JPH07235140A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH07235140A JPH07235140A JP2692294A JP2692294A JPH07235140A JP H07235140 A JPH07235140 A JP H07235140A JP 2692294 A JP2692294 A JP 2692294A JP 2692294 A JP2692294 A JP 2692294A JP H07235140 A JPH07235140 A JP H07235140A
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- JP
- Japan
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- sector
- optical disc
- optical
- physical
- sectors
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 貼り合わされた上下記録面の物理セクタ番号
の一致していない光ディスクに対して両面同時アクセス
を可能とする。 【構成】 両面記録面1A、1Bについてのディスクサ
ーティファイ動作を行い、上面記録面1Aに記録されて
いる物理セクタ番号が記録されているセクタの位置と下
面記録面1Bに記録されている上記上面記録面1Aの物
理セクタ番号と同一の番号の物理セクタ番号が記録され
ているセクタの位置とのずれを検出し、そのずれをオフ
セットセクタ数として、光ディスク101のDDS(デ
ィスクデフィニションストラクチャー)セクタにオフセ
ットセクタ数情報テーブルとして書き込んでおく。記録
再生に際しては、リードコマンド等のコマンドに係る論
理アドレスを上記オフセットセクタ数情報テーブルに基
づき光ディスク101上の物理アドレスに変換した後に
行う。これにより両面同時アクセスが可能になる。
の一致していない光ディスクに対して両面同時アクセス
を可能とする。 【構成】 両面記録面1A、1Bについてのディスクサ
ーティファイ動作を行い、上面記録面1Aに記録されて
いる物理セクタ番号が記録されているセクタの位置と下
面記録面1Bに記録されている上記上面記録面1Aの物
理セクタ番号と同一の番号の物理セクタ番号が記録され
ているセクタの位置とのずれを検出し、そのずれをオフ
セットセクタ数として、光ディスク101のDDS(デ
ィスクデフィニションストラクチャー)セクタにオフセ
ットセクタ数情報テーブルとして書き込んでおく。記録
再生に際しては、リードコマンド等のコマンドに係る論
理アドレスを上記オフセットセクタ数情報テーブルに基
づき光ディスク101上の物理アドレスに変換した後に
行う。これにより両面同時アクセスが可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、両面共に記
録可能な面を有する光ディスクに対してそれら各面用に
配された光ピックアップを備え、光ディスクの両面に同
時にアクセス可能な光ディスクドライブに適用して好適
な光ディスク装置に関する。
録可能な面を有する光ディスクに対してそれら各面用に
配された光ピックアップを備え、光ディスクの両面に同
時にアクセス可能な光ディスクドライブに適用して好適
な光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録可能な光ディスクとして書換型のM
O(光磁気)ディスクと追記型のWORM(ライトワン
スリードマルチプル)ディスクとが知られている。これ
らMOディスク又はWORMディスク(単に、WOディ
スクともいう。)は、使用に際して、いわゆる生ディス
ク(プリピットによりトラックアドレス等のみが形成さ
れているディスク)に対するディスクフォーマットが行
われる。
O(光磁気)ディスクと追記型のWORM(ライトワン
スリードマルチプル)ディスクとが知られている。これ
らMOディスク又はWORMディスク(単に、WOディ
スクともいう。)は、使用に際して、いわゆる生ディス
ク(プリピットによりトラックアドレス等のみが形成さ
れているディスク)に対するディスクフォーマットが行
われる。
【0003】MOディスクに対するディスクフォーマッ
トは、ディスク上に存在するデフェクトセクタ(欠陥セ
クタ/不良セクタ/エラーセクタともいう)を見かけ上
排除し、ユーザからはデフェクトセクタが全く無いディ
スクとして取り扱えるようにするための処理操作であ
る。
トは、ディスク上に存在するデフェクトセクタ(欠陥セ
クタ/不良セクタ/エラーセクタともいう)を見かけ上
排除し、ユーザからはデフェクトセクタが全く無いディ
スクとして取り扱えるようにするための処理操作であ
る。
【0004】MOディスクドライブがホストコンピュー
タからディスクフォーマットコマンドを受け付けると、
そのMOディスクドライブは、自身に装着されているM
Oディスクのデフェクトセクタを見つけるためのリード
及びライトを行う。この動作をディスクサーティファイ
という。
タからディスクフォーマットコマンドを受け付けると、
そのMOディスクドライブは、自身に装着されているM
Oディスクのデフェクトセクタを見つけるためのリード
及びライトを行う。この動作をディスクサーティファイ
という。
【0005】このディスクサーティファイでデフェクト
セクタが特定されると、その情報をディスクディフィニ
ションストラクチュア(DDS)セクタと呼ばれるエリ
アに書き込むとともに、このデフェクトセクタに記録し
ようとしたデータをその次のセクタ番号のセクタに記録
する(書き込む又はライトするともいう)。
セクタが特定されると、その情報をディスクディフィニ
ションストラクチュア(DDS)セクタと呼ばれるエリ
アに書き込むとともに、このデフェクトセクタに記録し
ようとしたデータをその次のセクタ番号のセクタに記録
する(書き込む又はライトするともいう)。
【0006】これによって、以後、その光ディスクドラ
イブの電源がオン状態にされた際に、まず、光ディスク
ドライブ内のCPU(システムコントローラともい
う。)が上記DDSセクタの内容を読み取り、次に、ホ
ストコンピュータからのアクセス(リード及び(又は)
ライト)対象セクタがデフェクトセクタであった場合、
その次のセクタ番号のセクタをアクセスすることによっ
てデフェクトセクタを回避し、正しいセクタのみのリー
ド/ライトを行うことが可能になる。このように、デフ
ェクトセクタの次の物理セクタを交替セクタとして取り
扱って光ピックアップによる高速アクセスに対応するよ
うにしたデフェクトセクタの処理アルゴリズムをセクタ
スリッピングアルゴリズム(SSA:sector s
lipping algorithm)という。
イブの電源がオン状態にされた際に、まず、光ディスク
ドライブ内のCPU(システムコントローラともい
う。)が上記DDSセクタの内容を読み取り、次に、ホ
ストコンピュータからのアクセス(リード及び(又は)
ライト)対象セクタがデフェクトセクタであった場合、
その次のセクタ番号のセクタをアクセスすることによっ
てデフェクトセクタを回避し、正しいセクタのみのリー
ド/ライトを行うことが可能になる。このように、デフ
ェクトセクタの次の物理セクタを交替セクタとして取り
扱って光ピックアップによる高速アクセスに対応するよ
うにしたデフェクトセクタの処理アルゴリズムをセクタ
スリッピングアルゴリズム(SSA:sector s
lipping algorithm)という。
【0007】しかし、以降、永遠にデフェクトセクタが
そのMOディスクに新たに発生しないという保証がある
わけでなく、初期化時におけるディスクサーティファイ
処理だけではそのような新たに発生するデフェクトセク
タの処理までカバーすることはできない。
そのMOディスクに新たに発生しないという保証がある
わけでなく、初期化時におけるディスクサーティファイ
処理だけではそのような新たに発生するデフェクトセク
タの処理までカバーすることはできない。
【0008】そこで、もし、データブロックの書き込み
時に、新たにデフェクトセクタを検出した場合には、そ
のデフェクトセクタの位置とは、全く物理的に別の位置
にあるセクタ(物理セクタ)にそのデータを書き込み、
これを交替セクタとして使用することで対応している。
このデフェクトセクタに対する処理をリニアリプレース
メントアルゴリズム(LRA:linear repl
acement algorithm)という。
時に、新たにデフェクトセクタを検出した場合には、そ
のデフェクトセクタの位置とは、全く物理的に別の位置
にあるセクタ(物理セクタ)にそのデータを書き込み、
これを交替セクタとして使用することで対応している。
このデフェクトセクタに対する処理をリニアリプレース
メントアルゴリズム(LRA:linear repl
acement algorithm)という。
【0009】次に、WORMディスクに対するディスク
フォーマットも、ディスク上に存在するデフェクトセク
タを見かけ上排除し、ユーザからはデフェクトセクタが
全く無いディスクとして取り扱えるようにするための処
理操作である点はMOディスクに対するディスクフォー
マットと同じである。
フォーマットも、ディスク上に存在するデフェクトセク
タを見かけ上排除し、ユーザからはデフェクトセクタが
全く無いディスクとして取り扱えるようにするための処
理操作である点はMOディスクに対するディスクフォー
マットと同じである。
【0010】WORMディスクドライブがホストコンピ
ュータからディスクフォーマットコマンドを受け付ける
と、そのWORMディスクドライブは、自身に装着され
ているWORMディスクのデフェクトセクタを見つける
ために、追記型であるのでデータのライトは行わないが
リードして(読み出してともいう)プリピット中のアド
レス(トラックアドレス、セクタアドレス等)とデータ
エリアの反射率を検出し、その反射率が所定範囲の反射
率を超える範囲の値であった場合には、それをデフェク
トセクタとして特定するディスクサーティファイ処理を
行う。
ュータからディスクフォーマットコマンドを受け付ける
と、そのWORMディスクドライブは、自身に装着され
ているWORMディスクのデフェクトセクタを見つける
ために、追記型であるのでデータのライトは行わないが
リードして(読み出してともいう)プリピット中のアド
レス(トラックアドレス、セクタアドレス等)とデータ
エリアの反射率を検出し、その反射率が所定範囲の反射
率を超える範囲の値であった場合には、それをデフェク
トセクタとして特定するディスクサーティファイ処理を
行う。
【0011】このディスクサーティファイ処理でデフェ
クトセクタが特定できると、その情報をDDSセクタと
呼ばれるエリアに書き込む。これによって、以後、ホス
トコンピュータからのアクセス対象セクタがデフェクト
セクタであった場合、上記LRA処理によるデフェクト
セクタの交替処理を行う。
クトセクタが特定できると、その情報をDDSセクタと
呼ばれるエリアに書き込む。これによって、以後、ホス
トコンピュータからのアクセス対象セクタがデフェクト
セクタであった場合、上記LRA処理によるデフェクト
セクタの交替処理を行う。
【0012】なお、一般に、WORMドライブにおいて
は、上記SSA処理によるデフェクトセクタの交替処理
を行っていない。このSSA処理を採用すると、物理セ
クタと論理セクタとが全く一致しなくなるためにシステ
ムコントロールが相当に複雑になるからである。
は、上記SSA処理によるデフェクトセクタの交替処理
を行っていない。このSSA処理を採用すると、物理セ
クタと論理セクタとが全く一致しなくなるためにシステ
ムコントロールが相当に複雑になるからである。
【0013】ところで、例えば、5インチのMOディス
クドライブやWORMディスクドライブにおいては、一
