JPH07230772A - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
- Publication number
- JPH07230772A JPH07230772A JP1957794A JP1957794A JPH07230772A JP H07230772 A JPH07230772 A JP H07230772A JP 1957794 A JP1957794 A JP 1957794A JP 1957794 A JP1957794 A JP 1957794A JP H07230772 A JPH07230772 A JP H07230772A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shadow mask
- bridges
- electron beam
- ray tube
- holes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 いわゆる色ずれの発生を抑える。
【構成】 散在された複数の各孔のy方向辺を形成する
領域をグリル52およびx方向辺を形成する領域をブリ
ッジ51と称するシャドウマスク構体5を備えるカラー
陰極線管において、その周辺部を除く中央部の前記ブリ
ッジの数が周辺部のブリッジの数よりも少なくなってい
る。
領域をグリル52およびx方向辺を形成する領域をブリ
ッジ51と称するシャドウマスク構体5を備えるカラー
陰極線管において、その周辺部を除く中央部の前記ブリ
ッジの数が周辺部のブリッジの数よりも少なくなってい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャドウマスク構体を
備えたカラー陰極線管に係り、特に、いわゆるスロット
型と称されるシャドウマスク構体を備えたカラー陰極線
管に関する。
備えたカラー陰極線管に係り、特に、いわゆるスロット
型と称されるシャドウマスク構体を備えたカラー陰極線
管に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管は、電子銃から発射され
る3本の電子ビームのそれぞれが、シャドウマスク構体
に設けられた同一の電子ビーム透過孔を通して、表示面
に形成された赤、緑、青の3色の蛍光体面に照射される
ようになっている。
る3本の電子ビームのそれぞれが、シャドウマスク構体
に設けられた同一の電子ビーム透過孔を通して、表示面
に形成された赤、緑、青の3色の蛍光体面に照射される
ようになっている。
【0003】このシャドウマスク構体は、それに設けら
れた電子ビーム透過孔によって、各電子ビームのそれぞ
れの進路を選択制御するようになっている。
れた電子ビーム透過孔によって、各電子ビームのそれぞ
れの進路を選択制御するようになっている。
【0004】そして、このシャドウマスク構体として、
その電子ビーム透過孔の形状において種々改変されたも
のが存在するが、いわゆるスロット型と称されるものが
知られている。
その電子ビーム透過孔の形状において種々改変されたも
のが存在するが、いわゆるスロット型と称されるものが
知られている。
【0005】すなわち、x方向辺およびy方向辺を有す
る薄い板材に、y方向に延在しx方向に並設された孔を
有するとともに、それぞれの孔はx方向に跨って形成さ
れるブリッジによって分割されているものである。
る薄い板材に、y方向に延在しx方向に並設された孔を
有するとともに、それぞれの孔はx方向に跨って形成さ
れるブリッジによって分割されているものである。
【0006】電子ビーム透過孔としては、x方向に並設
されたそれぞれがy方向に延在させた形状で充分となる
が、これら各孔の間の板材(グリルと称される)が互い
に絡み合うのを防止するために該グリル間を連結するブ
リッジが形成されている。
されたそれぞれがy方向に延在させた形状で充分となる
が、これら各孔の間の板材(グリルと称される)が互い
に絡み合うのを防止するために該グリル間を連結するブ
リッジが形成されている。
【0007】このようなスロット型のシャドウマスク構
体は、通常、球面状に形成されることが多い。シャドウ
マスクは、カラー陰極線管の動作中に電子ビームの衝突
によって温度が上がり、熱膨張する。近年のカラー陰極
線管は高精細度表示の要求が強まっており、画像表示の
精度が上がるにつれ、シャドウマスクの熱膨張に起因す
る当該電子ビーム通過孔の変位による螢光面上での電子
