JPH07233887A - 環状シール部材およびフランジ - Google Patents

環状シール部材およびフランジ

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JPH07233887A
JPH07233887A JP6081480A JP8148094A JPH07233887A JP H07233887 A JPH07233887 A JP H07233887A JP 6081480 A JP6081480 A JP 6081480A JP 8148094 A JP8148094 A JP 8148094A JP H07233887 A JPH07233887 A JP H07233887A
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JP
Japan
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annular
flange
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annular seal
center line
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JP6081480A
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English (en)
Inventor
Kenzo Kaminaga
賢三 神永
Atsushi Tsutsumi
淳 堤
Yasushi Sakurada
裕史 櫻田
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Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 管体の一端に設けられたフランジの端面に形
成された環状溝に装入可能な鍔部を有してなることを特
徴とする環状シール部材、および管体の一端に設けら
れ、管体と管体とを接合するフランジであって、フラン
ジの端面に、環状シール部材の環状基部を装入可能な前
記フランジ端面よりも窪んでいる開口端面部と、前記開
口端面部の外側に形成され環状シール部材に設けられた
鍔部を挿入する環状溝とを備えてなることを特徴とする
フランジである。 【効果】 この発明によれば、容易かつ確実にシール部
材を装着することができる環状シール部材と、前記環状
シール部材を装着することにより高い信頼性を有する自
緊式間継手を構成するフランジを提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フランジおよび環状
シール部材に関し、詳しくは、自緊式構造の管継手に使
用され得る一対のフランジと前記フランジ間のシールを
容易かつ確実に行なうことのできる環状シール部材に関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、自
緊式の管継手としては図6に示すような管継手が知られ
ていた。
【0003】この自緊式の管継手は、相対向して配置さ
れる一対のフランジ50A,50Bと、前記フランジ5
0A,50B間のシールを行なう環状シール部材51と
を備えてなる。前記一対のフランジ50A,50Bそれ
ぞれは流体通路52a,52bの内壁面からフランジの
接合端面に向かって拡開するテーパ部53a,53b
と、接合端面より外側に設けられた複数のボルト装着孔
54a,54bとを備えてなる。前記環状シール部材5
1は弾性体からなる。
【0004】前記環状シール部材51による前記両フラ
ンジ50A,50B間のシールは以下のように行なわれ
る。
【0005】前記一対のフランジ50A,50Bの前記
テーパ部53a,53bに、前記前記環状シール部材5
1の外周面の一部が接するように前記環状シール部材5
1を介装し、前記ボルト装着孔54a,54bにボルト
(図示しない。)を装着してナットを螺合することによ
り、前記一対のフランジ50A,50Bを接合させる。
このとき、前記環状シール部材51の外周面は、前記一
対のフランジ50A,50Bの前記テーパ部53a,5
3bに密接することになり、両フランジ50A,50B
間のシールが行なわれる。
【0006】実際の使用時には、前記流体通路52a,
52b内の内圧が高くなるほど前記フランジのテーパ部
53a,53bに密接している環状シール部材51の一
部のシール面圧が高まることにより、より高いシール性
能が発揮される。
【0007】このような環状シール部材によると、前記
環状シール部材の軸線に直交する中心面と両フランジの
接合端面が接合して形成される接合面とが一致する(以
下、この状態を適正位置と称する。)ように、前記環状
シール部材が配置されるときには、十分なシール性が得
られる。
【0008】しかしながら、前記環状シール部材を上記
適正位置に配置することは、容易ではなく、時間を有す
ると共に熟練を要する作業であった。
【0009】そして、前記適正位置に前記環状シール部
材が配置されないときには、シール性が不十分となり、
