JPH0723456A - 移動電話加入者情報と移動機情報とのリンク方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】移動電話加入者情報と移動機情報とを分離して
別別のデータベースに格納し、この両情報を使用してそ
の間のリンクの設定・解除を行うことにより、移動体電
話システムの加入者制御を容易に実現させる。 【構成】移動電話加入者情報と移動機情報を端末装置１
から入力して管理データベース４の加入者情報データベ
ース４１と移動機情報データベース７に格納し、この移
動電話加入者情報と移動機情報とをキーにしてリンク設
定要求を端末装置１から入力すると、リンク情報は移動
体電話交換機６の中央処理装置６０内のリンク情報格納
部６４に格納設定される。移動機端末９から発呼する
と、加入者情報制御処理部６１，移動機情報制御処理部
６２はＭＡＰインタフェース５ａ，５ｂを通して管理デ
ータベース４から両情報を読み込み、リンク情報制御処
理部６３はこれを以前の登録時に格納した両情報と比較
し、比較結果に従って呼接続制御部６５は呼処理プログ
ラムを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は移動電話加入者情報と移
動機情報とのリンク方式に関し、特に管理データベース
内に分離して格納した加入者データベースと移動機情報
データベースとの移動電話加入者情報と移動機情報とを
使用してその間のリンク情報を作成する移動電話加入者
情報と移動機情報とのリンク方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の移動電話加入者情報と移動機情報
とのリンク方式では、移動電話加入者にサービスを提供
するために必要な移動電話加入者情報と移動機情報とを
混ぜて一括型としてデータベースに格納していた。

【０００３】また、１つの移動機端末には１つの加入者
番号を付与する１対１の対応しか採れなかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この従来の移動電話加
入者情報と移動機情報とのリンク方式では、移動電話加
入者情報と移動機情報とは一括型としてデータベースに
格納しているため、移動電話加入者に関する情報のみを
変更するとか、または移動機に関する情報のみを変更す
る場合には、両方の情報内容を照合する必要があるた
め、変更・追加の操作が難しいという問題点があった。

【０００５】本発明の目的は、移動電話加入者情報と移
動機情報とを分離して別別のデータベースに格納し、こ
の両情報を使用してその間のリンクの設定・解除を行う
ことにより、移動体電話システムの加入者制御を容易に
実現させる移動電話加入者情報と移動機情報とのリンク
方式を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、管理デ
ータベースと、移動体電話交換機と、この移動体電話交
換機の中央処理装置と前記管理データベースとにバスを
通して接続される端末装置と、無線局および基地局を通
して前記移動体電話交換機と接続される移動機端末と、
前記管理データベースに移動電話加入者情報と移動機情
報とを分離して格納しておき、これら移動電話加入者情
報と移動機情報との間のリンクの設定・解除を行うこと
を特徴とする移動電話加入者情報と移動機情報とのリン
ク方式が得られる。

【０００７】また、前記管理データベースは前記移動電
話加入者情報を格納する加入者情報データベースと；前
記移動機情報を格納する移動機情報データベースとを備
え、前記移動体電話交換機の前記中央処理装置は前記加
入者情報データベースを検索する加入者情報制御処理部
と；前記移動機情報データベースを検索する移動機情報
制御処理部と；前記加入者情報制御処理部と前記移動機
情報制御処理部とで検索した前記移動電話加入者情報と
前記移動機情報との間のリンクの有無を示すリンク情報
をチェックするリンク情報制御処理部と；前記リンク情
報を格納するリンク情報格納部と；呼接続時に前記リン
ク情報格納部から読み出された前記リンク情報を使用し
て呼処理プログラムを実行する呼接続制御部とを備える
ことを特徴とする移動電話加入者情報と移動機情報との
リンク方式が得られる。