ビームのランディング位置のずれを高度に制御する必要
性が強くなってきた。
体は、通常、球面状に形成されることが多い。シャドウ
マスクは、カラー陰極線管の動作中に電子ビームの衝突
によって温度が上がり、熱膨張する。近年のカラー陰極
線管は高精細度表示の要求が強まっており、画像表示の
精度が上がるにつれ、シャドウマスクの熱膨張に起因す
る当該電子ビーム通過孔の変位による螢光面上での電子
ビームのランディング位置のずれを高度に制御する必要
性が強くなってきた。
【0008】上記、熱膨張を低減させるために、シャド
ウマスクの構成材料として熱膨張係数の小さい高価な
鉄、ニッケル合金を用いたり、シャドウマスクをマスク
フレームに張力をかけて張架保持することが行われてい
る。
ウマスクの構成材料として熱膨張係数の小さい高価な
鉄、ニッケル合金を用いたり、シャドウマスクをマスク
フレームに張力をかけて張架保持することが行われてい
る。
【0009】上記、シャドウマスクに張力保持するもの
においては、スロット型シャドウマスクよりブリッジが
ないグリル型シャドウマスクを画像表示面の上下方向に
張力を印加してシリンダー状に架張する際に、当該グリ
ル同士が絡み合って取扱いに困難をきす。
においては、スロット型シャドウマスクよりブリッジが
ないグリル型シャドウマスクを画像表示面の上下方向に
張力を印加してシリンダー状に架張する際に、当該グリ
ル同士が絡み合って取扱いに困難をきす。
【0010】上記問題点を解決するために、例えば米国
特許第4973283号明細書に開示されたように、丸
穴の孔を持つドット型シャドウマスクやスロット型シャ
ドウマスクを張力をかけてマスクフレームに保持する試
みがなされている。
特許第4973283号明細書に開示されたように、丸
穴の孔を持つドット型シャドウマスクやスロット型シャ
ドウマスクを張力をかけてマスクフレームに保持する試
みがなされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
技術において、スロット型シャドウマスクを画像表示面
に上下方向に張力をかけて保持する場合には、シャドウ
マスクを薄くしてもブリッジがあるため、グリルが互に
絡み合うという問題は生ぜず、マスクフレームを軽くす
ることができるという利点がある一方、スロット型シャ
ドウマスクを長辺に曲率を持つマスクフレームに上下方
向に張力をかけて保持する場合は、ポアソン比で生じる
左右方向の張力がブリッジによって左右に伝播し、シャ
ドウマスクの中央部が凹むという問題が生じる。この凹
みはシャドウマスク構体に電子ビームの衝突によって温
度が上昇し熱膨張により張力が低下することによって、
該凹部が元に戻り、蛍光体に対するシャドウマスク構体
の電子ビーム透過孔の位置ずれが生じてしまう原因とな
る。
技術において、スロット型シャドウマスクを画像表示面
に上下方向に張力をかけて保持する場合には、シャドウ
マスクを薄くしてもブリッジがあるため、グリルが互に
絡み合うという問題は生ぜず、マスクフレームを軽くす
ることができるという利点がある一方、スロット型シャ
ドウマスクを長辺に曲率を持つマスクフレームに上下方
向に張力をかけて保持する場合は、ポアソン比で生じる
左右方向の張力がブリッジによって左右に伝播し、シャ
ドウマスクの中央部が凹むという問題が生じる。この凹
みはシャドウマスク構体に電子ビームの衝突によって温
度が上昇し熱膨張により張力が低下することによって、
該凹部が元に戻り、蛍光体に対するシャドウマスク構体
の電子ビーム透過孔の位置ずれが生じてしまう原因とな
る。
【0012】それ故、本発明はこのような事情に基づい
てなされたものであり、その目的とするところのもの
は、色ずれの発生をなくすことのできるスロット型シャ
ドウマスク構体を備えたカラー陰極線管を提供すること
にある。
てなされたものであり、その目的とするところのもの
は、色ずれの発生をなくすことのできるスロット型シャ
ドウマスク構体を備えたカラー陰極線管を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、散在された複数の各
電子ビーム透過孔のy方向辺を形成する領域をグリルお
よびx方向辺を形成する領域をブリッジと称するシャド
ウマスク構体を備えたカラー陰極線管において、その周
辺部を除く中央部の前記ブリッジの数が周辺部のブリッ
ジの数よりも少なくなっていることを特徴とするもので
ある。
るために、本発明は、基本的には、散在された複数の各
