JPH07228391A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH07228391A
JPH07228391A JP2089294A JP2089294A JPH07228391A JP H07228391 A JPH07228391 A JP H07228391A JP 2089294 A JP2089294 A JP 2089294A JP 2089294 A JP2089294 A JP 2089294A JP H07228391 A JPH07228391 A JP H07228391A
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JP
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recording
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printing
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JP2089294A
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Inventor
Susumu Yamamoto
晋 山本
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタ装置にさまざまな種類の記録紙を使
用し安定して印画する。 【構成】このプリンタ装置は、対向する 2枚の主動ギヤ
43および従動ギヤ44間に挟持されたコイル状のスプ
リング45と、主動ギヤ43を回転させるモータ48
と、主動ギヤ43の周縁に沿って設けられ一か所だけ切
り欠かれた第1の遮光板51と、主動ギヤ43の周縁に
沿って設けられ所定間隔で複数のスリットが設けられた
第2の遮光板52と、遮光板51、52を挟むように設
けられたセンサ53、54と、インクカセット種類判別
機構68により判別されたインクカセット3の種類から
記録紙4の種類を判別し、停止センサ53、カウントセ
ンサ54から得た信号を基に主動ギヤ43を回転させる
モータ48の駆動制御を行う圧着用モータ駆動回路69
およびCPU61とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテレビジョン画
像やモニタ画像などを高精細に記録紙上に印画する印刷
装置および記録紙の圧着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パーソナルコンピュータ、カ
メラ一体型ビデオテープレコーダおよび電子スチルカメ
ラなどの情報ソースによって記録された映像信号は高解
像度の表示が可能なディスプレイ装置などによってソフ
トコピーされている。
【0003】ところで、近年ではソフトコピーばかりで
なく映像信号からフルカラーの高精細なハードコピーを
得ることを可能にしたフルカラープリンタ装置などの印
刷装置が開発されている。
【0004】上記プリンタ装置は、給紙ケースにセット
した記録紙を、給紙ケース上方に配設した給紙ローラに
ペーパー圧着機構が所定圧着力でペーパーアップレバー
を介して圧着した上で、給紙ローラを回転させることに
より記録紙表面との摩擦力で記録紙を一枚づつ取り出し
後段に配置された印刷部であるサーマルヘッドとプラテ
ンローラ間に送り、記録紙に映像を印画するよう構成さ
れている。
【0005】図7に示すように、上記したペーパー圧着
機構は、ベース70に固定された軸71に“圧着解除位
置”81と“圧着位置”83との2つの位置まで回動自
在に支持された円盤状のギヤ72と、このギヤ72に対
向配置されペーパーアップレバーを支持する円盤状のギ
ヤ73と、対向するギヤ72、73間に組み込まれたコ
イル状のスプリング74と、ギヤ72の裏面円周に沿っ
て上記2つの位置までの長さで設けられた遮光板75
と、ギヤ72が回動したときに遮光板75によって始点
と終点を検出するためのセンサ76、77とから構成さ
れている。センサ76、77は発光素子と受光素子とか
らなる光センサである。
【0006】この場合、図8(a)に示すように、ギヤ
72の遮光板75が、“圧着解除位置”81では、セン
サ76が遮光板75の間隙の部分に位置し“明”検出
し、センサ77が遮光板75に遮られて“暗”検出して
おり、図示しない制御部はこの2つの検出信号を基にギ
ヤ72の始点を検出している。
【0007】なお給紙ケースに記録紙がセットされる
と、その重さに押されてペーパーアップレバーが下が
り、その下がった量だけギヤ73が回り、ギヤ72は停
止状態なのでスプリング74が撓む。このスプリング7
