JPH07228458A - エレベータドアのアンロック装置 - Google Patents

エレベータドアのアンロック装置

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JPH07228458A
JPH07228458A JP2044294A JP2044294A JPH07228458A JP H07228458 A JPH07228458 A JP H07228458A JP 2044294 A JP2044294 A JP 2044294A JP 2044294 A JP2044294 A JP 2044294A JP H07228458 A JPH07228458 A JP H07228458A
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JP
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door
car
unlocking
elevator
drive motor
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JP2044294A
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Motohiro Mabuchi
元浩 馬渕
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドア開閉装置の駆動力を利用して、アンロッ
ク専用駆動源を不要とし、かご重量の軽減を図ると共に
騒音の問題を解消したエレベータドアのアンロック装置
を提供することにある。 【構成】 エレベータの乗りかご1の着床に伴い、乗り
かご1に搭載されたドア開閉装置3の駆動モータ5の回
転に連動してロック解除用押動部材22をかご1側から
押し出して当該階のホールドアのインターロック装置を
ロック解除するエレベータドアのアンロック装置41を
備え、ドア開閉装置3は、駆動モータ5の回転で、かご
ドア22を開閉せしめるドアリンク機構8の動作を、ア
ンロック装置41によるホールドアのロック解除よりも
遅れて行うように遅動機構31を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータに関し、特
に乗りかごの着床に伴うドア開閉に際しホールドアのロ
ックを解除するエレベータドアのアンロック装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータでは、昇降する乗り
かごの出入口と、該乗りかごが着床する各階の出入口と
にそれぞれドアが設けられ、乗りかごの着床に伴い、該
かご側に設けたアンロック装置によりホールドアのイン
ターロック装置を解除してから、同じくかご側に搭載し
たドア開閉装置によりかごドアをホールドアと連動して
(追従させるようにして)開閉するようになっている。
【0003】その構成を図6乃至図9により簡単に説明
する。まず図6は昇降路内を昇降する乗りかご1の正面
図で、この乗りかご1の出入口に左右一対のかごドア
2,2が設けられていると共に、これらを開閉せしめる
ドア開閉装置3が乗りかご1上に設けられている。この
ドア開閉装置3は、乗りかご1の上側枠4に搭載された
減速機付き駆動モータ5と、この回転出力軸の前端に取
り付けられた回転円盤6と、この回転円盤6の前面に締
結されたドアリンクレバー7と、このドアリンクレバー
7の回転に連動するドアリンク機構8などで構成されて
いる。
【0004】このドアリンク機構8は、前記ドアリンク
レバー7の両端側に基端部を枢支連結した左右一対の連
動ロッド9,9と、これら連動ロッド9,9の先端に上
端が枢支連結され且つ上側枠4の前面側左右部にそれぞ
れ支点10a,10aを介し揺動可能に取り付けられた
左右一対の揺動リンクアーム10,10などで構成さ
れ、この左右の揺動リンクアーム10,10の下端が左
右のかごドア2,2に枢支連結されている。
【0005】こうしたドア開閉装置3は、駆動モータ5
により回転円盤6とドアリンクレバー7が正逆回転する
ことで、ドアリンク機構8の連動ロッド9,9を介し揺
動リンクアーム10,10が揺動して、左右のかごドア
2,2をハンガーレール11に沿って開閉移動せしめる