電子ビーム透過孔のy方向辺を形成する領域をグリルお
よびx方向辺を形成する領域をブリッジと称するシャド
ウマスク構体を備えたカラー陰極線管において、その周
辺部を除く中央部の前記ブリッジの数が周辺部のブリッ
ジの数よりも少なくなっていることを特徴とするもので
ある。
【0014】
【作用】このように構成された、カラー陰極線管におけ
るシャドウマスク構体は、その周辺部を除く中央部にお
けるブリッジの数を周辺部のブリッジの数よりも少なく
することにより、該中央部におけるいわゆるポアソン比
の影響を少なくできる構成となっている。
るシャドウマスク構体は、その周辺部を除く中央部にお
けるブリッジの数を周辺部のブリッジの数よりも少なく
することにより、該中央部におけるいわゆるポアソン比
の影響を少なくできる構成となっている。
【0015】このため、シャドウマスク構体を取り付け
る際に、そのy方向に張力を持たせるようにしても、中
央部において、ポアソン比によるx方向への力を小さく
することができるようになる。
る際に、そのy方向に張力を持たせるようにしても、中
央部において、ポアソン比によるx方向への力を小さく
することができるようになる。
【0016】このことから、その中央部におけるy方向
に凹部が形成されてしまうことがなくなり、その後の熱
膨張による変形も少なくすることができるようになる。
に凹部が形成されてしまうことがなくなり、その後の熱
膨張による変形も少なくすることができるようになる。
【0017】したがって、蛍光体に対するシャドウマス
ク構体の電子ビーム透過孔の位置ずれを少なくでき、色
ずれの発生を抑えることができるようになる。
ク構体の電子ビーム透過孔の位置ずれを少なくでき、色
ずれの発生を抑えることができるようになる。
【0018】
【実施例】図3は、本発明によるカラー陰極線管の一実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【0019】同図において、電子をビームとして放射す
る電子銃構体11がある。この電子銃構体11はR(赤
色)、G(緑色)、B(青色)用の各電子銃の一体構造
からなり、それぞれの電子銃から電子ビームBを照射す
るようになっている。
る電子銃構体11がある。この電子銃構体11はR(赤
色)、G(緑色)、B(青色)用の各電子銃の一体構造
からなり、それぞれの電子銃から電子ビームBを照射す
るようになっている。
【0020】また、電子銃構体11に対向して蛍光面4
が配置され、この蛍光面4はマトリックス状に配置され
た各画素の領域を備えたものとなっている。
が配置され、この蛍光面4はマトリックス状に配置され
た各画素の領域を備えたものとなっている。
【0021】この蛍光面4の一画素に相当する領域に
は、電子ビームBの照射によってそれぞれR(赤色)、
G(緑色)、B(青色)を発光する各蛍光体を隣接させ
て備えてなり、このように構成される一画素は、前記電
子銃構体11の各電子銃からの電子ビームBがその位置
を後述するシャドウマスク構体5によって制御されて対
応する蛍光体に照射することによって、所定の色を呈す
るようになっている。
は、電子ビームBの照射によってそれぞれR(赤色)、
G(緑色)、B(青色)を発光する各蛍光体を隣接させ
て備えてなり、このように構成される一画素は、前記電
子銃構体11の各電子銃からの電子ビームBがその位置
を後述するシャドウマスク構体5によって制御されて対
応する蛍光体に照射することによって、所定の色を呈す
るようになっている。
【0022】前記電子銃構体11および蛍光面4はそれ
ぞれガラスから構成される外囲器20によって内包さ
れ、前記蛍光体は前記外囲器20のうちパネル部1と称
される部分の内壁面に被着されて配置されたものとなっ
ている。ここで、パネル部1は、陰極線管の表示部とな
るものであり、観察者はこの外囲器20を通して前記蛍
光面4の発色を認識することができるようになってい
る。
ぞれガラスから構成される外囲器20によって内包さ
れ、前記蛍光体は前記外囲器20のうちパネル部1と称
される部分の内壁面に被着されて配置されたものとなっ
ている。ここで、パネル部1は、陰極線管の表示部とな
るものであり、観察者はこの外囲器20を通して前記蛍
光面4の発色を認識することができるようになってい
る。
【0023】なお、前記外囲器20は、前記電子銃構体
11を内包する部分をネック部3、このネック部3と前
記パネル部1との間の部分をファンネル部2と称してい
る。
11を内包する部分をネック部3、このネック部3と前
