JPH07235077A - 光ディスク、ディスクケース及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク、ディスクケース及び光ディスク装置

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JPH07235077A
JPH07235077A JP6021447A JP2144794A JPH07235077A JP H07235077 A JPH07235077 A JP H07235077A JP 6021447 A JP6021447 A JP 6021447A JP 2144794 A JP2144794 A JP 2144794A JP H07235077 A JPH07235077 A JP H07235077A
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Masayuki Inoue
雅之 井上
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Naoki Mori
直樹 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクのROM領域とRAM領域とから
良好な情報信号を得ることができ、かつ安定したトラッ
キング誤差信号を検出できるようにする。 【構成】 RAM領域2では、ガイド溝4が設けられ、
追記信号である第1の情報信号5は光磁気信号として、
識別信号である第2の情報信号6は凹凸のピット列で夫
々ガイド溝4間に記録されている。ROM領域3では、
ガイド溝が設けられておらず、読出し専用の信号である
第3の情報信号が凹凸のピット列で記録されている。こ
こで、ガイド溝4の溝深さと第3の情報信号のピットの
深さはともに、読取り光スポットの波長λに対して、λ
/8とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録再生可能領域と再
生専用領域とを有する光ディスクと、該光ディスクを収
納するディスクケースと、該光ディスクで情報信号を記
録,再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトディスクなどの再生専
用光ディスクに比べて利便性ある大容量ファイルとなる
ものとして、予め情報信号が記録され、この情報信号を
読み出すことしかできない再生専用領域(以下、ROM
領域という)と、情報信号の新たな追記または書換えを
可能とする記録再生可能領域(以下、RAM領域とい
う)とを有する光ディスクが提案されている。かかる光
ディスクの一例が特開平2−239440号公報に開示
されているが、この光ディスクでは、RAM領域の光学
的情報記録層として遷移金属と希土類金属の合金からな
る光磁気膜が用いられている。
【0003】以下、この光ディスクについて図14及び
図15により説明する。但し、図15はこの光ディスク
の記録面を示す平面図であって、200は光ディスク、
201はRAM領域、202はROM領域である。ま
た、図14は図15におけるRAM領域201とROM
領域との境界部分を拡大して示す斜視図であり、203
は記録ピット、204はガイド溝、206は記録ピット
であり、図14に対応する部分には同一符号を付けてい
る。
【0004】図14において、光ディスク200の内周
部にROM領域202が、外周部にRAM領域201が
夫々設けられてある。
【0005】RAM領域201には、光ヘッドから照射
される光スポットを情報信号が記録されるトラック(以
下、情報トラックという)に正確に位置合わせするため
の、いわゆるトラッキング制御用のガイド溝204が螺
旋状に設けられており、追記される情報信号はこれらガ
イド溝204間の光磁気膜に磁気の方向の違いによる記
録ピット205(図示せず)として記録される。これに
より、情報信号をガイド溝204上に記録するのに対し
て情報信号の信号品質の向上を図っている。また、情報
トラックの位置または情報トラック内の記録情報位置な
どを識別するための識別信号も、ガイド溝204間に凹
凸ピット203として予め記録されている。
【0006】一方、ROM領域202には、RAM領域
201でのようなトラッキング制御用のガイド溝204
は設けられておらず、情報信号が凹凸状の一連のピット
206の列として予め記録されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の光
ディスクでは、ROM領域やRAM領域における凹凸ピ
ットの形状や、トラッキング用のガイド溝の形状,深さ
などについては配慮されていない。ROM領域の凹凸ピ
ットやガイド溝の形状は、ROM領域の情報信号の品質
ばかりでなく、ROM領域やRAM領域に記録されてい
る情報信号を正確に再生するために必要なサ−ボ信号の
品質に多大な影響を与える。このため、上記従来の光デ
ィスクでは、光ディスクから良好なサ−ボ信号を得るこ
とができず、その結果、光ディスク上のROM領域やR