ようになっている。
【0006】一方、図7はエレベータの各階のホール側
ドア装置の背面図(昇降路内側から見た図)で、乗場出
入口枠12の上部ハンガーレール13に左右一対のホー
ルドア14,14が左右に開閉移動自在に吊持されてい
る。この左右のホールドア14,14は、独自の駆動源
を持たず、前記乗りかご1の当該階への着床に伴うドア
開閉装置3の動作によりかごドア2,2が開閉すると、
これに追従する形で連動して開閉するこのために、その
左右のホールドア14,14は通称カミソリなどと呼ば
れている垂直な係合板15,15を背面に突出する状態
に有している。一方、図6に示すように、左右のかごド
ア2,2の前面には係合装置16,16が設けられてい
る。そして、乗りかご1が昇降して目的階に着床して来
ると、当該階のホールドア14,14背面の係合板1
5,15をかごドア2,2前面の係合装置16,16で
挟み込むようになり、この状態で前述の如くかごドア
2,2がドア開閉装置3の動作により開閉すると、これ
に該係合装置16,16とこれに挟み込まれた係合板1
5,15とを介してホールドア14,14が連動して追
従するように開閉する。
【0007】ところで、その各階のホールドア14,1
4は、乗りかご1が着床していない状況では、安全のた
めに完全に閉じ状態を維持していなければならない。こ
のために、図7及び図8に示す如く乗場出入口枠12の
上部ハンガーレール13に隣接して左右一対の互いに連
動したインターロック装置17,17が設けられ、ホー
ルドア14,14がかごドア22と連動して閉じると、
該インターロック装置17,17がセルフ動作して該ホ
ールドア14,14を閉じ状態にロック保持するように
なっている。
【0008】また、そのインターロック装置17,17
は、乗りかご1が着床してドア開動作する前にロック解
除しなければならないので、図6及び図9に示す如く乗
りかご1の側部にアンロック装置18が設けられてい
る。このアンロック装置18はリタイヤリングカム(通
称リタカム)と称される可動カムであって、その構成
は、乗りかご1の上部枠4の側部上に立設された電磁石
ユニット19と、この下方に突出する上下動ロッド19
aの下端と枢支連結されて上部枠4の側面部に支点20
aを介し取り付けられた上部リンク20と、これと平行
な下部リンク21と、この上下部のリンク20,21の
先端に支持された縦長ソリ状のロック解除用押動部材
(一般に弓と称される)22とで構成されている。
【0009】このアンロック装置18は、乗りかご1の
着床に伴い、電磁石ユニット19が動作してロッド19
aを押し下げ、上下部リンク20,21を回動させて、
ロック解除用押動部材22を乗りかご1側から前方に押
し出し、これで当該階のホールドアのインターロック装
置17のインターロックローラ17aを押して、該イン
ターロック装置17をロック解除する構成である。
【0010】なお、このアンロック装置18は、乗りか
ご1の着床の少し停止前の時点で電磁石ユニット19を
動作し、ロック解除用押動部材22によりインターロッ
クローラ17aを押してロック解除することで、乗りか
ご1の着床レベル手前からドアを開いて行く所謂ランニ
ングオープンが可能であって、高速ドアに有効となって
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のエレベータの特にアンロック装置18、即ちリタカ
ムでは、この構造上、駆動源として乗りかご1の上部枠
4に巨大な電磁石ユニット19を設けているので、乗り
かご1の重量増を招き、昇降駆動装置などに対する負荷
が大きく、超高層用の高速エレベータの実現にマイナス
であったと共に、その電磁石ユニット19の励磁の際に
大きな騒音を発生するなどの問題があった。
【0012】本発明は前記事情に鑑みなされ、その第1
の目的とするところは、ドア開閉装置の駆動力を利用す
ることにより、従来の電磁石ユニットのようなアンロッ
ク専用駆動源を不要とし、かご重量の軽減を図ると共に
騒音の問題を解消できるようになるエレベータドアのア
ンロック装置を提供することにある。
【0013】また、本発明の第2の目的とするところ
は、ドア開閉装置の駆動力を利用したアンロック装置を
用いているにもかかわらず、ホールドアのロック解除を
先に行ってから、ドアの開閉動作を支障なく行うことが