長期間のシール性を保持することができない、内部
を流通する流体の圧力が特に高いときにシール性を保持
することができない等の問題が生じていた。
【0010】この発明は、上記事情に基づいて完成され
たものである。この発明の目的は容易にかつ確実に十分
なシール機能が得られる環状シール部材を提供すること
にある。この発明の目的は、フランジに位置ずれなく装
着することのできる環状シール部材を提供することにあ
る。この発明の目的は、自緊式管継手に好適に使用され
ることができ、かつ前記環状シール部材を容易に装着す
ることのできるフランジを提供することにある。
【0011】この発明の目的は、環状シール部材を装着
したフランジ同士を締め付ける際に、多少環状シール部
材の装着にガタがあったとしても、フランジを締め付け
ることにより環状シール部材が緊密にフランジに装着さ
れるよううになり、シール性を完全なものにすることの
できるフランジを提供することにある。この発明の目的
は、環状シール部材を装着するのに容易な簡単な構成の
フランジを提供することにある。
【0012】この発明の目的は、上記の二以上の目的を
一挙に達成することのできる環状シール部材およびフラ
ンジを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、管体の一端に設けられたフ
ランジの端面に形成された環状溝に装入可能な鍔部を有
してなることを特徴とする環状シール部材であり、請求
項2に記載の発明は、管体の一端に設けられたフランジ
の端面に環状に形成されたところの、フランジ端面から
管体軸線に向かって傾斜する外側周面およびこの外側周
面に向かう内側周面を有する環状溝に挿入可能な鍔部
と、フランジの端面に環状に形成され、かつフランジ内
を液体が流通する貫通孔から前記環状溝にまで連続して
形成された環状底面に装着されるところの、前記鍔部か
ら内側に張り出した環状基部とを有してなることを特徴
とする環状シール部材であり、請求項3に記載の発明
は、管体の一端に設けられ、管体と管体とを接合するフ
ランジであって、フランジの接合端面に、環状シール部
材の環状基部を装入可能に形成され、かつフランジの前
記接合端面よりも窪み、環状に形成された環状底面と、
前記環状底面の外側に形成され、環状シール部材に設け
られた鍔部を挿入する環状溝とを備えてなることを特徴
とするフランジであり、請求項4に記載の発明は、管体
の一端に設けられ、管体と管体とを接合するフランジで
あって、フランジの接合端面に、フランジの開口部に連
絡する環状開口面と、フランジにおける流通孔の中心線
を中心として前記環状開口面から外側に向かって傾斜す
る環状テーパ面とを設けてなることを特徴とするフラン
ジである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明の環状シール部材は、以
下のように作用する。
【0015】フランジの端面に形成された環状溝に、前
記環状シール部材に設けられた鍔部が装入される。環状
溝を有する他のフランジが、前記フランジに接合される
と、前記環状シール部材の鍔部は、前記他のフランジの
端面に形成された環状溝にも装入される。前記鍔部が、
一方のフランジ端面の環状溝と他方のフランジ端面の環
状溝との間に形成される空間内に配置されることによ
り、前記環状シール部材は、いずれのフランジ側にも傾
斜せずに装着され、フランジ間の十分なシール性能が得
られる。
【0016】請求項2に記載の発明の環状シール部材
は、以下のように作用する。
【0017】フランジに環状シール部材を装着すると
き、フランジにおける環状溝に鍔部が装着されること
と、フランジにおける環状底面に環状基部が装着される
こととによって、装着時における環状シール部材の位置
ズレがない。したがって、従来におけるように、環状シ
ール部材の装着時における位置ズレにより、環状シール
部材の装着不良が生じ、これにより、接合したフランジ
同士のシール性が低下する、という問題点が解消され
る。また、環状シール部材を装着した状態でフランジ同
士を締め付けると、鍔部がフランジにおける環状溝によ
り締め付けられるのであるが、この環状シール部材にお
ける環状基部が補強部材として作用することにより、こ
の締め付けによって環状シール部材が破損するという問
題点が解消される。
【0018】フランジ同士を締め付けることによって、
装着された環状シール部材が破損することがないので、
環状溝における外側周面とこの環状シール部材における
前記外側周面に臨む面とが緊密に接触し、かつ締め付け
られることになるので、シール性が究めて高くなる。こ
のフランジ同士の初期締め付けによりこの環状シール部
材を装着したフランジ同士のシール性が高くなるので、
このフランジの流通孔内を低圧の流体を流通させる場合
には当然にそのシール性が確保され、しかも高圧ガスな
どの高圧流体をこのフランジの流通孔内を流通させる場
合には、この高圧流体の圧力により環状シール部材が拡
開するように加圧されるので、高圧流体についてのシー
ル性も更に強固になる。
【0019】請求項3に記載の発明のフランジは、以下
のように作用する。
