JPH07232395A - ラミネート物、ラミネート用の保護紙、ラミネータおよびラミネート物に凹凸状の文字や模様等を形成する方法。 - Google Patents
ラミネート物、ラミネート用の保護紙、ラミネータおよびラミネート物に凹凸状の文字や模様等を形成する方法。Info
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- JPH07232395A JPH07232395A JP4966994A JP4966994A JPH07232395A JP H07232395 A JPH07232395 A JP H07232395A JP 4966994 A JP4966994 A JP 4966994A JP 4966994 A JP4966994 A JP 4966994A JP H07232395 A JPH07232395 A JP H07232395A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面に凹凸状の文字や模様等を形成したラミ
ネート物を提案すること。また、その手段としてのラミ
ネート用の保護紙およびラミネータを提案するものであ
る。さらには、ラミネート物に凹凸状の文字や模様等を
形成する方法を提案することである。 【構成】 ラミネート物に凹凸状の文字や模様等を形成
する。その手段として、ラミネート用の保護紙の少なく
とも一方の紙片の内面に、文字や模様等を形成する凸部
を設ける。または、ラミネータ内に配設された一対のロ
ーラの少なくとも一方のローラの外周面上に、文字や模
様等を形成する凸部を設ける。あるいは、ラミネート用
の保護紙を用いてラミネートする際に、ラミネータ用の
保護紙の一方の紙片とラミネータフイルムとの間に、文
字や模様等を形成した薄厚の型材を配置し、それをラミ
ネータに投入してラミネートする方法で行なう。
ネート物を提案すること。また、その手段としてのラミ
ネート用の保護紙およびラミネータを提案するものであ
る。さらには、ラミネート物に凹凸状の文字や模様等を
形成する方法を提案することである。 【構成】 ラミネート物に凹凸状の文字や模様等を形成
する。その手段として、ラミネート用の保護紙の少なく
とも一方の紙片の内面に、文字や模様等を形成する凸部
を設ける。または、ラミネータ内に配設された一対のロ
ーラの少なくとも一方のローラの外周面上に、文字や模
様等を形成する凸部を設ける。あるいは、ラミネート用
の保護紙を用いてラミネートする際に、ラミネータ用の
保護紙の一方の紙片とラミネータフイルムとの間に、文
字や模様等を形成した薄厚の型材を配置し、それをラミ
ネータに投入してラミネートする方法で行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状物品をラミネ
ートフイルムでラミネートしたラミネート物、さらには
ラミネートする際に用いるラミネート用の保護紙、さら
にはラミネータおよびラミネート物に凹凸状の文字や模
様を形成する方法に関する。
ートフイルムでラミネートしたラミネート物、さらには
ラミネートする際に用いるラミネート用の保護紙、さら
にはラミネータおよびラミネート物に凹凸状の文字や模
様を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、定期券、名刺、写真、押し花等を
貼付けた台紙等のシート状物品を、汚れや損傷から守る
ために、熱溶融性接着剤層を有したラミネートフイルム
でシート状物品を挾持して、あるいはシート状物品の表
面を被覆などしてラミネートすることはよく知られてい
る。また、ラミネートするための装置であるラミネータ
についても、従来から多数提案されている。
貼付けた台紙等のシート状物品を、汚れや損傷から守る
ために、熱溶融性接着剤層を有したラミネートフイルム
でシート状物品を挾持して、あるいはシート状物品の表
面を被覆などしてラミネートすることはよく知られてい
る。また、ラミネートするための装置であるラミネータ
についても、従来から多数提案されている。
【0003】前記したようなシート状物品をラミネート
するラミネートフイルムは、薄厚の透明なポリエステル
を基板とし、その一方の表面に熱溶融性接着剤層を設け
たもので、各種のラミネータが提供されている中で、そ
