JPH07228727A - タイヤ用カラ−ゴムの汚染防止組成物及び保護材 - Google Patents
タイヤ用カラ−ゴムの汚染防止組成物及び保護材Info
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- JPH07228727A JPH07228727A JP4516994A JP4516994A JPH07228727A JP H07228727 A JPH07228727 A JP H07228727A JP 4516994 A JP4516994 A JP 4516994A JP 4516994 A JP4516994 A JP 4516994A JP H07228727 A JPH07228727 A JP H07228727A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、タイヤサイドウオ−ル部のホワイ
トゴム等のタイヤ用カラ−ゴムの汚染による変色を防止
する組成物、及びこれを用いたカラ−ゴム貼付用保護材
に関するものである。 【構成】 ポリマ−成分中、安定剤として非汚染性のブ
チルゴムを10〜100重量部を有し、これに白色充填
剤を10〜150重量部を含有させたことを特徴とする
タイヤ用カラ−ゴムの汚染防止組成物。 【効果】 本発明の組成物によるシ−トは、従来のフィ
ルム貼付に対して材料費としてタイヤ1本当たり約半額
の費用で済む。
トゴム等のタイヤ用カラ−ゴムの汚染による変色を防止
する組成物、及びこれを用いたカラ−ゴム貼付用保護材
に関するものである。 【構成】 ポリマ−成分中、安定剤として非汚染性のブ
チルゴムを10〜100重量部を有し、これに白色充填
剤を10〜150重量部を含有させたことを特徴とする
タイヤ用カラ−ゴムの汚染防止組成物。 【効果】 本発明の組成物によるシ−トは、従来のフィ
ルム貼付に対して材料費としてタイヤ1本当たり約半額
の費用で済む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤサイドウオ−ル
部のホワイトゴム等のタイヤ用カラ−ゴムの汚染による
変色を防止する組成物、及びこれを用いたカラ−ゴム貼
付用保護材に関するものである。
部のホワイトゴム等のタイヤ用カラ−ゴムの汚染による
変色を防止する組成物、及びこれを用いたカラ−ゴム貼
付用保護材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤサイドウオ−ル部のデコレ−ショ
ン用としてホワイトライン、ホワイトレタ−と呼ばれる
部材に用いられるホワイトゴム等のカラ−ゴムを有する
タイヤに関するもので、このカラ−ゴムは汚染性のある
老化防止剤やアロマテイックオイルを含むトレッド部、
黒サイド部のゴム質と長時間接触することにより老化防
止剤等の汚染物質がカラ−ゴム中に移行し、本来の色を
変色させて商品価値を損うことになってしまう。従っ
て、タイヤ工場から製品を輸送する際に、カラ−ゴムへ
の汚染防止のため紙で包装したり、汚染防止のペイント
を塗布したり、フィルムを貼付したりして保護してい
る。
ン用としてホワイトライン、ホワイトレタ−と呼ばれる
部材に用いられるホワイトゴム等のカラ−ゴムを有する
タイヤに関するもので、このカラ−ゴムは汚染性のある
老化防止剤やアロマテイックオイルを含むトレッド部、
黒サイド部のゴム質と長時間接触することにより老化防
止剤等の汚染物質がカラ−ゴム中に移行し、本来の色を
変色させて商品価値を損うことになってしまう。従っ
て、タイヤ工場から製品を輸送する際に、カラ−ゴムへ
の汚染防止のため紙で包装したり、汚染防止のペイント
を塗布したり、フィルムを貼付したりして保護してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の対処方法は次のような欠点があり、改良が求め
られていた。即ち、紙包装にあってはコスト高であり、
更に解包時に廃棄物の量が多く出てしまう。又、ペイン
ト塗布にあってはペイントに時間がかかるだけでなく商
品として売る前に洗浄に時間がかかってしまうことにな
る。更にフィルム貼付法にあっては、コスト高となると
共に輸送中に剥離が生じやすく汚染してしまうことも多
い。本発明はこれら従来の欠点を解決することを目的と
しており、カラ−ゴムの汚染防止、低コストのカラ−ゴ
ムの汚染防止組成物及びこれを用いた保護材を提供する
ものである。
た従来の対処方法は次のような欠点があり、改良が求め
られていた。即ち、紙包装にあってはコスト高であり、
更に解包時に廃棄物の量が多く出てしまう。又、ペイン
ト塗布にあってはペイントに時間がかかるだけでなく商
品として売る前に洗浄に時間がかかってしまうことにな
る。更にフィルム貼付法にあっては、コスト高となると
