JPH07226851A - ハーフトーン作成装置 - Google Patents

ハーフトーン作成装置

Info

Publication number
JPH07226851A
JPH07226851A JP6016167A JP1616794A JPH07226851A JP H07226851 A JPH07226851 A JP H07226851A JP 6016167 A JP6016167 A JP 6016167A JP 1616794 A JP1616794 A JP 1616794A JP H07226851 A JPH07226851 A JP H07226851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
halftone
screen angle
threshold matrix
image
threshold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6016167A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Kaji
光雄 梶
Yoshinori Ito
美紀 伊東
Akira Ito
明 伊東
Tokuo Arakawa
徳夫 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP6016167A priority Critical patent/JPH07226851A/ja
Publication of JPH07226851A publication Critical patent/JPH07226851A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 近似的に等網点ピッチのハーフトーン画像が
得られ、かつ1ページの中に、スクリーン角度の異なる
色分解版のハーフトーンを同一走査線密度で出力するこ
とのできる、安価なハーフトーン作成装置を提供するこ
とにある。 【構成】 変換器100は色分解版に対応してスクリー
ン角度(θ)が設定された入力多値画像データを該当す
るスクリーン角度(θ)に応じて画像に変形を与えるよ
うに変換する。記録位置カウンタ102はスクリーン線
数とスクリーン角度(θ)から決まる縦・横サイズを持
ち、m×n画素からなる閾値マトリックスを持つユニッ
トエリアの段違い配列上で記録位置を特定する。比較器
106はこの特定された位置の閾値マトリックスの値と
上記画像データを比較して2値化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理のハーフトー
ン作成装置に係り、特に連続調画像を記録走査線密度と
同期しない線数、任意のスクリーン角度にハーフトーン
化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は従来例のハーフトーン作成装置
の網かけの実行を示す図であり、連続調画像を網点化す
る一般的な手法を示すものである。画像の濃度値分布
は、サブユニットエリア312ごとの画素値311で代
表される。スクリーン角度45°のハーフトーンを得る
ための閾値マトリックスは、その値が中心から周辺に向
かうに従って網点形状が形成されるように大きな値とな
っている。サブユニットエリアごとの画像濃度32は画
素ごとにその位置の閾値マトリックス33の値と比較さ
れ、マトリックス値より大きい場合は「1」、小さい場
合は「0」が割付けられると、「1」の面積比が画像の
相対する部分の平均濃度を表現し、網点化画像34が得
られ、濃度分布を面積変調に変換できる。
【0003】カラー画像を印刷する場合には、一般にY
(yellow)、M(magenta )、C(cyan)、K(black
)の4色の分配版を作成し、それぞれを90°、15
°、75°、45°のスクリーン角度を有する網点画像
にして加刷し、色表現を行う。この場合に、各色分解版
のスクリーン線数は正確に同一値であることが望まし
い。
【0004】しかしながら、上記のような従来のハーフ
トーン作成装置では、閾値マトリックス画素と記録の画
素のサイズが同じでは、有理正接を持つ15°、75°
に近似するスクリーン角度のハーフトーン、90°、4
5°の4種類の網点画像の線数を同じくすることは原理
的に不可能である。
【0005】上記の処理を近似的に実現するためには、
画像データを90°を基準に±15°、45°回転させ
た後網点化し、元に戻すことも可能ではあるが、画像の
回転はコンピュータ処理が面倒であり、またコンピュー
タパワーを必要とするので、高価であるという欠点があ
る。
【0006】上記欠点を解決するために、本発明者等
は、既に、特開平4−130861号公報(以下、先行
技術1と称する)において、入力する多値画像データを
各カラーの所定のスクリーン角度に対応して主走査方向
に変形し、網点が濃度に応じて成長する閾値マトリック