れに使用される各種のラミネートフイルムに関しては、
各種とも遜色があるものではない。従って、シート状物
品をラミネートフイルムでラミネートしたラミネート物
はどれも遜色がなく、特色がない。
するラミネートフイルムは、薄厚の透明なポリエステル
を基板とし、その一方の表面に熱溶融性接着剤層を設け
たもので、各種のラミネータが提供されている中で、そ
れに使用される各種のラミネートフイルムに関しては、
各種とも遜色があるものではない。従って、シート状物
品をラミネートフイルムでラミネートしたラミネート物
はどれも遜色がなく、特色がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はこうした事
実に鑑みて、ラミネート物に何らかの特色を持たせるこ
とを思いつき検討した結果、従来、ラミネート物の表面
に文字や模様等を施したものがない事に気が付いた。し
かし、ラミネート物の表面にインク等で文字や模様等を
描いたのでは、ラミネートフイルムの下にあるシート状
物品に記載された絵や文字等が判読できなくなる欠点が
生じてしまう。
実に鑑みて、ラミネート物に何らかの特色を持たせるこ
とを思いつき検討した結果、従来、ラミネート物の表面
に文字や模様等を施したものがない事に気が付いた。し
かし、ラミネート物の表面にインク等で文字や模様等を
描いたのでは、ラミネートフイルムの下にあるシート状
物品に記載された絵や文字等が判読できなくなる欠点が
生じてしまう。
【0005】本発明の目的とするところは、ラミネート
物に文字や模様等を形成しても、前記欠点が生じないよ
うにすることで、表面に凹凸状の文字や模様等を形成し
たラミネート物を提案することにある。また、ラミネー
ト物に文字や模様等を形成するための手段としてのラミ
ネート用の保護紙およびラミネータを提案するものであ
る。さらには、ラミネート物に凹凸状の文字や模様を形
成する方法を提案するものである。
物に文字や模様等を形成しても、前記欠点が生じないよ
うにすることで、表面に凹凸状の文字や模様等を形成し
たラミネート物を提案することにある。また、ラミネー
ト物に文字や模様等を形成するための手段としてのラミ
ネート用の保護紙およびラミネータを提案するものであ
る。さらには、ラミネート物に凹凸状の文字や模様を形
成する方法を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、シート状物品をプラスチックフイルムによ
りラミネートしたラミネート物に、凹凸状の文字や模様
等を形成する。
するために、シート状物品をプラスチックフイルムによ
りラミネートしたラミネート物に、凹凸状の文字や模様
等を形成する。
【0007】その手段を担うものとして、シート状物品
をラミネートフイルムによりラミネートする際に、前記
ラミネートフイルムに設けられた熱溶融性接着剤層を均
一に溶融するためのラミネートフイルムとシート状物品
を挾持する、一端を固着した2枚の紙片からなるラミネ
ート用の保護紙において、前記ラミネートフイルムと接
する少なくとも一方の前記紙片の内面に、文字や模様等
を形成する凸部を設ける。
をラミネートフイルムによりラミネートする際に、前記
ラミネートフイルムに設けられた熱溶融性接着剤層を均
一に溶融するためのラミネートフイルムとシート状物品
を挾持する、一端を固着した2枚の紙片からなるラミネ
ート用の保護紙において、前記ラミネートフイルムと接
する少なくとも一方の前記紙片の内面に、文字や模様等
を形成する凸部を設ける。
【0008】または、シート状物品をラミネートフイル
ムでラミネートするために、少なくとも前記ラミネート
フイルムの熱溶融性接着剤層を溶融するためのヒータプ
レートと、シート状物品とラミネートフイルムをあるい
はそれらを挾持したラミネート用の保護紙を後方へ移送
し、シート状物品とラミネートフイルムを圧着するため
の一対のローラとを配設したラミネータにおいて、前記
一対のローラの少なくとも一方のローラの外周面上に、
文字や模様等を形成する凸部を設ける。
ムでラミネートするために、少なくとも前記ラミネート
フイルムの熱溶融性接着剤層を溶融するためのヒータプ
レートと、シート状物品とラミネートフイルムをあるい
はそれらを挾持したラミネート用の保護紙を後方へ移送
し、シート状物品とラミネートフイルムを圧着するため
の一対のローラとを配設したラミネータにおいて、前記