【0020】前記請求項2に記載の発明の環状シール部
材における前記環状基部が、この発明に係るフランジの
接合端面に形成され、かつ前記フランジの接合端面より
も窪んで形成された環状底面に配置される。また、前記
環状シール部材における前記鍔部が前記環状底面の外側
に形成された環状溝内に装入される。環状溝への鍔部の
装入と前記環状底面への環状基部の装着とによって、環
状シール部材は、このフランジに安定に保持される。し
たがって、フランジの接合時に、また接合後においても
前記環状シール部材は、いずれのフランジ側にも傾斜せ
ずに適正な位置に配置される。その結果、環状シール部
材が位置ズレを生じたまま装着されることによるシール
性不良という問題が解消される。
【0021】このフランジには、環状シール部材が有す
る環状基部を装入することのできる環状底面を備えてい
るので、補強部材として作用する環状基部を有する環状
シール部材を装着したままフランジ同士を締め付けて
も、その締め付け力により環状シール部材を破損させる
という不都合を解消することができる。
【0022】このフランジには環状溝を有しているの
で、この環状溝に鍔部を装入した状態で環状シール部材
を装着したフランジ同士を締め付けると、環状溝におけ
る外側周面と鍔部における前記外側周面に臨む面とが緊
密に接触し、かつ締め付けられることになるので、シー
ル性が究めて高くなる。このフランジ同士の初期締め付
けによりこの環状シール部材を装着したフランジ同士の
シール性が高くなるので、このフランジの流通孔内を低
圧の流体を流通させる場合には当然にそのシール性が確
保され、しかも高圧ガスなどの高圧流体をこのフランジ
の流通孔内を流通させる場合には、この高圧流体の圧力
により環状シール部材が拡開するように加圧されるの
で、高圧流体についてのシール性も更に強固になる。
【0023】請求項4に記載の発明のフランジは、以下
のように作用する。
【0024】前記請求項3に記載の発明のフランジと同
様に、フランジの接合端面は、フランジ同士を接合する
際の合わせ面になる。このフランジの接合端面には、流
体たとえば粉体、粒状体、粉粒体、液体、スラリー、流
動物などを流通させる貫通孔が設けられている。このフ
ランジの貫通孔における中心線に直交する環状の平坦面
である環状開口面と、フランジの貫通孔中心線を中心と
して前記環状開口面から外側に向かって傾斜する環状テ
ーパ面とでシール部材装着用凹部が形成される。このシ
ール部材装着用凹部に環状シール部材が装着される。
【0025】装着される環状シール部材はこの発明に係
る環状シール部材であっても良く、また従来と同様の環
状シール部材であっても良い。いずれにしても環状シー
ル部材は、流体を流通させる開口部と、フランジに設け
られた環状テーパ面に接合するテーパ面とを有する。
【0026】たとえば環状シール部材における開口部中
心線とフランジの貫通孔中心線とが一致せず、あるいは
平行にならずに、シール部材装着用凹部内で環状シール
部材がわずかにズレたとする。換言すると、環状シール
部材の開口平面がフランジにおける環状開口面に対して
わずかに傾斜した状態でフランジに環状シール部材が装
着されるとする。一対のフランジの接合端面を合わせて
フランジを互いに締め付けると、フランジにおける環状
開口面および/または環状テーパ面が環状シール部材を
正常な位置になるように環状シール部材の位置を矯正す
る。その結果、締め付けられたフランジ同士で形成され
るシール装着用凹部内に環状シール部材が適正な位置で
装着されることになる。このとき、環状シール部材のテ
ーパ面がフランジにおける環状テーパ面に密着した状態
になっている。したがって、このフランジと環状シール
部材との相互作用により、完全なシール性が実現され
る。
【0027】
【実施例】以下にこの発明の実施例を詳細に説明する。
【0028】図1に示す管継手は、一対のフランジ1
A,1Bと、前記一対のフランジ1A,1B間のシール
を行う環状シール部材2とを備えてなる。
【0029】管体の一端に設けられた前記フランジ1A
と、別の管体の一端に設けられた他のフランジ1Bとが
相対して配置されている。
【0030】前記フランジ1Aおよび前記フランジ1B
は同一形状であるので、一方のフランジ1Aについて図
2をも参照して説明する。
【0031】フランジ1Aは、流体を流通させるため
の、フランジ1Aの中心線Lを中心軸として形成される
仮想的な円筒の周面を内面とする流体通路(この流体通
路は貫通孔である。)4と、フランジ同士を接合するた
めの、前記中心線Lに直交する環状の平面に形成されて
なる接合端面3と、フランジ1Aと他方のフランジ1B
とをその端面3で合わせて接合し、締め付けることがで
きるように、ボルトを装着するボルト装着孔9とを有す
る。また、このフランジ1Aの、前記接合端面3とは反
対側には、パイプ(図示せず。)の開口部と緊密に結合
することができるような、公知の構造(図示せず。)が
形成されている。公知の構造として、例えばパイプとこ
のフランジ1Aとの溶接構造を挙げることができる。
【0032】この接合端面3には、後述する環状シール
部材2を装着する環状シール部材装着用凹部を有する。
