JPH07232795A - キャッピング装置 - Google Patents

キャッピング装置

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Publication number
JPH07232795A
JPH07232795A JP3936294A JP3936294A JPH07232795A JP H07232795 A JPH07232795 A JP H07232795A JP 3936294 A JP3936294 A JP 3936294A JP 3936294 A JP3936294 A JP 3936294A JP H07232795 A JPH07232795 A JP H07232795A
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JP
Japan
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cam track
spindle
cap
cam
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP3936294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shichiro Kumada
七郎 熊田
Kiyoshi Tsukimori
清 月森
Hitoshi Iwamoto
均 岩本
Shinichi Kawaguchi
眞一 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Closures Co Ltd
Toyo Shokuhin Kikai KK
Original Assignee
Toyo Shokuhin Kikai KK
Japan Crown Cork Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Shokuhin Kikai KK, Japan Crown Cork Co Ltd filed Critical Toyo Shokuhin Kikai KK
Priority to JP3936294A priority Critical patent/JPH07232795A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1本のカムトラックに装着されたスピンドル
にキャッピングヘッドを着脱可能に構成することによ
り、ピルファープルーフキャップおよびプレスクリュー
キャップの装着を可能としたキャッピング装置を提供す
る。 【構成】 カムブロックに形成されたカムトラックに沿
って移動するとともに回転せしめられるスピンドルに、
キャッピングヘッドを装着したキャッピング装置であっ
て、カムブロックに形成されたカムトラックは、上限位
置を規定する第1のトラックと、該第1のトラックから
所定量降下した位置に形成され該スピンドルが略1回転
する間に移動する量に相当する長さを有する第2のカム
トラックと、該第2のカムトラックと連続して下限位置
に形成され該スピンドルが容器の口頸部に形成されたね
じの巻き数と略同一回転する間に移動する量に相当する
長さを有する第3のカムトラックとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭酸飲料、果汁飲料、
アルコール飲料類などを収容した容器の口頸部にキャッ
プを装着するキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種キャップとしては、容器の口頸部
に被嵌後にねじが転造されるピルファープルーフキャッ
プ、容器の口頸部に形成されたねじに螺合するねじを備
えたプレスクリューキャップおよび打栓キャップ所謂玉
冠が用いられている。このようなキャップを容器の口頸
部に装着するキャッピング装置としては、外周面にカム
トラックを備えたカムブロックと、該カムトラックと嵌
合するカムフォロアを有し該カムトラックに沿って移動
せしめられるスピンドルと、該スピンドルに取り付けら
れ容器の口頸部にキャップを装着するキャッピングヘッ
ドとを具備する装置が一般に用いられている。このよう
なキャッピング装置において、ピルファープルーフキャ
ップとプレスクリューキャップを1台の装置で装着する
試みがなされており、例えば、実開平4ー60897号
として提案されている。
【0003】上記公開公報に開示されたキャッピング装
置は、ピルファープルーフキャップ用のカムトラックを
形成した上部カムおよび下部カム、玉冠用のカムトラッ
クおよびプレスクリューキャップ用のカムトラックを形
成した中間カムを有するターレットを備え、上記上部カ
ムおよび下部カムにピルファープルーフキャッピングヘ
