JPH07231216A - トライループアンテナ - Google Patents

トライループアンテナ

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JPH07231216A
JPH07231216A JP4327794A JP4327794A JPH07231216A JP H07231216 A JPH07231216 A JP H07231216A JP 4327794 A JP4327794 A JP 4327794A JP 4327794 A JP4327794 A JP 4327794A JP H07231216 A JPH07231216 A JP H07231216A
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loop
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loop antenna
tri
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Tamotsu Suda
保 須田
Kenji Tomobe
賢治 友部
Katsumi Shimoda
克己 下田
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路基板等に組み込まれるクロスループアン
テナのエレメントを簡略化して同等の性能を得るループ
アンテナを提供する。 【構成】 回路基板等に組み込まれる水平および垂直の
両偏波を発生させる2つのループのうち、一方のループ
を構成するエレメントの一部を他の一方のループを構成
するエレメントで共用するトライループアンテナとし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水平および垂直の両偏波
を発生させるトライループアンテナ、さらに詳しくは回
路基板に組み込まれるトライループアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、水平および垂直の両偏波を発生
させるクロスループアンテナの原理構成を示す図であ
り、図において、101は水平偏波用ループ(エレメン
ト)、102は垂直偏波用ループ、103は給電点であ
り、図に示すように、水平偏波用ループ101と垂直偏
波用ループ102とをクロスさせ一体化した構造となっ
ている。ループアンテナは長波から超短波まで及び受信
用,送信用として広く利用できることが知られており、
また、電線をコイル状に巻いたループのみならず、図4
に示すようにループをストリップラインで構成する場合
もある。クロスループアンテナは、近年では無線を利用
した遠隔操作で自動車等の鍵の施錠,解錠を行うリモコ
ン・キーのアンテナ等に使用されており、この場合でき
るだけ携帯に便利なようにする必要性から回路基板に一
体化して組み込み、かつキーホルダー内に組み込むため
小型化,平面化する必要がある。
【0003】図4(A)は、上述の回路基板に組み込ま
れた従来のクロスループアンテナの構造の一例を示す斜
視図であり、図において、200は回路基板、201は
例えば水平偏波用の第1のループ、202は例えば垂直
偏波用の第2のループ、203は給電点である。図4
(A)に示すクロスループアンテナは、回路基板200
の表裏面に渡る第1のループ201と第2のループ20
2とが、回路基板200の平面上で直交するように保持
されており、水平,垂直の2つの直交する偏波を発生さ
せる構造としている。但し、この構造では第1のループ
201と第2のループ202とが完全に独立しており、
給電点を2組設けなければならない。図4(B)は、上
述の回路基板に組み込まれた従来のクロスループアンテ
ナの構造の他の一例を示す斜視図であり、図において、
201aと201bは例えば水平偏波用ループを構成す
るエレメントのそれぞれ半分、202aと202bは例
えば垂直偏波用ループを構成するエレメントのそれぞれ
半分、203は給電点である。図4(B)に示すよう
に、このクロスループアンテナは第1のループと第2の
ループとを接続し、給電点203を1箇所としたもので
あり、回路基板200の表面(上面)にはエレメント2
01aと201bとで水平偏波用ループが形成され、表
裏面に渡ってエレメント202aと202bとで垂直偏
波用ループが形成され、表裏それぞれに給電点203が
設けられている。なお、エレメント202a,202b
で構成される垂直偏波用ループで囲まれる面積の方が小
さいのは、回路基板200上に電子部品(図示せず)を
実装し、その上に202a,202bのストリップライ
ン(エレメント)を這わせるとしても、リモコン・キー
等に使用する場合できるだけ薄くかつ小型化したいとい
う要請からである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような図4に示
す従来の回路基板に組み込まれるクロスループアンテナ
は以上のように水平,垂直両偏波用ともに独立したルー
プが形成され、また図4(B)に示すクロスループアン
テナは給電点を1組とできるが、回路基板の中央に垂直
偏波用のループを構成するエレメントが位置する構造の
ため、図4(A)に示すクロスループアンテナと同様エ
レメントおよびその保持構造に無駄が生じ、且つ製造工
程が複雑になり、小型化,低コスト化を妨げているとい
う問題点があった。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたものであり、使用するエレメントを簡略化して
従来のクロスループアンテナと同等の性能が得られるト
ライループアンテナを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるトライル
ープアンテナは、回路基板等に組み込まれる水平および
垂直の両偏波を発生させる2つのループにおいて、一方
のループを構成するエレメントの一部を、他の一方のル
