JPH07226979A - 遠隔操作装置 - Google Patents

遠隔操作装置

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JPH07226979A
JPH07226979A JP1563594A JP1563594A JPH07226979A JP H07226979 A JPH07226979 A JP H07226979A JP 1563594 A JP1563594 A JP 1563594A JP 1563594 A JP1563594 A JP 1563594A JP H07226979 A JPH07226979 A JP H07226979A
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JP
Japan
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random number
identification code
code
signal
side identification
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JP1563594A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yoneda
勉 米田
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Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動スイッチの操作状態を取り入れることに
より、不規則な乱数を発生させ、この乱数によって識別
コード信号を暗号化し、防盗性を高める。 【構成】 計時用カウンタ20は手動スイッチ7の操作
時間をパルス数として計測し、この計数値の最下位の桁
の内容が乱数Rとして設定される。そして、転置部23
が、前回の乱数Rn-1に基づいて送信側識別コードID1
とカウンタ値CVとを並べ替えて暗号化すると、この暗
号化信号を含む操作信号が送信部6から送出される。一
方、受信機12では、操作信号を受信すると、乱数識別
部27によって乱数Rn-1を識別し、逆転置部28によ
って元の順序に並べ直す。これにより抽出された送信側
識別コードID1と受信側識別コードID2とが一致し、
かつカウンタ値CVが前回のカウンタ値CVn-1よりも
大きい場合に、ドアロック機構17に制御信号が出力さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用ドアロ
ックを遠隔操作するのに用いて好適な遠隔操作装置に関
し、特に、識別コードの照合により操作の可否を判定す
る遠隔操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】送信機と受信機とを備えた遠隔操作装置
としては、例えばテレビジョン受像機やエアコンディシ
ョナ等の家庭電気製品用リモートコントローラの他、自
動車用ドアロックのキーレスシステム等が従来より広く
知られている。これら各種装置のうち、特に、自動車は
窃盗等の不正行為の対象になり易いため、正当な所有者
等が持つキーとしての送信機と自動車のドアロック機構
に接続して取り付けられる受信機とに、車両毎に異なる
特有の識別コードを与え、両コードが一致したときにの
みドアロックを解錠ないし施錠するようになっている。
【0003】しかし、プログラマブルリモートコントロ
ーラを用いれば、第三者が送信機からの信号を傍受等し
て簡単に複製することができるため、単に、送信機の識
別コードと受信機の識別コードとを照合するだけでは、
不正使用や盗難等を防止することができない。
【0004】そこで、かかる問題を解決すべく、例えば
特開平2−288593号公報等には、内部クロックに
より経時変化するタイマコードと識別コードとを用い、
これらタイマコードと識別コードの双方がそれぞれ受信
機側のタイマコード及び識別コードと一致した場合にの
み、解錠等するようにした技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に記載された装置では、内部クロックにより時々刻々
と変化するタイマコードを用いて防盗性を高めんとする
ものの、本質的にその経時変化には規則性があるため、
プログラマブルリモートコントローラによって送信信号
を複数回モニタすれば、識別コードを解読されてしま
う。
【0006】一方、特別な乱数発生器やCPUによる演
算によって乱数を生成し、この乱数毎に設定された「並
べ替え」に従って識別コードを暗号化する技術も考えら
れるが、いずれにしても規則性を完全に排除し得ないた
め、不確実性を備えた乱数を得るのが困難であり、悪意
の者による識別コードの解読を排除できないおそれがあ
る。
【0007】また、乱数発生器を送信機側に内蔵した場
合には、装置全体が複雑化、大型化して、使い勝手の低
下やコストの増大を招来する。一方、CPUによる乱数
演算を用いる場合は、演算に長時間を要するため、使い
勝手が大幅に低下する。