AM領域から情報信号を正確に再生することができない
という問題があった。
【0008】また、光ディスクとしても、光学的情報記
録層の材料の種類や線速度などが異なるものがあり、こ
のような種類が異なる光ディスクでも、同じ光ディスク
装置で扱うことができるようにすることが望ましい。し
かし、異なる種類の光ディスクを使用する場合、まず、
使用される光ディススクがどのようなパワーの光スポッ
トでどのような線速度で動作させたらよいか判定する必
要があり、このため、光ディスクを収納したディスクケ
ースが光ディスク装置に装着されると、光ディスクに光
スポットを照射してROM領域での再生動作を行ない、
これによって光ディスクの種類を判定することが従来行
なわれている。
【0009】しかし、このような方法によると、光ディ
スクの光学的情報記録層によっては光スポットのパワー
が強すぎて、予め記録されている情報を破壊してしまう
おそれがあった。
【0010】本発明の第1の目的は、かかる問題を解消
し、サ−ボ信号を良好に得ることができ、この結果、情
報信号を良好に再生することができるROM領域とRA
M領域とを有する光ディスクを提供することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、光ディスクに既に
記録されている情報に影響を与えることなく、光ディス
クの種類を判定できるようにしたディスクケース及び光
ディスク装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明による光ディスクは、RAM領域に
は、ガイド溝が設けられて該ガイド溝間に凹凸ピット列
として第1の情報信号を予め記録するとともに該ガイド
溝間に第2の情報信号を追記可能とし、ROM領域に
は、凹凸ピット列として第3の情報信号を予め記録し、
該第3の情報信号の凹凸ピットの深さと該ガイド溝の深
さとを等しくする。
【0013】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明による光ディスクは、RAM領域には、ガイド溝
が設けられて該ガイド溝間に凹凸ピット列として第1の
情報信号を予め記録するとともに該ガイド溝間に第2の
情報信号を追記可能とし、該第1の情報信号の凹凸ピッ
ト列が該ガイド溝の延長線上に形成されている。
【0014】上記第2の目的を達成するために、本発明
によるディスクケ−スは、これに収納される光ディスク
の種類を判別をするための判別部材を設ける。
【0015】たことを特徴とするディスクケ−ス。
【0016】また、本発明による光ディスク装置は、上
記ディスクケ−スの判別部材を読み取り、上記光ディス
クの種類を判別する判別手段を少なくとも具備する。
【0017】
【作用】上記本発明による光ディスクでは、RAM領域
でのガイド溝の溝深さとROM領域の第1の情報信号の
凹凸ピットの深さを等しくしているために、いずれも1
つの光スポットを用いて回折光の変化を検出する、いわ
ゆるプッシュプル法でトラッキング誤差信号の検出と情
報信号の再生とを行なうことができる。従って、ROM
領域、RAM領域ともに1つの光スポットを共通に使用
できるから、光ヘッドの光利用率の確保及び部品点数の
削減が可能となる。
【0018】上記本発明による光ディスクでは、光ディ
スクの製造に際し、RAM領域のガイド溝の形成に続け
てROM領域の凹凸ピット列の形成を行なうことができ
る。
【0019】上記本発明によるディスクケースでは、上
記判別部材によってディスクケースに収納されている光
ディスクの種類がわかるようにしている。
【0020】また、上記本発明による光ディスク装置で
は、ディスクケースに設けられて判別部材を判別手段に
よって読み取ることにより、このディスクケースに収納
されている光ディスクに光スポットを照射する前に、こ
の光ディスクの種類を判定することができて、この光デ
ィスクに適合した光スポットのパワーや線速度などの使
用条件を設定することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明による光ディスクの一実施例のRAM
領域とROM領域との境界部分を拡大して示す平面図で
あって、1は光ディスク、2はRAM領域、3はROM
領域、4はトラッキング制御用のガイド溝、5は第1の
情報信号、6は第2の情報信号、7は第3の情報信号、
100はガイド溝4の間の領域である。
【0022】図1において、光ディスク1のRAM領域
2には、ピッチTp1でスパイラル上にトラッキング制
御用のガイド溝4が設けられ、このガイド溝4の間の領
域100に光学的情報記録層としての光磁気層が形成さ
れている。かかる光磁気層にガイド溝4に沿うように光
スポットのトラッキング制御がなされて第1の情報信号
5の情報トラックが形成される。従って、この情報トラ
ックのトラックピッチはTp1である。追記する第1の
情報信号5は、ガイド溝4によってトラッキング制御さ
れる光ヘッドからの第5の情報信号で強度変調された光
スポットと磁場とにより、情報トラック上に第5の情報
信号の“1”,“0”に応じて磁化方向が反転する光磁