スをこの所定のスクリーン角度に対応して副走査方向に
変形し、この両者を作用させて網かけを行い、その後に
主走査方向に与えた変形を元に戻すことにより、カラー
画像データの所定のスクリーン角度およびスクリーン線
数の直交網点画像を安価に、かつ単純な操作で作成でき
る「ハーフトーン作成装置」を提案した。
【0007】また、特開昭63−125058号公報
(以下、先行技術2と称する)には、原画像の走査原点
(主副走査始点)に対して走査位置座標が指定角度θ角
回転して回転座標を演算し、その回転座標とスクリーン
の特定座標との空間距離または演算式上での値に応じて
閾値を算出して原画像を2値化し、さらに黒または白の
小網点に関しては定められた形状の網点パターンに変換
して網点画像を出力する構成とすることにより、任意の
網点角度での回転座標演算と任意サイズの仮想スクリー
ン上での閾値演算を行えるようにし、これによって標準
的な網点角度で同一線数である各網点も実現できるよう
にした「画像信号処理装置」が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術1では、
閾値マトリックスのサイズがスクリーン角度にかからわ
ず、各色彩にわたり同一である。このため、先行技術1
は等スクリーン線数の分解版の網点画像(ハーフトー
ン)を得ることが困難である。
【0009】したがって、本発明の目的は、近似的に等
網点ピッチのハーフトーン画像が得られ、かつ1ページ
の中に、スクリーン角度の異なる色分解版のハーフトー
ンを同一走査線密度で出力することのできる、安価なハ
ーフトーン作成装置を提供することにある。
【0010】尚、上記先行技術2は、画像を回転すると
いう複雑な処理を行う必要があるので、高価になる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るハーフトーン作成装置は、単数または複
数の色分解版(C,M,Y,K)に対応してスクリーン
角度(θ)が設定され、濃淡がディジタル化された入力
多値画像データを該当するスクリーン角度(θ)に応じ
て画像に変形を与えるように変換する変換手段と、スク
リーン線数とスクリーン角度(θ)から決まる縦・横サ
イズを持ち、m×n画素からなる閾値マトリックスを持
つユニットエリアの段違い配列上で記録位置を特定する
記録位置特定手段と、この記録位置特定手段で特定され
た位置の閾値マトリックスの値と上記画像データを比較
して2値化する比較手段とを具備し、上記スクリーン角
度(θ)に応じてユニットエリアサイズは90°のユニ
ットエリアの一辺を基準とし、 cosθ(副走査方向)×
1/ cosθ(主走査方向)、隣接ユニットエリア列間の
段差は sinθであるようなユニットエリア配列をとるよ
うにしたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成によるハーフトーン作成装置では、ユ
ニットエリア配列は規則性を持つため、高精細記録の走
査線密度が与えられると、記録位置をユニットエリア配
列上で特定することが容易であり、その位置の閾値と比
較することにより2値化を行うことも容易である。
【0013】すなわち、記録走査のピッチと閾値マトリ
ックスの画素ピッチは非同期で、色版によりユニットエ
リアのサイズ、配列も異なるが、ユニットエリア内の分
割を同数の画素数とすることにより、カラー画像の各色
版を階調数の等しい同一スクリーン線数の直交スクリー
ン網点画像に変換できる。この場合、モノクローム画像
は1色版に相当する。
【0014】また、90°網点と45°網点画像、±1
5°網点画像を副走査方向に重ねて、色分解版の4種の
画像を1ページに出力が可能になる。記録の際に、前者
の組み合わせと後者の組み合わせでは、主走査方向の記
録密度だけを切り換えるだけでよい。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1は本発明に係るハーフトーン作成装置
の構成を示すブロック図である。図1において、変換器
100は、複数の色版(Y,M,C,K)に対応してス
クリーン角度(θ)が設定されると、濃淡がディジタル
化された入力多値画像データについて、該当するスクリ
ーン角度θに応じてユニットエリアの境界が90°とな
るように画像に変形を与える。ここで変形された画像デ
ータはメモリ101に蓄積されている。
【0017】階調数とスクリーン角度(θ)から決まる
閾値マトリックスパターンはルックアップテーブルとし
て記憶装置105に格納されている。コントロール回路
109からの駆動指令を受けて記録位置をユニットエリ
アパターン上で特定する記録位置カウンタ102は、副
走査線カウンタ107からの副走査線カウンタ信号と読
出しクロック発生回路108からの主走査方向の読出し
クロックによって次式を演算し、その演算結果を選択読
出し回路103へ閾値マトリックスの行ナンバーとして
通知する。