【0008】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
すべく、送信機の外部から不確実要素を取り入れて乱数
を生成し、この乱数を用いて識別コードを暗号化するこ
とにより、不正使用や盗難等を未然に防止することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
べく、本発明は、装置の使用に際して外部から必ず操作
される送信機の手動スイッチに着目し、この手動スイッ
チの操作状態から不確実要素を取り入れて、識別コード
の暗号化に必要な乱数を得る構成とした。すなわち、本
発明に係る遠隔操作装置の構成は、手動スイッチを操作
することにより送信側識別コードを含む操作信号を送信
する送信機と、この送信機から送られた操作信号中の送
信側識別コードと受信側識別コードとを照合して制御対
象への制御信号を出力する受信機とからなる遠隔操作装
置において、前記送信機は、手動スイッチの操作状態に
応じて乱数を生成する乱数生成手段と、該乱数生成手段
の乱数により定まる所定の順序で送信側識別コードを並
べ替えて暗号化信号を形成する暗号化手段と、この暗号
化信号を含む操作信号を送信する送信手段とを備え、前
記受信機は、操作信号を受信する受信手段と、この操作
信号中の暗号化信号から前記乱数に基づいて送信側識別
コードを識別する暗号解読手段と、この解読された送信
側識別コードと受信側識別コードとを比較し、両コード
が一致したときに制御信号を出力する判定手段とを備え
たことを特徴としている。
【0010】また、請求項2の構成では、手動スイッチ
を操作することにより送信側識別コードを含む操作信号
を送信する送信機と、この送信機から送られた操作信号
中の送信側識別コードと受信側識別コードとを照合して
制御対象への制御信号を出力する受信機とからなる遠隔
操作装置において、前記送信機は、手動スイッチの操作
状態に応じて乱数を生成する乱数生成手段と、送信毎に
歩進する送信側カウンタコードを発生するカウンタコー
ド発生手段と、前記乱数生成手段の乱数により定まる所
定の順序で送信側識別コードと送信側カウンタコードと
を並べ替えて暗号化信号を形成する暗号化手段と、この
暗号化信号を含む操作信号を送信する送信手段とを備
え、前記受信機は、操作信号を受信する受信手段と、こ
の操作信号中の暗号化信号から前記乱数に基づいて送信
側識別コードと送信側カウンタコードとを識別する暗号
解読手段と、この解読された送信側識別コード及び送信
側カウンタコードと受信側識別コード及び受信側カウン
タコードとをそれぞれ比較し、送信側識別コードと受信
側識別コードとが一致し、かつ送信側カウンタコードが
受信側カウンタコードに適合したときに制御信号を出力
する判定手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】さらに、請求項3の構成では、手動スイッ
チを操作することにより送信側識別コードを含む操作信
号を送信する送信機と、この送信機から送られた操作信
号中の送信側識別コードと受信側識別コードとを照合し
て制御対象への制御信号を出力する受信機とからなる遠
隔操作装置において、前記送信機は、手動スイッチの操
作状態に応じて乱数を生成する乱数生成手段と、経時変
化する送信側タイマコードを発生するタイマコード発生
手段と、前記乱数生成手段の乱数により定まる所定の順
序で送信側識別コードと送信側タイマコードとを並べ替
えて暗号化信号を形成する暗号化手段と、この暗号化信
号を含む操作信号を送信する送信手段とを備え、前記受
信機は、操作信号を受信する受信手段と、この操作信号
中の暗号化信号から前記乱数に基づいて送信側識別コー
ドと送信側タイマコードとを識別する暗号解読手段と、
この解読された送信側識別コード及び送信側タイマコー
ドと受信側識別コード及び受信側タイマコードとをそれ
ぞれ比較し、送信側識別コードと受信側識別コードとが
一致し、かつ送信側タイマコードが受信側タイマコード
に適合したときに制御信号を出力する判定手段とを備え
たことを特徴としている。
【0012】より具体的には、前記乱数生成手段を、手
動スイッチの操作時間を計時する計時手段と、この計時
値に基づいて乱数を設定する乱数設定手段とから構成す
るのが好ましい。
【0013】また、前記乱数生成手段を、所定のパルス
を発生するパルス発生手段と、手動スイッチの操作が開
始されてから操作が終了するまでの操作時間中に発生し
たパルス数を計数する計数手段と、この計数値に基づい
て乱数を設定する乱数設定手段とから構成してもよい。
【0014】さらに、前記暗号化手段は、手動スイッチ
を前回操作したときに乱数生成手段が生成した乱数によ
り定まる所定の順序で暗号化信号を形成する構成とする
のが好ましい。
【0015】
【作用】遠隔の制御対象を制御しようとする場合は、必
ず送信機の手動スイッチが操作され、この手動スイッチ
の操作状態は毎回微妙に異なる。従って、手動スイッチ
の操作状態に応じて乱数を生成すれば、不確実性を備え
た乱数が得られ、この乱数によって送信側識別コードを
暗号化すれば、識別コードの解読が事実上困難になり、
防盗性を高めることができる。
【0016】また、請求項2の構成によれば、手動スイ
