JPH07234209A - 液体クロマトグラフ - Google Patents

液体クロマトグラフ

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JPH07234209A
JPH07234209A JP32438994A JP32438994A JPH07234209A JP H07234209 A JPH07234209 A JP H07234209A JP 32438994 A JP32438994 A JP 32438994A JP 32438994 A JP32438994 A JP 32438994A JP H07234209 A JPH07234209 A JP H07234209A
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retainer
amount
separation column
capacity
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JP32438994A
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English (en)
Inventor
Noriaki Yamada
宜昭 山田
Hironori Kachi
弘典 加地
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は試料リテーナへの試料添加量と
試料リテーナ容量とから試料分離カラムへの試料導入量
を特定するのに適した液体クロマトグラフを提供するこ
とにある。 【構成】試料導入装置の試料リテーナに添加された試料
量と試料リテーナ容量とが比較され、その内の少ない方
がカラムに導入され、カラムに導入された試料量として
特定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体クロマトグラフ、特
にカラムに添加された試料量の正確な把握を可能にする
のに適した液体クロマトグラフに関する。
【0002】
【従来の技術】液体クロマトグラフにおいては、カラム
への試料導入量は得られるクロマトグラムデータを検討
又は解析するための重要なパラメータであることから、
クロマトグラムデータを保存する場合はこれと共に試料
分離用カラムへの試料導入量も保存することが望まし
い。この点から、試料分離用カラムへの導入試料量をシ
リンジ等を用いて計量する自動試料導入装置を備えてい
る場合は、サンプルループと呼ばれることの多い試料リ
テーナに添加された試料量を、試料分離用カラムへの導
入試料量を試料リテーナを用いて計量する自動試料導入
装置を備えている場合は、試料リテーナ容量をそれぞれ
試料分離用カラムへの導入試料量として、得られるクロ
マトグラムデータと共に保存するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、試料リテーナ
に添加される試料量が試料リテーナ容量を超える場合
は、実際に試料分離用カラムに導入された試料量は試料
リテーナ容量と同じ量であるにもかかわらず、試料リテ
ーナに添加された試料量が試料分離用カラムに導入され
た試料量として保存されるという問題がある。これは、
試料分離用カラムに導入される試料量は試料リテーナに
添加される試料量と試料リテーナ容量の両方によって定
まるという事実を考慮していないことによる。また他に
も試料リテーナが有する欠点として、試料リテーナに添
加した試料量が試料リテーナの容量を下回る場合であっ
ても、試料リテーナに添加された試料量と、試料リテー
ナから試料分離カラムに供給される試料量が等しくなら
ない場合がある。これは試料リテーナに通ずる配管内、
或いは試料リテーナ中で試料が溶離液と拡散してしまう
ため、添加された試料が試料リテーナ中に全て残るとは
限らないことによる。
【0004】本発明の目的は試料リテーナへの試料添加
量が試料リテーナ容量を超える場合は試料リテーナ容量
をもって試料分離用カラムへの試料導入量とすることを
可能にするのに適した液体クロマトグラフを提供するこ
と、更に試料リテーナへの試料添加量が試料リテーナ容
量を下回る場合でも試料分離カラムへの試料供給状況を
容易に判定するのに適した液体クロマトグラフを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく液体クロ
マトグラフは試料分離用カラムと,この試料分離用カラ
ムを通して溶離液を流す手段と,予め定められた容量を
