JPH07230403A - 情報記録方法 - Google Patents

情報記録方法

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JPH07230403A
JPH07230403A JP6020094A JP2009494A JPH07230403A JP H07230403 A JPH07230403 A JP H07230403A JP 6020094 A JP6020094 A JP 6020094A JP 2009494 A JP2009494 A JP 2009494A JP H07230403 A JPH07230403 A JP H07230403A
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JP6020094A
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Masahiro Tamegai
正博 為我井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 光カードのディレクトリ領域の容量を削減で
き、またデータのみを扱うアプリケーションソフトウェ
アの処理を簡単化できるようにする。 【構成】 光カードにファイルデータ及び該ファイルを
管理するためのディレクトリを記録する情報記録方法に
おいて、それぞれのファイルのデータの記録後に各ファ
イルをファイルとして管理するファイル管理情報からな
るユーザディレクトリを記録すると共に、各ファイルの
記録中に発生した欠陥セクタに関する欠陥情報を含むフ
ァイルのセクタ管理情報を記憶手段に格納し、光カード
を装置から排出する場合には、その排出前に記憶手段を
検索して光カードに記録されたファイルの欠陥情報を含
むセクタ管理情報をシステムディレクトリとして記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カードなどの情報記
録媒体に情報を記録する情報記録方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録したり、ある
いは記録された情報を光学的に読み出す記録媒体の形態
としては、ディスク状、カード状、テープ状のものなど
各種のものが知られている。このうち、カード状の記録
媒体(以下、光カードという)は小型、軽量で持ち運び
に便利な上、大容量の記録容量を有するために今後追記
型記録媒体として大きな需要が見込まれている。
【0003】こうした光カードに情報を記録、再生する
場合は、通常はファイルデータを管理するための管理情
報(以下、ディレクトリという)を用いて情報をファイ
ルごとに管理するのが一般的である。ディレクトリとし
ては、ファイル名、ファイル長、先頭データトラック番
号などのファイル管理に必要な情報からなっており、光
カードの一部に書き込まれる。
【0004】ところで、光カードのような記録媒体にお
いては、製造中に欠陥が発生して利用できないセクタが
あったり、製造後においても光カードの使用中にゴミが
付着したり、傷が付いたりして記録エラーが発生するこ
とがある。そこで、こうしたデータを記録できないセク
タ(以下、欠陥セクタという)が発生した場合は、欠陥
の発生した次のセクタに同じデータを再記録して記録エ
ラーを回避する。いわゆる交替処理が行われる。
【0005】しかしながら、このような交替処理におい
ては、1つのファイルに欠陥セクタが多数生じた場合
は、1つのディレクトリに全ての欠陥情報を記録できな
いことがある。そこで、本願発明者は、先にこうした問
題点を解決した情報記録方法を特願平4−83055号
として出願した。以下、その情報記録方法について説明
する。
【0006】まず、この情報記録方法では、ディレクト
リとしてユーザディレクトリとシステムディレクトリの
2種類のものが用いられる。ユーザディレクトリはユー
ザによって記録されるディレクトリで、詳しく後述する
ようにそれが管理するファイルの欠陥リストを例えば3
つまで記録することができる。欠陥リストがそれ以上に
なると、システムディレクトリが作成され、これにユー
ザディレクトリに記録できなかった欠陥リストが記録さ
れる。システムディレクトリは、このように欠陥リスト
が所定数よりも増加したときにシステムによって作成さ