ッチの操作状態に応じて生成された乱数によって、送信
毎に歩進する送信側カウンタコードと送信側識別コード
とを暗号化し、これら送信側識別コードと受信側識別コ
ードとが一致し、かつ送信側カウンタコードが受信側カ
ウンタコードに適合したときにのみ制御信号を出力する
ため、第三者が、送信機からの操作信号全体を複製した
場合でも、識別コードの解読が事実上困難となる上に、
送信側カウンタコードと受信側カウンタコードとが適合
しない限り、受信機から制御信号を出力させることがで
きず、防盗性が向上する。
【0017】さらに、請求項3の構成によれば、前記カ
ウンタコードに替えて、経時変化するタイマコードを用
い、送信側識別コードと共に暗号化するため、識別コー
ドの解読が事実上困難で、防盗性が向上する。
【0018】また、請求項4の構成によれば、毎回微妙
に異なる手動スイッチの操作時間を計時し、この計時値
に基づいて乱数を設定するため、乱数演算等により生成
される疑似乱数とは異なり、不確実性を備えた乱数を得
ることができる。
【0019】さらに、請求項5の構成によれば、手動ス
イッチの操作時間中に発生したパルス数を計数し、この
計数値に基づいて乱数を設定するため、不確実性を備え
た乱数を得ることができる。
【0020】また、請求項6の構成によれば、手動スイ
ッチを前回操作したときに生成された乱数によって暗号
化信号を形成するため、手動スイッチを操作してから操
作信号を送信するまでの時間を短縮することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図10に基づ
いて自動車用ドアロックのキーレスシステムに用いた場
合を例に挙げて説明する。
【0022】まず、図1は本発明の第1の実施例に係る
遠隔操作装置を自動車に用いた場合の外観構成図であっ
て、自動車1の前後には前部ドア2と後部ドア3とがそ
れぞれ2個ずつ開閉可能に設けられ、各ドア2,3はア
ウトサイドハンドル2A,3Aとインサイドハンドル
(図示せず)とを備えている。正当な所有者等が所持す
るキーとしての送信機4は、短寸な略平板状のケーシン
グ5と、このケーシング5の前部に設けられた送信手段
としての送信部6と、ケーシング5の略中央部に配設さ
れた短寸な押しボタンスイッチあるいはメンブレンスイ
ッチ(シートスイッチ)からなる手動スイッチ7と、図
2に示す如く、ケーシング5内に収容されたマイクロコ
ンピュータシステムからなる送信側制御部8等とを備え
て大略構成されている。なお、図中に示す7Aは手動ス
イッチ7の作動状態を表示するLEDランプである。
【0023】また、この送信側制御部8には、例えばE
EPROM等から形成された送信側メモリ9と、水晶振
動子10を備えた図示せぬ発振器とが設けられ、例えば
リチウム電池等からなる電源11からの給電を受けるよ
うになっている。なお、電源11としては、交換が容易
で小型である等からリチウム電池が好ましいが、これに
限らず、アルカリ電池、マンガン電池等を用いてもよ
い。
【0024】一方、自動車1側には受信機12が設けら
れている。この受信機12は、例えばアウトサイドハン
ドル2Aの下側に取り付けられた受信手段としての受信
部13と、図2に示す如く、マイクロコンピュータシス
テムからなる受信側制御部14とを備えて大略構成され
ている。
【0025】また、この受信側制御部14には、送信側
制御部8と同様に、例えばEEPROMやOTPROM
等から形成された受信側メモリ15と、水晶振動子16
を備えた発振回路(図示せず)と、制御対象としてのド
アロック機構17が施錠状態か否かを検出するマイクロ
スイッチ等からなる状態検出スイッチ18とが設けら
れ、バッテリ電源19から給電を受けるようになってい
る。なお、操作信号を赤外線として送出する場合には、
指向性等の観点より受信部13をアウトサイドハンドル
2Aの近傍に取り付けるのが好ましいが、これに限ら
ず、自動車1のルーフパネル外側等の他の箇所に取り付
けてもよい。また、操作信号に電磁波を用いる場合に
は、ドア2やバンパ等に受信側アンテナを設けてもよ
い。一方、状態検出スイッチ18としては、機械式に接
点を開閉するマイクロスイッチ(リミットスイッチ)に
限らず、金属片や磁気片を検出する近接スイッチ、ある
いは光電スイッチ等も用いることができる。
【0026】次に、上述した送信機4及び受信機12の
具体的構成を図3に示すブロック構成図に基づいて詳細
に説明する。
【0027】すなわち、送信機4では、手動スイッチ7
がオン操作されると、計数手段としての計時用カウンタ
20が作動し、この計時用カウンタ20は、手動スイッ
チ7がオフ操作されるまでの間に発生する所定周期のパ
ルス数をカウントする。
【0028】ここで、図4に示す如く、ドアロックを解
除あるいは施錠するにあたって、手動スイッチ7がオン
操作される時間は、操作者(所有者)の年齢、性別、性
格、体調、忙しさ等の種々の要因によって毎回微妙に変
化し、例えば約0.5秒間程度、操作する場合が多い。
【0029】また、図4中の最小操作時間tminは、手
動スイッチ7の応答速度等によって定まるもので、例え
ば約10ms程度である。従って、図5に示す如く、4