記パネル部1との間の部分をファンネル部2と称してい
る。
【0024】外囲器20のファンネル部2の外周には偏
向ヨーク7が配置され、この偏向ヨーク7によって、前
記電子銃構体11からの電子ビームBを前記蛍光面4上
の各画素に順次照射していくための走査(偏向)を行う
ようになっている。
向ヨーク7が配置され、この偏向ヨーク7によって、前
記電子銃構体11からの電子ビームBを前記蛍光面4上
の各画素に順次照射していくための走査(偏向)を行う
ようになっている。
【0025】そして、ファンネル部2における外囲器2
0内には、前記電子ビームBの偏向される領域を囲むよ
うにして内部磁気シールド6が配置されている。
0内には、前記電子ビームBの偏向される領域を囲むよ
うにして内部磁気シールド6が配置されている。
【0026】さらに、パネル部1の外囲器20内には、
前記電子銃構体11を構成する各電子銃からのそれぞれ
の走査された電子ビームBの対応する蛍光体面4におけ
る各蛍光体への色選択を制御するためのシャドウマスク
構体5が前記蛍光面4と対向して配置されている。
前記電子銃構体11を構成する各電子銃からのそれぞれ
の走査された電子ビームBの対応する蛍光体面4におけ
る各蛍光体への色選択を制御するためのシャドウマスク
構体5が前記蛍光面4と対向して配置されている。
【0027】すなわち、このシャドウマスク構体5は、
蛍光面4上の各画素に対向して開孔が設けられた薄板材
からなり、この孔を介して各電子銃構体11からのそれ
ぞれ電子ビームBに対応する色の蛍光体を発光させる成
分だけを通過させるようになっている。
蛍光面4上の各画素に対向して開孔が設けられた薄板材
からなり、この孔を介して各電子銃構体11からのそれ
ぞれ電子ビームBに対応する色の蛍光体を発光させる成
分だけを通過させるようになっている。
【0028】図1は、このようなシャドウマスク構体5
の一実施例の詳細を示す斜視図である。
の一実施例の詳細を示す斜視図である。
【0029】同図において、図示しない前記蛍光面4と
対向して配置されるシャドウマスク53があり、このシ
ャドウマスク53は薄板から構成されている。
対向して配置されるシャドウマスク53があり、このシ
ャドウマスク53は薄板から構成されている。
【0030】そして、このシャドウマスク53の面には
電子ビーム透過孔が設けられているが、この電子ビーム
透過孔のパターンは、中央部とその中央部を除く周辺部
とではそれぞれ異なったものとなっている。
電子ビーム透過孔が設けられているが、この電子ビーム
透過孔のパターンは、中央部とその中央部を除く周辺部
とではそれぞれ異なったものとなっている。
【0031】シャドウマスク53の周辺部は、そのY方
向に延在する長孔にその長手方向に等間隔でX方向に延
在するブリッジ51が一体的に形成されてなり、これに
より、Y方向に沿って該ブリッジ51によって画された
複数の電子ビーム透過孔54a、54b、54c、…に
より並設された透孔列54が形成されている。そして、
このように形成された透孔列54は、X方向に沿って複
数個並設されている。この場合における透孔列54と隣
接する透孔列54を画する薄板はグリル52と称されて
いる。
向に延在する長孔にその長手方向に等間隔でX方向に延
在するブリッジ51が一体的に形成されてなり、これに
より、Y方向に沿って該ブリッジ51によって画された
複数の電子ビーム透過孔54a、54b、54c、…に
より並設された透孔列54が形成されている。そして、
このように形成された透孔列54は、X方向に沿って複
数個並設されている。この場合における透孔列54と隣
接する透孔列54を画する薄板はグリル52と称されて
いる。
【0032】なお、互いに隣接するそれぞれの透孔列5
4における各透孔どうしは互いに半ピッチ分ずれて配置
されたものとなっている。
4における各透孔どうしは互いに半ピッチ分ずれて配置
されたものとなっている。
【0033】これに対して、シャドウマスク53の中央
部は、上述したグリルが全く形成されていないものとな
っている。
部は、上述したグリルが全く形成されていないものとな
っている。
【0034】なお、このような電子ビーム透過孔のパタ
ーンの詳細を図2に示している。
ーンの詳細を図2に示している。
【0035】ここで、マスク板厚は0.025mmの軟
鉄を使用しており、マスク有効部は280mm×380
mmである。有効部の周辺はブリッジ51をもつスロッ
トで、マスクの横ピッチは0.30mm、縦ピッチは
1.0mm、ブリッジ幅は0.05mmである。中央部