れるディレクトリである。
【0007】図6(a)はそのユーザディレクトリのフ
ォーマット、図6(b)はシステムディレクトリのフォ
ーマットを示した図である。図中のヘッダーはユーザデ
ィレクトリであるのか、システムディレクトリであるの
かを識別するためのもので、ASIIコードによりユー
ザディレクトリのときはDIRU、システムディレクト
リのときはDIRSが書き込まれる。システムディレク
トリナンバーは、システムディレクトリとユーザディレ
クトリに共通なシリアルナンバー、ユーザディレクトリ
ナンバーは、ユーザディレクトリにだけ適用されるシリ
アルナンバーである。開始論理セクタアドレスと管理論
理セクタ数は、ディレクトリが管理する論理領域の先頭
論理アドレスと領域の大きさ、開始物理セクタアドレス
と管理物理セクタ数は、ディレクトリが管理する物理領
域の先頭物理アドレスと領域の大きさを示すものであ
る。以上の開始論理アドレス、管理論理セクタ数、開始
物理セクタアドレス、管理物理セクタ数を総称してセク
タ管理情報という。
【0008】欠陥リストは欠陥セクタの先頭物理アドレ
スである欠陥開始アドレスと連続欠陥セクタ数から構成
された欠陥に関する情報を表わすためのリストである。
こうした記録方法では、バースト欠陥に対して少ないバ
イト数で欠陥に関する情報を記録できるので大変有効で
ある。ユーザディレクトリには前述のように欠陥リスト
1から3までの3つの欠陥リストを記録でき、またシス
テムディレクトリには欠陥リスト1から11までの欠陥
リストを記録することができる。ユーザディレクトリデ
ータはユーザディレクトリのみに記録されるもので、フ
ァイル名、ファイルサイズ、先頭セクタアドレスなどの
情報が記録される。なお、図6(a),(b)の各ディ
レクトリに付した数値はそれぞれの項目のバイト数であ
る。
【0009】図7は光カードにファイルデータを記録し
た状態を示した図である。ここでは一例としてファイル
F1の後にファイルF2が追記された例が示されてい
る。光カード1はファイルデータを記録するデータ領域
2とディレクトリを記録するディレクトリ領域3に分け
られており、データ領域2にファイルF1,F2が記録
され、ディレクトリ領域3にはそれを管理するためのデ
ィレクトリD1〜D3が記録されている。
【0010】また、S−1〜S−18はセクタを示して
おり、そのうち斜線で表わしたセクタは記録後のベリフ
ァイでエラーの発生したセクタである。従って、ファイ
ルF1,F2を記録するときに記録エラーが発生した場
合は、次の正常なセクタに再記録を行うことで交替処理
が行われている。なお、複数のセクタに分割されたデー
タ領域2のセクタ位置を表わすアドレスを便宜的に物理
アドレスと呼び、先頭セクタから順に物理アドレスを付
与するものとする。例えば、S−1,S−2,S−3は
それぞれ物理アドレスが1番地,2番地,3番地であ
る。これに対し、記録後のベリファイの結果、正常に記
録できたセクタのみを便宜的に論理セクタと呼ぶ。この
論理アドレスも先頭から順に数えていくものとし、図7
ではS−1は論理アドレスが1番地、S−2は2番地、
S−5は3番地であり、以下同様に論理アドレスを定め
るものとする。
【0011】次に、図7のように光カードにファイルF
1,F2を記録した場合、図6のファーマットに従って
ディレクトリがどのように記録されるかについて説明す
る。まず、ファイルF1を記録したときは図8(a)に
示すようにユーザディレクトリが記録される。これは、
図7に示すようにディレクトリ領域3にディレクトリD
1として記録される。図8(a)において、まずヘッダ
ーにはユーザディレクトリであるので、ASCIIコー
ドでDIRUが書き込まれる。ユーザディレクトリナン
バーとシステムディレクトリナンバーには、最初のディ
レクトリであるので、それぞれ1が記録される。また、
ファイルF1は図7に示すように光カードに最初に記録
され、かつその先頭のセクタは正常セクタであるので、
開始論理セクタアドレス及び開始論理セクタアドレスは
ともに1である。更に、ファイルF1は6セクタに渡っ
て記録されているので、管理論理セクタ数は6、ファイ
ルF1のデータを全て記録するのに8セクタを要してい
るので、管理物理セクタ数は8である。
【0012】また、図7に示すようにファイルF1を記
録する場合は、物理セクタアドレス3と4で連続して記
