
料通路に電磁弁を介装し、この電磁弁の開閉により燃料
噴射制御を行うようにしたディーゼルエンジンの燃料噴
射ポンプにおいて、前記電磁弁はプランジャ加圧室内の
圧力を開弁方向に受ける弁体と、通電時に弁体を閉弁方
向に引動する第1のソレノイドと、通電時に弁体を開弁
方向に引動する第2のソレノイドと、弁体を閉弁方向に
付勢するスプリングとを有する。
(作用) したがって、電磁弁は、第1のソレノイドへの通電によ
り閉弁し、この際プランジャ加圧室内の圧力が弁体の開
弁方向に加わるが、このときスプリングのバネ力が弁体
の閉弁方向に作用するため、第1のソレノイドとしてプ
ランジャ加圧室内の圧力からスプリングのバネ力を減じ
た分に打ち勝つ電磁力があれば良い。また、電磁弁は、
第2のソレノイドへの通電により開弁し、この場合第2
のソレノイドとしてスプリングのバネ力以上の電磁力が
あれば良く、しかもその通電は開弁により加圧室内の圧
力が低下するまでの短時間で良い。このため、ソレノイ
ドを2つ設けたことで、通電時間はいくらか増加する
か、トータルの消費電流は大幅に低減される。
(実施例) 第1図は本考案の実施例の電磁弁20を示すもので、この
電磁弁20は従来例の電磁弁と同様、燃料噴射ポンプの低
圧室5とプランジャ加圧室12とを連通する燃料の戻し通
路13に介装される(第3図参照)。
そして、この電磁弁20は、ボディ21を貫通しプランジャ
加圧室12内の高圧の燃料圧を先端部にて開弁方向(矢印
A方向)に受けるルニードル状の弁体22と、弁体22後部
のリテーナ23と上部ボディ24の間に介装され弁体22を所
定のバネ力で閉弁方向に付勢するスプリング25と、弁体
22の中央部に嵌着した円板状のアーマチュア26と、上部
ボディ24に配設され電磁力によりアーマチュア26を介し
て弁体22を閉弁方向に引動する第1のソレノイド(閉弁
ソレノイド)27と、ボディ21に配設され電磁力によりア
ーマチュア26を介して弁体22を開弁方向に引動する第2
のソレノイド(開弁ソレノイド)28とから構成される。
29は弁体22とボディ21との隙間から侵入した燃料がソレ
ノイド27、28側に入り込むのを防止するシール、30、31
は侵入した燃料を低圧室5に戻すドレーン通路である。
そして、この電磁弁20は、駆動回路32によりエンジンの
運転条件に応じてプランジャ7の圧送行程中の所定の時
期に所定の期間閉弁するように制御されるが、この場合
第2図のように第1のソレノイド27、第2のソレノイド
28への通電が行われる。
即ち、プランジャ7の圧送行程中の所定の噴射開始時期
にまず第1のソレノイド27に通電され、するとそのソレ
ノイド27の電磁力によりアーマチュア26を介して弁体22
が、弁体22の開弁方向にかかるプランジャ加圧室12内の
燃料圧に抗して引動されるが、このときスプリング25の
バネ力が弁体22の閉弁方向に作用つまりソレノイド27の
電磁力を補うように作用するため、ソレノイド27として
比較的小さな電磁力にて閉弁される。
そして、この閉弁によりプランジャ加圧室12内の燃料が
噴射ノズルへ圧送され、噴射が行われ、この後所定の噴
射終了時期になると、第1のソレノイド27への通電が停
止されると同時に、第2のソレノイド28に通電される。
第2のソレノイド28に通電されると、その電磁力により
弁体22がアーマチュア26を介して引動され、スプリング
25のバネ力に抗して開弁されるが、この際プランジャ加
圧室12内の高圧の燃料圧が弁体22の開弁方向に作用する
ため、小さな電磁力のソレノイド28にて開弁する。ま
た、この場合開弁によりプランジャ加圧室12内の圧力が
所定値(噴射ノズル側のデリバリバルブが閉弁する圧
力)まで低下すれば、ソレノイド28を解放しても良いた
め、ソレノイド28への通電は短時間にて修了される。な
お、ソレノイド27、28の開放状態(中立状態)では、燃
料圧とスプリング25とのつり合いにより弁体22が開閉さ
れるので、支障をきたすことはない。
このようにして電磁弁20が開閉作動するのであり、閉弁
用のソレノイド27の電磁力として、プランジャ加圧室12
内の圧力とスプリング25のバネ力との差分に打ち勝つだ
けの比較的小さな電磁力ですみ、ソレノイド27への電流
を大きく低減できる。
また、開弁用のソレノイド28はスプリング25に抗するだ
けの小さな電磁力で良く、しかもその通電時間は短いた
め、トータルの通電時間は長くなるが、ソレノイド28を
設けたことによる電流増加は小さいものとなる。
したがって、電磁弁20としてトータルの消費電流を十分
に減じることができ、電力消費を大幅に改善することが
できる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、燃料噴射ポンプの噴射制御を行
う電磁弁を、プランジャ加圧室内の圧力を開弁方向に受
ける弁体と、通電時に弁体を閉弁方向に引動する第1の
ソレノイドと、通電時に弁体を開弁方向に引動する第2
のソレノイドと、弁体を閉弁方向に付勢するスプリング
とにより構成したので、電磁弁として小さな電磁力のも
のを使用することができ、電力消費を大幅に低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の電磁弁を示す断面図、第2図
はその制御例を示すタイミングチャート、第3図、第4
図は従来例の噴射ポンプの断面図とその電磁弁の断面図
ある。 20……電磁弁、22……弁体、25……スプリング、27……
第1のソレノイド、28……第2のソレノイド。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−141735(JP,A) 特開 平1−142262(JP,A) 実開 昭59−137370(JP,U) 実開 昭59−96362(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】低圧室とプランジャ加圧室とを連通する燃
    料通路に電磁弁を介装し、この電磁弁の開閉により燃料
    噴射制御を行うようにしたディーゼルエンジンの燃料噴
    射ポンプにおいて、前記電磁弁はプランジャ加圧室内の
    圧力を開弁方向に受ける弁体と、通電時に弁体を閉弁方
    向に引動する第1のソレノイドと、通電時に弁体を開弁
    方向に引動する第2のソレノイドと、弁体を閉弁方向に
    付勢するスプリングとを有してなるディーゼルエンジン
    の燃料噴射ポンプ。
JP11665388U 1988-09-05 1988-09-05 ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ Expired - Lifetime JPH0723571Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11665388U JPH0723571Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05 ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ

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JP11665388U JPH0723571Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05 ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ

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Publication Number Publication Date
JPH0237260U JPH0237260U (ja) 1990-03-12
JPH0723571Y2 true JPH0723571Y2 (ja) 1995-05-31

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ID=31359382

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JP11665388U Expired - Lifetime JPH0723571Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05 ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ

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JPH0237260U (ja) 1990-03-12

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