般的に、光ディスクは記録面どうしが表面とされて2枚
のディスクが貼り合わされて形成された両面が記録面で
ある、いわゆる両面ディスクになっている。現在のとこ
ろ、この両面ディスクの両面に対して光ピックアップを
それぞれ設け、両面同時アクセスできるドライブはそれ
ほどには存在しない。しかし、両面同時アクセス処理を
行うことにより、データの転送レートが基本的には2倍
になるので、この点から、今後両面同時アクセスドライ
ブが増加するものと考えられる。
クドライブやWORMディスクドライブにおいては、一
般的に、光ディスクは記録面どうしが表面とされて2枚
のディスクが貼り合わされて形成された両面が記録面で
ある、いわゆる両面ディスクになっている。現在のとこ
ろ、この両面ディスクの両面に対して光ピックアップを
それぞれ設け、両面同時アクセスできるドライブはそれ
ほどには存在しない。しかし、両面同時アクセス処理を
行うことにより、データの転送レートが基本的には2倍
になるので、この点から、今後両面同時アクセスドライ
ブが増加するものと考えられる。
【0014】両面同時アクセス処理によりデータの転送
レートを2倍に上げようとする場合、物理的に上下面の
セクタ番号が一致している必要がある。
レートを2倍に上げようとする場合、物理的に上下面の
セクタ番号が一致している必要がある。
【0015】図8Aは、その場合の光ディスク1(上面
記録面1Aと下面記録面1B)の上面記録面1A側から
見た物理セクタ番号「0」、「1」、「2」、…の配置
を示している。図8Bは、下面記録面1B側から見た物
理セクタ番号「0」、「1」、「2」、…の配置を示し
ている。結局、物理セクタ番号「0」、「1」、
「2」、…は上下記録面1A、1Bで表裏同じ位置に存
在することになる。図8A、図8B中、矢印は光ディス
ク1の回転方向を示し、符号2、3はそれぞれ上下面同
位置にある異なる光ピックアップ2、3を示している。
この図1例では光ピックアップ2、3は図示の位置に固
定され、この光ピックアップ2、3から出射されるレー
ザ光Lを模式的に描いたその三角形の頂点位置に存在す
る物理セクタ番号を有するセクタに対しての記録再生を
行うものとする。
記録面1Aと下面記録面1B)の上面記録面1A側から
見た物理セクタ番号「0」、「1」、「2」、…の配置
を示している。図8Bは、下面記録面1B側から見た物
理セクタ番号「0」、「1」、「2」、…の配置を示し
ている。結局、物理セクタ番号「0」、「1」、
「2」、…は上下記録面1A、1Bで表裏同じ位置に存
在することになる。図8A、図8B中、矢印は光ディス
ク1の回転方向を示し、符号2、3はそれぞれ上下面同
位置にある異なる光ピックアップ2、3を示している。
この図1例では光ピックアップ2、3は図示の位置に固
定され、この光ピックアップ2、3から出射されるレー
ザ光Lを模式的に描いたその三角形の頂点位置に存在す
る物理セクタ番号を有するセクタに対しての記録再生を
行うものとする。
【0016】そうすると、上面側の物理セクタ番号
「0」のセクタのデータと、下面側の物理セクタ番号
「0」のセクタのデータとが同時に光ピックアップ2、
3によって読み出され、図8Cに示すように、RAM
(ランダムアクセスメモリ)中の論理セクタアドレス
(論理セクタ番号ともいう)「0」のメモリエリアに
は、下面側の物理セクタ番号「0」のセクタのデータが
メモリされ、論理セクタアドレス「1」のメモリエリア
には、上面側の物理セクタ番号「0」のセクタのデータ
がメモリされる。
「0」のセクタのデータと、下面側の物理セクタ番号
「0」のセクタのデータとが同時に光ピックアップ2、
3によって読み出され、図8Cに示すように、RAM
(ランダムアクセスメモリ)中の論理セクタアドレス
(論理セクタ番号ともいう)「0」のメモリエリアに
は、下面側の物理セクタ番号「0」のセクタのデータが
メモリされ、論理セクタアドレス「1」のメモリエリア
には、上面側の物理セクタ番号「0」のセクタのデータ
がメモリされる。
【0017】次に、上面側の物理セクタ番号「1」のセ
クタのデータと、下面側の物理セクタ番号「1」のセク
タのデータとが同時に光ピックアップ2、3によって読
み出され、論理セクタアドレス「2」のメモリエリアに
は下面側の物理セクタ番号「1」のセクタのデータがメ
モリされ、論理セクタアドレス「3」のメモリエリアに
は上面側の物理セクタ番号「1」のセクタのデータがメ
モリされる。以下、同様に、順次RAMの論理セクタア
ドレスのメモリエリアにメモリされる。
クタのデータと、下面側の物理セクタ番号「1」のセク
タのデータとが同時に光ピックアップ2、3によって読
み出され、論理セクタアドレス「2」のメモリエリアに
は下面側の物理セクタ番号「1」のセクタのデータがメ
モリされ、論理セクタアドレス「3」のメモリエリアに
は上面側の物理セクタ番号「1」のセクタのデータがメ
モリされる。以下、同様に、順次RAMの論理セクタア
ドレスのメモリエリアにメモリされる。
【0018】このように両面同時アクセス処理を行う場
合には、論理セクタアドレスの偶数(0、2、…)セク
タアドレスのメモリエリアにメモリされるデータは、下
面記録面1Bの物理セクタに記録されているデータであ
り、論理セクタアドレスの奇数(1、3…)セクタアド
レスのメモリエリアにメモリされるデータは上面記録面
1Aの物理セクタに記録されているデータである。もち
ろん、これとは、反対に、上面記録面1Aの物理セクタ
に記録されているデータを論理セクタアドレスの偶数
(0、2、…)セクタアドレスのメモリエリアにメモリ
し、下面記録面1Bの物理セクタに記録されているデー
タを論理セクタアドレスの奇数(1、3…)セクタアド
レスのメモリエリアにメモリするようにしてもよい。
合には、論理セクタアドレスの偶数(0、2、…)セク
タアドレスのメモリエリアにメモリされるデータは、下
面記録面1Bの物理セクタに記録されているデータであ
り、論理セクタアドレスの奇数(1、3…)セクタアド
レスのメモリエリアにメモリされるデータは上面記録面
1Aの物理セクタに記録されているデータである。もち
ろん、これとは、反対に、上面記録面1Aの物理セクタ
に記録されているデータを論理セクタアドレスの偶数
(0、2、…)セクタアドレスのメモリエリアにメモリ
し、下面記録面1Bの物理セクタに記録されているデー
タを論理セクタアドレスの奇数(1、3…)セクタアド
レスのメモリエリアにメモリするようにしてもよい。
【0019】すなわち、この両面同時アクセス処理で
は、奇数論理セクタアドレスを上面記録面1A(又は下
面記録面1B)の物理セクタ番号(物理セクタアドレ
ス)に対応させ、偶数論理セクタアドレスを下面記録面
1B(又は上面記録面1A)の物理セクタ番号(物理セ
クタアドレス)に対応させている。このようにすれば、
1枚の両面光ディスク1を片面光ディスクと同等に取り
扱うことができ、しかも上下記録面1A、1Bを同時に
リード又はライトすることができるため高速なデータ転
送が可能になる。このような両面同時アクセス処理を、
いわゆるストライピング処理ともいう。
は、奇数論理セクタアドレスを上面記録面1A(又は下
面記録面1B)の物理セクタ番号(物理セクタアドレ
ス)に対応させ、偶数論理セクタアドレスを下面記録面
1B(又は上面記録面1A)の物理セクタ番号(物理セ
クタアドレス)に対応させている。このようにすれば、
1枚の両面光ディスク1を片面光ディスクと同等に取り
扱うことができ、しかも上下記録面1A、1Bを同時に
リード又はライトすることができるため高速なデータ転
送が可能になる。このような両面同時アクセス処理を、
いわゆるストライピング処理ともいう。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
両面同時アクセス可能な光ディスクドライブにおいて
は、図8例に示すように、上下面が貼り合わされたその
光ディスク1に記録されている、上下面の物理セクタ番
号を物理的に正確に一致させる必要がある。
両面同時アクセス可能な光ディスクドライブにおいて
は、図8例に示すように、上下面が貼り合わされたその
光ディスク1に記録されている、上下面の物理セクタ番
号を物理的に正確に一致させる必要がある。
【0021】しかしながら、上下面の物理セクタ番号を
正確に一致させるためには、偏心の問題と角度ずれの問
題を両方ともゼロ値にしてから上面用光ディスクと下面
用光ディスクとを貼り合わせなければならないので、製
造がきわめて困難である。結局、このような光ディスク
はコストが高いという難点がある。
正確に一致させるためには、偏心の問題と角度ずれの問
題を両方ともゼロ値にしてから上面用光ディスクと下面
用光ディスクとを貼り合わせなければならないので、製
造がきわめて困難である。結局、このような光ディスク
はコストが高いという難点がある。
【0022】たとえ、上下面の物理セクタ番号が物理的
に正確に一致している光ディスクが廉価に製造できたと
しても、上記した高速アクセスに対応するSSA処理を
使用しようとした場合にデフェクトセクタが存在する
と、上下面の物理セクタ番号がずれてしまうためにSS
A処理を使用することができないという問題もあった。
に正確に一致している光ディスクが廉価に製造できたと
しても、上記した高速アクセスに対応するSSA処理を
使用しようとした場合にデフェクトセクタが存在する
と、上下面の物理セクタ番号がずれてしまうためにSS
A処理を使用することができないという問題もあった。
【0023】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、光ディスクの上下面の物理セクタ番号
が一致していない光ディスクに対して容易に両面同時ア
クセスを可能とする光ディスク装置を提供することを目
的とする。
れたものであり、光ディスクの上下面の物理セクタ番号
が一致していない光ディスクに対して容易に両面同時ア
クセスを可能とする光ディスク装置を提供することを目
的とする。
【0024】また、この発明は、光ディスクの上下面の
物理セクタ番号が一致している光ディスクのみならず一
致していない光ディスクに対してもSSA処理を適用す
ることを可能とする光ディスク装置を提供することを目
的とする。
物理セクタ番号が一致している光ディスクのみならず一
致していない光ディスクに対してもSSA処理を適用す
ることを可能とする光ディスク装置を提供することを目
的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明は、記録面が両
面に形成されている光ディスク101のその両面記録面
1A、1Bのそれぞれに対向して光ピックアップ12
9、130が配置されている光ディスク装置において、
両面それぞれの記録面101A、101Bについてのデ
ィスクサーティファイ動作を行い、記録面の上面101
Aに記録されている物理セクタ番号が記録されているセ
クタの位置と記録面の下面101Bに記録されている上
記上面の物理セクタ番号と同一の番号の物理セクタ番号
が記録されているセクタの位置とのずれを検出し、その
ずれをオフセットセクタ量として、上記光ディスクの所
定のエリアDDSに記録しておくようにしたものであ
る。
面に形成されている光ディスク101のその両面記録面
1A、1Bのそれぞれに対向して光ピックアップ12
9、130が配置されている光ディスク装置において、
両面それぞれの記録面101A、101Bについてのデ
ィスクサーティファイ動作を行い、記録面の上面101
Aに記録されている物理セクタ番号が記録されているセ
クタの位置と記録面の下面101Bに記録されている上
記上面の物理セクタ番号と同一の番号の物理セクタ番号
が記録されているセクタの位置とのずれを検出し、その
ずれをオフセットセクタ量として、上記光ディスクの所
定のエリアDDSに記録しておくようにしたものであ
る。
【0026】また、この発明は、上記ディスクサーティ
ファイ動作において、一方の面でデフェクトセクタが検
