JPH07231480A - ディジタル無線通信装置 - Google Patents

ディジタル無線通信装置

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JPH07231480A
JPH07231480A JP6020976A JP2097694A JPH07231480A JP H07231480 A JPH07231480 A JP H07231480A JP 6020976 A JP6020976 A JP 6020976A JP 2097694 A JP2097694 A JP 2097694A JP H07231480 A JPH07231480 A JP H07231480A
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transmission
slot
wireless
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JP6020976A
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Hiroshi Shirakawa
洋 白川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットフォーマットの生成および再生を行
なう回路を異種装置ごとに製作する必要をなくし、これ
により装置の小形化および低価格化を図る。 【構成】 誤り訂正符号復号回路4とディジタル変復調
回路10との間にフォーマット変換回路7およびRAM
8を配置し、送信スロット期間および受信スロット期間
に、誤り訂正符号復号回路4から出力されたスロット送
信情報およびディジタル変復調回路10から出力された
スロット受信情報を出力順にRAM8に書き込み、次の
送信スロット期間および受信スロット期間に、これらの
スロット送信情報およびスロット受信情報の内容を順序
を入れ替えて読み出すことによりフォーマット変換し
て、ディジタル変復調回路10および誤り訂正符号復号
回路4に供給するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多元接続(TD
MA)方式を採用したディジタル移動無線通信システム
に係わり、特に基地局から移動局向けのスロットフォー
マットと移動局から基地局向けのスロットフォーマット
とが異なるシステムにおいて使用されるディジタル無線
通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタルセルラ自動車・携帯
電話システムやディジタルコードレス電話システム等の
ディジタル移動無線通信システムでは、基地局と移動局
との間のアクセス方式としてTDMA方式が採用されて
いる。
【0003】この種のシステムの中には、基地局から移
動局向けのスロットフォーマットと、移動局から基地局
向けの伝送スロットフォーマットとが異なるものがあ
る。例えば、米国で運用されているディジタルセルラ無
線システムでは、移動局から基地局向けの伝送には図1
3(a)に示すスロットフォーマットが使用され、一方
基地局から移動局向けの伝送には図13(b)に示すス
ロットフォーマットが使用される。すなわち、移動局か
ら基地局向けのスロットフォーマットは、ガードタイム
GおよびランプタイムRを先頭に配置し、以下ユーザ情
報およびFACCHが挿入されるDATAフィールド、
同期ワードSYNC、DATAフィールド、制御および
管理メッセージを伝送するためのSACCH、ディジタ
ル呼出認証コードCDVCCおよびDATAフィールド
を順に配置したものである。これに対し、基地局から移
動局への伝送スロットフォーマットは、先頭に同期ワー
ドSYNCを配置し、以下SACCH、DATAフィー
ルド、CDVCC、DATAフィールドおよびリザーブ
情報RSVDを順に配置したものである。
【0004】したがって、この種のシステムで基地局お
よび移動局として使用される無線通信装置には、それぞ
れ上記異なるスロットフォーマットに応じた伝送情報を
生成および再生するための別の信号生成・再生回路が設
けられている。
【0005】ところが、この様に基地局の装置および移
動局の装置にそれぞれ異なる信号生成・再生回路を設け
ることは、システムの低価格化を図る上で大きな障害と
なる。すなわち、移動局装置および基地局装置を製作す
る際には、ともに回路規模の小形化要求に応えるために
信号生成再生回路として高集積化したゲートアレイ等の
専用LSIが使用される。この場合、移動局装置につい
てはその生産台数が多いため、その量産効果によって比
較的安価に製作することが可能である。しかし、基地局
装置は生産台数が極めて少ない。このため、ゲートアレ
イ等の専用LSIを製作して信号生成再生回路を構成す
ると、装置が極めて高価なものとなる。これは、製造段
階で移動局装置の機能評価を行なうために使用する基地
局シミュレータを製作する場合にも同様である。
【0006】この不具合を解決するには、汎用の回路素
子を使用して信号生成再生回路を構成すればよいが、こ
のようにすると部品数が多くなって装置の大形化を招き
好ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この様に従来では、ス
ロットフォーマットの生成および再生を行なう回路を、
基地局装置および移動局装置ごとに個別に製作するよう
にしている。このため、回路延いては装置の低価格化を
図り難く、特に生産台数の少ない基地局装置および基地
局シミュレータの製作コストが極めて高くなるという問
題点があった。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、スロットフォーマットの
生成および再生を行なう回路の製作を、異種装置ごとに
個別に行なわなくても済むようにし、これにより装置の
小形化を保った上で回路延いては装置の低価格化を実現