4が撓んで安定した位置では、記録紙の重さとスプリン
グ74の付勢力とが釣り合っている。
【0008】次に、ギヤ72を回転させると、ギヤ72
と共にギヤ73も回転しペーパーアップレバーにより記
録紙が持ち上げられてゆく。このとき、同図(b)に示
すように、その遮光板75も圧着方向82に回転し、 2
つのセンサ76、77が共に“暗”検出状態に入る。そ
してさらにギヤ72が回転し記録紙上面が給紙ローラの
ローラ面に当接すると、この時点でギヤ73の回転が止
められ、ギヤ72のみが回転し、ギヤ72、73間のス
プリング74がさらに撓まされる。
【0009】そして、同図(c)に示すように、センサ
77のみが遮光板75の他端の間隙で“明”検出した時
点で、制御部がこの位置を“圧着位置”83と判断して
ギヤ72の回転を止める。
【0010】この“圧着位置”83では、記録紙が給紙
ローラに当接しギヤ73が止まってからギヤ72が回転
した分だけスプリング74にねじれが生じており、給紙
ローラには遮光板75の長さ分の圧着力が加わってい
る。したがって、この状態で給紙ローラを回転させれ
ば、給紙ローラのローラ面と、これに押圧されている記
録紙表面との摩擦力で記録紙が後段に取り出される。
【0011】このようなペーパー圧着機構は、記録紙の
重さの変化に対して圧着力が常に一定になるので、給紙
ケースから記録紙を一枚づつ一定速度で取り出すための
機構として、部品コストやコンパクト性などの面で大変
よいものである。
【0012】ところで、近年では印刷装置で印画可能な
記録紙の種類が増えつつある。例えば普通紙以外に OHP
紙など、紙質や紙剛性などの違うものも使用可能になっ
ている。
【0013】しかしながら、この OHP紙などは紙表面の
荒さが普通紙と異なり大変滑りやすい。このため、普通
紙と同じ扱いで給紙ケースに OHP紙をセットした場合、
記録紙の重さの変化に対して圧着力を常に一定に保つだ
けのペーパー圧着機構では給紙ローラと OHP紙表面との
摩擦力が低下して OHP紙を取り出す速度が遅くなる。こ
の記録紙の速度変化は、後段の印画部にとってよいこと
ではない。
【0014】すなわち、印画部ではサーマルヘッドが1
枚の記録紙に複数の色を重ねて印画するため、記録紙の
送り出し速度が変化すると、その変化で色ずれなどの印
刷性能の劣化を引き起こすことになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の印刷装置では、ペーパー圧着機構が2枚の円盤状の
ギヤにスプリングを組み込んだだけの単純なものであ
り、その圧着力は記録紙の重さの変化に対して常に一定
になるようになっているが、その反面、紙質や紙の剛性
などが異なる記録紙を用いた場合、記録紙表面と給紙ロ
ーラとの摩擦力が変化して記録紙の送り出し速度が変わ
り印画性能の劣化を引き起こすことがあるという問題が
あった。
【0016】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、さまざまな種類の記録紙を使用し安定
して印画することのできる印刷装置を提供することを目
的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の印刷装置
は上記した目的を達成するために、記録紙が収容された
給紙ケースと、前記給紙ケースに収容された記録紙を、
その表面と自身の送出面との摩擦力によって一枚づつ取
り出す紙送出手段と、前記記録紙の種類に応じて印画用
のインクカセットが装着される印画部と、前記給紙ケー
スの記録紙を前記紙送出手段の送出面に当接しつつ、前
記記録紙の表面と前記紙送出手段の送出面とに所定の摩
擦力が得られるよう前記紙送出手段の送出面に向けて前
記記録紙に圧着力を付与する紙圧着手段と、前記印画部
にインクカセットが装着されたときその種類から記録紙
の種類を判定する記録紙判定手段と、前記記録紙判定手
段により判定された記録紙の種類に応じて前記紙圧着手
段の圧着力を制御する制御手段とを具備している。
【0018】請求項2記載の印刷装置は、記録紙が収容
された給紙ケースと、前記給紙ケースに収容された記録
紙をその表面と自身の送出面との摩擦力によって一枚づ
つ取り出す紙送出手段と、前記記録紙の種類に応じて印
画用のインクカセットが装着される印画部と、前記印画
部に装着されたインクカセットの種類から前記記録紙の
種類を判定する記録紙判定手段と、前記給紙ケースに収
容された前記記録紙を前記紙送出手段の送出面に圧着さ
せるためのモータ駆動手段により駆動されるモータと、
前記モータ駆動手段により前記モータが駆動されたと
き、その駆動力によって回転する円盤状の主動ギヤと、
前記主動ギヤにコイル状のスプリングを介して対向配置