もつ試料リテーナと,この試料リテーナに試料を添加
し、この添加された試料を分離のために前記試料分離用
カラムに導入する手段と,その試料分離用カラムによっ
て分離された試料を検出する手段と,前記試料リテーナ
に添加された試料量と前記試料リテーナの容量とを比較
又は記憶する手段とを含む。
【0006】
【作用】試料リテーナに添加された試料量とその試料リ
テーナの容量とが比較される場合はその両者のうちのど
ちらが多いか少ないかの判断をすることができるように
なり、したがって試料リテーナへの添加試料量が試料リ
テーナ容量よりも多い場合は試料リテーナ容量をもって
カラムへの試料導入量とすることができるようになる。
換言すれば、本発明によれば、試料リテーナへの試料添
加量が試料リテーナ容量よりも多い場合は試料リテーナ
容量をもってカラムへの試料導入量とすることを可能に
するのに適した液体クロマトグラフが提供される。試料
リテーナに添加された試料量とその試料リテーナの容量
とが共に記憶される場合も、その記憶がなされているが
故にその記憶データをそのどちらが多いか少ないかを判
断するために利用することができるようになり、したが
って同様に本発明の目的が達成されるようになる。また
試料リテーナへの試料添加量が試料リテーナ容量を下回
る場合であっても、試料と溶離液間に生ずる拡散現象に
よる弊害が起こり得ない試料量、換言すれば例え試料と
溶離液が拡散しても、溶離液と共に試料が試料リテーナ
から排出されないだけ少ない試料量を特定できるため、
この特定試料量以上では試料分離カラムに供給される試
料量は不安定になることを操作者が認識できる。
【0007】
【実施例】図2は本発明を実施するために用いられる液
体クロマトグラフの一実施例を示す。溶離液槽1の溶離
液はポンプ2により試料分離用カラム4を通して流され
る。試料は試料導入装置3により試料分離用カラム4に
導入され、試料分離用カラム4に充填された充填剤との
間の親和性の差により各成分に分離され、これらの分離
された成分は検出器5により検出される。6はポンプ2
の流量や試料導入装置3による試料分離用カラム4への
試料導入量の条件を集中制御する制御器である。また、
データ処理装置7は検出器5の信号変化を記録及び記憶
し、各溶出成分ピークの溶出面積やピーク高さから各溶
出成分の含有量を算出する。ここで、求められた計算デ
ータの信頼性を確保するために、データ処理装置7で
は、試料導入装置3により試料分離用カラム4に導入さ
れた試料量をデータと共に記録及び記憶する。
【0008】図3は試料導入装置3の制御器6の構成例
を示すもので、中央処理装置(CPU)21,試料リテーナ
容量や試料添加量といった条件を入力するキーボードの
ような入力部22,それらの記憶を行うメモリ23,条
件入力を補助し、それらの確認を可能とする出力部(L
CD)24,メモリ23に記憶されている条件をほかの
装置へ送り出す通信ポート25及び後述のバルブなどの
ためのモータを駆動させる駆動部26からなる。またこ
こには図示していないが、上記試料添加量や試料リテー
ナ容量他、各種測定条件や、測定結果を出力するための
出力装置を接続することも可能である。
【0009】図5は本発明の試料導入装置の流路構成を
示す。バルブ42がA1で示される切り換え位置にある
状態で、試料容器45の試料はニードル46を介してシ
リンジ43により吸引される。この後ニードル46は注
入ポート47に移動する。注入バルブ48をB2で示さ
れる切り換え位置に切り換えた後シリンジ43により試
料を吐出することにより試料は通常サンプルループと呼
ばれる試料リテーナ49に導かれる。最後に再度注入バ
ルブ48をB1で示される切り換え位置に切り換えると
試料は分析流路中に導かれ、試料分離用カラムへと導入
される。44は洗浄ポートであり、バルブ42をA2で
示される切り換え位置に切り換えて洗浄液槽41の洗浄
液をシリンジ43により吸引し、そしてバルブ42をA
1で示される切り換え位置に切り換えて洗浄液をシリン
ジ43により洗浄ポート44に吐出することによりニー
ドルを含んだ流路の洗浄を行う。なお、丸で囲まれたP
及びCはポンプ2及び試料分離用カラム4であると理解
されたい。
【0010】図6は試料リテーナ49が一例として10
0μlの容量をもつ場合の、その試料リテーナに添加さ
れた試料量と試料分離用カラムに導入された試料量(ピ
ーク面積)との関係を示す。試料分離用カラムに導入さ
れた試料量は、試料リテーナ49に添加された試料量が
試料リテーナ容量の50%以下の場合は添加された試料
量と線形の関係にあって、この添加された試料量に特定