することができるディジタル無線通信装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、第1の無線局から第2の無線局へは第
1のスロットフォーマットに従って情報を無線伝送し、
第2の無線局から第1の無線局へは上記第1のスロット
フォーマットとは異なる第2のスロットフォーマットに
従って情報を無線伝送する無線通信システムにあって、
上記第1の無線局として使用されるディジタル無線通信
装置において、上記第2の無線局との間で伝送情報の無
線送受信動作を行なうための無線送受信手段と、上記第
2のスロットフォーマットに従った送信伝送情報を生成
するとともに、上記第1のスロットフォーマットに従っ
て伝送された受信伝送情報から原情報を再生する機能を
備えた情報生成再生手段との間に、フォーマット変換手
段を配置している。そして、このフォーマット変換手段
により、上記情報生成再生手段により生成された上記第
2のスロットフォーマットに従った送信伝送情報を、上
記第1スロットフォーマットに従った送信伝送情報にフ
ォーマット変換して上記無線送受信手段に供給し送信さ
せるとともに、上記無線送受信手段により受信された上
記第1のスロットフォーマットに従った受信伝送情報
を、上記第2のスロットフォーマットに従った受信伝送
情報にフォーマット変換して上記情報生成再生手段に供
給し原情報を再生させるようにしたものである。
【0010】一方、第2の発明は、第2の無線局に対し
伝送情報の無線送信動作を行なうための無線送信手段
と、第2のスロットフォーマットに従った送信伝送情報
を生成する機能を備えた情報生成手段との間に、フォー
マット変換手段を配置している。そして、このフォーマ
ット変換手段により、上記情報生成手段により生成され
た上記第2のスロットフォーマットに従った送信伝送情
報を、上記第1スロットフォーマットに従った送信伝送
情報にフォーマット変換して上記無線送信手段に供給し
送信させるようにしたものである。
【0011】また第3の発明は、第2の無線局から無線
伝送された伝送情報の無線受信動作を行なうための無線
受信手段と、第1のスロットフォーマットに従って伝送
された受信伝送情報から原情報を再生する機能を備えた
情報再生手段との間に、フォーマット変換手段を配置し
ている。そして、このフォーマット変換手段により、上
記情報再生手段により受信された上記第1のスロットフ
ォーマットに従った受信伝送情報を、上記第2のスロッ
トフォーマットに従った受信伝送情報にフォーマット変
換して上記情報再生手段に供給し原情報を再生させるよ
うにしたものである。
【0012】
【作用】この結果、第1の発明によれば、情報生成再生
手段において第2のスロットフォーマットに従って生成
された送信伝送情報が、フォーマット変換手段により、
自身の送信フォーマットに対応した第1スロットフォー
マットの送信伝送情報に変換されて無線送信され、かつ
第2の無線局から送られた第1のスロットフォーマット
に従った受信伝送情報が、フォーマット変換手段により
自身の受信フォーマットに対応した第2のスロットフォ
ーマットの受信伝送情報に変換されたのち情報生成再生
手段に供給されて再生される。すなわち、第2の無線局
用の情報生成再生手段を使用しているにも拘らず、この
手段により生成および再生される伝送情報はフォーマッ
ト変換手段により自身のフォーマットに変換されて送受
信されることになる。
【0013】したがって、第2の無線局用の情報生成再
生手段を、第1の無線局の情報生成再生手段としてその
まま使用することが可能となり、これにより情報生成再
生手段を第1の無線局と第2の無線局とで共通化するこ
とができる。このため、第1の無線局用の情報生成再生
手段を設計し製作する必要がなくなり、これにより第1
の無線局の回路延いては装置の低価格化を図ることがで
きる。また、高集積化された第2の無線局用の情報生成
再生回路を使用できるため、装置の小形化を保持するこ
とが可能となる。
【0014】一方、第2の発明によれば、情報生成手段
において第2のスロットフォーマットに従って生成され
た送信伝送情報が、フォーマット変換手段により、自身
の送信フォーマットに対応した第1スロットフォーマッ
トの送信伝送情報に変換されて無線送信される。このた
め、第2の無線局用の情報生成手段を、第1の無線局の
情報生成手段としてそのまま使用することが可能とな
り、これにより情報生成手段を第1の無線局と第2の無
線局とで共通化することができる。このため、第1の無
線局用の情報生成手段を設計し製作する必要がなくな
り、これにより第1の無線局の回路延いては装置の小形
化を保持した上で装置の低価格化を実現することができ
る。
【0015】また、第3の発明によれば、第2の無線局
から送られた第1のスロットフォーマットに従った受信
伝送情報が、フォーマット変換手段により、自身の受信
フォーマットに対応した第2のスロットフォーマットの
受信伝送情報に変換されたのち情報生成再生手段に供給
されて再生される。このため、第2の無線局用の情報再
生手段を、第1の無線局の情報再生手段としてそのまま
使用することが可能となり、これにより情報再生手段を
第1の無線局と第2の無線局とで共通化することができ
る。このため、第1の無線局用の情報再生手段を設計し
製作する必要がなくなり、これにより回路延いては装置
の小形化を保持した上で装置の低価格化を実現すること
ができる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わる基地局シミュレ
ータの構成を示す回路ブロック図である。
【0017】同図において、マイクロホン1から入力さ
れた送話信号は、アナログ回路2で増幅されディジタル
信号に変換されたのち、音声符号復号回路(SP−CO
D)3に入力される。この音声符号復号回路3では、上
記ディジタル送話信号の音声符号化処理が行なわれる。
そして、この符号化されたディジタル送話信号は、誤り
訂正符号復号回路(CH−COD)4に入力される。
【0018】誤り訂正符号復号回路4は、移動局用に設