録エラーが発生しているので、欠陥開始アドレスが3、
連続欠陥セクタ数が2の欠陥リスト1が記録される。フ
ァイルF1ではその他に欠陥セクタはないので、欠陥リ
スト2,3は作成されない。なお、ユーザディレクトリ
データとしてファイルF1のファイル名、ファイルサイ
ズなどの情報が記録される。
【0013】次に、ファイルF2を図7のように光カー
ドに追記した場合、ユーザディレクトリとシステムディ
レクトリが記録される。図8(b)はこのとき記録され
るユーザディレクトリ、図8(c)はシステムディレク
トリである。これは、図7に示すようにディレクトリD
2,D3として記録される。まず、ユーザディレクトリ
については、図8(b)のようにヘッダーにはDIRU
が書き込まれ、またこれは2つ目のディレクトリである
ので、システムディレクトリナンバー、ユーザディレク
トリナンバーにはそれぞれ2が記録される。次いで、フ
ァイルF2の論理アドレスは図7に示すように論理アド
レス7から始まっているので、開始論理アドレスは7で
ある。また、ファイルF2を全て記録するのに4セクタ
必要であるが、このディレクトリでは欠陥リストが3つ
まで作成され、この3つの欠陥リストで管理できる論理
セクタは3セクタであるので、管理論理セクタ数は3で
ある。同様にしてファイルF2のデータは物理アドレス
9から始まっているので、開始物理セクタアドレスは9
であり、ファイルF2のデータを記録するのに10セク
タを要しているが、3つの欠陥リストで管理できる物理
セクタは7セクタであるので、管理物理セクタ数は7で
ある。
【0014】更に、ファイルF2のデータを記録する場
合に、図7に示すように最初に物理セクタ9で記録エラ
ーが発生しているので、欠陥開始アドレス9、連続欠陥
セクタ数1の欠陥リスト1が記録される。同様に、物理
アドレス11,12で連続して記録エラーが発生してい
るので、欠陥開始アドレス11、連続欠陥セクタ数2の
欠陥リスト2が記録され、物理アドレス14も欠陥セク
タであるので、欠陥開始アドレス14、連続欠陥セクタ
数1の欠陥リスト3が記録される。ユーザディレクトリ
では前述のように欠陥リストは3つまでしか作成できな
いので、それ以降の欠陥リストについては、システムデ
ィレクトリに記録される。なお、ユーザディレクトリデ
ータとしてはファイルF2のファイル名、ファイルサイ
ズなどの情報が記録される。
【0015】次に、ファイルF2について図8(b)の
ユーザディレクトリで記録できなかった残りの欠陥セク
タに関する情報が図8(c)のようにシステムディレク
トリとして記録される。システムディレクトリとして
は、まずヘッダーとしてDIRSが書き込まれ、またこ
れは3番目のディレクトリであるので、システムディレ
クトリナンバーには3が記録される。また、論理アドレ
ス7から9まではユーザディレクトリによって管理され
ており、このディレクトリで管理する最初の論理アドレ
スは10であるので、開始論理セクタアドレスは10、
管理論理セクタ数は1である。同様に、このディレクト
リで管理する最初の物理アドレスは16であるので、開
始物理セクタアドレスは16、管理物理セクタ数は3で
ある。次に欠陥リストとしては前述のようにユーザディ
レクトリに記録できなかったものが書き込まれるのであ
るが、ここでは図7に示すように物理アドレス16と1
7で連続して欠陥が発生しているので、欠陥開始アドレ
ス16、連続欠陥セクタ数2の欠陥情報が欠陥リスト1
として記録される。ファイルF2ではそれ以外に欠陥セ
クタは発生していないので、欠陥リスト2以降は作成さ
れない。こうしてファイルF1,F2の記録に伴なって
ディレクトリD1〜D3が記録され、これをもとにファ
イルの管理が行われる。そして、上記情報記録方法によ
れば、1つのファイル内に記録エラーが多数発生したと
しても、ファイルデータの全ての欠陥情報を記録でき、
ファイルの管理を支障なく行えるという効果がある。
【0016】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記情報記録方法では、ファイルを記録する毎にファイル
名、ファイルサイズ、先頭論理セクタなどのファイル管
理情報と、開始論理セクタアドレスや管理論理セクタ数
などのセクタ管理情報と欠陥情報を記録するために、欠
陥がなくても欠陥情報を記録する領域をディレクトリ領
域に確保しなければならず、ディレクトリ領域の容量が