一対のローラの少なくとも一方のローラの外周面上に、
文字や模様等を形成する凸部を設ける。
【0009】さらにはその手段として、シート状物品を
ラミネートフイルムによりラミネートする際に、ラミネ
ートフイルム間にシート状物品を挾持したものを、一端
を固着した2枚の紙片からなる保護紙で挾持してラミネ
ータに投入してラミネートする方法において、前記保護
紙の一方の紙片と前記ラミネートフイルム間に、文字や
模様を形成した薄厚の型材を配置したものをラミネータ
に投入してラミネートすると共に、ラミネート物に凹凸
状の文字や模様等を形成する方法とする。
ラミネートフイルムによりラミネートする際に、ラミネ
ートフイルム間にシート状物品を挾持したものを、一端
を固着した2枚の紙片からなる保護紙で挾持してラミネ
ータに投入してラミネートする方法において、前記保護
紙の一方の紙片と前記ラミネートフイルム間に、文字や
模様を形成した薄厚の型材を配置したものをラミネータ
に投入してラミネートすると共に、ラミネート物に凹凸
状の文字や模様等を形成する方法とする。
【0010】前記した文字や模様等とは、いわゆる漢
字、象形文字、数字、記号、符号や模様等を指すもの
で、これらを適宜に選択して自由に組合わせたものであ
る。一例として、氏名やラミネート物の作製年月日等を
形成しても良く、特に限定されるものではない。
字、象形文字、数字、記号、符号や模様等を指すもの
で、これらを適宜に選択して自由に組合わせたものであ
る。一例として、氏名やラミネート物の作製年月日等を
形成しても良く、特に限定されるものではない。
【0011】前記したラミネート用の保護紙とは、ラミ
ネータを用いてシート状物品をラミネートフイルムでラ
ミネートする際に、ラミネートフイルムに積層された熱
溶融性接着剤層を熱溶融するためのラミネータ内に配設
されたヒータの熱を、ラミネートフイルム全体に均一に
与えるために使用するものである。ラミネータの種類に
より、ラミネート用の保護紙を使用するものと、そうで
ないものがある。
ネータを用いてシート状物品をラミネートフイルムでラ
ミネートする際に、ラミネートフイルムに積層された熱
溶融性接着剤層を熱溶融するためのラミネータ内に配設
されたヒータの熱を、ラミネートフイルム全体に均一に
与えるために使用するものである。ラミネータの種類に
より、ラミネート用の保護紙を使用するものと、そうで
ないものがある。
【0012】ラミネータに配設した一対のローラの一方
のローラの外周面上に凸部を設けるが、通常、一対のロ
ーラはゴム製である。従って、凸部をゴムローラと一体
に形成しても良いが、ラミネート物に形成する凹凸状の
文字や模様が鮮明に現れるようにするには凸部が金属製
の方が良く、そのために、凸部をローラと一体に形成
し、全体を金属製としても良い。または、凸部をローラ
と別体で形成し、凸部のみを金属製とし、これを前記ゴ
ムローラに装着して設けても良い。
のローラの外周面上に凸部を設けるが、通常、一対のロ
ーラはゴム製である。従って、凸部をゴムローラと一体
に形成しても良いが、ラミネート物に形成する凹凸状の
文字や模様が鮮明に現れるようにするには凸部が金属製
の方が良く、そのために、凸部をローラと一体に形成
し、全体を金属製としても良い。または、凸部をローラ
と別体で形成し、凸部のみを金属製とし、これを前記ゴ
ムローラに装着して設けても良い。
【0013】前記したラミネート用の保護紙およびラミ
ネータに配設したローラに設ける凸部は、文字や模様等
を構成する全体が突出していても良いし、あるいは縁部
のみが突出しているものでも良い。また前記した型材に
おいても、文字や模様等を構成する板状であっても良い
し、ワイヤー等で文字や模様等を構成したものであって
も良い。
ネータに配設したローラに設ける凸部は、文字や模様等
を構成する全体が突出していても良いし、あるいは縁部
のみが突出しているものでも良い。また前記した型材に
おいても、文字や模様等を構成する板状であっても良い
し、ワイヤー等で文字や模様等を構成したものであって
も良い。
【0014】ラミネート物に形成される凹凸状の文字や
模様等の形成状態(縁部の鮮明度、あるいは凹凸状態の
深みや高さ)は、ラミネータに配設された一対のローラ
間の離間した距離と前記した凸部や型材の高さや厚みと
の関係によって影響されるので、各自使用するラミネー
