JPH07227292A - 2−ケト−l−グロン酸の改良製造法 - Google Patents

2−ケト−l−グロン酸の改良製造法

Info

Publication number
JPH07227292A
JPH07227292A JP31438394A JP31438394A JPH07227292A JP H07227292 A JPH07227292 A JP H07227292A JP 31438394 A JP31438394 A JP 31438394A JP 31438394 A JP31438394 A JP 31438394A JP H07227292 A JPH07227292 A JP H07227292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
culture
2kga
microorganism
ifo
genus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31438394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamasa Yamaguchi
高正 山口
Kenkichi Yoneto
賢吉 米戸
Giichi Tanaka
義一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP31438394A priority Critical patent/JPH07227292A/ja
Publication of JPH07227292A publication Critical patent/JPH07227292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】2−ケト−L−グロン酸(以下、2KGAと称
する)の微生物的製造法における、反応総時間の短縮、
培地原料の削減等の効率化。 【構成】(1)L−ソルボースから2KGAを生産する
能力を有する微生物を2KGAを生産するための基質を
含む液体培地中で培養し、(2)培養液中の生産された
2KGAを回収する一方、微生物も回収し、(3)回収
した微生物を次の培養のための新しい液体培地に接種
し、(4)この培養と回収を少なくとも1回くりかえす
ことを特徴とする2KGAの製造法。 【効果】主培養における菌の増殖に要する時間、種培
養、培地原料、培養廃棄物の削減等工業的に有利で、汎
用性の高い2KGAの製造法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広い範囲の基質から2
−ケト−L−グロン酸(以下2KGAと称することがあ
る)を生産する為の、菌体反応を含む微生物の培養に適
用される。 本発明の方法は微生物を用いたL−アスコルビン酸合成
の中間体として有用な2−ケト−L−グロン酸の工業生
産に好都合に適用される改良製造法に関する。 さらに詳しくは、2KGAを最終生産物とする菌体反応
を含む培養を行うに際し培養液(含菌体反応液)から濾
過膜あるいは遠心分離機等分離装置を用いて培地固形分
を含む菌体部分と2KGAを含む水溶液部分に分離し、
得られた菌体部分を次の主培養に繰り返し使用すること
を特徴とする2KGA製造法に関するものである。ま
た、「菌体を繰り返し使用する培養」を「リサイクル培
養」と称することもある。
【0002】
【従来の技術】L−アスコルビン酸合成の中間体として
有用な2KGAは、工業的に確立されたいわゆるライヒ
シュタイン法(Helvetica Chimica Acta 第17巻、
311頁、1934参照)によって生産されてきた。し
かし、この方法は工程も多く、多量の有機溶媒を必要と
し、現代の工業技術としては満足すべきものではない。 一方、ライヒシュタイン法に替わるものとしては、主に
微生物を用いた方法がいくつか提案されてきている。例
えば、D−グルコースを微生物的に酸化して2,5−ジ
ケト−グルコン酸にした後、これをさらに微生物的また
は化学的に2KGAへと還元する方法(特公昭39−1
4493号、特公昭53−25033号、特公昭56−
15877号、特公昭59−35920号参照)、さら
に、DNA組み替え技術によって、Corynebacterium の
2,5−ジケト−グルコン酸還元酵素遺伝子を2,5−
ジケト−グルコン酸を生産する Erwinia に導入し、一
段の醗酵プロセスでD−グルコースから2KGAを得る
方法(サイエンス第230巻、144頁、1985)、
D−ソルビトールまたはL−ソルボースを出発物質と
し、これをグルコノバクター属細菌を用いて酸化するこ
とによって2KGAを得る方法(特開平2−15028
7号参照)が報告されている。また、土壌よりL−ソル
ボースを効率よく2KGAへと変換する能力を有する細
菌シュードグルコノバクター・サッカロケトゲネスが分
離され(特開昭62−228288号参照)、さらに、
ヨーロッパ特許出願公開第221707号(特開昭64