この環状シール部材装着用凹部は、環状開口面5と環状
溝6とを有する。
【0033】前記環状開口面5は、このフランジ1Aの
中心線Lに直交する環状の平面を有する。その環状の平
面の内側の縁は、フランジ1Aの流体通路4に連続す
る。環状の平面の外側の縁は環状溝6に連続する。フラ
ンジ1Aの接合端面3から環状開口面5までの長さ(こ
の長さを、環状開口面5の接合端面3からの「深さ」と
も称することがある。)は、後述する環状シール部材2
の規模に応じて決定される。
【0034】前記環状溝6は、前記環状開口面5の外側
に環状に形成された溝である。この環状溝6は、前記環
状開口面5の外周縁から連続して形成されたところの、
フランジ1Aの中心線Lを中心とする内側周面7と、前
記内側周面7に向かうように位置するところの、フラン
ジ1Aの流体通路4の中心線Lに頂点を有する仮想的な
円錐形外表面の一部を形成する環状のテーパ面8(以
下、環状テーパ面と称することがある。)とを有して形
成される。
【0035】この環状テーパ面8の傾斜角、すなわちフ
ランジ1Aの中心線Lと環状テーパ面8とのなす角度
は、通常5〜45度の範囲内に、好ましくは10〜30
度の範囲内に設計される。環状テーパ面8の傾斜角が前
記範囲内にあると、フランジ1Aとフランジ1Bとを結
合し、これらをボルト等で締め付けたときに、環状シー
ル部材2による、緊密で、液密あるいは気密のシール性
をより一層有効に確保することができる。
【0036】この環状溝6には、後述する環状シール部
材2の鍔部が嵌め込まれる。
【0037】上記構成を有するフランジを形成する材質
としては特に制限がないのであるが、このフランジ内を
流通させる流体が腐食性であるときにはその流体に対す
る耐腐食性材質で形成するのがよい。多くの工業的な状
況下においては、このフランジは、鋳鉄、鋳鋼、鍛造鋼
などの鉄製あるいは鋼製であり、ある場合にはSUS3
16が好適に使用される。
【0038】次に、前記環状シール部材2について図3
を参照して説明する。
【0039】前記環状シール部材2は、環状基部11と
鍔部12とを有する。
【0040】この環状基部11は、前記液体通路4の直
径と等しい内径を有するところの、円形に形成された貫
通開口部10を有する。したがって、この環状基部11
は、中心に貫通開口部10を有し、図3中の矢印Aから
見ると環状になるように形成されている。この環状基部
11の厚みは、このフランジ1A,1Bの規模に応じて
適宜に決定される。
【0041】鍔部12は、前記環状基部11におけるフ
ランジ1Aに向かう環状面11aからフランジ1Aに向
かって環状に突出する第1鍔部12aと、前記環状基部
11におけるフランジ1Bに向かう環状面11bからフ
ランジ1Bに向かって環状に突出する第2鍔部12bと
を有する。
【0042】この第1環状鍔部12aは、前記貫通開口
部10の中心線を中心線とする仮想的な円筒の外周面で
ある円筒内周面13aと、前記貫通開口部10の中心線
に頂点を有する仮想的な円錐体の外周面と一致するとこ
ろの、環状に形成された第1環状テーパ面14aとを有
する。この円筒内周面13aから前記貫通開口部10の
中心線までの長さ、換言すると、前記貫通開口部10の
中心線を中心線とする仮想的な円筒の半径は、前記フラ
ンジ1Aにおける内側周面7の半径よりもわずかな大き
な寸法になるように決定されている。また、前記第1環
状テーパ面14aの傾斜角、すなわち、前記貫通開口部
10の中心線と第1環状テーパ面14aとのなす角度
は、前記フランジ1Aに形成された環状溝6を構成する
環状のテーパ面8の傾斜角に対応する。
【0043】第1鍔部12aと同様にして第2鍔部12
bが形成される。すなわち、この第2環状鍔部12b
は、前記貫通開口部10の中心線を中心線とする仮想的
な円筒の外周面である円筒内周面13bと、前記貫通開
口部10の中心線に頂点を有する仮想的な円錐体の外周
面と一致するところの、環状に形成された第2環状テー
パ面14bとを有する。この円筒内周面13bから前記
貫通開口部10の中心線までの長さ、換言すると、前記
貫通開口部10の中心線を中心線とする仮想的な円筒の
半径は、前記フランジ1Bにおける内側周面7の半径よ
りもわずかな大きな寸法になるように決定されている。
また、前記第2環状テーパ面14bの傾斜角、すなわ
ち、前記貫通開口部10の中心線と第2環状テーパ面1
4bとのなす角度は、前記フランジ1Bに形成された環
状溝6を構成する環状のテーパ面8の傾斜角に対応す
る。
【0044】この実施例では前記第1鍔部12aと第2
鍔部12bとは環状基部11に対して対称に形成され、
その外は同様の構造を有している。
【0045】また、この第1鍔部12a、第2鍔部12
bおよび環状基部11は一体に形成されている。
【0046】上記構成を有する環状シール部材を形成す
る材質としては特に制限がないのであるが、この環状シ
ール部材の貫通開口部内を流通させる流体が腐食性であ
るときにはその流体に対する耐腐食性材質で形成するの
がよい。多くの工業的な状況下においては、この環状シ
ール部材は、鋳鉄、鋳鋼、鍛造鋼などの鉄製あるいは鋼