共に輸送中に剥離が生じやすく汚染してしまうことも多
い。本発明はこれら従来の欠点を解決することを目的と
しており、カラ−ゴムの汚染防止、低コストのカラ−ゴ
ムの汚染防止組成物及びこれを用いた保護材を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、特にタイヤ
用カラ−ゴムの汚染防止に課せられた前記課題の解決に
向って鋭意研究を重ねた結果、次の手段によりこれを解
決するに至ったものである。即ち、本第1発明の要旨
は、ポリマ−成分中、安定剤として非汚染性のブチルゴ
ムを10〜100重量部、好ましくは30〜100重量
部を有し、これに白色充填剤を10〜150重量部を含
有させたことを特徴とするタイヤ用カラ−ゴムの汚染防
止組成物に係るものである。そして、用いられるブチル
ゴムとして、例えば、イソブチレン−イソプレン共重合
体、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴムであり、白色
充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、マイカ、シリカが用いられる。
用カラ−ゴムの汚染防止に課せられた前記課題の解決に
向って鋭意研究を重ねた結果、次の手段によりこれを解
決するに至ったものである。即ち、本第1発明の要旨
は、ポリマ−成分中、安定剤として非汚染性のブチルゴ
ムを10〜100重量部、好ましくは30〜100重量
部を有し、これに白色充填剤を10〜150重量部を含
有させたことを特徴とするタイヤ用カラ−ゴムの汚染防
止組成物に係るものである。そして、用いられるブチル
ゴムとして、例えば、イソブチレン−イソプレン共重合
体、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴムであり、白色
充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、マイカ、シリカが用いられる。
【0005】そして本第2発明の要旨は、上記した組成
物を用いた保護材であって、詳しくは、ポリマ−成分
中、安定剤として非汚染性のブチルゴムを10〜100
重量部、好ましくは30〜100重量部を有し、これに
白色充填剤を10〜150重量部を含有させた組成物
を、0.2〜3.0mmの厚さに調整したタイヤ用カラ
−ゴム貼付用汚染防止シ−ト保護材に係るものである。
物を用いた保護材であって、詳しくは、ポリマ−成分
中、安定剤として非汚染性のブチルゴムを10〜100
重量部、好ましくは30〜100重量部を有し、これに
白色充填剤を10〜150重量部を含有させた組成物
を、0.2〜3.0mmの厚さに調整したタイヤ用カラ
−ゴム貼付用汚染防止シ−ト保護材に係るものである。
【0006】
【作用】本発明にあっては、組成物自体に汚染性があっ
ては好ましくなく、ポリマ−成分を初めとし、酸化防止
剤、プロセスオイル類等は非汚染性のものであることが
その前提となる。本発明のポリマ−成分のうち、安定剤
として、ブチルゴムを採用したが、この理由は空気難透
過性が要求されるタイヤのインナ−ライナ−にも適用さ
れているが、老化防止剤等の汚染物質も難透過性である
ことを知見したもので、その効果はポリマ−成分中10
〜100重量部、好ましくは、30重量部以上でその効
果が特に果たされる。これは10重量部未満では汚染物
質が透過し易くカラ−ゴムへ移行してしまうからであ
り、好ましくは、30重量部以上であることが特に望ま
れる。
ては好ましくなく、ポリマ−成分を初めとし、酸化防止
剤、プロセスオイル類等は非汚染性のものであることが
その前提となる。本発明のポリマ−成分のうち、安定剤
として、ブチルゴムを採用したが、この理由は空気難透
過性が要求されるタイヤのインナ−ライナ−にも適用さ
れているが、老化防止剤等の汚染物質も難透過性である
ことを知見したもので、その効果はポリマ−成分中10
〜100重量部、好ましくは、30重量部以上でその効
果が特に果たされる。これは10重量部未満では汚染物
質が透過し易くカラ−ゴムへ移行してしまうからであ
り、好ましくは、30重量部以上であることが特に望ま
れる。
【0007】又、炭酸カルシウム等の白色充填剤を採用
するのは、この充填剤の配合により汚染物質の移行距離
が長くなるための効果があり、これが10重量部未満で
は前記した安定剤との相乗効果が少なく、又、150重
量部以上ではシ−ト状にした時に破れ易くなるので不適
当であるため、10〜150重量部の範囲が採用される
こととなる。
するのは、この充填剤の配合により汚染物質の移行距離
が長くなるための効果があり、これが10重量部未満で
は前記した安定剤との相乗効果が少なく、又、150重
量部以上ではシ−ト状にした時に破れ易くなるので不適
当であるため、10〜150重量部の範囲が採用される
