JPH0723178B2 - 粉粒体の貯槽 - Google Patents

粉粒体の貯槽

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JPH0723178B2
JPH0723178B2 JP63185355A JP18535588A JPH0723178B2 JP H0723178 B2 JPH0723178 B2 JP H0723178B2 JP 63185355 A JP63185355 A JP 63185355A JP 18535588 A JP18535588 A JP 18535588A JP H0723178 B2 JPH0723178 B2 JP H0723178B2
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章三 仙波
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、粉粒体、特に合成樹脂、あるいは合成繊維の
原料として使用される合成ポリマーのペレット、チップ
等の貯槽、即ちこれら粉粒体を貯留するバンカーに関す
る。
[従来技術] 一般に、粉粒体はバンカー等の貯槽に貯えられて定期的
或いは必要に応じて使用される。
例えば、ポリエステル繊維の製造工場では、回分(バッ
チ)式の重合工程で造られた熱可塑性ポリマーは、一旦
ペレット、チップのような粉粒体(以下、チップと略称
する)として必要に応じて乾燥などの処理を施した後、
バンカーに一時的に貯槽され、時機に応じて使用され
る。この時、使用に供されるチップは、製造するポリエ
ステル繊維の品質を維持する上で、経時的に物性が変化
していないことは勿論、常に均質であることが要求され
る。しかしながら、熱可塑性ポリマーの製造工程におい
て、常に一定の品質を有するポリマーを得るのは難し
く、バッチ毎に溶融粘度、末端カルボキシル基等に多少
の品質変動を生じるのが普通である。
一般に、前記のチップバンカーには数バッチ分のチップ
が貯えられ、一定の品質を保持するように管理されてい
るが、最初に投入されたチップと最後に投入されたチッ
プとの間に製造されたバッチが異なることに起因する品
質差が生じる。また、チップバンカーの保存条件は、貯
槽するチッブの品質が経時的に変化しないように厳重に
管理されてはいるが、貯槽状態を完全にコントロールす
ることは難しく、チップ品質の経時変化を完全に防止す
ることは不可能である。このため、バンカーから取り出
すチップの品質が大きくばらつくという問題があった。
一般に、このような問題を解決するために、バンカーの
チップ排出口以降の数バッチ分のチップを混合するため
の装置を設置することが行われている。これは、品質差
のあるチップを混合・分散させることで均等な品質分布
を持ったチップ得よ置を設けることは、設備的に大掛か
りとなり、コスト及びスペース上から好ましいものでは
ない。
本発明者は、上述の問題を解決するために種々の検討を
重ねた結果、特別な混合装置を設けることなく、バンカ
ー自体に簡単な構造を付加することによって混合機能を
付与することが可能であることを見出して本発明に至っ
たものである。
ここに、本発明によれば、下記のA〜Eの要件を同時に
満足する粉粒体の貯槽が提供される。
A.粉粒体を貯留するための容器、 B.該容器の内部を上端から下端へと複数の仕切板で分割
することにより形成された貯留室群、 C.該貯留室群の何れか一つの上端へその終端が開口する
粉粒体供給管、 D.該供給管の粉粒体移送方向に沿って間隔をおいて順次
分岐し、且つ該分岐始端のそれぞれに対応する終端が、
該供給管終端が開口する貯留室を除いた全ての貯留室群
の上端へそれぞれに対応して開口する下降分岐管群、及
び E.該容器の下端部において、全ての貯留室群の下端が開
口して合流する排出口を有すること。
[実施例] 以下、本発明を図面に基づいて説明する。図は本発明の
実施例を示す概略斜視模式図である。
該図において、1は粉粒体を貯留する容器(バンカー)
本体で逆円錐状に形成された下部2を有し、下端部に排
出口3が設けられている。該容器本体1の内部は、垂直
方向に固定された仕切板4によってほぼ均等に4分割さ
れた貯留室群5を形成し、この分割された各貯留室5a〜
5dは下端の排出口3に開口して連なり、ここで合流す
る。
容器本体1には、貯留室5aの室中へその終端(導入口)
6aが開口し、且つ重力落下により粉粒体を移送する粉粒
体供給管7が設けられている。また、粉粒体移送方向に
沿って間隔を置いて該供給管7から順次分岐し、該分岐
始端のそれぞれに連結する終端(導入口)6b〜6dが供給
管7の終端に対応する貯留室5aを除いたそれぞれの貯留
室5b〜5dの室中へ一対一に対応して開口する下降分岐管
群8b〜8dが設けられている。この様な粉粒体供給管7及
び下降分岐管群8b〜8dは、容器本体1の上端の天井もし
くは蓋(何れも図示せず)に付設されている。尚、容器
本体1の下端部の形状は、逆円錐状にするのが好ましい
が、これに限定されることはない。
以上のように構成された装置において、流体輸送或いは
機械的輸送手段により運ばれてきた数バッチ分のチップ
を貯槽する場合について、以下に具体的に説明する。な