できるようになるエレベータを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段と作用】請求項1の発明
は、前記第1の目的を達成するために、エレベータのか
ごの着床に伴い、かご側からロック解除用押動部材を押
し出して当該階のホールドアのインターロック装置をロ
ック解除するエレベータドアのアンロック装置におい
て、前記かごに搭載されたドア開閉装置の駆動モータの
正逆回転に連動して前記ロック解除用押動部材をかご側
から押し出したり引っ込めたりする連動機構を備えて構
成したことを特徴する。
【0015】こうしたエレベータドアのアンロック装置
であれば、ドア開閉装置の駆動モータの回転に連動機構
が連動してロック解除用押動部材を押し出し当該階のホ
ールドアのインターロック装置をロック解除するように
なるので、従来の電磁石ユニットのようなアンロック専
用駆動源を不要とすることができ、かご重量の軽減や騒
音防止が図れるようになる。
【0016】請求項2の発明は、前記第2の目的を達成
するために、前述のエレベータドアのアンロック装置を
備えたエレベータで、且つドア開閉装置に遅動機構を設
け、駆動モータの回転でかごドアをホールドアと連動し
て開閉せしめるドアリンク機構の動作を、前記アンロッ
ク装置によるホールドアのロック解除よりも前記遅動機
構により遅らせて行うように構成したことを特徴とす
る。
【0017】こうしたエレベータであれば、ドア開閉装
置の駆動力を利用したアンロック装置を用いているにも
かかわらず、かご着床に伴い、ホールドアのロック解除
を先に行ってから、ドアの開閉動作を支障なく行うこと
ができるようになる。
【0018】なお、そのドア開閉装置の遅動機構は、駆
動モータにより正逆回転し且つ偏心位置から前方に一対
の係合体を突設した回転円盤と、該円盤の中心軸に回転
自在に支持され且つ前記円盤に正逆回転に伴い前記係合
体が弾性的に係脱する一対の係合部を有したドアリンク
レバーとで構成することで実現可能である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5によ
り説明する。なお、図中前述の図6乃至図9に示した構
成と重複するものには同一符号を付して説明の簡略化を
図ると共に、エレベータの各階のホール側ドア装置即
ち、乗場出入口枠12、上部ハンガーレール13、左右
一対のホールドア14,14、係合板(カミソリ)1
5,15、インターロック装置17,17は従来のもの
と同様であるので、図7を参照することとして新たには
図示しない。
【0020】まず、図1において、エレベータの乗りか
ご1上には、左右一対のかごドア2,2を開閉せしめる
ドア開閉装置3が設けられている。このドア開閉装置3
は、従来と略同様で、乗りかご1の上側枠4に搭載され
た減速機付き駆動モータ5と、この回転出力軸の前端に
取り付けられた後述する遅動機構31を介して連動する
ドアリンク機構8などで構成されている。
【0021】なお、その遅動機構31は後で詳述する
が、従来同様に駆動モータ5の前面側回転出力軸5aに
取り付けられた回転円盤32と、この回転円盤32の前
面側に取付けられたドアリンクレバー33とを用いて構
成されている。この遅動機構31のドアリンクレバー3
3の両端側部にドアリンク機構8の左右一対の連動ロッ
ド9,9が枢支連結され、これら連動ロッド9,9の先
端に左右一対の揺動リンクアーム10,10が枢支連結
されている。
【0022】こうしたドア開閉装置3は、乗りかご1の
着床に伴い、駆動モータ5により回転円盤32とドアリ
ンクレバー33が正逆回転することで、ドアリンク機構
8の連動ロッド9,9を介し揺動リンクアーム10,1
0が支点10a,10aを介し揺動して、左右のかごド
ア2,2をハンガーレール11に沿って開閉移動せしめ
る。この際、図7に示したホール側ドア装置の左右のホ
ールドア14,14の通称カミソリなどと呼ばれている
垂直な係合板15,15をかごドア2,2前面の係合装
置16,16で挟み込んで、該かごドア2,2の開閉移
動にホールドア14,14を連動して追従させながら開
閉せしめるようになっている。
【0023】ここで、ホールドア14,14を閉成状態
にロックしているインターロック装置17を乗りかご1
の着床の際にロック解除するアンロック装置41が乗り