され、また試料リテーナに添加された試料量が試料リテ
ーナ容量の400%以上の場合はその添加された試料量
とは無関係に試料リテーナ容量(一定)に特定される。
この400%という数値は厳密に試料を試料分離カラム
に供給する場合の値であって、実際には試料リテーナの
200%の試料量を試料リテーナに供給すれば、略試料
リテーナの容量と同等の試料を試料分離カラムに供給す
ることができる。しかし、試料リテーナ49に添加され
た試料量が試料リテーナ容量の50〜400%の場合
は、カラムに導入された試料量は試料リテーナに添加さ
れた試料量と非線形の関係にあって、試料リテーナに添
加された試料量と試料リテーナ容量のいずれをも上回ら
ないが、そのいずれにも特定されない。
【0011】図1は試料分離用カラムに導入される試料
量の記憶アルゴリズムを示す。試料リテーナ49に添加
された試料量(B)と試料リテーナ容量(A)とを取り
込んで記憶する。取り込み順序についてはどちらが先で
もよい。これらの記憶された量AとBは比較され、その
少ない方が試料分離用カラムに導入された試料量として
記憶される。すなわち、試料リテーナに添加された試料
量が試料リテーナ容量以下の場合は前者が、それよりも
多い場合は後者がそれぞれ試料分離用カラムへの試料導
入量(C)として記憶される。この場合、試料リテーナ
に添加された試料量と試料リテーナ容量との違いを表す
これらの比も同時に記憶される。
【0012】これによれば、試料分離用カラム4に導入
された試料量が試料リテーナ49に添加された試料量を
表しているものなのか、それとも試料リテーナ容量によ
って特定された試料量を表しているものなのかがわか
る。換言すれば、試料分離用カラム4に導入された試料
量を特定して正しく記憶することができる。
【0013】データの比較に関しては、これを試料導入
装置において行ってもよいが、データ処理装置に試料リ
テーナに添加された試料量と試料リテーナ容量の両者を
記憶して、データ処理の段階で行うようにしてもよい。
【0014】なお、図1において、A≧B及びA<Bは
それぞれA>B及びA≦Bであってもよい。
【0015】図7は試料リテーナ容量と試料リテーナに
添加された試料量との比較を試料導入装置で行う場合の
比較アルゴリズムを、図8はその比較をデータ処理装置
で行う場合の比較アルゴリズムをそれぞれ示す。図7に
おいては、試料リテーナ容量と試料リテーナに添加され
た試料量の入力及び記憶並びにその両者の比較及びその
結果に基づく少ない方の記憶が試料導入装置3において
行われ、その記憶された試料量がカラムに導入された試
料量としてデータ処理装置7に転送され、出力される。
一方、図8においては、試料リテーナ容量と試料リテー
ナに添加された試料量との入力及び記憶は試料導入装置
3において行われ、その記憶された両データはデータ処
理装置6に転送され、ここで、その両データの比較とそ
の結果に基づく少ない方の記憶並びにその出力が実行さ
れる。
【0016】図9は100μlの試料リテーナ容量をも
つ試料導入装置を用い、試料リテーナに添加される試料
量を10,20,50,100,200,500,10
00μlと変化させて得られた分析結果の計算レポート
データのヘッダーを示す。「導入量」の項に出力される
試料分析用カラムに導入された試料量は、試料リテーナ
に添加された試料量が10〜100μlの場合は試料リ
テーナに添加された試料量,試料リテーナに添加された
試料量が100〜1000μlの場合は試料リテーナ容
量である100μlとなっている。また試料リテーナに
添加された試料量が試料リテーナ容量の50〜400%
となる50〜400μlである場合は「導入量」の項に
出力される値の後に「?」のマークが付されている。し
たがって、試料分離用カラムに導入された試料量が容易
に確認できると共に、試料分離用カラムに導入された試
料量が添加された試料量と試料リテーナ容量のいずれか
らも特定され得ない範囲(非線形範囲)内のものである
ことも確認でき、データの信頼性向上を可能にする。
【0017】また、試料分離用カラムに導入された試料
量が特定できない範囲(非線形範囲)に属するときは、試
料リテーナへの試料添加量を設定できなくすることによ
りデータの信頼性を向上させることのできる別の実施例
もある。これは、例えば試料リテーナ容量が100μl
の場合は試料リテーナへの試料添加量として50〜40
0μlが設定できないようにするものである。この場合
の試料分離用カラムに導入される試料量の記憶アルゴリ
ズムを図10に示す。同図のアルゴリズムによれば、試