ッドを備えたロールオンスピンドルを、上記中間カムに
打栓ヘッドを備えた打栓スピンドルおよびプレスクリュ
ーキャッピングヘッドを備えたプレスクリュースピンド
ルを、それぞれ着脱可能に構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記公開公報
に開示されたキャッピング装置は、装着するキャップの
種類に応じて、その装着するキャップ用のキャッピング
ヘッドを備えたスピンドルをそれぞれ用意し、各スピン
ドルをその都度交換しなければならず、コスト的にも高
価となり、また、その交換作業もかなり面倒である。更
に、各スピンドル用に専用のカムトラックを形成するた
め上下方向の寸法が長くなり、装置全体が高くなるとい
う問題がある。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、1本のカムトラックに
装着されたスピンドルにキャッピングヘッドを着脱可能
に構成することにより、ピルファープルーフキャップお
よびプレスクリューキャップの装着を可能としたキャッ
ピング装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を達成す
るために、本発明によれば、カムトラックを備えたカム
ブロックと、該カムトラックと係合するカムフォロアを
有し該カムトラックに沿って移動するとともに回転せし
められるスピンドルと、該スピンドルに取り付けられ容
器の口頸部にキャップを装着するキャッピングヘッドと
を具備したキャッピング装置において、該カムブロック
に形成されたカムトラックは、上限位置を規定する第1
のカムトラックと、該第1のカムトラックから所定量降
下した位置に形成され該スピンドルが略1回転する間に
移動する量に相当する長さを有する第2のカムトラック
と、該第2のカムトラックと連続して下限位置に形成さ
れ該スピンドルが容器の口頸部に形成されたねじの巻き
数と略同一回転する間に移動する量に相当する長さを有
する第3のカムトラックとを備え、該スピンドルは、該
第2のカムトラックおよび該第3のカムトラックに沿っ
て移動する間に容器の口頸部に被嵌されたキャップに作
用するプレスクリューキャッピングヘッドと、該第3の
カムトラックに沿って移動する間に容器の口頸部に被嵌
されたキャップに作用するロールオンピルファープルー
フキャッピングヘッドとを着脱可能に構成した、ことを
特徴とするキャッピング装置が提供される。
【0007】
【作用】プレスクリューキャップを容器の口頸部に装着
する場合は、スピンドルにプレスクリューキャッピング
ヘッドを装着し、スピンドルをカムトラックに沿って移
動することにより、スピンドルが第2のカムトラックを
通過する間にプレスクリューキャッピングヘッドがプレ
スクリューキャップに作用して容器の口頸部外周面に形
成されたねじとプレスクリューキャップの内周面に形成
されたねじとの螺合開始位置が合致して螺合が開始せし
められ、スピンドルが第3のカムトラックを通過する間
にプレスクリューキャップは本締めされる。また、ピル
ファープルーフキャップを容器の口頸部に装着する場合
は、スピンドル62にロールオンピルファープルーフキ
ャッピングヘッドを装着し、スピンドルをカムトラック
に沿って移動することにより、スピンドル62が第3の
カムトラックを通過する間にロールオンピルファープル
ーフキャッピングヘッドが容器の口頸部に被嵌たれたピ
ルファープルーフキャップに作用して、容器の口頸部に
形成されたねじに対応するねじを転造する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
構成されたキャッピング装置の好適実施例について詳細
に説明する。
【0009】図1は本発明に従って構成されたキャッピ
ング装置を備えたキャッピングシステムの概略構成を示
す平面図、図2は本発明に従って構成されたキャッピン
グ装置の一実施例を示す縦断面図、図3は図2のキャッ
ピング装置に用いられるカムブロックに形成されたカム
トラックを展開して示す説明図である。
【0010】図1に示すキャッピングシステムは、回転
ターレット式キャッピング装置2と、搬送コンベア手段
4と、回転ターレット式搬入手段6と、回転ターレット
式搬出手段8と、キャップ供給手段10とを具備してい
る。図示しない充填装置によって内容物が充填された容
器12は、直立状態で搬送コンベア手段4上に供給さ
れ、搬入手段6に向けて矢印14で示す方向に搬送され
る。搬入手段6は容器12を矢印15で示す方向に搬送
して、搬入位置16にてキャッピング装置2に搬入す
る。なお、搬入手段6によってキャッピング装置2に搬
送される容器12は、キャップ被嵌位置22においてそ
の口頸部に上記キャップ供給手段10によってキャップ
24が被嵌される。このように、キャップ24が被嵌さ
れキャッピング装置2に搬入された容器12は、矢印1