気信号として記録される。これにより、第1の情報信号
5をガイド溝4上に記録する場合に比べて、ディスクノ
イズを小さく押えることができ、この結果、記録される
第1の情報信号5の光磁気信号の信号品質が良好にな
る。
【0023】また、情報トラックの番地や情報トラック
内のセクタの番地などを認識するための認識信号や情報
信号を再生するための同期信号などの第2の情報信号6
も、凹凸ピットとしてRAM領域2のガイド溝4の間の
領域100に予め記録されている。
【0024】一方、ROM領域3には、RAM領域2の
ようにはガイド溝が設けられておらず、第3の情報信号
7のみがトラックピッチTp2の情報トラックに凹凸ピ
ットの列として予め記録されている。ガイド溝間に設け
てその間に凹凸ピット列の情報トラックを形成した場合
には、特に、かかる情報トラックのトラックピッチTp
2が狭くなると、次のような問題が生ずる。
【0025】即ち、例えば光ヘッドからのレーザ光を透
過する透過性基板上にガイド溝と凹凸ピットの列を形成
する際、ディスク成型のためのマスター版を作製すると
きは、一般に、ディスク作成用光ヘッドから出射される
別々のレーザ光の強度を変調してガイド溝と凹凸ピット
列とを形成している。このため、ガイド溝部と凹凸ピッ
ト部が接近すると、これらレーザ光が互いに干渉(即
ち、光強度干渉)し、その結果、ガイド溝と凹凸ピット
列が、例えば半径方向に幅広となるなどして、正確に成
型できないという問題である。また、他の問題として
は、トラッキング信号(トラッキング誤差信号、トラッ
キング和信号)の信号レベルが低下するといった問題が
ある。
【0026】これに対し、この実施例では、ROM領域
3にガイド溝を設けないので、トラックピッチTp2を
狭くしても、第3の情報信号7の凹凸ピット列を良好に
成型でき、しかも、かかる凹凸ピット列から良好なトラ
ッキング信号を得ることができるし、この結果、第3の
情報信号7も精度良く再生できる。
【0027】図2(a)は図1での分断線A−Aに沿う
断面図、胴図(b)は図1での分断線B−Bに沿う断面
図である。
【0028】図2(a),(b)において、情報信号の
読取りのための光スポットの波長をλとすると、RAM
領域2でのガイド溝4の溝深さをλ/8、第2の情報信
号6の凹凸ピットの深さをλ/4、ROM領域3での第
3の情報信号7の凹凸ピットの深さをガイド溝4の溝深
さと等しくλ/8とする(但し、これら深さは光学的深
さである)。このように、RAM領域2でのガイド溝4
の深さとROM領域3での凹凸ピットの深さとを等しく
λ/8とすることにより、トラッキング制御方式とし
て、光ディスク1上の読取り光スポットがディスク半径
方向に移動する際の反射光の回折パターンの変化を検出
する方式(即ち、プッシュプル方式)を用いた場合、R
AM領域2,ROM領域3のいずれにおいても、同じ光
スポットでもってトラッキング信号(トラッキング和信
号,トラッキング誤差信号)が良好に得られる。
【0029】この結果、ROM領域3では、ガイド溝を
不要として情報トラックのトラックピッチTp2を狭く
できて、光ディスク1の容量を増大化できるし、また、
プッシュプル方式は読取り光スポットを1個使用するだ
けで済むので、マルチスポットを形成する光ヘッドに比
べて良好な光利用率を確保でき、かつマルチスポット用
の光学部品(回折格子)を新たに設ける必要がないた
め、光学系を簡素化できるという長所がある。
【0030】なお、この実施例では、第2の情報信号6
の凹凸ピット列のピット深さはλ/4である。このた
め、RAM領域2での第2の情報信号6の凹凸ピット部
によってガイド溝4からのトラッキング信号(トラッキ
ング誤差信号、トラッキング和信号)が劣化する場合が
ある。しかし、実際には、RAM領域2での第1の情報
信号5が記録されるガイド4間の平坦な領域100に対
して第2の情報信号6の凹凸ピット部の割合は小さいた
め、トラッキング制御を行なう上で問題とならない。
【0031】以上説明したように、この実施例では、ト
ラッキング方式としては読取り光スポットが1つのプッ
シュプル方式が使用してトラッキング制御を良好に行な
うことができるので、記憶容量を増大化可能とするとと
もに、第1〜第3の情報信号、特に、重要となる追記さ
れた第1の情報信号5(ここでは、光磁気信号)が良好
に再生でき、かつ光ヘッドの構成が簡単にでき、かつ光
利用率を充分確保できるという長所がある。
【0032】なお、ここでは、第2の情報信号6のピッ
ト深さをλ/4としたが、これに限るものではなく、例
えば、第3の情報信号7のピット深さと等しくλ/8と
してもよい。一般に、ガイド溝4とROM領域3でのピ
ットの深さは、これらが等しければ、λ/9〜λ/5の
範囲、好ましくはλ/8〜λ/6の範囲にあれば、充分
トラッキング信号の良好な検出と情報信号の良好な再生
が可能であり、また、RAM領域2での第2の情報信号
6のピットの深さも、λ/9〜λ/4の範囲にあればよ
い。
【0033】図3はこの実施例でのROM領域3とRA
M領域2との配置構成の一例を示す図である。