−85088号)には、培地に希土類元素を添加するこ
とにより該菌の2KGA生成が著しく促進されるという
知見を利用し上記シュードグルコノバクター属の菌を用
いたより効率の良いL−ソルボースからの2KGA製造
法が開示されている。一方、菌体反応により2KGAを
得る際の生産性を改良する方法が種々試みられている
が、簡便で汎用性ある設備を用いることにより、培地原
料、培養廃棄物を顕著に削減でき、かつ培養時間等を短
縮できる工業的に有利な菌体反応方法あるいは培養方法
はまだ見出されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の公知2KGAの
製造方法は、いずれも用いる培養方法は基質の糖あるい
は糖アルコールを培養開始時に一括添加するかあるい
は、その一部もしくは全部を半連続的もしくは連続的に
添加して培養し、生成物である2KGAが充分量蓄積し
それ以上培養を続けても効率よく2KGAへの変換が起
こらなくなった時点で培養を止めて培養液を得るもので
ある。その後の工程において系外に除かれた菌体は通常
廃棄され、次の培養はまた種培養から開始されるいわゆ
るバッチ培養法と呼ばれるところの通常の培養法を採用
している。しかし、これらの方法は1回の培養にそれぞ
れ1回の種培養が必要であり、また主培養において菌を
増殖させる必要から濃厚な培地を用いるのが通常であ
る。これらは工業的に製造する上で、経済的に不利であ
る。また培養終了後、目的とする生産物を分離取得した
後の不要の培養残物が多量となるため、環境問題の点か
らも好ましくない。また種培養で得たシードを本培養の
為接種する量は少量であるため、本培養において所望の
菌体量まで増殖させるのに多大の時間がかかり、そのた
め本培養の終了までの時間が長くなる。これらを解決す
る方法として、なんらかの方法で菌体または目的の反応
に関与する酵素を担体に固定して行う固定化菌体法また
は固定化酵素法が知られている。しかし、これらは固定
化や菌体及び酵素の活性維持に多大な努力が必要なこと
が常である。又、近年醗酵槽と濾過膜を組み合わせて培
養を行うバイオリアクターも登場して来た。しかし、こ
れは装置自体が複雑なこと、一般に操作も煩雑なこと等
の欠点があり、装置の雑菌汚染を防ぐため多くの費用と
高度な技術が必要とされる。本発明の目的は2KGA菌
体反応に幅広く適用できる方法であって、簡便で汎用性
ある設備を用いることにより、培地原料、培養廃棄物を
顕著に削減でき、かつ培養時間等を短縮できる工業的に
有利な方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの事
情に鑑み、より有利な菌体反応方法を求めて種々の改良
を試みた。例えば2KGA醗酵において1回の培養で増
殖させた菌体を培養液又は菌体反応液の水溶液部分に存
在する目的の生産物である2KGAを取得後、廃棄する
ことなく活性を維持させ繰り返し次の2KGA醗酵に用
いる醗酵法を試みた。その結果、培養又は菌体反応終了
後濾過膜または遠心分離機等公知手段で菌体と水溶液部
分を分離し、得られた菌体の一部あるいは全部を好まし
くは活性維持補助物質とともに次の培養に使用するリサ
イクル培養により通常のバッチ培養に比べ、同一量の基
質を酸化する場合では醗酵時間の著しい短縮を可能と
し、また培地原料や培養廃棄物も顕著に削減することが
できることを見出し、さらに検討を重ね本発明を完成す
るに至った。すなわち本発明は、(1)L−ソルボース
から2−ケト−L−グロン酸(以後、2KGAと称す)
を生産する能力を有する微生物を2KGAを生産するた
めの基質を含む液体培地中で培養し、(2)培養液中の
生産された2KGAを回収する一方、微生物も回収し、
(3)回収した微生物を次の培養のための新しい液体培
地に接種し、(4)この培養と回収を少なくとも1回く
りかえすことを特徴とする2−ケト−L−グロン酸(以
後、2KGAと称す)の製造法に関する。
【0005】本発明は最初に2KGAを生産する能力を
持つ微生物を少なくとも一種以上培養し、生産された2
KGAを分離回収後、必要な活性を維持させたまま、2
回以上繰り返し使用する菌体反応を含む2KGAの改良
製造法に関する。ここで菌体反応とはあらかじめ所望の
生産能力を有する微生物を培養等で充分量得、基質と接
触させる反応でもよく、基質と接触させる際には菌体の
増殖を伴わなくてもよい。又通常の培養方法すなわち、
主培養培地に少量の種培養で得たシードを移植し、菌体
の増殖を伴って目的物を生成する方法であってもよい。
さらに詳しくは、醗酵を含む菌体反応を行うに際し培養
液もしくは菌体反応液から膜あるいは遠心分離機等の分
離手段を用いて培地固形分を含む菌体部分と2KGA等
最終目的物を含む水溶液部分に分離し、得られた菌体部
分を次の新しい培地を用いる醗酵もしくは菌体反応に繰
り返し使用する培養法に関するものである。この場合、
いったん反応を終わった反応液中から分離して得られた
生菌体を次の培地に接種するにあたっては、慣用法に従
って、生菌体と培地を接触させればよい。なお、本発明