【0018】 T=(Yn )α+(Xm )β (mod N) t:T−1<t<Tを満足する整数値 上記選択読出し回路103はコントロール回路109か
らの閾値パターン選択信号により記憶装置105から閾
値マトリックスパターンを選択し、このパターンから記
録位置カウンタ102からの行ナンバーの閾値を読出し
て比較器106に送出する。
【0019】一方、画像信号読出回路104は、コント
ロール回路109からの読出しクロックによりメモリ1
01から画像信号を読出して、記録パルスの振幅を画像
の濃淡信号で変調する。ここで変調された記録パルスは
比較器106に送られ、選択読出し回路103からの閾
値と比較される。その比較結果は2値化ハーフトーン信
号として出力する。
【0020】尚、図1において、110は主走査クロッ
ク発生器、111は副走査クロック発生器であり、主走
査クロック発生器110の出力は読出しクロック発生回
路108及びコントロール回路109に送られ、副走査
クロック発生器111の出力は副走査線カウンタ107
及びコントロール回路109に送られる。
【0021】コントロール回路109は上記クロック発
生器110,111からの主走査クロック及び副走査ク
ロックから閾値パターン選択信号及び記録位置カウンタ
102への駆動指令を生成すると共に、読出しクロック
発生回路108から読出しクロックを受けとって画像信
号読出し回路104に送出する。
【0022】上記構成において、コントロール回路10
9の2値化処理プロセスを図2に示して説明する。
【0023】まず、Yn =0,Xm =0の走査線の画像
信号を読出して、nに1を加え(ステップS1 )、 T=(Yn )α+(Xm )β (mod N) より、Xm =0としてt0,1 を求め(ステップS21)、
閾値パターンのt0,1 行を選択し(ステップS22)、Y
n =nのXm =0列を2値化する(ステップS23)。同
様にして、t0,2 ,t0,3 …,t0,n について2値化処
理する。
【0024】次に、 T=(Yn )α+(Xm )β (mod N) より、Xm =1としてt1,n を求め(ステップS31)、
閾値パターンのt1,n 行を選択し(ステップS32)、Y
n =nのXm =1列を2値化する(ステップS33)。同
様にして、t2,n ,t3,n ,…について2値化処理し、
最終的に T=(Yn )α+(Xm )β (mod N) より、Xm =最終列としてtm,n を求め(ステップS4
1)、閾値パターンのtm, n 行を選択し(ステップS4
2)、Yn =nのXm =最終列を2値化する(ステップ
S43)。
【0025】以上の処理が終了した時点でYn が最終か
否か判別し(ステップS5 )、最終ならば(Yes)処
理を終了し、最終でなければ(No)次の走査線に移っ
て(ステップS6 )、ステップS1 に戻る。
【0026】上記のような2値化処理プロセスを持った
ハーフトーン作成装置において、数値例をあげてその動
作を説明する。
【0027】スクリーン線数が175線、閾値マトリッ
クスがM×N=12×12、記録走査線密度が296
9.85lines/inch、主走査記録密度が2969.85
dots/inch 、画像入力走査線密度が395.98lines/
inchとする。
【0028】45°網点の場合、副走査方向は閾値マト
リックスの行ピッチと走査線ピッチを等しくとる。この
場合、主走査方向は24ドット毎にユニットエリアの頭
が周期的にくる。
【0029】15°網点の場合、α=1.7320、β
=0.26794とすると、 T=0.732・Yn +0.26794・Xm (m
od 12) と表現される。T−1<t<Tを満たす整数値tにより
マトリックスの行を選択する。この場合、主走査方向は
閾値マトリックスに同期した2028.44dots/inch
とし、予め画像信号で振幅変調しておく。
【0030】0°網点の場合、α=0.7071、β=
0とすると、 T=0.7071・Yn (mod 12) S表現される。T−1<t<Tを満たす整数値tにより
マトリックスの行を選択する。この場合、主走査記録密
度は、2100.00または2969.85dots/inch
とし、予め画像信号で振幅変調しておく。
【0031】次に、画像データの変形について図3を参
照して説明する。図3(a)は変形前、図3(b)は変
形後の一例を示している。この例の変形は次式によるも
のである。
【0032】cotφ= tanθ+ cotθ ここで、θ=0°の場合、 cosφ= cot0°となるか
ら、φ=0°である。また、θ=45°の場合、 cotφ
=2、 tanφ=0.5となるから、φ=26.565°
である。さらにθ=±15°の場合、 cotφ=±2/ s
in30°=±4より tanφ=±1/4となるから、φ=
14.04°である。
【0033】次に、ユニットエリアの整形について、図
4を参照して説明する。図4(a)は整形前後、図4
(b)は整形後の各ユニットエリアの関係を示してい