【0034】同図において、光ディスク1の中央に、光
ディスク1を回転するための回転系に装着するためのセ
ンタ穴8が設けられ、読出し専用のROM領域3が内周
部と外周部に夫々設けられ、書込み可能なRAM領域2
はこれら2つのROM領域3の間の領域に設けられてい
る。これにより、読出し専用の光ディスクと書込み可能
光ディスクの両方の機能を持った利便性のある光ディス
クとなる。
【0035】なお、これは一例を示すものであり、RO
M領域3とRAM領域2の配置または分布関係は図3に
示すものに限るものではなく、また、これら領域の比率
も適宜設定できる。
【0036】図4は本発明による光ディスクの他の実施
例のROM領域3とRAM領域2との境界部分を拡大し
て示す平面図であって、図1に対応する部分には同一符
号をつけている。
【0037】図1に示した実施例では、ROM領域3の
情報トラックがRAM領域2の情報トラックの延長線上
に形成されているが、図4に示すこの実施例では、RA
M領域2での第1の情報信号5と第2の情報信号6との
情報トラックが、図1に示した実施例と同様、ガイド溝
4間にトラックピッチTp1で形成されるのに対し、R
OM領域3での第3の情報信号7の情報トラックはガイ
ド溝4の延長線上にトラックピッチTp2で形成される
ものである。凹凸ピットの深さやガイド溝の深さは図1
に示した実施例と同様である。
【0038】これによると、レジスト上に感光性のある
レーザ光を照射してピットやガイド溝4を形成するよう
にするディスクの形成の際、ガイド溝4を形成する光ス
ポットを、その光強度を変えずに、ガイド溝4の形成に
続けてROM領域3で第3の情報信号7の記録を行なう
ことができるため、ディスク作成用光ヘッドの構成を簡
単にできるという長所がある。
【0039】次に、図4に示した光ディスクにおいて、
読取り光スポットがROM領域3からRAM領域2(ま
たは、RAM領域2からROM領域3)に移動するとき
のトラッキング信号の極性反転について図5により説明
する。
【0040】図5(a)はRAM領域2でのトラッキン
グ信号(トラッキング(TR)誤差信号、トラッキング
(TR)和信号)を、同図(b)はROM領域3でのト
ラッキング信号(トラッキング(TR)誤差信号、トラ
ッキング(TR)和信号)を夫々示し、縦軸に信号レベ
ルを、横軸に情報トラック(オントラック)からのず
れ、即ち、オフトラック量を示している。
【0041】図5(a),(b)から明らかなように、
RAM領域2のトラッキング和信号10,トラッキング
誤差信号11はROM領域3のトラッキング和信号1
2,トラッキング誤差信号13は極性が異なる。即ち、
RAM領域2のトラッキング和信号10は読取り光スポ
ットがオントラック位置(図4でのガイド溝4の間の領
域100)で最大となり、ROM領域3のトラッキング
和信号12は読取り光スポットがオントラック位置(図
4でのピット列101)で最小となる。なお、必ずしも
オントラック位置において信号レベルは一定ではなく、
信号や変調方式によって変化する。また、読取り光スポ
ットがオントラック位置にあるときには、RAM領域2
のトラッキング誤差信号11とROM領域3のトラッキ
ング誤差信号13はともに0レベルであるが、読取り光
スポットのオントラック位置からのずれ方向が同じの場
合、RAM領域2のトラッキング誤差信号11とROM
領域3のトラッキング誤差信号13との極性が異なる。
【0042】ここで、読取り光スポットをオントラック
位置に位置合わせするトラッキングサーボはトラッキン
グ誤差信号11,13を用いる。このため、ROM領域
3からRAM領域2、あるいはRAM領域2からROM
領域3へ読取り光スポットが移動するとき、トラッキン
グ誤差信号の極性を切り換える必要がある。しかし、ト
ラッキング誤差信号の極性の切換えにはある程度の時間
を要する。即ち、図4において、いま、読取り光スポッ
ト20がRAM領域2からROM領域3へ連続して移る
ものとすると、RAM領域2では、読取り光スポット2
0がガイド4間にトラッキングするように図5(a)に
示すトラッキング誤差信号11でトラッキング制御され
ていたが、読取り光スポット20がROM領域3に移る
とともにトラッキング誤差信号の極性の切換えを行な
い、図5(b)に示すトラッキング誤差信号13でトラ
ッキング制御するようにしても、読取り光スポットは直
ちにROM領域3の情報トラックにオントラックするの
ではなく、ある程度の時間を要してオントラックするこ
とになる。読取り光スポット20がROM領域3からR
AM領域2に移る場合も同様である。
【0043】そこで、図4に示した光ディスクでは、図
6に示すように、さらに、ディスク作成の際に予めこの
オントラックに要する期間読取り光スポット20がディ
スク半径方向に移動する領域をトラッキングサーボ用の
凹凸ピット列のみが形成された遷移領域14とし、RA
M領域2とROM領域3との間にかかる遷移領域14を
設ける。従って、ディスク作成の際には、ガイド4を形
成した後、同じレーザ光で遷移領域14の凹凸ピット列
を形成し、それからROM領域3として第3の情報信号