料リテーナ容量と試料リテーナへの試料添加量の入力及
び記憶がなされた後その両者の比較がなされる。その結
果、試料リテーナ容量が試料リテーナに添加される試料
量の4倍以上である場合と0.25 倍よりも小さい場合
は試料リテーナへの試料添加が行われ、そして試料分離
用カラムへの試料導入量として、前者の場合は試料リテ
ーナへの試料添加量が、後者の場合は試料リテーナ容量
がそれぞれ記憶されるが、そうでない場合はそれらの記
憶は消去され、なされない。
【0018】なお、A≧4B,A<0.25B及び0.2
5B≦A<4BはそれぞれA>4B,A≦0.25B及
び0.25B<A≦4Bであってもよい。
【0019】以上のようなアルゴリズムに基づいて測定
した測定結果を、図2に示したようなデータ処理装置7
により出力した出力レポートが図11,図12,図13
である。これら3つの測定はベンゼン,ナフタリン及び
アントラセンを測定するためのものであり、図5に示す
ような試料導入装置を採用し、何れの測定においても1
00μlの容量を有する試料リテーナ(サンプルルー
プ)49を使用している。また本測定においては、試料
リテーナに添加された試料量と試料分離カラムに供給さ
れた試料量は図6に示す関係を有するものとする。
【0020】図11は測定に20μlの試料を必要とし
た場合の出力レポートである。この試料量の20μl
は、図6に示すとおり試料リテーナ49に供給された試
料量,本実施例の場合ではシリンジ43内のピストン移
動量により特定された試料量と,試料分離カラムに供給
される試料量が等しくなる領域の試料量であるので、シ
リンジ43により、20μlの試料を供給するように設
定すれば、試料分離カラムにも20μlの試料が供給さ
れる。
【0021】図12は測定に100μlの試料を必要と
した場合の出力レポートである。図6によれば100μ
lの試料を試料分離カラムに供給するためには400μ
lの試料量を必要とするが、本測定は、シリンジ43よ
り100μlしか試料を供給しない測定を行った場合の
出力例である。この出力レポートには試料供給量を示す
欄に“*”が記されている。これはこの100μlの値
は信頼できない値であることを示しているものであり、
これに基づき測定結果もある程度信頼がおけない値であ
ることを測定者に知らせるためのものである。
【0022】図13は図12と同様に測定に100μl
の試料を必要とした場合の出力レポートである。但しこ
の測定ではシリンジ43より500μlの試料を試料リ
テーナ49に供給している。この測定では400μl以
上の試料を供給しているので図6に示す通り試料分離カ
ラムにも100μl以上の試料が供給されていることが
わかる。
【0023】図4は試料が試料分離カラムへ供給される
迄の系統図である。この中で試料供給手段100は試料
量設定手段101を備えている。本発明実施例の場合で
は試料供給手段とは図5に示すシリンジ43のことであ
り、試料量設定手段101によりシリンジ43内のピス
トンの移動量を制御することにより試料リテーナ49に
供給される試料量を制御している。
【0024】図14は図4に示した装置を稼働するため
のフローチャートである。まず、試料リテーナ49の容
量を入力する。そして試料量設定手段101により測定
に必要な試料量を入力する。そして、この入力値と試料
リテーナ49の容量に基づいて試料リテーナに供給しな
ければならない試料の必要量を算出し、表示装置102に
表示する。この必要量は図6に示したような、試料リテ
ーナに供給される試料量と試料分離カラムに供給される
試料量に基づいて決定され、図6を例にとると、試料供
給量が0〜50μlの場合は、その入力値がそのまま表
示される。そして試料供給量が50μl以上100μl
未満の場合にはその設定された供給量が必ずしもその通
り供給されない旨を表示すると共に、入力値がそのまま
表示される。そして試料供給量が100μlである場合
は、図6に示す通り400μl以上の試料を供給するよ
うに、測定者を促す表示が為される。そして以上表示さ
れた試料量を供給してよいかの判断を仰ぐ為の表示が為
される。この供給量で良いと選択した場合にはそのまま
導入量が設定され、表示された供給量を拒否した場合に
は供給量を再入力するか否かを判断するための表示が為
される。この再入力行程は特に100μlの試料を供給
する場合に必要な行程であり、400μlの試料量を供
給したくとも試料の残りが無い場合や、試料を節約しな
くてはいけない場合などに、供給できる許容量を入力す
る行程を設けることによって、試料の残量の範囲内で如