タに合わせて、凸部や型材の高さや厚みを適宜設定す
る。
模様等の形成状態(縁部の鮮明度、あるいは凹凸状態の
深みや高さ)は、ラミネータに配設された一対のローラ
間の離間した距離と前記した凸部や型材の高さや厚みと
の関係によって影響されるので、各自使用するラミネー
タに合わせて、凸部や型材の高さや厚みを適宜設定す
る。
【0015】
【作用】ラミネート物に凹凸状の文字や模様等を形成し
たので、従来のラミネート物と比較して特色のあるもの
となる。
たので、従来のラミネート物と比較して特色のあるもの
となる。
【0016】ラミネート用の保護紙の紙片のラミネート
フイルムと接する内面に、文字や模様等を形成する凸部
を設けたことにより、本ラミネート用の保護紙を用いて
ラミネータに投入すると、前記凸部は、ラミネータに配
設された一対のローラによりラミネートフイルムに強く
押圧されるので、ラミネート物に前記凹凸状の文字や模
様等が形成される。
フイルムと接する内面に、文字や模様等を形成する凸部
を設けたことにより、本ラミネート用の保護紙を用いて
ラミネータに投入すると、前記凸部は、ラミネータに配
設された一対のローラによりラミネートフイルムに強く
押圧されるので、ラミネート物に前記凹凸状の文字や模
様等が形成される。
【0017】ラミネータに配設された一対のローラの一
方のローラの外周面上に凸部を設けたことにより、この
ラミネータを用いてラミネートすると、ローラの凸部が
ラミネートフイルムを強く押圧するので、ラミネート物
に前記凹凸状の文字や模様等が形成される。
方のローラの外周面上に凸部を設けたことにより、この
ラミネータを用いてラミネートすると、ローラの凸部が
ラミネートフイルムを強く押圧するので、ラミネート物
に前記凹凸状の文字や模様等が形成される。
【0018】ラミネート用の保護紙の紙片とラミネート
フイルムとの間に型材を配置したものを、ラミネータに
投入してラミネートすると、型材は、前記と同様にラミ
ネータに配設された一対のローラによりラミネートフイ
ルムに強く押圧されるので、ラミネート物に前記型材の
形状の文字や模様等が形成される。
フイルムとの間に型材を配置したものを、ラミネータに
投入してラミネートすると、型材は、前記と同様にラミ
ネータに配設された一対のローラによりラミネートフイ
ルムに強く押圧されるので、ラミネート物に前記型材の
形状の文字や模様等が形成される。
【0019】
【実施例】本発明のラミネート物、ラミネート用の保護
紙、ラミネータおよびラミネート物に凹凸状の文字や模
様等を形成する方法の実施例を、図面に基づいて説明す
る。
紙、ラミネータおよびラミネート物に凹凸状の文字や模
様等を形成する方法の実施例を、図面に基づいて説明す
る。
【0020】先ず、ラミネート物1の実施例について、
図1および図2により説明すると、写真等のシート状物
品2を、50μmの透明なポリエステルフイルムを基板
とし、その一方の表面に熱溶融性接着剤層としてポリエ
チレンとエチルエチレンアセレートを25μmづつ順次
積層してなるラミネートフイルム3で挾持して、ラミネ
ータ(図示せず)を用いてラミネートしたものである。
図1および図2により説明すると、写真等のシート状物
品2を、50μmの透明なポリエステルフイルムを基板
とし、その一方の表面に熱溶融性接着剤層としてポリエ
チレンとエチルエチレンアセレートを25μmづつ順次
積層してなるラミネートフイルム3で挾持して、ラミネ
ータ(図示せず)を用いてラミネートしたものである。
【0021】ラミネート物1の表面には、□、○、×に
型どったもの(図示せず)を押圧して形成された凹溝4
で構成された□、○、×の文字5が形成されている。
型どったもの(図示せず)を押圧して形成された凹溝4
で構成された□、○、×の文字5が形成されている。
【0022】次に、ラミネート用の保護紙10の実施例
ついて、図3により説明すると、ラミネート用の保護紙
10は、従来から使用されているもので2枚の紙片1
1、11’の一端を固着してなり、互いに接触する内面
12、12’に離型処理を施したものである。この離型
処理を施した一方の内面12には、縁片13を□状に型
どって突出した凸部14と、○、×状に全体が突出した
凸部15とを形成してある。
ついて、図3により説明すると、ラミネート用の保護紙
10は、従来から使用されているもので2枚の紙片1