【０００８】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。

【０００９】図１は本発明の一実施例を示すブロック
図、図２は図１における処理の流れを示すフローチャー
トである。

【００１０】図１を参照すると、本実施例のシステム
は、管理データベース４と、移動体電話交換機６と、移
動体電話交換機６の中央処理装置６０と管理データベー
ス４と伝送制御装置２とを接続するバス３と、無線局８
と無線接続され、さらに基地局７を通して移動体電話交
換機６と接続される移動機端末９とから構成され、伝送
制御装置２は端末装置１からの入力情報をバス３に載せ
る。

【００１１】管理データベース４は移動電話加入者情報
を格納する加入者情報データベース４１と、移動機情報
を格納する移動機情報データベース４２とを備えてい
る。

【００１２】移動体電話交換機６の中央処理装置６０は
加入者情報データベース４１をＭＡＰ（Ｍｏｂｉｌｅ
Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐａｒｔ）インタフェース５
ａを通して検索する加入者情報制御処理部６１と、移動
機情報データベース４２をＭＡＰインタフェース５ｂを
通して検索する移動機情報制御処理部６２と、加入者情
報制御処理部６１と移動機情報制御処理部６２とで検索
した移動電話加入者情報と移動機情報との間のリンクの
有無を示すリンク情報を格納するエリアを有するリンク
情報格納部６４と、呼接続時にリンク情報格納部６４か
ら読み出されたリンク情報を使用して呼処理プログラム
を実行する呼接続制御部６５とを備えている。

【００１３】続いて、本実施例の動作について図２を併
用して説明する。

【００１４】移動電話加入者情報を端末装置１から自動
または手動で入力すると（ステップ２１）、伝送制御部
２はこの移動電話加入者情報をバス３に載せて管理デー
タベース４に転送し、管理データベース４の加入者情報
データベース４１に格納される（ステップ２２）。

【００１５】同様に、移動機情報を端末装置１から入力
すると（ステップ２３）、この移動機情報は伝送制御装
置２とバス３とを経由して管理データベース４の移動機
情報データベース４２に格納される（ステップ２４）。

【００１６】次に、加入者情報データベース４１の移動
電話加入者情報と移動機情報データベース４２の移動機
情報とをキーにして、この２つの情報間のリンク設定要
求を端末装置１から入力する（ステップ２５）。

【００１７】このリンク設定要求の入力により、リンク
情報制御処理部６３は加入者情報制御処理部６１がＭＡ
Ｐインタフェース５ａを通して加入者情報データベース
４１から読み出した移動電話加入者情報と移動機情報制
御処理部６２がＭＡＰインタフェース５ｂを通して移動
機情報データベース４２から読み出した移動機情報との
間にリンク有りを示すリンク情報を作成してリンク情報
格納部６４に格納設定する（ステップ２６）。

【００１８】これによって、新規の移動機端末の移動電
話加入者情報と移動機情報とのリン設定の登録が完了す
る。

【００１９】なお、既に登録してあるリンク情報を解除
するときは、ステップ２５でリンク設定要求の代わりに
リンク解除要求を端末装置１から入力すればよい。

【００２０】このリンク解除要求によりリンク情報制御
処理部６３は加入者情報制御処理部６１，移動機情報制
御処理部６２が管理データベース４から読み出した移動
電話加入者情報と移動機情報との間にリンク無しを示す
リンク情報を作成してリンク情報格納部６４に格納す
る。

【００２１】上記のリンク情報の登録済みの状態で、移
動機端末９から無線により発呼すると（ステップ２
７）、中央処理装置６０は無線局８と基地局７とを経由
してこの発呼を検出し、加入者情報制御処理部６１はＭ
ＡＰインタフェース５ａを通して加入者データベース４
１から発呼移動機端末９の移動電話加入者情報を読み込
むとともに、移動機情報制御処理部６２はＭＡＰインタ
フェース５ｂを通して移動機情報データベース４２から
移動機端末９の移動機情報を読み込む（ステップ２
８）。