製、あるいはアルミニウム、銅などの非鉄金属製であ
り、ある場合にはSUS316が好適に使用される。
【0047】上記構成を有する環状シール部材は、シー
ル性を向上させるために前記第1環状テーパ面12aお
よび第2環状テーパ面12bの表面を固体潤滑剤例えば
二硫化モリブデン系潤滑剤を焼付け塗装しておくのが好
ましい。また、この環状シール部材装着によるシール性
の向上をより一層高めるために、前記第1環状テーパ面
12aおよび第2環状テーパ面12bの表面粗さを、R
max 6.3s以上に仕上げておくことが好ましい。
【0048】図1に示すように、前記環状シール部材2
は、前記一対のフランジ1A,1B間に介装する。この
とき前記環状シール部材2の環状基部11は、両フラン
ジ1A,1Bの前記環状開口面5a,5bに挟み込まれ
る。これによって、前記一対のフランジ1A,1Bが接
合する接合端面3(図1では15で示される。)と、前
記環状シール部材2の軸線(中心線でもある。)に直交
する中心面とが必然的に一致する。
【0049】一方のフランジ1Aに前記環状シール部材
2を装着した後に、他方のフランジ1Bを接合する場合
においても、前記フランジ1Aの環状溝6の内側周面7
に、前記環状シール部材の内側面13が係止されている
ので、他方のフランジ1Bの接合時に他方のフランジ1
Bが、前記環状シール部材2に接触しても前記環状シー
ル部材2の位置がずれたり、外れたりすることが防止さ
れ、容易かつ確実に前記環状シール部材2を前記フラン
ジ1A,1B間に介装することができるさらに、接合後
においても相対する環状溝6により形成される空間内
に、前記環状シール部材2の鍔部12が係止されるの
で、流体の圧力が減少したりした場合であっても、シー
ル部材の位置がずれたり、外れたりすることがない。
【0050】なお、前記一対のフランジ1A,1Bの接
合は、ボルト装着孔9a,9bにボルトを装着して、ナ
ットを螺合することにより行なう。
【0051】この発明は、上述した実施例に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能で
ある。
【0052】この発明のフランジの他の態様について図
4および図5を用いて以下に説明する。
【0053】図4に示すように、この発明の他の態様と
してのフランジ20は、流体を流通させるための、フラ
ンジ20の中心線Lを中心軸として形成される仮想的な
円筒の周面を内周面21aとする流体通路21と、フラ
ンジ20同士を接合するための、前記中心線Lに直交す
る環状の平面に形成されてなる接合端面22と、フラン
ジ20と他方のフランジ20とをその接合端面22で合
わせて接合し、締め付けることができるように、ボルト
を装着するボルト装着孔23とを有する。また、このフ
ランジ20の、前記接合端面22とは反対側には、パイ
プ(図示せず。)の開口部と緊密に結合することができ
るような、公知の構造(図示せず。)たとえば溶接構造
が形成されている。
【0054】この接合端面22には、後述する環状シー
ル部材24を装着する環状シール部材装着用凹部25を
有する。
【0055】前記環状シール部材装着用凹部25は、こ
のフランジ20の中心線Lに直交する環状の平面となっ
ている環状開口面26(この環状開口面26は環状シー
ル部材装着用凹部25における環状の底面とも言え
る。)を有する。その環状開口面26の内側の縁は、フ
ランジ20の流体通路21すなわち貫通孔に連続する。
環状の環状開口面26の外側の縁は環状テーパ面27に
連続する。
【0056】前記環状の環状開口面26の幅S1 (図5
参照)は少なくとも0.2cm確保されているのが良
く、また、流体通路21の直径の1/3〜1/100と
なるように、また好ましくは流体通路21の直径の1/
4〜1/10となるように設定するのが良い。環状開口
面26の幅が前記数値よりも小さいと、このフランジ2
0の環状シール部材装着用凹部25に環状シール部材2
4を装着した場合に、その環状シール部材24がわずか
に位置ズレを起こしているときには、たとえフランジ同
士を締め付けたとしても、環状シール部材24の位置ズ
レを矯正することのできないことがある。なおここで
「できないことがある」と称したのは、前記環状の環状
開口面26の幅が前記値よりも小さくても本願発明の目
的であるところの、環状シール部材24の位置ズレの矯
正を達成することができるのでるが、ある場合には矯正
することのできないこともあると言う意味であり、換言
すると、この発明の目的を一応達成するが再現性が低い
という意味である。
【0057】図5に示されるように、前記接合端面22
から環状の環状開口面26までの長さS2 (この長さを
環状環状開口面26の深さと表現することもできる。)
は、少なくとも0.5cm確保されているのが良く、ま
た、流体通路21の直径の1/10〜2/3となるよう
に、また好ましくは流体通路21の直径の1/5〜1/
2となるように設定するのが良い。前記環状環状開口面
26の深さS2 が前記範囲であると、後述する環状シー
ル部材24との密着性が一層確保され、フランジ同士を
締め付けることにより密着性が更に高まり自緊性が達成