された従動ギヤと、前記主動ギヤの周縁に沿って設けら
れ、所定箇所にスリットが設けられた第1の遮光板と、
前記主動ギヤの周縁に沿って設けられ、所定間隔でスリ
ットが設けられた第2の遮光板と、前記第1の遮光板に
設けられたスリットを基に、前記主動ギヤの始点および
終点の位置を検出する主動ギヤ位置検出手段と、前記モ
ータによって前記主動ギヤが回転されたとき、前記主動
ギヤから前記スプリングおよび前記従動ギヤを介して伝
達された回転力によって、前記紙送出手段の送出面に向
けて前記記録紙を移動させる記録紙移動手段と、前記記
録紙移動手段により移動された前記記録紙の表面が前記
紙送出手段の送出面に当接されたことを検出する紙当接
検出手段と、前記主動ギヤの回転に伴い前記主動ギヤ位
置検出手段により前記主動ギヤの始点が検出されなくな
ってから終点検出までの間に、前記紙当接検出手段によ
り前記送出面と前記記録紙表面との当接が検出されたと
きから、前記第2の遮光板に設けられたスリットを基
に、前記主動ギヤの回転量の計測を開始する計測手段
と、前記記録紙判定手段により判別された記録紙の種類
に応じて、記録紙当接後の前記主動ギヤの回転量を決定
する回転量決定手段と、前記計測手段により計測された
前記主動ギヤの回転量が前記回転量決定手段により決定
された回転量と一致したとき、前記モータ駆動手段に対
して前記モータの駆動を停止するよう指示する指示手段
とを具備している。
【0019】請求項3の記録紙の圧着方法は、インクカ
セットが装着された印画部と、記録紙を収容した給紙ケ
ースと、前記給紙ケースの記録紙を紙送出手段の送出面
の方向に付勢し圧着する紙圧着手段とを有する印刷装置
における記録紙の圧着方法において、前記紙圧着手段に
より付勢された前記記録紙を前記紙送出手段の送出面に
当接する工程と、前記紙送出手段の送出面に当接された
前記記録紙に対して前記紙圧着手段の圧着力を徐々に増
加する工程と、前記印画部に装着されたインクカセット
の種類を判別しそれを基に前記給紙ケースに収容された
記録紙の種類を判定する工程と、前記紙圧着手段によっ
て前記記録紙が前記紙送出手段の送出面に当接された
後、圧着力が徐々に増加される中で、前記給紙ケースに
収容された記録紙の種類に応じて前記紙圧着手段の圧着
力の増量を制御する工程とを有している。
【0020】請求項4記載の印刷装置は、記録紙に対し
て染色材により画像を形成する印刷装置において、前記
記録紙を収容する記録紙収容手段と、前記記録紙収容手
段に収容された記録紙をその表面と自身の摩擦力によっ
て送り出す紙送出手段と、前記記録紙の種類に応じて交
換着脱可能で、印刷用の染料材を収容した染料材収容手
段と、前記紙送出手段と共働して前記記録紙を挟み、こ
の記録紙に対して圧着力を付与する紙圧着手段と、装置
本体に装着された前記染料材収容手段の種類から記録紙
の種類を判定する記録紙判定手段と、前記記録紙判定手
段により判定された記録紙の種類に応じて前記紙圧着手
段の圧着力を制御する制御手段とを具備している。
【0021】請求項5の印刷装置は、請求項1乃至請求
項4記載の印刷装置において、前記記録紙の種類をその
表面の摩擦係数の違いで種別するものである。
【0022】
【作用】請求項1記載の印刷装置および請求項3記載の
記録紙圧着方法では、印画部に装着されたインクカセッ
トの種類から記録紙の種類が判定され、それによって紙
圧着手段の圧着力が制御されるので、さまざまな種類の
記録紙を使用しても紙送出手段の送出面と記録紙の表面
には、常に一定の摩擦力が得られるようになり紙送出手
段が記録紙を取り出す速度が一定になる。この結果、印
画部において記録紙を安定して印画することができる。
【0023】また請求項2記載の印刷装置では、記録紙
判定手段が印画部に装着されたインクカセットの種類か
ら記録紙の種類を判定し、回転量決定手段がその判定さ
れた記録紙の種類に応じて主動ギヤの回転量を決定する
一方、測定手段が主動ギヤに設けた第2の遮光板のスリ
ットを基に主動ギヤの回転量を測定し、その測定値と決
定された回転量とが一致したときに主動ギヤの回転が止
められるので、記録紙の種類に応じて紙送出手段の送出
面に対する記録紙の圧着力が制御できるようになり記録
紙の表面と紙送出手段の送出面との摩擦力が一定にな
る。これにより、紙送出手段が記録紙を取り出す速度が
一定になり、この結果、印画部において記録紙に安定し
て印画することができる。
【0024】さらに請求項4記載の印刷装置では、装置
本体に装着された染料材収容手段の種類から記録紙の種
類を判定し、判定した記録紙の種類に応じて紙圧着手段
の圧着力を制御するので、記録紙の種類に適した最適な
圧着力が得られる。
【0025】請求項5記載の印刷装置では、記録紙の種