計製作された高密度LSIをそのまま転用したもので、
第1のLSI41と第2のLSI42とからなる。これ
らのLSI41,42のうち送信用として使用されるも
のは第1のLSI41である。この第1のLSI41で
は、上記音声符号復号回路3から出力された符号化ディ
ジタル送話信号、およびFACCH・SACCH送信回
路5から出力されたFACCHおよびSACCHが、図
13(a)に示す移動局から基地局向けの送信スロット
フォーマットに従って順に配列される。つまり、移動局
から基地局向けのスロット伝送情報が生成される。ま
た、それとともに第1のLSI41では、上記配列され
る各信号に対する誤り訂正符号化処理が行なわれ、さら
にユーザ情報である上記符号化ディジタル送話信号に対
しては、スクランブル回路6から出力されたスクランブ
ル信号に従って、秘話性を持たせるためのスクランブル
処理が行なわれる。
【0019】なお、図2は上記誤り訂正符号復号回路4
の詳細な回路構成を示したものである。上記誤り訂正符
号復号回路4から出力されたスロット伝送情報は、フォ
ーマット変換回路7に入力される。このフォーマット変
換回路7は、上記誤り訂正符号復号回路4から出力され
たスロット伝送情報を、RAM8を用いることにより、
移動局から基地局向けのスロットフォーマット(図13
(a))から基地局から移動局向けのスロットフォーマ
ット(図13(b))に変換するための処理を行なう。
図3はこのフォーマット変換回路7およびRAM8の詳
細な回路構成を示すものである。そして、このフォーマ
ット変換回路7によりフォーマット変換されたスロット
伝送情報は、SYNC・CDVCC付加回路9に供給さ
れる。
【0020】SYNC・CDVCC付加回路9は、図1
3(b)に示した基地局から移動局向けのスロットフォ
ーマットに従って、上記スロット伝送情報中の所定の位
置に同期ワードSYNCおよびCDVCCを挿入する。
このSYNCおよびCDVCCが挿入されたスロット伝
送情報は、ディジタル変復調回路(MOD)10に入力
される。
【0021】ディジタル変復調回路10では、上記スロ
ット伝送情報を変調信号として、無線チャネル周波数に
応じた搬送波のディジタル変調が行なわれる。ディジタ
ル変調方式としては、例えばπ/4シフトDQPSK
(π/4 shifted,differentially encoded quadrature
phase shift keying )方式が用いられる。
【0022】このディジタル変調回路34から出力され
た被変調波信号は、図示しないD/A変換器でアナログ
信号に変換されたのち無線部11内の送信回路に入力さ
れる。この送信回路では、上記被変調波信号が周波数シ
ンセサイザから出力された送信局部発振信号とミキシン
グされて無線周波帯の信号に変換され、さらに所定の送
信電力レベルとなるように電力増幅される。そして、こ
の無線部11から出力された無線搬送波信号は、アンテ
ナ共用器を介してアンテナ12に給電され、このアンテ
ナ12から図示しない移動局に向け送信される。
【0023】これに対し、図示しない移動局から所定の
無線チャネルを介して到来した無線搬送波信号は、アン
テナ12で受信されたのちアンテナ共用器を介して無線
部11内の受信回路に入力される。この受信回路では、
上記受信搬送波信号が周波数シンセサイザから出力され
た受信局部発振信号とミキシングされて中間周波信号に
周波数変換される。上記受信回路から出力された受信中
間周波信号は、図示しないA/D変換器でディジタル信
号に変換されたのち、ディジタル変復調回路10に入力
される。
【0024】ディジタル変復調回路10では、上記受信
中間周波信号がディジタル復調されてディジタルベース
バンド信号に変換され、さらに時分割多元接続(TDM
A)方式に従って自スロットに挿入されているスロット
伝送情報を分離抽出するための処理が行なわれる。な
お、ディジタル変復調回路10では、上記スロット伝送
情報の分離抽出等のために、同期ワードSYNCの検出
およびそれによる同期確立動作が行なわれ、さらにはC
DVCCの抽出も行なわれる。抽出されたCDVCCは
CDVCC受信回路15に供給され検出される。
【0025】上記ディジタル変復調回路10において分
離抽出されたスロット伝送情報は、続いてフォーマット
変換回路7に入力される。このフォーマット変換回路7
は、上記受信されたスロット伝送情報のフォーマット
を、RAM8を用いることにより、移動局から基地局向
けのスロットフォーマット(図13(a))を基地局か
ら移動局向けのスロットフォーマット(図13(b))
に変換する処理を行なう。そして、このフォーマット変
換後のスロット伝送情報を誤り訂正符号復号回路4に入
力する。
【0026】誤り訂正符号復号回路4は、先に述べたよ
うに第1および第2のLSI41,42からなる。この
うち第1のLSI41では、上記スロット伝送情報から
ユーザ情報DATAが分離抽出され、このユーザ情報D
ATAに対するデスクランブル処理と誤り訂正復号処理
が行なわれる。そして、この誤り訂正復号されたユーザ
情報、つまり符号化ディジタル受話信号は音声符号復号
回路3に入力される。音声符号復号回路3では、上記符
号化ディジタル受話信号の音声復号化処理が行なわれ、
これにより再生されたディジタル受話信号はアナログ回
路2に入力される。アナログ回路2は、上記ディジタル
受話信号をPCMコーデックでアナログ受話信号に変換
したのち、受話増幅してスピーカ13から拡声出力す
る。
【0027】一方、上記誤り訂正符号復号回路4の第2
のLSI42では、上記スロット伝送情報からFACC
HおよびSACCHが分離され、これらの制御信号に対
する誤り訂正復号化処理が行なわれる。そして、この誤
り訂正復号化されたFACCHおよびSACCHは、F
ACCH・SACCH受信回路14に入力され、ここで
受信検出される。
【0028】なお、16は上記各回路の動作に必要なク
ロック信号およびタイミング信号を生成するタイミング
回路である。また、装置の動作に必要な電力は、商用電
源出力を基に図示しない電源回路により生成されて各回