7を記録する。従って、RAM領域2からROM領域3
に連続して情報信号を再生する場合にも、第3の情報信
号7を良好に再生することができる。
【0044】なお、ここでは、遷移領域14を凹凸ピッ
ト列で構成したが、これに限るものではなく、例えば、
図7に示すように、遷移領域15をガイド溝で構成して
もよい。この場合には、ガイド溝4をRAM領域2より
も延長し、この延長部分を遷移領域15とすることがで
きる。
【0045】以上のように、図4に示すようにROM領
域3の情報トラックをRAM領域2のガイド溝4の延長
線上に設ける場合には、これらROM領域3とRAM領
域2の境界に遷移領域を設けらればよく、かかる遷移領
域の長さは、読取り光スポットが移動先の領域の情報ト
ラックにオントラックするに要する時間を少なくとも確
保できる長さとすればよい。
【0046】ところで、上記のように、RAM領域2で
の情報トラックのトラックピッチTp1とROM領域3
での情報トラックのトラックビッチTp2とが異なり、
かつこれらRAM領域2とROM領域3とがそれらの境
界部で隣合わせで設けられているので、読取り光スポッ
トがRAM領域2からROM領域3へ、あるいはその逆
方向に移るとき、反射光が他方の領域での凹凸ピットや
ガイド溝4の影響を受ける。そこで、読取り光スポット
がオントラックしても、読取り光スポットの照射領域で
のディスク半径方向の光学的構造が非対象となるため、
即ち、一方がROM領域3のピット列で片方がRAM領
域2のガイド溝4というようになるために、ディスク1
からの反射光の回折が反射光に投影されたオントラック
方向に対して強度的に非対称となってトラッキング誤差
信号に不必要なオフセットが生ずることもあり、このよ
うな場合、光スポットがオフトラックしてしまうという
事態が生ずる。今後、光ディスクの高密度化が進んで狭
トラック化されてくると、かかる問題がより重要とな
る。
【0047】そこで、かかる問題を解消するために、図
8に示すように、RAM領域2とROM領域3との境界
部分において、これら領域2,3の境界線を符号130
で示すと、RAM領域2でのこの境界線130から1周
分(位置Y1から位置Y2まで)を情報信号を記録しな
い遷移領域とし、同様に、ROM領域3でのこの境界線
130から1周分(位置X1から位置X2まで)も情報
信号を記録しない遷移領域とし、RAM領域2の遷移領
域での情報信号を記録しないトラック100のトラック
ピッチTp1’,ROM領域3の遷移領域での情報信号
を記録しないトラック102のトラックピッチTp2’
を夫々RAM領域2やROM領域3の他の部分の情報ト
ラックのトラックピッチTp1(=Tp2)と異ならせ
ることにより、トラッキング誤差信号にオフセットが生
じないようにすることも可能である。
【0048】次に、以上説明した実施例でのROM領域
3とRAM領域2との情報トラックのトラックピッチに
ついて説明する。
【0049】上記したように、今後光ディスクの高密度
化が進むと、情報トラックのトラックピッチは狭くな
る。狭トラック化による信号再生上の制約は、隣接トラ
ックからの信号の漏込み、いわゆるクロストークであ
る。かかる制約のもとでは、トラックピッチはこのクロ
ストークを一定値以下に保つ範囲で狭くすることが可能
である。しかし、実際のRAM領域2においては、トラ
ックピッチTp1は、クロストークばかりでなく、第1
の情報信号5を光スポットで高温にして記録または書換
えする際の隣接トラックへの熱伝導の点からも制限され
ている。RAM領域2におけるトラッキングサーボ用の
ガイド溝4はこの隣接トラックへの熱伝導の遮断などと
しての役割もある。従って、狭トラック化に伴ってRA
M領域2においてトラックピッチTp1の制限が記録の
際の熱伝導から制限される場合、情報信号が再生される
のみROM領域3では、狭トラック化は隣接トラックか
らの信号の漏込みなどの再生特性を考慮して決定すれば
よく、この結果、RAM領域2のトラックピッチTp1
よりもROM領域3のトラックピッチを狭くすることが
できる。即ち、図8においては、RAM領域2のトラッ
クピッチTp1よりROM領域3のトラックピッチTp
2を狭く(Tp1>Tp2)する。これにより、光ディ
スクの容量を大きくすることが可能となる。
【0050】例えば上記実施例の光ディスクと従来の光
ディスクとのような異種の光ディスクを同じディスク装
置で使用できるようにすることが望ましいが、これを可
能とするためには、まず、異種の光ディスクを判別する
ことが必要である。そこで、次には、かかる異種の光デ
ィスクを判別するための手段について説明する。
【0051】一般に、光ディスクの種類(光ディスクの
記録層の材料や構成などで種類が異なる)の判別は、光
ディスクの記録層に光ヘッドからの光スポットを照射さ
せることにより、予め光ディスクに書き込まれている光
ディスクの性質や使用条件(例えば、光スポットの適切
な再生パワーなど)信号を再生して行なるが、光スポッ
トを記録層上に合焦させないと、かかる信号を正確に検
出することができない。しかし、光ディスクに予め記録