される。前記環状環状開口面26の深さS2 が前記範囲
を満たしていないときには、この発明の目的を達成する
ことはできるものの発明の効果の再現性に乏しいことが
ある。
【0058】前記環状テーパ面27は、前記環状の環状
開口面26の外周縁から連続して形成されたところの、
フランジ20の流体通路21の中心線Lに頂点を有する
仮想的な円錐形外表面の一部を形成する環状のテーパ面
である。
【0059】この環状テーパ面27の傾斜角、すなわち
フランジ20の中心線Lと環状テーパ面27とのなす角
度(図5においてαで示される角度)は、通常5〜45
度の範囲内に、好ましくは10〜30度の範囲内に設計
される。
【0060】なお、この実施例に係るフランジ20にお
ける前記角度αの好ましい範囲は、前記図1および図2
に示されるフランジにおける角度の好ましい範囲と一致
している。
【0061】環状テーパ面27の傾斜角が前記範囲内に
あると、フランジ20とフランジ20とを結合し、これ
らをボルト等で締め付けたときに、環状シール部材24
による、緊密で、液密あるいは気密のシール性をより一
層有効に確保することができる。
【0062】この環状シール部材装着用凹部25には、
環状シール部材24が嵌め込まれる。
【0063】上記構成のフランジの材質については、前
述したのと同様である。
【0064】図4に示す環状シール部材24は、基本的
には前記図3に示す環状シール部材と同様の構成を有す
るのであるが、流体が流通することのできるように、ま
た、前記フランジ20の流体通路21と同じ直径を有す
るように開口する貫通孔28を備える。したがって、こ
の環状シール部材24は、中心に貫通孔28を有し、平
面から見ると環状になるように形成されている。この環
状シール部材24の中心線L方向の厚みは、このフラン
ジ20の規模に応じて適宜に決定される。
【0065】環状シール部材24の外周面には、前記貫
通孔28の中心線に頂点を有する仮想的な円錐体の外周
面と一致するところの、環状に形成された第1環状テー
パ面29aと第2環状テーパ面29bとを有する。前記
第1環状テーパ面29aの傾斜角、すなわち、前記貫通
孔28の中心線と第1環状テーパ面29aとのなす角度
は、前記フランジ20に形成された環状シール部材装着
用凹部25における環状テーパ面27の傾斜角に対応す
る。
【0066】第2環状テーパ面29bは、この環状シー
ル部材のその中心線を通る縦断面において前記第1環状
テーパ面29aとは対称になるように形成される。した
がって、この第2環状テーパ面29bの傾斜角は、前記
第環状テーパ面29aの傾斜角と同じである。
【0067】この環状シール部材は、図3に示す環状シ
ール部材2と同様に環状基部30を有する。この環状基
部30は、図3に示す環状シール部材2におけるのと同
様に補強部材としての機能を有する。
【0068】このフランジ20の環状テーパ部材装着用
凹部25内に環状テーパ部材24を装着した場合に、環
状テーパ部材24が環状テーパ部材装着用凹部25内で
位置ズレを起こしたとする。具体的には、図5に示すよ
うに、環状テーパ部材24の端面と第1環状テーパ面2
9aとで形成される円形縁部P1 が環状の環状開口面2
6に当接し、また環状テーパ部材24の外周面と第1環
状テーパ面29aとで形成される円形縁部P2 が環状テ
ーパ面27に当接するように、環状テーパ部材24の位
置ズレが生じたとする。このような状態のまま、環状シ
ール部材装着用凹部25に環状シール部材24を装着し
たフランジ20に、他方のフランジを、互いにその接合
端面22が合わさるように重ね、ボルト装着孔23に通
したボルトで、互いに締め付けると、環状シール部材2
4はその両側からフランジ20により押圧され、前記円
形縁部P1 が環状の環状開口面26上を移動し、また、
前記円形縁部P2 が環状テーパ面27上を移動して、最
終的には、環状シール部材24の端面とフランジ20に
おける環状の環状開口面26とが平行になる。なお、環
状シール部材24の端面とフランジ20における環状の
環状開口面26とが平行になっている場合、環状シール
部材24の規模により、環状シール部材24の端面とフ
ランジ20における環状の環状開口面26とが離れてい
る場合もあり、また、当接している場合もある。
【0069】いずれにしても、このフランジ20を使用
すると、環状シール部材24が環状シール部材装着用凹
部25内で多少の位置ズレを生じていても、一対のフラ
ンジ20を締め付ける内にその位置ズレが矯正され、正
しい位置になる。
【0070】そして、フランジ20を締め付けることに
より、一方のフランジ20における環状シール部材装着
用凹部の環状テーパ面27と環状シール部材24におけ
る第1環状テーパ面29aとが、また他方のフランジ2
0における環状シール部材装着用凹部の環状テーパ面2
7と環状シール部材24における第2環状テーパ面29
bとが、一層緊密に密着するようになって、自緊性シー
ルが完成する。
【0071】以上においてこの発明の態様を詳述した
が、この発明の好適態様を以下に列挙する。
【0072】この発明に係る環状シール部材の第1態様
は、流体が流通する貫通孔を備えた円盤状基盤(環状基