大きくなるという問題があった。また、ファイルデータ
の記録後に必ずディレクトリを書き込む命令を情報記録
再生装置に発行しなければならないので、データのみを
扱うアプリケーションソフトウェアではその処理が複雑
になるという問題があった。
【0017】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的はディレクトリ領域の容量を削減でき、ま
たデータのみを扱うアプリケーションソフトウェアの処
理も簡単化することができる情報記録方法を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、情報記
録媒体にファイルデータと該ファイルを管理するための
ディレクトリを記録する情報記録方法において、それぞ
れのファイルのデータ記録後に各ファイルをファイルと
して管理するファイル管理情報からなる第1のディレク
トリを記録すると共に、各ファイルの記録中に発生した
欠陥セクタに関する欠陥情報を含むファイルのセクタ管
理情報を記憶手段に格納し、前記記録媒体を装置から排
出する場合には、前記記憶手段を検索して前記記録媒体
に記録されたファイルの欠陥情報を含むセクタ管理情報
を第2のディレクトリとして記録することを特徴とする
情報記録方法によって達成される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図2は本発明の情報記録方法に用い
る光カード情報記録再生装置の具体例を示した構成図で
ある。図2において、31は追記式光カード1を情報記
録媒体として情報の記録、再生を行う情報記録再生装置
(以下、ドライブという)である。このドライブ31は
上位制御装置であるホストコンピュータ32に接続さ
れ、ホストコンピュータ32の指示に基づいて情報の記
録、再生を行う。37は不図示の搬送機構によって光カ
ード1をドライブ内に導入し、所定の位置にてR方向に
往復移動させ、更に装置外へと排出するためのモータで
ある。38は光源を含む光ビーム照射光学系であり、こ
れにより情報記録時および情報再生時には光カード1上
に光ビームスポットが照射される。39は光検出器で、
光カード1上の光ビームスポットの反射光を受光する。
40は光ビーム照射光学系38の一部を駆動して光カー
ド1面上の光ビームスポットのピント位置をZ方向、即
ち光カード1面と垂直方向に移動させてオートフォーカ
シング(AF)を行うためのAFアクチュエータ、41
は光ビーム照射光学系38の一部を駆動して光カード1
面上の光ビームスポットをY方向のトラッキング方向に
移動させてオートトラッキング(AT)を行うためのA
Tアクチュエータである。そして、この光ビーム照射光
学系38、光検出器39、AFアクチュエータ40及び
ATアクチュエータ41などを一体化して光ヘッド50
が構成されている。36はこの光ヘッド50をY方向に
移動させて光ビームスポットを光カード1上の所望のト
ラックへとアクセスさせるための駆動モータである。
【0020】33はROM,RAMを内蔵したMPUで
あり、カード送りモータ37、ヘッド送りモータ36を
制御し、またホストコンピュータ32の制御により、ホ
ストコンピュータ32とデータの通信、制御等を行う。
AT/AF制御回路34は光検出器39の信号を受け
て、AFアクチュエータ40、ATアクチュエータ41
を駆動し、フォーカシングやトラッキングを制御する。
情報を再生する場合は、光検出器39の出力は変復調回
路35に出力されて読み取り情報の復調が行われると共
に、こうして再生された情報はMPU33からホストコ
ンピュータ32へ転送される。情報を記録する場合は、
変復調回路35はMPU33から送られてくる情報信号
を変調し、変調信号に従い光ビーム照射光学系38を駆
動して情報の記録が行われる。ホストコンピュータ32
はドライブ31とデータの送受信を行い、光カード1に
データトラックごとの情報の記録・再生を指示する。な
お、一般には光カード1は媒体の性質上エラー率が高
く、高い信頼性の情報が要求される場合は、誤り訂正手
段が必要である。
【0021】次に、本発明の情報記録方法に使用される
ディレクトリのフォーマットを図3に基づいて説明す
る。まず、図3(a)はユーザディレクトリのフォーマ
ットを示した図で、ヘッダー、システムディレクトリナ
ンバー、ユーザディレクトリナンバーは図6(a)のフ