8で示す方向に上記搬入位置16から搬出位置20まで
搬送される。キャップ24が被嵌された容器12が上記
搬入位置16から上記搬出位置20へ搬送される間に、
後述するようにして、容器12の口頸部にキャップ24
が所要のとおり装着される。搬出手段8はキャップ24
が装着された容器12を上記搬出位置20から矢印26
で示す方向に搬送して、キャッピング装置2から搬送コ
ンベア手段4上に搬出する。キャッピング装置2から搬
出された容器12は、搬送コンベア手段4上を矢印28
で示す方向に搬送される。上記搬送コンベア手段4、搬
入手段6、搬出手段8およびキャップ供給手段10は、
周知の形態のものでよく、本明細書においてはこれら各
手段の詳細な説明を省略する。
【0011】図2を参照してキャッピング装置2につい
て説明する。図示のキャッピング装置2は、中央支柱3
0を備えている。該中央支柱30は、その下端部が図示
しないジャッキに連結され、図において上下方向に移動
調節可能に構成されている。中央支柱30の上端部に
は、カムトラック32を備えたカムブロック34が取り
付けられている。カムトラック32は、カムブロック3
4の外周面に溝状に形成され、図3に示すように上限位
置を規定する第1のカムトラック321と、該第1のカ
ムトラック321から所定量降下した位置に形成された
第2のカムトラック322と、下限位置を規定する第3
のカムトラック323を備えており、これら第1のカム
トラック321、第2のカムトラック322および第3
のカムトラック323は、傾斜トラック324、325
および326によって連続せしめられている。前記第2
のカムトラック322は後述するスピンドルが略1回転
する間に移動する量に相当する長さを有し、第3のカム
トラック323は図示の実施例においては後述するスピ
ンドルが略2回転する間に移動する量に相当する長さを
有している。なお、第3のカムトラック323の長さ
は、容器12の口頸部に形成されるねじの巻き数に対応
する数を後述するスピンドルが回転する間に移動する量
に相当する長さを有していればよい。また、上記第2の
カムトラック322は、図示の実施例においては容器1
2の口頸部に形成されるねじのリード角に合わせて、第
1のカムトラック321側から第3のカムトラック32
3側に3°下降傾斜して形成されている。
【0012】中央支柱30の下端部には、円盤状の回転
支持板36が中央支柱30を中心として回転可能に配設
されている。該回転支持板36は、図示しない電動機等
の駆動源に伝動連結された駆動筒体38に取り付けられ
ており、上記搬入手段6によってキャッピング装置2に
搬入された容器12を載置し搬送するようになってい
る。該回転支持板36には前記中央支柱30に回転可能
に嵌合された第1の筒状回転軸40が一体的に回転する
ように取り付けられている。該第1の筒状回転軸40に
は、連結筒42を介してターレット円板44、44が固
定されている。このターレット円板44、44の周囲に
は周方向に間隔を置いて複数個(図示の実施例において
は6個)の半円形状の切欠き46、46が形成されてい
る(図1も参照)。上記搬入位置16(図1)にてキャ
ッピング装置2に搬入される容器12は、上記回転支持
板36上に直立状態で搬入され、その胴部が上記ターレ
ット円板44、44の切欠き46、46に受け入れられ
る。従って、支持板36およびターレット円板44、4
4が図1において矢印18で示す方向に回転せしめられ
ることにより、容器12が図1において矢印18で示す
方向に搬送される。容器12の半径方向外方への移動
は、ターレット円板44、44に沿って円弧状に延在す
る静止案内レール48によって防止される。なお、該静
止案内レール48は、適宜の支持部材を介して図示しな
い静止固定部材に固定されている。
【0013】図2を参照して説明を続けると、上記第1
の筒状回転軸40には、第2の筒状回転軸52が嵌合さ
れ、両筒状回転軸はキー50によって一体的に回転する
が軸方向には移動可能に連結されており、軸受53によ
って中央支柱30に軸支されている。該第2の筒状回転
軸52には、上記ターレット円板44の上方に配置され
た円盤状の装着板54がスタッドボルト56によって固
着されている。該装着板54には、周方向に間隔を置い
て複数個(図示の実施例においては6個)の貫通開口5
8が形成されており、該貫通開口58にスリーブ60が
嵌合されている。かかる貫通開口58の各々は、上記タ
ーレット円板44に形成された切欠き46の各々に整合
せしめられている。装着板54に形成された各貫通開口
58には、スピンドル62が回転かつ上下方向に移動可
能に各々配設されている。該スピンドル62は、前記カ
ムブロック34の外周面に形成されたカムトラック32
に係合する従動ローラ64を備えたカムフォロア66
と、該カムフォロア66の下端にねじ結合等によって連