ビット単位で構成された複数の桁20A1〜20Anを備
えた計時用カウンタ20は、最小操作時間tminだけ手
動スイッチ7が操作された場合でも、その最下位の桁2
0A1が複数回オーバーフローするように、各桁を構成
するビット数(本実施例では4ビット)とパルスの発生
周期とがそれぞれ設定されている。
【0030】換言すれば、この計時用カウンタ20は、
例えば1μs程度のCPUの内部クロックに応じて連続
的に発生するパルスを、最下位の桁20A1から順次カ
ウントしていく。そして、この最下位の桁20A1
「1111」に達してオーバーフローすると、初めて次
の桁20A2が「0000」から「0001」に変化
し、この桁20A2がやがて「1111」に達してオー
バーフローすると、さらに上位の桁20A3に桁が上が
るという具合に順次桁上がりが行われる。
【0031】従って、本実施例では、計時用カウンタ2
0の各桁20A1〜20Anを4ビットで構成し、パルス
の発生周期をCPUの内部クロックたる1μsに設定し
たため、最下位の桁20A1は16μs毎にオーバーフ
ローし、10ms程度の最小操作時間tminでも、約6
00回程度はオーバーフローして、不規則性を確保する
ようになっている。なお、内部クロックに替えて別体の
パルス発生器を用い、パルスの発生周期を例えば10μ
s〜5ms等の他の値に設定してもよく、各桁の構成ビ
ットを8ビット等の他のビット数に設定してもよい。
【0032】次に、乱数設定手段としての乱数設定部2
1は、この計時用カウンタ20でカウントされた計数値
に基づいて乱数Rを設定し、この乱数Rは送信側メモリ
9の一部を構成する乱数メモリ22(図中では「Rメモ
リ」と略記する)に記憶される。ここで、具体的には、
図5に示す如く、乱数設定部21によって最下位の桁2
0A1の値が乱数Rとして選択され、この値(実施例で
は「0011」)が乱数Rとして記憶される。
【0033】そして、暗号化手段としての転置部23
は、送信側メモリ9の一部を構成する識別コードメモリ
24(図中では「IDメモリ」と略記する)に記憶され
た送信側識別コードID1と、カウンタコード発生手段
としてのコード用カウンタ25により送信回数毎に歩進
して生成された送信側カウンタコードとしてのカウント
値CVとを読み出すと共に、さらに、乱数メモリ22か
ら前回の手動スイッチ7操作時に生成された乱数Rn-1
を読み出す。
【0034】次に、転置部23は、送信側識別コードI
1とカウント値CVとを、送信側メモリ9に記憶され
た乱数マップとしての乱数表26に従い、前回の乱数R
n-1により定まる所定の順序でランダムに並べ替え、こ
れに乱数Rn-1を加えて暗号化信号を形成する。
【0035】すなわち、図6に示す如く、例えば送信側
識別コードID1をI1〜I5の5つのキャラクタで構成
し、カウント値CVをC1〜C4の4つのキャラクタで構
成した場合、送信側識別コードID1とカウンタ値CV
とを順序よく並べるのではなく、乱数毎に設定された所
定の並べ替え(乱数表)に従って、各キャラクタI1
5とC1〜C4とをランダムに並べ替え、最後に乱数R
(Rn-1)を付加するのである。なお、この並べ替え
は、キャラクタ単位に限らず、ビット単位で行ってもよ
い。また、乱数Rの位置も最後に限らず、最初でも中間
でもよく、あるいはビット単位に分散してもよい。さら
に、送信側識別コードID1とカウンタ値CVのキャラ
クタ数は実施例に限らず、防盗性や操作時間等を考慮し
て適宜設定することができる。
【0036】そして、この暗号化信号を含んだ操作信号
は、送信部6によって外部に送出される。また、送信部
6による送信の有無はコード用カウンタ25に入力さ
れ、これによりコード用カウンタ25のカウント値CV
が歩進する。なお、このカウンタ値CVの上限は、自動
車1の使用期間中におけるドアの総開閉回数や手動スイ
ッチ7の耐久性等を考慮して設定されるもので、本実施
例では10進数で「9999」の値にしているが、これ
に限らず、例えば50000〜100000の値に適宜
設定することもできる。
【0037】一方、受信機12側では、送信機4から送
信された操作信号を受信部13が受信すると、乱数識別
部27は、この操作信号中の暗号化信号から乱数Rn-1
を識別し、これら乱数Rn-1と暗号化信号とを、該乱数
識別部27と共に暗号解読手段を構成する逆転置部28
に出力する。次に、この逆転置部28では、受信側メモ
リ15に記憶された乱数マップとしての乱数表29に従
い、乱数Rn-1に応じて暗号化信号を元の順序に並べ直
し、送信側識別コードID1とカウンタ値CVとに分離
する。従って、送信機4の乱数表26と受信機12の乱
数表29とは同一内容である。
【0038】そして、この暗号化信号から分離抽出され
た送信側識別コードID1は、識別コード比較部30
(図中では「ID比較部」と略記する)に送られ、この
識別コード比較部30により、受信側メモリ15の一部
を構成する識別コードメモリ31に記憶された受信側識
別コードID2と比較される。
【0039】一方、カウンタ値CVは、受信側メモリ1
5の一部を構成するカウンタ値メモリ32(図中では
「CVメモリ」と略記する)に記憶されると共に、カウ
ンタ値比較部33(図中では「CV比較部」と略記す