出された場合、そのデフェクトセクタについてスリッピ
ングアルゴリズムを適用するとともに、そのデフェクト
セクタの物理セクタ番号と同一の物理セクタ番号が記録
されている他方の面のそのセクタを交替セクタにするよ
うにしたものである。
ファイ動作において、一方の面でデフェクトセクタが検
出された場合、そのデフェクトセクタについてスリッピ
ングアルゴリズムを適用するとともに、そのデフェクト
セクタの物理セクタ番号と同一の物理セクタ番号が記録
されている他方の面のそのセクタを交替セクタにするよ
うにしたものである。
【0027】さらに、この発明は、上記光ディスクをC
LV方式でフォーマットされた光ディスクとしたもので
ある。
LV方式でフォーマットされた光ディスクとしたもので
ある。
【0028】さらにまた、この発明は、上記光ディスク
をMOディスク又はWOディスクとしたものである。
をMOディスク又はWOディスクとしたものである。
【0029】
【作用】この発明によれば、記録面が両面に形成されて
いる光ディスクの両面それぞれの記録面についてのディ
スクサーティファイ動作を行い、記録面の上面に記録さ
れている物理セクタ番号が記録されているセクタの位置
と記録面の下面に記録されている上記上面の物理セクタ
番号と同一の番号の物理セクタ番号が記録されているセ
クタの位置とのずれを検出し、そのずれをオフセットセ
クタ量として、上記光ディスクの所定のエリアに記録し
ておくようにしている。このため、リード/ライトする
に際し、この所定エリアに記録されているオフセットセ
クタ量を参照することにより、光ディスクの上下面のセ
クタ番号が一致していない光ディスクの両面に対して容
易に同時アクセスが可能になる。
いる光ディスクの両面それぞれの記録面についてのディ
スクサーティファイ動作を行い、記録面の上面に記録さ
れている物理セクタ番号が記録されているセクタの位置
と記録面の下面に記録されている上記上面の物理セクタ
番号と同一の番号の物理セクタ番号が記録されているセ
クタの位置とのずれを検出し、そのずれをオフセットセ
クタ量として、上記光ディスクの所定のエリアに記録し
ておくようにしている。このため、リード/ライトする
に際し、この所定エリアに記録されているオフセットセ
クタ量を参照することにより、光ディスクの上下面のセ
クタ番号が一致していない光ディスクの両面に対して容
易に同時アクセスが可能になる。
【0030】また、この発明によれば、上記ディスクサ
ーティファイ動作において、一方の面でデフェクトセク
タが検出された場合、そのデフェクトセクタについてス
リッピングアルゴリズムを適用するとともに、そのデフ
ェクトセクタの物理セクタ番号と同一の物理セクタ番号
が記録されている他方の面のそのセクタを交替セクタに
するようにしている。このため、光ディスクの上下面の
物理セクタ番号が一致している光ディスク及び一致して
いない光ディスクに対してSSA処理を適用することが
できる。
ーティファイ動作において、一方の面でデフェクトセク
タが検出された場合、そのデフェクトセクタについてス
リッピングアルゴリズムを適用するとともに、そのデフ
ェクトセクタの物理セクタ番号と同一の物理セクタ番号
が記録されている他方の面のそのセクタを交替セクタに
するようにしている。このため、光ディスクの上下面の
物理セクタ番号が一致している光ディスク及び一致して
いない光ディスクに対してSSA処理を適用することが
できる。
【0031】さらに、この発明によれば、上記光ディス
クがCLV方式でフォーマットされた光ディスクにも適
用できる。
クがCLV方式でフォーマットされた光ディスクにも適
用できる。
【0032】さらにまた、この発明によれば、上記光デ
ィスクがMOディスク又はWOディスクにも適用でき
る。
ィスクがMOディスク又はWOディスクにも適用でき
る。
【0033】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。なお、以下に参照する図面において、
上記の図8に示したものに対応するものには同一の符号
を付けている。また、この一実施例の理解を容易にする
ために、まず、この一実施例の前提となる両面ディスク
・片側アクセス方式の光ディスクドライブについて説明
し、次に、この発明の一実施例が適用された両面ディス
ク同時アクセス方式の光ディスクドライブについて説明
する。
照して説明する。なお、以下に参照する図面において、
上記の図8に示したものに対応するものには同一の符号
を付けている。また、この一実施例の理解を容易にする
ために、まず、この一実施例の前提となる両面ディスク
・片側アクセス方式の光ディスクドライブについて説明
し、次に、この発明の一実施例が適用された両面ディス
ク同時アクセス方式の光ディスクドライブについて説明
する。
【0034】A.一実施例の前提となる技術の説明
【0035】図8は、前提となる技術に係る両面ディス
ク・片側アクセス光ディスクドライブ11の構成を示し
ている。
ク・片側アクセス光ディスクドライブ11の構成を示し
ている。
【0036】この光ディスクドライブ11は、システム
コントローラであるCPU(中央処理装置)21を有し
ている。ROM(読み出し専用メモリ)23には、この
システムコントロール用のソフトウェアプログラムが記
録保持されている。RAM(ランダムアクセスメモリ)
22はCPU21のワーク用RAMである。
コントローラであるCPU(中央処理装置)21を有し
ている。ROM(読み出し専用メモリ)23には、この
システムコントロール用のソフトウェアプログラムが記
録保持されている。RAM(ランダムアクセスメモリ)
22はCPU21のワーク用RAMである。
【0037】ホストコンピュータ10から発行されたデ
ィスクフォーマットコマンドは、ホストインタフェース
20、バッファコントローラ24及びCPUバス18を
通じてCPU21に送られる。
ィスクフォーマットコマンドは、ホストインタフェース
20、バッファコントローラ24及びCPUバス18を
通じてCPU21に送られる。
【0038】CPU21は、例えば、MOディスクであ
る両面光ディスク1のディスクサーティファイ処理を行
うためのデータをROM23から読み出し、バッファコ
ントローラ24を通じてデータバッファ25に書き込
む。
る両面光ディスク1のディスクサーティファイ処理を行
うためのデータをROM23から読み出し、バッファコ
ントローラ24を通じてデータバッファ25に書き込
む。
【0039】図10は、光ディスク1の片面分のディス
クフォーマットを示している。半径方向外側(最外周
側)から内側(最内周側)に向かってトラック番号(ト
ラックアドレス)「0」〜「9999」の1万個のトラ
ックが存在している。なお、以下の説明において、必要
に応じて、トラック番号「○」のトラックをトラック
「○」という。
クフォーマットを示している。半径方向外側(最外周
側)から内側(最内周側)に向かってトラック番号(ト
ラックアドレス)「0」〜「9999」の1万個のトラ
ックが存在している。なお、以下の説明において、必要
に応じて、トラック番号「○」のトラックをトラック
「○」という。
【0040】トラック0〜2及びトラック9994〜9
999は、光ディスクドライブ11のCPU21によっ
てのみ管理されるトラックである。トラック9994〜
9996は後に説明するようにLRA処理のための予備
用のスペアエリアSEである。残りのトラック3〜トラ
ック9993はユーザエリアUEである。
999は、光ディスクドライブ11のCPU21によっ
てのみ管理されるトラックである。トラック9994〜
9996は後に説明するようにLRA処理のための予備
用のスペアエリアSEである。残りのトラック3〜トラ
ック9993はユーザエリアUEである。
【0041】また、各トラックは、物理セクタ番号
「0」〜「24」のセクタ(必要に応じて物理セクタ0
〜24又は前後の関係から意味が明白な場合には単にセ
クタ0〜24ともいう。)を有している。図10から分
かるように、トラック0の物理セクタ0、トラック1の
物理セクタ12、トラック9997の物理セクタ0及び
トラック9998の物理セクタ12は、DDS(ディス
クディフィニションストラクチュア)セクタ#0〜#3
である。トラック0の物理セクタ1、トラック1の物理
セクタ13、トラック9997の物理セクタ1及びトラ
ック9998の物理セクタ13は、PDL(プライマリ
ーデフェクトリスト)セクタ#0〜#3である。トラッ
ク0の物理セクタ2、トラック1の物理セクタ14、ト
ラック9997の物理セクタ2及びトラック9998の
物理セクタ14は、SDL(セカンダリーデフェクトリ
スト)セクタ#0〜#3である。
「0」〜「24」のセクタ(必要に応じて物理セクタ0
〜24又は前後の関係から意味が明白な場合には単にセ
クタ0〜24ともいう。)を有している。図10から分
かるように、トラック0の物理セクタ0、トラック1の
物理セクタ12、トラック9997の物理セクタ0及び
トラック9998の物理セクタ12は、DDS(ディス
クディフィニションストラクチュア)セクタ#0〜#3
である。トラック0の物理セクタ1、トラック1の物理
セクタ13、トラック9997の物理セクタ1及びトラ
ック9998の物理セクタ13は、PDL(プライマリ
ーデフェクトリスト)セクタ#0〜#3である。トラッ
ク0の物理セクタ2、トラック1の物理セクタ14、ト
ラック9997の物理セクタ2及びトラック9998の
物理セクタ14は、SDL(セカンダリーデフェクトリ
スト)セクタ#0〜#3である。
【0042】そこで、ディスクフォーマットコマンドを
受け取ったCPU21は、サーボコントローラ27に対
して、ユーザエリアUEのトラック3の物理セクタ0か
ら一定セクタ分への書き込み指示を行うと同時に、ディ
スクサーティファイを行うためのデータをデータバッフ
ァ25からバッファコントローラ24、データバス19
を通じてドライブインタフェース26に送り出す指示を
行う。そして、同時にドライブインタフェース26にも
光ピックアップ29を通じての光ディスク1への書き込
み指示を行う。
受け取ったCPU21は、サーボコントローラ27に対
して、ユーザエリアUEのトラック3の物理セクタ0か
ら一定セクタ分への書き込み指示を行うと同時に、ディ
スクサーティファイを行うためのデータをデータバッフ
ァ25からバッファコントローラ24、データバス19
を通じてドライブインタフェース26に送り出す指示を
行う。そして、同時にドライブインタフェース26にも
光ピックアップ29を通じての光ディスク1への書き込
み指示を行う。
【0043】そして、図示しないスピンドルモータによ
り回転される上記光ディスク1の上記対象トラック(ト
ラック3の物理セクタ0から一定セクタ分)にリニアモ
ータ17を通じて光ピックアップ29と図示しない磁気
ヘッドを移動させることで、レーザ光Lと磁気ヘッドか
らの磁界の相互作用(周知技術)により、上記一定セク
タ分に対する書き込みが終了する。
り回転される上記光ディスク1の上記対象トラック(ト
ラック3の物理セクタ0から一定セクタ分)にリニアモ
ータ17を通じて光ピックアップ29と図示しない磁気
ヘッドを移動させることで、レーザ光Lと磁気ヘッドか
らの磁界の相互作用(周知技術)により、上記一定セク
タ分に対する書き込みが終了する。
【0044】その書き込みが終了した時点で、CPU2
1はデータの流れとしては逆方向になる(光ディスク1
からデータバッファ25への流れ)リードコマンドをト
ラック3の物理セクタ0から上記一定セクタ分につい
て、バッファコントローラ24、ドライブインタフェー
ス26及びサーボコントローラ27に指示する。
1はデータの流れとしては逆方向になる(光ディスク1
からデータバッファ25への流れ)リードコマンドをト
ラック3の物理セクタ0から上記一定セクタ分につい
て、バッファコントローラ24、ドライブインタフェー
ス26及びサーボコントローラ27に指示する。