1、11’の一端を固着してなり、互いに接触する内面
12、12’に離型処理を施したものである。この離型
処理を施した一方の内面12には、縁片13を□状に型
どって突出した凸部14と、○、×状に全体が突出した
凸部15とを形成してある。
【0023】使用方法について説明すると、このラミネ
ート用の保護紙10は、前記紙片11、11’の離型処
理を施した内面12、12’にラミネートフイルム3が
接するように、例えば、ラミネートフイルム3間にシー
ト状物品2を挾持したものを配置して使用する。このラ
ミネート用の保護紙10をラミネータ(図示せず)に投
入すると、前記シート状物品2はラミネートフイルム3
によりラミネートされてラミネート物(図示せず)が得
られる。その際に、ラミネータ内に配設された一対のロ
ーラによりラミネート用の保護紙10の紙片11に形成
した前記凸部14、15がラミネートフイルム3を強く
押圧するので、ラミネート物に、図1に示すような凹凸
状の文字が形成される。
ート用の保護紙10は、前記紙片11、11’の離型処
理を施した内面12、12’にラミネートフイルム3が
接するように、例えば、ラミネートフイルム3間にシー
ト状物品2を挾持したものを配置して使用する。このラ
ミネート用の保護紙10をラミネータ(図示せず)に投
入すると、前記シート状物品2はラミネートフイルム3
によりラミネートされてラミネート物(図示せず)が得
られる。その際に、ラミネータ内に配設された一対のロ
ーラによりラミネート用の保護紙10の紙片11に形成
した前記凸部14、15がラミネートフイルム3を強く
押圧するので、ラミネート物に、図1に示すような凹凸
状の文字が形成される。
【0024】次に、ラミネータ20の実施例ついて、図
4により説明すると、ラミネータ20の内部構造は、従
来からよく知られているもので、基本的な装置として、
ラミネートフイルムに設けられた熱溶融性接着剤を溶融
するためのヒータプレート21、21’と、その後方に
位置するラミネートフイルムとシート状物品を圧着し移
送するための一対のローラ22、23とを配設してなる
ものである。
4により説明すると、ラミネータ20の内部構造は、従
来からよく知られているもので、基本的な装置として、
ラミネートフイルムに設けられた熱溶融性接着剤を溶融
するためのヒータプレート21、21’と、その後方に
位置するラミネートフイルムとシート状物品を圧着し移
送するための一対のローラ22、23とを配設してなる
ものである。
【0025】簡単に構造について説明すると、図4に示
すように、ヒータプレート21、21’には、それを加
熱するためのヒータ部24が付設してある。
すように、ヒータプレート21、21’には、それを加
熱するためのヒータ部24が付設してある。
【0026】一対のローラ22、23は、その回転軸に
付設したギア25、26の噛み合いにより、同じ回転速
度で、互いに反対方向に回転するようにしてある。一方
のローラ22は、ギア27、28を介して電動モータ2
9に連動している。
付設したギア25、26の噛み合いにより、同じ回転速
度で、互いに反対方向に回転するようにしてある。一方
のローラ22は、ギア27、28を介して電動モータ2
9に連動している。
【0027】前記ヒータ部24や電動モータ29は、ヒ
ータプレート21、21’の前方に配設した電源回路部
30にコード31で接続(図面においては、途中ののコ
ード31は省略してある。)してあり、電源スイッチ
(図示せず)を入れると、ヒータ部24に通電し、ヒー
タプレート21、21’が温められるとそれを検知し、
ランプ(図示せず)を点灯させると共に、電動モータ2
9に通電して駆動させ、一対のローラ22、23を共に
回転するようにコントロールされている。
ータプレート21、21’の前方に配設した電源回路部
30にコード31で接続(図面においては、途中ののコ
ード31は省略してある。)してあり、電源スイッチ
(図示せず)を入れると、ヒータ部24に通電し、ヒー
タプレート21、21’が温められるとそれを検知し、
ランプ(図示せず)を点灯させると共に、電動モータ2
9に通電して駆動させ、一対のローラ22、23を共に
回転するようにコントロールされている。
【0028】ラミネータ20のローラ23の外周面23
aには、周状に突出した波型状の凸部32を3個形成し
てある。
aには、周状に突出した波型状の凸部32を3個形成し