路に供給される。
【0029】ところで、上記フォーマット変換回路7お
よびRAM8は次のように構成される。図4は上記フォ
ーマット変換回路7の構成を示す回路ブロック図、図7
はRAM8のメモリマップを示す図である。
【0030】RAM8の記憶領域は、図7に示すように
4個のブロックに分けられている。これら4個のブロッ
クは、それぞれ送信スロット期間におけるスロット送信
情報の書き込み用、送信スロット期間におけるスロット
送信情報の読み出し用、受信スロット期間におけるスロ
ット受信情報の書き込み用、および受信スロット期間に
おけるスロット受信情報の読み出し用として使用され
る。また、上記各ブロックはそれぞれ8個のグループNo
1〜No7に区切られており、これらのグループNo1〜No
7にはそれぞれ最大で128アドレス分のデータが記憶
可能になっている。
【0031】なお、1グループに記憶されるデータサイ
ズは通常8アドレス分から122アドレス分であり、残
りの記憶領域は空き領域となる。このように構成する
と、RAM8の使用効率は低くなるが、カウンタ等の周
辺制御回路の構成を簡単にすることができる。一般に、
RAMは大容量低価格になっており、上記使用効率の低
下は回路のコストアップにならず、むしろカウンタ等の
周辺制御回路の構成を簡単にするほうが、設計期間の短
縮およびコストダウンを図れ有利である。
【0032】一方、フォーマット変換回路7は、上記R
AM8の各ブロックに対応した4個のアドレス発生回路
71〜74を備え、さらにこれらのアドレス発生回路7
1〜74から発生されたアドレスを択一的に選択してR
AM8に供給するためのアドレスセレクタ75と、この
アドレスセレクタ75およびRAM8に対し、選択タイ
ミング信号、書込タイミング信号および読出タイミング
信号を与えるためのタイミング制御部76とを備えてい
る。
【0033】上記各アドレス発生回路71〜74は、グ
ループ番号をカウントするグループカウンタ711と、
グループ番号の順番を変換するグループ番号変換回路7
12と、データ1点ごとのドット数をカウントするドッ
トカウンタ713と、各グループごとの最大値をカウン
トするグループ最大値検出回路714とを備え、さらに
各グループごとの最大値をセレクトする最大値セレクタ
715と、アドレス発生制御部716とを備えている。
このアドレス発生制御部716は、上記最大値セレクタ
715の出力を監視して、上記グループカウンタ711
およびドットカウンタ713に対しそれぞれグループカ
ウントパルスおよびリセット信号を与える。
【0034】図5は、上記グループ番号変換回路712
の構成の一例を示すもので、デコーダ7121と、エン
コーダ7122と、インバータ7123とから構成され
る。すなわち、グループカウンタ711から出力された
3ビットのグループ番号を示すカウント値は、デコーダ
7121により8ビットの信号にデコードされる。この
ときデコーダ7121の出力端子(8ビット)は、エン
コーダ7122の入力端子(8ビット)に対し、図示す
るごとく接続位置が適宜入れ替えられた状態で接続され
ている。この接続位置の入れ替えは、変換前のスロット
フォーマットと変換後のスロットフォーマットとに対応
して設定される。このため、上記デコーダ7121から
出力された8ビット信号は、エンコーダ7122に入力
される際にそのビット構成が入れ替えられる。そして、
このビット構成が入れ替えられた8ビット信号は、エン
コーダ7122によりエンコードされたのち、インバー
タ7123を介して変換後のグループ指定アドレスとし
て出力される。
【0035】なお、グループ番号変換回路の他の構成と
しては、例えばグループ切替えごとにグループ番号をラ
ッチ回路にセットするものや、変換テーブルを予め記憶
したROMを用い、このROMに変換前のグループ番号
をアドレスとして与え、このアドレスに対応する記憶デ
ータを変換後のグループ番号として読み出すものが考え
られる。
【0036】図6は、上記アドレスに従ってRAM8か
ら読み出されたスロット伝送情報の出力回路の構成を示
すものである。同図において、RAM8から読み出され
たフォーマット変換後のスロット伝送情報は、ラッチパ
ルスDLTにより第1のフリップフロップ81にラッチ
される。そして、イネーブル信号ENが有効(“H”レ
ベル)となったときに、基準クロックCKの立上がりに
同期して読み出されて第2のフリップフロップ82にラ
ッチされる。したがって、現行スロットの最後にRAM
8から読み出された次のスロットの伝送情報は、第1の
フリップフロップ81に保持されて出力ラインへは出力
されず、次のスロット期間になってイネーブル信号EN
が有効になったときに第2のフリップフロップ82がラ
ッチ動作して出力ラインへ出力される。
【0037】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。TDMA方式を採用したシステムにおい
て、基地局装置は例えば図8に示すフレーム構成にした
がってスロット伝送情報の受信および送信を行なってい
る。同図の例はフルレートの場合を示したもので、送受
とも1フレーム(20msec)が3スロットにより構
成される。したがって、1スロットは約6.7msec
となる。
【0038】いま仮に、本実施例の基地局シミュレータ
が上記3個のスロットの一つを使用して移動局との間で
無線伝送を行なうものとする。基地局シミュレータの誤
り訂正符号復号回路4は、移動局用のLSIをそのまま
転用したものである。このため、この誤り訂正符号復号
回路4の送信系においては、音声符号復号回路3から供
給された符号化ディジタル送話信号と、FACCH・S
ACCH送信回路5から出力されたFACCHおよびS
ACCHとが、基地局向けのスロットフォーマット(図
13(a))に従って順に配列される。つまり、誤り訂
正符号復号回路4の送信系では、移動局から基地局向け
のスロット送信情報が生成される。このスロット送信情
報はフォーマット変換回路7に入力される。