結され下端部に角穴68を備えた支持柱70と、該支持
柱70に軸受72、72によって回転可能に軸支され外
周にスプライン74を備えるとともに下端に取付けフラ
ンジ76を有する回転部材78と、該回転部材78の外
周に形成されたスプライン74とスプライン嵌合する内
歯スプライン80を備えるとともに上部外周に従動歯車
82を備え、上記貫通開口58に嵌合されたスリーブ6
0に回転可能に嵌合された回転従動部材84とによって
構成されており、上記回転部材78の下端に設けられた
取付けフランジ76にキャッピングヘッドCHを着脱可
能に取り付けるようになっている。このキャッピングヘ
ッドCHとしては、容器の口頸部に形成されたねじに螺
合するねじを備えたプレスクリューキャップを装着する
ためのプレスクリューキャッピングヘッドとして、例え
ば特開昭60ー228288号公報に開示されているよ
うなキャッピングヘッドを用いることができ、また、容
器の口頸部にキャップを被嵌した後にねじを転造するた
めのロールオンピルファープルーフキャッピングヘッド
として、例えば特公昭49ー21629号公報に開示さ
れているようなキャッピングヘッドを用いることができ
る。
【0014】次に、上記スピンドル62の回転部材78
を回転せしめる回転駆動機構86について説明する。該
回転駆動機構86は、上記装着板54に連結稈90によ
って連結されたキャリア92と、該キャリア92に回転
自在に軸支された回動軸94と、該回動軸94の上端に
装着され上記カムブロック34の下端に形成された固定
歯車96と噛み合う第1の遊星歯車98と、上記回動軸
94の下端に装着された第2の遊星歯車100と、該第
2の遊星歯車100と噛み合う歯車102を上端部に備
えるとともに下端に上記回転従動部材84の従動歯車8
2と噛み合う駆動歯車104を有し上記中央支柱30に
軸受108によって回転可能に軸支された回転駆動部材
106とを具備している。回転駆動機構86は以上のよ
うに構成されており、上記装着板54が回転することに
よって、連結稈90を介してキャリア92が固定歯車9
6に沿って回動せしめられる。このキャリア92の回動
により固定歯車96と噛み合っている第1の遊星歯車9
8が固定歯車96に沿って公転することにより、回動軸
94が回転し、該回動軸94に装着された第2の遊星歯
車100によって歯車102を介して回転駆動部材10
6が回転せしめられる。該回転駆動部材106が回転す
ることにより、該回転駆動部材106の下端に形成され
た駆動歯車104を介してスピンドル62が回転駆動さ
れる。
【0015】図示の実施例によるキャッピング装置は以
上のように構成されており、以下その作用について説明
する。上記のように搬入手段6によって搬送され、キャ
ップ被嵌位置22においてキャップ供給手段10により
その口頸部にキャップ24が被嵌されて搬入位置16に
てキャッピング装置2に搬入された容器12は、上記支
持板36上に直立状態で搬入され、その胴部が上記ター
レット円板44、44の切欠き46、46に受け入れら
れ、支持板36およびターレット円板44、44の図1
において矢印18で示す方向の回転に伴って図1におい
て矢印18で示す方向に搬送される。このように支持板
36およびターレット円板44、44が回転すると同時
に、第1の筒状回転軸40、キー50および第2の筒状
回転軸52を介して装着板54が回転せしめられる。従
って、該装着板54に回転かつ摺動自在に装着されたス
ピンドル62は、中央支柱30の回りを公転する。この
公転により、スピンドル62のカムフォロア66を構成
する従動ローラ64がカムブロック34に形成されたカ
ムトラック32に沿って移動するため、スピンドル62
は上限位置から下限位置の間を上下方向に移動せしめら
れる。また、スピンドル62は、上記のように装着板5
4に連結された連結稈90、キャリア92、歯車96、
第1の遊星歯車98、回動軸94、第2の遊星歯車10
0、回転駆動部材106、等からなる回転駆動機構86
によって回転(自転)せしめられる。このようにスピン
ドル62が公転しつつ上下方向に移動するとともに、自
転することにより、該スピンドル62の下端に装着され
るキャッピングヘッドCHが容器12の口頸部に被嵌さ
れたキャップ24に作用して該キャップを容器に装着す
る。
【0016】次に、上記キャッピング装置によってプレ
スクリューキャップを容器に装着する例を、図4を参照
して説明する。この場合スピンドル62のフランジ76
には例えば特開昭60ー228288号公報に開示され
ているようなプレスクリューキャッピングヘッドCH1
が装着される。図4示すように、カムトラック32に沿
って矢印18方向に移動するスピンドル62に装着され
たプレスクリューキャッピングヘッドCH1は、第1の
カムトラック321を移動している間は容器121に被
嵌されたプレスクリューキャップ241と間隔を存して