【0045】このリードコマンドに基づくリードの結
果、それら一定セクタ分がすべて正常セクタであれば、
それら一定セクタ分の次の物理セクタからまた一定セク
タ分のライトとリードを行う。このようにしてライトと
リードを繰り返し、最終セクタ(スペアエリアSEのト
ラック9996のセクタ24)まで行う。もし、ライト
/リード中、途中でリードエラーが発見された場合に
は、そのエラーセクタに対して交替セクタをそのエラー
セクタの次のセクタに指示するSSA処理を行うととも
に、その情報をPDLセクタ#1に書き込み、登録を行
う。
果、それら一定セクタ分がすべて正常セクタであれば、
それら一定セクタ分の次の物理セクタからまた一定セク
タ分のライトとリードを行う。このようにしてライトと
リードを繰り返し、最終セクタ(スペアエリアSEのト
ラック9996のセクタ24)まで行う。もし、ライト
/リード中、途中でリードエラーが発見された場合に
は、そのエラーセクタに対して交替セクタをそのエラー
セクタの次のセクタに指示するSSA処理を行うととも
に、その情報をPDLセクタ#1に書き込み、登録を行
う。
【0046】CPU21は、光ディスク1のユーザエリ
アUEとスペアエリアSE中の全てのセクタをチェック
した時点で、図10に示すように、最外周のトラック
0、1及び最内周側のトラック9997、9998のD
DSセクタ#0〜#3、PDLセクタ#0〜#3及びS
DLセクタ#0〜#3にそれぞれ同一の情報を書き込む
(DDSセクタ#0〜#3の内容が同一、PDLセクタ
#0〜#3の内容が同一及びSDLセクタ#0〜#3の
内容が同一の意)。なお、この時点、すなわち、ディス
クサーティファイ処理では、SDLセクタ#0〜#3に
はデフェクトセクタの情報は書き込まれない。
アUEとスペアエリアSE中の全てのセクタをチェック
した時点で、図10に示すように、最外周のトラック
0、1及び最内周側のトラック9997、9998のD
DSセクタ#0〜#3、PDLセクタ#0〜#3及びS
DLセクタ#0〜#3にそれぞれ同一の情報を書き込む
(DDSセクタ#0〜#3の内容が同一、PDLセクタ
#0〜#3の内容が同一及びSDLセクタ#0〜#3の
内容が同一の意)。なお、この時点、すなわち、ディス
クサーティファイ処理では、SDLセクタ#0〜#3に
はデフェクトセクタの情報は書き込まれない。
【0047】このように同一のデータを4箇所に書き込
むようにしているのは、これらDDSセクタ#0〜#
3、PDLセクタ#0〜#3及びSDLセクタ#0〜#
3に記録されるデータのバックアップ(バックアップコ
ピー:データを不慮の事故で損失しないように、同一の
ものを不揮発性メモリ(この場合、MOディスクである
光ディスク1)にコピーしておくこと)のためである。
むようにしているのは、これらDDSセクタ#0〜#
3、PDLセクタ#0〜#3及びSDLセクタ#0〜#
3に記録されるデータのバックアップ(バックアップコ
ピー:データを不慮の事故で損失しないように、同一の
ものを不揮発性メモリ(この場合、MOディスクである
光ディスク1)にコピーしておくこと)のためである。
【0048】次に、光ディスク1を光ディスクドライブ
11から一旦引き出して反対にし、再び挿入して光ディ
スク1の反対面に対する上述したディスクサーティファ
イ動作を行う。このようにしてSSA処理による1枚の
両面光ディスク1に対するディスクサーティファイ処理
が終了する。
11から一旦引き出して反対にし、再び挿入して光ディ
スク1の反対面に対する上述したディスクサーティファ
イ動作を行う。このようにしてSSA処理による1枚の
両面光ディスク1に対するディスクサーティファイ処理
が終了する。
【0049】次に、ディスクサーティファイ処理終了後
のデータのリード/ライト動作について説明する。
のデータのリード/ライト動作について説明する。
【0050】ホストコンピュータ10から所定のセクタ
に対するリード(又はライト)コマンドがホストインタ
フェース20を通じてCPU21に送られると、CPU
21は、まず、上記PDLセクタ#0〜#3及びSDL
セクタ#0〜#3の内容を読み取り、この内容に基づき
上記所定のセクタに対するリード(又はライト)を実行
する。
に対するリード(又はライト)コマンドがホストインタ
フェース20を通じてCPU21に送られると、CPU
21は、まず、上記PDLセクタ#0〜#3及びSDL
セクタ#0〜#3の内容を読み取り、この内容に基づき
上記所定のセクタに対するリード(又はライト)を実行
する。
【0051】また、ホストコンピュータ10から所定の
セクタに対するライト&(アンド)ベリファイコマンド
がホストインタフェース20を通じてCPU21に送ら
れると、CPU21は、上記PDLセクタ#0〜#3及
びSDLセクタ#0〜#3の内容を読み取り、この内容
に基づき上記所定のセクタに対するライトを実行した後
にリードを行い、その時点で不一致が発見されると、言
い換えるとデフェクトセクタが発見されると、そのデフ
ェクトセクタに対する交替セクタとして、図9に示すス
ペアエリアSE内のSDLセクタを指示し、それを交替
セクタとしてデータをライトする(書き込む)。
セクタに対するライト&(アンド)ベリファイコマンド
がホストインタフェース20を通じてCPU21に送ら
れると、CPU21は、上記PDLセクタ#0〜#3及
びSDLセクタ#0〜#3の内容を読み取り、この内容
に基づき上記所定のセクタに対するライトを実行した後
にリードを行い、その時点で不一致が発見されると、言
い換えるとデフェクトセクタが発見されると、そのデフ
ェクトセクタに対する交替セクタとして、図9に示すス
ペアエリアSE内のSDLセクタを指示し、それを交替
セクタとしてデータをライトする(書き込む)。
【0052】もちろんこの交替セクタにライトした(書
き込んだ)データのベリファイも行う。その後、この情
報をSDLセクタ#0〜#3に登録する。なお、SDL
セクタ#0〜#3の次のセクタ(例えば、トラック0の
セクタ3)は、次回のライト&ベリファイ処理の際に発
生したデフェクトセクタとその交替セクタの情報を登録
する新たなSDLセクタとして使用することができるよ
うになっている。
き込んだ)データのベリファイも行う。その後、この情
報をSDLセクタ#0〜#3に登録する。なお、SDL
セクタ#0〜#3の次のセクタ(例えば、トラック0の
セクタ3)は、次回のライト&ベリファイ処理の際に発
生したデフェクトセクタとその交替セクタの情報を登録
する新たなSDLセクタとして使用することができるよ
うになっている。
【0053】以上の説明は一実施例の前提となる技術の
説明であり、次に一実施例について説明する。
説明であり、次に一実施例について説明する。
【0054】B.一実施例の説明
【0055】図1は一実施例が適用された両面同時アク
セスの光ディスクドライブ111を示している。なお、
図1において、上記図9〜図10に示したものに対応す
るものには同一の符号、又は同一の符号(番号)に10
0を加えた符号を付け、繁雑さを避けるために、その詳
細な説明を省略する。さらに、図1において、符号1は
上下記録面の物理セクタ番号が一致している光ディス
ク、符号101は上下記録面の物理セクタ番号が一致し
ていない光ディスクを表すものとする。
セスの光ディスクドライブ111を示している。なお、
図1において、上記図9〜図10に示したものに対応す
るものには同一の符号、又は同一の符号(番号)に10
0を加えた符号を付け、繁雑さを避けるために、その詳
細な説明を省略する。さらに、図1において、符号1は
上下記録面の物理セクタ番号が一致している光ディス
ク、符号101は上下記録面の物理セクタ番号が一致し
ていない光ディスクを表すものとする。
【0056】また、以下の説明の順序は、B−1.図1
の全体的な動作説明、B−2.従来の技術の項で説明し
た問題点の確認、及びB−3.図1の要部の説明であ
る。
の全体的な動作説明、B−2.従来の技術の項で説明し
た問題点の確認、及びB−3.図1の要部の説明であ
る。
【0057】B−1.図1の全体的な動作説明 この全体的な説明において、光ディスクは上下記録面の
物理セクタ番号が一致している光ディスク1を例として
説明するが光ディスク101に対しも同様である。。
物理セクタ番号が一致している光ディスク1を例として
説明するが光ディスク101に対しも同様である。。
【0058】光ディスクドライブ111には、記録面が
両面に形成されている光ディスク1のその両面記録面
(上側記録面1A、下側記録面1B)のそれぞれに対向
して光ピックアップ129、130が配置されている。
すなわち、光ディスクドライブ111は、基本的には、
図9に示した光ディスクドライブ11に対して光ピック
アップ29が光ピックアップ129、130の2つにな
った光ディスクドライブである。
両面に形成されている光ディスク1のその両面記録面
(上側記録面1A、下側記録面1B)のそれぞれに対向
して光ピックアップ129、130が配置されている。
すなわち、光ディスクドライブ111は、基本的には、
図9に示した光ディスクドライブ11に対して光ピック
アップ29が光ピックアップ129、130の2つにな
った光ディスクドライブである。
【0059】これら2つの光ピックアップ129、13
0は、CPU121とサーボコントローラ124の制御
の下にリニアモータ117、107により半径方向に独
立に動くことが可能であるが、円周方向には同じ位置
(同一半径上の位置の意)に存在する。
0は、CPU121とサーボコントローラ124の制御
の下にリニアモータ117、107により半径方向に独
立に動くことが可能であるが、円周方向には同じ位置
(同一半径上の位置の意)に存在する。
【0060】このような光ディスクドライブ111の場
合、光ディスク1をアクセスする方式として2通り考え
られる。1つの方式は、光ディスク1の上下記録面1
A、1Bをそれぞれ独立に別々のディスク(面)として
取り扱う方式である。残りの1つの方式は、光ディスク
1の下面記録面1Bを論理的に偶数セクタ「0」、
「2」、…として配置し(として取り扱い)、上面記録
面1Aを論理的に奇数セクタ「1」、「3」、…として
配置する(として取り扱う)方式である。以下の説明に
おいて、図1例に採用されている方式は、下面記録面1
Bに論理偶数セクタ、上面記録面1Aに論理奇数セクタ
を配置する、いわゆるストライピング方式(図8A〜図
8C参照)であるものとする。
合、光ディスク1をアクセスする方式として2通り考え
られる。1つの方式は、光ディスク1の上下記録面1
A、1Bをそれぞれ独立に別々のディスク(面)として
取り扱う方式である。残りの1つの方式は、光ディスク
1の下面記録面1Bを論理的に偶数セクタ「0」、
「2」、…として配置し(として取り扱い)、上面記録
面1Aを論理的に奇数セクタ「1」、「3」、…として
配置する(として取り扱う)方式である。以下の説明に
おいて、図1例に採用されている方式は、下面記録面1
Bに論理偶数セクタ、上面記録面1Aに論理奇数セクタ
を配置する、いわゆるストライピング方式(図8A〜図
8C参照)であるものとする。
【0061】図2は、図1例中のドライブインタフェー
ス126内部にある回路の1部を示しており、ドライブ
インタフェース126は、上面記録面1A用の2セクタ
分のデータバッファとして機能するFIFO(先入れ先
だし)タイプのメモリとしてのシフトレジスタ(以下、
FIFOという)132と下面記録面1B用の2セクタ
分のデータバッファとして同様に機能するFIFO13
1と、制御端子133を通じてCPU121により切り
換え制御されスイッチとして機能するマルチプレクサ1
34とを有している。
ス126内部にある回路の1部を示しており、ドライブ
インタフェース126は、上面記録面1A用の2セクタ
分のデータバッファとして機能するFIFO(先入れ先
だし)タイプのメモリとしてのシフトレジスタ(以下、
FIFOという)132と下面記録面1B用の2セクタ