類がその表面の摩擦係数の違いで種別されるので、その
摩擦係数の違いを補正するように圧着力を制御すること
で記録紙を一定速度で送り出すことができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0027】図1は本発明の印刷装置に係る一実施例の
フルカラープリンタ装置の概略構成を示す図、図2は図
1のプリンタ装置の制御系統を示す図、図3は図1のプ
リンタ装置の給紙部を示す図、図4は図3の給紙部の付
勢機構を示す図である。
【0028】図1に示すように、このプリンタ装置1
は、例えば黄色・マゼンダ・シアンなど 3つの染料を所
定の順序で循環的に塗布したインクシート2を内装した
インクカセット3、記録紙4が収納・セットされた給紙
ケース5、この給紙ケース5に収納されている記録紙4
を後段の印画部へ一枚づつ送り出すための給紙機構部
6、この給紙機構部6から送り出された記録紙4を搬送
するためのピンチローラ7、このピンチローラ7に圧着
して回転し記録紙4を搬送するキャプスタンローラ8、
情報ソースの映像信号に応じて発熱する発熱体を備えた
印画部の一部としてのサーマルヘッド9、このサーマル
ヘッド9をプラテンローラ10にインクシート2および
記録紙4が介挿された状態で付勢するヘッドレバー1
1、サーマルヘッド9によって印画された記録紙4を排
出する排紙ローラ12、給紙機構部6から排紙ローラ1
2までの間に設けられ、記録紙4の通過経路をガイドす
るガイド部材13、14などから構成されている。
【0029】図2に示すように、給紙機構部6には、給
紙ケース5とガイド部材13との間に紙送出機構30が
設けられている。この紙送出機構30は矢印A方向に回
転・駆動する給紙ローラ31と、この給紙ローラ31に
よりベルト32を介して回転されるローラ33(図1に
記載)と、このローラ33の回転に対して反対方向(矢
印B方向)に回転するバックローラ34(図1に記載)
とからなる。この紙送出機構30の給紙ローラ31の軸
上には、紙上面検出スイッチ35が設けられている。こ
の紙上面検出スイッチ35は給紙ローラ31の外縁から
下向きにスイッチの先端部36が突出するように設けら
れており、そのスイッチの先端部36が記録紙4により
給紙ローラ31の外縁とほぼ一致する位置まで押された
ときにオンする。またこの給紙機構部6には、給紙ケー
ス5内の記録紙全体を給紙ローラ31側(上方)に移動
するためのペーパーアッププレート37が設けられてい
る。このペーパーアッププレート37は給紙ケース5の
底部に一端が回動自在に支持されている。また給紙機構
部6には、給紙ケース5の側方にペーパーアッププレー
ト37を上方に押し上げるペーパーアップレバー38を
回動させるペーパー圧着機構40が設けられている。
【0030】図3に示すように、このペーパー圧着機構
40には、本体側面のベース41に固定された軸42に
中心を合わせて円盤状の主動ギヤ43が回動自在に支持
されている。またこの軸42には、主動ギヤ43よりも
一回り小さい円盤状の従動ギヤ44が主動ギヤ43に対
向するように回動自在に配置されている。これら 2枚の
ギヤ43、44の間には、コイル状のスプリング45が
挟持されている。このスプリング45の両端部はそれぞ
れのギヤ43、44に固定されているので、各ギヤ4
3、44に負荷がかからない限り共回する。また各ギヤ
43、44に負荷がかかった場合は、その負荷に対して
反発する方向に付勢力を発生する。
【0031】上記ベース41には、図2に示すように、
主動ギヤ43を伝達ギヤ46、47を介して回転させる
モータ48が固定されている。従動ギヤ44には、スプ
リング45の付勢力を伝達する伝達ギヤ49、50を介
してペーパーアップレバー38が支持されている。
【0032】一方、主動ギヤ43の裏面には、図3に示
すように、その周縁に沿って第1および第2の遮光板5
1、52が2重に突設されている。第1の遮光板51
は、一か所だけスリット状に切り欠かれており平面的に
見るとC形状をなしている。第1の遮光板51の外側の
第2の遮光板51には、一定の間隔で複数のスリットが
設けられている。
【0033】またベース41には、第1の遮光板51を
挟むように発光素子および受光素子を配置した第1のセ
ンサとしての停止センサ53が設けられている。またベ
ース41には、第2の遮光板52を挟むように発光素子
および受光素子を配置した第2のセンサとしてのカウン
トセンサ54が設けられている。停止センサ53は主動
ギヤ43の初めの位置、つまり“圧着解除位置”を検出
するように、第1の遮光板51の切り欠き部と一致する
ような位置に設けられている。カウントセンサ54は、
他の機構部に影響のない適当な位置に設けられており、
主動ギヤ43の回転に伴って第2の遮光板52のスリッ