る)にも送り込まれ、このカウンタ値比較部33によっ
て、カウンタ値メモリ32に記憶された受信側カウンタ
コードたる前回のカウンタ値CVn-1と比較される。
【0040】そして、識別コード比較部30の比較結果
とカウンタ値比較部33の比較結果とは、両比較部3
0,33と共に判定手段を構成するアンドゲート34に
出力されるようになっている。
【0041】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、図7のフローチャートを参照しつつ送信機4によ
る送信処理を説明すると、まず、ステップ1(図中では
以下「S1」等と略記する)では、手動スイッチ7の出
力信号を読み込み、手動スイッチ7がオン操作されたか
否かを判定する。
【0042】そして、手動スイッチ7がオン操作される
と、ステップ2に移って計時用カウンタ20を作動さ
せ、CPUの内部クロックに応じて連続的に発生するパ
ルスをカウントする。
【0043】次に、ステップ3では、乱数メモリ22か
ら前回生成された乱数Rn-1を読み出し、ステップ4で
は、識別コードメモリ24から送信側識別コードID1
を読み出し、さらにステップ5では、コード用カウンタ
25からカウント値CVを読み出す。
【0044】そして、ステップ6では、これら送信側識
別コードID1とカウンタ値CVとを、図6に示す如
く、乱数表26から読み出された乱数Rn-1に応じた所
定の並べ替えに従って転置することにより暗号化信号を
形成する。次に、ステップ7では、この暗号化信号に乱
数Rn-1を付加し、ステップ8では、送信部6を介して
外部に送信する。なお、この送信部6による操作信号の
送信は1回に限らず、複数回行ってもよい。
【0045】そして、ステップ9では、手動スイッチ7
のオン操作が終了するまで監視し、手動スイッチ7がオ
フ操作されると、ステップ10では、計時用カウンタ2
0のカウントを停止する。次に、ステップ11では、図
5に示す如く、計時用カウンタ20の最下位の桁20A
1の値を乱数Rとして選択し、ステップ12では、この
乱数Rを次回の暗号化処理に用いるべく、乱数メモリ2
2に記憶して送信処理を終了する。なお、本実施例で
は、手動スイッチ7がオン操作されてから前回の乱数R
n-1に基づいて暗号化信号を形成しているが、ステップ
11で乱数Rが設定された時点で、次回の送信に備えて
暗号化信号を形成してもよく、この場合には、ドアロッ
クの解錠、施錠を一層速やかに行うことができる。
【0046】次に、図8に示すフローチャートを参照し
つつ受信機12による受信処理について説明する。
【0047】まず、ステップ21では、送信機4からの
操作信号の受信を完了したか否かを判定し、操作信号の
受信が終了した場合には、ステップ22によって、エラ
ーフラグFがセットされているか否かを判定する。この
ステップ22で「NO」と判定したときは、後述するス
テップ28によって不正使用等に起因するエラーフラグ
Fがセットされた場合であるから、図示しないステップ
によって例えば1分間程度の時間待ちを行い、入力(受
信の受付)を禁止する。すなわち、入力禁止時間は、不
正行為の発覚する機会が増大するように設定される。な
お、1回の受信のみで入力を禁止するのではなく、複数
回連続してエラーフラグFが検出された場合に、入力を
禁止する構成としてもよい。
【0048】次に、ステップ23では、乱数識別部27
によって操作信号中の乱数Rn-1が識別され、ステップ
24では、この識別された乱数Rn-1に基づいて乱数表
29を読み出し、暗号化信号を元通りの順序に並べ直す
という逆転置を行う。
【0049】そして、次のステップ25では、識別コー
ドメモリ31から受信側識別コードID2を読み出すと
共に、カウンタ値メモリ32から前回のカウンタ値CV
n-1を読み出す。
【0050】これにより、ステップ26では、送信側識
別コードID1と受信側識別コードID2とが一致するか
否かを判定する。一方、ステップ27では、今回受信し
た暗号化信号中のカウンタ値CVが前回受信したときの
カウンタ値CVn-1に適合しているか否か、すなわち今
回のカウンタ値CVが前回のカウンタ値CVn-1を上回
っているか否かを判定する。
【0051】これらステップ26,27で「NO」と判
定したときは、両識別コードID1,ID2が不一致であ
るか、カウンタ値CVが増大していない場合であるた
め、ステップ28に移ってエラーフラグFをセットし、
処理を終了する。
【0052】すなわち、両識別コードID1,ID2が不
一致の場合は、他の送信機4からの信号を受信等した
か、あるいは悪意の者が作成した模造信号を受信した場
合である。また、送信毎に自動的に歩進するコード用カ
ウンタ25のカウンタ値CVが前回より増大していない
場合は、プログラマブルリモートコントローラによって
操作信号が複製された場合等である。なぜなら、複製時
点でカウンタ値CVは固定されてしまい、自動的に歩進
しないためである。
【0053】従って、これらステップ26,27で「N
O」と判定したときは、不正使用等を見なしてエラー処
理を行うようになっている。なお、カウンタ値CVが増
大しない場合のみ、あるいは識別コードが一致しない場