【００２２】リンク情報制御処理部６３は上記発呼移動
機端末９の移動電話加入者情報，移動機情報を、以前の
登録時にリンク情報格納部６４に設定した移動電話加入
者情報，移動機情報と比較し、その両情報が一致すれば
リンク情報制御処理部６３は発呼移動機端末９が管理デ
ータベース４に登録された端末であると判断し、この移
動電話加入者情報と移動機情報との間にリンク有りを示
すリンク情報が有れば呼接続制御部６５に渡す（ステッ
プ２９）。

【００２３】呼接続制御部６５は呼処理プログラムを実
行し（ステップ２１０）、呼接続が行われる。

【００２４】なお、ステップ２９において比較の結果が
一致しないときは、リンク情報制御処理部６３は発呼移
動機端末９が管理データベース４に登録されていない端
末であると判断し、呼接続制御部６５は呼接続処理を行
わない。このときは、移動機端末９は他の基地局のサー
ビスエリアに移動して再発呼を行う。

【００２５】このように、本実施例では移動電話加入者
情報と移動機情報とを別別のデータベースに格納して、
移動体電話交換記において両情報間のリンク設定・解除
を行うことができる。

【００２６】また、１つの移動機端末に複数の加入者番
号を付与したり、複数の移動機端末に同一の加入者番号
を付与することもできる。

【００２７】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、移動電話
加入者情報と移動機情報とを別別のデータベースに格納
し、両情報間のリンク設定・解除を行うことができるの
で、移動機登録時に移動機情報をデータベースに登録
し、この移動機端末の所有者の加入登録時に移動電話加
入者情報を登録して両情報間のリンクを設定し、また加
入者の解約時に両情報間のリンクを解除するなど、移動
機端末と加入者との別別の規制処理が容易に可能となる
という効果を有する。

【００２８】さらに、１つの移動機端末に複数の加入者
番号を付与したり、複数の移動機端末に１つの加入者番
号を付与することができるので、提供するサービスの幅
が広がるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】図１における処理の流れを示すフローチャート
である。

【符号の説明】

１ 端末装置 ２ 伝送制御装置 ３ バス ４ 管理データベース ５ａ，５ｂ ＭＡＰインタフェース ６ 移動体電話交換機 ７ 基地局 ８ 無線局 ９ 移動機端末 ６０ 中央処理装置 ６１ 加入者情報制御処理部 ６２ 移動機情報制御処理部 ６３ リンク情報制御処理部 ６４ リンク情報格納部 ６５ 呼接続制御部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 管理データベースと、移動体電話交換機
   と、この移動体電話交換機の中央処理装置と前記管理デ
   ータベースとにバスを通して接続される端末装置と、無
   線局および基地局を通して前記移動体電話交換機と接続
   される移動機端末と、前記管理データベースに移動電話
   加入者情報と移動機情報とを分離して格納しておき、こ
   れら移動電話加入者情報と移動機情報との間のリンクの
   設定・解除を行うことを特徴とする移動電話加入者情報
   と移動機情報とのリンク方式。
2. 【請求項２】 前記管理データベースは前記移動電話加
   入者情報を格納する加入者情報データベースと；前記移
   動機情報を格納する移動機情報データベースとを備え、
   前記移動体電話交換機の前記中央処理装置は前記加入者
   情報データベースを検索する加入者情報制御処理部と；
   前記移動機情報データベースを検索する移動機情報制御
   処理部と；前記加入者情報制御処理部と前記移動機情報
   制御処理部とで検索した前記移動電話加入者情報と前記
   移動機情報との間のリンクの有無を示すリンク情報をチ
   ェックするリンク情報制御処理部と；前記リンク情報を
   格納するリンク情報格納部と；呼接続時に前記リンク情
   報格納部から読み出された前記リンク情報を使用して呼
   処理プログラムを実行する呼接続制御部とを備えること
   を特徴とする請求項１記載の移動電話加入者情報と移動
   機情報とのリンク方式。