何に精度の高い測定を行うかの判断を測定者に委ねるこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、試料リテーナへの試料
添加量が試料リテーナ容量を超える場合は試料リテーナ
容量をもって試料分離用カラムへの試料導入量とするこ
とを可能とし、試料リテーナの容量を下回る試料量が供
給された場合には、操作者は、試料リテーナでは試料量
が、正確に特定できない領域を認識できるため、認識し
た結果に基づいて後の操作を継続することができ、結
果、データの信頼性向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく、試料分離用カラムに導入され
る試料量の記憶アルゴリズムの一例を示す図である。
【図2】本発明を実施するために用いられる液体クロマ
トグラフの一実施例の原理説明図である。
【図3】図2の試料導入装置の制御器の一実施例のブロ
ック図である。
【図4】試料が試料分離カラムへ供給される迄の系統図
である。
【図5】図2の試料導入装置の流路構成の一実施例の原
理説明図である。
【図6】図5の試料リテーナが100μlの容量をもつ
場合の、その試料リテーナに添加された試料量と試料分
離用カラムに導入された試料量との関係を示すグラフで
ある。
【図7】図1の試料添加量と試料リテーナ容量との比較
を試料導入装置において行う場合の、本発明に基づく比
較アルゴリズムの一例を示す図である。
【図8】図1の試料添加量と試料リテーナ容量との比較
をデータ処理装置において行う場合の、比較アルゴリズ
ムの一例を示す図である。
【図9】本発明に基づく分析結果のレポートの出力例を
示す図である。
【図10】本発明に基づく、試料分離用カラムに導入さ
れる試料量の記憶アルゴリズムのもう一つの例を示す図
である。
【図11】第1の出力レポートを示す図。
【図12】第2の出力レポートを示す図。
【図13】第3の出力レポートを示す図。
【図14】図4に示した装置を稼働するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…溶離液槽、2…ポンプ、3…試料導入装置、4…試
料分離用カラム、5…検出器、21,31…中央処理装
置、22,32…入力部、23,33…メモリ、24,
34…出力部、25,35…通信ポート、26…駆動
部、36…プリンタ、41…洗浄液槽、42,47…バ
ルブ、43…シリンジ、49…試料リテーナ。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定容量を有する試料リテーナと,該試料
    リテーナに任意の試料量を供給する試料供給手段と,前
    記試料リテーナを介して試料分離カラムに試料を供給す
    る手段とを有し、前記試料供給手段から供給される試料
    量と前記試料リテーナの容量のどちらか少ない方を、カ
    ラムへ導入する試料量と認定する手段を備えたことを特
    徴とする液体クロマトグラフ。
  2. 【請求項2】試料分離カラムと,一定容量を有する試料
    リテーナと,該試料リテーナに試料を供給する試料供給
    手段と,前記試料分離カラムへの供給試料量を設定する
    試料量設定手段とを有し、前記試料量設定手段で設定さ
    れる試料量が前記試料リテーナの容量以下である場合で
    あって、前記試料リテーナへの供給量と,前記試料分離
    カラムへの供給量が等しくなるための前記試料リテーナ
    への供給量範囲を予め設定しておき、該範囲内の供給量
    を前記試料量設定手段で設定した設定値を前記試料分離
    カラムへの供給量と特定する手段を設けたことを特徴と
    する液体クロマトグラフ。
  3. 【請求項3】試料分離カラムと,一定容量を有する試料
    リテーナと,該試料リテーナに試料を供給し、前記試料
    リテーナで試料量を計量した後、その試料を前記試料分
    離カラムに導く試料供給手段と,該試料供給手段の供給
    試料量を設定する試料量設定手段とを有し、前記試料量
    設定手段で設定される試料量が前記試料リテーナの容量
    以下である場合であって、前記試料リテーナへの供給量
    と,前記試料分離カラムへの供給量が等しくなるための
    前記試料リテーナへの供給量範囲を予め設定しておき、
    該範囲内の供給量を前記試料量設定手段で設定した場合
    に該設定値を前記試料分離カラムへの供給量と特定する
    手段を設けたことを特徴とする液体クロマトグラフ。
  4. 【請求項4】請求項2または3において、前記試料リテ