において、「2KGAを最終生産物とする醗酵」を「2
KGA醗酵」と称することもあり「菌体反応」も含めて
「醗酵」又は「培養」と称することもあり、また、「菌
体反応液」も含めて「培養液」と称することもある。ま
た、「菌体を繰り返し使用する培養」を「リサイクル培
養」と称することもある。
【0006】本発明の方法は、幅広い基質と菌に適用で
きる。本方法の基質としては、糖又は糖アルコールが好
ましい。基質の例としてはL−ソルボース、D−グルコ
ース、D−ソルビトールがあげられる。L−ソルボース
がいくつかの菌を用いる本法の最も好ましい基質であ
る。本発明に用いる微生物は細菌が好ましい。さらに詳
しくはシュードグルコノバクター属、グルコノバクター
属、シュドモナス属、コリネバクテリウム属、アセトバ
クター属、エルビニア属細菌等が好ましい微生物として
挙げられる。本発明をさらに詳しく以下に説明する。本
発明において用いられるL−ソルボースから2KGAを
生産する能力を有する微生物としては、例えば公知のシ
ュードグルコノバクター属、グルコノバクター属、シュ
ドモナス属、コリネバクテリウム属、アセトバクター
属、2、5ージケトーD−グルコン酸還元酵素遺伝子を
組み込んだエルビニア属の微生物がある。勿論これらの
微生物に限らず、2KGAを生産する能力を有する微生
物であればどの様な微生物でも本発明に用いることがで
きる。L−ソルボースを基質とする醗酵では、シュード
グルコノバクター属とグルコノバクター属の菌が好まし
く用いられる。とりわけシュードグルコノバクター属の
菌がより好ましい。シュードグルコノバクター属の菌と
しては、例えばK591s(FERM BP−113
0)、12−5(FERM BP−1129)、TH1
4−86(FERMBP−1128)、12−15(F
ERM BP−1132)、12−4(FERM BP
−1131)、22−3(FERM BP−1133)
等の菌株があげられる。
【0007】また培地組成、培養温度などの醗酵条件
は、云うまでもなく用いる菌株に適するように調製すれ
ば良い。例えばシュードグルコノバクター属細菌を用い
る2KGA醗酵の例では、特開昭62ー228288号
に記載の培養法、培地組成、培養条件を用いることもで
きる。同特許出願に記載されているように、2KGA生
産能を持つ菌に対しその生育促進物質を供給する能力を
持つ別種の微生物の共存下で2KGA生産能を持つ微生
物の培養を行う場合(以後これを混合培養と称すことも
ある)に特に好適に本発明を適用することができる。混
合培養に用いられる共存別種微生物の例としてはバチラ
ス属、シュドモナス属、プロテウス属、シトロバクター
属、エンテロバクター属、エルウィニア属、キサントモ
ナス属、及びフラボバクテリウム属の微生物があげられ
る。
【0008】混合培養に用いられる共存別種微生物とし
ては、より具体的には、例えば以下のものがあげられ
る。 バチラス セレウス IFO 3131 バチラス リケニフォルミス IFO 12201 バチラス メガテリウム IFO 12108 バチラス プミルス IFO 12090 バチラス アミロリケファシエンス IFO 3022 バチラス サブチラス IFO 13719 バチラス サーキュランス IFO 3967 シュードモナス トリホリ IFO 12056 シュードモナス マルトフィリア IFO 12692 プロテウス インコスタンス IFO 12930 シトロバクター フレンディ IFO 13544 エンテロバクター クロアカエ IFO 3320 エルウィニア ハービコーラ IFO 12686 キサントモナス プシ IFO 13556 キサントモナス シトリ IFO 3835 フラボバクテリウム メニゴセプチィカム IFO 1
2535 この様な混合培養においては、バチラス属の菌を用いる
のがとりわけ好ましい。上記の微生物の共存下での混合
培養はグルコノバクター属の菌を用いた製造法にもまた
行われる。シュードグルコノバクター属の菌を使用する
場合、蔗糖、及び硫安/又は尿素を含む液体培地を用い
るのが好ましい。
【0009】本発明の培養手法は、使用する微生物、培
養目的に応じて適宜選択できるが例えば振盪培養、静置
培養あるいは通気撹拌培養法等の公知培養手段を採用す
ることができる。菌体回収の方法としては醗酵液中の菌
体を分離するために通常使用される装置を用いることが
でき、例えば中空糸膜濾過器、セラミック膜濾過器、遠
心分離機等が使用出来る。これらの装置は単数あるいは
複数でもよいし、2種類以上の装置の組合せでもよい。
遠心分離機を用いる場合は培養液を連続的に処理できる
いわゆる連続遠心分離機が好ましい。又、装置の一部又
は全部を無菌的に使用できるものが望ましい。これらの
装置は通常市販されているものをそのまま使用してもよ
いし、必要ならば一部改造して使用することもできる。
これらの装置の選択は培養液中の菌体量、固形分によっ
て適当なタイプのものが選ばれる。装置の能力と機数は
主に培養の液量によって決定される。菌体は25%以