こととなる。
【0008】尚、組成物のポリマ−成分としては通常の
ゴム組成物に採用されるポリマ−が用いられ、例えば、
天然ゴム、イソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、ブタ
ジエンスチレンゴム等特に限定されるものではない。
ゴム組成物に採用されるポリマ−が用いられ、例えば、
天然ゴム、イソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、ブタ
ジエンスチレンゴム等特に限定されるものではない。
【0009】更に、この組成物から得られる保護材の膜
厚は0.2mm未満では破れ易く、又、汚染距離も短い
ため好ましくない。一方、3.0mmより厚い場合には
汚染防止にはよいが、コストが高くなってしまう。この
ため、膜厚は0.2〜3.0mmの範囲が好ましいもの
である。
厚は0.2mm未満では破れ易く、又、汚染距離も短い
ため好ましくない。一方、3.0mmより厚い場合には
汚染防止にはよいが、コストが高くなってしまう。この
ため、膜厚は0.2〜3.0mmの範囲が好ましいもの
である。
【0010】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を更に詳細に説
明する。表1に示した配合組成により組成物1〜10を
得、これを10インチシ−ティングロ−ルにてシ−ト状
のサンプル1〜12を得た。
明する。表1に示した配合組成により組成物1〜10を
得、これを10インチシ−ティングロ−ルにてシ−ト状
のサンプル1〜12を得た。
【0011】
【表1】
【0012】得られた組成物1はブチルゴム及び白色充
填剤を用いない組成物であり、組成物2はこれに白色充
填剤を用いた例である。組成物3、5にあっては、ブチ
ルゴムの量は本発明の範疇に入るが、白色充填剤を用い
ない組成物であり、組成物4、6は夫々の組成物に対応
して白色充填剤を用いた例である。又、組成物7にあっ
ては、ブチルゴムの量は本発明の範疇に入るが、白色充
填剤が配合されていない例である。組成物8は白色充填
剤が配合されているが、その量が少ない例である。組成
物9、10は、ブチルゴム及び白色充填剤共に本発明の
配合量を満足するものである。尚、各組成物中、作業
性、加工性等を加味して、プロセスオイルや脂肪族系炭
化水素樹脂等の量は変量できることは言うまでもない。
填剤を用いない組成物であり、組成物2はこれに白色充
填剤を用いた例である。組成物3、5にあっては、ブチ
ルゴムの量は本発明の範疇に入るが、白色充填剤を用い
ない組成物であり、組成物4、6は夫々の組成物に対応
して白色充填剤を用いた例である。又、組成物7にあっ
ては、ブチルゴムの量は本発明の範疇に入るが、白色充
填剤が配合されていない例である。組成物8は白色充填
剤が配合されているが、その量が少ない例である。組成
物9、10は、ブチルゴム及び白色充填剤共に本発明の
配合量を満足するものである。尚、各組成物中、作業
性、加工性等を加味して、プロセスオイルや脂肪族系炭
化水素樹脂等の量は変量できることは言うまでもない。
【0013】得られたサンプル1〜12をもって汚染物
質移行距離の評価を行った。尚、汚染物移行距離の評価
法は次の通りである。厚さ10mmの黒サイドゴムと、
同じく厚さ10mmのホワイトサイドゴムとで評価サン
プルをはさみ、アルミフォイルで全面を包み、恒温槽
(60℃)内に放置した後、ホワイトサイドゴム断面を
2日間日光に暴露させ、汚染距離を測定し評価した。
尚、評価に用いた黒サイドゴム及びホワイトサイドゴム
の組成を表2に示す。
質移行距離の評価を行った。尚、汚染物移行距離の評価
法は次の通りである。厚さ10mmの黒サイドゴムと、
同じく厚さ10mmのホワイトサイドゴムとで評価サン
プルをはさみ、アルミフォイルで全面を包み、恒温槽
(60℃)内に放置した後、ホワイトサイドゴム断面を
2日間日光に暴露させ、汚染距離を測定し評価した。
尚、評価に用いた黒サイドゴム及びホワイトサイドゴム
の組成を表2に示す。
【0014】
【表2】
【0015】汚染物質移行距離の評価の結果を表3に示
す。
す。
【0016】
【表3】
【0017】サンプルNo1(組成物No1)はブチル
ゴム及び白色充填剤いずれも配合されておらず、汚染物
質の移行防止能が殆どないことが分かる。これに対して
サンプルNo2(組成物No2)は、サンプルNo1に
対して白色充填剤が配合された例であるが、実用に供さ
れ得ない効果しかない。
ゴム及び白色充填剤いずれも配合されておらず、汚染物
質の移行防止能が殆どないことが分かる。これに対して
サンプルNo2(組成物No2)は、サンプルNo1に
対して白色充填剤が配合された例であるが、実用に供さ
れ得ない効果しかない。
【0018】サンプルNo3(組成物No3)は、ポリ