ト部と板部とによってロー(LOW )・ハイ(HI)に変化
するパルス信号を発生する。なお各センサ53、54は
“暗”検出によりハイ(HI)の信号を出力し、“明”検
出によりロー(LOW )の信号を出力するものである。
【0034】図4に示すように、このプリンタ装置の制
御系統の構成は、装置全体を制御するセントラル・プロ
セッシング・ユニット61(以下CPUと称す)、この
CPU61の制御プログラムを記憶しているリード・オ
ンリー・メモリ62(以下ROMと称す)、このプリン
タ装置の各部に設けられたセンサおよびスイッチなどか
らの信号(パルス信号、紙上面検知信号および紙種類判
別信号など)を基に主動ギヤ43の回転を制御するプロ
グラムのバッファとして情報を記憶するランダム・アク
セス・メモリ63(以下RAMと称す)、サーマルヘッ
ド9の発熱体を制御する記録制御回路64、記録紙を搬
送経路に沿って搬送するための搬送モータ65を制御す
る搬送制御回路66、このプリンタ装置内の印画部にイ
ンクカセット3がセットされたときそのインクカセット
3の種類に応じて信号を出力するインクカセットセンサ
67、このインクカセットセンサ67から出力された信
号によりインクカセット3の種類を判別するインクカセ
ット種類判別機構68、給紙機構部6のモータ48の駆
動制御を行う圧着用モータ制御回路69、第1の遮光板
51の切り欠き部を検出しロー(LOW )の信号を発生す
る第1のセンサとしての停止センサ53、第2の遮光板
52のスリット部と板部とによってロー(LOW )・ハイ
(HI)に変化するパルス信号を発生する第2のセンサと
してのカウントセンサ54などから構成されている。
【0035】次に、図5および図6を参照してこのプリ
ンタ装置の動作を説明する。
【0036】このプリンタ装置では、電源投入に伴いR
OM62より制御プログラムがCPU61に読み込まれ
て動作を開始する。
【0037】まず、インクカセット種類判別機構68が
インクカセットセンサ67から得た信号によって印画部
にセットされたインクカセット3の種類を判別する。そ
してインクカセット種類判別機構68は、判別したイン
クカセットの種類をCPU61に通知する。通常、ハー
ドコピー用のペーパーセットでは、インクシート2を収
容したインクカセット3と、それに対応する記録紙4と
がセットになっているので、この装置の場合、インクカ
セット3の種類に対応させて記録紙4の種類、例えば普
通紙、 OHP紙などをROM62内に設けた対応テーブル
で管理している。 したがって、CPU61は通知され
たインクカセット3の種類情報を基にROM62の対応
テーブルを参照して、記録紙4の種類が普通紙であると
か、あるいは OHP紙であるとかと判定する。
【0038】本発明は、印刷装置が記録紙表面の摩擦係
数の違いによって染料(インクカセット3)を交換する
ことに着目したものである。
【0039】そこで記録紙4の種類によって変化する摩
擦係数を補正するためにスプリング45の付勢力(スプ
リング45の撓み)を主動ギヤ43の回転量で調整する
ようにしている。すなわち普通紙と OHP紙とでは、 OHP
紙の方が表面の摩擦力が少ないことから、CPU61は
カウントセンサ54のパルス信号のカウント数として、
例えば普通紙ならば“4”、 OHP紙ならば“5”などと
設定する。この数値が高いほどスプリングの付勢力は強
められる。
【0040】一方、給紙ケース5には、一定量(ある枚
数)の記録紙4が収納されているので、その記録紙4の
量に応じた重量がペーパーアッププレート37に加えら
れている。このときはまだ主動ギヤ43は停止されたま
まなので停止センサ53は“明”検出したままの状態で
あり、ロー(LOW )の信号を出力している。
【0041】以下、このプリンタ装置の圧着動作につい
て説明する。
【0042】ここで、CPU61は、圧着用モータ駆動
回路69に指示する。この指示により圧着用モータ駆動
回路69はモータ48を矢印A方向に回転・駆動させ、
圧着動作が開始される。
【0043】すると、図5(a)に示すように、圧着用
モータ48の回転に応じて主動ギヤ43が圧着方向(矢
印A方向)に回転する。このギヤ43の回転に伴って第
1および第2の遮光板51、52が回るので、図5
(d)に示すように、停止センサ53は“明”検出状態
から“暗”検出状態に変化して、出力信号がロー(LOW
)からハイ(HI)に変化する。この停止センサ53か
らの信号変化によってCPU61は紙上面検出スイッチ
35を監視するようになる。またカウントセンサ54は
第2の遮光板52のスリットによってパルス信号を出力
するようになる。
【0044】一方、主動ギヤ43が回転を始めたとき、
ペーパーアップレバー38はペーパーアッププレート3