分のデータバッファとして同様に機能するFIFO13
1と、制御端子133を通じてCPU121により切り
換え制御されスイッチとして機能するマルチプレクサ1
34とを有している。
【0062】FIFO131の両端はそれぞれ光ピック
アップ129とマルチプレクサ134の固定端子134
bに接続され、FIFO132の両端はそれぞれ光ピッ
クアップ130とマルチプレクサ134の固定端子13
4cに接続される。マルチプレクサ134の共通端子1
34aはバッファコントローラ124に接続される。こ
のドライブインタフェース126は、上記ストライピン
グ方式を実施するにあたり、データバッファ125から
光ピックアップ129、130へ供給されるデータ、あ
るいは光ピックアップ129、130からデータバッフ
ァ125へ供給されるデータをストライピングを行う場
合に上下記録面1A、1Bで切り分けるためのものであ
る。
アップ129とマルチプレクサ134の固定端子134
bに接続され、FIFO132の両端はそれぞれ光ピッ
クアップ130とマルチプレクサ134の固定端子13
4cに接続される。マルチプレクサ134の共通端子1
34aはバッファコントローラ124に接続される。こ
のドライブインタフェース126は、上記ストライピン
グ方式を実施するにあたり、データバッファ125から
光ピックアップ129、130へ供給されるデータ、あ
るいは光ピックアップ129、130からデータバッフ
ァ125へ供給されるデータをストライピングを行う場
合に上下記録面1A、1Bで切り分けるためのものであ
る。
【0063】すでに説明したように、図8は、ストライ
ピングを行うための光ディスク1であり、上面記録面1
Aと下面記録面1Bでは逆方向にセクタアドレス(セク
タ番号)が並んでいる。そして、ホストコンピュータ1
10からの指示によるリード(又はライト)コマンドの
論理セクタアドレス「0」に係るデータに対して下面側
記録面1Bの物理セクタアドレス「0」のメモリエリ
ア、論理セクタアドレス「1」に係るデータに対して上
面記録面1Aの物理セクタアドレス「0」のメモリエリ
ア、以下、順に、論理セクタアドレス「2」→下面記録
面1Bの物理セクタアドレス「1」、…というようにア
クセスしていく。
ピングを行うための光ディスク1であり、上面記録面1
Aと下面記録面1Bでは逆方向にセクタアドレス(セク
タ番号)が並んでいる。そして、ホストコンピュータ1
10からの指示によるリード(又はライト)コマンドの
論理セクタアドレス「0」に係るデータに対して下面側
記録面1Bの物理セクタアドレス「0」のメモリエリ
ア、論理セクタアドレス「1」に係るデータに対して上
面記録面1Aの物理セクタアドレス「0」のメモリエリ
ア、以下、順に、論理セクタアドレス「2」→下面記録
面1Bの物理セクタアドレス「1」、…というようにア
クセスしていく。
【0064】B−2.従来の技術の項で説明した問題点
の確認
の確認
【0065】ところで、図1例の光ディスクドライブ1
11において、ドライブインタフェース126を図2の
ような構成にしたのは、ホストコンピュータ110から
指示されたリード(又はライト)のデータブロックに対
して、偶数論理セクタを下面記録面1Bに、奇数論理セ
クタを上面記録面1Aに対してリード(又はライト)す
るために光ピックアップ129、130からリード(へ
ライト)するデータを分離する必要があるからである。
このとき、光ディスク1の上下記録面1A、1Bで物理
セクタ番号が僅かでもずれているとデータの同時リード
(又はライト)が不可能になるため、物理的に2セクタ
分のずれを許容する意味でデータバッファとしてのFI
FO131、132を設けている。
11において、ドライブインタフェース126を図2の
ような構成にしたのは、ホストコンピュータ110から
指示されたリード(又はライト)のデータブロックに対
して、偶数論理セクタを下面記録面1Bに、奇数論理セ
クタを上面記録面1Aに対してリード(又はライト)す
るために光ピックアップ129、130からリード(へ
ライト)するデータを分離する必要があるからである。
このとき、光ディスク1の上下記録面1A、1Bで物理
セクタ番号が僅かでもずれているとデータの同時リード
(又はライト)が不可能になるため、物理的に2セクタ
分のずれを許容する意味でデータバッファとしてのFI
FO131、132を設けている。
【0066】しかしながら、たとえ、物理セクタ2セク
タ分以内のずれに合わせることも光ディスクの製造工程
の管理がきわめて面倒であり、製造コストがかかるとい
う問題がある。
タ分以内のずれに合わせることも光ディスクの製造工程
の管理がきわめて面倒であり、製造コストがかかるとい
う問題がある。
【0067】また、図8では、便宜上、CAV方式によ
る光ディスクを示しているが、これが、CLV方式の光
ディスク、または、ゾーニングが行われた光ディスク等
である場合には、上下面の物理的な伸縮量の差から上下
記録面1A、1Bの物理セクタアドレス(物理セクタ番
号)を一致させることがより一層難しくなる。
る光ディスクを示しているが、これが、CLV方式の光
ディスク、または、ゾーニングが行われた光ディスク等
である場合には、上下面の物理的な伸縮量の差から上下
記録面1A、1Bの物理セクタアドレス(物理セクタ番
号)を一致させることがより一層難しくなる。
【0068】さらに、たとえ、物理的に上下記録面1
A、1Bの物理的セクタ番号を一致させることができた
としても、デフェクトセクタ処理の1つであるSSA処
理を使用することができなくなるという問題は残る。仮
にSSA処理を使用しようとすると、上下記録面1A、
1Bの物理的なセクタ番号とホストコンピュータ110
からの論理的なセクタ番号との差がデフェクトセクタの
数により変動してしまうために、上下記録面1A、1B
の物理的なセクタ番号と論理セクタ番号とが全くずれて
しまうためである。
A、1Bの物理的セクタ番号を一致させることができた
としても、デフェクトセクタ処理の1つであるSSA処
理を使用することができなくなるという問題は残る。仮
にSSA処理を使用しようとすると、上下記録面1A、
1Bの物理的なセクタ番号とホストコンピュータ110
からの論理的なセクタ番号との差がデフェクトセクタの
数により変動してしまうために、上下記録面1A、1B
の物理的なセクタ番号と論理セクタ番号とが全くずれて
しまうためである。
【0069】B−3.図1の要部の説明
【0070】図3は、上下記録面101A、101Bの
物理セクタ番号「00」〜「24」が、例えば、下面記
録面101Bの物理セクタ番号「09」及び上面記録面
101Aの物理セクタ番号「00=0」の位置と光ピッ
クアップ129、130の読み取り方向を参照すれば分
かるように、物理的に約10セクタ分ずれている光ディ
スク101の構成を示している。なお、この場合、上下
記録面101A、101Bのオフセットセクタ数NOS
が10であるという(NOS=10)。なお、後に説明
するようにこの実施例によれば、上下記録面101A、
101Bの物理セクタ番号のずれは何セクタ分あっても
対応できる。すなわち、製造工程において、上下記録面
101A、101Bの物理セクタ番号の一致を考える必
要がない。
物理セクタ番号「00」〜「24」が、例えば、下面記
録面101Bの物理セクタ番号「09」及び上面記録面
101Aの物理セクタ番号「00=0」の位置と光ピッ
クアップ129、130の読み取り方向を参照すれば分
かるように、物理的に約10セクタ分ずれている光ディ
スク101の構成を示している。なお、この場合、上下
記録面101A、101Bのオフセットセクタ数NOS
が10であるという(NOS=10)。なお、後に説明
するようにこの実施例によれば、上下記録面101A、
101Bの物理セクタ番号のずれは何セクタ分あっても
対応できる。すなわち、製造工程において、上下記録面
101A、101Bの物理セクタ番号の一致を考える必
要がない。
【0071】図7は、このような光ディスク101に対
するCPU121による動作制御のフローチャートを示
している。なお、このフローチャートに係るプログラム
はROM123に予め格納されている。
するCPU121による動作制御のフローチャートを示
している。なお、このフローチャートに係るプログラム
はROM123に予め格納されている。
【0072】以下、この図7をも参照しながら光ディス
ク101に対する光ディスクドライブ111の動作説明
を行う。
ク101に対する光ディスクドライブ111の動作説明
を行う。
【0073】まず、電源がオン状態にされたかどうかが
確認される(ステップS1)。
確認される(ステップS1)。
【0074】次に、光ディスク101が光ディスクドラ
イブ111内に挿入されたかどうかが確認される(ステ
ップS2)。
イブ111内に挿入されたかどうかが確認される(ステ
ップS2)。
【0075】光ディスク101が挿入されたことが確認
されると、図10に示すトラック0、1、9997、9
998のDDSセクタ#0、#1、#2、#3の内容を
読み(トラック0、1、9997、9998のいずれか
のトラックのうち、DDSセクタ#0、#1、#2、#
3の内容いずれかが読み取れればよいので、必ずしも全
トラックのDDSセクタを読み取る必要はない。)、D
DSセクタ#0、#1、#2、#3中に上記オフセット
セクタ数NOSのテーブル(オフセットセクタ数情報テ
ーブルという。)OSITが有るかどうかが確認される
(ステップS4)。
されると、図10に示すトラック0、1、9997、9
998のDDSセクタ#0、#1、#2、#3の内容を
読み(トラック0、1、9997、9998のいずれか
のトラックのうち、DDSセクタ#0、#1、#2、#
3の内容いずれかが読み取れればよいので、必ずしも全
トラックのDDSセクタを読み取る必要はない。)、D
DSセクタ#0、#1、#2、#3中に上記オフセット
セクタ数NOSのテーブル(オフセットセクタ数情報テ
ーブルという。)OSITが有るかどうかが確認される
(ステップS4)。
【0076】ここでは、光ディスク101がプリピット
が形成されているのみで未だディスクフォーマットの行
われていない、いわゆる生ディスクであるものとする。
そうすると、この生ディスクであることがホストコンピ
ュータ110に伝えられ、ホストコンピュータ110か
らのディスクフォーマットのコマンドの待ち状態に入る
(ステップS5)。
が形成されているのみで未だディスクフォーマットの行
われていない、いわゆる生ディスクであるものとする。
そうすると、この生ディスクであることがホストコンピ
ュータ110に伝えられ、ホストコンピュータ110か
らのディスクフォーマットのコマンドの待ち状態に入る
(ステップS5)。
【0077】ホストコンピュータ110から発行された
ディスクフォーマットコマンドが、ホストインタフェー
ス120、バッファコントローラ124を通じてCPU
121に受け付けられると、CPU121は、ディスク
サーティファイ処理の前にオフセットセクタテーブル情
報テーブルOSITの作成処理を行う(ステップS
6)。
ディスクフォーマットコマンドが、ホストインタフェー
ス120、バッファコントローラ124を通じてCPU
121に受け付けられると、CPU121は、ディスク
サーティファイ処理の前にオフセットセクタテーブル情
報テーブルOSITの作成処理を行う(ステップS
6)。
【0078】すなわち、CPU121は、トラック3
(図9参照)の下面記録面101Bと上面記録面101
Aの物理セクタ番号のずれ(オフセットセクタ数NO
S)を求めるコマンドをサーボコントローラ127に対
して発行する。
(図9参照)の下面記録面101Bと上面記録面101
Aの物理セクタ番号のずれ(オフセットセクタ数NO
S)を求めるコマンドをサーボコントローラ127に対
して発行する。
【0079】このコマンドにより、サーボコントローラ
127は、図3に示す上下記録面101A、110Bの