部とも称することができる。)と鍔部とを備え、前記鍔
部は、一方のフランジに形成された環状シール部材装着
凹部に装着可能に、前記貫通孔の中心線に平行な方向に
突出し、一方のフランジの前記環状シール部材装着凹部
に設けられた環状テーパ面と実質的に同じ傾斜角をもっ
て傾斜する第1環状テーパ面と、他方のフランジに形成
された環状シール部材装着凹部に装着可能に、前記貫通
孔の中心線に平行な方向に突出し、他方のフランジの環
状シール部材装着凹部に設けられた環状テーパ面と実質
的に同じ傾斜角をもって傾斜する第2環状テーパ面とを
有することを特徴とする環状シール部材であり、この発
明に係る環状シール部材の第2態様は、前記第1態様の
環状シール部材において、前記傾斜角が、前記貫通孔の
中心線に対して5〜45度の範囲内、好ましくは10〜
30度の範囲内に設定されてなり、前記角度範囲内にあ
るときに最も良好に自緊性効果の奏される環状シール部
材であり、この発明に係る環状シール部材の第3態様
は、前記第1態様および第2態様の環状シール部材にお
いて、図6に示すように、環状シール部材の外側半径R
1 と環状シール部材の内側半径R2 との比(R2 /R
1 )が0.6以上であり、好ましくは0.7〜0.95
であり、特に好ましくは0.8〜0.9であり、前記比
(R2 /R1 )が前記範囲内にあることにより自緊性シ
ール部材の特長である流体自身の圧力(内圧)により、
シール効果を確保することができるという利点を有する
環状シール部材である。
【0073】この発明に係る環状シール部材の第4態様
は、前記第1〜3態様の環状シール部材において、第1
環状テーパ面および第2環状テーパ面の表面に二硫化モ
リブデン系潤滑剤等の固体潤滑剤が焼付け塗装されてな
る環状シール部材であり、この発明に係る環状シール部
材の第5態様は、前記第1〜4態様の環状シール部材に
おいて、第1環状テーパ面および第2環状テーパ面の表
面粗さがRmax 6.3を下回らないように形成されてな
る環状シール部材である。
【0074】この発明に係るフランジの第1態様は、管
体の一端に設けられ、管体と管体とを接合するフランジ
であって、流体が流通する貫通孔を備えた円盤状基盤
(環状基部とも称することができる。)と鍔部とを備え
てなる環状シール部材を装着する環状シール部材装着凹
部を、前記フランジの端面(フランジとフランジとを接
合する際の他のフランジとの合わせ面とも言い得る。)
に備えてなることを特徴とするフランジであり、この発
明に係るフランジの第2態様は、前記第1態様におい
て、前記環状シール部材装着凹部が、前記環状シール部
材の第1態様から第3態様までにおける円盤状基盤を装
着することができるように形成されたところの、前記端
面から所定の深さを有し、かつ前記貫通孔の中心線に直
交する環状の平面を有する環状端面と、前記環状シール
部材における円盤状基盤を装着することができるように
形成され、前記環状端面の外側に連続して形成され、前
記環状シール部材の第1態様から第3態様までにおける
第1環状テーパ面または第2環状テーパ面に接合可能な
環状テーパ面を備えた環状溝とを有してなるフランジで
あり、この発明に係るフランジの第3態様は、この発明
に係るフランジの前記第1態様または第2態様におい
て、前記環状テーパ面は、その傾斜角が、フランジの中
心線に対して5〜45度の範囲内、好ましくは10〜3
0度の範囲内に設定されてなり、前記角度範囲内にある
ときに最も良好に自緊性効果の奏されるフランジであ
り、この発明に係るフランジの第4態様は、管体の一端
に設けられ、管体と管体とを接合するフランジであっ
て、フランジの端面に、フランジの開口部中心線すなわ
ちフランジにおける貫通孔の中心線に直交する環状底面
と、フランジの開口部中心線を中心として前記底面から
外側に向かって傾斜する環状テーパ面とを設けてなるこ
とを特徴とするフランジであり、この発明に係るフラン
ジの第5態様は、前記フランジの第4態様において、前
記環状テーパ面は、その傾斜角が、フランジの中心線に
対して5〜45度の範囲内、好ましくは10〜30度の
範囲内に設定されてなり、前記角度範囲内にあるときに
最も良好に自緊性効果の奏されるフランジであり、この
発明に係るフランジの第6態様は、前記フランジの第4
態様および第5態様において、前記環状底面の深さ(フ
ランジの端面から環状底面までの長さ)が0.2〜4c
mであり、好ましくは0.5〜2.5cmであるフラン
ジであり、この発明に係るフランジの第7態様は、前記
フランジの第4態様から第6態様までのいずれかにおい
て、前記環状底面の外側縁の円の半径R3 とフランジの
貫通孔の半径R4 との比(R4 /R3 )が1/3〜1/
100であり、好ましくは1/4〜1/10であり、こ
れによって環状シール部材の環状テーパ面とフランジの
環状テーパ面とが容易に密着するという利点を有するフ
ランジである。
【0075】
【発明の効果】この発明の環状シール部材によると、鍔
部を有するので、フランジに装着するときのいわゆる
「芯出し」が容易である。この芯出しという意味は、フ
ランジにおける貫通孔あるいは流体流通路の中心線と環
状シール部材における貫通孔の中心線とを一致させるこ