    ーナへの供給量範囲は、前記試料リテーナ容量の0%乃
    至50%であることを特徴とする液体クロマトグラフ。
  5. 【請求項5】試料分離カラムと,一定容量を有する試料
    リテーナと,該試料リテーナに試料を供給する試料供給
    手段と,前記試料分離カラムへの供給試料量を設定する
    試料量設定手段とを有し、前記試料リテーナに供給され
    る試料量が前記試料リテーナの容量を超える場合であっ
    て、前記試料リテーナの容量と,前記試料分離カラムへ
    の供給量が等しくなるための前記試料リテーナへの必要
    供給量を予め設定しておき、該必要供給量以上の試料を
    前記試料供給手段により前記試料リテーナに供給した場
    合に、前記試料リテーナの容量を前記試料分離カラムへ
    の供給量と特定する手段を設けたことを特徴とする液体
    クロマトグラフ。
  6. 【請求項6】試料分離カラムと,一定容量を有する試料
    リテーナと,該試料リテーナに試料を供給する試料供給
    手段と,前記試料分離カラムへの供給試料量を設定する
    試料量設定手段とを有し、前記試料リテーナの容量と等
    しい試料量が前記試料量設定手段により設定された際
    に、前記試料リテーナの容量と,前記試料分離カラムへ
    の供給量が等しくなるための前記試料リテーナへの必要
    供給量を前記試料リテーナに供給することを特徴とする
    液体クロマトグラフ。
  7. 【請求項7】試料分離カラムと,一定容量を有する試料
    リテーナと,該試料リテーナに試料を供給し前記試料リ
    テーナで試料量を計量した後その試料を前記試料分離カ
    ラムに導く試料供給手段と,該試料供給手段の供給試料
    量を設定する試料量設定手段とを有し、前記試料リテー
    ナの容量と等しい試料量が前記試料量設定手段により設
    定された際に、前記試料リテーナの容量と,前記試料分
    離カラムへの供給量が等しくなる前記試料リテーナへの
    必要供給量を表示する表示手段を設けたことを特徴とす
    る液体クロマトグラフ。
  8. 【請求項8】請求項4,5または6において、前記試料
    リテーナへの必要供給量は、前記試料リテーナ容量の2
    00%以上であることを特徴とする液体クロマトグラ
    フ。
  9. 【請求項9】一定容量を有する試料リテーナと,該試料
    リテーナに任意の試料量を供給する試料供給手段と,該
    試料供給手段の供給試料量を設定する試料量設定手段
    と,前記試料リテーナを介して試料分離カラムに試料を
    供給する手段と,少なくとも前記試料量設定手段により
    設定された試料量を表示する表示手段を備えた液体クロ
    マトグラフであって、前記試料量設定手段による設定値
    が試料リテーナ容量以下である場合における、前記試料
    リテーナへの供給量と前記試料分離カラムへの供給量と
    が等しくなるための試料量設定値範囲と,前記試料量設
    定手段による設定値が試料リテーナ容量を超える場合に
    おける、前記試料リテーナ容量と前記試料分離カラムへ
    の供給量とが等しくなるために必要な試料量設定値を、
    夫々記憶し、前記試料量設定値範囲以上,前記試料量設
    定値以下の試料量が前記試料量設定手段によって設定さ
    れた場合、前記表示手段にその旨を表示することを特徴
    とする液体クロマトグラフ。
  10. 【請求項10】一定容量を有する試料リテーナと,該試
    料リテーナに任意の試料量を供給する試料供給手段と,
    該試料供給手段の供給試料量を設定する試料量設定手段
    と,前記試料リテーナを介して試料分離カラムに試料を
    供給する手段と,少なくとも前記試料量設定手段により
    設定された試料量を表示する表示手段を備えた液体クロ
    マトグラフであって、前記試料量設定手段により設定さ
    れた試料量が前記試料リテーナ容量と等しい場合、前記
    試料リテーナの容量と、前記試料分離カラムへの供給量
    が等しくなるための前記試料リテーナへの必要供給量を
    表示する表示手段を備えたことを特徴とする液体クロマ
    トグラフ。
  11. 【請求項11】試料分離カラムに添加する試料量を設定
    する試料量設定手段と,一定容量を有する試料リテーナ
    とを備え、前記試料量設定手段によって設定された試料
    量が、前記試料リテーナの高精度測定のための必要量の