【0039】一方、ディジタル変復調回路10の受信系
では、無線部11により受信された受信信号から自己の
受信スロット期間に受信されたスロット受信情報が分離
抽出される。このとき、移動局から送信された伝送情報
のスロットフォーマットは図13(a)に示すものとな
っている。この分離抽出されたスロット受信情報RBR
STは、フォーマット変換回路7に入力される。
【0040】さて、フォーマット変換回路7およびRA
M8では、上記誤り訂正符号復号回路4により生成され
た基地局向けのスロット送信情報を移動局向けのスロッ
トフォーマットに変換するための処理と、上記ディジタ
ル変復調回路10により分離抽出された基地局向けのス
ロット受信情報を移動局向けのスロットフォーマットに
変換するための処理とがそれぞれ次のように行なわれ
る。
【0041】すなわち、フォーマット変換回路7の各ア
ドレス発生回路71〜74のうち、先ず送信読出アドレ
スを発生するアドレス発生回路71では、図9に示すご
とく、タイミング回路16から発生される送信基準タイ
ミング信号TDGTの立上がりから260クロックCK
分遅れた時点よりドットカウンタ713が基準クロック
CKのカウントを開始する。そして、そのカウント値が
1グループの最大値に達するごとに、制御部716から
グループカウントパルスおよびドットカウンタ713の
リセットパルスが出力され、グループカウンタ711は
このグループカウントパルスをカウントするとともに、
ドットカウンタ713はリセットされる。そして、この
グループカウンタ711のカウント値A7〜A9および
ドットカウンタ713のカウント値A0〜A6が、送信
読出アドレスA0〜A9として出力される。
【0042】ただし、スロット送信情報を読み出す際に
はフォーマット変換を行なう必要がある。そこで、上記
送信読出アドレスA0〜A9のうちグループアドレスA
7〜A9については、グループ番号変換回路712によ
りアドレス変換されて出力される。すなわち、グループ
カウンタ711のカウント値0,1,2,3,…に対
し、グループ番号変換回路712により変換されたグル
ープ番号は1,4,0,2,…となる。
【0043】グループカウンタ711の有効な値は0〜
7であって、グループカウンタ711がグループカウン
トパルスをカウントして値が8になると、制御部716
からドットカウンタ713およびグループカウンタ71
1に対してリセットパルスが出力され、両カウンタはリ
セットされる。このとき、送信基準タイミング信号TD
GTの立上がりから260クロックCK分遅れた時点よ
り開始したデータ読出しの番号は最後の1個前である3
23個目であって、この時点で送信読出しアドレスA1
1は反転され、ブロック変更が行なれる。次の1クロッ
クCKにおいては、次のスロットの最初のデータがRA
M8から読み出される。そしてドットカウンタ713の
カウント動作が終わったあとで現行スロットにおける動
作が終了し、次のスロットである次の送信基準タイミン
グ信号TDGTから260クロックCK分遅れた時点ま
で、データの読出しおよびカウント動作は停止される。
【0044】なお、RSVDはオール「0」であり、S
YNCおよびCDVCCは後段の付加回路9において付
加されるので、フォーマット変換回路7の出力DATA
は「0」に設定される。また読出し動作は、書込み動作
より1スロット分遅れて動作するので、装置の電源投入
直後にはRAM8に有効なデータが書き込まれていない
ため、同様に出力DATAはすべて「0」に設定され
る。
【0045】また、送信書込アドレスを発生するアドレ
ス発生回路72では、図9に示すごとく送信基準タイミ
ング信号TDGTの立上がりから272クロックCK分
遅れた時点よりドットカウンタが基準クロックCKのカ
ウントを開始する。そして、そのカウント値が1グルー
プの最大値に達するごとに、制御部716からグループ
カウントパルスおよびドットカウンタのリセットパルス
が出力され、グループカウンタはこのグループカウント
パルスをカウントし、ドットカウンタはリセットされ
る。そして、このグループカウンタのカウント値A7〜
A9およびドットカウンタのカウント値A〜A6が、送
信書込アドレスA0〜A9として出力される。なお、ス
ロット送信情報をRAM8に書き込む際にはフォーマッ
ト変換が不要であるため、グループ番号変換回路は不要
である。
【0046】グループカウンタの有効な値は0〜6であ
って、グループカウンタがグループカウントパルスをカ
ウントして値が7になると、制御部からドットカウンタ
およびグループカウンタに対してリセットパルスが出力
されて両カウンタはリセットされる。このとき、送信基
準タイミング信号TDGTの立上がりから272クロッ
クCK分遅れた時点より開始したデータ書込みの番号は
最後である312番目であって、この時点で送信書込ア
ドレスA11が反転されてブロック変更が行なわれる。
また、現行スロットの動作は終わりなので、次スロット
である次の送信基準タイミング信号TDGTの立上がり
から272クロックCK分遅れた時点まで、データ書込
みおよびカウンタのカウント動作は停止される。
【0047】一方、受信読出アドレスを発生するアドレ
ス発生回路73は、図10に示すごとくディジタル変復
調回路10から出力された受信基準タイミング信号OD
GTの立上がり時点からRAM8からのデータ読出し動
作を開始し、ドットカウンタは基準クロックCKのカウ
ントを開始する。そして、そのカウント値が1グループ
の最大値に達するごとに、制御部からグループカウント
パルスおよびドットカウンタのリセットパルスが出力さ
れ、グループカウンタはこのグループカウントパルスを
カウントし、ドットカウンタはリセットされる。そし
て、このドットカウンタのカウント値A0〜A6および
グループカウンタのカウント値はグループ番号変換回路
により変換され、そのアドレスA7〜A9が受信読出ア
ドレスA0〜A9として出力される。すなわち、グルー
プカウンタのカウント値0,1,2,3,…に対し、グ
ループ番号変換回路により変換されたグループ番号は