トラック3に光ピックアップ129、130をシークさ
せ、まず、光ピックアップ129により下面記録面10
1Bの物理セクタ番号0=00を捜す。その後、物理セ
クタ01、02、…と物理セクタを通過する毎に1カウ
ントアップしながら、光ピックアップ130により上面
記録面101Aの物理セクタ番号0を捜す。
127は、図3に示す上下記録面101A、110Bの
トラック3に光ピックアップ129、130をシークさ
せ、まず、光ピックアップ129により下面記録面10
1Bの物理セクタ番号0=00を捜す。その後、物理セ
クタ01、02、…と物理セクタを通過する毎に1カウ
ントアップしながら、光ピックアップ130により上面
記録面101Aの物理セクタ番号0を捜す。
【0080】下面記録面101Bの物理セクタ番号00
からサーボコントローラ127内のカウンタによりカウ
ントを開始し、上面記録面101Aの物理セクタ番号0
0を捜した時点でカウントを終了する。このカウント値
(計数値)をオフセットセクタ数NOSとしてCPU1
21に供給する。図3の場合のオフセットセクタ数NO
Sは10になる。
からサーボコントローラ127内のカウンタによりカウ
ントを開始し、上面記録面101Aの物理セクタ番号0
0を捜した時点でカウントを終了する。このカウント値
(計数値)をオフセットセクタ数NOSとしてCPU1
21に供給する。図3の場合のオフセットセクタ数NO
Sは10になる。
【0081】図4A及び図4Bは、それぞれ、このカウ
ント値を基にRAM122内に作成された上面オフセッ
トセクタ数情報テーブルOSITUと下面オフセットセ
クタ数情報テーブルOSITRの構成を示している。
ント値を基にRAM122内に作成された上面オフセッ
トセクタ数情報テーブルOSITUと下面オフセットセ
クタ数情報テーブルOSITRの構成を示している。
【0082】この光ディスク101は、例えば、本出願
人による特願平4−317223号明細書に開示された
CLV方式でフォーマットされた光ディスクであり、光
ディスク101の半径位置に応じて、仮想ゾーン0〜4
に区分し、区分された各仮想ゾーンを記録再生するに際
し、半径方向の内側から外側に向かって、各仮想ゾーン
毎に周波数が階段状に高くなる異なる記録再生クロック
(データ転送クロック)を使用するとともに、各仮想ゾ
ーン内では半径の増加に応じて回転数を減少させるよう
にして、線記録密度一定の記録再生を行うことができる
ようにしたものである。
人による特願平4−317223号明細書に開示された
CLV方式でフォーマットされた光ディスクであり、光
ディスク101の半径位置に応じて、仮想ゾーン0〜4
に区分し、区分された各仮想ゾーンを記録再生するに際
し、半径方向の内側から外側に向かって、各仮想ゾーン
毎に周波数が階段状に高くなる異なる記録再生クロック
(データ転送クロック)を使用するとともに、各仮想ゾ
ーン内では半径の増加に応じて回転数を減少させるよう
にして、線記録密度一定の記録再生を行うことができる
ようにしたものである。
【0083】図5は、そのようにゾーニングされた光デ
ィスク101を示している。
ィスク101を示している。
【0084】図4Aから分かるようにゾーン番号(ゾー
ン)0のスタートトラック番号は0003であり、スト
ップトラック番号は1998である。そして、スタート
トラック0003のオフセットセクタ数NOSは図3か
ら分かるように10である。同様にして検出したゾーン
番号1(トラック番号2000〜3998)のスタート
トラック2000のオフセットセクタ数NOSは11で
あるとする。以下、同様に、ゾーン番号2(トラック番
号4000〜5998)のスタートトラック4000の
オフセットセクタ数NOSは9、ゾーン番号3(トラッ
ク番号6000〜7998)のスタートトラック600
0のオフセットセクタ数NOSは10、ゾーン番号4
(トラック番号8000〜9998)のスタートトラッ
ク8000のオフセットセクタ数NOSは10であると
する。
ン)0のスタートトラック番号は0003であり、スト
ップトラック番号は1998である。そして、スタート
トラック0003のオフセットセクタ数NOSは図3か
ら分かるように10である。同様にして検出したゾーン
番号1(トラック番号2000〜3998)のスタート
トラック2000のオフセットセクタ数NOSは11で
あるとする。以下、同様に、ゾーン番号2(トラック番
号4000〜5998)のスタートトラック4000の
オフセットセクタ数NOSは9、ゾーン番号3(トラッ
ク番号6000〜7998)のスタートトラック600
0のオフセットセクタ数NOSは10、ゾーン番号4
(トラック番号8000〜9998)のスタートトラッ
ク8000のオフセットセクタ数NOSは10であると
する。
【0085】この場合、図4Bのオフセットセクタ数N
OSの欄に示すように、下面記録面1Bが基準であるの
で、下面記録面101Bに係わるオフセットセクタ数N
OSは、全ゾーンで0値になっている。
OSの欄に示すように、下面記録面1Bが基準であるの
で、下面記録面101Bに係わるオフセットセクタ数N
OSは、全ゾーンで0値になっている。
【0086】後に説明するように、以降の光ディスク1
01に対する記録再生の際には、このオフセットセクタ
数NOSが上面記録面101Aの物理セクタ番号に加算
される。
01に対する記録再生の際には、このオフセットセクタ
数NOSが上面記録面101Aの物理セクタ番号に加算
される。
【0087】このようにして光ディスク101の全面に
対するオフセットセクタ数情報テーブルOSITU、O
SITRを作成して、RAM22に格納した後、ディス
クサーティファイ処理を行う(ステップS7)。
対するオフセットセクタ数情報テーブルOSITU、O
SITRを作成して、RAM22に格納した後、ディス
クサーティファイ処理を行う(ステップS7)。
【0088】このディスクサーティファイ処理は、RA
M122に格納されているオフセットセクタ数情報テー
ブルOSITU、OSITRをも参照しながら行うが、
アドレス指定処理以外は、すでに説明しているので簡単
に説明する。ここで、光ディスクドライブ111がMO
ディスクドライブである場合、CPU121は、光ディ
スク101の両面のデフェクトセクタを検出するための
データをデータバッファ125に書き込む。
M122に格納されているオフセットセクタ数情報テー
ブルOSITU、OSITRをも参照しながら行うが、
アドレス指定処理以外は、すでに説明しているので簡単
に説明する。ここで、光ディスクドライブ111がMO
ディスクドライブである場合、CPU121は、光ディ
スク101の両面のデフェクトセクタを検出するための
データをデータバッファ125に書き込む。
【0089】CPU121は、サーボコントローラ12
7に対して下面記録面101Bについてはトラック3の
セクタ0から、上面記録面101Aについてはトラック
3のセクタ(0+オフセットセクタ数NOS=0+1
0)から、一定セクタ分に対する書き込みを指示すると
ともに、同時にデータバッファ125に対して上記チェ
ックするためのデータをドライブインタフェース126
に供給し、かつドライブインタフェース126に対して
光ディスク101に対する書き込み指示を与える。
7に対して下面記録面101Bについてはトラック3の
セクタ0から、上面記録面101Aについてはトラック
3のセクタ(0+オフセットセクタ数NOS=0+1
0)から、一定セクタ分に対する書き込みを指示すると
ともに、同時にデータバッファ125に対して上記チェ
ックするためのデータをドライブインタフェース126
に供給し、かつドライブインタフェース126に対して
光ディスク101に対する書き込み指示を与える。
【0090】ドライブインタフェース126は、ストラ
イピング処理を行うために、バッファコントローラ12
4を通じて送られてくるチェックのためのデータを1セ
クタ毎にマルチプレクサ134を切り換えて、上下面用
のFIFO131、132に振り分ける。このFIFO
131、132を通じて光ピックアップ129、130
により光ディスク101の上下記録面101A、101
B同時にデータが書き込まれる。
イピング処理を行うために、バッファコントローラ12
4を通じて送られてくるチェックのためのデータを1セ
クタ毎にマルチプレクサ134を切り換えて、上下面用
のFIFO131、132に振り分ける。このFIFO
131、132を通じて光ピックアップ129、130
により光ディスク101の上下記録面101A、101
B同時にデータが書き込まれる。
【0091】上記一定セクタ分の書き込みが終了した時
点で、CPU121によるデータ制御の流れとしては逆
方向にあたるリードコマンドを同じセクタ(下面記録面
101Bはトラック3のセクタ0、上面記録面101A
についてはトラック3のセクタ10)から同じ一定セク
タ分それぞれ指示する。このリードの結果が正常であれ
ば、次のセクタから同様にライトとリードを繰り返し、
すなわち、ライト&ベリファイ動作を行い、ゾーン0の
最終セクタ(図4例では、トラック1998のセクタ2
4)まで行う。途中でエラー(デフェクト)が発見され
た場合には、そのエラーセクタ(デフェクトセクタ)に
対しての交替セクタとして次のセクタ番号のセクタを指
示するSSA処理を行うとともに、その情報をRAM1
22のPDL対応箇所にメモリする。
点で、CPU121によるデータ制御の流れとしては逆
方向にあたるリードコマンドを同じセクタ(下面記録面
101Bはトラック3のセクタ0、上面記録面101A
についてはトラック3のセクタ10)から同じ一定セク
タ分それぞれ指示する。このリードの結果が正常であれ
ば、次のセクタから同様にライトとリードを繰り返し、
すなわち、ライト&ベリファイ動作を行い、ゾーン0の
最終セクタ(図4例では、トラック1998のセクタ2
4)まで行う。途中でエラー(デフェクト)が発見され
た場合には、そのエラーセクタ(デフェクトセクタ)に
対しての交替セクタとして次のセクタ番号のセクタを指
示するSSA処理を行うとともに、その情報をRAM1
22のPDL対応箇所にメモリする。
【0092】ここで、SSA処理を行ったときの、デフ
ェクトセクタのPDLリストの一例について説明する。
図3において、トラック3の下面記録面101Bのセク
タ15がデフェクトセクタ(図面中、符号15(X)と
して表している。)の場合、上面記録面101Aの対応
するセクタ05は、ディスクフォーマット処理後に行わ
れるLRA処理の交替セクタとして確保しておく。同様
に、トラック3の上面記録面101Aのセクタ09がデ
フェクトセクタ09(X)であった場合、下面記録面1
01Bに対応する上面記録面101Aのセクタ19をL
RA処理の交替セクタとして確保しておく。
ェクトセクタのPDLリストの一例について説明する。
図3において、トラック3の下面記録面101Bのセク
タ15がデフェクトセクタ(図面中、符号15(X)と
して表している。)の場合、上面記録面101Aの対応
するセクタ05は、ディスクフォーマット処理後に行わ
れるLRA処理の交替セクタとして確保しておく。同様
に、トラック3の上面記録面101Aのセクタ09がデ
フェクトセクタ09(X)であった場合、下面記録面1
01Bに対応する上面記録面101Aのセクタ19をL
RA処理の交替セクタとして確保しておく。
【0093】図6はこのように処理した場合のRAM1
22に作成されるPDLテーブルをそれぞれ示してい
る。図6Aは、上面記録面101Aに対応するPDLテ
ーブルPDLUであり、図6Bは、下面記録面101B
に対応するPDLテーブルPDLRである。図6A及び
図6Bから分かるように、例えば、下面記録面101B
のデフェクトセクタ番号15のセクタがアトリビュート
(属性)情報がデフェクトセクタであることを示す1バ
イトのアトリビュート「1」が付けられてメモリされ、
対応する上面記録面101Aのデフェクトセクタ番号0