る。この例は各列を一定値の段違い配列に整形するもの
で、aは主走査方向サイズ、bは副走査方向サイズ、c
は段差を示している。ここで、 a=1/ cosθ b= cosθ c= sinθ=a・ tanφ と表される。
【0034】例えば、θ=45°の場合、a=√2=
1.414213、b=√2/2=0.707106、
c=√2/2→0(段差なし)となる。また、θ=±1
5°の場合、a=1.0352759、b=0.965
926、c=0.258819=a/4となる。
【0035】次に、閾値マトリックスの作成について、
図5を参照して説明する。図5(a)は90°網点の閾
値マトリックス、図5(b)は分割後のマトリックス構
成を示している。この閾値マトリックスの作成は、a×
bのサイズにかかわらず、8×8、12×12、20×
20に分割することで行われる。閾値は50%で隣接ユ
ニットエリアと接続がうまくいくように調整される。
【0036】次に、tナンバー(閾値パターン行番号)
の選択について、図6を参照して説明する。まず、ユニ
ットエリアの閾値パターンをM×Nとする。記録走査線
ピッチをpとしてα=p/(b/N)よりが求まる。
【0037】ここでXm =0の列を記録する場合、 T=α・Yn (mod N) のTをカウントする(Yn =1,2,…)。また、T−
1<t0,n <Tが成立する整数をt0,n とし、t0,n
目の閾値パターン列を選択し、画像データと比較して2
値化を行う。
【0038】また、Xm =2の列を記録する場合、 β=c/b T=α・Yn +β・2 (mod N) よりTを求める。また、T−1<t2,n <T(t2 :整
数)を満足するt2,n を求め、Xm =2列の部分をt
2,n 行目の閾値パターンと比較して2値化を行う。
【0039】同様に、Xm =m列を記録する場合、 T=α・Yn +mβ (mod N) (Yn =1,
2,…) よりTを求める。また、T−1<tm,n <T(tm :整
数)を満足するtm,n を求め、Xm =m列の部分をt
m,n 行目の閾値パターンと比較して2値化を行う。
【0040】上記の場合、閾値パターンの行ナンバー選
択と記録走査位置は非同期であるが、α,βが与えられ
るとそれぞれの記録位置における閾値パターンは一意的
に決まる。
【0041】次に、記録信号の2値化について、図7を
参照して説明する。
【0042】まず、Yn =0の走査線でXm =0のユニ
ットエリア列を記録する場合、位置(0,0)で閾値マ
トリックスの行ナンバーl=t0,0 を選択し、画像の濃
淡値をtn 行の閾値と比較して2値化する。
【0043】次に、Yn =nの走査線において、Ym =
mのユニットエリア列を記録する場合には、位置(m,
n)でT=α・Yn +β・Xm から閾値マトリックスの
行ナンバーl=Tm,n を選択し、2値化する。
【0044】具体的に数値例について考えてみる。
【0045】ここでは、網点:175線、閾値マトリッ
クス:M×N=12×12、記録走査線密度が296
9.85(約3000)lines/inch、主走査記録密度:
2969.85(約400)lines/inch、画像入力走査
線密度が395.98lines/inch(=15.589本/
mm)とする。
【0046】45°網点の場合、図8に示す画像は図9
に示すように変換される。このときのs,a,bはそれ
ぞれ以下のようになる。
【0047】s=(1/175)”=0.145mm a=(√2/175)”=0.205263mm b=(√2/(2×175))”=0.102631mm また、このときの主走査記録密度は2969.85/2
=1484.925(約1500)lines/inchとなる。
【0048】15°網点の場合、図8に示す画像は図1
0に示すように変換される。このときのs,a,b,c
はそれぞれ以下のようになる。
【0049】s=(1/175)”=0.145mm a=(1/175)”×1/ cos15°=0.1502
6mm b=(1/175)”× cos15°=0.1402mm c=(1/175)”× sin15°=0.037565
7mm また、このときのα,βはそれぞれ以下のようになる。
【0050】α=0.7320 β=0.267944 さらに、閾値マトリックスの行について考えると、 p=0.102631/12=0.00855258mm b/12=0.1402/12=0.0116833mm c/12=0.0375657/12=0.00313
047mm となる。
【0051】このように、上記構成によるハーフトーン
作成装置では、ユニットエリア配列は規則性を持つた
め、高精細記録の走査線密度が与えられると、記録位置
をユニットエリア配列上で特定することが容易であり、
その位置の閾値と比較することにより2値化を行うこと
も容易である。
【0052】すなわち、記録走査のピッチと閾値マトリ
ックスの画素ピッチは非同期で、色版によりユニットエ
リアのサイズ、配列も異なるが、ユニットエリア内の分
割を同数の画素数とすることにより、カラー画像の各色