7にまだ当たっていないので、従動ギヤ44は無負荷状
態であり、モータ48が回転すると、主動ギヤ43と共
に従動ギヤ44およびペーパーアップレバー38が回転
する。
【0045】そして、ペーパーアップレバー38がペー
パーアッププレート37に当接すると、ペーパーアップ
プレート37上の記録紙4の重みが従動ギヤ44の負荷
となり従動ギヤ44のみの回転が止められる。
【0046】一方、主動ギヤ43の回転はモータ48に
より継続されているので、従動ギヤ44の停止と主動ギ
ヤ43の回転でスプリング45が撓んでゆき、スプリン
グ45の付勢力が強められてゆく。
【0047】そして、その付勢力が記録紙4の重みを上
回ったときにペーパーアップレバー38がペーパーアッ
ププレート37を持ち上げるようになり従動ギヤ44は
再び主動ギヤ43と共に回転を始める。この回転により
ペーパーアッププレート37が持ち上げられてゆく。す
ると、ペーパーアッププレート37上の記録紙4の上面
が、紙上面検出スイッチ35の先端部36に当接し、そ
の先端部36が押し込みまれる。
【0048】そして、図6に示すように、さらにペーパ
ーアップレバー38が矢印B方向に回転して、記録紙4
の上面が給紙ローラ31に当接すると、紙上面検出スイ
ッチ35がオンする。この紙上面検出スイッチ35のオ
ン位置は、図5(b)に示すように、第1の遮光板51
が回転を始めた始点から終点に至るまでの間の回転途中
の位置であって、この紙上面検出スイッチ35がオンし
たことをCPU61が検知すると、CPU61は、回転
する第2の遮光板52のスリット毎にカウントセンサ5
4から得られるパルス信号を、そのオン位置からカウン
トし始める。
【0049】そして第2の遮光板52が回転し、図5
(c)に示すように、カウントセンサ54がそのスリッ
トをN回検出し、そのカウント数が記録紙4の種類に応
じて設定された値と一致すると、CPU61は、圧着用
モータ制御回路69にモータ48の駆動を停止するよう
指示し、圧着用モータ制御回路69はこの指示によりモ
ータ48の駆動を停止し、この止まった位置が“圧着位
置”となる。
【0050】すなわち、記録紙4が OHP紙ならば“5”
などと設定されているので、CPU61は、オン信号検
知後、図5(e)に示すように、パルス信号を5回カウ
ントしたときに、圧着用モータ制御回路69にモータ4
8の停止を指示する。このとき、ペーパーアッププレー
ト37は給紙ローラ31に対して OHP紙をその紙質、剛
性などに適した最適な圧着力で圧着している。
【0051】以下、CPU61は搬送モータ65を駆動
し、給紙ローラ31およびバックローラ34とを回転さ
せる。すると給紙ケース5内の最上面の記録紙4は給紙
ローラ31の摩擦力で送り出され、ローラ33とバック
ローラ34との摩擦力の差で最上面よりも下の記録紙4
が残り、最上面の記録紙4のみが一枚づつ一定速度で取
り出されて、ガイド部材13にガイドされながら、ピン
チローラ7およキャプスタンローラ8によりサーマルヘ
ッド9とプラテンローラ10間へ取り込まれる。 この
ときサーマルヘッド9とプラテンローラ10間にはイン
クシート2が介挿されるので、サーマルヘッド9の発熱
部が発熱すると、記録紙4にインクシート2の色が転写
され映像などとして印画される。その後、記録紙4はガ
イド部材14にガイドされて排出ローラ12より排出さ
れる。
【0052】このように本実施例のプリンタ装置によれ
ば、使用する記録紙4の種類に応じて装置本体に装着す
るインクカセット3の種類が決められることを利用し、
記録紙4を圧着するときに、主動ギヤ43に設けた第2
の遮光板52で主動ギヤ43の回転量をカウントして、
給紙ローラ31に対する記録紙4の圧着力を制御するの
で、例えばOHO 紙など、普通紙以外のさまざまな種類の
記録紙を使用しても常に最良の摩擦力が得られるように
なり、給紙ローラ31が記録紙4を送り出す速度が一定
になり、サーマルヘッド9とプラテンローラ10間にイ
ンクシート2と記録紙4を介挿して安定して印画するこ
とができる。
【0053】なお本発明は上記実施例のフルカラープリ
ンタ装置のみに限定されるものではない。
【0054】すなわち、上記実施例では、 3色の染料を
用いて記録紙にプリントするフルカラープリンタ装置の
例について説明したが、この他、例えば白黒コピー機や
ファクシミリ装置などの印刷装置にも本発明を適用する
ことは可能である。
【0055】この場合、上記実施例のようなカセットタ
イプのインクカセットではなく、トナーが収められた容
器などの染色材収容手段とする。また上記実施例のカセ
ットタイプの給紙ケースではなく、手差し印刷するため
のトレイなどの記録紙収容手段とする。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の印刷