てある。
【0029】使用方法について説明すると、ラミネート
フイルム3間にシート状物品2を挾持したものを、従来
におけるラミネータと同様に、挿入口(図示せず)に投
入して、シート状物品にラミネートフイルムをラミネー
トすればよい。その際、前記一対のローラ22、23に
より、ローラ23の外周面23aに形成した波型状の凸
部32が強くラミネートフイルムを押圧するので、ラミ
ネート物に前記波型状の模様が形成される。
フイルム3間にシート状物品2を挾持したものを、従来
におけるラミネータと同様に、挿入口(図示せず)に投
入して、シート状物品にラミネートフイルムをラミネー
トすればよい。その際、前記一対のローラ22、23に
より、ローラ23の外周面23aに形成した波型状の凸
部32が強くラミネートフイルムを押圧するので、ラミ
ネート物に前記波型状の模様が形成される。
【0030】次に、ラミネート物に凹凸状の文字や模様
等を形成する方法の実施例について、図5により説明す
ると、シート状物品2をラミネートフイルム3によりラ
ミネートする際に、ラミネートフイルム3間にシート状
物品2を挾持したものを、前述した保護紙10の紙片1
1、11’に挾持してラミネータによりラミネートする
方法において、前記保護紙10とラミネートフイルム3
との間に、枠片で□状に型どって形成した厚さ約0.3
mmの型材50と、また約0.3mmの薄板を○状に型どっ
た型材51を配置して、それをラミネータに投入して、
シート状物品2をラミネートフイルム3でラミネートし
て、ラミネート物(図示せず)を得た。
等を形成する方法の実施例について、図5により説明す
ると、シート状物品2をラミネートフイルム3によりラ
ミネートする際に、ラミネートフイルム3間にシート状
物品2を挾持したものを、前述した保護紙10の紙片1
1、11’に挾持してラミネータによりラミネートする
方法において、前記保護紙10とラミネートフイルム3
との間に、枠片で□状に型どって形成した厚さ約0.3
mmの型材50と、また約0.3mmの薄板を○状に型どっ
た型材51を配置して、それをラミネータに投入して、
シート状物品2をラミネートフイルム3でラミネートし
て、ラミネート物(図示せず)を得た。
【0031】その結果、得られたラミネート物には、凹
凸状の□、○、の文字5が形成された。
凸状の□、○、の文字5が形成された。
【0032】
【考案の効果】本発明のラミネート物は、凹凸状の文字
や模様等を形成してあるので、従来のラミネート物と差
別化できる。また、クレッジットカード等は記号や年月
等を刻印して、クレジットカードの個別化を図っている
が、同様に、例えばシート状物品が定期等の場合に、凹
凸状の特殊な記号等を形成すれば、ラミネートした定期
券を数種類保持している人で目の不自由な人の場合に
は、凹凸状の文字や模様等からその定期が何の定期か判
別することができるという効果がある。
や模様等を形成してあるので、従来のラミネート物と差
別化できる。また、クレッジットカード等は記号や年月
等を刻印して、クレジットカードの個別化を図っている
が、同様に、例えばシート状物品が定期等の場合に、凹
凸状の特殊な記号等を形成すれば、ラミネートした定期
券を数種類保持している人で目の不自由な人の場合に
は、凹凸状の文字や模様等からその定期が何の定期か判
別することができるという効果がある。
【0033】本発明のラミネート用の保護紙は、ラミネ
ートフイルムと接する紙片の内面に凸部を施してあるの
で、従来のラミネータを設計変更することなくそのまま
の状態で使用して、簡単にラミネート物に凹凸状の文字
や模様等を設けることができる。従って、各種のラミネ
ータにおいて、各ラミネータに合った本発明のラミネー
ト用の保護紙を提供すれば各種のラミネータに対応でき
る。
ートフイルムと接する紙片の内面に凸部を施してあるの
で、従来のラミネータを設計変更することなくそのまま
の状態で使用して、簡単にラミネート物に凹凸状の文字
や模様等を設けることができる。従って、各種のラミネ
ータにおいて、各ラミネータに合った本発明のラミネー
ト用の保護紙を提供すれば各種のラミネータに対応でき
る。
【0034】本発明のラミネータは、内部に配設された
一対のローラの一方に凸部を施してあるので、ラミネー
ト物に凹凸状の文字や模様等を設けることができる。従