ォーマットと同じである。また、ユーザディレクトリに
は図6(a)と同様にファイル名、ファイル先頭論理ア
ドレス、ファイル長などの情報がユーザディレクトリデ
ータとして記録される。ユーザディレクトリは詳しく後
述するように各ファイルに対応してファイルデータの記
録後に光カードに書き込まれる。
【0022】図3(b)はシステムディレクトリのフォ
ーマットを示した図で、ヘッダー、システムディレクト
リナンバーは図6(b)のフォーマットと同じである。
また開始論理セクタアドレス、管理論理セクタ数、開始
物理セクタアドレス、管理物理セクタ数のセクタ管理情
報及び欠陥リストの欠陥情報も図6(a),(b)のフ
ォーマットと同じである。これらのセクタ管理情報や欠
陥情報などのシステムディレクトリは、光カード1をド
ライブ31にセットしている間はMPU33の内部メモ
リ(RAM)、あるいは外付のメモリ(図示せず)に格
納され、光カード1をドライブ31から排出するとき
に、メモリから読み出して光カード1に書き込まれる。
但し、セクタ管理情報は個々のファイルに対応するので
はなく、光カード1に記録された全体のファイルに対応
し、また欠陥情報ついては記録エラーの発生順に全ファ
イルの欠陥リストが記録される。MPU33の内部メモ
リあるいは外付けのメモリは、電池によってバックアッ
プされているか、またはEEPROM(電気的に消去、
書き込みが可能な不輝発性のメモリ)が使用されてい
る。
【0023】次に、本発明の情報記録方法によるファイ
ルデータの記録手順を図1に基づいて説明する。始め
に、図7に示したように光カード1には既にファイルF
1とそれを管理するためのディレクトリD1が記録され
ており、このファイルF1の後にファイルF2を追記す
るものとする。ディレクトリD1は図3(a)のフォー
マットに従いユーザディレクトリとして記録されてい
る。図4(a)はその内容を示した図で、ヘッダーには
DIRU、システムディレクトリナンバー、ユーザディ
レクトリナンバーにはそれぞれ1が記録され、ユーザデ
ィレクトリデータとしてファイルF1のファイル名、フ
ァイルサイズ、先頭論理アドレスなどの情報が記録され
ている。また、ファイルF1を記録した場合、図7に示
すように欠陥セクタが発生しているが、これらの欠陥情
報やファイルF1のセクタ管理情報はドライブ31内の
MPU33の内部メモリまたは図示しない外付けのメモ
リに格納されている。
【0024】こうした状態で、ホストコンピュータ32
からドライブ31に記録命令が発行され、ファイルF2
のデータが送信されると、図1のフローチャートに従っ
てファイルF2の追記処理が行われる。図1において、
ファイルF2のデータはMPU33で受信され、MPU
33ではデータの記録に先立って、記録を始める物理ア
ドレスと論理アドレスをその内部のメモリに記憶される
(S1及びS2)。この例では、図7から明らかなよう
に物理アドレスは9番地、論理アドレスは7番地であ
る。次に、MPU33では各部を制御して目的の物理ア
ドレスの9番地(S−9)のセクタにデータが記録さ
れ、その直後に記録データを再生してベリファイが行わ
れる(S3)。ベリファイを終了すると、MPU33で
はデータを正常に記録できたかどうかを判定するが(S
4)、ここでは図7に示すように物理アドレスの9番地
は欠陥セクタであるため、当然ベリファイエラーが検出
されることになる。
【0025】従って、MPU33ではベリファイエラー
が検出されると、エラーとなった欠陥セクタのアドレス
をメモリに記憶させ(S5)、その後目的物理アドレス
を1つインクリメントして(S6)、再びS3に戻る。
そして、S3で次の物理アドレスである10番地にデー
タが再記録されると共に、そのデータのベリファイが行
われる。この場合、図7に示すように物理アドレスの1
0番地は正常セクタであるので、ベリファイエラーは検
出されず、正常にデータが記録される。MPU33では
正常に書き込まれたセクタに対して論理アドレスが割り
当て、次のデータ記録に対して論理アドレスが1つイン
クリメントされ(S7)、また次のデータ記録に備えて
物理アドレスが1つインクリメントされる(S8)。M
PU33では要求されたファイルF2のデータを全て記
録できたかどうかを判定し(S9)、記録できていなけ
れば再度S3に戻って同様の処理が繰り返し行われる。
こうしてS3〜S9の処理が繰り返し行われ、全てのフ