合のみのいずれか一方だけでエラー処理を行う構成とし
てもよい。
【0054】そして、ステップ29では、状態検出スイ
ッチ18の出力信号を読み出し、ドアロックが施錠状態
か否かを判定する。そして、施錠されているときはステ
ップ30に移ってドアロック機構17に解錠信号を出力
し、既に解錠されているときはステップ31に移ってド
アロック機構17に施錠信号を出力し、受信処理を終了
する。このステップ29によるドアロック状態の検出に
より、単一の手動スイッチ7による施錠,解錠を交互に
繰り返すことができる。
【0055】かくして、このように構成される本実施例
によれば、操作の際に必然的に操作され、かつ毎回微妙
に相違する手動スイッチ7の操作時間に着目し、この操
作時間を外部の不確実要素として取り入れて、乱数Rを
生成する構成としたため、不規則な乱数列を容易に、か
つ速やかに得ることができる。
【0056】また、送信側識別コードID1とカウント
値CVとを乱数Rによって並べ替える構成のため、操作
時間による乱数Rの不規則性が担保されることにより、
操作信号を複数回モニタされた場合でも、暗号化信号中
の送信側識別コードID1やカウンタ値CVを解読する
のが事実上困難となり、防盗性を大幅に向上することが
できる。
【0057】さらに、前回の操作時に生成した乱数R
n-1を用いて暗号化信号を形成する構成としたため、手
動スイッチ7を操作した後、速やかに操作信号を送信す
ることができ、使い勝手を高めることができる。
【0058】また、本実施例では、計時用カウンタ20
が計数した計数値のうち最下位の桁20A1の内容を乱
数Rとして選択し、手動スイッチ7が最低操作時間t
minだけ操作された場合でも、この最下位の桁20A1
複数回オーバーフローさせる構成としたため、不規則な
乱数Rを確実に得ることができる。
【0059】次に、図9に基づき本発明の第2の実施例
について説明する。なお、本実施例では、上述した第1
の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。本実施例の特徴は、手動スイ
ッチ7の操作状態として操作時の圧力に着目し、この押
圧力を外部の不確実要素として利用する構成とした点に
ある。
【0060】すなわち、図9は本実施例に係る遠隔操作
装置のブロック構成図であって、送信機4には第1の実
施例で述べた計時用カウンタ20に替えて、乱数生成手
段としての圧力センサ41が設けられている。この圧力
センサ41は、例えば半導体歪みゲージ式圧力センサと
して構成され、送信機4のケーシング5内に設けられて
いる。手動スイッチ7がメンブレンスイッチである場合
を例に挙げて、より具体的に説明すると、この圧力セン
サ41は、手動スイッチ7をオン操作するときに発生す
る圧力を検出すべく、下側電極が形成された下側シート
の表面等に設けられている。そして、この圧力センサ4
1が、手動スイッチ7の操作時に生じた圧力を検出して
乱数設定部21に出力すると、この乱数設定部21は、
第1の実施例で述べた如く、毎回微妙に変化し易い圧力
値の下位の桁の値を乱数Rとして選定するようになって
いる。
【0061】このように構成される本実施例でも、手動
スイッチ7の操作時に生じる操作圧力は、年齢、性別、
性格、体調等の種々の要因で変化する不確実なものであ
るため、容易、かつ速やかに乱数を得ることができる。
なお、前記第1の実施例で述べた計時用カウンタ20を
加えて、操作時間と操作圧力との双方に基づいて、すな
わち両数値の和、差、積等から乱数を生成する構成とし
てもよい。
【0062】次に、図10に基づき本発明の第3の実施
例について説明する。なお、本実施例では、上述した第
1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。本実施例の特徴は、第1の
実施例で述べたコード用カウンタ25に替えて、コード
用タイマ51を用い、経時変化するタイマ値TMRを用
いる構成とした点にある。
【0063】すなわち、コード用タイマ51は、例えば
秒、分、時間、日等の日時、あるいは内部クロック信号
に同期して累進する電気信号等の経時変化するタイマコ
ードとしてのタイマ値TMRを転置部23に出力する。
【0064】一方、受信機12には、第1の実施例で述
べたカウンタ値メモリ32、カウンタ値比較部33に替
えて、タイマ値メモリ52(図中では「TMRメモリ」
と略記する)、タイマ値比較部53(図中では「TMR
比較部」と略記する)とが設けられている。このタイマ
値メモリ52は、逆転置部28で分離されたタイマ値T
MRを記憶するものである。また、タイマ値比較部53
は、暗号化信号から分離抽出されたタイマ値TMRと前
回の受信時にタイマ値メモリ52によって記憶された前
回のタイマ値TMRn-1とを比較し、今回のタイマ値T
MRが前回のタイマ値TMRn-1よりも時間的に進んで
いる場合にのみ、アンドゲート34に信号を出力するも
のである。なお、両タイマ値TMR,TMRn-1の比較
は、時間的に進んでいるか否かに限らず、両タイマ値T
MR,TMRn-1が実質的に一致するか否かを基準に行
ってもよい。
【0065】このように構成される本実施例でも、送信