5のセクタは、未使用であって交替セクタであることを
表すアトリビュート「2」が付けられてメモリされてい
る。なお、アトリビュートとしては、「1」のデフェク
ト、「2」の未使用交替の他、「3」の使用済み交替
(実際に交替エリアとして使用されている状態)が決め
られている。
22に作成されるPDLテーブルをそれぞれ示してい
る。図6Aは、上面記録面101Aに対応するPDLテ
ーブルPDLUであり、図6Bは、下面記録面101B
に対応するPDLテーブルPDLRである。図6A及び
図6Bから分かるように、例えば、下面記録面101B
のデフェクトセクタ番号15のセクタがアトリビュート
(属性)情報がデフェクトセクタであることを示す1バ
イトのアトリビュート「1」が付けられてメモリされ、
対応する上面記録面101Aのデフェクトセクタ番号0
5のセクタは、未使用であって交替セクタであることを
表すアトリビュート「2」が付けられてメモリされてい
る。なお、アトリビュートとしては、「1」のデフェク
ト、「2」の未使用交替の他、「3」の使用済み交替
(実際に交替エリアとして使用されている状態)が決め
られている。
【0094】なお、図4A、図4Bから分かるように、
あるゾーンと次のゾーンとの間のトラック、例えば、ゾ
ーン0とゾーン1との間のトラック1999を使用しな
いで飛ばしているのは、上下記録面101A、101B
のオフセットセクタ分を吸収するためである(図3に示
すように、上下記録面101A、101Bでは、同一の
物理セクタ番号を有するセクタの区間が、通常、丁度1
セクタ分ずれているということはなく、1セクタをいわ
ゆる捨てセクタとするためである)。
あるゾーンと次のゾーンとの間のトラック、例えば、ゾ
ーン0とゾーン1との間のトラック1999を使用しな
いで飛ばしているのは、上下記録面101A、101B
のオフセットセクタ分を吸収するためである(図3に示
すように、上下記録面101A、101Bでは、同一の
物理セクタ番号を有するセクタの区間が、通常、丁度1
セクタ分ずれているということはなく、1セクタをいわ
ゆる捨てセクタとするためである)。
【0095】なお、実際上、1つのゾーン内の後半部分
では、例えば、スタートトラック番号0003のときオ
フセットセクタ数NOSが10セクタであっても、CL
V方式のディスクである場合には、ストップトラック番
号1998に近い部分では、そのオフセットセットセク
タ数NOSが増減する可能性があるが、これに対して
は、FIFO131、132をそれぞれ2セクタ分持っ
ているので、最大±2セクタ分ずれても対応することが
できるようになっている。一般に、製造上のずれは、1
つのゾーン内において最大±2セクタ分程度以内の抑え
られる(そのように1つのゾーンの大きさを決めてもよ
い。)。
では、例えば、スタートトラック番号0003のときオ
フセットセクタ数NOSが10セクタであっても、CL
V方式のディスクである場合には、ストップトラック番
号1998に近い部分では、そのオフセットセットセク
タ数NOSが増減する可能性があるが、これに対して
は、FIFO131、132をそれぞれ2セクタ分持っ
ているので、最大±2セクタ分ずれても対応することが
できるようになっている。一般に、製造上のずれは、1
つのゾーン内において最大±2セクタ分程度以内の抑え
られる(そのように1つのゾーンの大きさを決めてもよ
い。)。
【0096】RAM122のPDL対応箇所にメモリし
た後、ゾーン4のストップトラック番号9998までの
ライト&ベリファイ処理を繰り返してPDLテーブルの
作成を完了する(ステップS7終了)。
た後、ゾーン4のストップトラック番号9998までの
ライト&ベリファイ処理を繰り返してPDLテーブルの
作成を完了する(ステップS7終了)。
【0097】CPU121は、この完了時点、言い換え
れば、光ディスク101の全てのユーザエリアUEとス
ペアエリアSEを含む部分をチェックした時点で、図9
に示したように、RAM122に格納してあるチェック
結果を光ディスクDDS#0〜#3、PDL#0〜#
3、SDL#0〜#3のそれぞれ4箇所に書き込む。こ
のとき、DDS#0〜#3にはRAM122に格納して
あるオフセットセクタ数情報テーブルOSITU、OS
ITRの内容も同時に書き込まれる(ステップS8)。
れば、光ディスク101の全てのユーザエリアUEとス
ペアエリアSEを含む部分をチェックした時点で、図9
に示したように、RAM122に格納してあるチェック
結果を光ディスクDDS#0〜#3、PDL#0〜#
3、SDL#0〜#3のそれぞれ4箇所に書き込む。こ
のとき、DDS#0〜#3にはRAM122に格納して
あるオフセットセクタ数情報テーブルOSITU、OS
ITRの内容も同時に書き込まれる(ステップS8)。
【0098】なお、ステップS6〜S8は光ディスク1
01がMOディスクであるとしての説明であるが、光デ
ィスク101がWORMディスクであるとしても既に説
明したディスクサーティファイ処理及び上述と同様のオ
フセットセクタ数情報テーブルの作成処理、PDLテー
ブル作成処理が行われる。
01がMOディスクであるとしての説明であるが、光デ
ィスク101がWORMディスクであるとしても既に説
明したディスクサーティファイ処理及び上述と同様のオ
フセットセクタ数情報テーブルの作成処理、PDLテー
ブル作成処理が行われる。
【0099】次に、ステップS9に示すように、ディス
クフォーマットコマンド以外の通常のコマンド、例え
ば、リードコマンド又はライト&ベリファイコマンド等
の待ち状態に入る。
クフォーマットコマンド以外の通常のコマンド、例え
ば、リードコマンド又はライト&ベリファイコマンド等
の待ち状態に入る。
【0100】そして、例えば、ホストコンピュータ11
0からリードコマンドが発行された場合について説明す
る。
0からリードコマンドが発行された場合について説明す
る。
【0101】この場合、CPU121には、すでにRA
M122に光ディスク101のDDSセクタ、PDLセ
クタ及びSDLセクタに書き込まれている内容が保持さ
れているので、CPU121はリードコマンドに係る論
理セクタアドレスをオフセットセクタ数情報テーブルO
SITU、OSITR及びPDLテーブルPDLU、P
DLRに基づき光ディスク101上の物理セクタアドレ
スに変換する(ステップS10)。
M122に光ディスク101のDDSセクタ、PDLセ
クタ及びSDLセクタに書き込まれている内容が保持さ
れているので、CPU121はリードコマンドに係る論
理セクタアドレスをオフセットセクタ数情報テーブルO
SITU、OSITR及びPDLテーブルPDLU、P
DLRに基づき光ディスク101上の物理セクタアドレ
スに変換する(ステップS10)。
【0102】次に、バッファコントローラ124に対
し、リードデータをドライブインタフェース126を通
じて受け付ける状態にする(ステップS11)。
し、リードデータをドライブインタフェース126を通
じて受け付ける状態にする(ステップS11)。
【0103】そして、サーボコントローラ127に対し
て光ピックアップ129、130を通じて上記物理セク
タアドレスに変換された指定セクタからの読み出しを指
示する(ステップS12)。
て光ピックアップ129、130を通じて上記物理セク
タアドレスに変換された指定セクタからの読み出しを指
示する(ステップS12)。
【0104】次に、指定セクタのリードデータが光ピッ
クアップ129、130によって読み出され、下面記録
面101Bに係わるリードデータがFIFO131を通
じて上面記録面101Aに係わるデータがFIFO13
2を通じ、マルチプレクサ134を介して、論理セクタ
アドレス順に、順次、データバッファ125のメモリエ
リアにリードデータがメモリされる(ステップS1
2)。
クアップ129、130によって読み出され、下面記録
面101Bに係わるリードデータがFIFO131を通
じて上面記録面101Aに係わるデータがFIFO13
2を通じ、マルチプレクサ134を介して、論理セクタ
アドレス順に、順次、データバッファ125のメモリエ
リアにリードデータがメモリされる(ステップS1
2)。
【0105】そして、指定セクタの全リードデータがデ
ータバッファ125に蓄えられた後、バッファコントロ
ーラ124でECC(エラー訂正コード)のデコードが
行われてホストコンピュータ110に戻される(ステッ
プS13)。
ータバッファ125に蓄えられた後、バッファコントロ
ーラ124でECC(エラー訂正コード)のデコードが
行われてホストコンピュータ110に戻される(ステッ
プS13)。
【0106】このように、上記実施例によれば、図3に
示すように、光ディスク101の両面記録面101A、
101Bそれぞれについてのディスクサーティファイ処
理を行い、下面記録面101Bに記録されているある物
理セクタ番号「00」(図3中には表われていない)が
記録されているセクタの位置と下面記録面101Bのあ
る物理セクタ番号「00」と同一の番号「00」の物理
セクタ番号「00」が記録されている上面記録面101
A上のセクタの位置とのずれ(図3例では10セクタ分
のずれ)を検出し、そのずれをオフセットセクタ数(オ
フセットセクタ量)NOSとして、光ディスク101の
DDSセクタに記録しておくようにしている。
示すように、光ディスク101の両面記録面101A、
101Bそれぞれについてのディスクサーティファイ処
理を行い、下面記録面101Bに記録されているある物
理セクタ番号「00」(図3中には表われていない)が
記録されているセクタの位置と下面記録面101Bのあ
る物理セクタ番号「00」と同一の番号「00」の物理
セクタ番号「00」が記録されている上面記録面101
A上のセクタの位置とのずれ(図3例では10セクタ分
のずれ)を検出し、そのずれをオフセットセクタ数(オ
フセットセクタ量)NOSとして、光ディスク101の
DDSセクタに記録しておくようにしている。
【0107】このため、リード/ライトするに際し、こ
のDDSセクタに記録されているオフセットセクタ数を
参照することにより(図7のフローチャート上ステップ
S3及びステップS4の判断が「YES」)、光ディス
ク101の上下面のセクタ番号が一致していない光ディ
スク101に対して容易に両面同時アクセスを行うこと
が可能になる。これによれば、両面同時アクセスを行う
ための光ディスク101の両面の物理セクタ番号が一致
していなくてもよいので、両面光ディスク101をロー
コストに製造できる。
のDDSセクタに記録されているオフセットセクタ数を
参照することにより(図7のフローチャート上ステップ
S3及びステップS4の判断が「YES」)、光ディス
ク101の上下面のセクタ番号が一致していない光ディ
スク101に対して容易に両面同時アクセスを行うこと
が可能になる。これによれば、両面同時アクセスを行う
ための光ディスク101の両面の物理セクタ番号が一致
していなくてもよいので、両面光ディスク101をロー
コストに製造できる。
【0108】この実施例が適用される光ディスクのフォ
ーマットはCAV方式でも、CLV方式でもよい。ゾー
ンCLV方式の場合には、大記憶容量、高速アクセス性
が同時に満足される。
ーマットはCAV方式でも、CLV方式でもよい。ゾー
ンCLV方式の場合には、大記憶容量、高速アクセス性
が同時に満足される。
【0109】また、上記実施例によれば、図3及び図6
を参照しながら説明したように、ディスクサーティファ
イ動作において、一方の面でデフェクトセクタが検出さ
れた場合、そのデフェクトセクタについてスリッピング
アルゴリズムを適用するとともに、そのデフェクトセク
タの物理セクタ番号と同一の物理セクタ番号が記録され
ている他方の面のそのセクタを交替セクタにするように
している。このため、光ディスクの上下面のセクタ番号
が一致している光ディスク1及び一致していない光ディ
スク101に対してSSA処理を適用することが可能に
なるとともに、両面同時アクセスによる高速データ転送