上、好ましくは50から100%回収する。また、菌体
回収時の温度は通常、0℃から50℃、好ましくは5か
ら40℃で行うのがよい。菌体の繰り返し利用の回数は
菌体が2KGA生産の能力を有する限り何回も使用でき
る。シュードグルコノバクター属の菌を用いての2KG
A生産の場合は少なくても2回、通常4から5回以上繰
り返して使用することができる。
【0010】本発明の菌体反応を含む培養方法におい
て、生菌体の菌体反応活性、すなわち、目的物の生産活
性を長時間持続させるため、主培養培地に菌体反応の活
性維持補助物質を添加するのが好ましい。このような活
性維持補助物質として酵母エキス、乾燥酵母、および/
またはコーンスティープリカー(以下、CSLと称する
こともある。)などのような天然有機栄養物質を用いる
のが有効である。一方、1回目の主培養及び2回目以降
のリサイクル培養後の培養液中または反応液中に生成し
蓄積した目的生産物は、その性状を利用したそれ自体公
知の手段で分離精製することができる。例えば、ナトリ
ウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム等の塩とし
て分離してもよい。分離の方法としては目的を阻害しな
い限り、いかなるものでもよいが、例えば必要に応じて
反応液から濾過、遠心分離あるいは活性炭処理等を行っ
て、菌体と分離した後、この溶液をそのまま濃縮、析出
する結晶を濾取し、さらに再結晶させて目的物を取り出
す方法、樹脂吸着法、クロマトグラフィー法、塩析法な
どを単独で、あるいは適宜組み合わせ、また反復して利
用することもできる。生産物が遊離型でえられる場合は
これを適宜の方法によって、例えば、ナトリウム、カリ
ウム、カルシウム、アンモニウム等の塩にしてもよく、
また塩として得られる場合は、これを適当な方法によっ
て遊離型あるいは他の塩にかえてもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、菌体反応において菌体
をリサイクル使用するため1回毎の培養に種培養を必要
とせず、また主培養における菌の増殖に要する時間の短
縮、培地原料、培養廃棄物の削減がはかれる等、2KG
Aを工業的に製造する上でより経済的、効率的で有利な
方法が提供される。
【0012】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、云うまでもなくこれらの実施例は本発明を
限定するものではない。なお、2KGAの定量は、下記
に示す条件下で高速液体クロマトグラフィー法によって
行った。 高速液体クロマトグラフィー測定条件; カラム:SCR101H、7.9×300mm(島津製作
所製) 移動相:4mM硫酸 検出器:RI検出器 実施例1
【表1】
【表2】 種培地A (g/l) ───────────────────────── ラクトース 10 酵母エキス 10 コーンスティープリカー(CSL) 30 硫安 3 ───────────────────────── pH7.0
【0013】
【表3】
【表4】 醗酵培地 (g/l) ───────────────────────── CSL 20 硫酸第一鉄 1 硫安 3 ショ糖 0.5 リボフラビン 0.001 アクトコール(武田薬品工業製) 0.15 粗塩化希土(三菱化成社製) 0.1 ───────────────────────── pH7.0
【0014】
【表5】 リサイクル培地 (g/l) A B C D ────────────────────────────────── ショ糖 0.5 0.5 0.5 0.5 硫安 3 3 3 0.3 CSL(王子コーンスターチ社製) 4 4 3 尿素 1 乾燥酵母(仏ベル社製) 5 酵母エキス(独オーリー社製) 1 ────────────────────────────────── 〔表2〕に示す組成の種培地A20mlを200ml容三角
フラスコに入れ120℃、20分間滅菌した。これに
〔表1〕で示す組成の斜面培地で30℃、3日間生育さ
せたシュードグルコノバクター・サッカロケトゲネスK
591s株(IFO 14464、FERM BP−1
130;以下、単に酸化菌と称することもある)の菌体
を一白金耳植菌し、28℃で1日間振盪培養することに
よって第1種培養液を得た。同じく種培地A20mlを2
00ml容の三角フラスコ入れ滅菌した。これに第1種培
養液を1ml植菌し28℃、2日間振盪培養して第2種培
養液を得た。また〔表3〕に示す組成の種培地B20ml
を200ml容三角フラスコに入れ滅菌したものに〔表
1〕に示す組成の斜面培地で生育させたバチラス・メガ
テリウム(IFO 12108)の菌体を1白金耳植菌
して28℃、2日間振盪培養してバチラス・メガテリウ
ム(以下、単に混合菌と称することもある)の種培養液
を得た。
【0015】〔表4〕の成分からなる培地を2倍濃縮し
て調製し、この10mlを200ml容の三角フラスコに分
注し、120℃,20分間蒸気滅菌した。これにそれぞ
れ別滅菌した炭酸カルシウム(白石カルシュウム社製)