装置および請求項3記載の記録紙圧着方法によれば、印
画部に装着されたインクカセットの種類から記録紙の種
類を判定して紙圧着手段の圧着力を制御するので、さま
ざまな種類の記録紙を使用しても紙送出手段の送出面と
記録紙表面とに常に一定の摩擦力が得られるようにな
る。この結果、記録紙を取り出す速度が一定になり、印
画部において安定して印画することができるようにな
る。
【0057】また請求項2記載の印刷装置によれば、印
画部に装着されたインクカセットの種類から記録紙の種
類を判定する一方、記録紙の種類に応じて決定した数値
になるように第2の遮光板のスリット数を計数して主動
ギヤの回転量を制御するので、従動ギヤおよび記録紙移
動手段を通じて紙送出手段の送出面に圧着された記録紙
には、その種類に適した最適な圧着力が得られる。これ
により、紙送出手段が記録紙を送り出す速度が一定にな
り、安定して印画することができる。
【0058】さらに請求項4記載の印刷装置によれば、
装置本体に装着された染料材収容手段の種類から記録紙
の種類を判定し、判定した記録紙の種類に応じて紙圧着
手段の圧着力を制御するので、記録紙の種類に適した最
適な圧着力が得られ、これにより、紙送出手段からの記
録紙の送り出し速度が一定になり、安定して印画するこ
とができる。
【0059】請求項5記載の印刷装置によれば、記録紙
の種類がその表面の摩擦係数の違いで種別されるので、
その摩擦係数の違いを補正するように圧着力を制御する
ことで記録紙を一定速度で送り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のプリンタ装置の概要構
成を示す図である。
【図2】このプリンタ装置の給紙機構部の構成を示す図
である。
【図3】図2の給紙機構部のペーパー圧着機構の構成を
示す図である。
【図4】このプリンタ装置の制御系統の構成を示す図で
ある。
【図5】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)はこ
のプリンタ装置の動作を示す図である。
【図6】紙状面検出スイッチがオンしたときのペーパー
圧着機構の状態を示す図である。
【図7】従来のプリンタ装置のペーパー圧着機構を示す
図である。
【図8】従来のプリンタ装置の動作を示す図である。
【符号の説明】
1…プリンタ装置、2…インクシート、3…インクカセ
ット、4…記録紙、5…給紙ケース、6…給紙機構部、
7…ピンチローラ、8…キャプスタンローラ、9…サー
マルヘッド、10…プラテンローラ、11…ヘッドレバ
ー、12…排紙ローラ、13、14…ガイド部材、31
…給紙ローラ、32…ベルト、33…ローラ、34…バ
ックローラ、35…紙上面検出スイッチ、36…スイッ
チの先端部、37…ペーパーアッププレート、38…ペ
ーパーアップレバー、40…ペーパー圧着機構、41…
ベース、42…軸、43…主動ギヤ、44…従動ギヤ、
45…スプリング、46、47、49、50…伝達ギ
ヤ、48…モータ、51…第1の遮光板、52…第2の
遮光板、53…停止センサ、54…カウントセンサ、6
1…CPU、62…ROM、63…RAM、64…記録
制御回路、65…搬送モータ、66…搬送制御回路、6
7…インクカセットセンサ、68…インクカセット種類
判別機構、69…圧着用モータ制御回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙が収容された給紙ケースと、 前記給紙ケースに収容された記録紙を、その表面と自身
    の送出面との摩擦力によって一枚づつ取り出す紙送出手
    段と、 前記記録紙の種類に応じて印画用のインクカセットが装
    着される印画部と、 前記給紙ケースの記録紙を前記紙送出手段の送出面に当
    接しつつ、前記記録紙の表面と前記紙送出手段の送出面
    とに所定の摩擦力が得られるよう前記紙送出手段の送出
    面に向けて前記記録紙に圧着力を付与する紙圧着手段
    と、 前記印画部にインクカセットが装着されたときその種類
    から記録紙の種類を判定する記録紙判定手段と、 前記記録紙判定手段により判定された記録紙の種類に応
    じて前記紙圧着手段の圧着力を制御する制御手段とを具
    備したことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 記録紙が収容された給紙ケースと、 前記給紙ケースに収容された記録紙をその表面と自身の
    送出面との摩擦力によって一枚づつ送り出す紙送出機構
    と、 前記記録紙の種類に応じて印画用のインクカセットが装
    着される印画部と前記印画部に装着されたインクカセッ