マ−としてブチルゴムが15%配合されているが、白色
充填剤が配合されていない例であり、サンプルNo4は
サンプルNo3と同組成であるが、膜厚を3mmとした
ものである。サンプルNo3にあっては、これ又実用に
供され得ないものとなり、サンプルNo4にあっては膜
厚を3倍にした分だけの効果が生ずることとなった。一
方、サンプルNo5(組成物No4)にあっては、サン
プルNo3に対して白色充填剤を加えたものであって、
膜厚を1mmとしたものでもブチルゴムと白色充填剤と
の併用による相乗効果が発現されることが分かる。
マ−としてブチルゴムが15%配合されているが、白色
充填剤が配合されていない例であり、サンプルNo4は
サンプルNo3と同組成であるが、膜厚を3mmとした
ものである。サンプルNo3にあっては、これ又実用に
供され得ないものとなり、サンプルNo4にあっては膜
厚を3倍にした分だけの効果が生ずることとなった。一
方、サンプルNo5(組成物No4)にあっては、サン
プルNo3に対して白色充填剤を加えたものであって、
膜厚を1mmとしたものでもブチルゴムと白色充填剤と
の併用による相乗効果が発現されることが分かる。
【0019】サンプルNo6(組成物No5)は、ポリ
マ−がブチルゴム30%であるが、白色充填剤が配合さ
れていない例である。これ又、汚染物質の移行防止能が
十分でないことが分かる。一方、サンプルNo7(組成
物No6)はこれに白色充填剤が配合された例であり、
両者を併用することにより相乗効果が見られる。
マ−がブチルゴム30%であるが、白色充填剤が配合さ
れていない例である。これ又、汚染物質の移行防止能が
十分でないことが分かる。一方、サンプルNo7(組成
物No6)はこれに白色充填剤が配合された例であり、
両者を併用することにより相乗効果が見られる。
【0020】サンプルNo8(組成物No7)及びサン
プルNo9(組成物No7)は、ポリマ−としてブチル
ゴム100%であるが、白色充填剤が配合されていない
例であり、ブチルゴム単独での効果を示すものである。
特に保護材の厚さを厚くすれば大きな効果をもたらす
が、これは望ましくないことは前述した通りである。
プルNo9(組成物No7)は、ポリマ−としてブチル
ゴム100%であるが、白色充填剤が配合されていない
例であり、ブチルゴム単独での効果を示すものである。
特に保護材の厚さを厚くすれば大きな効果をもたらす
が、これは望ましくないことは前述した通りである。
【0021】サンプルNo10(組成物No8)は、ブ
チルゴム100%に対し、規定量以下の白色充填剤が配
合されたものであって、保護材の厚さも薄くできるが、
若干効果が低いことが分かる。一方、サンプルNo11
(組成物No9)及びサンプルNo12(組成物No1
0)は、ブチルゴム及び白色充填材共に本発明に規定し
た配合量を満足するものであって、保護材の厚さも薄く
でき、汚染物質の移行防止効果も高く実際の使用に供さ
れるものである。これらの例とサンプルNo8と比較す
ると、同じ厚さのシ−トであっても汚染物質の移行防止
効果が高く、所定量のブチルゴムと白色充填剤との配合
による相乗効果が発揮されることが分かる。又、サンプ
ルNo9と比較することにより、シ−ト厚みを極く薄く
することができ、これ又、両者の相乗効果が明らかとな
った。更に、サンプルNo10と比較すると、両者の配
合量を特定することによって、汚染物質の移行防止能が
完全であることが証明される。
チルゴム100%に対し、規定量以下の白色充填剤が配
合されたものであって、保護材の厚さも薄くできるが、
若干効果が低いことが分かる。一方、サンプルNo11
(組成物No9)及びサンプルNo12(組成物No1
0)は、ブチルゴム及び白色充填材共に本発明に規定し
た配合量を満足するものであって、保護材の厚さも薄く
でき、汚染物質の移行防止効果も高く実際の使用に供さ
れるものである。これらの例とサンプルNo8と比較す
ると、同じ厚さのシ−トであっても汚染物質の移行防止
効果が高く、所定量のブチルゴムと白色充填剤との配合
による相乗効果が発揮されることが分かる。又、サンプ
ルNo9と比較することにより、シ−ト厚みを極く薄く
することができ、これ又、両者の相乗効果が明らかとな
った。更に、サンプルNo10と比較すると、両者の配
合量を特定することによって、汚染物質の移行防止能が
完全であることが証明される。
【0022】
【発明の効果】本発明の組成物によるシ−トは、従来の
フィルム貼付に対して材料費としてタイヤ1本当たり約
半額の費用で済むということが判明した。
フィルム貼付に対して材料費としてタイヤ1本当たり約
半額の費用で済むということが判明した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/28 LDA
Claims (6)