って、各種のラミネータが供給されているなかで、他の
ラミネータに無い特徴をアピールすることができる。
一対のローラの一方に凸部を施してあるので、ラミネー
ト物に凹凸状の文字や模様等を設けることができる。従
って、各種のラミネータが供給されているなかで、他の
ラミネータに無い特徴をアピールすることができる。
【0035】本発明のラミネート物に前記凹凸状の文字
や模様等が形成する方法は、ラミネート用の保護紙と、
挾持したラミネートフイルムとの間に文字や模様を形成
した薄厚の型材を配置して、ラミネータに投入してラミ
ネートするとともに、ラミネート物に凹凸状の文字や模
様等を設ける方法なので、操作がいたって簡単であり、
従来からあるラミネータやラミネート用の保護紙を改良
することなくそのまま使用することができるという利点
がある。また、型材は各自々由に形成すればよいので、
各自の好みに応じた凹凸状の文字や模様等を簡単にラミ
ネート物に設けることができるという利点がある。
や模様等が形成する方法は、ラミネート用の保護紙と、
挾持したラミネートフイルムとの間に文字や模様を形成
した薄厚の型材を配置して、ラミネータに投入してラミ
ネートするとともに、ラミネート物に凹凸状の文字や模
様等を設ける方法なので、操作がいたって簡単であり、
従来からあるラミネータやラミネート用の保護紙を改良
することなくそのまま使用することができるという利点
がある。また、型材は各自々由に形成すればよいので、
各自の好みに応じた凹凸状の文字や模様等を簡単にラミ
ネート物に設けることができるという利点がある。
【図1】本発明のラミネート物の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1におけるA−A線部分の断面図である。
【図3】本発明のラミネート用の保護紙の実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明のラミネータの実施例の内部構造を示
す、内部構造の正面図である。
す、内部構造の正面図である。
【図5】本発明のラミネート物に凹凸状の文字や模様等
を設ける方法の実施例を示す説明図である。
を設ける方法の実施例を示す説明図である。
1 ラミネート物 2 シート状物品 3 ラミネートフイルム 5 文字 10 ラミネート用の保護紙 11、11’ 紙片 12、12’ 内面 14、15 凸部 20 ラミネータ 21、21’ ヒータプレート 22、23 ローラ 23a 外周面 32 凸部 50、51 型材
Claims (4)
- 【請求項1】 シート状物品(2)をラミネートフイル
ム(3)によりラミネートしたラミネート物(1)にお
いて、凹凸状の文字や模様等(5)を形成したことを特
徴とするラミネート物。 - 【請求項2】 シート状物品(2)をラミネートフイル
ム(3)によりラミネートする際に、前記ラミネートフ
イルム(3)に設けられた熱溶融性接着剤層を均一に溶
融するためのラミネートフイルム(3)とシート状物品
(2)を挾持する、一端を固着した2枚の紙片(11、
11’)からなるラミネート用の保護紙(10)におい
て、前記ラミネートフイルム(3)と接する少なくとも
一方の前記紙片(11)の内面(12)に、文字や模様
等を形成する凸部(14、15)を設けたことを特徴と
するラミネート用の保護紙。 - 【請求項3】 シート状物品(2)をラミネートフイル
ム(3)でラミネートするために、少なくとも前記ラミ
ネートフイルム(3)の熱溶融性接着剤層を溶融するた
めのヒータプレート(21、21’)と、シート状物品
(2)とラミネートフイルム(3)をあるいはそれらを
挾持したラミネート用の保護紙(10)を後方へ移送
し、シート状物品(2)とラミネートフイルム(3)を
圧着するための一対のローラ(22、23)とを配設し
たラミネータ(20)において、前記一対のローラ(2
2、23)の少なくとも一方のローラ(23)の外周面
(23a)上に、文字や模様等を形成する凸部(32)
を設けたことを特徴とするラミネータ。 - 【請求項4】 シート状物品(2)をラミネートフイル
ム(3)でラミネートする際に、ラミネートフイルム
(3)間にシート状物品(2)を挾持したものを、一端
を固着した2枚の紙片(11、11’)からなるラミネ
ート用の保護紙(10)で挾持してラミネータに投入し
てラミネートする方法において、前記ラミネート用の保