    トの種類から前記記録紙の種類を判定する記録紙判定手
    段と、 前記給紙ケースに収容された前記記録紙を前記紙送出手
    段の送出面に圧着させるためのモータ駆動手段により駆
    動されるモータと、 前記モータ駆動手段により前記モータが駆動されたと
    き、その駆動力によって回転する円盤状の主動ギヤと、 前記主動ギヤにコイル状のスプリングを介して対向配置
    された従動ギヤと、 前記主動ギヤの周縁に沿って設けられ、所定箇所にスリ
    ットが設けられた第1の遮光板と、 前記主動ギヤの周縁に沿って設けられ、所定間隔でスリ
    ットが設けられた第2の遮光板と、 前記第1の遮光板に設けられたスリットを基に、前記主
    動ギヤの始点および終点の位置を検出する主動ギヤ位置
    検出手段と、 前記モータによって前記主動ギヤが回転されたとき、前
    記主動ギヤから前記スプリングおよび前記従動ギヤを介
    して伝達された回転力によって、前記紙送出手段の送出
    面に向けて前記記録紙を移動させる記録紙移動手段と、 前記記録紙移動手段により移動された前記記録紙の表面
    が前記紙送出手段の送出面に当接されたことを検出する
    紙当接検出手段と、 前記主動ギヤの回転に伴い前記主動ギヤ位置検出手段に
    より前記主動ギヤの始点が検出されなくなってから終点
    検出までの間に、前記紙当接検出手段により前記送出面
    と前記記録紙表面との当接が検出されたときから、前記
    第2の遮光板に設けられたスリットを基に、前記主動ギ
    ヤの回転量の計測を開始する計測手段と、 前記記録紙
    判定手段により判別された記録紙の種類に応じて、記録
    紙当接後の前記主動ギヤの回転量を決定する回転量決定
    手段と、 前記計測手段により計測された前記主動ギヤの回転量が
    前記回転量決定手段により決定された回転量と一致した
    とき、前記モータ駆動手段に対して前記モータの駆動を
    停止するよう指示する指示手段とを具備したことを特徴
    とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 インクカセットが装着された印画部と、
    記録紙を収容した給紙ケースと、前記給紙ケースの記録
    紙を紙送出手段の送出面の方向に付勢し圧着する紙圧着
    手段とを有する印刷装置における記録紙の圧着方法にお
    いて、 前記紙圧着手段により付勢された前記記録紙を前記紙送
    出手段の送出面に当接する工程と、 前記紙送出手段の送出面に当接された前記記録紙に対し
    て前記紙圧着手段の圧着力を徐々に増加する工程と、 前記印画部に装着されたインクカセットの種類を判別し
    それを基に前記給紙ケースに収容された記録紙の種類を
    判定する工程と、 前記紙圧着手段によって前記記録紙が前記紙送出手段の
    送出面に当接された後、圧着力が徐々に増加される中
    で、前記給紙ケースに収容された記録紙の種類に応じて
    前記紙圧着手段の圧着力の増量を制御する工程とを有す
    ることを特徴とする記録紙の圧着方法。
  4. 【請求項4】 記録紙に対して染色材により画像を形成
    する印刷装置において、 前記記録紙を収容する記録紙
    収容手段と、 前記記録紙収容手段に収容された記録紙をその表面と自
    身の摩擦力によって送り出す紙送出手段と、 前記記録紙の種類に応じて交換着脱可能で、印刷用の染
    料材を収容した染料材収容手段と、 前記紙送出手段と共働して前記記録紙を挟み、この記録
    紙に対して圧着力を付与する紙圧着手段と、 装置本体に装着された前記染料材収容手段の種類から記
    録紙の種類を判定する記録紙判定手段と、 前記記録紙判定手段により判定された記録紙の種類に応
    じて前記紙圧着手段の圧着力を制御する制御手段とを具
    備したことを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4記載の印刷装置に
    おいて、 前記記録紙の種類はその表面の摩擦係数の違いで種別さ
    れることを特徴とする印刷装置。
JP2089294A 1994-02-18 1994-02-18 印刷装置 Withdrawn JPH07228391A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103332516A (zh) * 2012-06-29 2013-10-02 烟台市裕同印刷包装有限公司 一种全自动上光机印张重叠检测系统

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