側識別コードID1と経時変化するタイマ値TMRと
が、手動スイッチ7の操作時間に基づいて設定される乱
数Rによりランダムに並べ替えられるので、プログラマ
ブルリモートコントローラによって操作信号を傍受、複
製した場合でも、この暗号化信号の解読を阻止すること
ができ、第1の実施例と同様の効果を奏する。
【0066】なお、前記各実施例では、送信側識別コー
ドID1とカウンタ値CVあるいはタイマ値TMRとを
乱数Rに基づいて並べ替えることにより、暗号化信号を
得るものとして述べたが、必ずしも送信の度に変化する
カウンタ値CVあるいはタイマ値TMRを用いて暗号化
を行う必要はない。
【0067】すなわち、例えば、一度使用した乱数を受
信機12側で記憶しておき、この使用済み乱数が含まれ
る操作信号によっては制御信号を出力しないように構成
することもできる。この場合、乱数生成の基礎となるビ
ット数を増大させて、数万回の遠隔操作に対応した分だ
け乱数を発生させる構成としてもよいし、あるいは、一
連の乱数を全て使用した後は、使用禁止を解除して再び
乱数表を使用可能とする構成にしてもよい。
【0068】実施例に即して乱数再使用の構成を具体的
に述べると、最下位の桁20A1は4ビットであるか
ら、16種類の乱数Rを得ることができる。従って、こ
の16種類の乱数Rを全て使用するまでは、乱数表29
から一度使用した乱数に基づく並べ替えを読み出せない
ように禁止処理を行い、16種類全ての乱数Rを使用し
た後は、この禁止処理を解除する構成とすればよい。こ
のような構成では、理論上、完全な防盗性を得ることは
できない。しかし、悪意の者が16種類全ての乱数Rを
傍受、複製するには、多大な危険をおかさねばならない
ため、不正行為の抑止力としての効果は高く、実用上の
問題はないばかりか、装置の全体構成を簡素化すること
ができる。
【0069】また、前記第1,第3の実施例では、計時
用カウンタ20がカウントしたパルス数に基づいて手動
スイッチ7の操作時間を計測する場合を例示したが、こ
れに替えて、分解能が1μs等のタイマを計時手段とし
て用いてもよい。
【0070】さらに、前記各実施例では、手動スイッチ
7の操作状態として、操作時間と操作圧力との2つのパ
ラメータを例示したが、本発明はこれに限らず、例えば
手動スイッチ7の表面に一対の電極を蒸着等によって形
成し、この電極間の電気抵抗を計測して、この指先の抵
抗値を操作状態のパラメータに利用してもよい。
【0071】また、前記各実施例では、遠隔操作装置と
して自動車用のキーレスシステムを例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、工場や家屋等のドアロック
システム、産業機械等のロックシステム、家庭電気製品
のリモートコントロールシステム等の他の遠隔操作装置
にも広く適用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明に係る遠隔
操作装置によれば、毎回微妙に異なる手動スイッチの操
作状態に応じて乱数を生成する構成としたため、特別な
乱数発生器や演算式を用いることなく、不確実、不規則
な乱数を容易に、速やかに得ることができる。
【0073】また、このようにして得られた乱数によ
り、送信側識別コードと送信の度に変化するカウンタコ
ードあるいはタイマコードとを並べ替えて暗号化する構
成としたため、悪意の者が暗号化信号を傍受、複製した
場合でも、暗号化信号の解読を阻止することができる。
【0074】さらに、前回の手動スイッチの操作によっ
て得られた乱数を用いて暗号化する構成としたため、速
やかに暗号化信号を形成することができ、使い勝手を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る遠隔操作装置を自
動車に用いた場合を示す外観構成図である。
【図2】送信機と受信機との回路構成を示す回路構成図
である。
【図3】送信機と受信機のブロック構成図である。
【図4】手動スイッチの操作時間と頻度との関係を示す
特性図である。
【図5】計時用カウンタの構成を示す構成説明図であ
る。
【図6】乱数によってコードを並べ替える状態を示す説
明図である。
【図7】送信機によって行われる送信処理を示すフロー
チャートである。
【図8】受信機によって行われる受信処理を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の第2の実施例に係る遠隔操作装置のブ
ロック構成図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る遠隔操作装置の
ブロック構成図である。
【符号の説明】
4…送信機 6…送信部(送信手段) 7…手動スイッチ 12…受信機 13…受信部(受信手段) 17…ドアロック機構(制御対象) 23…転置部(暗号化手段) 27…乱数識別部(暗号解読手段) 28…逆転置部(暗号解読手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/02 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動スイッチを操作することにより送信