版を階調数の等しい同一スクリーン線数の直交スクリー
ン網点画像に変換できる。この場合、モノクローム画像
は1色版に相当する。
【0053】また、90°網点と45°網点画像、±1
5°網点画像を副走査方向に重ねて、色分解版の4種の
画像を1ページに出力が可能になる。記録の際に、前者
の組み合わせと後者の組み合わせでは、主走査方向の記
録密度だけを切り換えるだけでよい。
【0054】したがって、上記構成によれば、近似的に
等網点ピッチのハーフトーン画像が得られ、かつ1ペー
ジの中に、スクリーン角度の異なる色分解版のハーフト
ーンを同一走査線密度で出力することができる。
【0055】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、近似
的に等網点ピッチのハーフトーン画像が得られ、かつ1
ページの中に、スクリーン角度の異なる色分解版のハー
フトーンを同一走査線密度で出力することのできるハー
フトーン作成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハーフトーン作成装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】同実施例のコントロール回路の2値化処理プロ
セスを示すフローチャートである。
【図3】同実施例の画像データの変形について説明する
ための図で、(a)は変形前、図3(b)は変形後の一
例を示している。
【図4】同実施例のユニットエリアの整形について説明
するための図で、(a)は整形前後、(b)は整形後の
各ユニットエリアの関係を示している。
【図5】同実施例の閾値マトリックスの作成について説
明するための図で、(a)は90°網点の閾値マトリッ
クス、(b)は分割後のマトリックス構成を示してい
る。
【図6】同実施例の閾値パターン行番号の選択について
説明するための図である。
【図7】同実施例の記録信号の2値化について説明する
ための図である。
【図8】同実施例で具体的な変換例を説明するための画
像例を示す図である。
【図9】図8の画像を45°網点画像に変換した時の画
像を示す図である。
【図10】図8の画像を15°網点画像に変換した時の
画像を示す図である。
【図11】従来のハーフトーン作成装置の網かけの実行
を示す図である。
【符号の説明】 100 変換器 101 メモリ 102 記録位置カウンタ 103 選択読出し回路 104 画像信号読出し回路 105 記憶装置 106 比較器 107 副走査線カウンタ 108 読出しクロック発生回路 109 コントロール回路 110 主走査クロック発生器 111 副走査クロック発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 徳夫 東京都港区西新橋三丁目20番4号 日本電 気エンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単数または複数の色分解版(C,M,
    Y,K)に対応してスクリーン角度(θ)が設定され、
    濃淡がディジタル化された入力多値画像データを該当す
    るスクリーン角度(θ)に応じて画像に変形を与えるよ
    うに変換する変換手段と、 この変換手段により変換された多値画像データを対応す
    る閾値マトリックスに基づいて二値化する比較手段とを
    具備し、 前記変換手段は、前記スクリーン角度(θ)に応じてそ
    の画像の主走査方向に上下に異なるずれを与えるずれ付
    与手段と、前記スクリーン角度(θ)により決まる隣接
    列との間で段差を有するユニットエリア列を求める演算
    手段と、記録走査線毎とユニットエリア列毎に対応する
    閾値マトリックスの行番号をカウントするカウント手段
    とを備えるようにしたことを特徴とするハーフトーン作
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記閾値マトリックスは、サイズがM×
    Nのとき、各色分解版に対し同一のものをスクリーン角
    度(θ)に応じて平行四辺形に歪ませた後、同一画素数
    の矩形マトリックスに整形したものであり、 前記カウント手段は、記録走査線の副走査方向の位置を
    Yn 番目の走査線としてカウントする手段と、主走査方
    向の次に記録位置がXm 番目のユニット列であることを
    カウントする手段とを備え、 前記変換手段は、前記カウント手段のカウント結果か
    ら、 T=(Yn )α+(Xm )β+γ (mod N) α:走査線ピッチ/閾値マトリックスの画素の副走査方
    向ピッチ β:ユニットエリア列の段差/閾値マトリックスの画素
    の副走査方向ピッチ γ:平均値0の微小雑音(必要に応じて付加する) を演算することによってTを求め、さらにT−1<t<
    Tを満足する整数tを求め、前記閾値マトリックスのt
