JPH0722871Y2 - 放電電極 - Google Patents

放電電極

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JPH0722871Y2
JPH0722871Y2 JP1988060809U JP6080988U JPH0722871Y2 JP H0722871 Y2 JPH0722871 Y2 JP H0722871Y2 JP 1988060809 U JP1988060809 U JP 1988060809U JP 6080988 U JP6080988 U JP 6080988U JP H0722871 Y2 JPH0722871 Y2 JP H0722871Y2
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JP
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arcing horn
discharge electrode
water
lightning
insulator
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JP1988060809U
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JPH01164695U (ja
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哲也 中山
俊幸 高木
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は落雷に起因する高電圧が送電線に加わったと
き、それを速やかに放電させるとともに、その後生じる
続流電流を確実に遮断し、地絡事故を未然に防止するた
めの放電電極に係り、特に耐雷ホーン碍子装置における
避雷碍子用の放電電極として有要なものである。
{従来の技術及び考案が解決しようとする課題} 従来、送電線路に配置された避雷碍子の放電電極は例え
ば鉄、アルミニウムあるいは銅などの導電性の棒状の金
属により形成されていた。又、この避雷碍子側の放電電
極の表面には通常の防錆処理しか施されていなかった。
ところが、前記の放電電極には雨水や雪が上部より落下
したり、あるいは直接付着したりすることから、冬季に
おいては雨水や雪が凍結して氷柱となり課電側の放電電
極と接地側の放電電極の気中放電間隙を減少させ、電気
的信頼性が低下するという問題があった。特に、避雷碍
子側の放電電極が課電側の放電電極の上方に位置してい
る場合には前述した問題点が顕著となり、通常の開閉サ
ージでフラッシュオーバしてしまうというおそれがあっ
た。
本考案の目的は、冬季において雨水や雪による着氷、特
に氷柱の発生を防止して課電側及び接地側の放電電極間
の放電間隙を一定に保持し、電気的信頼性を向上するこ
とができる避雷碍子用の放電電極を提供することにあ
る。
{課題を解決するための手段} 本考案は上記の目的を達成するために、雷サージ電流を
捕捉するアーキングホーンにおいて、アーキングホーン
先端の放電部を除き表面に撥水層を施すと手段を採用し
ている。
{作用} 本考案は、避雷碍子の放電電極に先端の放電部を除いて
撥水層を設けたので、冬季において放電電極に上部より
落下したり、あるいは直接付着しようとする水滴を放電
電極から落下させて氷柱の発生を制御することができ、
又アーキングホーンからフラッシュオーバーする雷サー
ジ電流を確実に捕捉する。
{実施例} 以下、本考案を避雷碍子装置に具体化した第一実施例を
第1図及び第2図について説明する。
第2図に示すように、鉄塔の支持アーム1には連結金具
2が固着され、同連結金具2には吊下金具3を介して懸
垂碍子連4が線路方向及び同直交方向へ揺動可能に支持
されている。前記懸垂碍子連4の下端部には吊下金具5
及び電線クランプ6を介して送電線7が支持されてい
る。8,9は上部及び下部の吊下金具3,5に装着されたアー
キングホーンで、懸垂碍子連4の沿面閃連を防止するも
のである。
前記下部吊下金具5には課電側の放電電極としてのアー
キングホーン10が支持されている。
前記支持アーム1の先端部には取付アダプタ11がボルト
により、水平方向に片持ち支持され、同取付アダプタ11
の先端部下面には避雷碍子12が垂下固定されている。こ
の避雷碍子12は、強化合成樹脂よりなる耐圧絶縁筒(図
示略)と、その内部に収納した電圧−電流特性が非直線
性の酸化亜鉛を主材とする限流素子と、耐圧絶縁筒の上
下両端部に嵌合固定した接地側及び課電側の電極金具1
3,14と、さらに耐圧絶縁筒の外周部にゴムモールドした
絶縁外套体15とにより構成されている。前記課電側の電
極金具14には前記アーキングホーン10と所定の気中放電
間隙Gをもって対向する接地側の放電電極としてのアー
キングホーン16が取着されている。なお、符号17,18は
取付アダプタ11と電極金具14に取着した避雷碍子12の沿
面閃絡時の損傷を抑制するためのアーキングリングであ
る。
第1図に示すように、前記接地側のアーキングホーン16
の表面には、先端の放電部19aを除き撥水層19が形成さ
れている。この撥水層19はシリコン樹脂、シリコンゴム
あいは弗素樹脂をスプレー塗布、コーティング、ディッ
ピング又は刷毛塗りなどにより形成されている。そして
前記放電部19aは、アーキングホーン10からフラッシオ
ーバする雷電流を補足する。
前記絶縁外套体15をシリコンゴムで製造したり、外套体
15の表面に撥水層19を形成することにより、避雷碍子12
の表面への着氷を抑制するようにしても良い。
次に、前記のように構成した耐雷ホーン碍子装置につい
て、その作用を説明する。
今、送電線7に雷撃によるサージ電流が流れると、その
電流は電線クランプ6、吊下金具5、課電側のアーキン