0.8g(5ml)、およびL−ソルボース2g(5ml)
を加え醗酵培地とした。これに上記した酸化菌の第二種
培養液2mlと混合菌の種培養液1mlを移植し30℃で振
盪培養した。醗酵開始後、28時間でL−ソルボースは
完全に消費された。この培養液中には1.76gの2K
GAが蓄積していた。この培養液を予め滅菌しておいた
遠沈管に無菌的に全量移し、冷却装置付ローター型小型
遠心分離機を用いて20℃で、3000rpm で10分間
遠心した。一方、上記〔表5〕のAからDの培地(以
下、リサイクル培地と称すこともある)10mlを200
ml容三角フラスコに入れて滅菌した。これに別滅菌した
L−ソルボース2g(5ml)と炭酸カルシュウム0.8
g(5ml)を加えた。これに遠心分離操作で得た菌体
(他の固形分も含む)を無菌的に全量接種した。これを
1回目と同じ条件で振盪培養した。(以下この培養をリ
サイクル培養と称す。) このようにしてリサイクル培養を3回繰り返し行った。
醗酵の終点はL−ソルボースがほぼ2KGAに変換され
た時点とした。各リサイクル培養の終了から次回の培養
開始までの時間は約1時間であった。各培養終了液中に
は1.7から1.8gの2KGAが含まれていた。各醗酵
に要した時間を〔表6〕に示した。
【表6】 時間(hr) 醗酵回数 A B C D 1回目 28 28 28 28 2回目 13 12 12 12 3回目 13 13 12 13 4回目 14 13 13 13
【0016】実施例2 混合菌を用いずに第1回目の醗酵を純粋培養で行った。
醗酵培地は第4表の成分に乾燥酵母5g/lを加えた。
他は実施例1と同様に実施した。第2回目以降は実施例
1と同様のリサイクル培地を用いてリサイクル培養を行
った。各醗酵に要した時間を〔表7〕に示した。各培養
終了液中には1.7から1.8gの2KGAが含まれてい
た。
【表7】 時間(hr) 醗酵回数 A B C D 1回目 30 30 30 30 2回目 15 13 12 13 3回目 16 13 13 12 4回目 16 14 13 13 実施例3 〔表2〕に示す組成の種培地A20mlを200ml容三角
フラスコに入れ120℃、20分間滅菌した。これに
〔表1〕で示す組成の斜面培地で30℃、3日間生育さ
せたシュードグルコノバクター・サッカロケトゲネスT
H14−86株(IFO 14466、FERM BP
−1128)の菌体を一白金耳植菌し、28℃で1日間
振盪培養することによって第一種培養液を得た。同じく
種培地A200mlを1l容の三角フラスコに入れ滅菌し
たものを2本用意し、これに第1種培養液を10mlずつ
植菌し28℃、2日間振盪培養して第2種培養液を得
た。〔表3〕の種培地B20mlを200ml容三角フラス
コに入れ滅菌したものに〔表1〕に示す組成の斜面培地
で生育させた混合菌の菌体を1白金耳植菌して28℃、
2日間振盪培養して混合菌の種培養液を得た。
【0017】CSL 60g、FeSO4 3g、硫安9
g、ビタミンB2 3mg、ショ糖1.5g、アクトコール
0.5g(武田薬品工業社製)を水道水で1660mlに
して、NaOHでpHを7に調整した後、滅菌して主醗
酵培地を得た。これに酸化菌の第2種培養液300mlと
混合菌の種培養液4mlを加え、さらに0.3gの塩化ラ
ンタンを10mlの水にとかして滅菌したものと別に無菌
的に調製したL−ソルボース30g(液量84ml)を加
えた。予め薬剤滅菌した中空糸膜濾過器(マイクローザ
PMP−102、旭化成社製)とペリスタリックポンプ
を、滅菌した5lジャーファーメンターに組み付けた。
これに上記の培地を入れ、温度32℃、撹拌800rp
m、通気0.5vvm の条件で醗酵を開始した。pHセンサ
ーと連動したペリスタルティックポンプによって、10
N−NaOH水溶液を自動的に添加することによって培
養液のpHを6.2に維持した。さらに270gのL−
ソルボースを水道水にとかして760mlにしたものを無
菌的に調製し、培養液中のL−ソルボース濃度が10〜
30mg/ml前後になるようにこれを連続的に添加した。
その結果、合計300gのL−ソルボースが18時間で
全て酸化され、283.4gの2KGAが培養液中に蓄
積した。L−ソルボースが完全に消費された時点で醗酵
を止め、直ちに上記の濾過器の運転を開始した。2KG
Aを含む濾過液2700mlは系外に除かれ、醗酵槽内の
菌体部分の液量が300mlになった時点で運転を終了し
た。予め滅菌されたリサイクル培地D3000ml分(液
量1680ml)と、別に滅菌されたL−ソルボース30
g(液量84ml)を上記醗酵槽に入れた。1回目の醗酵
と同じ条件で2回目の醗酵を開始した。1回目と同様に
270gのL−ソルボースを760mlの水道水に溶解、
無菌的に調製したものを1回目と同様に添加した。この
ようにして醗酵を10回まで繰り返した。濾過操作時間
を含む培養終了から次の培養開始までの所要時間はいず
れも1時間以内であった。各醗酵の所要時間と2KGA
蓄積量をまとめて〔表8〕に示す。
【0018】
