JPH0723470Y2 - タイル - Google Patents
タイルInfo
- Publication number
- JPH0723470Y2 JPH0723470Y2 JP2934090U JP2934090U JPH0723470Y2 JP H0723470 Y2 JPH0723470 Y2 JP H0723470Y2 JP 2934090 U JP2934090 U JP 2934090U JP 2934090 U JP2934090 U JP 2934090U JP H0723470 Y2 JPH0723470 Y2 JP H0723470Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- mortar
- concrete wall
- protrusion
- smooth surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、剥離等の生じないタイルに関するものであ
る。
る。
（従来技術及びその課題） 従来、建物のコンクリート壁面にはモルタルを介しタイ
ルが貼着され、時間の経過とともにコンクリートが収縮
するが、タイルは焼物であり収縮せず、タイルに収縮応
力が生じてタイルの剥離等が生じるという問題点があっ
た。
ルが貼着され、時間の経過とともにコンクリートが収縮
するが、タイルは焼物であり収縮せず、タイルに収縮応
力が生じてタイルの剥離等が生じるという問題点があっ
た。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、コンクリートの収縮があっても剥離等の生じないタ
イルを提供せんことを目的とし、その要旨は、モルタル
を介しコンクリート壁面に貼着されるタイルであって、
該タイルの裏面のほぼ中央部には前記モルタル内に食い
込む１本の突起部を形成するとともに、該突起部周辺以
外のタイルの裏面を前記モルタルが接着しない平滑面に
形成したことである。
て、コンクリートの収縮があっても剥離等の生じないタ
イルを提供せんことを目的とし、その要旨は、モルタル
を介しコンクリート壁面に貼着されるタイルであって、
該タイルの裏面のほぼ中央部には前記モルタル内に食い
込む１本の突起部を形成するとともに、該突起部周辺以
外のタイルの裏面を前記モルタルが接着しない平滑面に
形成したことである。
（作用） コンクリート壁面にモルタルを介しタイルを貼着した時
に、タイルの裏側には１本の突起部が形成されており、
この突起部が強固にモルタル内に食い込んで、モルタル
にタイルを良好に支持させることができ、又、時間の経
過とともにコンクリート壁面に収縮が生じてもタイルの
裏側はモルタルの接着しない平滑面に形成されているた
め、コンクリートの収縮とともにモルタルも良好に収縮
し、従来のようにコンクリート壁面とモルタル間に収縮
応力が生じてコンクリート壁面からモルタルが剥離され
ることがなく、タイル等の剥離を良好に防止することが
できる。
に、タイルの裏側には１本の突起部が形成されており、
この突起部が強固にモルタル内に食い込んで、モルタル
にタイルを良好に支持させることができ、又、時間の経
過とともにコンクリート壁面に収縮が生じてもタイルの
裏側はモルタルの接着しない平滑面に形成されているた
め、コンクリートの収縮とともにモルタルも良好に収縮
し、従来のようにコンクリート壁面とモルタル間に収縮
応力が生じてコンクリート壁面からモルタルが剥離され
ることがなく、タイル等の剥離を良好に防止することが
できる。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は第１実施例のタイルの裏面図であり、第２図は
側面図である。
側面図である。
即ち、本例におけるタイル１はその裏側のほぼ中央部に
裏側に突出状に突起部２が一体形成されており、この突
起部２は例えば裁頭円錐形状に形成されたものである。
又、タイル１の裏側の前記突起部２の周縁を除くタイル
の裏面側は平滑に仕上げられた平滑面３となっており、
モルタルの付着を防げる面となっている。又、この平滑
面３は例えばシリコン，釉薬等を塗布して、より滑りの
良好な平滑面としておくこともでき、要はモルタルの接
着を防げるものであれば良い。
裏側に突出状に突起部２が一体形成されており、この突
起部２は例えば裁頭円錐形状に形成されたものである。
又、タイル１の裏側の前記突起部２の周縁を除くタイル
の裏面側は平滑に仕上げられた平滑面３となっており、
モルタルの付着を防げる面となっている。又、この平滑
面３は例えばシリコン，釉薬等を塗布して、より滑りの
良好な平滑面としておくこともでき、要はモルタルの接
着を防げるものであれば良い。
このように形成したタイル１を第３図のように建物のコ
ンクリート壁体４に貼着するに際し、予め下地モルタル
５が塗られており、この表面に貼付用モルタル６を塗
り、この貼付モルタル６の表面にタイル１を押し付けて
突起部２を貼付モルタル６内に食い込ませてタイル１の
貼着が行なわれるが、時間の経過とともにコンクリート
壁体４が徐々に収縮を生じ、この時に下地モルタル５及
び貼付モルタル６もコンクリート壁体４の収縮に対応し
て収縮し、タイル１の裏側は平滑面３となっているた
め、貼付モルタル６はタイルの裏側に貼り付くことがな
く、この平滑面３に沿って良好に収縮し突起部２に強固
に食い込み、この突起部２によりタイル１が強固に支持
される。
ンクリート壁体４に貼着するに際し、予め下地モルタル
５が塗られており、この表面に貼付用モルタル６を塗
り、この貼付モルタル６の表面にタイル１を押し付けて
突起部２を貼付モルタル６内に食い込ませてタイル１の
貼着が行なわれるが、時間の経過とともにコンクリート
壁体４が徐々に収縮を生じ、この時に下地モルタル５及
び貼付モルタル６もコンクリート壁体４の収縮に対応し
て収縮し、タイル１の裏側は平滑面３となっているた
め、貼付モルタル６はタイルの裏側に貼り付くことがな
く、この平滑面３に沿って良好に収縮し突起部２に強固
に食い込み、この突起部２によりタイル１が強固に支持
される。
従来においては、タイル１の裏側に貼付モルタル６が接