    行を選択して画素値と比較し二値化を行うことで、走査
    の位置により閾値マトリックスの行を演算するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のハーフトーン作成装
    置。
JP6016167A 1994-02-10 1994-02-10 ハーフトーン作成装置 Withdrawn JPH07226851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6016167A JPH07226851A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 ハーフトーン作成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6016167A JPH07226851A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 ハーフトーン作成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07226851A true JPH07226851A (ja) 1995-08-22

Family

ID=11908958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6016167A Withdrawn JPH07226851A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 ハーフトーン作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07226851A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5729663A (en) Method and apparatus for gray screening
US5689343A (en) Area mapping employing reference clusters for high quality noninteger resolution conversion with enhancement
US5107349A (en) Multiple screen frequency half-toning with one screen angle
US6081349A (en) Image processing device, image processing system, and method for generating screens for image processing
EP0808490B1 (en) Enhancement of image resolution and contrast
US5249067A (en) Method of and apparatus for producing halftone dot image
US6641241B2 (en) Method of generating halftone threshold data
US5867607A (en) Digital halftoning apparatus and method
US5060082A (en) Facsimile apparatus
JPH08116440A (ja) 階調画像2値化装置
JP2006005926A (ja) ディザマスクを生成する方法
US20030020935A1 (en) Image processing method and apparatus
JPH07212605A (ja) ハーフトーン作成装置
JP2710118B2 (ja) 画像処理装置
JPH07226851A (ja) ハーフトーン作成装置
US6266079B1 (en) Half-tone dot generation
JPH07110044B2 (ja) ハーフトーン作成装置
JP2920635B2 (ja) 画像処理装置
US5508828A (en) Apparatus and method for generating a screened reproduction of an image employing a non-periodic screen function
JP2716967B2 (ja) 画像処理装置
JP4251097B2 (ja) 画像処理装置およびプログラム
US20020060812A1 (en) Image processing method and image processing apparatus
JP4251119B2 (ja) 画像処理装置およびプログラム
JPS62284574A (ja) 画像記録装置
JP3984693B2 (ja) 画像処理装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508