ァイルF2のデータを記録したことを確認したところ
で、ホストコンピュータ32に記録終了を通知して記録
処理を終了する。
【0026】ファイルF2の記録が終了すると、ホスト
コンピュータ32からドライブ31に対してファイルF
2のファイル名、ファイルサイズ、先頭論理セクタアド
レスなどの情報を転送してディレクトリの記録が要求さ
れる。ドライブ31では、この要求に応じてファイルF
2のディレクトリがユーザディレクトリD2として記録
される。図4(b)はこのとき記録されるユーザディレ
クトリの内容を示した図であり、ヘッダーにはDIR
U、システムディレクトリナンバー、ユーザディレクト
リナンバーにはそれぞれ2が記録される。また、ファイ
ルF2のファイル名、ファイルサイズ、先頭論理アドレ
スなどのユーザディレクトリデータが記録される。以上
でファイルF2の追記処理が終了する。
【0027】ここで、ホストコンピュータ32からドラ
イブ31に光カードの排出命令が発行された場合、ある
いはドライブ31のカード排出ボタン(図示せず)を押
して光カードを排出するように操作した場合は、前述の
ようにメモリに格納されたセクタ管理情報や欠陥情報が
システムディレクトリD3として光カードに書き込まれ
る。図5はこのときの処理の流れを示したフローチャー
トである。図5において、まずメモリに格納された情報
が検索され、ファイルF1,F2を記録したときに発生
した欠陥に関する情報やセクタ管理情報があるかどうか
が判定される(S1)。メモリに欠陥情報やセクタ管理
情報が格納されていれば、光カード1にシステムディレ
クトリが記録され(S2)、記録終了後に光カード1が
機外に排出される(S3)。また、メモリに情報がなけ
ればS3でそのまま光カード1は機外に排出される。こ
こでは、図7に示すようにファイルF1,F2では欠陥
セクタが複数発生しているので、それらの欠陥情報やセ
クタ管理情報がシステムディレクトリD3として記録さ
れる。
【0028】図4(c)はこのとき記録されるシステム
ディレクトリD3の内容を示した図である。まず、ヘッ
ダーにはシステムディレクトリであることを示すDIR
Sが記録され、システムディレクトリナンバーには3が
記録される。また、セクタ管理情報はファイルF1,F
2を合わせた全体のファイルに対応して記録され、従っ
て開始論理セクタアドレスは1、管理論理セクタ数は1
0、開始物理セクタアドレスは1、管理物理セクタ数は
18が記録される(図7参照)。更に、欠陥情報として
はファイルF1,F2の欠陥セクタの情報が順に記録さ
れ、最初は図7に示すように物理アドレス3,4番地で
欠陥が発生しているので、欠陥リスト1(欠陥開始アド
レス3、連続セクタ数2)が記録される。次いで、物理
アドレス9番地で欠陥が発生しているので、欠陥リスト
2(欠陥開始アドレス9、連続セクタ数1)が記録さ
れ、以下同様に欠陥セクタの位置に応じて欠陥リスト3
〜5が記録される。
【0029】このように本実施例では、ファイルデータ
の記録中に発生した欠陥セクタの欠陥情報を含むセクタ
管理情報をメモリに格納し、光カードが排出される前に
システムディレクトリとしてまとめて記録することによ
り、ファイルを記録するごとにユーザディレクトリ内に
これらのセクタ管理情報を記録する必要がなくなるの
で、ディレクトリ部の容量を削減でき、その分光カード
のデータ記録領域の記録容量を増加することができる。
具体的には、図6に示したディレクトリのフォーマット
でユーザディレクトリとシステムディレクトリを記録す
るには1つのディレクトリにつき64バイトの容量が必
要であるが、本実施例では1つのディレクトリにつき4
0バイトの容量で済むので、ディレクトリの記録容量を
約1/3削減することができる。
【0030】また、本実施例ではデータのみを扱い、ユ
ーザディレクトリの記録を必要としないアプリケーショ
ンソフトウェア、即ち例えば論理セクタアドレスと物理
セクタアドレスの対応のみが必要な場合は、光カードの
排出前にファイルの欠陥情報を含むセクタ管理情報がま
とめて記録されるので、ユーザはディレクトリを意識せ
ずにデータのみを記録すればよく、記録手順の複雑さを
なくすことができる。更に、実施例では欠陥情報やセク
タ管理情報を格納するメモリは電池によってバックアッ
プされているか、あるいはEEPROM(電気的に消
去、書き込みが可能な不輝発性のメモリ)が使用されて