とを含む。この発明の環状シール部材によると、前記内
側周面に臨む内側面と前記外側周面に接する外側面とを
有してなるので、フランジ同士を締め付けることによ
り、シール性の向上および自緊性の向上を図ることがで
きる。また、この環状シール部材が環状基部を有するこ
とにより、フランジに装着するときのいわゆる「芯出
し」を容易にすることができる。
【0076】要するに、鍔部を有することにより、ある
いは環状基部を有することにより、あるいはこれら二者
を有することにより、位置ズレを生じることなく、確実
にフランジに環状シール部材を装着することができる。
確実な装着ができるから、この環状シール部材によるシ
ール性が向上するのである。
【0077】環状基部は補強部材としての効果を有す
る。つまり、フランジとフランジとの間に環状シール部
材を装着し、これらフランジを締め付けたときに、その
締め付け力により環状シール部材も締め付けられるので
あるが、環状基部が補強効果を発揮して強固な締め付け
にもかかわらず、環状シール部材が破損することもな
い。
【0078】この発明のフランジは、前記開口端面部の
外側に形成され環状シール部材に設けられた鍔部を挿入
する環状溝および環状基部を装着する環状底面を有する
ので、鍔部および環状基部を有する環状シール部材の装
着が容易であり、環状シール部材の芯出しを容易に、か
つ確実に行うことができ、またフランジ同士を締め付け
たときにシール性の向上を図ることができる。
【0079】この発明のフランジは、フランジの端面
に、フランジの開口部中心線に直交する環状開口面と、
フランジの開口部中心線を中心として前記底面から外側
に向かって傾斜する環状テーパ面とを有するので、フラ
ンジに装着した環状シール部材の位置ズレがたとえ生じ
ていたとしても、フランジ同士を締め付けることによ
り、その位置ズレが矯正され、自緊性が達成され、シー
ル性も向上する。
【0080】この発明によると、容易かつ確実にシール
部材を装着することができる環状シール部材と、前記環
状シール部材を装着することにより高い信頼性を有する
自緊式管継手を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例である環状シール部
材を、同じく一実施例であるフランジに装着した状態を
示す断面図である。
【図2】図2はこの発明におけるフランジの一具体例を
示す断面図である。
【図3】図3はこの発明における環状シール部材の一具
体例を示す断面図である。
【図4】図4はこの発明の他の実施例であるフランジを
示す断面図である。
【図5】図5はこの発明の他の実施例であるフランジの
作用を説明するための参考説明図である。
【図6】図6は従来の自緊式管継手の一例を示す概略説
明図である。
【符号の説明】
1A,1B・・・フランジ、2・・・環状シール部材、
3・・・端面、5a,5B・・・開口端面部、6・・・
環状溝、7・・・内側周面、8・・・外側周面、10・
・・貫通孔、11・・・環状基部、12a・・・第1鍔
部、12b・・・第2鍔部、13・・・内側面、14a
・・・外側面(第1環状テーパ面)、14b・・・外側
面(第2環状テーパ面)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体の一端に設けられたフランジの接合
    端面に形成された環状溝に装入可能な鍔部を有してなる
    ことを特徴とする環状シール部材。
  2. 【請求項2】 管体の一端に設けられたフランジの接合
    端面に環状に形成されたところの、フランジ端面から管
    体軸線に向かって傾斜する外側周面およびこの外側周面
    に向かう内側周面を有する環状溝に挿入可能な鍔部と、
    前記環状溝とフランジ内を流体が流通する貫通孔との間
    で、フランジの接合端面から窪んで平坦な環状に形成さ
    れた環状底面に装着されるところの、前記鍔部から内側
    に張り出した環状基部とを有してなることを特徴とする
    環状シール部材。
  3. 【請求項3】 管体の一端に設けられ、管体と管体とを
    接合するフランジであって、フランジの接合端面に、環
    状シール部材の環状基部を装入可能に形成され、かつフ
    ランジの前記接合端面よりも窪み、環状に形成された環
    状底面と、前記環状底面の外側に形成され、環状シール
    部材に設けられた鍔部を挿入する環状溝とを備えてなる
    ことを特徴とするフランジ。
  4. 【請求項4】 管体の一端に設けられ、管体と管体とを
    接合するフランジであって、フランジの接合端面に、フ
    ランジの開口部に連絡する環状開口面と、フランジにお
    ける流通孔の中心線を中心として前記環状開口面から外
    側に向かって傾斜する環状テーパ面とを設けてなること
    を特徴とするフランジ。
JP6081480A 1993-12-27 1994-04-20 環状シール部材およびフランジ Withdrawn JPH07233887A (ja)

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