【表8】 醗酵回数 所要時間(hr) 2KGA蓄積量(g) 1 18 274.5 2 11.5 290.7 3 10.5 298.2 4 10.5 291.9 5 11 297.6 6 12.5 288.9 7 14 272.6 8 15 286.8 9 16 285.0 10 16 271.8
【0019】実施例4 〔表1〕の斜面培地に28℃、2日間生育させたバチル
ス・メガテリウム(IFO 12108)の菌体を10
mlの滅菌水に懸濁し、その全量を〔表3〕の種培地50
0mlを含む2l容の坂口フラスコに植菌し、28℃で2
日間振盪培養して混合菌の種培養液とした。〔表3〕に
示した培地(pH7.0)30Lを50L容醗酵槽に仕
込み125℃で20分間蒸気滅菌した。この醗酵槽にバ
チルス・メガテリウムの種培養液500mlを移植し、撹
拌200rpm、通気24N−l/min、内圧 1.0kg/c
m2G、28℃の条件下で4日間培養した。得られた培養
液を120℃,20分間蒸気滅菌して冷所に保存し、バ
チルス・メガテリウムの滅菌培養物(これをメガブロス
と称することもある)として、培地の一成分として使用
した。〔表2〕の種培養培地500mlを2l容の坂口フ
ラスコに分注し、120℃、20分間蒸気滅菌した。
〔表1〕に示す斜面培地に28℃で3日間生育させたシ
ュードグルコノバクター・サッカロケトゲネスTH14
−86株の菌体1斜面分を上記坂口フラスコに植菌し、
30℃で2日間振盪培養した。得られた培養液を、D−
グルコース2.0%,メガブロス3.0(V/V)%,C
SL 1.0%,酵母エキス 0.5%,ペプトン 0.1
%,硫安 0.3%,および炭酸カルシウム(白石カルシ
ウム社製)2.0%からなる種培地30lを入れて滅菌
した50L容醗酵槽に移植し、32℃、攪拌150rp
m、通気15N−l/min、内圧 1.0kg/cm2Gの条件
で48時間培養してTH14−86株の第2種培養液を
得た。一方、〔表3〕の種培地500mlを2l容坂口フ
ラスコに分注し120℃、20分蒸気滅菌した。〔表
1〕の斜面培地で生育させた混合菌バチルス・メガテリ
ウム(IFO 12108)の菌体をこれに移植した。
これを28℃で48時間振盪培養して混合菌の種培養液
を得た。〔表4〕に示した醗酵培地140 L分(液量8
0 L)を水にとかして200 L容醗酵槽に仕込み125
℃、20分蒸気滅菌した後、別に無菌的に調整したL−
ソルボース2kg(液量5 L)と上記で得られた酸化菌の
第2種培養液14 L、混合菌の種培養液500mLを醗酵
槽に仕込み液量を100 Lとした。
【0020】攪拌120rpm,通気70N− L/min,内
圧 1.0kg/cm2G,32℃の条件で醗酵を開始し
た。別に無菌的に調製したL−ソルボース12kgを含む
水溶液30 Lを6時間目から醗酵槽内の培養液中のL−
ソルボース濃度が10から30mg/mlの範囲になるよう
に連続的に添加した。また、30%NaOH水溶液を添
加して培養液のpHを6.2に制御した。醗酵開始後、
16時間でL−ソルボースが完全に消費され13.09k
gの2KGAが蓄積された。醗酵を停止後、醗酵槽に予
め薬剤滅菌して設置しておいた中空糸膜濾過器PMV−
302(旭化成社製)で培養液を濾過し、菌体部分を1
4 Lまで濃縮した。2KGAを含む濾過液は系外へ除か
れ、濃縮された菌体は再び醗酵槽へ戻された。別に滅菌
されたリサイクル培地A140 L分(液量80 L)と別
に滅菌調製されたL−ソルボース5Lが醗酵槽に仕込ま
れ、1回目の醗酵と同じ条件下で2回目の醗酵が開始さ
れた。12kgのL−ソルボース2kg(液量5 L)の水
溶液30 Lが醗酵開始時から連続添加された。このこの
ようにして醗酵が4回繰り返された。それぞれの醗酵所
要時間と蓄積した2KGA量を〔表9〕に示した。
【表9】 醗酵回数 時間(hr) 2KGA(kg) 1回目 16 13.0 2回目 12 13.8 3回目 10 13.7 4回目 11 14.0
【0021】実施例5 実施例4のリサイクル培地をC培地にし、濾過器をセラ
ミック膜モノリス型(日本碍子社製)に替えて同様に醗
酵を行った。各醗酵の所要時間2KGA蓄積量を〔表1
0〕に示す。
【表10】 醗酵回数 時間(hr) 2KGA(kg) 1回目 16 12.7 2回目 11 13.7 3回目 12 14.1 4回目 13 14.0 実施例6 実施例4のリサイクル培地をDにし、濾過器を連続遠心
機BTPX205(アルファラバル社製)に替えて醗酵
を行った。醗酵所要時間と蓄積した2KGA量を〔表1
1〕に示した。
【表11】 醗酵回数 時間(hr) 2KGA(kg) 1回目 16 13.1 2回目 11 14.4 3回目 10 14.0 4回目 12 14.3
【0022】実施例7 実施例1の第1回目の培養液の25%、50%、75
%、100%の液量を遠心分離しリサイクル培養に用い
た。リサイクル培地はD培地を用いた。その他は実施例
1と同様に行った。醗酵を4回目まで繰り返し、醗酵終
了時間の結果を〔表12〕に示した。