されているかかる信号を再生するために、光ディスクに
光スポットを照射した場合、光ディスクの記録層によっ
ては、照射される光スポットのパワーが強すぎて記録層
に記録されている情報信号が破壊されるおそれがあった
り、例えば、光ディスクの表面の反射率が大き過ぎて回
路系が飽和し、光ディスク上に光スポットを合焦させる
フォーカスサーボが正常に動作しなかったりするという
問題が生ずることもある。
【0052】図9はかかる問題を解消し、簡単に光ディ
スクの種類を判別することができるようにした本発明に
よるディスクケースの一実施例を示す平面図であって、
同図(a)はその表面側を、同図(b)はその裏面側を
夫々示し、50はこのディスクケース、51はシャッ
タ、52はグリッパ、53はライトプロテクタ、54は
切欠き部、55a,55bはバーコード、56はラベル
部である。
【0053】図9(a),(b)において、ディスクケ
ース50内には光ディスクが収納されており、図示しな
い開口部を開閉するシャッタ51が摺動可能に設けられ
ている。かかるディスクケース50がディスク装置に装
着されたときには、このディスク装置に設けられている
駆動機構により、シャッタ51が駆動されて上記開口部
が開き、光ヘッドから光スポットを照射できる。また、
ディススクケース50の両側辺にはグリッパが設けら
れ、これによってディスクケース50がディスク装置に
装着されたときの正規の位置への位置決めがなされる。
さらに、ディスクケース50には、ライトプロテクタ5
3が設けられ、これによって光ディスクへの記録が可能
可動かを判別できるようになっている。ディスクケース
50の先端角部に設けられる斜めの切欠き部54は、デ
ィスクケース50が表面を上にして装着されたか、裏面
を上にして装着されたかを判別するためのものであり、
さらには、磁気ディスク(フロッピーディスク)の誤挿
入の防止の機能をも備えている。
【0054】以上の構成は従来の光ディスクでのディス
クケースと同様であるが、この実施例においては、さら
に、ディスクケース50の表面と裏面とにこれに収納さ
れた光ディスクの種類を表わす情報のディスク判別部材
が、例えば光学的に読取り可能なバーコード55a,5
5bとして設けられている。かかる情報としては、光デ
ィスク反射率や上限の再生パワー(即ち、光ディスクに
記録されている情報信号が破壊されない最大パワーやそ
のときの線速度)などである。
【0055】図10はかかるディスクケース50からバ
ーコード55a,55bを読み取ってそこに収納されて
いる光ディスクの種類を判別する手段を備えた本発明に
よる光ディスク装置の一実施例を示す構成図であって、
59はこのディスク装置、60は信号処理回路や制御部
などの回路系、61は回転駆動系、62はコース系、6
3は光ヘッド、64は判別手段、65は光束であり、前
出図面に対応する部分には同一符号をつけている。
【0056】同図において、光ディスク装置59は、少
なくとも、装着されたディスクケース50に収納されて
いる光ディスク1を回転駆動するための回転駆動系61
と、光ヘッド63と、光ヘッド63を光ディスク1の半
径方向に移動させるためのコース系62と、これらを制
御する制御部や記録再生情報信号を処理する信号処理部
などからなる回路系60を有している。
【0057】かかる光ディスク装置59にディスクケー
ス50が挿入される際、判別手段64から出射された光
束65がディスクケース50のバーコード55aまたは
55bを走査し、これを読み取ってディスクケース50
に収納されている光ディスク1の種類が判別される。
【0058】判別手段64の判別結果に応じてディスク
装置59の再生パワーなどが設定されるが、判別手段6
4の判別結果から挿入された光ディスク1がサーボ的に
対応できない場合、あるいは再生パワーが上限の再生パ
ワーを超える場合には、挿入されたディスクケース59
を外部に排出する。
【0059】なお、ここでは、判別手段64をディスク
ケース50の裏面側に位置するようにし、ディスクケー
ス50の裏面側に設けられたバーコード55bを読み取
るようにしてもよい。
【0060】また、光ディスクの種類として光ディスク
上の情報信号が破壊されることを防止するために上限の
再生パワーをディスクケース50にバーコードとして設
けたが、磁界の上限も設けてもよい。
【0061】図11は図10における判別手段64の一
具体例を示す構成であって、67は半導体レーザ素子、
68は発散光束、69はレンズ、70はビームスプリッ
タ、72は光束、73は光検出器、74は検出信号であ
り、図10に対応する部分には同一符号をつけている。
【0062】同図において、判別手段64では、半導体
レーザ素子67から発射された発散光束68はレンズ6
9によって平行光束65に変換され、ビームスプリッタ
70で反射されてディスクケース50のバーコード55
aに照射される。バーコード55aで反射された光束7
2はビームスプリッタ70を通り、光検出器73で検出
される。この光束72はバーコード55aによって強度
変調されており、光検出器73からこの強度変調に応じ