かご1側に設けられている。このアンロック装置41
は、従来の電磁石ユニットを用いたリタイヤリングカム
と異なり、専用の駆動源を持たず、前記乗りかご1に搭
載されたドア開閉装置3の駆動モータ5の正逆回転に連
動して従来同様の縦長ソリ状のロック解除用押動部材
(一般に弓と称される)22をかご側から前方に押し出
したり引っ込めたりする連動機構42を備えて構成され
ている。
【0024】この連動機構42は、図2乃至図5に示す
如く、ドア開閉装置3の駆動モータ5の背面側回転出力
軸5bに基端側寄り部を結合してかご一側方に延出した
アンロック用リンクレバー43と、この先端にピン44
を介し枢支連結して垂下された上下動ロッド45と、こ
の下端と枢支連結されて上部枠4の側面部に支点46a
を介し取り付けられた上部リンク46と、これと平行な
下部リンク47とで構成され、この上下部のリンク4
6,47の先端で前記ロック解除用押動部材22を支持
している。
【0025】即ち、アンロック装置41は、乗りかご1
の着床に伴いドア開閉装置3の駆動モータ5が正回転す
ると、この背面側出力軸5bと一体的に連動機構42の
アンロック用リンクレバー43が回動し、これに上下動
ロッド45を介し上下部リンク46,47を回動させ
て、ロック解除用押動部材22を乗りかご1側から前方
に押し出し、これで当該階のホールドアのインターロッ
ク装置17のインターロックローラ17aを押して、該
インターロック装置17をロック解除し、駆動モータ5
が逆回転すると、前回とは逆に動作してロック解除用押
動部材22を乗りかご1側に引っ込めてインターロック
装置17をセルフロック可能な状態とする構成である。
【0026】なお、そのアンロック装置41の連動機構
42のアンロック用リンクレバー43の基端部には、駆
動モータ5の負荷を軽減するために、ウエート(錘)4
8が取り付けられている。
【0027】こうしたアンロック装置41を備えた場
合、ドア開閉装置3が、この駆動モータ5の回転で、か
ごドア2,2をホールドア14,14と連動して開閉せ
しめるドアリンク機構8の動作を、前記アンロック装置
41によるホールドアのインターロック装置17のロッ
ク解除よりも遅れて行うために、前記の遅動機構31が
設けられている。
【0028】この遅動機構31は、前述の如く、駆動モ
ータ5の前面側回転出力軸5aに取り付けられた回転円
盤32と、この回転円盤32の前面側に取付けられたド
アリンクレバー33とを用いた構成であるが、その回転
円盤32とドアリンクレバー33とは従来のように直結
されておらず、回転方向に所定の遊びを持って連動する
ようになっている。
【0029】つまり、回転円盤32は駆動モータ5の前
面側回転出力軸5aに一体的に回転するように取り付け
られているが、ドアリンクレバー33は回転円盤32の
前側に離間して該回転円盤32の中心軸である該前面側
回転出力軸5a先端にベアリング34を介し回転自在に
支持されている。また、前記回転円盤32の偏心位置
(軸を中心とした対称位置)から前方に向け一対の丸棒
状の係合体35,36が突設されている。一方、ドアリ
ンクレバー33の両端側寄り部に、前記回転円盤32の
正逆回転に伴い係合体35,36が弾性的に係脱する一
対の係合部37,38が設けらている。
【0030】これら係合部37,38は、ドアリンクレ
バー33の両端側寄りの互いに対称位置にて、それぞれ
回転円盤32の逆回転方向に向け開放する凹陥状をな
し、それぞれの内部に前記係合体35,36を弾性的に
受容して挟み込む状態にしっかりつかんで係合する一対
ずつの板ばね等の弾性部材37a,37a及び38a,
38aを備えている。
【0031】こうした構成の遅動機構31付きドア開閉
装置3及びアンロック装置41を備えたエレベータであ
れば、まず、乗りかご1が昇降して目的階に着床する
と、その直前に図示しない制御装置からの指令でドア開
閉装置3の減速機付き駆動モータ5が起動して正回転す
る。これにより背面側出力軸5bと一体的にアンロック
装置41の連動機構42のアンロック用リンクレバー4
3が上方に回動して、上下動ロッド45を介し上下部リ
ンク46,47を回動させ、上下に長尺な弓状のロック
解除用押動部材22を乗りかご1側から前方に押し出
す。これで例えば乗りかご1が着床完了までに、当該階
のホールドア14,14のインターロック装置17のイ