- 【請求項1】 ポリマ−成分中、安定剤として非汚染性
のブチルゴムを10〜100重量部を有し、これに白色
充填剤を10〜150重量部を含有させたことを特徴と
するタイヤ用カラ−ゴムの汚染防止組成物。 - 【請求項2】 ポリマ−成分中、安定剤として非汚染性
のブチルゴムを30〜100重量部とした請求項第1項
記載のカラ−ゴムの汚染防止組成物。 - 【請求項3】 ブチルゴムとして、イソブチレン−イソ
プレン共重合体、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム
である請求項第1項記載のカラ−ゴムの汚染防止組成
物。 - 【請求項4】 白色充填剤として、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、マイカ、シリカである請求項第1項記
載のカラ−ゴムの汚染防止組成物。 - 【請求項5】 ポリマ−成分中、安定剤として非汚染性
のブチルゴムを10〜100重量部を有し、これに白色
充填剤を10〜150重量部を含有させた組成物を0.
2〜3.0mmの厚さに調整したタイヤ用カラ−ゴム貼
付用汚染防止保護材。 - 【請求項6】 ポリマ−成分中、安定剤として非汚染性
のブチルゴムを30〜100重量部とした請求項第5項
記載のタイヤ用カラ−ゴム貼付用汚染防止保護材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4516994A JPH07228727A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | タイヤ用カラ−ゴムの汚染防止組成物及び保護材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4516994A JPH07228727A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | タイヤ用カラ−ゴムの汚染防止組成物及び保護材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228727A true JPH07228727A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12711771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4516994A Pending JPH07228727A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | タイヤ用カラ−ゴムの汚染防止組成物及び保護材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07228727A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041079A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 装飾用白色ゴム組成物 |
CN102066136A (zh) * | 2008-06-16 | 2011-05-18 | 米其林技术公司 | 用于轮胎的侧壁特征 |
US11932760B2 (en) | 2021-07-09 | 2024-03-19 | Toyo Tire Corporation | Color rubber composition for tire, and tire |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP4516994A patent/JPH07228727A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041079A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 装飾用白色ゴム組成物 |
CN102066136A (zh) * | 2008-06-16 | 2011-05-18 | 米其林技术公司 | 用于轮胎的侧壁特征 |
JP2011524455A (ja) * | 2008-06-16 | 2011-09-01 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | タイヤ用の側壁形状物 |
US11932760B2 (en) | 2021-07-09 | 2024-03-19 | Toyo Tire Corporation | Color rubber composition for tire, and tire |
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