    側識別コードを含む操作信号を送信する送信機と、この
    送信機から送られた操作信号中の送信側識別コードと受
    信側識別コードとを照合して制御対象への制御信号を出
    力する受信機とからなる遠隔操作装置において、 前記送信機は、手動スイッチの操作状態に応じて乱数を
    生成する乱数生成手段と、該乱数生成手段の乱数により
    定まる所定の順序で送信側識別コードを並べ替えて暗号
    化信号を形成する暗号化手段と、この暗号化信号を含む
    操作信号を送信する送信手段とを備え、 前記受信機は、操作信号を受信する受信手段と、この操
    作信号中の暗号化信号から前記乱数に基づいて送信側識
    別コードを識別する暗号解読手段と、この解読された送
    信側識別コードと受信側識別コードとを比較し、両コー
    ドが一致したときに制御信号を出力する判定手段と、 を備えたことを特徴とする遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】 手動スイッチを操作することにより送信
    側識別コードを含む操作信号を送信する送信機と、この
    送信機から送られた操作信号中の送信側識別コードと受
    信側識別コードとを照合して制御対象への制御信号を出
    力する受信機とからなる遠隔操作装置において、 前記送信機は、手動スイッチの操作状態に応じて乱数を
    生成する乱数生成手段と、送信毎に歩進する送信側カウ
    ンタコードを発生するカウンタコード発生手段と、前記
    乱数生成手段の乱数により定まる所定の順序で送信側識
    別コードと送信側カウンタコードとを並べ替えて暗号化
    信号を形成する暗号化手段と、この暗号化信号を含む操
    作信号を送信する送信手段とを備え、 前記受信機は、操作信号を受信する受信手段と、この操
    作信号中の暗号化信号から前記乱数に基づいて送信側識
    別コードと送信側カウンタコードとを識別する暗号解読
    手段と、この解読された送信側識別コード及び送信側カ
    ウンタコードと受信側識別コード及び受信側カウンタコ
    ードとをそれぞれ比較し、送信側識別コードと受信側識
    別コードとが一致し、かつ送信側カウンタコードが受信
    側カウンタコードに適合したときに制御信号を出力する
    判定手段と、 を備えたことを特徴とする遠隔操作装置。
  3. 【請求項3】 手動スイッチを操作することにより送信
    側識別コードを含む操作信号を送信する送信機と、この
    送信機から送られた操作信号中の送信側識別コードと受
    信側識別コードとを照合して制御対象への制御信号を出
    力する受信機とからなる遠隔操作装置において、 前記送信機は、手動スイッチの操作状態に応じて乱数を
    生成する乱数生成手段と、経時変化する送信側タイマコ
    ードを発生するタイマコード発生手段と、前記乱数生成
    手段の乱数により定まる所定の順序で送信側識別コード
    と送信側タイマコードとを並べ替えて暗号化信号を形成
    する暗号化手段と、この暗号化信号を含む操作信号を送
    信する送信手段とを備え、 前記受信機は、操作信号を受信する受信手段と、この操
    作信号中の暗号化信号から前記乱数に基づいて送信側識
    別コードと送信側タイマコードとを識別する暗号解読手
    段と、この解読された送信側識別コード及び送信側タイ
    マコードと受信側識別コード及び受信側タイマコードと
    をそれぞれ比較し、送信側識別コードと受信側識別コー
    ドとが一致し、かつ送信側タイマコードが受信側タイマ
    コードに適合したときに制御信号を出力する判定手段
    と、 を備えたことを特徴とする遠隔操作装置。
  4. 【請求項4】 前記乱数生成手段は、手動スイッチの操
    作時間を計時する計時手段と、この計時値に基づいて乱
    数を設定する乱数設定手段とから構成したことを特徴と
    する請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の遠隔操
    作装置。
  5. 【請求項5】 前記乱数生成手段は、所定のパルスを発
    生するパルス発生手段と、手動スイッチの操作が開始さ
    れてから操作が終了するまでの操作時間中に発生したパ
    ルス数を計数する計数手段と、この計数値に基づいて乱
    数を設定する乱数設定手段とから構成したことを特徴と
    する請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の遠隔操
    作装置。
  6. 【請求項6】 前記暗号化手段は、手動スイッチを前回
    操作したときに乱数生成手段が生成した乱数により定ま
    る所定の順序で暗号化信号を形成する構成としたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求
    項4又は請求項5に記載の遠隔操作装置。
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