【表12】 終了時間(hr) 醗酵回数 25% 50% 75% 100% 1回目 28 28 28 28 2回目 22 16 12 13 3回目 22 16 12 12 4回目 23 18 13 12
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:01 1:11)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)L−ソルボースから2−ケト−L−
    グロン酸(以後、2KGAと称す)を生産する能力を有
    する微生物を2KGAを生産するための基質を含む液体
    培地中で培養し、(2)培養液中の生産された2KGA
    を回収する一方、微生物も回収し、(3)回収した微生
    物を次の培養のための新しい液体培地に接種し、(4)
    この培養と回収を少なくとも1回くりかえすことを特徴
    とする2KGAの製造法。
  2. 【請求項2】L−ソルボースから2KGAを生産する能
    力を有する微生物がシュードグルコノバクター属、グル
    コノバクター属、シュードモナス属、コリネバクテリウ
    ム属、アセトバクター属、またはエルビニア属の微生物
    である請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】L−ソルボースから2KGAを生産する能
    力を有する微生物がシュードグルコノバクター属、また
    はグルコノバクター属の微生物である請求項1記載の製
    造法。
  4. 【請求項4】L−ソルボースから2KGAを生産する能
    力を有する微生物がシュードグルコノバクター属の微生
    物である請求項1記載の製造法。
  5. 【請求項5】L−ソルボースから2KGAを生産する能
    力を有する微生物がシュードグルコノバクター サッカ
    ロケトゲネス K591s(FERM BP−113
    0),シュードグルコノバクター サッカロケトゲネス
    TH14ー86(FERM BPー1128),シュ
    ードグルコノバクター サッカロケトゲネス12−5
    (FERM BP−1129),シュードグルコノバク
    ター サッカロケトゲネス 12−15(FERM B
    P−1132),シュードグルコノバクター サッカロ
    ケトゲネス 12−4(FERM BP−1131 ),
    及びシュードグルコノバクター サッカロケトゲネス
    22−3(FERM BP−1133)から選ばれる請
    求項4記載の製造法。
  6. 【請求項6】L−ソルボースから2KGAを生産する能
    力を有する微生物に、その生育促進物質を供給する能力
    を持つ別種の微生物の共存下で培養する請求項3記載の
    製造法。
  7. 【請求項7】L−ソルボースから2KGAを生産する能
    力を有する微生物に、その生育促進物質を供給する能力
    を持つ共存別種微生物がバチラス属、シュドモナス属、
    プロテウス属、シトロバクター属、エンテロバクター
    属、エルウィニア属、キサントモナス属、又はフラボバ
    クテリウム属の微生物である請求項3記載の製造法。
  8. 【請求項8】L−ソルボースから2KGAを生産する能
    力を有する微生物に、その生育促進物質を供給する能力
    を持つ共存別種微生物がバチラス セレウス IFO
    3131,バチラス リケニフォルミス IFO 12
    201,バチラスメガテリウム IFO 12108,
    バチラス プミルス IFO 12090,バチラス
    アミロリケファシエンス IFO 3022,バチラス
    サブチラス IFO 13719,バチラス サーキ
    ュランス IFO 3967,シュードモナス トリホ
    リ IFO 12056,シュードモナス マルトフィ
    リア IFO 12692,プロテウス インコスタン
    ス IFO 12930,シトロバクター フレンディ
    IFO 13544,エンテロバクター クロアカエ
    IFO 3320,エルウィニア ハービコーラ I
    FO 12686,キサントモナス ピシ IFO 1
    3556,キサントモナス シトリ IFO 3835
    又はフラボバクテリウム メニゴセプチィカム IFO
    12535である請求項3記載の製造法。
JP31438394A 1993-12-24 1994-12-19 2−ケト−l−グロン酸の改良製造法 Pending JPH07227292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31438394A JPH07227292A (ja) 1993-12-24 1994-12-19 2−ケト−l−グロン酸の改良製造法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32839293 1993-12-24