ンターロックローラ17aを押して、該インターロック
装置17をロック解除する。
【0032】一方、前記駆動モータ5の起動と同時に前
面側出力軸5aも正回転して遅動機構31の回転円盤3
2が回転するが、その初期時にはドアリンクレバー33
がベアリング34を介し回転自在で、且つ回転円盤32
の係合体35,36に対し所定の遊び(空隙)を持って
いるので、該ドアリンクレバー33は係合体35,36
に押されるまではリンク機構8を可動させることなく停
止している。
【0033】そして、前記アンロック装置41によるイ
ンターロック装置17のロック解除終了時点で、係合体
35,36がドアリンクレバー33の係合部37,38
に弾性的に侵入して弾性部材37a,37a間及び38
a,38a間に挟み込まれる状態に係合し、そのまま回
転円盤32の正回転に従ってドアリンクレバー33が回
転して行き、これで初めてリンク機構8の左右の連動ロ
ッド9,9を介し揺動リンクアーム10,10が揺動し
て、左右のかごドア2,2を開くと共に、前述の如く先
にロック解除さらた当該階の左右のホールドア14,1
4が係合板15,15と係合装置16,16とを介しか
ごドア2,2に連動して追従しながら開くようになる。
【0034】なお、そのドア開放後、制御装置からの乗
りかご発進指令などが来ると、ドア開閉装置3の駆動モ
ータ5が逆回転し、これに連動してアンロック装置41
が前回とは逆に動作し、ロック解除用押動部材22を乗
りかご1側に引っ込めてインターロック装置17をセル
フロック可能な状態とする一方、回転円盤32とドアリ
ンクレバー33が逆回転して、ドアリンク機構8を前回
とは逆に動作させてかごドア2,2をホールドア14,
14と共に閉じする。
【0035】この際、回転円盤32が逆回転して係合体
35,36でドアリンクレバー33を引っ張り回転する
形となるが、その係合体35,36はドアリンクレバー
33の係合部37,38内の弾性部材37a,37a間
及び38a,38a間に弾性的に挟み込まれる状態にし
っかりつかまれて係合しているので、簡単に抜け外れる
ことはなく、ドアリンクレバー33を確実に逆回転させ
てドアリンク機構8によるドア閉じ動作を行う。そして
かごドア2,2及びホールドア14,14が完全に閉じ
ると、それ以上にドアリンク機構8が動かないので、ド
アリンクレバー33が回動を停止し、係合体35,36
がドアリンクレバー33の係合部37,38内の弾性部
材37a,37a間及び38a,38a間から弾性的に
離脱して回転円盤32のみが初期位置まで回転復帰す
る。
【0036】こうしてドア閉じ終了後は、乗りかご1は
次の目的階に発進して行き、その跡のホールドア14,
14は、インターロック装置17がセルフロック動作す
ることで、閉じ状態にロック保持されるて安全を保つ。
【0037】以上のようなエレベータドアのアンロック
装置41であれば、ドア開閉装置3の駆動モータ5の回
転に連動機構42が連動してロック解除用押動部材22
を押し出し当該階のホールドア14,14のインターロ
ック装置17をロック解除するようになるので、従来の
電磁石ユニットのようなアンロック専用駆動源を不要と
することができ、かご重量の軽減や騒音防止が図れるよ
うになる。
【0038】また、そのようなドア開閉装置3の駆動力
(駆動モータ5の回転力)を利用したアンロック装置4
1を用いているにもかかわらず、ドア開閉装置3に遅動
機構31を設けたことで、乗りかご1の着床に伴い、ホ
ールドア14,14のインターロック装置17のロック
解除を先に確実に行ってから、ドアの開閉動作を支障な
く行うことができるようになる。
【0039】なお、前記実施例では左右一対のかごドア
2,2並びにホールドア14,14を両開き式に開閉す
るドア開閉装置3を持つエレベータを説明したが、片側
開き式の一個のかごドア並びにホールドアを持つエレベ
ータにおいても本発明は同様に適用できる。
【0040】
【発明の効果】本発明のエレベータドアのアンロック装
置は、前述の如く構成したので、ドア開閉装置の駆動力
を利用してかご着床時にホールドアのインターロック装
置をロック解除でき、従来の電磁石ユニットのようなア
ンロック専用駆動源が不要で、かご重量の軽減を図ると
共に騒音の問題を解消できる。
【0041】本発明のエレベータは前述の如く構成した