た検出信号74が得られる。図10の回路系60はこの
検出信号74から光ディスク1の種類を判定する。
【0063】なお、この具体例では、光源として半導体
レーザ素子67を用いたが、これに限るものではなく、
可干渉性のない光を発する例えば発光ダイオードなどの
光源を用いてもよい。
【0064】また、光ディスク1のディスク判別部材や
判別手段64に光学的手段を用いたが、これに限るもの
ではなく、要するに、ディスクの反射率や最適再生パワ
ーを判別できる適宜の手段をディスクケース50や光デ
ィスク装置59に設けるようにすればよい。
【0065】図12は本発明におけるディスク装置の他
の実施例のディスク記録再生部を示すものであって、同
図(a)は概略側面図、同図(b)は図12(a)の情
報からみた概略平面図であり、80はこのディスク装
置、81は再生専用光ヘッド、82記録・再生用光ヘッ
ド、83は回転駆動系である。なお、前出図面に対応す
る部分には同一符号をつけている。
【0066】図12(a),(b)において、光ディス
ク1には、その外周側に読出し専用のROM領域3が、
内周側に書込み専用のRAM領域2が夫々設けられてお
り、回転駆動系83に装着されて回転駆動される。そし
て、再生専用光ヘッド81と記録・再生用光ヘッド82
との2つの光ヘッドが設けられており、再生専用光ヘッ
ド81が光ディスク1のROM領域81の情報信号の再
生に、記録・再生用光ヘッド82が光ディスク1のRA
M領域2での情報信号の記録,再生に夫々使用される。
【0067】この実施例においては、かかる構成によ
り、光ディスク3のROM領域3での情報信号の再生と
同時に、RAM領域2への情報信号の再生や新たな情報
信号の記録を行なうことができる。また、2個の光ヘッ
ドのうち1つを再生専用としたことにより、再生専用光
ヘッド81に組み込まれる光源(例えば、半導体レーザ
素子)のパワーを小さくでき、価格の面で有利となる。
【0068】さらに、図12(b)に示すように、再生
専用光ヘッド81と記録・再生用光ヘッド82とが、光
ディスク3を挟んで対極して設けられる。これにより、
光ディスク装置80を小型化できる。なお、再生専用光
ヘッド81で、ROM領域3の情報信号ばかりでなく、
RAM領域2の情報信号を再生できるようにしてもよい
し、RAM領域2への情報信号の書込みを熱磁気記録を
用いて行なう場合、記録・再生用光ヘッド82を記録専
用光ヘッドとしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
読出し専用のROM領域と読み書き可能のRAM領域と
が設けられた光ディスクにおいて、ROM領域のピット
の深さとRAM領域のガイド溝の深さを等しくしている
ので、ROM領域にガイド溝を設けずとも、ROM領域
とRAM領域とで1つの光スポットによるトラッキング
誤差信号の検出が可能となり、いずれの領域でも安定し
たトラッキング誤差信号が得られて情報信号の良好な再
生が可能となり、また、ROM領域でのトラックピッチ
を狭くできて、記録容量を高めることができる。
【0070】また、本発明によるディスクケースによれ
ば、収納した光ディスクの種類を光スポットを用いるこ
となく判別可能となり、従来のように光ディスクに記録
されている情報信号を破壊するようなことも防止でき
る。
【0071】さらに、本発明によるデイスク装置によれ
ば、光スポットを発生する前に光ディスクの種類を判別
するから、光ディスクに応じた使用条件を予め設定する
ことができるし、光源の誤ったパワーで光デイスクに光
スポットを照射することも防止でき、光ディスクに記録
されている情報信号の破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスクの一実施例の要部を拡
大して示す平面図である。
【図2】図1における分断線A−A,B−Bに沿う断面
図である。
【図3】図1に示した光ディスクの全体構成を示す平面
図である。
【図4】本発明による光ディスクの他の実施例の要部を
拡大して示す平面図である。
【図5】図4におけるROM領域とRAM領域とでのト
ラッキング和信号とトラッキング誤差信号を示す図であ
る。
【図6】本発明による光ディスクのさらに他の実施例の
要部を拡大して示す平面図である。
【図7】本発明による光ディスクのさらに他の実施例の
要部を拡大して示す平面図である。
【図8】本発明による光ディスクのさらに他の実施例の
要部を拡大して示す平面図である。
【図9】本発明によるディスクケースの一実施例を示す
外観図である。
【図10】本発明によるディスク装置の一実施例を示す
内部側面図である。
【図11】図10のおける判別手段の一具体例を示す構
成図である
【図12】本発明によるディスク装置の他の実施例を示
す概略構成図である。
【図13】ROM領域とRAM領域とを備えた従来の光
ディスクの一例を示す平面図である。
【図14】図13におけるROM領域とRAM領域との
境界部を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 RAM領域 3 ROM領域 4 ガイド溝 5 RAM領域に光磁気信号として記録される第1の情