着するため、コンクリート壁体４が収縮しても貼付モル
タル６はこれに伴って自由に収縮することができず、そ
のためコンクリート壁体４と貼付モルタル６間に収縮応
力が生じて、コンクリート壁体４から貼付モルタル６と
ともにタイル１が剥離し落下してしまうことがあった
が、本例のタイル１においては平滑面３に沿って良好に
貼付モルタル６が収縮することができるため、コンクリ
ート壁体４と下地モルタル５と貼付モルタル６が応力を
生じることなく良好に収縮し、そのためタイル１が剥離
されることがなく強固に支持されるものである。
着するため、コンクリート壁体４が収縮しても貼付モル
タル６はこれに伴って自由に収縮することができず、そ
のためコンクリート壁体４と貼付モルタル６間に収縮応
力が生じて、コンクリート壁体４から貼付モルタル６と
ともにタイル１が剥離し落下してしまうことがあった
が、本例のタイル１においては平滑面３に沿って良好に
貼付モルタル６が収縮することができるため、コンクリ
ート壁体４と下地モルタル５と貼付モルタル６が応力を
生じることなく良好に収縮し、そのためタイル１が剥離
されることがなく強固に支持されるものである。
尚、第４図には第２実施例を示し、第５図にはその側面
断面図を示す。
断面図を示す。
本例においても、正方形状に形成されたタイル１の裏側
のほぼ中央部に突起部２が形成されており、タイル１の
裏側の突起部２の周辺を除く裏面全体は釉薬処理等され
た平滑面３となっており、同様に貼付モルタル６が良好
に滑り収縮することができるものであり、タイル１の剥
離，落下を良好に防止することができる。
のほぼ中央部に突起部２が形成されており、タイル１の
裏側の突起部２の周辺を除く裏面全体は釉薬処理等され
た平滑面３となっており、同様に貼付モルタル６が良好
に滑り収縮することができるものであり、タイル１の剥
離，落下を良好に防止することができる。
尚、突起部２の断面形状等は適宜変更が可能である。
（考案の効果） 本考案のタイルは、モルタルを介しコンクリート壁面に
貼着されるタイルであって、該タイルの裏面のほぼ中央
部には前記モルタル内に食い込む１本の突起部を形成す
るとともに、該突起部周辺以外のタイルの裏面を前記モ
ルタルが接着しない平滑面に形成したことにより、タイ
ルの裏面側がモルタルの接着しない平滑面となっている
ため、モルタルが良好に収縮することができ、従来のよ
うにコンクリート壁体の収縮に対応できずモルタルが剥
離していた事故が良好に防止され、モルタルが突起部の
周辺に強固に食い込んで良好な支持力を得ることがで
き、収縮応力による剥離を極めて良好に防止し得る効果
を有する。
貼着されるタイルであって、該タイルの裏面のほぼ中央
部には前記モルタル内に食い込む１本の突起部を形成す
るとともに、該突起部周辺以外のタイルの裏面を前記モ
ルタルが接着しない平滑面に形成したことにより、タイ
ルの裏面側がモルタルの接着しない平滑面となっている
ため、モルタルが良好に収縮することができ、従来のよ
うにコンクリート壁体の収縮に対応できずモルタルが剥
離していた事故が良好に防止され、モルタルが突起部の
周辺に強固に食い込んで良好な支持力を得ることがで
き、収縮応力による剥離を極めて良好に防止し得る効果
を有する。
第１図は第１実施例を示すタイルの裏面図、第２図は第
１図の側面図、第３図は第１図のタイルを建物のコンク
リート壁体に貼着した状態の要部断面構成図、第４図は
第２実施例のタイルの裏面図、第５図は第４図の側面断
面図である。 １…タイル ２…突起部 ３…平滑面 ４…コンクリート壁体 ５…下地モルタル ６…貼付モルタル
１図の側面図、第３図は第１図のタイルを建物のコンク
リート壁体に貼着した状態の要部断面構成図、第４図は
第２実施例のタイルの裏面図、第５図は第４図の側面断
面図である。 １…タイル ２…突起部 ３…平滑面 ４…コンクリート壁体 ５…下地モルタル ６…貼付モルタル
Claims (1)
- 【請求項１】モルタルを介しコンクリート壁面に貼着さ
れるタイルであって、該タイルの裏面のほぼ中央部には
前記モルタル内に食い込む１本の突起部を形成するとと
もに、該突起部周辺以外のタイルの裏面を前記モルタル
が接着しない平滑面に形成したことを特徴とするタイ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2934090U JPH0723470Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | タイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2934090U JPH0723470Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | タイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03120733U JPH03120733U (ja) | 1991-12-11 |
| JPH0723470Y2 true JPH0723470Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31532102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2934090U Expired - Lifetime JPH0723470Y2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | タイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723470Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP2934090U patent/JPH0723470Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03120733U (ja) | 1991-12-11 |
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