お、以下の説明においては、製造バッチ数を4とし、各
バッチをa、b、c及びdとする。
先ず、aバッチのチップを粉粒体供給管7へ供給された
チップは、重力落下により主として該供給管中を移送さ
れ、貯留室5aの上端へ開口した導入口6aから該貯留室5a
へ導入される。この様にして、aバッチのチップが貯留
室5aへ供給されると、該貯留室5aは、aバッチのチップ
で満杯となる。このとき、更に供給が続けられたaバッ
チのチップは、粉粒体供給管7の終端6aから順次供給管
7を満たし、下降分岐管8bの分岐始端に達したところ
で、aバッチのチップ供給を完了する。そして、今度は
下降分岐管8bにbバッチのチップが流れ込み、貯留室5b
の上端に開口する導入口6bから貯留室5bが満杯となるま
でbバッチのチップが供給される。このようにして、順
次下降分岐管8c、8dから供給されたc及びdバッチのチ
ップはそれぞれ貯留室5c、5dを満杯にしていく。そし
て、貯留室5a〜5dが満杯になると、このまま貯留された
チップの品質が変動しないように管理される。この間、
貯留チップは、必要に応じて或いは所定時間を経て排出
口3から、該排出口3の下流に設置されたロータリーフ
ィーダ(図示せず)等の粉粒体取出手段を介して取り出
される。この際、各貯留室5a〜5dのそれぞれに独立して
貯留されていた異なったバッチで製造されたチップは、
各貯留室の下端が共通に開口している排出口3へ同時に
排出され、合流・混合する。この結果、各貯留室5a〜5d
毎に貯留されていた品質差のあるチップは、最後に均質
なチップとして混合排出され、品質バラツキが解消され
る。
以上に述べた本発明の貯留槽に対して、従来の貯留槽で
は、製造バッチが異なるチップが時系列的に貯粒槽の下
方から上方へ充填される。このため、あるバッチで製造
されたチップが払い出されると、次の別のバッチで製造
されたチップが払い出されるため、製造バッチの切れ目
毎でチップの品質差が顕著になり、品質差を拡大するこ
とは明らかである。
なお、本発明においては、特に各貯留室5a〜5dが満杯で
あれば、ほぼ同条件で排出口3から流出し、この流出時
のチップの移動によってもチップの混合が生じ、全体と
して品質斑のないチップが得られることになる。この
際、各貯留室5a〜5dがチップで満杯であるのが好ましい
が、これに限定されるものではなく、空の貯留室があっ
てもよく、また満杯となっていない貯留室があっても良
い。
さらに、各貯留室は必ずしも同容量である必要性はな
く、また下降分岐管の管径は粉粒体供給管より小径にす
るのが好ましいが、これに限られるものではない。さら
に、下降分岐管には仕切弁又はシャッター等を積極的に
取り付けることは、操作上、コスト上から好ましいとは
いえないが、必要であれば設置可能である。
[発明の効果] 以上に説明の如く、本発明によれば簡単な構造でブレン
ダーを兼ねた粉粒体の貯槽が得られ、経時的に品質が一
定で斑のない粉粒体を安定して得ることが可能となる。
例えば、従来のバンカーに貯留していたポリエステルチ
ップの場合、排出したチップの品質、例えば溶融粘度で
はバラツキ(標準偏差σで表すものとする)は、0.015
であったが、本発明では0.004に低下し、末端カルボキ
シ基では同様に(σ)にしてほぼ1/3になるという顕著
な効果を奏した。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示す概略斜視模式図である。 1……容器(バンカー)本体、3……排出口、4……仕
切板、5……貯留室、7……粉粒体供給管、8b〜8d……
下降分岐管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記のA〜Eの要件を同時に満足する粉粒
    体の貯槽。 A.粉粒体を貯留するための容器、 B.該容器の内部を上端から下端へと複数の仕切板で分割
    することにより形成された貯留室群、 C.該貯留室群の何れか一つの上端へその終端が開口する
    粉粒体供給管、 D.該供給管の粉粒体移送方向に沿って間隔をおいて順次
    分岐し、且つ該分岐始端のそれぞれに対応する終端が、
    該供給管終端が開口する貯留室を除いた全ての貯留室群
    の上端へそれぞれに対応して開口する下降分岐管群、及
    び E.該容器の下端部において、全ての貯留室群の下端が開
    口して合流する排出口を有すること。
JP63185355A 1988-07-27 1988-07-27 粉粒体の貯槽 Expired - Fee Related JPH0723178B2 (ja)

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JPH0245383A JPH0245383A (ja) 1990-02-15
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JPS5831836Y2 (ja) * 1979-02-16 1983-07-14 日本セメント株式会社 粉粒体貯槽

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