JP5-328392 1993-12-24
JP31438394A JPH07227292A (ja) 1993-12-24 1994-12-19 2−ケト−l−グロン酸の改良製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07227292A true JPH07227292A (ja) 1995-08-29

Family

ID=26567922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31438394A Pending JPH07227292A (ja) 1993-12-24 1994-12-19 2−ケト−l−グロン酸の改良製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07227292A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5312741A (en) Process for producing 2-keto-L-gulonic acid
USRE30872E (en) Process for producing 2-keto-L-gulonic acid
JPH067157A (ja) シュードグルコノバクター属酸化菌
US3998697A (en) Process for preparing 2-keto-L-gulonic acid
EP0046284B1 (en) Method for preparing 2,5-diketo-d-gluconic acid and microorganisms for carrying out the method
US3959076A (en) Process for producing 2-keto-L-gulonic acid
US4738924A (en) Method for the production of 6-hydroxynicotinic acid
US3963574A (en) Process for producing 2-keto-L-gulonic acid
US4933289A (en) Biologically pure cultures of Pseudomonas sorbosoxidans useful for producing 2-keto-L-gulonic acid
US4892823A (en) Method for producing 2-keto-L-gulonic acid
EP0384534B1 (en) A process for the fermentative oxidation of reducing disaccharides
US5705373A (en) Production of 2-keto-L-gulonic acid using pseudogluconobacter saccharoketogenes with recycling
JPH1175885A (ja) 2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸カルシウム塩の製造方法
KR20000070226A (ko) 발효 공정을 사용한 산화물의 제조 방법
US4904588A (en) Method for producing L-sorbose
JPH07227292A (ja) 2−ケト−l−グロン酸の改良製造法
JP2579595B2 (ja) 新規微生物および該微生物を用いた2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法
EP0745681B1 (en) Optical resolution of chlorohydrin with microorganism
US7091013B2 (en) Process for the manufacture of 2-keto-L-gulonic acid
JPH05336979A (ja) パラヒドロキシ安息香酸の製造方法
WO1992018637A1 (en) Method for the production of d-gluconic acid
JP2884119B2 (ja) ベンゼンジカルボン酸モノエステルまたはその誘導体の製造方法
JPH067179A (ja) 光学活性マンデル酸の製造方法
CA1133408A (en) Destruction by fermentation of 2-ketogluconate in the presence of 2-ketogulonate
JPH0728750B2 (ja) 微生物によるピラジン酸の水酸化物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20041019

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02