はブリッジのないスリットで、横ピッチは0.30mm
である。中央部のスリットの範囲はマスク長径をx軸、
短径をy軸とするとx=0mmの中央でy=±105m
m、x=±45mmでy=±70mm、x=±90mm
でy=±35mmである。
鉄を使用しており、マスク有効部は280mm×380
mmである。有効部の周辺はブリッジ51をもつスロッ
トで、マスクの横ピッチは0.30mm、縦ピッチは
1.0mm、ブリッジ幅は0.05mmである。中央部
はブリッジのないスリットで、横ピッチは0.30mm
である。中央部のスリットの範囲はマスク長径をx軸、
短径をy軸とするとx=0mmの中央でy=±105m
m、x=±45mmでy=±70mm、x=±90mm
でy=±35mmである。
【0036】そして、このような配列で電子ビーム透過
孔が形成されたシャドウマスク53は、そのX方向に一
致づけられる両辺にマスク溶接バー12が備えられ、こ
れら各マスク溶接バー12は、シャドウマスク53のY
方向に一致づけられる両辺に備えられる各支持アーム1
22によって、それぞれ離間される方向に附勢力が加え
られている。これにより、シャドウマスク53それ自体
は、X方向に一致づけられる両辺がY方向に張力が加え
られることになる。
孔が形成されたシャドウマスク53は、そのX方向に一
致づけられる両辺にマスク溶接バー12が備えられ、こ
れら各マスク溶接バー12は、シャドウマスク53のY
方向に一致づけられる両辺に備えられる各支持アーム1
22によって、それぞれ離間される方向に附勢力が加え
られている。これにより、シャドウマスク53それ自体
は、X方向に一致づけられる両辺がY方向に張力が加え
られることになる。
【0037】このように構成された、シャドウマスク構
体は、その周辺部を除く中央部の領域において、電子ビ
ーム透過孔にブリッジを全く設けないことにより、該中
央部におけるいわゆるポアソン比の影響を少なくできる
構成となっている。
体は、その周辺部を除く中央部の領域において、電子ビ
ーム透過孔にブリッジを全く設けないことにより、該中
央部におけるいわゆるポアソン比の影響を少なくできる
構成となっている。
【0038】このため、シャドウマスク構体を取り付け
る際に、そのy方向に張力を持たせるようにしても、中
央部において、ポアソン比によるx方向への力を小さく
することができるようになる。
る際に、そのy方向に張力を持たせるようにしても、中
央部において、ポアソン比によるx方向への力を小さく
することができるようになる。
【0039】このことから、その中央部におけるy方向
に凹部が形成されてしまうことがなくなり、その後の熱
膨張による変形も少なくすることができるようになる。
に凹部が形成されてしまうことがなくなり、その後の熱
膨張による変形も少なくすることができるようになる。
【0040】したがって、蛍光体に対するシャドウマス
ク構体の孔の位置ずれを少なくでき、色ずれの発生を抑
えることができるようになる。
ク構体の孔の位置ずれを少なくでき、色ずれの発生を抑
えることができるようになる。
【0041】上述した実施例では、周辺部を除く中央部
の領域における孔にブリッジを全く設けない構成とした
ものである。このようにした場合、その効果は最良とな
るが必ずしもこのようにする必要はなく、必要に応じて
幾つかのブリッジを設けるようにしてもよいことはいう
までもない。
の領域における孔にブリッジを全く設けない構成とした
ものである。このようにした場合、その効果は最良とな
るが必ずしもこのようにする必要はなく、必要に応じて
幾つかのブリッジを設けるようにしてもよいことはいう
までもない。
【0042】要は、周辺部を除く中央部の前記ブリッジ
の数が該周辺部のブリッジの数よりも少なくなっていれ
ばよい。このようにすることによって、本発明の目的を
充分に達成できるようになるからである。
の数が該周辺部のブリッジの数よりも少なくなっていれ
ばよい。このようにすることによって、本発明の目的を
充分に達成できるようになるからである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によるカラー陰極線管によれば、いわゆる色ずれ
の発生を抑えることができるようになる。
本発明によるカラー陰極線管によれば、いわゆる色ずれ
の発生を抑えることができるようになる。
【図1】本発明によるカラー陰極線管におけるシャドウ
マスク構体の一実施例を示す斜視図である。