4,0,2,5,…となる。
【0048】グループカウンタの有効な値は0〜6であ
って、グループカウンタがグループカウントパルスをカ
ウントして値が7になると、制御部からドットカウンタ
およびグループカウンタに対してリセットパルスが出力
され、両カウンタはリセットされる。このとき、受信基
準タイミング信号ODGTの立上がりから開始したデー
タ読出しの番号は最後の1個前の295個目であって、
この時点で受信読出アドレスA11は反転され、ブロッ
クの変更が行なわれる。次の1クロックCKにおいて
は、次のスロットの最初のデータがRAM8から読み出
される。そしてドットカウンタのカウント動作が終わっ
た後で現行スロットにおける動作が終わり、次のスロッ
トである次の受信基準タイミング信号ODGTK立上が
りまで、データの読出しおよびカウント動作は停止され
る。なお、RSVDおよびCDVCCの部分について、
「0」に設定したり最初の1回だけ出力データを「0」
に設定するのは、先に述べた送信読出しの場合と同じで
ある。
【0049】さらに受信書込アドレスを発生するアドレ
ス発生回路74は、図10に示すごとく受信基準タイミ
ング信号ODGTの立上がり時点からRAM8へのデー
タ書込み動作を開始する。各グループのデータサイズは
異なるが、そのアドレス発生動作は先に述べた送信書込
アドレスを発生するアドレス発生回路72と同じであ
る。
【0050】図12は、上記した受信読出アドレス発生
用のアドレス発生回路73および受信書込アドレス発生
用のアドレス発生回路74による動作タイミングの一例
を示すもので、この例では変換前のスロット受信情報に
対応する書込グループアドレス「0,1,2,…」が、
変換後のスロット受信情報に対応する読出グループアド
レス「4,0,2,…」に変換される場合を示してい
る。
【0051】また、フォーマット変換回路7のタイミン
グ制御部76からは、例えば図11のタイミング図に示
すごとく、基準クロックCKの1周期の期間に前記各ア
ドレス発生回路71〜74から発生されたアドレスを時
分割で選択出力させるためのアドレス選択信号が発生さ
れてアドレスセレクタ75に供給される。また、それと
ともに基準クロックCKの1周期の期間に、読出タイミ
ング信号RDおよび書込タイミング信号WRが発生され
てRAM8に供給される。
【0052】したがって、RAM8では図11に示すよ
うに、基準クロックCKの1周期の期間に、先行スロッ
トにおいて書き込んだスロット受信情報の読出動作と、
先行スロットにおいて書き込んだスロット送信情報の読
出動作と、現行スロットにおけるスロット受信情報の書
込動作と、現行スロットにおけるスロット送信情報の書
込動作とが時分割でそれぞれ行なわれる。すなわち、見
掛上これら4つの動作は並行して行なわれるように見え
る。
【0053】また上記送信書込および送信読出の各アド
レスは、同一スロット期間においてそれぞれRAM8の
第1および第2のブロックを指定する。また、次の送信
スロット期間になると、上記第1および第2のブロック
に対する書込および読出しアドレスが入れ替わる。この
ためRAM8では、第1のブロックと第2のブロックに
対するスロット送信情報の書込み動作と読出し動作がス
ロットごとに入れ替わりながら交互に行なわれる。この
動作は受信についても同じであり、受信用の第1のブロ
ックと第2のブロックに対するスロット受信情報の書込
み動作と読出し動作とが、受信スロットごとに入れ替わ
りながら交互に行なわれる。
【0054】ところで、上記送信読出アドレスは、先に
述べたようにグループ番号変換回路712において、基
地局向けのスロットフォーマットから移動局向けのスロ
ットフォーマットにスロット送信情報のフォーマットを
変換するためのグループ番号変換がなされている。この
ため、RAM8から読み出される際にスロット送信情報
は、図9に示すごとく移動局向けのフォーマットに変換
された状態でRAM8から読み出される。そして、この
フォーマット変換されたスロット送信情報は、SYNC
・CDVCC付加回路9で同期ワードSYNCおよびC
DVCCがさらに付加された後、ディジタル変復調回路
10においてディジタル変調されて移動局に向け送信さ
れる。
【0055】一方、受信読出アドレスについても、上記
したようにグループ番号変換回路において、基地局向け
のスロットフォーマットから移動局向けのスロットフォ
ーマットにスロット受信情報をフォーマット変換するた
めのグループ番号変換がなされている。このため、RA
M8から読み出される際にスロット受信情報は、図10
に示すごとく移動局向けのフォーマットに変換された状
態で読み出される。そして、この移動局向けにフォーマ
ット変換されたスロット受信情報は移動局用の誤り訂正
符号復号回路4に入力され、この誤り訂正符号復号回路
4において誤り訂正復号されるとともに、ユーザ情報D
ATA、FACCHおよびSACCHがそれぞれ分離検
出される。
【0056】したがって、誤り訂正符号復号回路4とし
て移動局用のLSIをそのまま使用しているにも拘ら
ず、送信においてもまた受信においても、スロット送信
情報およびスロット受信情報は上記移動局用のLSIに
適合するフォーマットに変換されるので、基地局シミュ
レータとしての情報送受信動作は正常に行なわれる。
【0057】また、RAM8から読み出されたスロット
受信情報は、図6に示される出力回路において、フリッ
プフロップ81,82により2段ラッチされて出力され
る。このため、受信基準タイミング信号ODGTの立上
がり時点で、直ちにスロットの最初の情報の読出しが開
始される。
【0058】以上のように本実施例では、誤り訂正符号
復号回路4とディジタル変復調回路10との間にフォー
マット変換回路7およびRAM8を配置している。そし
て、送信スロット期間および受信スロット期間に、誤り
訂正符号復号回路4から出力されたスロット送信情報お
よびディジタル変復調回路10から出力されたスロット
受信情報を出力順にRAM8に書き込み、次の送信スロ
ット期間および受信スロット期間に、これらのスロット