が実現できる。また、その際、デフェクトセクタの反対
面のセクタを交替セクタとしたので、無駄なセクタが発
生しなくなり、言い換えれば、記憶容量をデフェクトセ
クタ以外に低減することがなくなる。この場合、ランダ
ムに交替セクタを発生させることができ、この交替セク
タをも使用することで、アクセスの比較的高速化が図れ
る。
を参照しながら説明したように、ディスクサーティファ
イ動作において、一方の面でデフェクトセクタが検出さ
れた場合、そのデフェクトセクタについてスリッピング
アルゴリズムを適用するとともに、そのデフェクトセク
タの物理セクタ番号と同一の物理セクタ番号が記録され
ている他方の面のそのセクタを交替セクタにするように
している。このため、光ディスクの上下面のセクタ番号
が一致している光ディスク1及び一致していない光ディ
スク101に対してSSA処理を適用することが可能に
なるとともに、両面同時アクセスによる高速データ転送
が実現できる。また、その際、デフェクトセクタの反対
面のセクタを交替セクタとしたので、無駄なセクタが発
生しなくなり、言い換えれば、記憶容量をデフェクトセ
クタ以外に低減することがなくなる。この場合、ランダ
ムに交替セクタを発生させることができ、この交替セク
タをも使用することで、アクセスの比較的高速化が図れ
る。
【0110】さらに、上記実施例によれば、WORM
(WO)ディスクにSSA処理を適用することができる
ので、WORMディスクドライブのアクセスの高速化が
図れる。
(WO)ディスクにSSA処理を適用することができる
ので、WORMディスクドライブのアクセスの高速化が
図れる。
【0111】なお、この発明は上記の実施例に限らずこ
の発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得る
ことはもちろんである。
の発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得る
ことはもちろんである。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、記録面が両面に形成されている光ディスク(両面光
ディスク)の両面それぞれの記録面についてのディスク
サーティファイ動作を行い、記録面の上面に記録されて
いる物理セクタ番号が記録されているセクタの位置と記
録面の下面に記録されている上記物理セクタ番号と同一
の番号の物理セクタ番号が記録されているセクタの位置
とのずれを検出し、そのずれをオフセットセクタ量とし
て、上記光ディスクの所定のエリアに記録しておくよう
にしている。このため、リード/ライトするに際し、こ
の所定エリアに記録されているオフセットセクタ量を参
照することにより、光ディスクの上下面のセクタ番号が
一致していない光ディスクに対して容易に両面同時アク
セスが可能になるという効果が達成される。
ば、記録面が両面に形成されている光ディスク(両面光
ディスク)の両面それぞれの記録面についてのディスク
サーティファイ動作を行い、記録面の上面に記録されて
いる物理セクタ番号が記録されているセクタの位置と記
録面の下面に記録されている上記物理セクタ番号と同一
の番号の物理セクタ番号が記録されているセクタの位置
とのずれを検出し、そのずれをオフセットセクタ量とし
て、上記光ディスクの所定のエリアに記録しておくよう
にしている。このため、リード/ライトするに際し、こ
の所定エリアに記録されているオフセットセクタ量を参
照することにより、光ディスクの上下面のセクタ番号が
一致していない光ディスクに対して容易に両面同時アク
セスが可能になるという効果が達成される。
【0113】この結果、両面光ディスクを作成する際、
従来の製造方法と同じように、上下面の物理セクタ番号
を一致させる作業が不要であり、そのようなラフに製造
される、言い換えれば、製造コストの低い両面光ディス
クを用いても両面同時アクセスによる高速のデータの転
送が可能になるという派生的な効果が達成される。この
発明は、例えば、CLVフォーマットの両面MOディス
ク又は両面WORMディスクに適用して好適である。
従来の製造方法と同じように、上下面の物理セクタ番号
を一致させる作業が不要であり、そのようなラフに製造
される、言い換えれば、製造コストの低い両面光ディス
クを用いても両面同時アクセスによる高速のデータの転
送が可能になるという派生的な効果が達成される。この
発明は、例えば、CLVフォーマットの両面MOディス
ク又は両面WORMディスクに適用して好適である。
【0114】また、この発明によれば、上記ディスクサ
ーティファイ動作において、一方の面でデフェクトセク
タが検出された場合、そのデフェクトセクタについてス
リッピングアルゴリズムを適用するとともに、そのデフ
ェクトセクタの物理セクタ番号と同一の物理セクタ番号
が記録されている他方の面のそのセクタを交替セクタに
するようにしている。このため、光ディスクの上下面の
セクタ番号が一致している光ディスク及び一致していな
い光ディスクに対してSSA処理を適用することが可能
になる。したがって、例えば、両面WORMディスクに
SSA処理を適用して両面同時アクセスによる高速のデ
ータの転送が可能になるという効果が達成される。
ーティファイ動作において、一方の面でデフェクトセク
タが検出された場合、そのデフェクトセクタについてス
リッピングアルゴリズムを適用するとともに、そのデフ
ェクトセクタの物理セクタ番号と同一の物理セクタ番号
が記録されている他方の面のそのセクタを交替セクタに
するようにしている。このため、光ディスクの上下面の
セクタ番号が一致している光ディスク及び一致していな
い光ディスクに対してSSA処理を適用することが可能
になる。したがって、例えば、両面WORMディスクに
SSA処理を適用して両面同時アクセスによる高速のデ
ータの転送が可能になるという効果が達成される。
【図1】この発明による光ディスク装置の一実施例が適
用された両面同時アクセス光ディスクドライブの構成を
示すブロック図である。
用された両面同時アクセス光ディスクドライブの構成を
示すブロック図である。
【図2】図1例の光ディスクドライブのうち、ドライブ
インタフェースの1部の詳細な構成を示す回路図であ
る。
インタフェースの1部の詳細な構成を示す回路図であ
る。
【図3】上下記録面の物理セクタ番号がオフセットを持
っている光ディスクの例を示す線図である。
っている光ディスクの例を示す線図である。
【図4】Aは上面記録面に係るオフセットセクタ数情報
テーブルの内容を示す線図である。Bは下面記録面に係
るオフセットセクタ数情報テーブルの内容を示す線図で
ある。
テーブルの内容を示す線図である。Bは下面記録面に係
るオフセットセクタ数情報テーブルの内容を示す線図で
ある。
【図5】ゾーニングされた光ディスクの構成を示す線図
である。
である。
【図6】Aは上面記録面に係るPDLテーブルの内容を
示す線図である。Bは下面記録面に係るPDLテーブル
の内容を示す線図である。
示す線図である。Bは下面記録面に係るPDLテーブル
の内容を示す線図である。
【図7】図1例の光ディスクドライブの動作説明に供さ
れるフローチャートである。
れるフローチャートである。
【図8】Aは光ディスクの上面記録面の物理セクタの構
成を示す線図である。Bは光ディスクの下面記録面の物
理セクタの構成を示す線図である。Cは論理セクタと物
理セクタの対応関係の説明に供される線図である。
成を示す線図である。Bは光ディスクの下面記録面の物
理セクタの構成を示す線図である。Cは論理セクタと物
理セクタの対応関係の説明に供される線図である。
【図9】実施例の前提となる片面アクセス光ディスクド
ライブの構成を示すブロック図である。
ライブの構成を示すブロック図である。
【図10】光ディスクの物理セクタを割当の説明に供さ
れる線図である。
れる線図である。
101 両面に記録面を有する光ディスク 101A 上面記録面 101B 下面記録面 111 光ディスクドライブ OSITU 上面オフセットセクタ数情報テーブル OSTIR 下面オフセットセクタ数情報テーブル PDLU 上面PDLテーブル PDLR 下面PDLテーブル
Claims (4)
- 【請求項1】 記録面が両面に形成されている光ディス
クのその両面記録面のそれぞれに対向して光ピックアッ
プが配置されている光ディスク装置において、 両面それぞれの記録面についてのディスクサーティファ
イ動作を行い、ある物理セクタ番号が記録されている上
記記録面上のセクタの位置と、上記ある物理セクタ番号
と同一の番号の物理セクタ番号が記録されている下面記
録面上のセクタの位置とのずれを検出し、そのずれをオ
フセットセクタ量として、上記光ディスクの所定のエリ
アに記録しておくようにしたことを特徴とする光ディス
ク装置。 - 【請求項2】 上記ディスクサーティファイ動作におい
て、一方の面でデフェクトセクタが検出された場合、そ
のデフェクトセクタについてスリッピングアルゴリズム
を適用するとともに、そのデフェクトセクタの物理セク
タ番号と同一の物理セクタ番号が記録されている他方の
面のそのセクタを交替セクタにすることを特徴とする請
求項1記載の光ディスク装置。 - 【請求項3】 上記光ディスクがCLV方式でフォーマ
ットされた光ディスクであることを特徴とする請求項1
又は請求項2に記載の光ディスク装置。 - 【請求項4】 上記光ディスクがMOディスク又はWO
ディスクであることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2692294A JPH07235140A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2692294A JPH07235140A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07235140A true JPH07235140A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12206687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2692294A Pending JPH07235140A (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07235140A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8441902B2 (en) | 2009-03-02 | 2013-05-14 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Optical information recording/reproducing device, optical information reproducing device, and optical information recording medium |
-
1994
- 1994-02-24 JP JP2692294A patent/JPH07235140A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8441902B2 (en) | 2009-03-02 | 2013-05-14 | Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. | Optical information recording/reproducing device, optical information reproducing device, and optical information recording medium |
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