    範囲外である場合、その旨を表示する表示手段を設けた
    ことを特徴とする液体クロマトグラフ。
  12. 【請求項12】試料分離用カラムと,この試料分離用カ
    ラムを通して溶離液を流す手段と,予め定められた容量
    をもつ試料リテーナと、この試料リテーナに試料を添加
    し、この添加された試料を分離のために前記試料分離用
    カラムに導入する手段と,その試料分離用カラムによっ
    て分離された試料を検出する手段と,前記試料リテーナ
    に添加された試料量と前記試料リテーナの容量とを比較
    して、そのどちらが少ないかを判定し、その少ない方を
    前記試料分離用カラムに導入された試料量と決定する手
    段とを含む液体クロマトグラフ。
  13. 【請求項13】試料分離用カラムと,この試料分離用カ
    ラムを通して溶離液を流す手段と,予め定められた容量
    をもつ試料リテーナと,この試料リテーナに試料を添加
    し、この添加された試料を分離のために前記試料分離用
    カラムに導入する手段と,その試料分離用カラムによっ
    て分離された試料を検出する手段と,前記試料リテーナ
    に添加された試料量と前記試料リテーナの容量とを比較
    して、そのどちらが少ないかを判定し、その少ない方を
    前記試料分離用カラムに導入された試料量として記憶す
    る手段とを含む液体クロマトグラフ。
  14. 【請求項14】試料分離用カラムと,この試料分離用カ
    ラムを通して溶離液を流す手段と,予め定められた容量
    をもつ試料リテーナと,この試料リテーナに試料を添加
    し、この添加された試料を分離のために前記試料分離用
    カラムに導入する手段と,その試料分離用カラムによっ
    て分離された試料を検出する手段と,前記試料リテーナ
    に添加された試料量と前記試料リテーナの容量との違い
    を求め、この違いが予め定められた範囲内に入っている
    かどうかを判定する手段とを含む液体クロマトグラフ。
  15. 【請求項15】試料分離用カラムと,この試料分離用カ
    ラムを通して溶離液を流す手段と,予め定められた容量
    をもつ試料リテーナと,この試料リテーナに試料を添加
    し、この添加された試料を分離のために前記試料分離用
    カラムに導入する手段と,その試料分離用カラムによっ
    て分離された試料を検出する手段と,前記試料リテーナ
    に添加された試料量と前記試料リテーナの容量とを比較
    して、そのどちらが少ないかを判定し、更に前記試料リ
    テーナに添加された試料量と前記試料リテーナの容量と
    の違い求めて、この違いが予め定められた範囲に入って
    いるかどうかを判定する手段とを含む液体クロマトグラ
    フ。
  16. 【請求項16】請求項14または15において、前記違
    いが前記予め定められた範囲に入っている場合とその範
    囲からはずれている場合とを区別するための表示を行う
    手段を含む液体クロマトグラフ。
  17. 【請求項17】試料分離用カラムと,この試料分離用カ
    ラムを通して溶離液を流す手段と,予め定められた容量
    をもつ試料リテーナと,この試料リテーナに試料を添加
    し、この添加された試料を分離のために前記試料分離用
    カラムに導入する手段と,その試料分離用カラムによっ
    て分離された試料を検出する手段と,前記試料リテーナ
    に添加された試料量及び前記試料リテーナの容量のうち
    のどちらか少ない方を、前記試料リテーナに添加された
    試料量と前記試料リテーナの容量との違いが予め定めら
    れた範囲に入っている場合を除いて、前記試料分離用カ
    ラムに導入された試料量として記憶する手段とを含む液
    体クロマトグラフ。
  18. 【請求項18】試料分離用カラムと,この試料分離用カ
    ラムを通して溶離液を流す手段と,予め定められた容量
    をもつ試料リテーナを含み、かつこの試料リテーナに試
    料を添加し、この添加された試料を分離のために前記試
    料分離用カラムに導入する手段と、その試料分離用カラ
    ムによって分離された試料を検出する手段とを含み、前
    記試料導入手段は前記試料リテーナに添加された試料量
    と前記試料リテーナの容量とを比較する手段を含むこと
    を特徴とする液体クロマトグラフ。
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