送信情報およびスロット受信情報の内容を順序を入れ替
えて読み出すことによりフォーマット変換して、ディジ
タル変復調回路10および誤り訂正符号復号回路4に供
給している。
【0059】したがって本実施例によれば、誤り訂正符
号復号回路4として移動局用のLSIを使用しているに
も拘らず、このLSIにより生成および分離されるスロ
ット送信情報およびスロット受信情報を基地局用のスロ
ットフォーマットに変換して送受信することができる。
このため、移動局用のLSIを基地局シミュレータの誤
り訂正符号復号回路4としてそのまま使用することがで
きる。したがって、基地局シミュレータ用の誤り訂正符
号復号回路を別途設計し製作する必要がなくなり、これ
により基地局シミュレータの低価格化を図ることができ
る。また、高集積化された移動局用の誤り訂正符号復号
LSIをそのまま基地局シミュレータに使用できるた
め、装置の小形化を保持することができる。
【0060】また本実施例では、RAM8からスロット
受信情報を読み出す際に、受信スロットごとにその最後
尾のデータの後に次の受信スロットで受信されたスロッ
ト受信情報の先頭のデータをRAM8から読出して出力
回路にラッチしておくようにしたことによって、受信基
準タイミング信号ODGTの立上がり時点で遅れること
なく直ちにそのスロットの先頭データを出力することが
できる。
【0061】さらに本実施例では、RAM8の記憶領域
を送信用の第1および第2のブロックと、受信用の第1
および第2のブロックとに領域分割し、これらのブロッ
クを使用してスロット送信情報およびスロット受信情報
のフォーマット変換を行なうようにしている。このた
め、RAMを1個で構成することができ、これにより上
記各ブロックに相当する4個のRAMを設ける場合に比
べて、回路構成の小形化を図ることができる。
【0062】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では誤り訂正符号復号
回路のLSIを移動局と基地局とで共用する場合を例に
とって説明したが、スロットフォーマットの生成および
再生が他の回路で行なわれている場合には、この回路の
LSIを移動局と基地局とで共用するようにしてもよ
い。また、上記実施例では移動局用の誤り訂正符号復号
LSIを基地局シミュレータに転用する場合について述
べたが、基地局用のLSIを移動局に転用する場合にも
本発明を適用することができる。
【0063】また前記実施例では基地局シミュレータを
例にとって説明したが、基地局に適用するようにしても
よい。その他、RAMのメモリマップ、RAMのアクセ
スタイミング、スロットフォーマットの構成、装置の構
成などについても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施できる。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、第2の
無線局との間で伝送情報の無線送受信動作を行なうため
の無線送受信手段と、第2のスロットフォーマットに従
った送信伝送情報を生成するとともに、第1のスロット
フォーマットに従って伝送された受信伝送情報から原情
報を再生する機能を備えた情報生成再生手段との間に、
フォーマット変換手段を配置している。そして、このフ
ォーマット変換手段により、上記情報生成再生手段によ
り生成された上記第2のスロットフォーマットに従った
送信伝送情報を、上記第1スロットフォーマットに従っ
た送信伝送情報にフォーマット変換して上記無線送受信
手段に供給し送信させるとともに、上記無線送受信手段
により受信された上記第1のスロットフォーマットに従
った受信伝送情報を、上記第2のスロットフォーマット
に従った受信伝送情報にフォーマット変換して上記情報
生成再生手段に供給し原情報を再生させるようにしてい
る。
【0065】したがって本発明によれば、スロットフォ
ーマットの生成および再生を行なう回路の製作を、異種
装置ごとに個別に行なわなくても済み、これにより装置
の小形化を保った上で回路延いては装置の低価格化を実
現することができるディジタル無線通信装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる基地局シミュレータ
の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した基地局シミュレータの誤り訂正符
号復号回路の具体的な接続構成を示す図。
【図3】図1に示した基地局シミュレータのフォーマッ
ト変換回路およびRAMの具体的な接続構成を示す図。
【図4】図1に示した基地局シミュレータのフォーマッ
ト変換回路の構成を示す回路ブロック図。
【図5】図4に示したフォーマット変換回路中のグルー
プ番号変換回路の回路構成を示す図。
【図6】RAMの出力回路の回路構成を示す図。
【図7】RAMのメモリマップ示す図。
【図8】TDMA方式による伝送フレームフォーマット
の一例を示す図。
【図9】図1に示すフォーマット変換回路によるスロッ
ト送信情報のフォーマット変換動作を示す図。
【図10】図1に示すフォーマット変換回路によるスロ
ット受信情報のフォーマット変換動作を示す図。
【図11】RAMの書き込み読出し動作を示すタイミン
グ図。
【図12】スロット受信情報のフォーマット変換動作を
説明するためのタイミング図。
【図13】デュアルモードセルラ無線システムで使用さ
れる伝送スロットフォーマットの一例を示す図。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…アナログ回路 3…音声符号復号回路 4…誤り訂正符号復号回路 5…FACCH・SACCH送信回路 6…スクランブル回路 7…フォーマット変換回路 8…RAM 9…SYNC・CDVCC付加回路 10…ディジタル変復調回路 11…無線部 12…アンテナ 13…スピーカ 14…FACCH・SACCH受信回路 15…CDVCC受信回路 16…タイミング回路 41,42…誤り訂正符号復号LSI 71〜74…アドレス発生回路 75…アドレスカウンタ 76…タイミング制御部 711…グループカウンタ 712…グループ番号変換回路 713…ドットカウンタ 714…グループ最大値検出回路 715…最大値セレクタ 716…アドレス発生制御部 7121…デコーダ 7122…エンコーダ 7123…インバータ 81,82…フリップフロップ 83,84…アンドゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の無線局から第2の無線局へは第1