マスク構体の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるカラー陰極線管におけるシャドウ
マスク構体の電子ビーム透過孔のパターンの一実施例を
示す説明図である。
マスク構体の電子ビーム透過孔のパターンの一実施例を
示す説明図である。
【図3】本発明によるカラー陰極線管の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
5 シャドウマスク構体 51 ブリッジ 52 グリル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 英夫 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 川崎 浩 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 散在された複数の各電子ビーム透過孔の
y方向辺を形成する領域をグリルおよびx方向辺を形成
する領域をブリッジと称するシャドウマスク構体を備え
るカラー陰極線管において、 その周辺部を除く中央部の前記ブリッジの数が周辺部の
ブリッジの数よりも少なくなっていることを特徴とする
陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1957794A JPH07230772A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | カラー陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1957794A JPH07230772A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | カラー陰極線管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07230772A true JPH07230772A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12003143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1957794A Pending JPH07230772A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | カラー陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07230772A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100334081B1 (ko) * | 2000-07-12 | 2002-04-26 | 김순택 | 칼라 음극선관용 마스크 |
KR100339369B1 (ko) * | 2000-07-22 | 2002-06-03 | 구자홍 | 칼라 음극선관용 색선별 전극 |
US6812629B2 (en) * | 1999-12-10 | 2004-11-02 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Shadow mask frame assembly for flat CRT with slot groups |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP1957794A patent/JPH07230772A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6812629B2 (en) * | 1999-12-10 | 2004-11-02 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Shadow mask frame assembly for flat CRT with slot groups |
KR100334081B1 (ko) * | 2000-07-12 | 2002-04-26 | 김순택 | 칼라 음극선관용 마스크 |
KR100339369B1 (ko) * | 2000-07-22 | 2002-06-03 | 구자홍 | 칼라 음극선관용 색선별 전극 |
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