グホーン10を経て接地側のアーキングホーン16にフラッ
シオーバされ、避雷碍子12内部の限流素子を流れ、取付
アダプタ11び支持アーム1を経て鉄塔に流れ放電され
る。又、その後生じる続流電流は前記限流素子と気中放
電間隙Gにより遮断される。
さて、避雷碍子12から流れた雨水はアーキングホーン16
に案内されるが、本実施例では前記のようにアーキング
ホーン16に撥水層19を設けたのでその撥水作用により、
雨水又はみぞれ等の溶けたものは連続した流れとはなる
ことができず、これ等は球状の水滴となって殆んど全て
下方に滴下される。従って、冬季にアーキングホーン16
の表面における水分の凍結に起因する氷柱の発生が抑制
され、前記放電部19aを水滴や氷柱で覆うことがないの
で気中放電間隙Gが常に一定に保持される。
又、避雷碍子12が想定を越える雷撃をうけて電気的に破
壊したような場合、両アーキングホーン10,16間には続
流電流が流れ、この電流の発熱作用によって、アーキン
グホーン16が加熱され、撥水層19が溶損するため、この
損傷度合により、避雷碍子12が故障しているか否かが判
る。
なお、本考案は次のように具体化することもできる。
(1)第3図に示すように、課電側のアーキングホーン
10の表面に撥水層19を形成すること。この別例ではアー
キングホーン10の下方への氷柱の発生を抑制してアーキ
ングホーン10と、送電線7とが機械的に連結され、応力
集中が発生するのを抑制することができる。
(2)大電圧用のアーキングホーン10として第4図に示
すように、先端部で湾曲した二条タイプのものを使用
し、その表面に撥水層19を形成すること。
(3)前記実施例では懸垂碍子連4を吊下して送電線を
支持する碍子装置に具体化したが、第5図及び第6図に
示すように、懸垂碍子連4を左右両側方に配して送電線
7を架設した耐碍子装置の少なくとも接地側のアーキン
グホーン16に撥水層19を設けること。
(4)課電側のアーキングホーン10に例えば赤色の撥水
層19を設け、接地側のアーキングホーン16に例えば青色
の撥水層19を設けること。
{考案の効果} 以上詳述したように、本考案は冬季において雨水や雪に
よる着氷、特に氷柱の発生を防止して課電側及び接地側
の放電電極間の放電間隙を一定に保持し、電気的信頼性
を向上するとともに、アーキングホーンからフラッシュ
オーバする雷サージ電流を確実に捕捉することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案を具体化した一実施例を示
し、第1図は要部を示す断面図、第2図は避雷碍子装置
全体を示す正面図、第3図は本考案の別例を示す課電側
のアーキングホーンの断面図、第4図及び第5図は本考
案を耐張碍子装置に具体化した実施例を示し、第4図は
その平面図、第5図は右側面図である。 10……課電側の放電電極としてのアーキングホーン、12
……避雷碍子、16……接地側の放電電極としてのアーキ
ングホーン、19……撥水層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願昭46−108263号(実開昭48−63296 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭59−58310号(実開昭60−174021 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雷サージ電流を捕捉するアーキングホーン
    において、アーキングホーン先端の放電部を除き表面に
    撥水層を施したことを特徴とする放電電極。
JP1988060809U 1988-05-09 1988-05-09 放電電極 Expired - Lifetime JPH0722871Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988060809U JPH0722871Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 放電電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988060809U JPH0722871Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 放電電極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01164695U JPH01164695U (ja) 1989-11-16
JPH0722871Y2 true JPH0722871Y2 (ja) 1995-05-24

Family

ID=31286506

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988060809U Expired - Lifetime JPH0722871Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09 放電電極

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JP (1) JPH0722871Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025491Y2 (ja) * 1971-11-19 1975-07-31

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Publication number Publication date
JPH01164695U (ja) 1989-11-16

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