    のスロットフォーマットに従って情報を無線伝送し、第
    2の無線局から第1の無線局へは前記第1のスロットフ
    ォーマットとは異なる第2のスロットフォーマットに従
    って情報を無線伝送する無線通信システムにあって、前
    記第1の無線局として使用されるディジタル無線通信装
    置において、 前記第2の無線局との間で伝送情報の無線送受信動作を
    行なうための無線送受信手段と、 前記第2のスロットフォーマットに従った送信伝送情報
    を生成するとともに、受信された前記第1のスロットフ
    ォーマットに従った受信伝送情報から原情報を再生する
    機能を備えた情報生成再生手段と、 前記無線送受信手段と情報生成再生手段との間に配置さ
    れ、前記情報生成再生手段により生成された前記第2の
    スロットフォーマットに従った送信伝送情報を前記第1
    スロットフォーマットに従った送信伝送情報にフォーマ
    ット変換して前記無線送受信手段に供給し送信させると
    ともに、前記無線送受信手段により受信された前記第1
    のスロットフォーマットに従った受信伝送情報を前記第
    2のスロットフォーマットに従った受信伝送情報にフォ
    ーマット変換して前記情報生成再生手段に供給し原情報
    を再生させるためのフォーマット変換手段とを具備した
    ことを特徴とするディジタル無線通信装置。
  2. 【請求項2】 フォーマット変換手段は、伝送情報を構
    成する同期情報、制御情報およびデータの配置位置を入
    れ替える処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載
    のディジタル無線通信装置。
  3. 【請求項3】 第1の無線局から第2の無線局へは第1
    のスロットフォーマットに従って情報を無線伝送し、第
    2の無線局から第1の無線局へは前記第1のスロットフ
    ォーマットとは異なる第2のスロットフォーマットに従
    って情報を無線伝送する無線通信システムにあって、前
    記第1の無線局として使用されるディジタル無線通信装
    置において、 前記第2の無線局に対し伝送情報の無線送信動作を行な
    うための無線送信手段と、 前記第2のスロットフォーマットに従った送信伝送情報
    を生成する機能を備えた情報生成手段と、 前記無線送信手段と情報生成手段との間に配置され、前
    記情報生成手段により生成された前記第2のスロットフ
    ォーマットに従った送信伝送情報を前記第1スロットフ
    ォーマットに従った送信伝送情報にフォーマット変換し
    て前記無線送信手段に供給し送信させるためのフォーマ
    ット変換手段とを具備したことを特徴とするディジタル
    無線通信装置。
  4. 【請求項4】 第1の無線局から第2の無線局へは第1
    のスロットフォーマットに従って情報を無線伝送し、第
    2の無線局から第1の無線局へは前記第1のスロットフ
    ォーマットとは異なる第2のスロットフォーマットに従
    って情報を無線伝送する無線通信システムにあって、前
    記第1の無線局として使用されるディジタル無線通信装
    置において、 前記第2の無線局から無線伝送された伝送情報の無線受
    信動作を行なうための無線受信手段と、 受信された前記第1のスロットフォーマットに従った受
    信伝送情報から原情報を再生する機能を備えた情報再生
    手段と、 前記無線受信手段と情報再生手段との間に配置され、前
    記無線受信手段により受信された前記第1のスロットフ
    ォーマットに従った受信伝送情報を前記第2のスロット
    フォーマットに従った受信伝送情報にフォーマット変換
    して前記情報再生手段に供給し原情報を再生させるため
    のフォーマット変換手段とを具備したことを特徴とする
    ディジタル無線通信装置。
JP6020976A 1994-02-18 1994-02-18 ディジタル無線通信装置 Pending JPH07231480A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010051014A (ja) * 1998-05-26 2010-03-04 Koninkl Philips Electronics Nv 適応型チャンネルエンコーダ及びデコーダを備える伝送システム
JP2011135235A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Toshiba Corp 認証モジュール、電子機器及びインタリーブ信号の復元方法

Cited By (3)

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JP2010051014A (ja) * 1998-05-26 2010-03-04 Koninkl Philips Electronics Nv 適応型チャンネルエンコーダ及びデコーダを備える伝送システム
JP2011120258A (ja) * 1998-05-26 2011-06-16 Koninkl Philips Electronics Nv 適応型チャンネルエンコーダ及びデコーダを備える伝送システム
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