ので、ドア開閉装置の駆動力を利用したアンロック装置
を用いているにもかかわらず、かご着床時にホールドア
のロック解除を先に行ってから、ドアの開閉動作を支障
なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンロック装置付きエレベータの一実
施例を示す乗りかご全体の正面図。
【図2】同上実施例のドア開閉装置の駆動モータと遅動
機構とアンロック装置の連動機構との関係を示す平面
図。
【図3】同じく正面図。
【図4】同上実施例の遅動機構を示す拡大正面図。
【図5】同上実施例のアンロック装置の一部断面した側
面図。
【図6】従来のアンロック装置付きエレベータを示す乗
りかご全体の正面図。
【図7】エレベータのホール側ドア装置の背面図。
【図8】(a)(b)はホールドアのインターロック装
置の背面図及び側面図。
【図9】従来の電磁石ユニットを用いたリタイヤリング
カムと称されるアンロック装置の側面図。
【符号の説明】
1…乗りかご、3…ドア開閉装置、5…駆動モータ、8
…ドアリンク機構、14,14…ホールドア、17…イ
ンターロック装置、22…ロック解除用押動部材、31
…遅動機構、32…回転円盤、33…ドアリンクレバ
ー、35,36…係合体、37,38…係合部、41…
アンロック装置、42…連動機構。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかごの着床に伴い、かご側
    からロック解除用押動部材を押し出して当該階のホール
    ドアのインターロック装置をロック解除するエレベータ
    ドアのアンロック装置において、 前記かごに搭載されたドア開閉装置の駆動モータの正逆
    回転に連動して前記ロック解除用押動部材をかご側から
    押し出したり引っ込めたりする連動機構を備えて構成し
    たことを特徴するエレベータドアのアンロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエレベータドアのアンロ
    ック装置を備えたエレベータで、且つドア開閉装置に遅
    動機構を設け、駆動モータの回転でかごドアをホールド
    アと連動して開閉せしめるドアリンク機構の動作を、前
    記アンロック装置によるホールドアのロック解除よりも
    前記遅動機構により遅らせて行うように構成したことを
    特徴とするエレベータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のエレベータにおいて、ド
    ア開閉装置の遅動機構を、駆動モータにより正逆回転し
    且つ偏心位置から前方に一対の係合体を突設した回転円
    盤と、この回転円盤の中心軸に回転自在に支持され且つ
    該回転円盤の正逆回転に伴い前記係合体が弾性的に係脱
    する一対の係合部を有したドアリンクレバーとで構成し
    たことを特徴とするエレベータ。
JP2044294A 1994-02-17 1994-02-17 エレベータドアのアンロック装置 Pending JPH07228458A (ja)

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JP2044294A JPH07228458A (ja) 1994-02-17 1994-02-17 エレベータドアのアンロック装置

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JP2044294A JPH07228458A (ja) 1994-02-17 1994-02-17 エレベータドアのアンロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420041B1 (ko) * 2001-07-10 2004-02-25 현대엘리베이터주식회사 엘리베이터의 도어 잠금장치
CN103552899A (zh) * 2013-11-15 2014-02-05 广东升达电梯有限公司 一种连杆式电梯门开关
CN109764381A (zh) * 2019-01-18 2019-05-17 华帝股份有限公司 一种吸油烟机的面板开合运动机构

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