おり、プレスクリューキャップ241には何ら作用しな
い。スピンドル62が第1のカムトラック321の図に
おいて左端から傾斜トラック324に沿って移動し、第
1のカムトラック321(上限位置)から所定量降下し
て第2のカムトラック322に達すると、プレスクリュ
ーキャッピングヘッドCH1がプレスクリューキャップ
241に作用し、プレスクリューキャップ241を回転
せしめる。第2のカムトラック322の長さは、上記の
ようにスピンドル62が略1回転する間に公転して移動
する距離に相当しており、従って、容器121の口頸部
外周面に形成されたねじとプレスクリューキャップ24
1の内周面に形成されたねじとの螺合開始位置に位相差
があっても、プレスクリューキャップ241が1回転す
る間に両ねじの螺合開始位置は必ず合致して螺合が開始
する。なお、第2のカムトラック322は、図示の実施
例においては容器12の口頸部に形成されるねじのリー
ド角に合わせて、第1のカムトラック321側から第3
のカムトラック323側に3°下降傾斜して形成されて
いるので、プレスクリューキャップ241の容器12の
口頸部に形成されたねじへの螺合が円滑に行われる。そ
の後、スピンドル62は傾斜トラック325に沿って移
動し、第3のカムトラック323に達すると下限位置ま
で降下せしめられ、この状態においてプレスクリューキ
ャップ241は本締めされる。なお、第3のカムトラッ
ク323の長さは、上記のようにスピンドル62が略2
回転する間に公転して移動する距離に相当している。一
般にこの種キャップにおけるねじの巻き数は1.9巻程
度であり、従って、傾斜トラック325と第3のカムト
ラック323とを合わせた長さがスピンドル62が略2
回転する間に公転して移動する距離に相当する量を有し
ていればよい。このようにしてスピンドル62が第2の
カムトラック322、傾斜トラック325および第3の
カムトラック323を通過する間に、該スピンドル62
に装着されたプレスクリューキャッピングヘッドCH1
は、プレスクリューキャップ241に作用して容器12
1の口頸部外周面に形成されたねじにプレスクリューキ
ャップ241を螺合し装着する。第3のカムトラック3
23を通過したスピンドル62は、傾斜トラック326
に沿って移動することにより上方に移動せしめられて第
1のカムトラック321の位置に戻る。
【0017】次に、上記キャッピング装置によってピル
ファープルーフキャップを容器に装着する例を、図5を
参照して説明する。この場合スピンドル62のフランジ
76には例えば特公昭49ー21629号公報に開示さ
れているようなロールオンピルファープルーフキャッピ
ングヘッドCH2がその中心に配設されたロッド(図示
せず)を上記支持ロッド70の角穴68に嵌合して装着
される。図5示すように、カムトラック32に沿って矢
印18方向に移動するスピンドル62に装着されたロー
ルオンピルファープルーフキャッピングヘッドCH2
は、第1のカムトラック321を移動している間は容器
122に被嵌されたピルファープルーフキャップ242
と間隔を存しており、ピルファープルーフキャップ24
2には何ら作用しない。スピンドル62が更に傾斜トラ
ック324に沿って移動し、第1のカムトラック321
(上限位置)から所定量降下して第2のカムトラック3
22に達しても、ロールオンピルファープルーフキャッ
ピングヘッドCH2はピルファープルーフキャップ24
2に作用しない。そして、スピンドル62が更に傾斜ト
ラック325に沿って移動し、第3のカムトラック32
3(下限位置)に達すると、ロールオンピルファープル
ーフキャッピングヘッドCH2の成形ロールがピルファ
ープルーフキャップ242に作用して容器122の口頸
部に形成されたねじに対応するねじが転造される。この
転造によってキャップ242に形成されるねじは、第3
のカムトラック323の長さが図示の実施例においては
上記のようにスピンドル62が略2回転する間に公転し
て移動する距離に相当する量に設定されているので、略
2巻である。このようにして第3のカムトラック323
を通過する間にピルファープルーフキャップ242にね
じを成形したスピンドル62は、傾斜トラック326に
沿って移動することにより上方に移動せしめられて第1
のカムトラック321の位置に戻る。
【0018】
【発明の効果】本発明によるキャッピング装置は以上の
ように構成されており、スピンドルの移動を案内するカ
ムブロックに形成されたカムトラックが、上限位置を規
定する第1のトラックと、該第1のトラックから所定量
降下した位置に形成されスピンドルが略1回転する間に
移動する量に相当する長さを有する第2のカムトラック
と、該第2のカムトラックと連続して下限位置に形成さ
れスピンドルが容器の口頸部に形成されたねじの巻き数
と略同一回転する間に移動する量に相当する長さを有す
る第3のカムトラックとを備え、スピンドルにプレスク