護紙(10)の一方の紙片(11)と前記ラミネートフ
イルム(3)との間に、文字や模様を形成した薄厚の型
材(50、51)を配置したものをラミネータに投入し
てラミネートすると共に、ラミネート物に凹凸状の文字
や模様等を設ける方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4966994A JPH07232395A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | ラミネート物、ラミネート用の保護紙、ラミネータおよびラミネート物に凹凸状の文字や模様等を形成する方法。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4966994A JPH07232395A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | ラミネート物、ラミネート用の保護紙、ラミネータおよびラミネート物に凹凸状の文字や模様等を形成する方法。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07232395A true JPH07232395A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12837583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4966994A Pending JPH07232395A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | ラミネート物、ラミネート用の保護紙、ラミネータおよびラミネート物に凹凸状の文字や模様等を形成する方法。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07232395A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005288820A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Noritsu Koki Co Ltd | ラミネート装置及びラミネート方法 |
JP2005342987A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Noritsu Koki Co Ltd | ラミネート装置及びラミネート方法 |
US7785436B2 (en) | 2004-03-30 | 2010-08-31 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Laminating method for forming a laminate layer on a recording surface of a recording medium |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP4966994A patent/JPH07232395A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7785436B2 (en) | 2004-03-30 | 2010-08-31 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Laminating method for forming a laminate layer on a recording surface of a recording medium |
JP2005288820A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Noritsu Koki Co Ltd | ラミネート装置及びラミネート方法 |
JP2005342987A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Noritsu Koki Co Ltd | ラミネート装置及びラミネート方法 |
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