いるので、ファイルやユーザディレクトリの記録後、光
カードが排出される前にドライブ31の電源が停電など
の不慮の事故によって遮断されたとしても、電源が再投
入されたときにシステムの診断などの処理の後に、メモ
リ内の情報を検索することによって未記録の欠陥情報や
セクタ管理情報のシステムディレクトリを光カードに記
録することができる。もちろん、このシステムディレク
トリの記録は電源の再投入後に即座にする必要はなくホ
ストコンピュータから光カードの排出命令が発行された
ときや、ドライブのカード排出ボタンが押されたときで
あってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ファイル
の記録中に発生した欠陥セクタの欠陥情報を含むファイ
ルのセクタ管理情報を記憶手段に格納し、記録媒体を装
置から排出するときに、記憶手段を検索してファイルの
欠陥情報を含むセクタ管理情報を第2のディレクトリと
して記録することにより、ファイルを記録するごとに欠
陥情報を含むセクタ管理情報をディレクトリ内に記録す
る必要がなくなるので、ディレクトリ領域の容量を削減
でき、その分データ領域の容量を増加できるという効果
がある。また、記録媒体の排出前にファイルの欠陥情報
を含むセクタ管理情報が記録されるので、データのみを
扱うアプリケーションソフトではディレクトリを全く意
識することなくデータのみを記録すればよいため、処理
を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録方法によるファイルデータの
記録方法の一実施例を示したフローチャートである。
【図2】本発明の情報記録方法に用いる光カード情報記
録再生装置の一構成例を示した図である。
【図3】本発明の情報記録方法に用いるユーザディレク
トリとシステムディレクトリのフォーマットを示した図
である。
【図4】ファイルF1,F2を光カードに記録したとき
に作成されるユーザディレクトリとシステムディレクト
リの内容を示した図である。
【図5】本発明の情報記録方法によるシステムディレク
トリの記録方法の一実施例を示したフローチャートであ
る。
【図6】先願例の情報記録方法に使用されるユーザディ
レクトリとシステムディレクトリのフォーマットを示し
た図である。
【図7】光カードにファイルF1,F2及びそれを管理
するためのディレクトリD1〜D3を記録した状態を示
した図である。
【図8】図7のファイルF1,F2を記録したときに図
6のフォーマットに従って作成されるユーザディレクト
リとシステムディレクトリの内容を示した図である。
【符号の説明】
1 光カード 2 データ領域 3 ディレクトリ領域 31 光カード情報記録再生装置(ドライブ) 32 ホストコンピュータ 33 MPU 50 光ヘッド F1,F2 ファイル D1〜D3 ディレクトリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体にファイルデータと該ファ
    イルを管理するためのディレクトリを記録する情報記録
    方法において、それぞれのファイルのデータ記録後に各
    ファイルをファイルとして管理するファイル管理情報か
    らなる第1のディレクトリを記録すると共に、各ファイ
    ルの記録中に発生した欠陥セクタに関する欠陥情報を含
    むファイルのセクタ管理情報を記憶手段に格納し、前記
    記録媒体を装置から排出する場合には、前記記憶手段を
    検索して前記記録媒体に記録されたファイルの欠陥情報
    を含むセクタ管理情報を第2のディレクトリとして記録
    することを特徴とする情報記録方法。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、電池によってバックア
    ップされているか、あるいは電気的に消去、書き換えが
    可能な不輝発性のメモリであることを特徴とする請求項
    1の情報記録方法。
JP6020094A 1994-02-17 1994-02-17 情報記録方法 Pending JPH07230403A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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