リューキャッピングヘッドとロールオンピルファープル
ーフキャッピングヘッドとを着脱可能に構成したので、
キャッピングヘッドを交換するだけでプレスクリューキ
ャップとピルファープルーフキャップを装着することが
できる。また、カムブロックに形成されるカムトラック
は1本であるため、上下方向の寸法が短くなり、装置全
体を低く構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたキャッピング装置を
備えたキャッピングシステムの概略構成を示す平面図。
【図2】本発明に従って構成されたキャッピング装置の
一実施例を示す縦断面図。
【図3】図2のキャッピング装置に用いられるカムブロ
ックに形成されたカムトラックを展開して示す説明図。
【図4】図2のキャッピング装置によってプレスクリュ
ーキャップを容器に装着する例を示すもので、要部を動
作順序に展開した説明図。
【図5】図2のキャッピング装置によってピルファープ
ルーフキャップを容器に装着する例を示すもので、要部
を動作順序に展開した説明図。
【符号の説明】
2:回転ターレット式キャッピング装置 4:搬送コンベア手段4 6:回転ターレット式搬入手段 8:回転ターレット式搬出手段 10:キャップ供給手段 12:容器 24:キャップ 30:中央支柱 32:カムトラック 34:カムブロック 36:回転支持板 38:駆動筒体 40:第1の筒状回転軸 42:連結筒 44:ターレット円板 48:静止案内レール 52:第2の筒状回転軸 54:装着板 58:貫通開口 60:スリーブ 62:スピンドル 64:従動ローラ 66:カムフォロア 70:支持ロッド 78:回転部材 82:従動歯車 84:回転従動部材 86:回転駆動機構 90:連結稈 92:キャリア 94:回動軸 98:第1の遊星歯車 100:第1の遊星歯車 104:駆動歯車 106:回転駆動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 均 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 (72)発明者 川口 眞一 東京都江東区三好2−6−4

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムトラックを備えたカムブロックと、
    該カムトラックと係合するカムフォロアを有し該カムト
    ラックに沿って移動するとともに回転せしめられるスピ
    ンドルと、該スピンドルに取り付けられ容器の口頸部に
    キャップを装着するキャッピングヘッドとを具備したキ
    ャッピング装置において、 該カムブロックに形成されたカムトラックは、上限位置
    を規定する第1のカムトラックと、該第1のカムトラッ
    クから所定量降下した位置に形成され該スピンドルが略
    1回転する間に移動する量に相当する長さを有する第2
    のカムトラックと、該第2のカムトラックと連続して下
    限位置に形成され該スピンドルが容器の口頸部に形成さ
    れたねじの巻き数と略同一回転する間に移動する量に相
    当する長さを有する第3のカムトラックとを備え、 該スピンドルは、該第2のカムトラックおよび該第3の
    カムトラックに沿って移動する間に容器の口頸部に被嵌
    されたキャップに作用するプレスクリューキャッピング
    ヘッドと、該第3のカムトラックに沿って移動する間に
    容器の口頸部に被嵌されたキャップに作用するロールオ
    ンピルファープルーフキャッピングヘッドとを着脱可能
    に構成した、 ことを特徴とするキャッピング装置。
  2. 【請求項2】 該第2のカムトラックは、容器の口頸部
    に形成されるねじのリード角に対応して該第1のカムト
    ラック側から該第3のカムトラック側に下降傾斜してい
    る請求項1記載のキャッピング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007015726A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Toyo Food Equipment Co Ltd キャッピング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007015726A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Toyo Food Equipment Co Ltd キャッピング装置
JP4546887B2 (ja) * 2005-07-07 2010-09-22 東洋食品機械株式会社 キャッピング装置

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