報信号 6 RAM領域に凹凸ピット列として記録される第2の
情報信号 7 ROM領域に凹凸ピット列として記録される第3の
情報信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 基之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 森 直樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生専用領域と記録再生可能領域を有
    し、記録再生可能領域には、ガイド溝が設けられて該ガ
    イド溝間に凹凸ピット列として第1の情報信号が予め記
    録されており、かつ該ガイド溝間に第2の情報信号を追
    記可能とし、該再生専用領域には、凹凸ピット列として
    第3の情報信号が予め記録された光ディスクにおいて、 該第3の情報信号の凹凸ピットの深さと該ガイド溝の深
    さとを等しくしたことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1,第2及び第3の情報信号を再生するレ−ザ光
    の波長をλとし、前記第3の情報信号の凹凸ピットの深
    さと前記ガイド溝の深さをλ/9〜λ/5としたことを
    特徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】 再生専用領域と記録再生可能領域を有
    し、記録再生可能領域には、ガイド溝が設けられて該ガ
    イド溝間に凹凸ピット列として第1の情報信号が予め記
    録されており、かつ該ガイド溝間に第2の情報信号を追
    記可能とし、該再生専用領域には、凹凸ピット列として
    第3の情報信号が予め記録された光ディスクにおいて、 該第1の情報信号の凹凸ピット列が該ガイド溝の延長線
    上に形成されたことを特徴とする光ディスク。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1,第2及び第3の情報信号を再生するレ−ザ光
    の波長をλとし、前記第3の情報信号の凹凸ピットの深
    さと前記ガイド溝の深さをλ/9〜λ/5としたことを
    特徴とする光ディスク。
  5. 【請求項5】 再生専用領域と記録再生可能領域を有
    し、記録再生可能領域には、ガイド溝が設けられて該ガ
    イド溝間に凹凸ピット列として第1の情報信号が予め記
    録された情報トラックが形成され、かつ該ガイド溝間に
    第2の情報信号を追記可能とし、該再生専用領域には、
    凹凸ピット列として第3の情報信号が予め記録された情
    報トラックが形成された光ディスクにおいて、 該再生専用領域の情報トラックのトラックピッチを該記
    録再生可能領域の情報トラックのトラックピッチよりも
    狭くしたことを特徴とする光ディスク。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか1つにお
    いて、 前記再生専用領域と前記記録可能領域との境界領域にサ
    −ボ信号の切替えのための遷移領域を設けたことを特徴
    とする光ディスク。
  7. 【請求項7】 光ディスクを収納するディスクケ−スに
    おいて、 該光ディスクの種類を判別をするための判別部材を設け
    たことを特徴とするディスクケ−ス。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記判別部材は、光学的に検知可能な光学的部材からな
    ることを特徴とするディスクケース。
  9. 【請求項9】 収納されている光ディスクの種類を判別
    をするための判別部材が設けられたディスクケースが着
    脱可能な光ディスク装置において、 該ディスクケ−スの判別部材を読み取り、該光ディスク
    の種類を判別する判別手段を少なくとも具備したことを
    特徴とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 再生専用領域と記録再生可能領域を有
    する光ディスクが装着される光ディスク装置において、 2個以上の光ヘッドを少なくとも有し、 そのうちの1つが該再生専用領域から情報を読み出すた
    めの再生専用光ヘッドであることを特徴とする光ディス
    ク装置。
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KR100497427B1 (ko) * 2000-01-14 2005-07-01 파이오니아 가부시키가이샤 기록용 광 디스크 및 그 디스크 상의 데이터 기록 방법
WO2007034811A1 (ja) * 2005-09-26 2007-03-29 Pioneer Corporation 情報記録媒体

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