ープを構成するエレメントの一部で共用することで、使
用するエレメントの簡略化を図ることを特徴とする。ま
た、このように構成されるトライループアンテナにおい
て、回路基板等の表裏面に渡って保持される上記他の一
方のループを構成するエレメントを当該回路基板の一方
の端部に位置させたことを特徴とする。さらに回路基板
等の一方の面に保持される上記一方のエレメントを当該
回路基板等の外周端部に位置させたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明のトライループアンテナでは、省略した
エレメントの一部は、他方のループを構成するエレメン
トで共用させることで、エレメントを省略しても2つの
ループアンテナを構成することができ、エレメントを簡
略化しながら従来と同等の性能のアンテナを提供でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す斜視図であり、図に
おいて、10は回路基板、11a,12a,12bはそ
れぞれエレメントで、本実施例においてはエレメント1
1a,12bで囲まれるループで水平偏波用ループアン
テナが構成され、回路基板10の一方の端部に位置する
エレメント12a,12bで囲まれるループで垂直偏波
用ループアンテナが構成され、すなわちエレメント12
bを水平,垂直両ループのエレメントとして共用するこ
とで、3本のエレメント11a,12a,12bでトラ
イループアンテナを構成する。13は給電点である。
【0009】上述のリモコン・キーのアンテナ等に使用
されるループアンテナは、指向特性を改善するために
(すなわち無指向性に近づけるために)、2つのループ
アンテナを用いて水平および垂直の両偏波を発生させて
送信を行うこととしており、従って本実施例のように水
平方向のループを構成するエレメントと、垂直方向のル
ープを構成するエレメントを共用させることとしても、
特に問題が生じることはない。また、図4に示す従来の
技術においても同様であるが、一般にこのような回路基
板10に組み込む場合、水平方向のループと垂直方向の
ループの大きさが異なり、従って水平および垂直偏波の
受信電界強度に差異を生じ易くなるが、これは本願と同
一出願人に係わる同日出願の発明「クロスループアンテ
ナ」で開示したように、エレメントの幅に差異を持たせ
ることで調整することとする。
【0010】図2は、本発明の他の実施例を示す斜視図
であり、図2(A)は水平偏波用のエレメント11a
を、回路基板10の外周端部に設けることとしたもので
あり、このような構成とすることによってエレメントの
保持が容易な構造とできる。また、図2(B)は垂直偏
波用のエレメント12a,12bを回路基板10端部の
表面および裏面に密着する構成としたものであり、さら
にエレメントの保持が容易な構造とできる。この場合、
電子部品(図示せず)は基板10の中央部に実装するこ
ととなる。なお、上記実施例では回路基板に組み込む場
合について説明しているが、同様な形状のものに組み込
む場合の全てに実施できることは言うまでもない。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明のトライルー
プアンテナは、一方のループを構成するエレメントの一
部を他方のループを構成するエレメントで共用すること
で、使用するエレメントの簡略化を図ることができ、小
型化,低コスト化が実現できる。さらにケース内側にエ
ッチング等で構成することにより、低価格化が実現でき
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトライループアンテナの一実施例を説
明するための斜視図である。
【図2】本発明のトライループアンテナの他の実施例を
説明するための斜視図である。
【図3】水平および垂直の両偏波を発生させるループア
ンテナの原理構成を示す図である。
【図4】従来の回路基板に組み込まれたクロスループア
ンテナの構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 回路基板 11a,12a,12b エレメント 13 給電点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板等に組み込まれる水平および垂
    直の両偏波を発生させる2つのループのうち、一方のル
    ープを構成するエレメントの一部を他の一方のループを
    構成するエレメントで共用することで使用するエレメン
    トを簡略化した構造を特徴とするトライループアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 上記回路基板等の表裏面に渡って保持さ
    れる上記他の一方のループを構成するエレメントを当該
    回路基板の一方の端部に位置させたことを特徴とする請
    求項第1項記載のトライループアンテナ。
  3. 【請求項3】 上記回路基板等の一方の面に保持される
    上記一方のループを構成するエレメントを当該回路基板
    等の外周端部に位置させたことを特徴とする請求項第1
    項又は第2項記載のトライループアンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1032409A (ja) * 1996-07-18 1998-02-03 Tokai Rika Co Ltd アンテナ及び通信機
JP2005134942A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Mitsubishi Materials Corp Rfidリーダ/ライタ及びアンテナの構造
JP2013090192A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Denso Corp アンテナ装置及びアンテナの製造方法

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